JPWO2004072883A1 - ユーザビリティ評価支援方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

本願は、評価者の評価対象コンテンツに対する評価を適正なタイミングで取得できるようにすることを課題とする。タイトル表示領域と操作領域とコンテンツ表示領域とが設けられ、コンテンツ表示領域には、評価者が評価する評価対象コンテンツが表示される。操作領域には、ヘルプボタンとしての顔写真が表示されるとともに、評価対象コンテンツの評価作業のときに生ずる感情に合わせて評価者が選択するための感情入力ボタンが設けられている。操作者は、この評価対象コメントの評価のための閲覧中にこの評価対象コメントに対する感情が生じたときには、該当する感情入力ボタンを選択操作する。これにより、評価対象コンテンツに対する評価者の評価がより正確に得られる。

Description

本発明は、使い易いかどうかといったWebサイトに対するユーザの評価を支援するユーザビリティ評価支援方法及びシステムに関する。
ユーザが利用するWebサイトとしては、非常に使い易く、そのユーザに適合したものもあるし、また、アクセスに時間を要したり、内容が分かりにくいなどといった利用しにくいものなどがある。このように利用しにくいWebサイトに対しては、これを改善しなければ、ユーザに利用されなくなってしまう。
Webサイトの改善方法としては、このWebサイトが発信する情報(コンテンツ)を端末に表示し、ユーザにそれを閲覧させ、この閲覧結果を基にアンケートを取る方法が一般的である。
その一例として、閲覧者の要求によリ、情報提供機能から情報の提供を受けてクライアント端末に表示させ、閲覧者がこの情報の閲覧の終了操作をして、この情報に対する評価点を入力すると、あるいは閲覧者の操作履歴からこの情報に対する評価点が決定されると、この評価点が評価点登録機能に送信されるようにした技術が知られている(例えば、特開平10−327189号公報参照)。
また、他の例として、Webサーバと配信サーバとアンケートサーバとユーザ端末とで1つのシステムを構成し、ユーザが提供されるコンテンツの評価をすることができるようにした技術が知られており、次のようにして、ユーザのコンテンツに対する評価(アンケート)を取得できるようにしている(例えば、特開2001−51973号公報参照)。
即ち、ユーザがコンテンツを評価する場合、ユーザ端末からWebサーバにコンテンツの閲覧を要求し、Webサーバは、この要求により、コンテンツの一覧をユーザ端末に送信して表示させる。ユーザはこのコンテンツ一覧から希望するコンテンツを選択し、その配信をアンケートサーバに要求する。アンケートサーバは、この要求により、この要求されたコンテンツのアドレスとアンケートの質問票とをユーザ端末に送信し、これらを表示させる。そこで、ユーザはこのアドレスに基づいて配信サーバにコンテンツの配信を要求し、配信サーバは、この要求により、要求されるコンテンツをユーザ端末に配信する。これにより、ユーザ端末には、このコンテンツと質問票とが表示され、ユーザはコンテンツを閲覧し、それに対するアンケートを質問票に答えることができる。ユーザがこのアンケートの回答データの送信操作を行なうと、この回答データはアンケートサーバに送信され、アンケートサーバでは、この回答データを受信して保存,処理する。
さらに、特開2001−51876号に示されるユーザビリティ評価装置は、システムの状態を履歴すると共に履歴を再現し、システムの使い勝手の程度の評価に資するものである。また、特開平8−161197号に示される」ユーザ・インターフェース評価支援装置及びユーザ・インターフェース評価支援方法は、画面上に表示されたユーザ・インターフェースに対する操作の過程を記憶しておき、記憶された操作の過程に基づき、ユーザ・インターフェースにおける問題となる操作を判定しあるいはユーザ・インタフェース上の各ボタン間の操作の関連度を求め、その結果を画面上に表示するものである。
さらにまた、Web Complaint Desk:A system for extracting user’s potential needs(HCI International 2003 Adjunct Proceedings,pp.293−294,2003.)では、評価ツールをプロキシーサーバ内に組み込むことにより、評価対象サイトを改変することなく、Web上でのユーザのページ遷移履歴とサイト閲覧時にユーザが抱いた不満、意見、要望をインターネット越しに取り込むことを可能とするものである。
ところで、上記の特開平10−327189号に記載の技術では、閲覧情報に対する評価方法として、例えば、50点というように評価点を用いたり、例えば、ページのプリントアウトやファイルのダウンロードといった各閲覧操作毎に評価点を与え、これらの合計点をサーバに送るようにしており、閲覧した結果の総合的な評価は可能であって、かかる総合的な評価によって閲覧情報の善し悪しが決まるものであるが、閲覧情報の個々の部分についての正確な評価を取得することはできない。閲覧者は情報の閲覧中にその情報の内容に応じて様々な感情を持つものであり、かかる感情は情報の個々の部分の評価にとって重要なものである。むしろかかる閲覧中の情報に対する感情がこの情報に対する正しい評価とみることができるものであって、上記特許文献1に記載の技術では、かかる感情を総合したものを閲覧後に表明するものである。
また、上記特開2001−51973号に記載の技術も、ユーザは、コンテンツの閲覧後、質問票に回答するものであって、この回答は閲覧後の総合評価に基づくものである。しかも、質問票による質問形式のアンケートとなるので、質問票の質問の内容によっては、ユーザのコンテンツに対する正しい評価を回答として得られない場合もある。
さらに、特開2001−51876号および特開平8−161197号記載の方法においては、ユーザが任意に操作した履歴を分析するのみであり、評価対象システムに対しするユーザの主観的評価結果を取得する方法がなかった。ユーザビリティの評価においては、ユーザが使いやすいと判断するか否かが重要であり、従来の方法では、この判断を取得する方法が無く操作履歴のみを分析していた為、ユーザビリティの評価を性格に行ない得なかった。
さらにまた、HCI International 2003 Adjunct Proceedings,pp.293−294,2003.に記載の方法は、プロキシーサーバ上でユーザのページ遷移履歴とサイト閲覧時にユーザが抱いた不満、意見、要望を取得するものである。近年、Webサイトにおいて、動的コンテンツなどクライアントサイドで遷移すコンテンツが多用されるようになってきた。その為、サイトのユーザビリティ評価支援において、サーバサイドだけで取得可能なデータだけはユーザの操作を把握するのに不十分であり、上記HCI International 2003 Adjunct Proceedings,pp.293−294,2003.に記載の方法では、ユーザビリティを評価する方法として十全とは言えない。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、閲覧対象とするコンテンツに対し、その閲覧者の評価を適正なタイミングで得ることができるようにしたユーザビリティ評価支援方法及びシステムを提供することにある。
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要と効果とを簡単に説明すれば下記の通りである。
本発明は、評価者端末に評価対象サイトの評価対象コンテンツを表示させ、評価者に評価させるユーザビリティ評価支援方法であって、評価者端末に評価対象コンテンツとともに複数の感情入力ボタンを表わす調査画面を表示させて、評価対象コンテンツの評価中での評価者の感情入力ボタンの選択操作を可能とし、評価対象コンテンツの評価中に任意のタイミングで該評価者の感情情報を入力可能としたものである。これにより、評価対象コンテンツに対する評価者の感情をこの評価対象コンテンツの評価のために閲覧しているときに取得でき、評価者の評価対象コンテンツに対する評価がより正確に得られることになる。
図1 本発明によるユーザビリティ評価支援方法及びシステムの一実施形態を示す概略構成図である。
図2 図1におけるプロキシサーバのコンテンツ評価のための動作の一具体例を示すフローチャートである。
図3 図1に示す実施形態による評価支援のための評価者端末での操作手順とこれに伴う画面表示とを示すフローチャートである。
図4 図3におけるステップ200で表示されるアンケート実施確認画面の一具体例を示す図である。
図5 図3におけるステップ201で表示されるエージェント選択画面の一具体例を示す図である。
図6 図3におけるステップ202で表示されるエージェント挨拶画面の一具体例を示す図である。
図7 図3におけるステップ203で表示される操作方法説明画面の一具体例を示す図である。
図8 図3におけるステップ204で表示されるプロフィールアンケート画面の一具体例を示す図である。
図9 図3におけるステップ205で表示されるプロフィールアンケート後画面の一具体例を示す図である。
図10 図3でのステップ206で表示される調査画面の一具体例を示す図である。
図11 図3におけるステップ208で表示される無操作時質問画面の一具体例を示す図である。
図12 図3におけるステップ210で表示される「戻る」ボタン押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図13 図3におけるステップ212で表示される同一画面質問画面の一具体例を示す図である。
図14 図3におけるステップ214で表示される操作時間超過画面の一具体例を示す図である。
図15 図3におけるステップ216で表示される「イライラ」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図16 図3におけるステップ217で表示される「困っている」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図17 図3におけるステップ218で表示される「楽しい」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図18 図3におけるステップ219で表示される「すごくいい」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図19 図3におけるステップ220で表示される「一言いいたい」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図20 図3におけるステップ221で表示されるエージェントの顔押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図21 図3におけるステップ223で表示される「作業終了」押下時質問画面の一具体例を示す図である。
図22 図3におけるステップ224で表示される実験後アンケート画面の一具体例を示す図である。
図23 図3におけるステップ225で表示される終了挨拶画面の一具体例を示す図である。
