JPWO2005012257A1 - インダゾール誘導体 - Google Patents

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Abstract

式(I)[式中,R1はCONR1aR1b(式中、R1a及びR1bは,同一または異なって水素原子,低級アルキル,アリール,アラルキル,または複素環基を表すか,またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって複素環基を形成する)等を,R2は水素原子,CONR2aR2b(式中,R2a及びR2bは、上記R1a及びR1bと同一の定義)等を、NR2cR2d(式中,R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子,低級アルキル,低級アルカノイル,アロイル、ヘテロアロイル、アラルキル,アルキルスルホニル又はアリールスルホニルを表す)等を表す]であわらされるインダゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩等を提供する。

Description

本発明は、抗腫瘍活性等を有するインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩に関する。
インダゾール誘導体としては、種々の化合物が知られている[特開平2−32059;WO01/53268;WO02/10137;キミヤ・ゲテロティクリシェスキーク・ソエディネニー(Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii)、7巻、957−959頁(1978年)]。
特開平2−32059においては、式(II)
{式中、R3Aは水素原子、ニトロ、NR3A13A2[式中、R3A1及びR3A2は、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル(該低級アルキルの炭素数は1〜6である)、低級アルカノイル(該低級アルカノイルの炭素数は1〜6である)等を表す]等を表し、R4Aは水素原子等を表し、Arはピリジル、置換もしくは非置換の2−オキソクロメニル[2−オキソクロメニルはそのベンゼン環上でエテニル(−CH=CH−)と結合し、2−オキソクロメニル上の置換基は炭素数1〜6の低級アルキルまたは炭素数1〜6の低級アルコキシである]または置換もしくは非置換のフェニル[該置換フェニル上の置換基Q5A1、Q5A2及びQ5A3は、同一または異なって水素原子、ハロゲン、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシ、カルボキシ、炭素数1〜6の低級アルキル、炭素数1〜6の低級アルコキシ、炭素数1〜6の低級アルコキシカルボニル、NR5A15A2(式中、R5A1及びR5A2は、前記R3A1及びR3A2と同義である)またはO(CHndNR5A35A4(式中、ndは1〜6の整数を表し、R5A3及びR5A4は、前記R3A1及びR3A2と同義である)を表すか、Q5A1〜Q5A3の任意の2つが一緒になって−O(CR5A55A6)O−(式中、末端の2つの酸素原子は、それぞれフェニル上の隣り合う炭素原子上でフェニルに結合し、R5A5及びR5A6は、同一または異なって水素原子または炭素数1〜6の低級アルキルを表すか、R5A5とR5A6が一緒になって炭素数4または5のアルキレンを形成する)を表す。但し、該置換フェニルの置換基Q5A1、Q5A2及びQ5A3は、同時に水素原子ではない]を表す}で表される化合物が開示されている。
WO01/53268においては、細胞分化抑制作用を有する、式(III)
[式中、R5BはCH=CH−R5B1(式中、R5B1は置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の複素環基等を表す)を表し、R3Bはアルキル、アリール、CH=CH−R5B2(式中、R5B2は置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール等を表す)等を表す]で表される化合物が開示されている。
WO02/10137においては、c−jun N末キナーゼ(c−jun N−terminal Kinase、JNK)阻害活性を有する、式(IV)
[式中、R5CはCH=CH−R5C1(式中、R5C1は置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール等を表す)を表し、R3Cはハロゲン、ヒドロキシ、アミノ等を表す]で表される化合物が開示されている。
また、文献[キミヤ・ゲテロティクリシェスキーク・ソエディネニー(Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii)、7巻、957−959頁(1978年)]においては、式(V)
(式中、R1Dはメトキシまたはニトロを表す)で表される化合物が開示されている。
本発明の目的は、抗腫瘍剤等として有用なインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩等を提供することにある。
本発明は、以下の(1)〜(24)に関する。
(1)式(I)
[式中、RはCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR1c1d(式中、R1cは置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表し、R1dは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)を表し、
は水素原子、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、CONR2a2b(式中、R2a及びR2bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR2a及びR2bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR2c2d(式中、R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換のヘテロアロイル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表す)を表す]で表されるインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
(2)RがCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子または置換もしくは非置換の低級アルコキシである前記(1)記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
(3)RがNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが置換もしくは非置換の低級アルコキシである前記(1)記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
(4)RがCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rがハロゲンまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである前記(1)記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
(5)RがNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子である前記(1)記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
(7)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
(8)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する造血器腫瘍治療剤。
(9)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する白血病治療剤。
(10)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する骨髄腫またはリンパ腫治療剤。
(11)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する固形癌の治療剤。
(12)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤。
(13)抗腫瘍剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(14)造血器腫瘍治療剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(15)白血病治療剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(16)骨髄腫またはリンパ腫治療剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(17)固形癌の治療剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(18)乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤の製造のための、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
(19)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、腫瘍の治療方法。
(20)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、造血器腫瘍の治療方法。
(21)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、白血病の治療方法。
(22)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、骨髄腫またはリンパ腫の治療方法。
(23)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、固形癌の治療方法。
(24)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療方法。
以下、一般式(I)で表される化合物を化合物(I)という。他の式番号の化合物についても同様である。
式(I)の各基の定義において、
(i)ハロゲンとしては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が挙げられる。
(ii)低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル及び低級アルキルスルホニルの低級アルキル部分としては、例えば炭素原子数1から10の直鎖状、分枝鎖状、環状またはこれらの組み合わせからなるアルキルが挙げられ、より具体的には、
(ii−a)直鎖または分枝鎖状の低級アルキルとしては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル等を挙げることができ、
(ii−b)環状の低級アルキルとしては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、ノルアダマンチル、アダマンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.3.0]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル等を挙げることができ、
(ii−c)直鎖または分枝鎖状と環状との組み合わせからなる低級アルキルとしては、例えばシクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロオクチルエチル等を挙げることができる。
(iii)アラルキルのアルキレン部分は、前記低級アルキルの定義のうち、(ii−a)直鎖または分枝鎖状の低級アルキルから水素原子を一つ除いたものと同義である。
(iv)アリール、アロイル、アリールスルホニル及びアラルキルのアリール部分としては、例えば単環性または2つ以上の環が縮合した縮環性のアリール、より具体的には、環構成炭素原子数が6から14のアリール、例えば、フェニル、ナフチル、インデニル、アントラニル等を挙げることができる。
(v)低級アルカノイルとしては、例えば炭素原子数1〜8の直鎖、分枝鎖状、環状またはこれらの組み合わせからなる低級アルカノイル、より具体的にはホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロプロピルメチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、1−メチルシクロプロピルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル等を挙げることができる。
(vi)複素環基としては、例えば芳香族複素環基、脂環式複素環基等が挙げられ、芳香族複素環基としては、例えば単環性または2つ以上の環が縮合した縮環性の芳香族複素環基等が挙げられ、芳香族複素環基に含まれるヘテロ原子の種類及び数は特に限定されないが、例えば窒素原子、硫黄原子及び酸素原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を1つまたは2つ以上含んでいてもよく、より具体的には、環構成原子数が5〜14個の芳香族複素環基、例えばフリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プリニル、クマリニル等を挙げることができ、脂環式複素環基としては、例えば単環性または2つ以上の環が縮合した縮環性の脂環式複素環基等が挙げられ、脂環式複素環基に含まれるヘテロ原子の種類及び数は特に限定されないが、例えば窒素原子、硫黄原子及び酸素原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を1つまたは2つ以上含んでいてもよく、より具体的には、例えばピロリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジル、1,2−ジヒドロピリジル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピラゾリニル、オキサゾリニル、ジオキソラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノキサリニル、オクタヒドロキノリル、インドリニル、イソインドリニル等が挙げられる。
(vii)隣接する窒素原子と一緒になって形成される複素環基としては、例えば少なくとも1個の窒素原子を含む5員または6員の単環性脂環式複素環基(該単環性脂環式複素環基は、他の窒素原子、酸素原子または硫黄原子を含んでいてもよい)、3〜8員の環が縮合した二環または三環性で少なくとも1個の窒素原子を含む縮環性複素環基(該縮環性複素環基は、他の窒素原子、酸素原子または硫黄原子を含んでいてもよい)等が挙げられ、より具体的にはピロリジニル、ピロリドニル、ピペリジノ、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペリジノ、ホモピペラジニル、テトラヒドロピリジル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリル、インドリニル、イソインドリニル等が挙げられる。
(viii)ヘテロアロイルにおけるヘテロアリール部分は、前記複素環基(vi)における芳香族複素環基と同義である。
(ix)置換低級アルキル、置換低級アルコキシ、置換低級アルキルスルホニル及び置換低級アルカノイルにおける置換基としては、同一または異なって、例えば置換数1〜3の、
(ix−a)ヒドロキシ、
(ix−b)オキソ、
(ix−c)カルボキシ、
(ix−d)低級アルコキシ、
(ix−e)低級アルコキシカルボニル、
(ix−f)アリールスルホニル、
(ix−g)ヘテロアロイル、
(ix−h)置換もしくは非置換のアリール(該置換アリールにおける置換基は、例えば置換数1〜3のカルボキシ、低級アルコキシカルボニル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等である)、
(ix−i)置換もしくは非置換の複素環基[該置換複素環基における置換基(ix−ia)は、例えば置換数1〜3の低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルカノイル等であり、該置換複素環基が置換脂環式複素環基である場合は、該置換基はオキソであってもよい]、
(ix−j)NR6a6b[式中、R6a及びR6bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換低級アルキルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ等である)または置換もしくは非置換の低級アルカノイル(該置換低級アルカノイルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アリール等である)を表すか、またはR6a及びR6bが隣接する窒素原子と一緒になって複素環基を形成する]、
(ix−k)CONR7a7b(式中、R7a及びR7bは、それぞれ前記R6a及びR6bと同義である)、
(ix−l)低級アルコキシ低級アルコキシ等が挙げられる。
置換低級アルキル、置換低級アルコキシ、置換低級アルキルスルホニル及び置換低級アルカノイルにおける置換基の定義(ix)において、ハロゲンは前記(i)と同義であり、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル及び低級アルコキシ低級アルコキシの低級アルキル部分は、前記(ii)と同義であり、低級アルコキシ低級アルコキシのアルキレン部分は、前記低級アルキルの定義のうち、(ii−a)直鎖または分枝鎖状の低級アルキルから水素原子を一つ除いたものと同義であり、アリール及びアリールスルホニルのアリール部分は前記(iv)と同義であり、低級アルカノイルは前記(v)と同義であり、複素環基は前記(vi)と同義であり、隣接する窒素原子と一緒になって形成される複素環基は前記(vii)と同義であり、ヘテロアロイルは前記(viii)と同義である。
(x)置換アリール、置換アロイル、置換アラルキル、置換アリールスルホニル、置換ヘテロアロイル、置換複素環基及び隣接する窒素原子と一緒になって形成される置換複素環基における置換基としては、同一または異なって、例えば置換数1〜3の、
(x−a)ハロゲン、
(x−b)ヒドロキシ、
(x−c)ニトロ、
(x−d)シアノ、
(x−e)ホルミル、
(x−f)カルボキシ、
(x−g)低級アルコキシカルボニル、
(x−h)置換もしくは非置換の低級アルキル[該置換低級アルキルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、
(x−i)置換もしくは非置換の低級アルコキシ[該置換低級アルコキシにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、
(x−j)置換もしくは非置換の低級アルカノイル[該置換低級アルカノイルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、
(x−k)置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニル[該置換低級アルキルスルホニルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、
(x−l)置換もしくは非置換のアロイル[該置換アロイルにおける置換基(x−la)は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、アラルキル、アロイル、置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換低級アルキルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)、置換もしくは非置換の低級アルコキシ(該置換低級アルコキシにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)等である]、
(x−m)置換もしくは非置換のヘテロアロイル[該置換ヘテロアロイルにおける置換基は、前記(x−la)と同義である]、
(x−n)置換もしくは非置換のアリール[該置換アリールにおける置換基は、前記(x−la)と同義である]、
(x−o)置換もしくは非置換の複素環基[該置換複素環基における置換基は、前記(ix−ia)と同義である]、
(x−p)NR8a8b{式中、R8a及びR8bは、同一または異なって水素原子、モノもしくはジ低級アルキルアミノカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル[該置換低級アルキルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、置換もしくは非置換の低級アルカノイル[該置換低級アルカノイルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル[該置換低級アルコキシカルボニルにおける置換基は、前記(ix)と同義である]、置換もしくは非置換のアリール[該置換アリールにおける置換基は、前記(x−la)と同義である]、置換もしくは非置換のアロイル[該置換アロイルにおける置換基は、前記(x−la)と同義である]または置換もしくは非置換の脂環式複素環カルボニル[該置換脂環式複素環カルボニルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、アラルキル、アロイル、置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換低級アルキルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)、置換もしくは非置換の低級アルコキシ(該置換低級アルコキシにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)等である]を表すか、またはR8a及びR8bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基[該隣接する窒素原子と一緒になって形成される置換複素環基における置換基は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、アラルキル、アロイル、置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換低級アルキルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)、置換もしくは非置換の低級アルコキシ(該置換低級アルコキシにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)等である]を形成する}、
(x−q)CONR9a9b(式中、R9a及びR9bは、それぞれ前記R8a及びR8bと同義である)、
(x−r)置換もしくは非置換のアリールスルホニル[該置換アリールスルホニルにおける置換基は前記(x−la)と同義である]、
(x−s)置換もしくは非置換の低級シクロアルケニル{該置換低級シクロアルケニルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のアミノ、オキソ、モノもしくはジ低級アルキルアミノ、置換もしくは非置換の複素環基[該置換複素環基における置換基は、前記(x−la)と同義である]等が挙げられる}、
(x−t)置換もしくは非置換の脂環式複素環カルボニル[該置換脂環式複素環カルボニルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、アラルキル、アロイル、置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換低級アルキルにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)、置換もしくは非置換の低級アルコキシ(該置換低級アルコキシにおける置換基は、例えば置換数1〜3のヒドロキシ等である)等である]等が挙げられる。
置換複素環基が置換脂環式複素環基である場合の該置換基、及び隣接する窒素原子と一緒になって形成される置換複素環基における置換基は前記(x−a)〜(x−t)に加え、後記(x−u)または(x−v)であってもよい。
(x−u)オキソ
(x−v)−O(CR10a10bO−(式中、R10a及びR10bは、同一または異なって水素原子、低級アルキル等を表し、nは2または3を表し、末端の2つの酸素原子は、隣接する窒素原子と一緒になって形成される置換複素環基上の同一炭素原子上で結合する)
置換アリール、置換アロイル、置換アラルキル、置換アリールスルホニル、置換ヘテロアロイル、置換複素環基及び隣接する窒素原子と一緒になって形成される置換複素環基における置換基の定義(x)において、ハロゲンは前記(i)と同義であり、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキルスルホニル、モノもしくはジ低級アルキルアミノ及びモノもしくはジ低級アルキルアミノカルボニルの低級アルキル部分は前記(ii)と同義であり、ジ低級アルキルアミノ及びジ低級アルキルアミノカルボニルの2つの低級アルキル部分はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、アラルキルのアルキレン部分は前記(iii)と同義であり、アリール、アラルキル、アロイル及びアリールスルホニルのアリール部分は前記(iv)と同義であり、低級アルカノイルは前記(v)と同義であり、複素環基は前記(vi)と同義であり、隣接する窒素原子と一緒になって形成される複素環基は前記(vii)と同義であり、ヘテロアロイルにおけるヘテロアリール部分は前記(viii)と同義であり、脂環式複素環カルボニルにおける脂環式複素環基部分は前記複素環基(vi)における脂環式複素環基と同義であり、低級シクロアルケニルとしては、例えば炭素原子数4から8のシクロアルケニル、より具体的にはシクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル等が挙げられる。
化合物(I)の薬理学的に許容される塩としては、薬理学的に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が挙げられる。酸付加塩としては塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩等が挙げられ、アンモニウム塩としてはアンモニウム、テトラメチルアンモニウム等の塩が挙げられ、有機アミン付加塩としてはモルホリン、ピペリジン等の付加塩が挙げられ、アミノ酸付加塩としてはリジン、グリシン、フェニルアラニン等の付加塩が挙げられる。
造血器腫瘍は、例えば血球細胞等における腫瘍を指し、これらに基づく病態としては具体的には慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病等の白血病、多発性骨髄腫等の骨髄腫、リンパ腫等が挙げられる。
次に化合物(I)の製造法について説明する。
なお、以下に記載の反応工程、構造式、表等におけるMe、Et、Pr、Pr、Bu、Bu、Phはそれぞれメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、フェニルを意味する。また、以下に記載の反応工程における各基の定義は、特に断らない限り、前記それぞれの基の定義と同義である。