図24 図1に示すプロキシサーバの評価内容管理DBに補間される評価結果をリスト状に示す図である。
図25 図1に示すプロキシサーバで作成された評価結果に伴う統計データの一具体例を模式的に示す図である。
図26 実施例2で述べるユーザビリティ評価のための評価プラグインプログラムが内在する情報処理装置のブロック構成を示す図である。
図27 実施例2で述べる情報入力手段と情報表示手段をもつネットワークに接続可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
図28 実施例2で述べる方法を実施する際のネットワーク構成を示す図である。
図29 評価イベント処理部2104の処理アルゴリズムを示す図である。
図30 操作イベント情報取得部2106の処理アルゴリズムを示す図である。
図31 コンテンツイベント情報取得部2107の処理アルゴリズムを示す図である。
図32 評価ログテーブル700の構成の一例を示す図である。
図33 操作ログテーブル800の構成の一例を示す図である。
図34 コンテンツログテーブル900の構成の一例を示す図である。
図35 評価に関する情報をユーザが入力するための評価インタフェースの一例を示す図である。
図36 図35における自由記述を許す入力箇所1003が別ウィンドウ1101内に表示される場合の一例を示す図である。
図37 評価ログテーブル700の情報から作成可能な評価結果の一例を示す図である。
図38 データ送信部2107の処理アルゴリズムを示す図である。
図39 集計結果テーブルの一例を示す図である。
図40 集計結果テーブル1400の情報を利用して表示する評価結果の一例を示す図である。
図41 ユーザの評価をURL単位でまとめて評価結果を表示する表示画面の一例を示す図である。
図42 図41の例においてURLがhogel.htmlで表示される画面に対して,「イライラする」,という評価を下したユーザのコメント一覧を表示した例を示す図である。
図43 表示されている情報のなかで評価する箇所を特定することを可能とする評価インタフェースの一例を示す図である。
図44 プラグインDB2108の構成の一例を示す図である。
図45 従来の情報処理装置のブロック構成を示す図である。
図1は本発明によるユーザビリティ評価支援方法及びシステムの一実施形態を示す概略構成図であり、1はプロキシサーバ(Proxy Server)、11はCPU(Central Processing Unit)、12は主記憶装置、13はネットワーク接続装置、14は評価内容管理DB(データベース)、15はユーザ管理DB、16は操作情報蓄積DB、17は表示装置、18はデータ入力手段、2は評価対象サイトのWebサーバ(以下、評価対象サーバという)、3は評価者端末、4はインターネットである。
同図において、プロキシサーバ1と評価対象サーバ2と評価者端末3とが、ネットワーク、例えば、インターネット4を介して接続されており、これ間で相互にアクセス可能としている。評価対象サーバ2は評価者端末3での評価者による評価の対象となるコンテンツを提供するものであり、プロキシサーバ1はコンテンツ評価の際の評価対象サーバ2と評価者端末3との仲介を行なうものである。
プロキシサーバ1は、ネットワーク接続装置13によってインターネット4に接続されており、また、評価者のボタン操作や入力操作による評価内容を操作情報として蓄積する操作情報蓄積DB16や評価者に関する情報を管理するための評価者情報(評価者の識別情報(ID)や氏名,住所など)を蓄積したユーザ管理DB15,評価に際して評価者が操作に必要な情報(以下、表示情報という)を格納した評価内容管理DB14などのデータベースを備えている。さらに、プロキシサーバ1には、これらデータベース14〜16などでの情報のモニタやデータ入力手段18から必要なデータを入力する際のモニタなどとして用いるための表示装置17が設けられている。さらにまた、プロキシサーバ1には、ネットワーク接続装置13を介して送受信するデータを一次格納するための主記憶装置12も設けられており、以上の各装置の動作はCPU11によって制御・管理される。
評価者がコンテンツの評価をする場合には、そのための要求(評価開始要求)が評価者端末3からプロキシサーバ1に対してなされる。プロキシサーバ1は、CPU11の制御の基に、ネットワーク接続装置13を介してこの要求情報を受信する。この要求情報は一旦主記憶装置12に記憶され、CPU11によってその内容が識別され、また、ユーザ管理DB15の管理データを用いてこの要求情報が管理する評価者からのものかどうかを判定する。以上の処理が終了すると、CPU11は評価対象コンテンツの要求情報を作成し、ネットワーク接続装置13からインターネット4を介して評価対象サーバ2に送信する。評価対象サーバ2は、この要求に応答して、要求される評価対象コンテンツをインターネット4を介してプロキシサーバ1に送信する。
プロキシサーバ1では、この評価対象コンテンツがネットワーク接続装置13を介して受信され、主記録装置12に一時蓄積される。CPU11はこの評価対象コンテンツの評価操作に必要な情報(表示情報)を評価内容管理DB14から読み出し、主記憶装置12に記憶されている評価対象コンテンツとともにネットワーク接続装置13からインターネット4を介して評価者端末3に送信する。
評価者端末3では、プロキシサーバ1から評価対象コンテンツと表示情報が送られてくると、評価者がこの表示情報に基づいてこの評価対象コンテンツの評価作業が行なわれるが、その結果得られた評価データは、操作情報として、インターネット4を介してプロキシサーバ1に送信される。プロキシサーバ1では、CPU11の制御の基に、この評価データがネットワーク接続装置13,主記憶装置12を介して操作情報蓄積DB16に格納されて保存される。また、図示しない操作部での操作により、CPU11は操作情報蓄積DB16から必要な評価データを読み取り、これを分析処理して表示装置17で表示したり、図示しないプリンタでもってプリントアウトすることもできる。また、インターネット4を介して接続された他の端末の表示部に表示させることも可能である。このような評価データの分析結果などをもとにして、評価対象サーバ2での評価コンテンツの改善などを行なうことができる。
次に、図2により、図1におけるプロキシサーバ1のコンテンツ評価のための動作について説明する。
図1及び図2において、プロキシサーバ1は、電源オンして起動すると、評価者端末3からのアクセス待ち状態となり、アクセスがあると(ステップ100)、端末3に対して評価者のID(ユーザID)を要求する(ステップ101)。評価者がユーザIDを所有し、これを評価者端末3に入力すると(ステップ102)、プロキシサーバ1はこれを確認し(ステップ103)、これにエラーがあれば、ステップ101に戻って再度ユーザIDを要求する。また、評価者(新規ユーザ)がユーザIDを持たない場合には、この評価者のこの旨を示す操作により、ユーザ登録のための所定の情報(新規ユーザの個人情報など)の入力を要求し(ステップ104)、この情報の入力がなされると(ステップ105)、かかる入力データをユーザ管理DB15に登録するデータベースの更新を行なうとともに、この評価者にユーザIDを付与する(ステップ106)。
以上のようにして、評価者からそのユーザIDが正しく入力されると(ステップ103)、あるいは新規のユーザが評価者としてユーザ管理DB15に登録されると(ステップ106)、かかるユーザIDの評価者に関する情報(ユーザ情報:ユーザIDでもよい)が操作情報蓄積DB16に記憶されるとともに、これに伴ってアンケート(評価対象サーバ2からの評価対象コンテンツの評価)のための動作が開始されることから、プロキシサーバ1に内蔵のタイマから得られる日時情報(アンケート開始時刻情報)も操作情報蓄積DB16に記憶される(ステップ107)。以下のこの評価者による評価作業に関する情報は、操作情報として、このユーザ情報のもとに区分されて操作情報蓄積DB16に記憶され、これにより、評価者が複数人の場合には、評価者毎に区分してその評価内容が格納されることになる。
動作が開始すると、プロキシサーバ1は、評価内容管理DB14から後述するアンケート実施確認画面30(図4)の表示情報を読み出し、評価者端末3に送信する。これにより、後述するように、評価者端末3にアンケート実施確認画面30が表示され、これに対して評価者が所定の操作をし、アンケートに協力することを承諾した場合には、評価者端末3から次の画面のための表示情報の要求があり、プロキシサーバ1はこれに応答した次の表示情報を評価内容管理DB14から読み取り、評価者端末3に送信する。このようにして、評価者端末3での画面表示,画面操作(従って、これに伴う評価者端末3からの操作情報の送信)とプロキシサーバ1からの表示情報の送信とが交互に繰り返されることにより、評価者端末3で図5に示すエージェント選択画面31からエージェント挨拶画面32,操作方法説明画面33,プロフィールアンケート画面34,プロフィールアンケート後画面35の順に画面表示が行なわれ、その間、夫々の画面で評価者による操作が行なわれる(ステップ108)。
プロフィールアンケート後画面35で評価者が次に進む操作をすると、プロキシサーバ1は評価対象サーバ1にアクセスし、評価対象コンテンツを取得する(ステップ109)。そして、この評価対象コンテンツと評価内容管理DB14から取り込んだ該当の表示情報を評価者端末3に送信し、図10に示す調査画面36を表示させる(ステップ110)。
この調査画面36では、後に詳細に説明するが、タイトル表示領域36aと操作領域36bとコンテンツ表示領域36cとが設けられており、コンテンツ表示領域36cには、評価対象サーバ2から供給される評価対象コンテンツが表示され(例えば、そのウィンドウが開かれる)、タイトル表示領域36aには、この評価対象コンテンツのタイトルが表示される。また、操作領域36bには、評価者が評価対象コンテンツの閲覧時に生ずる感情を入力するための感情入力ボタン36d〜36hやヘルプボタンとしてのエージェントの顔写真31aなどの操作ボタンが設けられている。
この調査画面36でコンテンツ表示領域36cが操作されると(ステップ111)、その操作内容とそのときの日時情報とが評価者端末3から送信される。プロキシサーバ1は、これを受信して評価内容管理DB14に格納する(ステップ112)。そして、評価対象サーバ1にアクセスして評価対象コンテンツを取得し(ステップ113)、評価者端末3に送信してコンテンツ表示領域36cに表示する評価対象コンテンツを更新させ(ステップ114)、次のボタン操作を待つ(ステップ111)。
調査画面36の操作領域36bが操作されると(ステップ111)、その操作内容が操作情報として評価者端末3から送信される。プロキシサーバ1は、これを受信して、内蔵のタイマからの日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納する(ステップ115)。この操作内容が感情入力ボタン36d〜36hやエージェントの顔写真31aの操作である場合には、この操作に応じた画面(ウィンドウ)を表示させ、評価者による画面操作や入力操作の情報を取り込み、日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納する(ステップ116)。ステップ115での操作内容が、後に詳細に説明するが、同一画面が複数回訪れるような場合や、画面遷移後直ぐに「戻る」操作をするような場合には、この操作に応じた後述の質問画面を表示させ、その回答内容を取り込んで、日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納する(ステップ117)。以上のような操作後、調査画面36での「作業終了」ボタン36jが操作されると(ステップ118)、「作業終了」押下時質問画面47(図21),実験後アンケート画面48(図22),終了挨拶画面49(図23)を順に表示させた後(ステップ121)、作業が終了する。これら画面47,48でも、ボタン操作がなされ、そのことを示す情報や入力情報を取り込んでプロキシサーバ1に送信し、その操作情報蓄積DB16に、内蔵のタイマからのこれらに関する日時情報とともに、格納させる。
また、調査画面36での操作の待ち状態で(ステップ111)、所定時間操作がなかった場合には、その旨を示す画像を評価者端末3に表示させ、これに対して入力操作があると、その操作内容を示す操作情報を取り込んでプロキシサーバ1に送信し、その評価内容管理DB14に日時情報とともに格納させる(ステップ119)。また、予め決められた時間を超えると、その旨を示す画像を評価者端末3に表示させ、作業を続けるか、止めるかを決めさせる(ステップ120)。続ける場合には、ボタン操作の待機状態とし(ステップ111)、止める場合には、ステップ121を介して作業を終了させる。
以上の作業では、各画面で評価者が作業をする毎に、その内容を示す操作情報(操作された操作ボタンの種類や選択された項目の情報,コメントなどの入力情報)が、次の表示情報の要求とともに、評価者端末3からプロキシサーバ1に送信され、プロキシサーバ1は、これら操作情報を、日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納するとともに、次の表示情報を評価内容管理DB14から読み取って評価者端末3に送り、次の画面を表示させる。
次に、この実施形態での評価者端末3での表示画面とこれに対する評価者の操作について説明する。
図3はかかる操作手順の一具体例を示すフローチャートであり、図4〜図23はかかる操作過程で評価者端末3に表示される画面の一具体例を示す図である。
上記のように、評価者端末3からの評価要求に対し、プロキシサーバ1からこの要求に応答して評価対象コンテンツと表示情報(上記の画面の情報も含む)が送られてくると、評価者端末3では、図3に示す動作が行なわれる。
図3において、まず、プロキシサーバ1からの表示情報に基づいて評価者端末3に図4に示すアンケート実施確認画面30が表示される(ステップ200)。このアンケート実施確認画面30では、アンケートの目的やその実施に際しての注意点(アンケート調査の操作可能時間を約10分間とするなど)などが示され、「承諾しない」ボタン30aと「承諾する」ボタン30bとが設けられていてそのいずれかを選択操作するように、指示がなされる。かかる選択ボタンの選択のための操作方法としては、クリック操作で行なうようにしてもよいし、タッチパネルを設けてタッチ操作が行なわれるようにしてもよい。このことは、以下の各画面についても同様である。
このアンケート実施確認画面30で「承諾しない」ボタン30aが選択された場合には、これで処理動作は終了するが、「承諾する」ボタン30bが選択された場合には、評価者端末3は、そのボタン操作がなされたことを示す操作情報をプロキシサーバ1に送信し、次の表示情報を要求する。プロキシサーバ1は、受信したこれら情報を、内蔵のタイマからの日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納するとともに、次の表示情報を評価内容管理DB14から読み取り、評価者端末3に送信する。なお、このような情報の送受信は、評価者端末3に表示される各画面でのボタン操作毎に行なわれるものであり、各画面についてのかかる動作説明は重複するので、必要な場合以外省略する。
この表示情報に基づいて、評価者端末3に図5に示すエージェント選択画面31が表示される(ステップ201)。このエージェント選択画面31では、アンケート調査の手順の概略が説明されるとともに、アンケート調査の相手をするためのエージェントの顔写真31aが表示され、これらエージェントのうちのいずれか1名を指定するように指示される。ここでは、4名のエージェント1〜4の顔写真31aが表示されるものとする。このように、エージェントを選択することにより、評価者にエージェントの助けがあるような印象を与えるようにするとともに、直接エージェントが立ち会わないようにして、評価者に不要な緊張を引き起こさないようにする。
このエージェント選択画面31でいずれかのエージェントが選択されると、プロキシサーバ1からの次の表示情報に基づいて評価者端末3に図6に示すエージェント挨拶画面32が表示される(ステップ202)。このエージェント挨拶画面31では、エージェント選択画面31で選択されたエージェントの顔写真31aが表示され、この顔写真31aからこのエージェントの挨拶が吹出し32aで表示される。この挨拶方法としては、音声で行なうようにしてもよいし、音声と吹出し32aとで行なうようにしてもよい。また、この挨拶では、アンケートの対象となるコンテンツ(評価対象アンケート)に関することやこのアンケートの目的などが説明される。また、このアンケートでは、アンケート調査の際中に評価者に生ずる感情をも取得するものであり、このことがアンケートの目的として説明される。
また、このエージェント挨拶画面32では、「一つ前の画面へ」ボタン32bと「次の画面へ」ボタン32cとが設けられており、そのいずれかを選択操作できるようにしている。エージェントを選択し直したり、アンケート調査の注意点を再確認したりする場合には、「一つ前の画面へ」ボタン32bを選択することにより、図5に示すエージェント選択画面31に戻せばよい。
エージェント挨拶画面32で「次の画面へ」ボタン32cが選択されると、プロキシサーバ1からの次の表示情報に基づいて評価者端末3に図7に示す操作方法説明画面33が表示される(ステップ203)。この操作方法説明画面33では、実際の評価対象コンテンツを含む調査画面33aとともに、その紹介文や説明文などの33b〜33eが表示される。また、選択されたエージェントの顔写真31aも表示され、吹出し33fや音声でもってその案内がなされる。この操作方法説明画面33においても、「一つ前の画面へ」ボタン33gと「次の画面へ」ボタン33hとが設けられており、そのいずれかを選択操作できるようにしている。1つ前のエージェント挨拶画面32(図6)に戻し、さらに、エージェントを選択し直したり、アンケート調査の注意点を再確認したりする場合には、「一つ前の画面へ」ボタン33gを選択すればよい。
操作方法説明画面33で「次の画面へ」ボタン33hが選択されると、プロキシサーバ1からの次の表示情報に基づいて評価者端末3に図8に示すプロフィールアンケート画面34が表示される(ステップ204)。このプロフィールアンケート画面34は評価者のプロフィールを入力するためのものであり、プロキシサーバ1のユーザ管理DB15(図1)にこの評価者に関するデータがない場合には、ここで、この評価者に対するデータ(プロフィール)を入力して貰うものである。プロフィールアンケート画面34には、ユーザ管理に必要な質問事項34aが設けられており、各質問に対して該当する事項を選択したり、文字などの入力をしたりすることができるようにしている。また、選択されたエージェントの顔写真31aも表示され、そこからの吹出し34bにより、さらには、音声により、プロフィールアンケートの協力を呼び掛ける。このプロフィールアンケート画面34においても、「一つ前の画面へ」ボタン34cと「次の画面へ」ボタン34dとが設けられており、そのいずれかを選択操作できるようにしている。1つ前のエージェント挨拶画面33(図7)に戻したい場合には、「一つ前の画面へ」ボタン34cを選択すればよい。
プロフィールアンケート画面34で「次の画面へ」ボタン34dが選択されると、この場合には、評価者端末3は、「次の画面へ」ボタン34dが選択されたことを示す情報と質問事項34aの選択項目の情報とを、操作情報として、プロキシサーバ1(図1)に送信し、次の表示情報を要求する。このような質問事項が設けられた他の画面も、説明は省略するが、同様である。
このようにしてプロキシサーバ1から得られた表示情報に基づいて、評価者端末3に図9に示すプロフィールアンケート後画面35が表示される(ステップ205)。このプロフィールアンケート後画面35では、選択されたエージェントの顔写真31aが表示され、そこからの吹出し35aや音声により、評価者のプロフィールアンケートの終了とともに、評価対象コンテンツの評価作業に進むことが知らされる。なお、このエージェントの顔写真31aはヘルプボタンとしての機能も備えており、この旨も評価者に知らされる。また、このプロフィールアンケート後画面35においても、「一つ前の画面へ」ボタン35bと「次の画面へ」ボタン35cとが設けられており、そのいずれかを選択操作できるようにしている。1つ前のプロフィールアンケート画面34(図8)に戻したい場合には、「一つ前の画面へ」ボタン35bを選択すればよい。
プロフィールアンケート後画面35で「次の画面へ」ボタン35cが選択されると、これに対してプロキシサーバ1から送られてきた表示情報に基づいて評価者端末3に図10に示す調査画面36が表示される(ステップ206)。この調査画面36では、タイトル表示領域36aと操作領域36bとコンテンツ表示領域36cとが設けられており、コンテンツ表示領域36cには、評価対象サーバ2から供給される評価対象コンテンツが表示され、タイトル表示領域36aには、この評価対象コンテンツのタイトルが表示される。
また、操作領域36bには、ヘルプボタンとして機能する選択されたエージェントの顔写真31aが表示されるとともに、評価対象コンテンツの評価作業のときに生ずる感情に合わせて評価者が選択するための感情入力ボタンとしての「イライラする」ボタン36d,「困っている」ボタン36e,「楽しい!」ボタン36f,「すごくいい!」ボタン36g及び「一言いいたい」ボタン36hと、操作方法説明画面へ進めるための「操作方法説明画面へ」ボタン36iと、この調査画面36での作業を終了するための「終了」ボタン36jとが設けられている。
なお、「操作方法説明画面へ」ボタン36iが選択されることによって表示される操作方法説明画面は、図示しないが、図7に示す操作方法説明画面33と同様の画面である。但し、「一つ前の画面へ」ボタンや「次の画面へ」ボタンは設けられておらず、「戻る」ボタンが設けられている。この操作方法説明画面で操作方法などを確認し、この「戻る」ボタンを選択すると、調査画面36に戻る。