また、以下に示す製造法において、定義した基が実施方法の条件下で変化するか、または方法を実施するのに不適切な場合、有機合成化学で常用される保護基の導入及び脱離方法[例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス第3版(Protective Groups in Organic Synthesis,third edition)、グリーン(T.W.Greene)著、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インコーポレイテッド(John Wiley & Sons Inc.)(1999年)]等を用いることにより、目的化合物を得ることができる。また、必要に応じて置換基導入等の反応工程の順序を変えることもできる。
化合物(I)は、以下の反応工程に従い製造することができる。
製造法1
化合物(I)は、公知の方法[例えば、ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、52巻、19頁(1987年);カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー(Can.J.Chem.)、51巻、792頁(1973年)]に準じて得られる化合物(A)から、下記の工程によって製造することができる。
(式中、Xは塩素、臭素またはヨウ素の各原子を表し、R及びRはそれぞれ前記と同義である)
工程1
化合物(A)を、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン(THF)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等の溶媒中またはそれらの混合溶媒中、塩基存在下、化合物(B)と反応させることにより、化合物(I)を得ることができる。
塩基としては、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム等が用いられる。化合物(A)に対して、化合物(B)及び塩基はそれぞれ1〜10当量用いるのが好ましい。反応は通常0〜100℃の間の温度で行われ、1〜72時間で終了する。
製造法2
化合物(I)のうち、RまたはR部分に特定の官能基を有する化合物(Ia)は、製造法1または公知の方法(例えば、特開平2−32059参照)に準じて得られるRまたはR部分に他の官能基を有する化合物(C)から、下記の工程によっても製造することができる。
なお、下記の工程において化合物(Ia)等と示す全ての化合物が化合物(I)の範囲に含まれるわけではないが、便宜上、化合物(Ia)と表す。また、下記の工程2−1〜2−5において化合物(C)と表記された化合物であっても、化合物(I)に含まれる化合物もある。
(式中、R1e、R1f、R2e及びR2fは、それぞれ下記の各工程2−1〜2−5で定義する基を表す。ただし、下記の各工程2−1〜2−5で特に定義のない場合は、R1e及びR1fはR、R2e及びR2fはRと同義である)
工程2−1
(工程2−1においては、R1e、R2eのうち少なくとも1つは低級アルコキシカルボニルであり、R1f、R2fのうち少なくとも1つはカルボキシである)
化合物(C)を水中、または水とメタノール、エタノール、THF等との混合溶媒中、水酸化ナトリウム等の塩基または塩酸等の酸存在下、加水分解に付すことにより、化合物(Ia)を得ることができる。
化合物(C)に対して、酸または塩基は0.1〜10当量用いるのが好ましい。反応は通常20〜100℃の間の温度で行われ、1〜24時間で終了する。
工程2−2
(工程2−2においては、R1e、R2eのうち少なくとも1つはニトロであり、R1f、R2fのうち少なくとも1つはアミノである)
化合物(C)を水、エタノール等の溶媒中、もしくはそれらの混合溶媒中または無溶媒で、濃塩酸、酢酸等の酸存在下、スズ、鉄等の還元剤で処理するか、または水、メタノール、エタノール、THF、DMF等の溶媒中もしくはそれらの混合溶媒中、パラジウム炭素、二酸化白金、ラネーニッケル等の触媒存在下、水素雰囲気下もしくはヒドラジン水和物、ギ酸アンモニウム等の水素供与体存在下、還元反応に付すことにより、化合物(Ia)を得ることができる。
化合物(C)に対して、濃塩酸、酢酸等の酸は1〜100当量、スズ、鉄等の還元剤は1〜20当量用いるのが好ましい。化合物(C)に対して、触媒は0.5〜100重量%、水素供与体は1〜100当量用いるのが好ましい。反応は通常0〜100℃の間の温度で行われ、1〜72時間で終了する。
工程2−3
[工程2−3においては、R1e、R2eのうち少なくとも1つはカルボキシであり、R1f、R2fのうち少なくとも1つはCONR1011(式中、R10及びR11はそれぞれ前記R1a及びR1bと同義である)である]
化合物(C)をジクロロメタン、THF、1,4−ジオキサン、DMF、N−メチルピペリドン等の溶媒中またはそれらの混合溶媒中、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ポリマーバウンド−1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、トリフェニルホスフィンオキシド・トリフルオロメタンスルホン酸無水物等の縮合剤、及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシコハク酸イミド等の活性化剤存在下、HNR1011(式中、R10及びR11はそれぞれ前記と同義である)で表される化合物(V)と反応させることにより、化合物(Ia)を得ることができる。
化合物(C)に対して、縮合剤、活性化剤及び化合物(V)はそれぞれ1〜20当量用いるのが好ましい。反応は通常−20〜80℃の間の温度で行われ、30分間から24時間で終了する。なお化合物(V)の種類によっては、あらかじめ活性化剤と混合することにより塩を調製してから反応に用いることもできる。
工程2−4
[工程2−4においては、R1e、R2eのうち少なくとも1つはアミノであり、R1f、R2fのうち少なくとも1つはNHSO12(式中、R12は置換もしくは非置換の低級アルキルまたは置換もしくは非置換のアリールを表す)である]
12の定義において、低級アルキル及びアリールはそれぞれ前記(ii)及び(iv)と同義である。置換低級アルキルにおける置換基及び置換アリールにおける置換基は、それぞれ前記(ix)及び(x)と同義である。
化合物(C)をジクロロメタン、THF、1,4−ジオキサン、DMF、N−メチルピペリドン等の溶媒中またはそれらの混合溶媒中、トリエチルアミン、ピリジン、p−ジメチルアミノピリジン、ポリビニルピリジン、4−モルホリノメチルポリスチレン、4−ピペリジノポリスチレン等の塩基存在下、R12SOCl(式中、R12は前記と同義である)で示される化合物(VI)または(R12SOO(式中、R12は前記と同義である)で示される化合物(VII)と反応させることにより、化合物(Ia)を得ることができる。
化合物(C)に対して、塩基、化合物(VI)または化合物(VII)はそれぞれ1〜20当量用いるのが好ましい。反応は通常−20〜80℃の間の温度で行われ、30分間から24時間で終了する。
工程2−5
[工程2−5においては、R1e、R2eのうち少なくとも1つはハロゲンを含む置換基を表し、R1f、R2fのうち少なくとも1つはカルボキシを含む置換基を表す。ここでハロゲンは、前記(i)と同義である]
化合物(C)をTHF等の溶媒中、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウム等の強塩基で処理した後、気体もしくは固体の二酸化炭素等を反応させることにより、化合物(Ia)を得ることができる。
化合物(C)に対して、強塩基は1〜10当量、二酸化炭素は1〜200当量用いるのが好ましい。反応は通常−80〜30℃の間の温度で行われ、1〜24時間で終了する。
化合物(I)及び原料化合物におけるRまたはRに含まれる官能基の変換は、上記工程以外にも公知の他の方法[例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、R.C.ラロック(larock)著、(1989年)]によっても行うことができる。
上記の方法を適宜組み合わせて実施することにより、所望の位置に所望の官能基を有する化合物(I)を得ることができる。
上記製造法における生成物の単離、精製は、通常の有機合成で用いられる方法、例えば濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、結晶化、各種クロマトグラフィー等を適宜組み合わせて行うことができる。また、中間体においては、特に精製することなく次の反応に供することも可能である。
化合物(I)には、位置異性体、幾何異性体または光学異性体のような異性体が存在し得るが、可能な異性体及び該異性体のいかなる比率における混合物も本発明で使用されるか本発明に包含される。
化合物(I)の塩を取得したい場合には、化合物(I)が塩の形で得られるときはそのまま精製すればよく、また遊離の形で得られるときは適当な溶媒に化合物(I)を溶解または懸濁し、酸または塩基等を加えて塩を形成させればよい。
また、化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、それら付加物も本発明に包含される。
以下、第1表に、本発明の化合物の具体例を示すが、本発明の範囲はこれらの化合物に限定されることはない。
次に、化合物(I)の薬理作用について試験例で説明する。
試験例:白血病細胞株及び固形癌細胞株に対する細胞増殖抑制活性
ヒト急性骨髄性白血病細胞株MV−4−11、ML−1、ヒト慢性骨髄性白血病細胞株K562に対する試験化合物の細胞増殖抑制率(%)の測定を以下の方法で実施した。
各細胞の培養には、10%牛胎児血清(ギブコ社、カタログ番号10437−028)及び1%ペニシリン/ストレプトマイシン(1:1)(ギブコ社、カタログ番号15140−122)を含むRoswell Park Memorial Institute’s Medium(RPMI)1640培地(ギブコ社、カタログ番号11875−093)を使用した。7.5×10個/mLに調製したMV−4−11細胞(ML−1細胞、K562細胞では2.5×10個/mL)をTC MICROWELL 96U plate(ナルジェン・ヌンク社、カタログ番号163320)に80μLずつ播種し、37℃で4時間、5%炭酸ガスインキュベーター内において培養した。ブランクとしてRPMI培地のみを80μL添加したウェルも用意した。MV−4−11細胞、ML−1細胞及びK562細胞に対して、最終濃度が10μmol/Lとなるように調整した試験化合物のジメチルスルホキシド(DMSO)溶液を20μLずつ添加した。コントロールとブランクのウェルには最終濃度が0.1%となるようにDMSOを20μLずつ添加した。試験化合物添加後、37℃で72時間、5%炭酸ガスインキュベーター内において培養した。RPMI培地で50%に希釈したWST−1試薬{4−[3−(4−Iodophenyl)−2−(4−nitrophenyl)−2H−5−tetrazolio]−1,3−benzene disulfonate sodium salt}(ロシュ・ダイアグノスティックス社、カタログ番号1644807)を20μL加え、37℃で2時間インキュベートした後に、マイクロプレート分光光度計SPECTRA max 340PC(モレキュラーデバイス社)を用い、450nm(対照波長690nm)の吸光度を測定した。試験化合物を添加せずDMSOのみを加えたウェル(コントロール)の値を100%、RPMI培地のみのウェルの値を0%として、試験化合物を加えたウェルの相対増殖率(%)を算出し、その値を100から引いた値を試験化合物の細胞増殖抑制率(%)とした。本値が大きいほど、細胞に対する増殖抑制活性が強いことを示している。
ヒト大腸癌細胞株Colo205に対する試験化合物の細胞増殖抑制率(%)の測定を以下の方法で実施した。
細胞の培養には、10%牛胎児血清(ギブコ社、カタログ番号10437−028)及び1%ペニシリン/ストレプトマイシン(1:1)(ギブコ社、カタログ番号15140−122)を含むRoswell Park Memorial Institute’s Medium(RPMI)1640培地(ギブコ社、カタログ番号11875−093)を使用した。1.25×10個/mLに調製したColo205細胞をTC MICROWELL 96F plate(ナルジェン・ヌンク社、カタログ番号167008)に80μLずつ播種し、37℃で24時間、5%炭酸ガスインキュベーター内において培養した。ブランクとしてRPMI培地のみを80μL添加したウェルも用意した。Colo205細胞に対して、最終濃度が10μmol/Lとなるように調整した試験化合物のDMSO溶液を20μLずつ添加した。コントロールとブランクのウェルには最終濃度が0.1%となるようにDMSOを20μLずつ添加した。試験化合物添加後、37℃で72時間、5%炭酸ガスインキュベーター内において培養した。以下、前記の白血病細胞株と同様の方法で細胞増殖抑制率(%)を求めた。
各細胞増殖抑制率(%)の結果を、第2表に示す。
第2表の結果によれば、化合物(I)はヒト急性骨髄性白血病細胞株MV−4−11、ML−1、ヒト慢性骨髄性白血病細胞株K562及びヒト大腸癌細胞株Colo205に対して細胞増殖抑制活性を示した。
化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は、その薬理作用、投与目的等に応じ、そのままあるいは各種の製薬形態で使用することができる。本発明の製薬組成物は、活性成分として有効な量の化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩を薬理学的に許容される担体と均一に混合して製造できる。この担体は投与に対して望ましい製剤の形態に応じて、広い範囲の形態をとることができる。これらの製薬組成物は、経口的または注射等の非経口的投与に対して適する単位服用形態にあることが望ましい。
錠剤の調製にあたっては、例えば乳糖、マンニット等の賦形剤、デンプン等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース等の結合剤、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビット脂肪酸エステル等の界面活性剤等を常法により用いることができる。錠剤1個あたり1〜200mgの活性成分を含有する錠剤が好適である。
注射剤の調製にあたっては、水、生理食塩水、オリーブ油、落花生油等の植物油、オレイン酸エチル、プロピレングリコール等の溶剤、安息香酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、ウレタン等の可溶化剤、食塩、グルコース等の等張化剤、フェノール、クレゾール、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、クロロブタノール等の保存剤、アスコルビン酸、ピロ亜硫酸ナトリウム等の抗酸化剤等を常法により用いることができる。
化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は、経口的または注射剤等として非経口的に投与可能であり、その有効用量及び投与回数は投与形態、患者の年齢、体重、症状等により異なるが、通常一日当たり、0.01〜100mg/kgを投与するのが好ましい。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例に用いられるプロトン核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)においては、化合物及び測定条件によっては交換性水素が明瞭には観測されないことがある。尚、シグナルの多重度の表記としては通常用いられるものを用いるが、brとは見かけ上、巾広いシグナルであることを表す。
実施例1:(E)−N,N−ジメチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物1)
工程1
1H−インダゾール−3−カルボン酸(45.2g,279mmol)をTHF(500mL)に懸濁し、公知の方法[例えば、シンセシス(Synthesis)、285頁(1992年)]に準じて得られる1−ヒドロキシベンゾトリアゾールのジメチルアンモニウム塩(55.7g,308mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(58.9g,307mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をアセトン/水混合溶媒より再結晶することにより、N,N−ジメチル−1H−インダゾール−3−カルボキサミド(37.7g,71%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 3.22(s,3H),3.40(s,3H),7.24(ddd,J=1.3,6.9,8.1Hz,1H),7.40(ddd,J=1.0,6.9,8.2Hz,1H),7.48(dd,J=1.3,8.2Hz,1H),8.15(dd,J=1.0,8.1Hz,1H),10.7(brs,1H).
TOF−MS(m/z);190[M+1]
工程2
水素化リチウムアルミニウム(13.7g,36.1mmol)をTHF(500mL)に懸濁し、窒素気流下、室温で、工程1で得られたN,N−ジメチル−1H−インダゾール−3−カルボキサミド(34.2g,181mmol)のTHF(250mL)溶液を加え、30分間攪拌した。反応液に硫酸ナトリウム十水和物を加えてさらに1時間攪拌し、セライト濾過後、減圧下溶媒を留去することにより、3−ジメチルアミノメチル−1H−インダゾール(24.2g,76%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.33(s,6H),3.85(s,2H),7.16(ddd,J=1.3,6.6,7.9Hz,1H),7.38(ddd,J=1.0,6.6,8.3Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.87(dd,J=1.0,7.9Hz,1H),10.0(brs,1H).
工程3
工程2で得られた3−ジメチルアミノメチル−1H−インダゾール(25.6g,146mmol)を酢酸エチル(350mL)に溶解し、ヨウ化メチル(33.3mL,535mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。生成した沈殿を濾取することにより、ヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリメチルアンモニウム(45.0g,97%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.12(s,9H),4.91(s,2H),7.27(dd,J=7.3,8.1Hz,1H),7.45(dd,J=7.3,8.1Hz,1H),7.64(d,J=8.1Hz,1H),8.02(d,J=8.1Hz,1H),13.7(brs,1H).
TOF−MS(m/z);190[M−127]
工程4
工程3で得られたヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリメチルアンモニウム(45.0g,142mmol)をDMF(220mL)に溶解し、トリフェニルホスフィン(44.7g,170mmol)を加え、2.5時間加熱還流した。室温に冷却後、ジエチルエーテルを加えて終夜攪拌し、生成した沈殿を濾取することにより、ヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(68.3g,92%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 5.58(d,J=15.2Hz,2H),6.98(ddd,J=1.0,7.3,8.3Hz,1H),7.29(ddd,J=1.0,7.3,8.3Hz,1H),7.43(d,J=8.3Hz,1H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.64−7.85(m,15H),13.1(brs,1H).
TOF−MS(m/z);393[M−127]
工程5
工程4で得られたヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(3.20g,6.15mmol)をメタノール(60mL)に溶解し、p−ホルミル安息香酸メチル(1.00g,6.09mmol)及び炭酸カリウム(2.55g,18.5mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣を薄層クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=15/1)で精製し、さらに酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒にてトリチュレーションすることにより、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸メチル(0.87g,51%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.84(s,3H),7.21(dd,J=7.1,8.3Hz,1H),7.40(dd,J=7.1,8.3Hz,1H),7.55(d,J=8.3Hz,1H),7.55(d,J=16.5Hz,1H),7.70(d,J=6.5Hz,1H),7.84(d,J=8.1Hz,2H),7.95(d,J=8.1Hz,2H),8.19(d,J=8.3Hz,1H).
TOF−MS(m/z);279[M+1]
工程6
工程5で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸メチル(0.71g,2.54mmol)をメタノール(2.6mL)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液(1mol/L,5.00mL)を加えて1.5時間加熱還流した。減圧下メタノールを留去し、残渣を氷冷下、6mol/L塩酸にてpH3以下とし、生成した沈殿を濾取することにより、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.70g,定量的)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 7.21(dd,J=7.1,7.9Hz,1H),7.40(dd,J=7.1,8.6Hz,1H),7.55(d,J=8.6Hz,1H),7.57(d,J=16.5Hz,1H),7.70(d,J=16.5Hz,1H),7.83(d,J=8.3Hz,2H),7.94(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=7.9Hz,1H),13.2(brs,1H).
TOF−MS(m/z);265[M+1]
工程7
工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸−THF溶液(0.125mol/L,0.40mL,0.05mmol)、ジメチルアミン−THF溶液(1mol/L,0.08mL,0.08mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール−THF溶液(0.33mol/L,0.20mL,0.07mmol)及びポリマーバウンド−1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1mol/g,0.07g,0.07mmol)の混合物を室温で終夜振とうした。反応混合物を濾過後、濾液に空気を吹きつけることにより溶媒を留去し、残渣にTHF(0.6mL)、ポリビニルピリジン(0.03g,0.29mmol)及び4−クロロホルミルポリスチレン(3.5mol/g,0.03g,0.11mmol)を加えて、室温で終夜振とうした。反応混合物を濾過後、濾液に空気を吹きつけることにより溶媒を留去し、残渣にエタノール(0.5mL)及びイオン交換樹脂[Bio−Rad AG(登録商標)1X−80H form,0.15g]を加えて10分間振とう後、混合物を濾過し、樹脂をエタノールで洗浄した後、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液で吸着物を溶出した。溶出液に空気を吹きつけることにより溶媒を留去し、残渣を薄層クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=9/1)で精製することにより、化合物1(0.4mg,3%)を得た。
TOF−MS(m/z);292[M+1]
実施例2:(E)−N−(3−メチルブチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物2)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸のTHF溶液(0.125mol/L,0.40mL,0.05mmol)及びイソアミルアミン−THF溶液(1mol/L,0.08mL,0.08mmol)より、化合物2(1.2mg,7%)を得た。
TOF−MS(m/z);334[M+1]
実施例3:(E)−N−ベンジル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物3)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸のTHF溶液(0.125mol/L,0.40mL,0.05mmol)及びベンジルアミン−THF溶液(1mol/L,0.08mL,0.08mmol)より、化合物3(1.3mg,7%)を得た。
TOF−MS(m/z);354[M+1]
実施例4:(E)−N−(2−メトキシエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物4)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸−THF溶液(0.125mol/L,0.40mL,0.05mmol)及び2−メトキシエチルアミン−THF溶液(1mol/L,0.08mL,0.08mmol)より、化合物4(0.5mg,3%)を得た。
TOF−MS(m/z);322[M+1]
実施例5:(E)−N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物5)
実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.18g,0.67mmol)をTHF(4mL)に溶解し、N−(2−メトキシエチル)メチルアミン(0.11mL,1.00mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.12g,0.85mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.18g,0.92mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=25/1)で精製することにより、化合物5(0.22g,99%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.97(s,3H),3.20(brm,2H),3.31(s,3H),3.50(brm,2H),7.20(dd,J=7.3,7.9Hz,1H),7.39(m,1H),7.40(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=16.7Hz,1H),7.55(d,J=8.3Hz,1H),7.60(d,J=16.7Hz,1H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),8.19(d,J=7.9Hz,1H),13.2(brs,1H).
TOF−MS(m/z);336[M+1]
実施例6:(E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物6)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.12g,0.40mmol)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(0.07mL,0.60mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.07g,0.52mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.11g,0.57mmol)より、化合物6(0.06g,42%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.18(s,6H),2.40(t,J=6.6Hz,2H),3.31(m,2H),7.21(dd,J=7.3,7.9Hz,1H),7.39(dd,J=7.3,7.9Hz,1H),7.55(d,J=7.9Hz,1H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.65(d,J=16.8Hz,1H),7.79(d,J=8.3Hz,2H),7.85(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=7.9Hz,1H),8.38(brm,1H),13.2(brs,1H).
TOF−MS(m/z);335[M+1]
実施例7:(E)−N−{5−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−(2−モルホリノエトキシ)フェニル}メタンスルホンアミド(化合物7)
工程1
4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(6.37g,38.1mmol)のDMF(10.0mL)溶液に、炭酸カリウム(15.8g,114mmol)及び2−(N−モルホリノ)エチルクロリド塩酸塩(7.09g,38.1mmol)を加えて80℃で7時間攪拌した。室温まで冷却後、反応混液に水(40mL)を加えて酢酸エチル(100mL×4)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液で処理することにより、4−(2−モルホリノエトキシ)−3−ニトロベンズアルデヒド塩酸塩(6.07g,50%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.24−4.00(m,10H),4.78(t,J=4.7Hz,2H),7.62(d,J=8.8Hz,1H),8.22(dd,J=2.0,8.8Hz,1H),8.48(d,J=2.0Hz,1H),9.97(s,1H),11.6(brs,1H).
APCI−MS(m/z);281[M+H]
工程2
工程1で得られた4−(2−モルホリノエトキシ)−3−ニトロベンズアルデヒド塩酸塩(2.97g,9.38mmol)のジクロロメタン(10.0mL)溶液に、オルトぎ酸トリメチル(15.0mL,13.7mmol)及び10%塩化水素−メタノール溶液(5.00mL)を加えて室温で4時間攪拌した。反応溶液に炭酸カリウム(10.0g,72.4mmol)を加えて室温で5時間攪拌し、減圧下溶媒を留去した。水(50mL)を加えた後に酢酸エチル(50mL×3)にて抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に減圧下、溶媒を留去することにより、4−ジメトキシメチル−1−(2−モルホリノエトキシ)−2−ニトロベンゼン(2.98g,97%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.60(brt,J=4.7Hz,4H),2.85(t,J=5.6Hz,2H),3.32(s,6H),3.71(brt,J=4.7Hz,4H),4.25(t,J=5.6Hz,2H),5.39(s,1H),7.07(d,J=8.6Hz,1H),7.59(dd,J=2.2,8.6Hz,1H),7.93(d,J=2.2Hz,1H).
ESI−MS(m/z);327[M+H]
工程3
工程2で得られた4−ジメトキシメチル−1−(2−モルホリノエトキシ)−2−ニトロベンゼン(2.97g,9.10mmol)のエタノール(30.0mL)溶液に酸化白金(0.02g,0.10mmol)を加え、水素雰囲気下、室温で2時間攪拌した。反応混液を濾過し、減圧下、濾液の溶媒を留去することにより得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘキサン=1/1から結晶化することにより、5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)アニリン(0.70g,26%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.57(brt,J=4.7Hz,4H),2.78(t,J=5.7Hz,2H),3.30(s,6H),3.72(brt,J=4.7Hz,4H),3.91(brs,2H),4.12(t,J=5.7Hz,2H),5.25(s,1H),6.76−6.81(m,3H).
ESI−MS(m/z);297[M+H]
工程4
工程3で得られた5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)アニリン(0.27g,0.91mmol)のジクロロメタン(2.00mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(0.11mL,1.42mmol)及びピリジン(0.50mL,6.18mmol)を加えて室温で10時間攪拌した。反応溶液に塩酸(3mol/L,3.00mL)を加えて室温で20分間攪拌した後に、飽和重曹水(50ml)にて中和し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に減圧下、溶媒を留去することにより得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム、次いでメタノール/クロロホルム=1/6)にて精製することにより、3−メタンスルホニルアミノ−4−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアルデヒド(0.28g,95%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.56(brt,J=4.6Hz,4H),2.70(t,J=5.5Hz,2H),2.99(s,3H),3.80(brt,J=4.6Hz,4H),4.28(t,J=5.5Hz,2H),7.14(d,J=8.4Hz,1H),7.71(dd,J=2.0,8.4Hz,1H),8.03(d,J=2.0Hz,1H),9.91(s,1H).
ESI−MS(m/z);327[M−H]
工程5
工程4で得られた3−メタンスルホニルアミノ−4−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアルデヒド(0.27g,0.83mmol)のDMF(5.0mL)溶液に、実施例1の工程4で得られたヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(0.40g,0.77mmol)及び炭酸カリウム(0.23g,1.66mmol)を加えて室温で2時間、次いで60℃で11時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下、溶媒を留去し、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー[アミノタイプ化学結合型シリカゲルChromatorex(登録商標)NH、富士シリシア製;酢酸エチル、次いでメタノール/酢酸エチル=1/19]にて精製し、さらに酢酸エチルから結晶化することにより、化合物7(0.05g,14%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.58−2.61(m,6H),2.94(s,3H),3.87(brt,J=4.7Hz,4H),4.23(t,J=5.6Hz,2H),7.07(d,J=8.4Hz,1H),7.23−7.29(m,1H),7.39(d,J=16.5Hz,1H),7.48(d,J=16.5Hz,1H),7.40−7.51(m,3H),7.77(d,J=2.2Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,1H).
ESI−MS(m/z);443[M+H]
実施例8:(E)−5−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアミド(化合物8)
工程1
4−ヒドロキシベンズアルデヒド(10.0g,81.9mmol)のクロロホルム(100mL)溶液に臭素(4.30mL,83.5mmol)を加えて室温で2時間攪拌した。反応溶液に水(100mL)を加え、減圧下、有機層の溶媒を留去することにより、3−ブロモ−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを淡黄色固体(定量的)として得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 6.27(s,1H),7.15(d,J=8.4Hz,1H),7.78(dd,J=1.9,8.4Hz,1H),8.04(d,J=1.9Hz,1H),9.83(s,1H).
ESI−MS(m/z);199,201[M−H]
工程2
実施例7の工程1に準じて、工程1で得られた3−ブロモ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(14.3g,71.0mmol)、炭酸カリウム(20.0g,145mmol)及び2−(N−モルホリノ)エチルクロリド塩酸塩(13.5g,72.6mmol)より、3−ブロモ−4−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアルデヒド塩酸塩(10.9g,49%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.65(brt,J=4.7Hz,4H),2.91(t,J=5.6Hz,2H),3.73(brt,J=4.7Hz,4H),4.26(t,J=15.6Hz,2H),7.00(d,J=8.4Hz,1H),7.80(dd,J=2.0,8.4Hz,1H),8.08(d,J=2.0Hz,1H),9.84(s,1H).
ESI−MS(m/z);314,316[M+H]
工程3
実施例7の工程2に準じて、工程2で得られた3−ブロモ−4−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアルデヒド塩酸塩(4.08g,13.0mmol)、オルトぎ酸トリメチル(20.0mL,18.3mmol)及び10%塩化水素−メタノール溶液(10mL)より、1−ブロモ−5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンゼン(4.57g,98%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.60(brt,J=4.7Hz,4H),2.85(t,J=5.6Hz,2H),3.32(s,6H),3.71(brt,J=4.7Hz,4H),4.25(t,J=5.6Hz,2H),5.39(s,1H),7.07(d,J=8.6Hz,1H),7.59(dd,J=2.2,8.6Hz,1H),7.93(d,J=2.2Hz,1H).
ESI−MS(m/z);327[M+H]
工程4
工程3で得られた1−ブロモ−5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンゼン(3.11g,8.63mmol)のTHF(40.0mL)溶液を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(1.60mol/L,20.0mL,32.0mmol)を3分間かけて滴下し、−78℃で5分間攪拌した。ドライアイスを反応溶液に加えて室温まで昇温しながら3時間攪拌し、減圧下、反応溶液の溶媒を留去した。得られた残査に1mol/L酢酸アンモニウム水溶液(30mL)を加え、HP−20カラムクロマトグラフィー(水、次いでアセトニトリル/水=2/1)にて精製し、酢酸エチル/ヘキサン=1/1から結晶化することにより、5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)安息香酸(0.58g,21%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDOD)δ 2.64(brt,J=4.8Hz,4H),2.83(t,J=5.6Hz,2H),3.28(s,6H),3.70(brt,J=4.8Hz,4H),4.19(t,J=5.6Hz,2H),5.31(s,1H),6.95(d,J=8.4Hz,1H),7.29(dd,J=2.2,8.4Hz,1H),7.43(d,J=2.2Hz,1H).
ESI−MS(m/z);362[M+H]
工程5
工程4で得られた5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)安息香酸(0.40g,1.23mmol)のDMF(5.00mL)溶液に1−ヒドロキシベンゾトリアゾールのアンモニウム塩(0.30g,1.97mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.35g,1.84mmol)を加えて室温で35時間攪拌した。さらに減圧下、反応溶液の溶媒を留去し、塩酸(3mol/L,3.00mL)を加えて室温で1時間攪拌した。飽和重曹水(50mL)を加えて中和し、酢酸エチル(50mL×3)にて抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去することにより、5−ホルミル−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアミド(0.25g,73%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.55(brt,J=4.7Hz,4H),2.87(t,J=5.4Hz,2H),3.71(brt,J=4.7Hz,4H),4.32(t,J=5.4Hz,2H),5.80(brs,1H),7.10(d,J=8.6Hz,1H),8.04(dd,J=2.2,8.6Hz,1H),8.50(brs,1H),8.71(d,J=2.2Hz,1H),9.98(s,1H).
ESI−MS(m/z);279[M+H]
工程6
実施例7の工程5に準じて、工程5で得られた5−ホルミル−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアミド(0.20g,0.72mmol)、実施例1の工程4で得られたヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(0.38g,0.72mmol)及び炭酸カリウム(0.20g,1.45mmol)より、化合物8(0.13g,46%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.55(brt,J=4.6Hz,4H),2.84(t,J=5.4Hz,2H),3.71(brt,J=4.6Hz,4H),4.27(t,J=5.4Hz,2H),5.71(brs,1H),7.00(d,J=8.6Hz,1H),7.23−7.28(m,1H),7.40−7.51(m,2H),7.44(d,J=16.5Hz,1H),7.53(d,J=16.5Hz,1H),7.69(dd,J=2.4,8.6Hz,1H),8.04(d,J=8.1Hz,1H),8.45(d,J=2.4Hz,1H),8.62(brs,1H),10.1(brs,1H).
ESI−MS(m/z);393[M+H]
実施例9:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]}ベンゾイルモルホリン(化合物9)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(2.50g,9.47mmol)、モルホリン(1.24mL,14.2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.70g,11.2mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.54g,13.3mmol)より、化合物9(2.65g,84%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 3.50−3.80(brm,8H),6.91(d,J=3.3Hz,1H),7.45−7.54(m,6H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),8.07(d,J=8.3Hz,1H),10.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);334[M+H]
実施例10:(E)−N−(2−モルホリノエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物10)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.30g,1.14mmol)、2−モルホリノエチルアミン(0.22mL,1.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.20g,1.31mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.31g,1.62mmol)より、化合物10(0.24g,55%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.54(brt,J=4.6Hz,4H),2.64(t,J=6.0Hz,2H),3.59(q,J=5.5Hz,2H),3.76(brt,J=4.8Hz,4H),6.92(brm,1H),7.26(t,J=6.6Hz,1H),7.43(t,J=7.3Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),7.63(d,J=8.4Hz,2H),7.79(d,J=8.4Hz,2H),8.04(d,J=8.1Hz,1H).
ESI−MS(m/z);377[M+H]
実施例11:(E)−N−[2−(アセチルアミノ)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物11)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.35g,1.33mmol)、N−アセチルエチレンジアミン(0.41mL,4.01mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.23g,1.51mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.36g,1.62mmol)より、化合物11(0.30g,64%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.81(s,3H),3.19−3.31(m,4H),7.21(t,J=7.5Hz,1H),7.39(t,J=7.3Hz,1H),7.52−7.88(m,4H),7.98(brm,1H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.51(brt,J=8.1Hz,1H),13.3(brs,1H).
ESI−MS(m/z);349[M+H]
実施例12:(E)−N−メチル−5−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−(2−モルホリノエトキシ)ベンズアミド(化合物12)
工程1
実施例5に準じて、実施例8の工程4で得られた5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエトキシ)安息香酸(0.19g,0.59mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.08g,1.18mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.13g,0.85mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.18g,1.17mmol)より、N−メチル−5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド(0.16g,94%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.56(brt,J=4.6Hz,4H),2.88(t,J=5.4Hz,2H),3.05(d,J=4.8Hz,3H),3.75(brt,J=4.6Hz,4H),4.32(t,J=5.4Hz,2H),7.07(d,J=8.6Hz,1H),7.99(dd,J=2.2,8.6Hz,1H),8.43(brs,1H),8.71(d,J=2.2Hz,1H),9.97(s,1H).
APCI−MS(m/z);293[M+H]
工程2
実施例7の工程5に準じて、工程1で得られたN−メチル−5−ジメトキシメチル−2−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド(0.16g,0.54mmol)、実施例1の工程4で得られたヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(0.13g,0.85mmol)及び炭酸カリウム(0.08g,1.18mmol)より、化合物12(0.06g,25%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.56(brt,J=4.6Hz,4H),2.85(t,J=5.4Hz,2H),3.07(d,J=4.8Hz,3H),3.76(brt,J=4.6Hz,4H),4.26(t,J=5.4Hz,2H),6.98(d,J=8.6Hz,1H),7.23−7.29(m,1H),7.42(d,J=16.5Hz,1H),7.43−7.50(m,2H),7.53(d,J=16.5Hz,1H),7.65(dd,J=2.3,8.6Hz,1H),8.04(d,J=8.2Hz,1H),8.46(d,J=2.3Hz,1H),8.53(brs,1H),9.99(brs,1H).
APCI−MS(m/z);407[M+H]
実施例13:(E)−4−アセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物13)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、4−アセチルピペラジン(0.73g,5.67mmol)、1−ヒドロキシベシゾトリアゾール一水和物(0.33g,2.17mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.51g,2.66mmol)より、化合物13(0.69g,98%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.81(s,3H),3.42−3.63(brm,8H),7.22(t,J=7.2Hz,1H),7.41(t,J=7.2Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,2H),7.52−7.68(m,3H),7.80(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);375[M+H]
実施例14:(E)−N−メチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物14)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.20g,0.76mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.08g,1.19mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.20g,1.06mmol)より、化合物14(0.12g,55%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.79(d,J=4.4Hz,3H),7.21(t,J=7.2Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.50−7.88(m,7H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.42(brm,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);278[M+H]
実施例15:(E)−N,N−ジエチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド塩酸塩(化合物15)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、ジエチルアミン(0.29mL,2.80mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.51g,2.67mmol)より化合物15の遊離塩基を得、次いで化合物15の遊離塩基を酢酸(5mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。生成した沈殿を濾取することにより、化合物15(0.11g,18%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.10(brm,6H),3.27−3.37(brm,4H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.35(d,J=8.1Hz,2H),7.38(t,J=6.9Hz,1H),7.49−7.64(m,3H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),8.19(d,J=8.2Hz,1H),10.9(br,1H).
ESI−MS(m/z);320[M+H]
実施例16:(E)−4−エチレンジオキシ−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン塩酸塩(化合物16)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(0.36mL,2.81mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.51g,2.67mmol)より化合物16の遊離塩基を得、次いで実施例15に準じて、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液で処理することにより、化合物16(0.56g,76%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.61−1.71(brm,4H),4.17−4.39(brm,8H),7.20(t,J=8.1Hz,1H),7.39(t,J=8.2Hz,1H),7.41(d,J=8.1Hz,2H),7.47−7.64(m,3H),7.76(d,J=8.2Hz,2H),8.19(d,J=8.2Hz,1H),11.0(br,1H).
ESI−MS(m/z);390[M+H]
実施例17:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルエステル(化合物17)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン(0.53g,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.33g,2.17mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.51g,2.66mmol)より、化合物17(0.27g,33%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.41(s,9H),3.23−3.57(brm,8H),7.20(t,J=7.2Hz,1H),7.39(t,J=7.2Hz,1H),7.42(d,J=8.3Hz,2H),7.53(d,J=16.7Hz,1H),7.55(d,J=8.2Hz,1H),7.63(d,J=16.7Hz,1H),7.78(d,J=8.2Hz,2H),8.19(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);431[M−H]
実施例18:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物18)
工程1
化合物17(0.27g,0.62mmol)のメタノール(2mL)溶液に10%塩化水素−メタノール溶液(2mL)を加え、60℃で30分間攪拌した。室温に冷却した後、メタノールを留去することにより、化合物18の2塩酸塩(0.21g,74%)を得た。
工程2
工程1で得られた化合物18の2塩酸塩(0.10g)にクロロホルム(20mL)及び飽和重曹水(20mL)を加え、室温で1時間攪拌した後、クロロホルムにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルから結晶化した後、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)混合溶媒で洗浄することにより、化合物18(0.022g,27%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.78−3.02(m,4H),3.32−3.89(m,4H),7.20−7.52(m,7H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),8.03(d,J=8.1Hz,1H),10.8(brs,1H).