これら感情入力ボタン36d〜36hや顔写真31aは、評価者がコンテンツ表示領域36cの評価対象コンテンツを閲覧しているときに生ずる感情を取得するためのものであって、この調査画面36の表示開始とともに、選択可能であり、評価者がこの感情に応じたボタンを選択すると、選択された感情入力ボタンはこれに即座に応答する。例えば、評価対象コンテンツの閲覧でイライラし始めると、これによって評価者が「イライラする」ボタン36dを選択すると、評価者端末3はこの「イライラする」という情報(感情データ)を取得し、この情報(「イライラする」ボタン36dを選択したことを示す操作情報)をプロキシサーバ1に送信し、この感情入力ボタン36dに対する表示情報を要求する。他の感情入力ボタンを操作した場合も、これと同様である。プロキシサーバ1では、評価者端末3からのこの情報を受信し、内蔵のタイマからの日時情報とともに操作情報蓄積DB16に蓄積する。
この調査画面36の表示状態で予め決められた一定時間操作領域36dの選択操作がなされない場合には(ステップ207)、これに対する表示情報がプロキシサーバ1から送信され、この表示情報に基づいて調査画面36上に、図11に示すように、無操作時質問画面37のウィンドウが開く(ステップ208)。無操作時質問画面37では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し37aや音声により、評価者に「どうしたのか」といった問い合わせがあり、これに対する回答例37bが表示されて評価者が答える(選択する)ことができるようにしている。なお、この回答例37bが「その他」の場合には、回答欄37cにその理由を具体的に入力できるようにしている。また、「今後このウィンドウを表示しない」という項目37dを選択すると、この無操作時質問画面37のウィンドウが開かないようにすることができる。さらに、「キャンセル」ボタン37eが選択されると、この無操作時質問画面37でのこれまでの入力がキャンセルされる。無操作時質問画面37での必要な入力が終了して「OK」ボタン37fが選択されると、無操作時質問画面37のウィンドウが閉じ、図10に示す調査画面36に戻る(ステップ209,211,213,215,222,206)。
また、調査画面36において、評価対象コンテンツの閲覧中、画面を選択して表示させた途端に、元の画面に戻る操作をした場合(ステップ209)には、これに対する表示情報がプロキシサーバ1から送信され、この表示情報に基づいて調査画面36上に、図12に示すように、「戻る」ボタン押下時質問画面38のウィンドウが開く(ステップ210)。「戻る」ボタン押下時質問画面38では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し38aや音声により、評価者にどうしたのかといった問い合わせがあり、これに対する回答例38bが表示されて評価者が答える(いずれかを選択する)ことができるようにしている。なお、この回答例38bが「その他」の場合には、回答欄38cにその理由を具体的に入力できるようにしている。また、「キャンセル」ボタン38dが選択されると、この「戻る」ボタン押下時質問画面38でのこれまでの入力がキャンセルされる。「戻る」ボタン押下時質問画面38での必要な入力が終了して「OK」ボタン38eが選択されると、「戻る」ボタン押下時質問画面38のウィンドウが閉じ、図10に示す調査画面36に戻る(ステップ211,213,215,222,206)。
また、例えば、調査画面36のコンテンツ表示領域36cの中で、そこでのボタン操作により、画面(コンテンツ)の表示が行ったり来たりして代わり、同じ画面が所定回数表示されるような場合もある。あるいは、感情入力ボタン36d〜36hのいずれかを選択すると、後述するように、この選択された感情入力ボタンに対する質問画面が表示され、これに答えると、調査画面36に戻るが、このように調査画面36が表示される毎に、例えば、同じ感情入力ボタンを選択して同じ質問画面が所定回数表示されるような場合もある。その他、選択操作に応じて同じ画面が複数回表示されるようなことがあるが、このように同じ画面が所定回数表示される場合には(ステップ211)、これに対する表示情報がプロキシサーバ1から送信され、この表示情報に基づいて調査画面36上に、図13に示すように、同一画面質問画面39のウィンドウが開く(ステップ212)。同一画面質問画面39では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し39aや音声により、評価者にどうしたのかといった問い合わせがあり、これに対する回答例39bが表示されて評価者が答える(いずれかを選択する)ことができるようにしている。なお、この回答令bが「その他」の場合には、回答欄39cにその理由を具体的に入力できるようにしている。また、「キャンセル」ボタン39dを選択すると、この同一画面質問画面39でのこれまでの入力がキャンセルされる。同一画面質問画面39での必要な入力が終了して「OK」ボタン39eが選択されると、同一画面質問画面39のウィンドウが閉じ、図10に示す調査画面36に戻る(ステップ213,215,222,206)。
また、この調査画面36によるアンケート調査は、先に図4に示したアンケート実施確認画面30で予め決められた時間内(ここでは、約10分間としている)で行なわれると説明されており、調査画面36が表示されてこの予め決められた時間が経過しても、「作業終了ボタン」36iが選択されない場合には(ステップ213)、これに対する表示情報がプロキシサーバ1から送信され、この表示情報に基づいて調査画面36上に、図14に示すように、操作時間超過画面40のウィンドウが開く(ステップ211)。操作時間超過画面40では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し40aや音声により、時間が経過したことを通知するとともに、評価者にどうするかといった問い合わせをし、「アンケートをやめて、続きの操作を行う」ボタン40bと「アンケートを続ける」ボタン40cとのいずれかを評価者が選択できるようにする。「アンケートをやめて、続きの操作を行う」ボタン40bが選択されると、アンケート調査は中止され、また、「アンケートを続ける」ボタン40cが選択されると、図10に示す調査画面36に戻る(ステップ215,222,206)。
なお、以上のステップ207,209,211,213は調査画面36が表示されたステップ206の後に行われるものとしたが、他の画面、即ち、エージェントが選択された後の図7に示す画面33以降の画面表示のときにも、同様である。
図10に示す調査画面36において、コンテンツ表示領域36cの評価対象コンテンツ閲覧するにつれて、評価者がイライラした気持ちになり、かかる感情に該当する感情入力ボタン、即ち、「イライラする」ボタン36dを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図15に示すように、感情入力画面としての「イライラ」押下時質問画面41のウィンドウが開く(ステップ216)。この「イライラ」押下時質問画面41では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し41aや音声により、評価者に対して記載欄41bにイライラする理由を具体的に記載するように指示する。この指示に従って評価者が記載欄41bにイライラの原因を記載し、「OK」ボタン41dを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と記載欄41bでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この「イライラ」押下時質問画面41のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン41cを選択すると、この記載欄41bでのこれまでの入力がキャンセルされ、この選択操作がなされたことを示す操作情報がプロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られる。このようにして、イライラする気持ちを、これが実際に生じている時点で、感情の詳細情報として、入力することができて、システム側も、評価者に実際に生じた感情を取得することができる。
図10に示す調査画面36において、コンテンツ表示領域36cでの評価対象コンテンツの閲覧中に評価者が何らかの原因で困ってしまい、「困っている」ボタン36eを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図16に示すように、感情入力画面としての「困っている」押下時質問画面42のウィンドウが開く(ステップ217)。この「困っている」押下時質問画面42では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し42aや音声により、評価者に対して記載欄42bに困っている原因を具体的に記載するように指示する。この指示に従って評価者が記載欄42bに困っている理由を記載し、「OK」ボタン42dを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と記載欄42bでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この「困っている」押下時質問画面42のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン42cを選択すると、この記載欄42bでのこれまでの入力がキャンセルされ、この選択操作がなされたことを示す情報がプロキシサーバ1の評価内容管理DB14(図1)に送られる。このようにして、困っている気持ちを、これが実際に生じている時点で、感情の詳細情報として、入力することができて、システム側も、評価者に実際に生じた感情を取得することができる。
図10に示す調査画面36において、コンテンツ表示領域36cの評価対象コンテンツを閲覧していて評価者が楽しくなってきて、「楽しい!」ボタン36fを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図17に示すように、感情入力画面としての「楽しい」押下時質問画面43のウィンドウが開く(ステップ218)。この「楽しい」押下時質問画面43では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し43aや音声により、評価者に対して記載欄43bに楽しいと思われることの原因を具体的に記載するように指示する。この指示に従って評価者が記載欄43bに楽しいと思う理由を記載して、「OK」ボタン43dを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と記載欄43bでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この「楽しい」押下時質問画面43のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン43cを選択すると、この記載欄43bでのこれまでの入力がキャンセルされ、この選択操作がなされたことを示す操作情報がプロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られる。このようにして、楽しい気持ちを、これが実際に生じている時点で、感情の詳細情報として、入力することができて、システム側も、評価者に実際に生じた感情を取得することができる。