APCI−MS(m/z);333[M+H]
実施例19:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン−1−カルボアルデヒド(化合物19)
実施例5に準じて、化合物18(0.40g,0.95mmol)、ぎ酸(0.03mL)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(0.27g,1.96mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.17g,0.90mmol)より、化合物19(0.34g,99%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.45−3.57(brm,8H),7.21(t,J=7.2Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,2H),7.53(d,J=16.6Hz,1H),7.54(d,J=8.2Hz,1H),7.64(d,J=16.6Hz,1H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.06(s,1H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);361[M+H]
実施例20:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−メチルピペリジン(化合物20)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、4−メチルピペリジン(0.34mL,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.41mL,3.73mmol)より化合物20(160mg,25%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 0.92(d,J=6.3Hz,3H),1.02−1.16(m,2H),1.58−1.64(m,3H),2.82−2.94(brm,4H),7.20(dt,J=7.9,0.8Hz,1H),7.36−7.42(m,3H),7.49−7.54(m,2H),7.61(d,J=17.0Hz,1H),7.76(brd,J=8.3Hz,2H),8.19(d,J=8.6Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);346[M+H]
実施例21:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−メチルピペラジン(化合物21)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、N−メチルピペラジン(0.315mL,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.41mL,3.73mmol)より化合物21(230mg,35%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.20(s,3H),2.32−2.40(m,4H),3.47−3.53(m,4H),7.21(dt,J=7.3,0.8Hz,1H),7.38−7.45(m,3H),7.50−7.66(m,2H),7.68(d,J=16.8Hz,1H),7.77(brd,J=8.1Hz,2H),8.19(d,J=8.4Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);347[M+H]
実施例22:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−ピリミジニル)ピペラジン(化合物22)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、N−(2−ピリミジニル)ピペラジン(674mg,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.41mL,3.73mmol)より化合物22(56.0mg,7%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.45−3.56(brm,4H),3.75−3.84(brm,4H),6.66(t,J=7.8Hz,1H),7.21(dt,J=7.9,0.8Hz,1H),7.40(dt,J=7.3,0.8Hz,1H),7.45−7.57(m,4H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.79(brd,J=8.0Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),8.38(d,J=8.4Hz,2H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);411[M+H]
実施例23:(E)−4−(2−フロイル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物23)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−(2−フロイル)ピペラジン(512mg,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物23(436mg,53%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.48−3.81(brm,8H),6.63(m,1H),7.02(d,J=3.5Hz,1H),7.21(t,J=7.4Hz,1H),7.39(t,J=7.1Hz,1H),7.49−7.68(m,4H),7.78−7.84(m,3H),8.20(d,J=8.1Hz,2H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);427[M+H]
実施例24:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(化合物24)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、4−フェニル−1,2,3,6―テトラヒドロピリジン塩酸塩(555mg,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.66mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物24(98.9mg,12%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.57(br,2H),3.30(br,2H),4.01−4.03(m,2H),7.23(t,J=7.6Hz,1H),7.24−7.58(m,10H),7.64(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);406[M+H]
実施例25:(E)−N−[2−(2−ピリジル)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物25)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、2−(2−アミノエチル)ピリジン(0.34mL,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物25(238mg,34%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.01(t,J=7.2Hz,2H),3.62(q,J=6.8Hz,2H),7.18−7.30(m,3H),7.40(t,J=7.1Hz,1H),7.51−7.86(m,8H),8.19(d,J=8.2Hz,1H),8.50(brd,J=4.0Hz,1H),8.57(brt,J=5.5Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);369[M+H]
実施例26:(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−N−[3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル]ベンズアミド塩酸塩(化合物26)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリジノン(0.27mL,1.93mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物26の遊離塩基を得、次いで化合物26の遊離塩基を酢酸(5.00mL)に溶解させ、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物26(124mg,15%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.70(quin,J=6.9Hz,2H),1.93(quin,J=7.6Hz,2H),2.22(t,J=8.1Hz,2H),3.23(brt,J=7.0Hz,4H),3.35(t,J=7.0Hz,2H),7.21(dt,J=7.9,0.8Hz,1H),7.39(dt,J=8.2,1.3Hz,1H),7.51−7.57(m,3H),7.67(d,J=16.7Hz,1H),7.71−7.88(m,4H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),8.50(br,1H).
ESI−MS(m/z);389[M+H]
実施例27:(E)−N−{3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]フェニル}メタンスルホンアミド(化合物27)
実施例1の工程5に準じて、ヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(880mg,3.01mmol)、N−(3−ホルミルフェニル)メタンスルホンアミド(880mg,3.01mmol)及び炭酸カリウム(694mg,5.02mmol)より化合物27(50.0mg,6%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 7.17(d,J=2.0Hz,1H),7.25−7.30(m,1H),7.42−7.53(m,9H),8.03(d,J=8.1Hz,1H).
APCI−MS(m/z);314[M+H]
実施例28:(E)−N−{3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]フェニル}ベンゼンスルホンアミド塩酸塩(化合物28)
実施例1の工程5に準じて、ヨウ化(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(672mg,2.3mmol)、N−(3−ホルミルフェニル)ベンゼンスルホンアミド(500mg,1.91mmol)及び炭酸カリウム(528mg,3.82mmol)より化合物28の遊離塩基を得、次いで実施例15に準じて、4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液で処理することにより、化合物28(85.3mg,12%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 6.85−7.10(m,2H),7.25(d,J=2.4Hz,1H),7.36−7.55(m,7H),7.23−7.64(m,4H),7.84−7.90(m,2H),8.03(d,J=8.1Hz,1H).
APCI−MS(m/z);376[M+H]
実施例29:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(エトキシカルボニルメチル)ピペラジン(化合物29)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、1−(エトキシカルボニルメチル)ピペラジン(490mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物29(86.7mg,11%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.18(t,J=7.2Hz,3H),2.48−2.55(m,4H),3.30(s,2H),3.51−3.68(m,4H),4.08(q,J=7.2Hz,2H),6.81(d,J=12.9Hz,1H),6.92−6.99(m,2H),7.24−7.33(m,4H),7.50(d,J=7.9Hz,1H),7.66(brd,J=8.2Hz,2H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);419[M+H]
実施例30:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−モルホリノ−2−オキソエチル]ピペラジン(化合物30)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、1−(エトキシカルボニルメチル)ピペラジン(606mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物30(363mg,42%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.49−2.54(m,4H),3.21(s,2H),3.35−3.58(m,10H),7.21(t,J=7.1Hz,1H),7.35−7.43(m,3H),7.50−7.66(m,4H),7.76(d,J=8.1Hz,2H),8.19(brd,J=8.1Hz,2H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);460[M+H]
実施例31:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)メチルピペラジン(化合物31)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、4−(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)メチルピペラジン(626mg,2.85mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.66mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物31(246mg,28%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.48−2.49(m,4H),3.41(br,6H),5.98(s,2H),6.82−6.86(m,2H),7.22(d,J=7.4Hz,1H),7.36−7.41(m,4H),7.54(d,J=6.8Hz,1H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.62(d,J=16.8Hz,1H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),8.19(d,J=7.4Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);467[M+H]
実施例32:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−エトキシカルボニルピペラジン(化合物32)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、1−ピペラジンカルボン酸エチルエステル(0.42mL,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物32(346mg,45%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.18(t,J=7.1Hz,3H),3.27−3.43(m,8H),4.05(q,J=7.1Hz,2H),7.21(t,J=7.1Hz,1H),7.37−7.45(m,3H),7.53−7.67(m,3H),7.78(d,J=8.2Hz,2H),8.19(brd,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);405[M+H]
実施例33:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−メトキシピペリジン塩酸塩(化合物33)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.30g,1.14mmol)、4−メトキシピペリジン(200mg,1.71mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(305mg,1.60mmol)及びN−メチルモルホリン(0.3mL,32.28mmol)より化合物33の遊離塩基を得、次いで化合物33の遊離塩基を酢酸エチル(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−ジオキサン溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより、化合物33(45.7mg,10%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.43(br,2H),1.83−1.90(m,2H),3.26(s,3H),3.40−3.47(m,1H),4.64(br,4H),7.20(d,J=8.1Hz,1H),7.36−7.41(m,1H),7.39(d,J=8.1Hz,2H),7.52(d,J=16.6Hz,1H),7.57(d,J=8.1Hz,1H),7.62(d,J=16.6Hz,1H),7.76(d,J=8.1Hz,2H),8.19(d,J=8.1Hz,1H).
ESI−MS(m/z);362[M+H]
実施例34:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−メタンスルホニルピペリジン塩酸塩(化合物34)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.40g,1.52mmol)、4−メタンスルホニルピペリジン(469mg,2.35mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(410mg,2.13mmol)及びN−メチルモルホリン(0.34mL,3.03mmol)より化合物34の遊離塩基を得、次いで化合物34の遊離塩基を酢酸エチル(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより、化合物34(8.2mg,1.2%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.16(br,2H),3.37(br,6H),3.82(s,3H),3.91(br,1H),7.22(d,J=8.2Hz,1H),7.31−7.43(m,1H),7.33(d,J=8.2Hz,2H),7.57(d,J=16.6Hz,1H),7.71(d,J=16.6Hz,1H),7.83(d,J=8.2Hz,1H),7.96(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
ESL−MS(m/z);410[M+H]
実施例35:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−ピリジル)ピペラジン塩酸塩(化合物35)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(0.50g,1.89mmol)、2−ピリジルピペラジン(671mg,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.84mL,7.64mmol)より化合物35の遊離塩基を得、次いで化合物35の遊離塩基を酢酸(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物35(190mg,23%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.60−3.81(m,8H),6.96(brt,J=7.1,0.9Hz,1H),7.21(t,J=7.2Hz,1H),7.29−7.40(m,2H),7.47−7.62(m,4H),7.65(d,J=16.4Hz,1H),7.81(d,J=8.1Hz,2H),7.95−8.06(m,2H),8.19(brd,J=8.1Hz,1H).
APCI−MS(m/z);410[M+H]
実施例36:(E)−4−アセチル−1−{3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物36)
実施例5に準じて、実施例1の工程6に準じて得られた(E)−3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−アセチルピペラジン(490mg,3.82mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.66mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物36の遊離塩基を得、次いで化合物36の遊離塩基を酢酸エチル(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物36(491mg,69%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.02(s,3H),3.51−3.61(brm,8H),7.19(t,1H,J=7.9Hz),7.30(brd,J=7.7Hz,1H),7.39(brd,J=5.8Hz,1H),7.44−7.66(m,4H),7.75(brm,1H),7.80(brd,J=7.6Hz,1H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);375[M+H]
実施例37:(E)−4−{3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}モルホリン塩酸塩(化合物37)
実施例5に準じて、実施例1の工程6に準じて得られた(E)−3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、モルホリン(0.33mL,3.82mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.66mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物37の遊離塩基を得、次いで化合物37の遊離塩基を酢酸エチル(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物37(240mg,34%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.50−3.90(brm,8H),7.20(brt,J=7.8Hz,1H),7.27(brd,J=7.6Hz,1H),7.39(brd,J=7.8Hz,1H),7.43−7.66(m,4H),7.73(m,1H),7.80(brd,J=7.9Hz,1H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);334[M+H]
実施例38:(E)−N−[2−(アセチルアミノ)エチル]−3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド塩酸塩(化合物38)
実施例5に準じて、実施例1の工程6に準じて得られた(E)−3−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−アセチルエチレンジアミン(290mg,3.82mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.66mmol)及びN−メチルモルホリン(420μL,3.82mmol)より化合物38(240mg,36%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.82(s,3H),3.22−3.35(m,4H),7.21(dt,J=7.9,0.7Hz,1H),7.37−7.99(m,7H),8.19(brs,1H),8.20(brt,J=8.4Hz,1H),13.3(brs,1H).
ESI−MS(m/z);349[M+H]
実施例39:(E)−N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物39)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−アミノ−1−アセチルピペリジン(507mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(650μL,5.73mmol)より化合物39(156mg,21%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.53−1.62(m,2H),1.72−1.78(m,2H),1.98−2.07(m,2H),2.82(brd,J=10.7Hz,2H),3.32(s,3H),3.79(m,1H),7.18−7.42(m,3H),7.50−7.57(m,2H),7.66(d,J=16.2Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,2H),7.82(d,J=8.4Hz,2H),8.19(brd,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);389[M+H]
実施例40:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(ピバロイル)ピペラジン(化合物40)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−ピバロイルピペラジン(587mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.04mL,9.55mmol)より化合物40(74.7mg,10%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.19(s,9H),3.31−3.59(m,8H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.38(d,J=8.2Hz,2H),7.49(t,J=8.4Hz,1H),7.50−7.67(m,3H),7.78(d,J=8.2Hz,2H),8.19(brd,J=8.3Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);417[M+H]
実施例41:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(モルホリノカルボニル)ピペラジン(化合物41)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−モルホリノカルボニルピペラジン塩酸塩(223mg,0.947mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(333mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.00mL,9.55mmol)より化合物41(491mg,58%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.15−3.28(m,8H),3.54−3.57(m,8H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.38(d,J=8.4Hz,2H),7.43(t,J=7.8Hz,1H),7.49−7.69(m,3H),7.71(d,J=8.4Hz,2H),8.19(brd,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);446[M+H]
実施例42:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン(化合物42)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン(538mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.420mL,3.82mmol)より化合物42(242mg,29%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.14−1.16(m,2H),1.37(s,9H),1.61−1.98(m,2H),2.88−3.31(m,2H),3.51(br,2H),4.29(br,1H),6.88(d,J=7.1Hz,1H),7.21(t,J=7.1Hz,1H),7.37(d,J=8.1Hz,2H),7.41(t,J=7.9Hz,1H),7.66−7.70(m,3H),7.77(d,J=8.3Hz,2H),8.19(brd,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);447[M+H]
実施例43:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(アセチルアミノ)ピペリジン(化合物43)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−(アセチルアミノ)ピペリジン(404mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.42mL,3.82mmol)より化合物43(283mg,39%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.32(brm,2H),1.78−1.98(m,2H),1.79(s,3H),3.06(brm,2H),3.79−3.82(m,2H),4.15(m,1H),7.18−7.25(m,1H),7.37−7.41(m,3H),7.48−7.66(m,3H),7.76−7.86(m,3H),8.19(brd,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);389[M+H]
実施例44:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(イソニコチノイル)ピペラジン(化合物44)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(477mg,1.81mmol)、4−(イソニコチノイル)ピペラジン2塩酸塩(617mg,2.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.00mL,9.55mmol)より化合物44(108mg,13%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.36−3.70(m,8H),7.22(t,1H,J=7.4Hz),7.38−7.67(m,8H),7.80(d,2H,J=8.1Hz),8.20(d,1H,J=8.2Hz),8.68(d,2H,J=5.8Hz),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);438[M+H]
実施例45:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(ニコチノイル)ピペラジン(化合物45)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−(ニコチノイル)ピペラジン塩酸塩(617mg,2.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.00mL,9.55mmol)より化合物45(58.6mg,7%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.33−3.58(m,8H),7.22(t,J=7.9Hz,1H),7.37−7.68(m,7H),7.83(dd,J=8.1,0.9Hz,3H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.68(dd,J=4.9,1.5Hz,2H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);438[M+H]
実施例46:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(ベンゾイル)ピペラジン(化合物46)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−ベンゾイルピペラジン塩酸塩(643mg,2.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.00mL,9.55mmol)より化合物46(168mg,20%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.36−3.70(m,8H),7.22(t,J=7.1Hz,1H),7.38−7.68(m,11H),7.79(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);437[M+H]
実施例47:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(メタンスルホニル)ピペラジン(化合物47)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−(メタンスルホニル)ピペラジン塩酸塩(570mg,2.71mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.65mL,5.91mmol)より化合物47(100mg,13%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.92(s,3H),3.15−3.25(m,6H),3.51−3.65(m,2H),7.22(t,J=7.9Hz,1H),7.40(t,J=8.3Hz,1H),7.46(d,J=7.9Hz,2H),7.52−7.69(m,3H),7.81(d,J=7.9Hz,2H),8.21(d,J=7.8Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);411[M+H]
実施例48:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−[(1H−イミダゾール−1−イル)カルボニル]ピペラジン(化合物48)
化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)のTHF(20mL)溶液にエチルアミン(177mg,2.18mmol)及び(352mg,2.18mmol)を加え室温にて1.5時間攪拌した。反応溶液に、水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(クロロホルム/アセトン=1/1)にて精製し、化合物48(350mg,44%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.59(br,8H),7.04(d,J=2.1Hz,1H),7.21(d,J=8.2Hz,1H),7.40(t,J=8.2Hz,1H),7.46(d,J=8.2Hz,2H),7.48(d,J=2.1Hz,1H),7.54(d,J=16.6Hz,1H),7.55(d,J=8.2Hz,1H),7.64(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.2Hz,2H),8.05(d,J=8.2Hz,1H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);427[M+H]
実施例49:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(エトキシカルボニル)ピペリジン(化合物49)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(3.38g,12.8mmol)、イソニペコチン酸エチル(2.4mL,15.4mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(2.94g,19.2mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.68g,19.2mmol)及びN−メチルモルホリン(2.8mL,25.6mmol)より化合物49(3.04g,59%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.02(dd,J=1.83,6.1Hz,2H),1.18(t,J=7.2Hz,3H),1.47−1.58(m,2H),1.85(brs,2H),2.59−2.67(m,1H),3.03(brs,2H),4.07(t,J=7.2Hz,2H),7.18−7.27(m,1H),7.36−7.41(m,3H),7.48−7.59(m,2H),7.63−7.66(m,1H),7.77(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=8.3Hz,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);404[M+H]
実施例50:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(カルボキシ)ピペリジン(化合物50)
化合物49(1.0g,2.80mmol)をエタノール(40mL)に溶解した後、0℃で2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(15.0mL)を加え室温まで昇温した。6時間攪拌した後、2mol/L塩酸で中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮し、酢酸エチル、メタノールで再結晶することにより化合物50(654mg,70%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.44−1.53(m,2H),1.85(brm,2H),2.71(brs,2H),3.04−3.34(brm,3H),4.30(brm,1H),7.20(m,1H),7.40(dd,J=3.3,1.4Hz,2H),7.50−7.65(m,4H),7.77(d,J=8.3Hz,2H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);376[M+H]
実施例51:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(モルホリノカルボニル)ピペリジン(化合物51)
実施例5に準じて、化合物50(250mg,0.67mmol)、モルホリン(0.087mL,0.99mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(133mg,0.870mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(178mg,0.93mmol)より化合物51(101mg,34%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.45−1.65(m,4H),2.93−3.32(brm,3H),3.43−4.03(brm,10H),7.18−7.23(m,1H),7.37−7.41(m,2H),7.50−7.65(m,4H),7.76(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.20(s,1H),7.79(d,J=8.4Hz,2H),8.04(d,J=8.1Hz,1H).
ESI−MS(m/z);445[M+H]
実施例52:{(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイルアミノ}酢酸メチル(化合物52)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(1.50g,5.68mmol)、グリシンメチルエステル塩酸塩(856mg,6.82mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.30g,8.52mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.63g,8.52mmol)及びN−メチルモルホリン(1.87mL,17.0mmol)より化合物52(1.65g,87%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.62(s,3H),3.90(dd,J=17.8,5.7Hz,2H),7.21(m,1H),7.40(m,1H),7.54(m,1H),7.67(m,1H),7.81(d,J=8.3Hz,2H),7.90(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=7.9Hz,1H),8.35(m,1H),8.79(m,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);336[M+H]
実施例53:{(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイルアミノ}酢酸(化合物53)
化合物52(1.65g,4.93mmol)をTHF(30mL)に溶解後、0℃で2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(15.0mL)を加え、70℃で1時間攪拌した。2mol/L塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、濃縮し、酢酸エチル、メタノールで再結晶することにより化合物53(662mg,42%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.90(d,J=5.8Hz,2H),7.21(m,1H),7.39(m,1H),7.51−7.71(m,3H),7.83(dd,J=21.8,8.4Hz,4H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),8.76(m,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);322[M+H]
実施例54:(E)−4−アセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メトキシベンゾイル}ピペラジン(化合物54)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メトキシ安息香酸(500mg,1.70mmol)、N−アセチルピペラジン(327mg,2.55mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(300mg,2.22mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(456mg,2.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.41mmol)より化合物54(108mg,14%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.99(s,3H),3.13−3.66(brm,8H),3.90(s,3H),7.22(t,J=8.1Hz,2H),7.34−7.43(m,2H),7.48(d,J=16.5Hz,1H),7.51−7.57(m,2H),7.66(d,J=16.5Hz,1H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);405[M+H]
実施例55:(E)−4−シクロプロパンカルボニル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物55)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、シクロプロピルカルボン酸(0.078mL,0.987mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.20mL,1.82mmol)より化合物55(343mg,87%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.00(d,J=6.6Hz,4H),2.81(m,1H),3.54−3.98(m,8H),7.21(dt,J=7.9,1.1Hz,1H),7.36−7.67(m,6H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);401[M+H]
実施例56:(E)−4−イソブチリル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物56)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、2−メチルプロピオン酸(0.092mL,0.987mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物56(201mg,51%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.68−0.78(m,6H),3.33−3.79(m,9H),7.21(dt,J=8.1,1.5Hz,1H),7.39(dt,J=8.4,1.5Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,2H),7.51−7.67(m,3H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);403[M+H]
実施例57:(E)−4−(2−チオフェンカルボニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物57)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、2−チオフェンカルボン酸(127mg,0.987mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.400mL,3.64mmol)より化合物57(382mg,88%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.38−3.98(m,8H),7.13(dt,J=8.6,2.3Hz,1H),7.21(t,J=7.4Hz,1H),7.37−7.68(m,7H),7.78(t,J=8.3Hz,3H),8.20(d,J=8.3Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);443[M+H]
実施例58:(E)−4−(3−チオフェンカルボニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物58)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、3−チオフェンカルボン酸(127mg,0.987mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物58(356mg,82%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.38−3.98(m,8H),7.13(dt,J=8.6,2.3Hz,1H),7.21(t,J=7.4Hz,1H),7.37−7.68(m,7H),7.67−7.88(m,3H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);443[M+H]
実施例59:(E)−4−エチルアミノカルボニル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物59)
化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)のTHF(20mL)溶液にトリエチルアミン(0.42mL,3.01mmol)及びエチルイソシアネート(117mg,1.65mmol)を加え室温にて3時間攪拌した。反応溶液に水を加え析出した結晶を濾取、乾燥することにより化合物59(218mg,55%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.00(t,J=7.1Hz,3H),3.00−3.07(m,2H),3.33−3.44(m,8H),6.55(t,J=5.3Hz,1H),7.21(t,J=7.8Hz,1H),7.38(d,J=8.4Hz,1H),7.43(t,J=8.3Hz,2H),7.50−7.67(m,3H),7.78(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);404[M+H]
実施例60:(E)−4−ブチリル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物60)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、n−酪酸(0.082mL,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物60(221mg,61%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.88(t,J=7.4Hz,3H),1.50(q,J=7.4Hz,2H),2.28(t,J=7.3Hz,2H),3.81−3.98(m,8H),7.21(t,J=7.4Hz,1H),7.38(d,J=8.2Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,2H),7.53−7.67(m,3H),7.78(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);403[M+H]
実施例61:(E)−4−アミノアセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物61)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(800mg,2.18mmol)、N−(tert−ブトキシカルボニル)グリシン(314mg,1.79mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(315mg,2.56mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(482mg,2.51mmol)及びN−メチルモルホリン(0.80mL,7.28mmol)より(E)−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)アセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジンを得た。実施例18に準じ、(E)−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)アセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジンを10%塩化水素−メタノール溶液で処理し、化合物61(448mg,64%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.41−3.68(m,8H),3.88−3.92(brd,J=2.9Hz,2H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.37−7.67(m,7H),7.80(d,J=8.3Hz,2H),8.14(brm,1H),8.20(d,J=8.3Hz,1H).
ESI−MS(m/z);390[M+H]
実施例62:(E)−N−(2 オキソ−2−モルホリノエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物62)
実施例5に準じて、化合物53(250mg,0.776mmol)、モルホリン(0.098mL,1.12mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(149mg,0.97mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(200mg,1.04mmol)より化合物62(105mg,36%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.15−3.31(m,1H),3.40−3.59(m,8H),4.13(d,J=5.7Hz,2H),7.21(t,J=7.7Hz,1H),7.35−7.42(m,2H),7.52−7.65(m,2H),7.72(d,J=15.2Hz,1H),7.86(dd,J=24.8,8.4Hz,4H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),8.59(t,J=5.9Hz,1H).
ESI−MS(m/z);391[M+H]
実施例63:(E)−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物63)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(4.00g,15.1mmol)、N,N−ジエチルエチレンジアミン(2.60mL,18.2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(3.00g,19.70mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(4.10g,21.2mmol)及びN−メチルモルホリン(3.40mL,30.3mmol)より化合物63(3.00g,55%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 0.97(t,J=7.5Hz,6H),2.54(m,8H),7.20(m,1H),7.40(m,1H),7.51−7.69(m,3H),7.81(dd,J=18.3,8.3Hz,4H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.40(m,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);363[M+H]
実施例64:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−アミノピペリジン(化合物64)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン(538mg,2.84mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.420mL,3.82mmol)より得られた生成物を、メタノール(10.0mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(5.0mL)を加えて60℃にて90分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルを加え抽出した。得られた粗生成物を酢酸エチルで結晶化することにより化合物64(435mg,66%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.15−1.20(m,2H),1.72−2.00(m,2H),2.79−3.60(m,7H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.38(d,J=8.3Hz,2H),7.37−7.43(m,1H),7.54(d,J=16.9Hz,1H),7.56(d,J=7.9Hz,1H),7.63(d,J=16.9Hz,1H),7.78(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H).
ESI−MS(m/z);347[M+H]
実施例65:(E)−4−メトキシアセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物65)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、メトキシ酢酸(0.069mL,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(173mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物65(225mg,62%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.28(s,3H),3.33−3.49(m,8H),4.10(s,2H),7.21(t,J=7.3Hz,1H),7.38(d,J=8.1Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,2H),7.51−7.67(m,3H),7.79(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);405[M+H]
実施例66:(E)−4−(3−メチルブチリル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物66)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、イソ吉草酸(0.094mL,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)、及びN−メチルモルホリン(0.400mL,3.64mmol)より化合物66(207mg,56%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.89(d,J=6.6Hz,6H),1.93−2.03(m,1H),2.21(d,J=6.8Hz,2H),3.39−3.52(m,8H),7.21(t,J=7.3Hz,1H),7.38(d,J=8.8Hz,1H),7.44(d,J=8.3Hz,2H),7.51−7.67(m,3H),7.79(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);417[M+H]
実施例67:(E)−4−(4−メチルフェニルスルホニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物67)
実施例47に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、トリエチルアミン(0.420mL,3.01mmol)及びp−トルエンスルホニルクロリド(376mg,1.97mmol)より化合物67(210mg,48%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.42(s,3H),2.94−3.26(m,4H),3.39−3.57(m,4H),7.20(t,J=7.9Hz,1H),7.35−7.64(m,10H),7.74(d,J=8.3Hz,2H),8.18(d,J=8.3Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);487[M+H]
実施例68:(E)−4−(2−メチル−2−ヒドロキシプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物68)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、α−ヒドロキシイソ酪酸(93.2mg,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物68(223mg,60%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.52(s,6H),3.71−3.99(m,8H),5.65(br,1H),7.41(t,J=7.3Hz,1H),7.58(d,J=8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,2H),7.71−7.87(m,3H),7.98(d,J=8.2Hz,2H),8.40(d,J=8.1Hz,1H),13.4(br,1H).
ESI−MS(m/z);419[M+H]
実施例69:(E)−4−アセチル−1−{2−クロロ−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物69)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−クロロ安息香酸(100mg,0.34mmol)、N−アセチルピペラジン(64mg,0.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(67mg,0.44mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(90mg,0.47mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.41mmol)より化合物69(42mg,30%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.04(s,3H),3.12−3.91(br,8H),6.71−7.69(m,8H),7.99(d,J=8.1Hz,1H).
ESI−MS(m/z);409[M+H]
実施例70:(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−N−(メチルカルバモイルメチル)ベンズアミド(化合物70)
実施例5に準じて、化合物53(300mg,0.932mmol)、メチルアミン塩酸塩(65.0mg,0.960mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(159mg,1.04mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(215mg,1.12mmol)及びN−メチルモルホリン(0.220mL,2.00mmol)より化合物70(63mg,24%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.59(d,J=4.6Hz,3H),3.19−3.45(m,1H),3.82(d,J=5.9Hz,2H),7.20(m,1H),7.39(m,1H),7.51−7.71(m,3H),7.84(dd,J=27.8,8.4Hz,4H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.73(m,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);335[M+H]
実施例71:(E)−4−(N−アセチルアミノ)アセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物71)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、N−アセチルグリシン(105mg,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(175mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.400mL,3.64mmol)より化合物71(320mg,83%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.98(s,3H),3.42−3.58(m,8H),3.94−3.98(m,2H),7.21(t,J=7.0Hz,1H),7.40(d,J=7.0Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,2H),7.51−7.67(m,3H),7.79(d,J=8.3Hz,2H),7.97(t,J=5.5Hz,1H),8.20(d,J=7.9Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);432[M+H]
実施例72:(E)−4−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物72)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸(106mg,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物72(40mg,10%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.15(s,6H),3.41−3.42(m,2H),3.45−3.65(m,8H),4.58(t,J=5.9Hz,1H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.38(d,J=7.5Hz,1H),7.44(d,J=8.4Hz,2H),7.51−7.67(m,3H),7.79(d,J=8.3Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);433[M+H]
実施例73:(E)−4−アセチル−1−{2−メチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物73)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチル安息香酸(174mg,0.60mmol)、N−アセチルピペラジン(114mg,0.892mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(118mg,0.873mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(160mg,0.835mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.41mmol)より化合物73(37mg,16%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.17(s,3H),2.36(s,3H),3.19−3.49(br,4H),3.57−3.85(br,4H),6.86−7.52(m,8H),8.04(d,J=8.1Hz,1H).
ESI−MS(m/z);389[M+H]
実施例74:(E)−4−ヒドロキシアセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物74)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、グリコール酸(68.0mg,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(178mg,1.29mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物74の遊離塩基を得、次いで化合物74の遊離塩基を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(2.0mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物74(200mg,52%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.41−3.52(m,4H),3.55−3.65(m,4H),4.10(s,2H),7.20(t,J=7.0Hz,1H),7.38(d,J=8.4Hz,1H),7.43(d,J=8.4Hz,2H),7.46−7.66(m,3H),7.78(d,J=8.4Hz,2H),8.20(d,J=8.4Hz,1H).
ESI−MS(m/z);391[M+H]
実施例75:(E)−4−メトキシカルボニル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物75)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(1.00g,2.97mmol)、N−メトキシカルボニルピペラジン(970mg,4.47mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(520mg,3.85mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(800mg,4.17mmol)及びN−メチルモルホリン(1.30mL,11.8mmol)より化合物75(1.00g,78%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.41−3.52(m,4H),3.61(s,3H),3.78−4.00(m,4H),7.21(t,J=7.8Hz,1H),7.39(t,J=7.6Hz,1H),7.44(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=16.1Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.63(d,J=16.1Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,2H),8.20(d,J=8.3Hz,1H).
ESI−MS(m/z);391[M+H]
実施例76:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}チオモルホリン塩酸塩(化合物76)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、チオモルホリン(0.307mL,3.05mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(333mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(1.00mL,9.55mmol)より化合物76の遊離塩基を得、次いで化合物76の遊離塩基を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(2.0mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物76(443mg,57%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.55−2.74(m,4H),3.48−3.71(m,4H),7.20(t,J=8.0Hz,1H),7.39(t,J=7.7Hz,1H),7.44(d,J=8.5Hz,2H),7.53(d,J=16.3Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.63(d,J=16.3Hz,1H),7.77(d,J=8.4Hz,2H),8.19(d,J=8.2Hz,1H).
ESI−MS(m/z);350[M+H]
実施例77:(E)−4−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物77)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、1−メチルシクロプロパンカルボン酸(0.091mL,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)、及びN−メチルモルホリン(0.40mL,3.64mmol)より化合物77(311mg,67%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.48−0.57(m,2H),0.80−0.84(m,2H),1.24(s,3H),3.48−3.71(m,8H),7.23(t,J=7.1Hz,1H),7.41(t,J=8.2Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=16.1Hz,1H),7.58(d,J=8.4Hz,1H),7.67(d,J=16.3Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),8.22(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);415[M+H]
実施例78:(E)−4−(3,3−ジメチルブチリル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物78)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,1.09mmol)、tert−ブチル酢酸(0.115mL,0.896mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.400mL,3.64mmol)より化合物78(201mg,52%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.98(s,9H),2.25(brs,2H),3.41−3.54(m,8H),7.21(t,J=7.7Hz,1H),7.38(t,J=8.4Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,2H),7.51(d,J=16.2Hz,1H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.67(d,J=16.2Hz,1H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);431[M+H]
実施例79:(E)−N−[2−(エトキシカルボニル)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物79)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(1.50g,5.68mmol)、β−アラニンエチルエステル塩酸塩(1.05g,6.81mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.30g,8.52mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.63g,8.52mmol)及びN−メチルモルホリン(1.87mL,17.0mmol)より化合物79(123mg,6%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.17(t,J=7.1Hz,3H),2.58(t,J=7.1Hz,2H),3.39−3.53(m,2H),4.0(q,J=7.1Hz,2H),7.23−7.17,(m,1H),7.36−7.42(m,1H),7.49−7.72(m,3H),7.79(dd,J=16.3,8.4Hz,4H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),8.55(m,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);364[M+H]
実施例80:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸メチルアミド(化合物80)
実施例5に準じて、化合物50(300mg,0.80mmol)、メチルアミン塩酸塩(64.8mg,0.96mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(184mg,1.2mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(230mg,1.2mmol)及びN−メチルモルホリン(0.264mL,2.4mmol)より化合物80(22mg,7%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.78(d,J=4.4Hz,3H),3.14−3.65(m,9H),7.18−7.24(m,1H),7.36−7.42(m,1H),7.50−7.68(m,3H),7.78(d,J=5.5Hz,2H),7.84(d,J=8.4Hz,2H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),8.42(d,J=4.5Hz,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);389[M+H]
実施例81:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸ジエチルアミド(化合物81)
実施例5に準じて、化合物50(300mg,0.80mmol)、ジエチルアミン(0.099mL,0.96mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(184mg,1.20mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(230mg,1.20mmol)及びN−メチルモルホリン(0.13mL,1.20mmol)より化合物81(48mg,14%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.99(t,J=7.1Hz,3H),1.12(t,J=7.1Hz,3H),1.51−1.59(m,4H),2.49(m,1H),2.82−3.29(m,4H),3.35−3.43(m,4H),7.17−7.23(m,1H),7.37−7.42(m,2H),7.53−7.65(m,2H),7.77(d,J=8.2Hz,2H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);431[M+H]
実施例82:(E)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ホモピペラジン(化合物82)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(3.00g,11.4mmol)、1−(tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジン(3.41g,17.0mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.99g,14.7mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.05g,15.9mmol)及びN−メチルモルホリン(4.13mL,37.6mmol)より化合物82(1.52g,30%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.41(s,9H),1.52(m,1H),1.46(m,1H),3.33−3.69(m,8H),7.21(t,J=7.9Hz,1H),7.36(t,J=8.1Hz,1H),7.42(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=16.5Hz,1H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=16.5Hz,1H),7.77(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=7.6Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);447[M+H]
実施例83:(E)−4−{2−クロロ−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルエステル(化合物83)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−クロロ安息香酸(300mg,1.00mmol)、N−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン(280mg,1.51mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(199mg,1.30mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(268mg,1.40mmol)より化合物83(157mg,34%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.47(s,9H),3.23−3.57(m,6H),3.71−3.89(m,2H),7.26−7.32(m,3H),7.42−7.55(m,4H),7.62(d,J=1.3Hz,1H),8.02(d,J=8.1Hz,1H),10.1−10.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);467[M+H]
実施例84:(E)−4−{2−メチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン−1−カルボアルデヒド(化合物84)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチル安息香酸(221mg,0.761mmol)、N−ホルミルピペラジン(0.120mL,1.13mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(151mg,0.982mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(203mg,1.06mmol)より化合物84(4.5mg,13%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.37(s,3H),3.25−3.32(br,4H),3.51−3.85(br,4H),6.88(m,1H),7.19−7.31(m,3H),7.42−7.53(m,4H),8.04(d,J=8.3Hz,1H),10.1(br,1H).
ESI−MS(m/z);375[M+H]
実施例85:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ホモピペラジン2塩酸塩(化合物85)
化合物82(100mg,0.224mmol)のメタノール(10.0mL)溶液に10%塩化水素−メタノール溶液(10.0mL)を加え、60℃で2時間攪拌した。室温に冷却後に析出した結晶を濾取することにより化合物85(48.7mg,47%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.00−2.18(m,2H),3.21−3.32(m,4H),3.45−3.69(m,4H),7.21(t,J=7.3Hz,1H),7.38(t,J=8.3Hz,1H),7.44(d,J=8.6Hz,2H),7.53(d,J=16.1Hz,1H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.67(d,J=16.1Hz,1H),7.78(d,J=8.3Hz,2H),8.19(d,J=8.3Hz,1H),9.37(br,2H),9.60(br,1H).