図10に示す調査画面36において、コンテンツ表示領域36cの評価対象コンテンツを閲覧していて評価者がこの評価対象コンテンツをすごく良いように思えて、「すごくいい!」ボタン36gを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図18に示すように、感情入力画面としての「すごくいい」押下時質問画面44のウィンドウが開く(ステップ219)。この「すごくいい」押下時質問画面44では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し44aや音声により、評価者に対して記載欄44bにすごくいいと思われることの原因を具体的に記載するように指示する。この指示に従って評価者が記載欄44bにすごくいいと思う理由を記載し、「OK」ボタン44dを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と記載欄44bでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この「すごくいい」押下時質問画面44のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン44cを選択すると、この記載欄44bでのこれまでの入力がキャンセルされて、この選択操作がなされたことを示す操作情報がプロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られる。このようにして、すごく良い気持ちをこれが実際に生じている時点で、感情の詳細情報として、入力することができて、システム側も、評価者に実際に生じた感情を取得することができる。
図10に示す調査画面36において、コンテンツ表示領域36cの評価対象コンテンツを閲覧していて評価者がこの評価対象コンテンツに対して一言いいたい気分になって、「一言いいたい」ボタン36gを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図19に示すように、感情入力画面としての「一言いいたい」押下時質問画面45のウィンドウが開く(ステップ220)。この「一言いいたい」押下時質問画面45では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し45aや音声により、評価者に対して記載欄45bにこの評価対象コンテンツ(ページ)に対する苦情や要望,意見など一言いいたいことを具体的に記載するように指示する。この指示に従って評価者が記載欄45bに記載し、「OK」ボタン45dを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と記載欄45bでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この「一言いいたい」押下時質問画面45のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン45cを選択すると、この記載欄45bでのこれまでの入力がキャンセルされ、この選択操作がなされたことを示す情報が、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られる。このようにして、一言いいたい気持ちを、これが実際に生じている時点で、感情の詳細情報として、入力することができて、システム側も、評価者に実際に生じた感情を取得することができる。
図10に示す調査画面36で評価者がヘルプボタンとしてのエージェントの顔写真31aを選択すると(ステップ215)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて調査画面36上に、図20に示すように、顔写真押下時質問画面46のウィンドウが開く(ステップ221)。この顔写真押下時質問画面46では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し46aや音声により、「どうされましたか」といったような評価者に対する問い合わせをするとともに、この問い合わせに対する回答例46bを表示し、評価者にそのいずれかを選択させるようにする。この回答が「その他」の場合には、回答欄46cにその理由を具体的に入力できるようにしている。この指示に従って評価者が回答例46bを選択し、「OK」ボタン46eを選択すると、この選択操作がなされたことを示す情報と回答例46b,回答欄46cでの入力情報とが、操作情報として、プロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られるとともに、この顔写真押下時質問画面46のウィンドウが閉じて図10に示す調査画面36に戻る(ステップ222,206)。また、「キャンセル」ボタン46dを選択すると、この写真押下時質問画面46でのこれまでの入力がキャンセルされ、この選択操作がなされたことを示す操作情報がプロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16(図1)に送られる。
図10に示す調査画面36では、感情入力ボタン36d〜36hのいずれかを選択すると、「作業終了」ボタン36jが選択されない限り、ステップ215からステップ216〜221にいずれかを通り、さらに、ステップ222を通ってステップ206に戻って調査画面36の表示状態となる。従って、「作業終了」ボタン36jが選択される前であれば、例えば、「イライラする」ボタン36dと「一言いいたい」ボタン36hというように、2種類以上の感情入力ボタンを選択することができる。
また、評価対象コメントの閲覧過程で、最初はその内容が良いと思われるが、閲覧が進むにつれてイライラしてくる場合もある。このアンケートでは、その時々の感情を入力することを要求しており、また、そのような入力の仕方も可能としている。従って、上記の場合、評価者には、評価対象コンテンツの内容がよいと思われるとき、「すごくいい」ボタン36gを選択させ、その後、イライラし出すと、「イライラする」ボタン36dを選択させるようにする。プロキシサーバ1は、表示情報により、評価者端末3(図1)でボタン操作によって調査画面36や上記の各画面37〜40,後述の「作業終了」押下時質問画面47などを表示させると、そのときの日時情報(表示開始時刻)も図示しない内蔵のタイマから取り込んで操作情報蓄積DB16に蓄積する。従って、上記の調査画面36でのボタン操作では、「すごくいい」ボタン36gを選択したときの日時情報や「イライラする」ボタン36dを選択したときの日時情報も、即ち、操作されたボタン毎に日時情報も、内蔵のタイマから取得してプロキシサーバ1の操作情報蓄積DB16に保持されることになる。
調査画面36での必要な選択操作とこれに伴う画面41〜46での必要な操作が終了し、調査画面36の「作業終了」ボタン36jが選択されると(ステップ222)、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて評価者端末3に図21に示す「作業終了」押下時質問画面47が表示される(ステップ223)。この「作業終了」押下時質問画面47は、アンケート調査を中断して息抜きをし、次に続く作業を通知するために設けられるものであって、この旨が選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し47aや音声によって通知される。そして、評価者が「次の画面へ」ボタン47bを選択すると、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて評価者端末3に図22に示す実験後アンケート画面48が表示される(ステップ224)。
この実験後アンケート画面48は、評価したコンテンツ(Webサイト)についての総合的な評価のアンケートを行うものであるが、いくつかの設問がなされて夫々毎に選択できる回答が付されたり、コメントの記載欄48cが設けられたりなどしており、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し48aや音声により、このアンケートの案内がなされる。
この実験後アンケート画面48で「次の画面へ」ボタン48dが選択されると、これに対してプロキシサーバ1から送られる表示情報に基づいて評価者端末3に図23に示す終了挨拶画面49が表示される(ステップ225)。この終了挨拶画面49では、選択されたエージェントの顔写真31aからの吹出し49aや音声により、アンケート調査の終了挨拶などがなされ、「終了」ボタン49cの選択により、一連のアンケート調査の作業が終了する。また、終了挨拶画面49で「1つ前の画面へ」ボタン49bを選択すると、図22に示す実験後アンケート画面48に戻る(ステップ224)。この場合には、先に入力されたアンケートの回答はキャンセルされるようにしてもよいし、入力されたまま残しておいてもよい。いずれにしても、アンケートの設問に再度答えるようにすることができる。
なお、以上の図21〜図23に示す画面47〜49で顔写真31aを選択すると、図20に示すようなエージェントの顔押下時質問画面46のウィンドウが開き、評価者に対処できるようにしている(但し、画面47〜49毎に内容が異なる場合もある)。
以上のようにして、一連のコンテンツ評価作業が行われるが、この間、各画面毎に選択されたエージェントの顔写真31aが表示され、吹出しや音声によってその表示された画面についての案内がなされるから、実際にエージェントによって案内されているのと同様の状況で評価作業を行なうことができるし、顔写真31aを選択すると、そのときの状況を伝えることができるので(図20に示すエージェントの顔押下時質問画面46)、実際のエージェントがそばについているのと同様の状況のもとで評価作業を行なうことができる。しかも、実際には、エージェントは側にいないため、その分緊張感がほぐれた状態で作業を行なうことができる。また、評価者が選択したエージェントの顔写真をかかる画面に表示することにより、この画面が評価対象サイトが開いた評価対象コンテンツの評価(アンケート)に用いられるサブウィンドウであるかどうかの判別が容易となり、他のウィンドウとの区別が明確となる。このため、コンテンツの評価に用いられる画面は容易にかつ格別意識することなく確認できるから、かかる画面は不用意に関係ない画面として閉じられてしまうようなことも回避できる。
なお、エージェントの顔写真31aの代わりに、エージェントのキャラクタなど顔写真以外のエージェントの顔などを表わした他の画像を表示するようにしてもよい。