ESI−MS(m/z);347[M+H]
実施例86:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸アミド(化合物86)
実施例5に準じて、化合物50(400mg,1.06mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一アンモニウム塩(400mg,1.6mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(307mg,1.6mmol)及びN−メチルモルホリン(0.350mL,3.18mmol)より化合物86(89mg,22%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.47(brs,2H),1.72(brs,2H),2.49(m,1H),3.34(brs,2H),3.45(brs,2H),6.82(brs,1H),7.21(m,1H),7.31(brs,2H),7.39(m,2H),7.59(m,3H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),8.19(d,J=8.4Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);375[M+H]
実施例87:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−ヒドロキシピペリジン(化合物87)
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.89mmol)、4−ヒドロキシピペリジン(230mg,2.27mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(434mg,2.84mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(543.5mg,2.84mmol)及びN−メチルモルホリン(0.623mL,5.67mmol)より化合物87(99.1mg,15%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.36(brs,2H),1.74(brs,2H),3.20(brs,2H),3.48(brs,2H),3.73(brs,1H),4.81(br,1H),7.21(m,1H),7.39(m,3H),7.55(m,3H),7.76(d,J=8.4Hz,2H),8.19(d,J=8.4Hz,1H).
ESI−MS(m/z);348[M+H]
実施例88:(E)−N−メチル−N−(2−オキソ−2−モルホリノエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物88)
工程1
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(1.50g,5.68mmol)、サルコシンエチルエステル塩酸塩(1.05g,6.81mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.31g,6.81mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.63g,8.52mmol)及びN−メチルモルホリン(1.87mL,17.0mmol)より得られた化合物に、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加えて中和し、引き続きろ過することにより(E)−N−メチル−N−カルボキシメチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(1.04g,55%)を得た。
工程2
実施例5に準じて、工程1で得られた(E)−N−メチル−N−カルボキシメチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(300mg,0.89mmol)、モルホリン(0.093mL,1.07mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(205mg,1.34mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(256mg,1.34mmol)及びN−メチルモルホリン(0.294mL,2.67mmol)より化合物88(218mg,61%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.94(s,3H),3.20−3.60(m,8H),4.33(s,2H),7.20(m,1H),7.30(d,J=7.8Hz,1H),7.36−7.45(m,2H),7.53−7.60(m,3H),7.73−7.80(m,2H),8.19(d,J=8.3Hz,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);405[M+H]
実施例89:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン−2−オン(化合物89)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、ピペラジン−2−オン(284mg,2.83mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(332mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(850mL,7.73mmol)より化合物89(309mg,60%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.20−3.28(m,2H),3.55−3.64(m,2H),4.00−4.04(brs,2H),7.21(t,J=7.3Hz,1H),7.40(t,J=7.3Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,2H),7.52(d,J=16.1Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.68(d,J=16.1Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),8.13(br,1H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);347[M+H]
実施例90:(E)−4−(3−メチル−3−ヒドロキシブチリル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物90)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(320mg,0.963mmol)、β−ヒドロキシイソ吉草酸(85.0mg,0.718mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(126mg,0.932mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(193mg,1.01mmol)及びN−メチルモルホリン(0.322mL,2.93mmol)より化合物90(204mg,66%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.18(s,6H),3.30(s,2H),3.36−3.55(m,8H),4.76(br,1H),7.21(t,J=8.1Hz,1H),7.38(t,J=7.3Hz,1H),7.44(d,J=8.4Hz,2H),7.51(d,J=16.3Hz,1H),7.57(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=16.3Hz,1H),7.79(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);433[M+H]
実施例91:(E)−N−(3−オキソ−3−モルホリノプロピル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物91)
工程1
化合物79(1.0g,2.75mmol)をTHF(30mL)に溶解し、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた後、中和、ろ過することにより(E)−N−(2−カルボキシエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(710mg,77%)を得た。
工程2
実施例5に準じて、(E)−N−(2−カルボキシエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(300mg,0.900mmol)、モルホリン(0.094mL,1.07mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(206mg,1.34mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(257mg,1.34mmol)及びN−メチルモルホリン(0.295mL,2.69mmol)より化合物91(466mg,66%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.57−2.63(m,2H),3.27−3.31(m,3H),3.36−3.39(m,4H),3.44−3.55(m,4H),7.21(m,1H),7.39(m,1H),7.50−7.63(m,3H),7.69−7.87(m,4H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.51(m,1H).
ESI−MS(m/z);405[M+H]
実施例92:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸ジメチルアミド(化合物92)
実施例5に準じて、化合物50(500mg,1.33mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(230mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(306mg,2.00mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(383mg,2.00mmol)及びN−メチルモルホリン(0.439mL,4.00mmol)より化合物92(27mg,5%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.43(brs,2H),1.53(brs,2H),2.80(s,3H),2.92(brs,2H),3.02(s,3H),3.20(brs,2H),4.00(brs,1H),4.44(brs,1H),7.20(t,J=7.3Hz,1H),7.38(m,3H),7.55(m,3H),7.76(d,J=8.1Hz,2H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),13.2(brs,1H).
ESI−MS(m/z);403[M+H]
実施例93:(E)−N−[2−(ジエチルカルバモイル)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物93)
実施例5に準じ、実施例91の工程1で得られた(E)−N−(2−カルボキシエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(400mg,1.25mmol)、ジエチルアミン(0.155mL,1.5mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(287mg,1.88mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(359mg,1.88mmol)及びN−メチルモルホリン(0.041mL,3.7mmol)より化合物93(119mg,24%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.91(t,J=7.1Hz,3H),0.98(t,J=7.1Hz,3H),2.39(s,1H),3.19(dd,J=12.6,6.9Hz,4H),3.28(m,2H),3.39(dd,J=12.9,6.9Hz,2H),7.08−7.14(m,1H),7.27−7.33(m,1H),7.43−7.62(m,2H),7.72(dd,J=19.5,8.3Hz,5H),8.12(d,J=8.1Hz,1H),8.42(t,J=5.5Hz,1H),13.1(s,1H).
APCI−MS(m/z);391[M+H]
実施例94:(E)−N−ジエチルカルバモイルメチル−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物94)
実施例5に準じて、化合物53(300mg,0.932mmol)、ジエチルアミン(123mg,1.12mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(214mg,1.40mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(268mg,1.40mmol)より化合物94(103mg,29%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.02(t,J=7.0Hz,3H),1.16(t,J=7.0Hz,3H),3.27−3.36(m,4H),4.10(d,J=5.5Hz,2H),7.21(m,1H),7.39(m,1H),7.53−7.71(m,3H),7.86(dd,J=26.4,8.1Hz,4H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.57(s,1H),13.2(s,1H).
ESI−MS(m/z);377[M+H]
実施例95:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチルベンゾイル}ピペラジン2塩酸塩(化合物95)
工程1
実施例5に準じて、(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチル安息香酸(970mg,3.32mmol)、N−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)ピペラジン(926mg,4.98mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(661mg,4.32mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(891mg,4.65mmol)より(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチルベンゾイル}ピペラジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルエステル(980mg,66%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 1.57(s,9H),2.36(s,3H),3.24−3.28(br,2H),3.36−3.38(br,2H),3.50−3.56(br,2H),3.76−3.82(br,2H),7.18(d,J=5.1Hz,1H),7.23−7.32(m,2H),7.44−7.49(m,5H),8.04(d,J=8.2Hz,1H),10.1(br,1H).
ESI−MS(m/z);447[M+H]
工程2
工程1で得られた(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチルベンゾイル}ピペラジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルエステル(980mg,2.20mmol)を10%塩化水素−メタノール溶液で処理し、化合物95(585mg,77%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.26(s,3H),3.04−3.41(br,4H),3.55−3.60(br,4H),7.14−7.64(m,8H),8.18(d,J=8.2Hz,1H),9.35−9.45(br,2H).
ESI−MS(m/z);347[M+H]
実施例96:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−メチルピペラジン−2−オン(化合物96)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(400mg,1.19mmol)、1−メチルピペラジン−2−オン(780mg,5.18mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(210mg,1.55mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(320mg,1.70mmol)及びN−メチルモルホリン(0.70mL,6.37mmol)より化合物96(198mg,46%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.87(s,3H),3.37−3.39(m,2H),3.60−3.82(brm,2H),4.03−4.09(m,2H),7.21(t,J=7.6Hz,1H),7.39(t,J=7.6Hz,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.51(d,J=16.1Hz,1H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.68(d,J=16.1Hz,1H),7.80(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);360[M+H]
実施例97:(E)−N−(3−モルホリノプロピル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド2塩酸塩(化合物97)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.89mmol)、N−(3−アミノプロピル)モルホリン(0.365mL,2.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(333mg,2.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(510mg,2.67mmol)及びN−メチルモルホリン(0.75mL,6.82mmol)より得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、化合物97の遊離塩基を得、次いで化合物97の遊離塩基を酢酸エチル(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.00mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液から析出した沈殿を濾取することにより化合物97(340mg,78%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.98(br,2H),3.03−3.12(m,4H),3.34−3.44(m,4H),3.73−3.97(m,4H),7.21(t,J=7.4Hz,1H),7.40(t,J=7.4Hz,1H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.56(d,J=7.4Hz,1H),7.68(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=7.4Hz,2H),7.90(d,J=7.4Hz,2H),8.21(d,J=7.4Hz,1H),8.71(br,1H).
ESI−MS(m/z);391[M+H]
実施例98:(E)−4−(3−メトキシプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物98)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(400mg,0.99mmol)、β−3−メトキシプロピオン酸(84.4mg,0.82mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(178mg,1.32mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(265mg,1.38mmol)及びN−メチルモルホリン(0.4mL,1.64mmol)より化合物98(220mg,59%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.58(t,J=6.2Hz,2H),3.22(s,3H),3.26−3.29(m,2H),3.52−3.57(m,8H),7.21(t,J=7.7Hz,1H),7.38(d,J=8.2Hz,1H),7.44(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=16.8Hz,1H),7.55(d,J=8.2Hz,1H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);419[M+H]
実施例99:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(モルホリノカルボニルアミノ)ピペリジン(化合物99)
化合物64(500mg,1.19mmol)を塩化メチレンに溶解し、0℃でトリエチルアミン(0.498mL,3.57mmol)、4−モルホリンカルボニルクロリド(468mg,2.62mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(200.2mg,1.04mmol)を加え4時間攪拌することにより化合物99(1.5mg,0.3%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.37(brs,4H),1.77(brs,4H),3.18−3.53(m,9H),6.30(d,J=7.1Hz,1H),7.20−7.23(m,1H),7.35−7.42(m,3H),7.53−7.65(m,4H),7.76(d,J=7.9Hz,2H),8.18(d,J=8.1Hz,1H).
APCI−MS(m/z);460[M+H]
実施例100:(E)−4−(2−メトキシアセチル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−2−メチルベンゾイル}ピペラジン(化合物100)
メトキシ酢酸(0.019mL,0.24mmol)のTHF(5.0mL)溶液に、化合物95(0.10g,0.29mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(52mg,0.337mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(69mg,0.36mmol)を加え、60℃で1時間攪拌した。反応溶液に酢酸エチル及び飽和重曹水(4.0mL)を加え抽出した。有機層を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール=10/1)にて精製した後、これに酢酸エチルを加え、析出した沈殿を濾取することにより化合物100(39mg,39%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.27(s,3H),3.19(brs,2H),3.29(brs,3H),3.37(brs,2H),3.51(brs,2H),4.10(brd,2H),7.21(t,J=6.6Hz,1H),7.22(d,J=7.9Hz,1H),7.40(t,J=6.6Hz,1H),7.49(d,J=16.6Hz,1H),7.60(d,J=16.6Hz,1H),7.67−7.50(m,3H),8.19(d,J=8.4Hz,1H),13.18(s,1H)
APCI−MS(m/z);419[M+H]
実施例101:(S)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3−メチルピペラジン2塩酸塩(化合物101)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(250mg,0.83mmol)、(S)−(+)−2−メチルピペラジン(170mg,1.66mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(217mg,1.60mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(303mg,1.58mmol)及びN−メチルモルホリン(0.23mL,2.08mmol)より化合物101の遊離塩基を得、次いで化合物101の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物101(158mg,45%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.26(br,3H),2.75(br,1H),3.05−3.34(m,6H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.40(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.49(d,J=8.3Hz,2H),7.54(d,J=8.3Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.66(d,J=16.1Hz,1H),7.81(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),9.47−9.51(m,1H),9.65(br,1H).
APCI−MS(m/z);347[M+H]
実施例102:(R)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3−メチルピペラジン2塩酸塩(化合物102)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(250mg,0.83mmol)、(R)−(+)−2−メチルピペラジン(170mg,1.66mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(217mg,1.60mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(303mg,1.58mmol)及びN−メチルモルホリン(0.23mL,2.08mmol)より化合物102の遊離塩基を得、次いで化合物102の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物102(50mg,14%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.26(br,3H),2.75(br,1H),3.09−3.45(m,6H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.40(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.49(d,J=8.3Hz,2H),7.54(d,J=8.3Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.66(d,J=16.1Hz,1H),7.81(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),9.47−9.51(m,1H),9.65(br,1H).
APCI−MS(m/z);347[M+H]
実施例103:(S,S)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3,5−ジメチルピペラジン2塩酸塩(化合物103)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(250mg,0.83mmol)、2,6−ジメチルピペラジン(243mg,1.66mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(217mg,1.60mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(303mg,1.58mmol)及びN−メチルモルホリン(0.23mL,2.08mmol)より化合物103の遊離塩基を得、次いで化合物103の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物103(140mg,51%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.28(br,6H),3.03−3.33(br,4H),4.5(br,2H),7.24(dd,J=8.3,8.3Hz,1H),7.41(dd,J=8.3,8.3Hz,1H),7.50(d,J=8.3Hz,2H),7.54(d,J=8.3Hz,1H),7.56(d,J=16.7Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),9.48−9.51(m,1H),9.87−9.90(m,1H).
APCI−MS(m/z);361[M+H]
実施例104:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−エチルピペラジン2塩酸塩(化合物104)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、N−エチルピペラジン(171mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物104の遊離塩基を得、次いで化合物104の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物104(280mg,65%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.27(t,J=7.4Hz,3H),3.03−3.14(m,4H),3.46(br,2H),4.54(br,4H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.41(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.50(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=7.4Hz,1H),7.56(d,J=16.7Hz,1H),7.67(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),11.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);361[M+H]
実施例105:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(化合物105)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、2−(ピペラジン−1−イル)エタノール(195mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物105(230mg,61%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.41−2.49(m,8H),3.48−3.55(m,4H),4.43(t,J=5.4Hz,1H),7.23(dd,J=8.1,8.1Hz,1H),7.18−7.28(m,1H),7.23(d,J=8.1Hz,2H),7.54(d,J=16.1Hz,1H),7.57(d,J=16.7Hz,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.78(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);377[M+H]
実施例106:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−モルホリノピペリジン(化合物106)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、4−モルホリノピペリジン(255mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物106(319mg,77%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.31−1.43(m,2H),1.81(br,2H),2.38(br,2H),2.42(br,4H),2.86−3.00(m,2H),3.55−3.58(m,4H),4.44(br,1H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.39(d,J=8.3Hz,1H),7.41(d,J=8.3Hz,2H),7.57(d,J=16.8Hz,1H),7.59(d,J=8.3Hz,1H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.78(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);417[M+H]
実施例107:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−イソプロピルピペラジン塩酸塩(化合物107)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、1−イソプロピルピペラジン(192mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物107の遊離塩基を得、次いで化合物107の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物107(24.5mg,5.5%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.28(d,J=6.8Hz,6H),3.15(br,1H),3.33−3.41(m,8H),7.23(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.41(dd,J=8.3,8.3Hz,1H),7.52(d,J=8.3Hz,2H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.61(d,J=16.7Hz,1H),7.67(d,J=16.7Hz,1H),7.82(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),10.0(br,1H).
ESI−MS(m/z);375[M+H]
実施例108:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン2塩酸塩(化合物108)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、1−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジン(235mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物108の遊離塩基を得、次いで化合物108の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物108(144mg,30%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.86(s,6H),3.17−3.53(m,12H),7.23(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.40(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.51(d,J=8.3Hz,2H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.61(d,J=16.7Hz,1H),7.68(d,J=16.7Hz,1H),7.83(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),10.0(br,1H).
ESI−MS(m/z);404[M+H]
実施例109:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−メトキシエチル)ピペラジン塩酸塩(化合物109)
ブロモ(1H−インダゾール−3−イルメチル)トリフェニルホスホニウム(473mg,1.00mmol)をメタノール(10mL)に溶解し、4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−カルボニル]ベンズアルデヒド(230g,0.83mmol)及び炭酸カリウム(345mg,2.50mmol)より化合物109の遊離塩基を得、次いで化合物109の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物109(178mg,38%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.13−3.17(m,2H),3.32(s,3H),3.46(br,8H),3.70−3.74(m,2H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.41(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.49(d,J=8.2Hz,2H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.57(d,J=8.2Hz,1H),7.67(d,J=16.8Hz,1H),7.82(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),10.0(br,1H).
APCI−MS(m/z);391[M+H]
実施例110:(E)−N−[2−(エチルアミノ)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド(化合物110)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、N−エチルエチレンジアミン(440mg,5.00mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物110(40mg,12%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.03(t,J=7.1Hz,3H),2.52−2.60(m,2H),2.68(t,J=6.6Hz,2H),3.32−3.36(m,3H),7.22(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.41(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.56(d,J=8.3Hz,1H),7.57(d,J=16.6Hz,1H),7.68(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.3Hz,2H),7.88(d,J=8.3Hz,2H),8.22(d,J=8.3Hz,1H),8.40(t,J=8.3Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);335[M+H]
実施例111:(E)−N−(2−アミノエチル)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド2塩酸塩(化合物111)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、N−(2−アミノエチル)カルバミン酸tert−ブチル(240mg,1.50mmol)、1−ビドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物111(206mg,54%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.98−3.04(m,2H),3.52−3.57(m,2H),7.23(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.41(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.56(d,J=8.3Hz,1H),7.57(d,J=16.7Hz,1H),7.70(d,J=16.7Hz,1H),7.83(d,J=8.3Hz,2H),7.95(d,J=8.3Hz,2H),8.04(br,2H),8.22(d,J=8.3Hz,1H),8.76(t,J=5.3Hz,1H).
ESI−MS(m/z);307[M+H]
実施例112:(E)−N−[2−(メチルアミノ)エチル]−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンズアミド塩酸塩(化合物112)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.00mmol)、N−メチルエチレンジアミン(111mg,1.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(176mg,1.30mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.40mmol)及びN−メチルモルホリン(0.22mL,2.00mmol)より化合物112の遊離塩基を得、次いで化合物112の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物112(105mg,29%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.58−2.61(m,3H),3.11(br,2H),3.56−3.63(m,2H),7.23(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.41(dd,J=8.3,8.3Hz,1H),7.56(d,J=8.3Hz,1H),7.57(d,J=16.8Hz,1H),7.70(d,J=16.8Hz,1H),7.83(d,J=8.3Hz,2H),7.96(d,J=8.3Hz,2H),8.22(d,J=8.3Hz,1H),8.80−8.84(m,2H).
APCI−MS(m/z);321[M+H]
実施例113:(E)−1−メトキシアセチル−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ペンゾイル}ホモピペラジン(化合物113)
実施例5に準じて、化合物85(285mg,0.68mmol)、メトキシ酢酸(0.05ml,0.62mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(110mg,0.81mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(166mg,0.87mmol)及びN−メチルモルホリン(0.34mL,3.10mmol)より化合物113(98mg,35%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.22−3.77(m,13H),4.11(br,2H),7.22(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.35−7.43(m,3H),7.54(d,J=16.8Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.78(d,J=8.1Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);419[M+H]
実施例114:(E)−1−(3−メチル−3−ヒドロキシブチリル)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ホモピペラジン(化合物114)
実施例5に準じて、化合物85(285mg,0.68mmol)、β−ヒドロキシイソ吉草酸(73mg,0.62mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(110mg,0.81mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(166mg,0.87mmol)及びN−メチルモルホリン(0.34mL,3.10mmol)より化合物114(62mg,20%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.12−1.19(m,6H),1.91(br,1H),3.53(br,12H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.32−7.44(m,3H),7.54(d,J=16.8Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.78(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);447[M+H]
実施例115:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−(n−プロピル)ピペラジン−2−オン塩酸塩(化合物115)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(260mg,0.87mmol)、1−n−プロピルピペラジン−2−オン(309mg,1.74mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(153mg,1.13mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(234mg,1.22mmol)及びN−メチルモルホリン(0.50mL,4.35mmol)より化合物115の遊離塩基を得、次いで化合物115の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物115(240mg,65%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.83(t,J=7.4Hz,3H),3.26−3.63(m,6H),3.73(br,2H),4.11(br,2H),7.22(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.41(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=7.1Hz,1H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H).
APCI−MS(m/z);389[M+H]
実施例116:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−(sec−ブチル)ピペラジン−2−オン塩酸塩(化合物116)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(128mg,0.42mmol)、1−sec−ブチルピペラジン−2−オン(121mg,0.63mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(75mg,0.55mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(115mg,0.59mmol)及びN−メチルモルホリン(0.24mL,2.10mmol)より化合物116の遊離塩基を得、次いで化合物116の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物116(74mg,40%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.78(t,J=7.3Hz,3H),1.05(d,J=6.9Hz,3H),1.34−1.47(m,2H),3.23−3.32(m,1H),4.39(br,6H),7.21(dd,J=8.1,8.1Hz,1H),7.40(dd,J=8.1,8.1Hz,1H),7.48(d,J=8.1Hz,2H),7.53(d,J=16.7Hz,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.65(d,J=16.7Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H).
APCI−MS(m/z);403[M+H]
実施例117:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(化合物117)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(250mg,0.83mmol)、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(0.11ml,1.25mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(146mg,1.08mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(224mg,1.16mmol)及びN−メチルモルホリン(0.18mL,1.66mmol)より化合物117(196mg,72%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.15(br,2H),3.44−4.03(m,4H),5.74−5.88(m,2H),7.21(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.38(d,J=8.1Hz,2H),7.40−7.43(m,1H),7.52(d,J=8.1Hz,1H),7.54(d,J=16.6Hz,1H),7.63(d,J=16.6Hz,1H),7.77(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);330[M+H]
実施例118:(S)−(E)−4−メトキシアセチル−3−メチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物118)
実施例5に準じて、化合物101(300mg,0.72mmol)、メトキシ酢酸(0.05ml,0.62mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(106mg,0.81mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(161mg,0.87mmol)及びN−メチルモルホリン(0.34mL,3.10mmol)より化合物118の遊離塩基を得、次いで化合物118の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物118(87mg,27%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.08−1.15(m,3H),3.29(s,3H),4.04(br,9H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,2H),7.38−7.45(m,1H),7.53(d,J=8.4Hz,1H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.65(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H).
APCI−MS(m/z);419[M+H]
実施例119:(S)−(E)−4−(3−メチル−3−ヒドロキシブチリル)−3−メチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物119)
実施例5に準じて、化合物101(500mg,1.19mmol)、β−ヒドロキシイソ吉草酸(0.12mg,0.99mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(174mg,1.29mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(270mg,1.39mmol)及びN−メチルモルホリン(0.50mL,4.46mmol)より化合物119の遊離塩基を得、次いで化合物119の遊離塩基をメタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて室温にて30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物119(237mg,41%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.04−1.18(m,9H),2.30(br,1H),4.02(br,9H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.39(d,J=8.2Hz,2H),7.38−7.46(m,1H),7.53(d,J=8.2Hz,1H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.65(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);447[M+H]
実施例120:(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]−N−(ピペリジン−4−イル)ベンズアミド2塩酸塩(化合物120)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(500mg,1.66mmol)、1−tert−ブトキシカルボニル−4−アミノピペリジン(500g,2.49mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(291mg,2.16mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(450mg,2.32mmol)及びN−メチルモルホリン(0.37mL,3.32mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物120(337mg,48%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.78−1.85(m,2H),1.96−2.09(m,2H),3.00−3.03(m,2H),3.30−3.34(m,2H),4.07(br、1H),7.22(dd,J=7.2,7.2Hz,1H),7.41(dd,J=8.4,8.4Hz,1H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.73(d,J=16.8Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),7.91(d,J=8.4Hz,2H),8.22(d,J=8.4Hz,1H),8.50(d,J=7.2Hz,1H),8.86(br,1H).
APCI−MS(m/z);347[M+H]
実施例121:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−[2−オキソ−2−(ピロリジン−1−イル)エチル]ピペラジン(化合物121)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(300mg,1.14mmol)、N−メチルモルホリン(0.25mL,2.28mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(305mg,1.59mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(200mg,1.48mmol)及び2−(ピペラジン−1−イル)−1−(ピロリジン−1−イル)エタノン(337mg,1.71mmol)より得られた粗生成物を酢酸エチル/メタノール混合溶媒でトリチュレーションすることにより化合物121(298mg,60%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.72−1.91(m,4H),3.28(t,J=6.5Hz,2H),3.45(t,J=6.5Hz,2H),3.40−7.70(br,8H),7.22(t,J=7.8Hz,1H),7.38(t,J=7.8Hz,1H),7.41(d,J=8.1Hz,2H),7.54(d,J=16.7Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.64(d,J=16.7Hz,1H),7.78(d,J=8.1Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),13.22(s,1H).
APCI−MS(m/z);444[M]
実施例122:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3−アミノピロリジン2塩酸塩(化合物122)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(800mg,2.66mmol)、(ピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.00g,5.32mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(470mg,3.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(720mg,3.72mmol)及びN−メチルモルホリン(0.58mL,5.32mmol)より得られた生成物を、メタノール(5.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(2.00mL)を加えて60℃にて1時間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物122(398mg,38%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.23(br,1H),3.54−3.87(m,6H),7.22(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),7.41(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),7.54(d,J=8.3Hz,2H),7.55(d,J=8.3Hz,1H),7.57(d,J=16.8Hz,1H),7.66(d,J=16.8Hz,1H),7.80(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),8.30(br,1H),8.42(br,1H).
APCI−MS(m/z);333[M+H]
実施例123:(S)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(2−アミノ−3−ヒドロキシプロピオニル)ピペラジン2塩酸塩(化合物123)
実施例5に準じて化合物18(300mg,0.90mmol)、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−セリン(155mg,0.76mmol)、1−ヒドロキンベンゾトリアゾール一水和物(133mg,0.99mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(204mg,1.06mmol)及びN−メチルモルホリン(0.17mL,1.52mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物123(290mg,78%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.63−3.73(m,8H),4.43(br,1H),4.95(br,3H),7.22(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),7.41(dd,J=8.2,8.2Hz,1H),7.48(d,J=8.2Hz,2H),7.53(d,J=8.2Hz,1H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.66(d,J=16.8Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.20−8.23(m,3H).
APCI−MS(m/z);420[M+H]
実施例124:(S)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(ピロリジン−3−イルカルボニル)ピペラジン2塩酸塩(化合物124)
実施例5に準じて化合物18(300mg,0.90mmol)、(S)−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル(162mg,0.76mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(133mg,0.99mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(204mg,1.06mmol)及びN−メチルモルホリン(0.17mL,1.52mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物124(278mg,61%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.78−1.94(m,2H),2.40(br,1H),3.15−3.26(m、2H),3.58(br,8H),4.60(br,2H),7.22(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.41(dd,J=8.2,8.2Hz,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=8.2Hz,1H),7.56(d,J=16.6Hz,1H),7.66(d,J=16.6Hz,1H),7.82(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),8.50(br,1H)9.96−9.98(m,1H).
APCI−MS(m/z);430[M+H]
実施例125:(E)−4−ジメチルアミノアセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物125)
実施例5に準じて、化合物18(200mg,0.60mmol)、N,N−ジメチルグリシン(70mg,0.50mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(88mg,0.65mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(134mg,0.70mmol)及びN−メチルモルホリン(0.11mL,1.00mmol)より化合物125(77mg,31%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.17(s,6H),3.08(br,2H),3.50−3.58(m,8H),7.21(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.37−7.46(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.52(d,J=8.2Hz,1H),7.54(d,J=16.6Hz,1H),7.64(d,J=16.6Hz,1H),7.79(d,J=8.1Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);418[M+H]
実施例126:(E)−4−[(イソブチリルアミノ)アセチル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物126)
実施例5に準じて、化合物18(200mg,0.602mmol)、N−メチルモルホリン(0.132mL,1.20mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(161mg,0.842mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(106mg,0.783mmol)及び(3−メチルブチリルアミノ)酢酸(115mg,0.722mmol)より得られた粗生成物(174mg)を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=80/20)で精製し、さらに酢酸エチル/エタノール混合溶媒にてトリチュレーションすることにより化合物126(105mg,37%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 0.89(d,J=6.0Hz,6H),1.90−2.08(m,3H),3.25−3.75(br,8H),3.80−4.04(br.s,2H),7.22(t,J=6.9Hz,1H),7.41(t,J=6.9Hz,1H),7.46(d,J=8.1Hz,2H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.57(d,J=7.8Hz,1H),7.66(d,J=16.8Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),7.91(br,1H),8.21(d,J=7.8Hz,1H),13.22(s,1H).
APCI−MS(m/z);474[M]
実施例127:(E)−4−[(2−メトキシエトキシ)アセチル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物127)
実施例5に準じて、化合物18(200mg,0.602mmol)、N−メチルモルホリン(0.132mL,1.20mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(161mg,0.842mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(106mg,0.783mmol)及び2−メトキシエトキシ酢酸(0.0674mL,0.722mmol)より得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=80/20)で精製することにより化合物127(0.011g,4%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.25(s,3H),3.40−3.65(m,12H),4.18(s,1H),7.22(t,J=8.1Hz,1H),7.41(t,J=8.1Hz,1H),7.45(d,J=7.9Hz,2H),7.55(d,J=16.4Hz,1H),7.56(d,J=8.6Hz,1H),7.65(d,J=16.4Hz,1H),7.80(d,J=7.9Hz,2H),8.21(d,J=8.6Hz,1H),13.21(s,1H).
APCI−MS(m/z);449[M]
実施例128:(E)−4−エトキシアセチル−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物128)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(300mg,0.741mmol)、N−メチルモルホリン(0.163mL,1.48mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(199mg,1.04mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(130mg,0.963mmol)及びエトキシ酢酸(0.0700mL,0.741mmol)より得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=90/10)にて精製し、さらに酢酸エチル/メタノール混合溶媒にて再結晶することにより化合物128(62.0mg,20%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.13(t,J=6.9Hz,3H),3.40−3.65(br,8H),3.47(q,J=6.9Hz,2H),4.13(brs,2H),7.22(t,J=7.5Hz,1H),7.41(t,J=7.5Hz,1H),7.46(d,J=8.1Hz,2H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.56(d,J=8.4Hz,1H),7.65(d,J=16.8Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),13.22(s,1H).
APCI−MS(m/z);419[M]
実施例129:(E)−4−(3−アミノプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン2塩酸塩(化合物129)
実施例5に準じて化合物18(300mg,0.90mmol)、3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオン酸(143mg,0.75mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(132mg,0.98mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(202mg,1.05mmol)及びN−メチルモルホリン(0.16mL,1.50mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて40分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物129(0.11mg,24%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.70−2.75(m,2H),3.01−3.03(m,2H),3.56(br,8H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.40(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.47(d,J=8.1Hz,2H),7.54(d,J=7.9Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.65(d,J=16.8Hz,1H),7.62−7.69(m,2H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);404[M+H]
実施例130:(E)−4−[(フェニルアセチルアミノ)アセチル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物130)
実施例5に準じて、化合物18(366mg,0.90mmol)、フェナセツル酸(175mg,0.90mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(132mg,0.98mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(202mg,1.05mmol)及びN−メチルモルホリン(0.16mL,1.50mmol)より化合物130(0.21mg,46%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.56(br,10H),3.99−4.00(m,2H),7.18−7.33(m,6H),7.38−7.41(m,1H),7.45(d,J=8.4Hz,2H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.65(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,2H),8.16(t,J=5.4Hz,1H),8.21(d,J=8.4Hz,1H)13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);508[M+H]
実施例131:(E)−4−(2−アミノ−2−メチルプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン2塩酸塩(化合物131)
実施例5に準じて化合物18(300mg,0.90mmol)、2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ−2−メチルプロピオン酸(153mg,0.75mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(132mg,0.98mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(202mg,1.05mmol)及びN−メチルモルホリン(0.16mL,1.50mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物131(0.10mg,23%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.57(br,6H),3.65(br,4H),4.36(br,4H),7.22(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.41(dd,J=8.4,8.4Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,2H),7.54(d,J=7.9Hz,1H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.66(d,J=16.6Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),8.27(br,2H).
APCI−MS(m/z);418[M+H]
実施例132:(E)−4−ジメチルカルバモイルアミノ−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペリジン(化合物132)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(200mg,0.76mmol)、1,1−ジメチル−3−(ピペリジン−4−イル)ウレア(0.20ml,1.14mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(133mg,1.00mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(204mg,1.06mmol)及びN−メチルモルホリン(0.18mL,1.66mmol)より得られた粗生成物を酢酸エチルで結晶化することにより化合物132(195mg,62%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.38(br,2H),1.75(br,2H),2.77(s,6H),3.02(br,2H),3.69(br,2H),4.30(br,1H),6.01(d,J=7.4Hz,1H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.38−7.41(m,1H),7.45(d,2H,J=8.4Hz),7.53(d,J=7.4Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.65(d,J=16.8Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H)13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);418[M+H]
実施例134:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−(2−メトキシエチル)ピペラジン−2−オン塩酸塩(化合物134)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(50.0mg,0.189mmol)、N−メチルモルホリン(0.0415mL,0.378mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(50.7mg,0.265mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(33.2mg,0.246mmol)及び1−(2−メトキシエチル)ピペラジン−2−オン(44.8mg,0.284mmol)より得られた粗生成物を塩化水素−酢酸エチル溶液(4mol/L,0.236mL)で処理することにより化合物134(10.0mg,12%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.26(s,3H),3.40−3.55(m,4H),3.60−4.20(br,6H),7.22(t,J=7.0Hz,1H),7.40(t,J=7.0Hz,1H),7.48(d,J=7.4Hz,2H),7.55(d,J=17.0Hz,1H),7.56(d,J=7.6Hz,1H),7.66(d,J=17.0Hz,1H),7.81(d,J=7.4Hz,2H),8.21(d,J=7.6Hz,1H).
APCI−MS(m/z);405[M+H]
実施例135:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−[2−オキソ−2−(イソプロピルアミノ)エチル]ピペラジン2塩酸塩(化合物135)
実施例1の工程7に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(200mg,0.757mmol)、N−メチルモルホリン(0.166mL,1.51mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(203mg,1.06mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(133mg,0.984mmol)及びN−イソプロピル−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド(210mg,1.14mmol)より得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=80/20)で精製し、さらに4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(0.665mL)で処理することにより化合物135(99.7mg,26%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.10(d,J=6.9Hz,1H),3.20−3.65(br,8H),3.95(s,2H),4.03(q,J=6.9Hz,1H),7.41(t,J=7.8Hz,1H),7.50(d,J=8.4Hz,2H),7.56(d,J=16.5Hz,1H),7.58(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=16.5Hz,1H),7.82(d,J=8.4Hz,2H),8.22(d,J=8.1Hz,1H),8.67(d,J=7.5Hz,1H),10.61(brs,1H).
APCI−MS(m/z);432[M+H]
実施例136:(E)−4−(3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピオニル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン塩酸塩(化合物136)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(300mg,0.741mmol)、N−メチルモルホリン(0.163mL,1.48mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(199mg,1.04mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(130mg,0.963mmol)及び3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピオン酸(99.4mg,0.741mmol)より得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=80/20)で精製し、さらに10%塩化水素−メタノール溶液(0.932mL)で処理した後、アセトンでトリチュレーションすることにより化合物136(10.0mg,3%)を得た。
H−NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.17(brs,3H),3.60−3.85(br,4H),4.00−4.45(br,8H),7.22(t,J=7.2Hz,1H),7.41(t,J=7.2Hz,1H),7.50(d,J=8.4Hz,2H),7.56(d,J=16.5Hz,1H),7.57(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=16.5Hz,1H),7.81(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),9.14(br.s,1H).
実施例137:(E)−4−[4−(アセチルアミノ)ブチリル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物137)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(200mg,0.49mmol)、4−アセチルアミノ酪酸(72mg,0.49mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(87mg,0.64mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(133mg,0.69mmol)及びN−メチルモルホリン(0.11mL,0.98mmol)より化合物137(0.12mg,52%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.63(t,J=6.9Hz,2H),1.79(s,3H),2.31−2.34(m,2H),3.04(q,J=6.9Hz,2H),3.51(br,8H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.38−7.41(m,1H),7.45(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=7.4Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.65(d,J=16.8Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);460[M+H]
実施例138:(E)−4−(N−アセチル−N−メチルアミノアセチル)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物138)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(300mg,0.741mmol)、N−メチルモルホリン(0.163mL,1.48mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(199mg,1.04mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(130mg,0.963mmol)及びN−アセチルサルコシン(77.7mg,0.593mmol)より得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=90/10)で精製し、さらに酢酸エチル/メタノール混合溶媒にてトリチュレーションすることにより化合物138(54.8mg,25%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.02(s,3H),2.97(s,3H),3.42−3.60(br,8H),4.18(s,2H),7.22(t,J=7.6Hz,1H),7.41(d,J=7.6Hz,1H),7.46(d,J=8.1Hz,2H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),13.21(s,1H).