この実施形態では、以上の作業によって得られたアンケート結果(ボタンの操作情報や入力情報など)やその他の必要な操作情報は、その操作情報が発生する毎に、評価者端末3からプロキシサーバ1に送信され、このプロキシサーバ1では、そのときの日時情報とともに、操作情報蓄積DB16に格納されるものであるが、これら情報はアンケートが終了するまで(例えば、図23に示す終了挨拶画面49で「終了」ボタン49cが選択されるまで)評価者端末3に保存されており、この終了とともにプロキシサーバ1に送信され、操作情報蓄積DB16に格納されるようにしてもよい。この場合、日時情報としては、評価者端末3で得られるようにしてもよいし、また、プロキシサーバ1の内蔵タイマから取得し、評価者端末3に送る表示情報、従って、この表示情報に対する操作情報と対応づけて、操作情報蓄積DB16に格納されるようにしてもよい。
図24はこの評価内容管理DB14に格納されたIDが「1」の評価者に対するアンケート結果を示すユーザ別記録データの一具体例を示すものであって、評価者のID欄50,感情入力ボタン36d〜36hのいずれかの操作(選択)時刻欄51,評価者の感情の種別欄(即ち、操作された感情入力ボタンを示す欄)52,画面で評価者が選択した項目を示す選択欄53,感情入力ボタン36d〜36hの操作に伴って表示される画面41〜46で入力されたコメントの内容を表わすコメント欄54,評価対象コンテンツのURL欄55,コメントの入力に要した時間を示す時間(sec)欄56とからなっている。
かかる評価内容は必要に応じて集計,分析され、例えば、図25に示すような統計データを示す結果一覧画面が表示装置17に表示される。この場合の評価対象コンテンツとしては、login(ログイン)画面やカレンダ操作画面,カレンダ画面,サブボタン押下画面などとし、かかる評価対象コンテンツの評価に参加する人員は26名としている。そして、各評価対象コンテンツ毎に表示回数や平均表示時間,評価者が操作に要した時間(例えば、アンケート調査での選択操作やコメントの入力操作などの操作に要した時間の累計)である評価支援システム平均操作時間,実質表示時間(累計),感情入力ボタン36d〜36hの選択回数などが集計されている。また、参加者1人当りの平均操作時間やこの実施形態が作動した累積時間の参加者1人当りの平均である平均実質時間,参加者1人当りの平均評価支援システム平均操作時間なども表示される。
また、評価内容管理DB14に蓄積される表示情報は、評価対象コンテンツに応じて異ならせることができるが、表示装置17を用いながらデータ入力手段18でこれを作成することができる。
なお、この実施形態では、「イライラ」,「困っている」,「楽しい」,「すごくいい」,「一言いいたい」という感情を評価結果として入力できるようにするために、これらに対する感情入力ボタン36d〜36hを設けたが、これら以外の感情も追加して入力できるようにしてもよい。
本発明の他の実施例について、以下図26〜図44を用いて詳細に説明する.なお、これにより本発明が限定されるものではない。
本発明は、ユーザビリティ評価支援方法、およびプログラムに関するものであり、情報入力手段と情報出力手段をもち、ネットワークに接続可能な情報処理装置で操作可能なアプリケーションおよびコンテンツに対するユーザビリティの評価に実施可能である。上記、情報処理装置には、計算機システム、携帯電話システム、個人用携帯情報端末、ネットワーク対応型テレビなどが挙げられる。さらに、本発明はこれに限定されるものではなく、ネットワークに接続されておらず、必要な情報を全て内部で保持し、情報入力手段と情報出力手段をもつ情報処理装置についても適用できる。
実施例2では、情報入力手段と情報表示手段をもちネットワークに接続可能な情報処理装置において、情報入力手段と情報表示制御部に介在し、情報を制御する機能をもつ組み込み可能なプログラム(以下プラグインプログラム)を用い、WebアプリケーションまたはWebコンテンツに関して、ページまたは表示されている情報の特定箇所に対するユーザのフィードバックを取得することで対象コンテンツのユーザビリティ評価を支援する方法について述べる。さらに、ユーザの操作履歴と情報発信元であるサーバからのコンテンツ情報を併せて取得し、上記取得した情報をコンテンツと時間で関連づけることにより、ユーザの操作手順とその一連の操作のなかでのユーザの評価が関連づいて表示することにより、対象コンテンツに関するユーザビリティ評価を支援する方法について述べる。
本実施例ではWebサイトをユーザビリティ評価の対象とし説明するが、本発明は、Client/ServerシステムやPeer to Peerシステムで運用するWebシステム以外のアプリケーション画面およびコンテンツについても実施可能である。
図26は本実施例で述べるユーザビリティ評価のための評価プラグインプログラムが内在する情報処理装置のブロック構成を示す図である。
本実施例で述べる評価プラグインプログラムは、評価イベント処理部2104、操作イベント情報取得部2105、コンテンツイベント情報取得部2106、データ送信部2107から構成される。
図45に従来の情報処理装置のブロック構成図を示す。図26に破線で囲み示した箇所が、本発明の評価プラグインプログラムである。
ユーザは情報表示装置2101を介して評価対象となるアプリケーションまたはコンテンツの情報を閲覧し、キーボード、マウス、タッチパネル、バーコードリーダ、音声認識装置などから構成される情報入力手段2103を介して情報の閲覧指示などアプリケーションやコンテンツに対する操作および評価情報の入力を行う。
評価イベント処理部2104は、情報入力手段2103から送られてくるユーザからの入力情報のうち評価に関する操作を受信し、評価操作履歴を取得し、プラグインデータベース(以下、プラグインDBという)2108に記録する。また、操作イベント情報取得部2105、コンテンツイベント情報取得部2106へ、情報取得の開始指示や終了指示を送る。
評価に関する操作とは、図35記載の画面例における上部の評価用ボタン1002a、1002b、1002c、1002d、1002e、1004、1005、1006と、評価用入力欄1003に関する操作である。
操作イベント情報取得部2105は、情報入力手段2103から送られてくるユーザからの入力情報のうち評価に関する操作以外を受信し、操作履歴を取得し、プラグインDB2108へ記録し、受信した入力情報を情報表示制御部2102に送る。
コンテンツイベント情報取得部2106は、評価イベント処理部2104から情報取得の開始指示を受信したら、情報表示制御部からの情報を受信しサーバとの情報通信を行う。サーバとの通信履歴を取得しプラグインDB2108に記録する。
プラグインDB2108の構成の一例を図44に示す。プラグインDB2108は評価操作履歴テーブル700、操作履歴テーブル800、通信履歴テーブル900から構成される。
評価操作履歴、操作履歴、通信履歴に関しては、それぞれ図32、図33、図34を用いて別途詳細に説明する。
情報表示制御部2102は、情報入力手段2103を介して送られてくるユーザからの入力情報を操作イベント情報取得部2105を介して受信し、情報表示装置2101またはコンテンツイベント情報取得部2106に適切に渡して処理し、またサーバからのコンテンツ情報をコンテンツイベント情報取得部2106から受信し処理することで表示情報を制御する。
プラグインDB2108は、評価操作履歴、操作履歴、通信履歴を記録する。
データ送信部2107は、プラグインDBに記録された情報をネットワーク経由で図28記載の評価サーバ303へ送信する。
図27は、本実施例で述べる情報入力手段と情報表示手段をもつネットワークに接続可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。本装置は情報入力手段2103と、情報表示装置2101と、CPU2201と、主記憶装置2202と、ネットワーク接続装置2203と、外部記憶装置2204から構成される。
図28は、本実施例で述べる方法を実施する際のネットワーク構成を示す図である。ネットワークは、ユーザビリティ評価の対象となるWebコンテンツの送信元であるWebサーバ303と、図27記載のハードウェア構成をもち、図26の説明で述べた評価プラグインプログラムをもつユーザ端末302、図26記載のプラグインDB2108からデータを受け取り、集計し、集計結果DB304に記録する評価サーバ303から構成される。
Webサーバ301および評価サーバ303は図27記載のハードウェア構成に準ずる構成の情報処理装置である。
評価対象であるWebアプリケーションまたはWebコンテンツに対して、評価に関する情報をユーザが入力するための評価インタフェースの一例を図35に示す。
図35の例では、評価対象サイトが表示される領域1001の上部に、評価に関する操作を行うためのボタンと入力フォームを表示している。ユーザは評価開始ボタン1004を押下することで評価開始を指示し、評価終了ボタン1005を押下することで評価終了を指示することができる。また、それぞれふたつのプラスの感情とマイナスの感情を表現したボタン1002b、1002c、1002d、1002eを表示しており、ユーザは自分の感情に即したボタンを選択することで、評価対象であるWebアプリケーション、またはWebコンテンツに対する評価を返すことが可能である。さらに、これらの感情のフィードバックに加えて、ユーザが評価対象を操作している間に感じたことを入力箇所1003に入力し登録ボタン1006を押下することによって評価として返すことができる。また、感情に関係なくコメントを返すことができるように、ボタン1002aが存在する。この入力箇所1003はボタン1002a、1002b、1002c、1002d、1002eを押下することのより入力可能となる。
図35の例では、ボタンによって表現された感情は4つであるが、評価に用いる感情はいくつであっても構わない。また、評価用の機能は、評価対象サイトが表示される領域1001の下部、左部、右、部、などブラウザ上のどこに表示されていてもよい。
図43に、表示されている情報のなかで評価する箇所を特定することを可能とする評価インタフェースの一例を示す。
図43に示す例では、ユーザは、ブラウザ上に表示されている評価のためのボタン1002a、1002b、1002c、1002d、1002eを、ドラッグ&ドロップ操作によって、ブラウザ上の、評価を返したいコンテンツの位置に移動させる1104ことにより、評価箇所を特定することを可能とする。評価箇所の特定方法は、感情ボタンをクリックし、次にその評価箇所をクリックするという方法で評価箇所を特定させる仕様でも実施可能である。
図29は、評価イベント処理部2104の処理アルゴリズムを示す図である。まず、情報入力手段を介して、評価に関するユーザの入力情報をイベントとして受信する(ステップ401)。
受信したイベントが評価開始を指示するものであれば(ステップ402)、評価中フラグをオンにし(ステップ403)、初期値0の評価セッションIDのカウンタの値を1増やす(ステップ404)。次に、操作イベント情報取得部2105とコンテンツイベント情報取得部2106に評価IDを渡し、データの取得開始を指示する(ステップ405)。そして受信したイベントの評価履歴を取得し、評価ログテーブル700にデータを記録し(ステップ406)、イベントの受信待機状態に戻る。
図32に評価ログテーブル700の構成の一例を示す。評価ログテーブル700は評価イベント処理部2104で取得した評価履歴情報を記録するテーブルで、評価ログID701、評価セッションID702、プラグインID703、イベント発生時刻704、イベント発生画面705、評価イベント種別706、コメント内容707、位置情報708、登録ボタン押下時刻709から構成される。
評価ログID701は履歴情報を一意に識別するためのIDであり、評価イベント処理部2104がステップ406で割り当てる。
評価セッションID702は、ユーザからの評価開始指示を受けてから評価終了指示を受けるまでの間に発生したイベントを紐付けるためのIDであであり、評価イベント処理部104がステップ404において割り当てる。
プラグインID703は、どの評価プラグインプログラムによって取得された情報が判断するためのIDであり、プラグインプログラム毎に一意になるようにプラグインプログラム毎に予め設定しておく値である。プラグインプログラム毎に評価イベント処理部2104、操作イベント情報取得部2105、コンテンツイベント情報取得部2106全てが同じ値を保持している。
イベント発生時刻704は、評価イベントが発生した時刻を表すものでステップ401でイベントを受信した時刻である。
イベント発生時画面は705は、評価イベントが発生した時点での画面を画像として記録するものでステップ406において取得する。
評価イベント種別706は、ユーザの評価に関する操作を識別するためのもので図10で示した評価開始ボタン1004、評価終了ボタン1005、それぞれふたつのプラスの感情とマイナスの感惰を表現したボタン1002b、1002c、1002d、1002e、感情に関係なくコメントを評価として返すためのボタン1002a、のいずれが選択されたかを示している。
コメント内容707は、図35で示したコメント入力欄1003に入力されたユーザのコメント内容である。
位置情報708は、図43の説明で述べた方法により、ユーザが評価箇所を特定した場合、その位置を座標軸である。
登録ボタン押下時刻は、ユーザが図35または図43の登録ボタン1006、図36の送信ボタン1103を押下した時刻である。
受信したイベントが評価開始を指示するものでなく(ステップ402)、さらに評価終了を指示するものでない場合(ステップ407)、評価中フラグがオンであるかどうかを判定し(ステップ410)、オンであったならば受信したイベントの評価履歴を取得し、評価ログテーブル700にデータを記録し(ステップ406)、イベントの受信待機状態に戻る。ステップ410で評価フラグがオンでない場合、評価開始の指示を出すようにユーザにメッセージを表示し(ステップ411)、イベントの受信待機状態に戻る。
受信したイベントが評価終了を指示するものであった場合(ステップ407)、評価中フラグがオフにし(ステップ408)、操作イベント情報取得部2105とコンテンツイベント情報取得部2106にデータの取得終了を指示する(ステップ409)。そして受信したイベントの評価履歴を取得し、評価ログテーブル700にデータを記録し(ステップ406)、イベントの受信待機状態に戻る。
次に、操作イベント情報取得部2106の処理アルゴリズムを、図30を用いて説明する。評価イベント処理部2104からデータの取得開始指示を受信したら(ステップ501)、評価イベント処理部2104から評価セッションIDを受け取り(ステップ502)る。操作イベントを受信したら(ステップ503)、受信イベントの操作履歴データを取得し、評価セッションIDと併せて操作ログテーブル800に操作履歴データを記録し(ステップ504)、受信した操作イベントを情報表示制御部2102に渡す(ステップ505)。評価イベント処理部2104からデータの取得停止指示を受信するまで(ステップ506)、上記ステップ503、ステップ504、ステップ505を繰り返す。評価イベント処理部2104からデータの取得終了指示を受信したら(ステップ506)、操作履歴データの取得を停止する(ステップ507)。
図33に操作ログテーブル800の構成の一例を示す。操作ログテーブル800は操作イベント情報取得部2106で取得した操作履歴情報を記録するテーブルで、操作ログID801、評価セッションID802、プラグインID803、イベント発生時刻804、操作ターゲット805、イベント806から構成される。
操作ログID801は操作履歴情報を一意に識別するためのIDであり、操作イベント情報取得部2106がステップ504において割り当てる。
評価セッションID802は、ユーザからの評価開始指示を受けてから評価終了指示を受けるまでの間に発生したイベントを紐付けるためのIDであり、ステップ502で評価イベント処理部2104から渡される。
プラグインID803は、どの評価プラグインプログラムによって取得された情報が判断するためのIDであり、評価イベント処理部2104、操作イベント情報取得部2105、コンテンツイベント情報取得部2106がそれぞれ保持している。
イベント発生時刻804は、イベントが発生した時刻を表すものでステップ503でイベントを受信した時刻である。
操作ターゲット805は、クリックや入力など操作イベントの対象を識別するためのもので情報入力手段から受信する。
イベント806は、クリックや入力などユーザの操作を識別するためのもので情報入力手段から受信する。
図31を用いて、コンテンツイベント情報取得部2107の処理アルゴリズムを説明する。評価イベント処理部2104からデータの取得開始指示を受信したら(ステップ601)、評価イベント処理部2104から評価セッションIDを受け取とる(ステップ602)。情報表示制御部2102からWebサーバ301との情報通信指示を受信したら(ステップ603)、Webサーバ301と通信しURLを受信する(ステップ604)。通信前のURLと通信後のURLのデータを取得し、評価セッションIDと併せてコンテンツログテーブル900に記録する(ステップ605)。評価イベント処理部2104からデータの取得終了の指示があるまで(ステップ606)、ステップ603、ステップ604、ステップ605を繰り返す。評価イベント処理部2104からデータの取得終了の指示を受信したら(ステップ606)、URLデータの取得を停止する(ステップ607)。
図34にコンテンツログテーブル900の構成の一例を示す。コンテンツログテーブル900はコンテンツイベント情報取得部2107で取得したURL情報を記録するテーブルで、コンテンツログID901、評価セッションID902、プラグインID903、イベント発生時刻904、現在のURL905、通信後のURL906から構成される。
コンテンツログID901はコンテンツログ情報を一意に識別するためのIDであり、コンテンツログ情報取得部2107により割り当てられる。
評価セッションID902は、ユーザからの評価開始指示を受けてから評価終了指示を受けるまでの間に発生したイベントを紐付けるためのIDであり、ステップ5602で評価イベント処理部2104から渡される。
プラグインID903は、どの評価プラグインプログラムによって取得された情報が判断するためのIDであり、評価イベント処理部2104、操作イベント情報取得部2105、コンテンツイベント情報取得部2106がそれぞれ保持している。
イベント発生時刻904は、サーバと通信した時刻を表すものでステップ604でサーバと通信した時刻である。
現在のURL905は、情報表示制御部2102からWebサーバ301との通信指示を受信した時点でのURLである。
変更後のURL906は、Webサーバ301から受け取った新しいURL情報である。
上記取得した情報を利用して、例えば図37に示すような評価結果を表示する。図37は評価ログテーブル700の情報から作成可能な評価結果の一例であり、イベント発生時刻702の順、つまりユーザの操作の順番に、ユーザの評価した時間1202、評価した時点の画像1203、ユーザの評価1205、ユーザのコメント1205が表示されている。ここで、評価ログテーブル700の位置情報708の値がnullでない場合には、評価した時点の画像1203上の対応する位置に、評価を示す印1206を重ねて表示し、評価結果を直感的に理解し易くしている。
ユーザの評価した時間1202は、評価ログテーブル700のイベント発生時刻704から、評価した時点の画像1203は評価ログテーブル700のイベント発生時画像705から、ユーザの評価1205は評価ログテーブル700の評価イベント種別706から、ユーザのコメント1205は評価ログテーブル700のコメント内容708から、それぞれ取得する情報である。
プラグインDB304に格納された評価操作履歴テーブル700、操作履歴テーブル800、通信履歴テーブル900の情報は、データ送信部2107によって集計サーバ303へ送信される。
データ送信部2107の処理アルゴリズムを図38に示す。
予め設定されている送信トリガイベントが起動したら(ステップ1301)、プラグインDB2108からデータを取得し(ステップ1302)、評価サーバ303へデータを送信して(ステップ1303)終了する。
ここで、データ送信部に予め設定されている送信トリガイベントは、プラグインDB2108に格納されたデータ量が閾値を超えた場合や月曜日の10時などのよう予め設定された時間などである。また、予め設定されている送信トリガが起動する以外に、ユーザからの送信指示を受信することで送信を実施する仕様でも実施可能である。
データ送信部2108からデータを受け取った集計サーバ303は、評価ログテーブル700、操作ログテーブル800、コンテンツログテーブル900それぞれがもつ項目の和集合を項目とする、集計結果テーブルを作成する。
評価ログテーブル700から一行を取得し、集計結果テーブルの一行として書き込む。これを評価ログテーブルのデータが終わるまで繰り返す。このとき、対応する項目がない場合はその項目欄は空し、対応する項目の欄にのみ値がはいる。
操作ログテーブル800、コンテンツログテーブル900のデータに関しても同じ手順で行い、集計結果テーブルを作成する。
全てのデータを取得し終わったら、プラグインIDを第一キーと、評価セッションIDを第二キーと、イベント発生時刻を第三キーとしてソートする。
図39に集計結果テーブルの一例を示す。集計結果テーブル1400は、ログID1401、評価セッションID1402、プラグインID1403、現在のURL1404、イベント発生時刻1405、イベント発生時画面1406、操作ターゲット1407、イベント1408、評価イベント種別1409、コメント内容1410、位置情報1411、登録ボタン押下1412、変更後のURL1413から構成される。
ログID1401は、評価履歴テーブル700では評価ログID701、操作履歴テーブル800では操作ログID801、通信履歴テーブル900ではコンテンツログID901に対応する項目である。
評価セッションID1402は、評価履歴テーブル700では評価セッションID702、操作履歴テーブル800では評価セッションDI802、通信履歴テーブル900では評価セッションID902に対応する項目である。
プラグインID1403は、評価履歴テーブル700ではプラグインID703、操作履歴テーブル800ではプラグインID803、通信履歴テーブル900ではプラグインID903に対応する項目である。