APCI−MS(m/z);446[M]
実施例139:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−(シクロプロピル)ピペラジン−2,6−ジオン(化合物139)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(150mg,0.57mmol)、1−(シクロプロピル)ピペラジン−2,6−ジオン(100mg,0.86mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(100mg,0.74mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(153mg,0.80mmol)及びN−メチルモルホリン(0.13mL,1.14mmol)より化合物139(64mg,28%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 0.57−0.64(m,2H),0.86−0.94(m,2H),2.43−2.49(m,1H),4.44(br,4H),7.23(dd,J=7.2,7.2Hz,1H),7.41(dd,J=7.2,7.2Hz,1H),7.49(d,J=8.2Hz,2H),7.56(d,J=16.8Hz,1H),7.57(d,J=8.2Hz,1H),7.68(d,J=16.8Hz,1H),7.83(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);401[M+H]
実施例140:(S)−(E)−4−[(ピロリジン−2−イル)カルボニル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物140)
実施例5に準じて化合物18の2塩酸塩(100mg,0.25mmol)、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−プロリン(53mg,0.25mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(43mg,0.33mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(66mg,0.35mmol)及びN−メチルモルホリン(0.06mL,0.50mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に飽和重曹水と酢酸エチルを加え抽出した。得られた粗生成物をアセトンで結晶化することにより化合物140(21mg,20%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.85−1.91(m,4H),2.32−2.36(m,2H),3.14−3.21(m,4H),3.57(br,4H),4.52(br,1H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.41(dd,J=8.2,8.2Hz,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.53(d,J=7.4Hz,1H),7.56(d,J=16.6Hz,1H),7.66(d,J=16.6Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);430[M+H]
実施例141:(E)−4−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−1−(2−メトキシエチル)ピペラジン−2,6−ジオン(化合物141)
実施例5に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(200mg,0.76mmol)、1−(2−メトキシエチル)ピペラジン−2,6−ジオン(200mg,1.14mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(134mg,0.99mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(204mg,1.06mmol)及びN−メチルモルホリン(0.17mL,1.52mmol)より化合物141(155mg,49%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.23(s,3H),3.41(t,J=6.3Hz,2H),3.84(t,J=6.3Hz,2H),4.51(br,4H),7.23(dd,J=7.1,7.1Hz,1H),7.41(dd,J=8.1,8.1Hz,1H),7.49(d,J=8.1Hz,2H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.58(d,J=16.8Hz,1H),7.69(d,J=16.8Hz,1H),7.84(d,J=8.1Hz,2H),8.22(d,J=8.1Hz,1H),13.2(br,1H).
APCI−MS(m/z);419[M+H]
実施例142:(E)−4−[(ピペリジン−4−イル)カルボニル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン2塩酸塩(化合物142)
実施例5に準じて化合物18の2塩酸塩(200mg,0.49mmol)、イソニペコチン酸tert−ブチルエステル(122mg,0.49mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(86mg,0.64mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(132mg,0.69mmol)及びN−メチルモルホリン(0.1mL,0.98mmol)より得られた生成物を、メタノール(2.00mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて30分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、アセトンで結晶化することにより化合物142(0.09mg,41%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.76(br,6H),2.94(br,2H),3.25−3.63(m,9H),7.22(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.40(dd,J=7.4,7.4Hz,1H),7.46(d,J=8.2Hz,2H),7.54(d,J=8.2Hz,1H),7.55(d,J=16.8Hz,1H),7.66(d,J=16.8Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),8.56(br,1H),8.83(br,1H,).
ESI−MS(m/z);444[M+H]
実施例143:(E)−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物143)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(200mg,0.49mmol)、1−メチルピペリジン−4−カルボン酸(70mg,0.49mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(86mg,0.64mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(132mg,0.69mmol)及びN−メチルモルホリン(0.10mL,0.98mmol)より化合物143(0.02mg,9%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.58−1.59(m,4H),1.91(br,2H),2.15(s,3H),2.76−2.80(m,2H),3.51(br,9H),7.22(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),7.39(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),7.45(d,J=8.4Hz,2H),7.53(d,J=8.4Hz,1H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.65(d,J=16.6Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,2H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),13.2(br,1H).
ESI−MS(m/z);458[M+H]
実施例144:(E)−4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アミノアセチル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン2塩酸塩(化合物144)
実施例5に準じて、化合物18の2塩酸塩(150mg,0.370mmol)、N−メチルモルホリン(0.0812mL,0.740mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(99.3mg,0.370mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(64.9mg,0.481mmol)及びジ(ヒドロキシエチル)アミノ酢酸(60.4mg,0.370mmol)より得られた粗生成物をC−18カラムクロマトグラフィー(水/メタノール=67/33)で精製し、さらに10%塩化水素−メタノール溶液(0.775mL)で処理し、酢酸エチルでトリチュレーションすることにより化合物144(43.5mg,21%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.72−7.76(brm,2H),3.20−3.25(brm,4H),3.22−3.26(brm,4H),3.60−3.80(br,8H),7.21(t,J=8.1Hz,1H),7.40(d,J=8.1Hz,1H),7.49(d,J=7.8Hz,2H),7.54(d,J=18.6Hz,1H),7.56(d,J=9.4Hz,1H),7.65(d,J=18.6Hz,1H),7.80(d,J=7.8Hz,2H),8.20(d,J=9.4Hz,1H),8.94(br.s,1H).
ESI−MS(m/z);417[M−C
実施例145:(E)−4−[(1−メチルピロリジン−2−イル)カルボニル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物145)
実施例1の工程1に準じて、化合物18(83mg,0.25mmol)、N−メチルプロリン1水和物(44mg,0.30mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(110mg,0.83mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(160mg,0.85mmol)及びN−メチルモルホリン(0.12mL,1.10mmol)より、化合物145(97mg,87%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 1.75−2.31(m,6H),2.38(s,3H),3.16−3.22(m,1H),3.30−4.00(m,8H),7.21−7.28(m,1H),7.36−7.42(m,1H),7.43(d,J=8.3Hz,2H),7.50−7.52(m,3H),7.61(d,J=8.3Hz,2H),8.02(d,J=8.2Hz,2H).
APCI−MS(m/z);444[M+H]
実施例146:(E)−4−[(4−メチルモルホリン−2−イル)カルボニル]−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物146)
実施例1の工程1に準じて、化合物18(100mg,0.25mmol)、4−メチルモルホリン−2−カルボン酸塩酸塩(56mg,0.30mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(56mg,0.40mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(82mg,0.43mmol)及びN−メチルモルホリン(0.16mL,1.4mmol)より、化合物146(60mg,52%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDCl)δ 2.17−2.27(m,1H),2.35−2.44(m,4H),2.67(brd,J=11.4Hz,1H),2.90(brd,J=11.8Hz,1H),3.30−4.00(m,10H),4.25−4.28(m,1H),7.21−7.28(m,1H),7.36−7.51(m,6H),7.60(d,J=8.2Hz,2H),8.02(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);460[M+H]
実施例147:(E)−4−ヒドロキシ−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(化合物147)
化合物18(0.35g,1.1mmol)をメタノール(2.1mL)に溶解し、31%過酸化水素水(0.13g,1.1mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に亜硫酸水素ナトリウム(0.1g,0.96mmol)を加え、沃化カリウムでん粉用紙で過酸化水素の消失を確認した後、析出した結晶を濾取して取り除いた。減圧下、濾液の溶媒を留去し、得られた粗生成物を分取シリカゲルクロマトグラフィー[アミノタイプ化学結合型シリカゲルChromatorex(登録商標)NH、富士シリシア製、メタノール/クロロホルム=1/9]により精製して、化合物147(57mg,15%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.44−2.52(m,4H),2.95−3.29(brm,4H),7.28(brt,J=7.5Hz,1H),7.44−7.50(m,3H),7.60(d,J=16.7Hz,1H),7.61−7.63(m,1H),7.70(d,J=16.7Hz,1H),7.84(d,J=8.4Hz,2H),8.27(d,J=8.2Hz,1H),8.30(s,1H),13.1−13.4(m,1H).
APCI−MS(m/z);349[M+H]
実施例148:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)ピペラジン(化合物148)
実施例1の工程1に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(66mg,0.25mmol)、WO98/35951に記載の合成法に準じて合成した1−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)ピペラジン(60mg,0.30mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(44mg,0.32mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(71mg,0.35mmol)及びN−メチルモルホリン(55μL,0.50mmol)より、化合物148(97mg,87%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.39(s,9H),2.66−2.82(m,4H),3.30−3.72(m,4H),7.22(brt,J=7.2Hz,1H),7.38−7.43(m,3H),7.54(d,J=16.8Hz,1H),7.56(d,J=7.4Hz,1H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.79(d,J=8.2Hz,2H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);448[M+H]
実施例149:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−アミノピペラジン(化合物149)
実施例18に準じて、化合物148(85mg,0.19mmol)、メタノール(0.19mL)及び10%塩化水素−メタノール溶液(0.38mL)より、化合物149(28mg、42%)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl)δ 2.46−2.82(m,4H),3.40−4.00(m,4H),7.22−7.27(m,1H),7.37−7.48(m,4H),7.51(s,2H),7.59(brd,J=8.1Hz,2H),8.02(d,J=8.1Hz,1H),10.8−12.0(m,1H).
APCI−MS(m/z);348[M+H]
実施例150:(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−4−(モルホリノカルボニルアミノ)ピペラジン(化合物150)
実施例1の工程1に準じて、実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(68mg,0.26mmol)、1−モルホリノカルボニルアミノピペラジン(65mg,0.30mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(46mg,0.33mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(68mg,0.35mmol)及びN−メチルモルホリン(56μL,0.51mmol)より、化合物150(87mg,74%)を得た。
H−NMR(270MHz,CDOD)δ 2.69−2.95(m,4H),3.35−3.39(m,4H),3.62−3.86(m,8H),7.22−7.28(m,1H),7.40−7.47(m,3H),7.53−7.57(m,3H),7.75(brd,J=8.3Hz,2H),8.12(d,J=8.3Hz,1H).
APCI−MS(m/z);461[M+H]
実施例151:(E)−3−アミノ−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物151)
工程1
実施例18で得られた(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}ピペラジン(1.0g,2.5mmol)をメタノール(9.9mL)に溶解し、3,4−ジイソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(0.69g,3.5mmol)及びトリエチルアミン(0.69mL,4.9mmol)を加え、室温で13時間攪拌した。反応溶液を減圧下で溶媒留去した後に、得られた粗生成物にエタノールを加え攪拌し、析出した結晶を濾取して(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(0.94g,81%)を得た。
工程2
工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(87mg,0.19mmol)をメタノール(0.74mL)及びDMF(0.5mL)に溶解し、塩化アンモニウム(100mg,1.9mmol)及びトリエチルアミン(0.26mL,1.9mmol)を加えて、50℃で4時間攪拌した。飽和重曹水を加えて反応を停止し、クロロホルム(100mL×2)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物にメタノール(5mL)を加えて結晶化を行ない、化合物151(16.3mg,21%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.45−3.90(m,8H),7.22(brt,J=7.5Hz,1H),7.41(brt,J=7.2Hz,1H),7.47(d,J=8.3Hz,2H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.57(d,J=10.0Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.75(brs,2H),7.81(d,J=8.3Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);426[M−H]
実施例152:(E)−3−メチルアミノ−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物152)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(120mg,0.25mmol)、40%メチルアミン−メタノール溶液(0.16mL,1.9mmol)及びDMF(0.99mL)より、化合物152(112mg,100%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.18(s,3H),3.50−3.82(m,8H),7.19−7.24(m,1H),7.37−7.43(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.55(d,J=16.9Hz,1H),7.56(d,J=6.7Hz,1H),7.66(d,J=16.9Hz,1H),7.80(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);442[M+H]
実施例153:(E)−3−ジメチルアミノ−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物153)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(110mg,0.24mmol)、2.0mol/Lジメチルアミン−メタノール溶液(0.90mL,1.8mmol)及びDMF(0.95mL)より、化合物153(94mg,87%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.17(s,6H),3.48−3.85(m,8H),7.20−7.25(m,1H),7.38−7.44(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.55(d,J=16.6Hz,1H),7.57(d,J=9.7Hz,1H),7.66(d,J=16.6Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);456[M+H]
実施例154:(E)−3−(ピロリジン−1−イル)−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物154)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(100mg,0.22mmol)、ピロリジン(0.14mL,1.6mmol)及びDMF(0.86mL)より、化合物154(97mg,93%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.84−1.89(m,4H),3.49−3.91(m,12H),7.19−7.25(m,1H),7.38−7.43(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.57(d,J=9.9Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.1Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);482[M+H]
実施例155:(E)−3−ピペリジノ−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物155)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(100mg,0.22mmol)、ピペリジン(0.16mL,1.6mmol)及びDMF(0.86mL)より、化合物155(93mg,87%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.57−1.65(m,6H),3.47−3.85(m,12H),7.20−7.25(m,1H),7.38−7.43(m,1H),7.47(d,J=8.2Hz,2H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.57(d,J=9.7Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);496[M+H]
実施例156:(E)−3−モルホリノ−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物156)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(100mg,0.21mmol)、モルホリン(0.14mL,1.6mmol)及びDMF(0.86mL)より、化合物156(79mg,74%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 3.57−3.83(m,16H),7.19−7.25(m,1H),7.37−7.43(m,1H),7.46(d,J=8.2Hz,2H),7.55(d,J=16.7Hz,1H),7.57(d,J=8.2Hz,1H),7.66(d,J=16.7Hz,1H),7.81(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);498[M+H]
実施例157:(E)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−{[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−3−シクロブテン−1,2−ジオン(化合物157)
実施例151の工程2に準じて、実施例151の工程1で得られた(E)−3−{4−[4−(2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル)ベンゾイル]ピペラジン−1−イル}−4−イソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(100mg,0.21mmol)、N−メチルピペラジン(0.18mL,1.6mmol)及びDMF(0.86mL)より、化合物157(49mg,45%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 2.20(s,3H),2.38−2.42(m,4H),3.52−3.82(m,12H),7.19−7.25(m,1H),7.37−7.43(m,1H),7.46(d,J=8.1Hz,2H),7.55(d,J=16.9Hz,1H),7.57(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=16.9Hz,1H),7.81(d,J=8.1Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H).
APCI−MS(m/z);511[M+H]
実施例158:(R)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3−アミノピロリジン(化合物158)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(700mg,2.65mmol)、(R)−(ピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(740mg,3.98mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(470mg,3.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(710mg,3.72mmol)及びN−メチルモルホリン(0.608mL,5.32mmol)より得られた生成物を、メタノール(1.5mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて60分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に飽和炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルを加え抽出した。得られた粗生成物を酢酸エチルで結晶化することにより化合物158(506mg,58%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.59−1.99(m,4H),3.08−3.18(m,1H),3.67−3.78(m,4H),7.22(dd,J=7.6,7.6Hz,1H),7.40(dd,J=7.6,7.6Hz,1H),7.51−7.57(m,4H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.77(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);333[M+H]
実施例159:(S)−(E)−1−{4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]ベンゾイル}−3−アミノピロリジン(化合物159)
実施例5に準じて実施例1の工程6で得られた(E)−4−[2−(1H−インダゾール−3−イル)ビニル]安息香酸(700mg,2.65mmol)、(S)−(ピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(740g,3.98mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(470mg,3.46mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(710mg,3.72mmol)及びN−メチルモルホリン(0.608mL,5.32mmol)より得られた生成物を、メタノール(1.5mL)に溶解させ、4moL/L塩化水素−メタノール溶液(1.50mL)を加えて60℃にて60分間加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に飽和重曹水と酢酸エチルを加え抽出した。得られた粗生成物をアセトンで結晶化することにより化合物159(190mg,22%)を得た。
H−NMR(270MHz,DMSO−d)δ 1.59−1.99(m,4H),3.08−3.18(m,1H),3.67−3.78(m,4H),7.22(dd,J=7.6,7.6Hz,1H),7.40(dd,J=7.6,7.6Hz,1H),7.51−7.57(m,4H),7.64(d,J=16.8Hz,1H),7.77(d,J=8.2Hz,2H),8.21(d,J=8.2Hz,1H),13.2(brs,1H).
APCI−MS(m/z);333[M+H]
実施例160:製剤例(錠剤)
常法により、次の組成からなる錠剤を作成する。
化合物2 5mg
乳糖 60mg
馬鈴薯デンプン 30mg
ポリビニルアルコール 2mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
タール色素 微量
本発明により、抗腫瘍活性等を有するインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩等が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 式(I)
【化1】
[式中、R1はCONR1aR1b(式中、R1a及びR1bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR1cR1d(式中、R1cは置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表し、R1dは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)を表し、
R2は水素原子、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、CONR2aR2b(式中、R2a及びR2bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR2a及びR2bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR2cR2d(式中、R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換のヘテロアロイル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表す)を表す]で表されるインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項2】 R1がCONR1aR1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、R2が水素原子または置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求項1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】 R1がNR1cR1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、R2が置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求項1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】 R1がCONR1aR1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、R2がハロゲンまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである請求項1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】 R1がNR1cR1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、R2が水素原子である請求項1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する造血器腫瘍治療剤。
【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する白血病治療剤。
【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する骨髄腫またはリンパ腫治療剤。
【請求項11】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する固形癌の治療剤。
【請求項12】 請求項1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤。

Claims (24)

  1. 式(I)
    [式中、RはCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR1c1d(式中、R1cは置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表し、R1dは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)を表し、
    は水素原子、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、CONR2a2b(式中、R2a及びR2bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR2a及びR2bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR2c2d(式中、R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換のヘテロアロイル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表す)を表す]で表されるインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  2. がCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子または置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  3. がNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  4. がCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rがハロゲンまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  5. がNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子である請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  6. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  7. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
  8. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する造血器腫瘍治療剤。
  9. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する白血病治療剤。
  10. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する骨髄腫またはリンパ腫治療剤。
  11. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する固形癌の治療剤。
  12. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤。
  13. 抗腫瘍剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  14. 造血器腫瘍治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  15. 白血病治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  16. 骨髄腫またはリンパ腫治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  17. 固形癌の治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  18. 乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  19. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、腫瘍の治療方法。
  20. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、造血器腫瘍の治療方法。
  21. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、白血病の治療方法。
  22. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、骨髄腫またはリンパ腫の治療方法。
  23. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、固形癌の治療方法。
  24. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療方法。
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