現在のURL1404は通信履歴テーブル900の現在のURL905に対応する項目である。
イベント発生時刻1405は、評価履歴テーブル700ではイベント発生時刻704に、操作履歴テーブル800ではイベント発生時刻804に、通信履歴テーブル900ではイベント発生時刻904に対応する項目である。
イベント発生時画面1406は評価履歴テーブル700のイベント発生時画面705に、操作ターゲット1407は操作履歴テーブル800の操作ターゲット805に、イベント1408は操作履歴テーブル800の操作ターゲット806に、評価イベント種別1409は評価履歴テーブル700の評価イベント種別706に、コメント内容1410は評価履歴テーブル700のコメント内容707に、位置情報1411は評価履歴テーブル700の位置情報708に、登録ボタン押下時刻1412は評価履歴テーブルの登録ボタン押下時刻709に、変更後のURL1413は通信履歴テーブル900の変更後のURL906に対応する項目である。
集計結果テーブル1400の情報を利用して表示する評価結果の一例を図40に示す。
図40はユーザの評価開始指示から評価終了指示までの一連の操作をひとまとまりの評価結果として表示するもので、同一の評価セッションIDをもつログを結果表示の対象とする。
イベント発生時刻1405の順、つまりユーザの操作の順番に、遷移順を示す1501、操作時刻を示す1502、操作時点でのURLを示す1503、操作時点での画面の画像を示す1504、ユーザの操作対象または評価を示す1505、ユーザの操作またはコメント内容を示す1506を表示する。
操作時刻1502はイベント発生時刻1405から取得する。
URLは現在のURL1404から取得する。このとき、URL1404のカラムに値が入っている行、図29の例で言えばログID=c0の行、と次にURLの値が入っている行、図29の例で言えばログID=c1の行の間にある行は、ログID=c0の行のURLで表示されるコンテンツに関するものと判断する。
操作した時点の画像1504は、イベント発生時画面1406から取得する。この時、位置情報1411の値がnullでない場合には、操作時点の画像1504上の対応する位置に、評価を示す印1507を重ねて表示し、評価結果を直感的に理解し易くしている。
ユーザの操作対象または評価を示す1505は操作ターゲット1407または評価イベント種別1409から取得し、ユーザの操作またはコメント内容を示す1506は、イベト1408またはコメント内容1410から取得する情報である。
ユーザの評価をURL単位でまとめて評価結果を表示する表示画面の一例を図41に示す。図41は集計結果テーブル1400の情報を用いて表示する。
評価対象のURLと画面画像のひとつを示す1601、1601で示されているURLの表示回数を示す1602、1601のURLで表示されるコンテンツに対して評価のための各ボタンが何回押下されたかを示す1603、各ユーザの評価時間の平均を示す1604を表示する。
図41の表示例において、コメント表示ボタン1608を押下すると、該当するURLで表示される画面に関するユーザのコメント一覧が表示される。その表示例を図42に示す。
図42は、図41の例においてURLがhogel.htmlで表示される画面に対して、「イライラする」、という評価を下したユーザのコメント一覧を表示した例である。1702は、集計結果DB1400において、URLがhogel.htmlであるイベント発生時画面1406をひとつ選択してきたものである。本例においては行を上から検索し、最初にイベント発生時画面1406の項目に値があったものを選択しているが、URLがhogel.htmlであるイベント発生時画面であるならばどれでもよい。
画面上の数字1701はコメント番号1703と対応しており、その対応するコメントをユーザが残した際に画面上の位置を特定していた場合、つまり、図39に例を示した集計結果DB1400の1411に値が記録されていた場合、その1411に記録されている位置を画面上に示したものである。
画面の絵1702の下には、URLがhogel.htmlで表示される画面に対して、「イライラする」、という評価を下したユーザのコメント一覧を表示する。評価1704は、ユーザがどの評価ボタンを押下したかを、コメント内容1705はユーザがどんなコメントを残したかを示すものであり、集計結果DB1400の評価イベント種別1409を、コメント内容は1705は、集計結果DBのコメント内容1410から取得する。
本実施例において、評価プラグインプログラムは、図28記載の評価サーバ303からダウンロードすることを前提とした。ダウンロードされたプログラムを一意に区別するために、ダウンロード時に、サーバから評価プラグインプログラムに対してプラグインIDが割り当てられる。
プラグインプログラムは、評価サーバ以外の特定のWebサイトからのダウンロードや記憶媒体に保存しそこから呼び出すことによってもインストール可能である。
本実施例では、評価対象ページを示すものとして評価対象のURLを表示したが画面名称方法もある。この場合、URLと画面名称を対応付ける表を別途用意することで実施可能である。
本実施例では、集計サーバ上に集計機能が存在するが、集計機能は図28記載のWebサーバ301、評価サーバ303、ユーザ端末302上のどこにあっても実施可能である。同様に集計結果DB304も場所を問わない。また、ユーザ端末302とWebサーバ301が同一の計算機、ユーザ端末302と評価サーバ303が同一の計算機、Webサーバ301と評価サーバ303が同一の計算機、ユーザ端末302とWebサーバ301と評価サーバ303が全て同一の計算機であっても実施可能である。
図36に、図35における自由記述を許す入力箇所1003が別ウィンドウ1101内に表示される場合の一例を示す。この例では、ユーザが評価のためにボタン1002a、1002b、1002c、1002d、1002eを押下すると別ウィンドウ1101が立ち上がり、自由記述を許す入力箇所1102が表示される。ユーザが入力箇所1102に評価を書き込んだ後に送信ボタン1103を押すと、メイン画面1001に戻る。図36に例示したポップアップウィンドウは、図29で示した評価イベント処理部2104が表示する。ステップ410からステップ406の間で、ユーザが押下したボタンが1002a、1002b、1002c、1002d、1002eかどうかを判定し、もし1002a、1002b、1002c、1002d、1002eであれば、ポップアップウィンドウ1101を表示し、送信ボタン1103を受信後、ステップ406へ処理を進める。
図36、図37、図44では、ユーザの評価を簡潔に示すものと感情に着目し、それをデフォルメしたボタンを用いたが、悪から良までを5等分した数値的5段階評価や、役に立つ、役に立たないなどのWebアプリケーションやWebコンテンツの特性に合わせた効果からみた評価も可能である。
以上のように、実施例2によれば、評価者端末と情報制御部に介在し、イベントを受信し、評価イベントかどうか判定し、評価イベントであればイベント関連情報と評価者フィードバックの取得し、DBに格納することで、複数のユーザ・インタフェース画面間の遷移を伴う評価対象システムに対するユーザ操作とユーザコメントを同時に取得することができる。
本発明は、使い易いかどうかといったWebサイトに対するユーザの評価を支援するユーザビリティ評価支援方法及びシステムに利用可能である。

Claims (7)

  1. 評価者端末に評価対象サイトの評価対象コンテンツを表示させ、評価者に評価させるユーザビリティ評価支援方法であって、
    該評価者端末に該評価対象コンテンツとともに複数の感情入力ボタンを表わす調査画面を表示させて、該評価対象コンテンツの評価中での該評価者の該感情入力ボタンの選択操作を可能とし、該評価対象コンテンツの評価中に任意のタイミングで該評価者の感情情報を入力可能としたことを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
  2. 請求項1において、
    前記感情入力ボタンのいずれかが選択操作されると、選択された前記感情入力ボタンに該当する感情入力画面を表示させ、前記評価者の前記評価対象コンテンツに対する感情の詳細を詳細情報として入力可能としたことを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
  3. 請求項2において、
    前記評価対象コンテンツの評価に先立ち、前記評価者端末にエージェントの選択画面を表示して前記評価者による該エージェントの選択を可能とし、
    前記調査画面や前記感情入力画面に選択された該エージェントの画像を表示し、選択された該エージェントによって前記調査画面や前記感情入力画面の案内をさせることを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
  4. 請求項3において、
    前記顔写真は、前記調査画面や前記感情入力画面のヘルプボタンとして機能させることを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
  5. 評価者端末に評価対象コンテンツを表示させ、評価者に評価させるユーザビリティ評価支援システムであって、
    該評価者端末と、該評価対象コンテンツを提供する評価対象サイトのWebサーバと、該評価対象サイトのWebサーバから提供される該評価対象コンテンツに操作情報を付加して該評価者端末に提供するプロキシサーバとからなり、該評価者端末では、該評価対象コンテンツとともに該操作情報による複数の感情入力ボタンを表わす調査画面が表示されて、該評価者に該感情入力ボタンの選択操作による該評価対象コンテンツの評価を可能とさせ、
    該プロキシサーバは、該評価者端末での評価結果を保存する手段を有することを特徴とするユーザビリティ評価支援システム。
  6. 評価者端末に評価対象コンテンツを表示させ、評価者に評価させるユーザビリティ評価支援方法であって、
    前記評価者端末は、制御部と、情報入力手段と、情報表示装置と、ネットワーク接続装置と、プラグインDBとを備え、
    前記制御部は、
    前記情報入力手段からイベントを受信し、
    前記イベントが評価イベントか否かを判定し、
    評価イベントであれば評価操作履歴として前記プラグインDBに格納し、
    評価イベント以外であれば、操作履歴として前記プラグインDBに格納し、
    前記ネットワーク接続装置によりネットワークを介して接続されたサーバとの間の通信記録を通信履歴として前記プラグインDBに格納し、
    前記プラグインDBに記録された情報をネットワークを介して接続された評価サーバへ送信することを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
  7. 請求項1において、
    前記感情入力ボタンを前記評価対象コンテンツの任意の位置に移動可能に表示することを特徴とするユーザビリティ評価支援方法。
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