JPWO2004040693A1 - 制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、非線形システムの出力信号を良好に維持するために、出力信号に影響を及す複数の素子のインピーダンスを高速に制御し得る制御装置および制御方法を提供することを目的とする。本発明によれば、出力信号の特性に影響を及ぼす複数の第1,第2素子のインピーダンスの各々を、所定の範囲内で変化させる第1,第2変更手段と、出力信号に基づいて、複数の第1および第2素子のインピーダンスに依存する評価関数値を算出する算出手段と、第2素子のインピーダンス変化の前後における評価関数値の差分に基づいて、勾配ベクトルを算出する勾配算出手段を有する制御装置が提供される。勾配ベクトルに基づいて、複数の第1素子のインピーダンスの各々を変化させることによって、評価関数値が所望の値をとるように制御が行われる。

Description

本発明は、一般に可変インピーダンス素子を適応制御することによって非線形システムの出力信号を適切に維持する制御装置および制御方法に関し、特に複数のアンテナ素子を有する適応アンテナ・システムにおける受信信号を適切に維持する制御装置および制御方法に関する。
この種の技術分野では、複数の素子のインピーダンスに依存して出力信号が変化する非線形システムに対して、摂動(perturbation)法を利用した最適化手法により各インピーダンスを最適化し、出力信号を適切に維持することがしばしば行われている。
図1は、従来の制御システム例を示す概念図を示す。この制御システム100は、無線周波数(RF)処理型の適応アンテナ・システムであり、複数の高周波素子(L,C)のインピーダンスを未知変数とし、複数の受信信号を合成して出力信号を形成する非線形システムである。制御システム100は、M+1個の複数のアンテナ素子102と、これらアンテナ素子102からの信号を合成する合成器104を有する。合成器104の出力は、アナログ・ディジタル変換器106に入力される。アナログ・ディジタル変換器106の出力は、制御装置108に入力される。
M+1個のアンテナ素子の内、M個のアンテナ素子の各々には、アンテナ素子102に直列に結合されたインダクタLと、並列に結合されたキャパシタC(i=1,...,M)より成る移相回路110が設けられている。インダクタLのインダクタンスおよびキャパシタCのキャパシタンスは、制御装置108からの制御信号により調整される。制御信号の内容x(i=1,...,2M)は、インダクタLおよびキャパシタCのインピーダンスを設定するための信号を表す。
図2は、このような制御システム100に関して、主に制御装置108により行われる摂動法を利用した制御フロー200を示す。制御フロー200は、ステップ202より始まる。ステップ204では、複数の素子(インダクタLおよびキャパシタC)のインピーダンスxが適切な初期値に設定される。ステップ206では、反復回数に関連するパラメータmの値を初期値0に設定する。
ステップ208では、アナログ・ディジタル変換器106(図1)からの出力信号y(x)(x=(x,x,...,x2M))に依存して変化する評価関数値f(x)を求める。この評価関数値は、基準値f(x)として格納される。
ステップ210では、パラメータmの値を1つインクリメントする。
ステップ212では、m番目の素子のインピーダンスxの値を、x+Δxに変化させる。例えば、mの値が1であれば、インダクタLの値に微小変化が加えられる。このインピーダンスの微小変化Δxに起因して、出力信号y(x)が変化する。
ステップ214では、この出力信号y(x)に基づいて評価関数値f(x)が算出される。
ステップ216では、インピーダンスxに関する変化の前後における評価関数値f(x)の差分を算出することによって、勾配(gradient)ベクトル▽fを算出する。▽fは、2M個の成分を有するベクトル量であり、各成分は次式により計算される。
(▽f)xm=f(x,...,x+Δx,..,x2M)−f(x,...,x,..,x2M
ステップ218では、微小変化させたxの値を微小変化させる前の値に戻す。
ステップ220では、パラメータmの値が2M以下であるか否かが判定され、2M以下であればステップ208に戻り、勾配ベクトル▽fの他の成分を計算する。一方、パラメータmの値が2M以下でなければ、すなわち2Mより大きいならば、勾配ベクトル▽fの総ての成分が算出されたことを意味する。
ステップ222では、この勾配ベクトル▽fを利用して、インピーダンスの値xを更新する。勾配ベクトル▽fは、fにより表現される曲面上の座標(x,x,...,x2M)において、勾配(傾斜)が最も急激に変化する方向を示す。この座標で示される場所から、▽fの示す方向に沿って進めば、評価関数値fの最大値又は最小値(所望の最適値)に接近することが可能になる。パラメータαは、インピーダンスの値を更新する際に、▽fに沿って進むステップ幅を示す。このようにしてインピーダンスxの値が更新される。
ステップ224では、前回のインピーダンスと今回の値を比較して、充分に収束しているか否かを判定し、収束していなければ更に更新を行うためにステップ206に戻り、収束していればステップ226に進んで制御フロー200は終了する。
摂動法を利用してインピーダンスを微小変化させることにより、勾配ベクトル▽fを計算し、インピーダンスを更新して最適化を図る手法については、例えば、特開2002−118414号公報、Robert J Dinger,“A Planar Version of a 4.0GHz Reactively Steered Adaptive Array”,IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION,vol.AP−34,No.3,March 1986.、およびRobert J Dinger,“Reactively Steered Adaptive Array Using Microstrip Patch Elements at 4.0GHz ”,IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION,vol.AP−32,No.8,August 1984.等に記載されている。
上記のような制御手法では、半導体集積回路を利用して可変インピーダンス素子を形成し、可変インダクタや可変キャパシタを構成するのが一般的である。しかしながら、半導体集積回路を利用すると、インピーダンスを変化させる際の応答速度は高速であるが、非常に多くの電力を消費することになる。これは例えばバッテリを利用するような小型の装置にとって不利である。
一方、半導体集積回路の代わりに、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS:Micro Electro Mechanical System)を利用して、素子のインピーダンスを機械的に変化させることの可能な可変インピーダンス素子を形成することも考えられる。インピーダンスを変化させる形態としては様々なものがあり得るが、例えば、キャパシタの極板間隔を変更したり、インダクタの磁芯の挿入量を変更することによって、素子のインピーダンスを変更することが可能になる。このような素子を利用すれば、半導体集積回路に比べて消費電力は非常に少ないので、電力に関する問題点を克服することは可能である。しかしながら、MEMSを利用して可変インピーダンス素子を形成すると、同程度のインピーダンスの素子を半導体集積回路で構築した場合に比べて応答速度が遅く、速やかにインピーダンスの最適化を図ることができなくなることが懸念される。特に、勾配ベクトル▽fを計算するには、微小変化を加えるステップ212により系を変化させ、その後に、加えた微小変化を除去するステップ218により系を元に戻し、これを素子数の数(m=1,...,2M)だけ繰り返すことを要するので、勾配ベクトル▽fを速やかに算出することが困難になる。このため、MEMSを利用すると、非線形システムの環境変化に速やかに追従することが困難になってしまう。
本願の一般的課題は、非線形システムの出力信号を良好に維持するために、出力信号に影響を及す複数の素子のインピーダンスを高速に制御することを可能にする制御装置および制御方法を提供することである。
本願の具体的課題は、非線形システムの出力信号を良好に維持するために、出力信号に影響を及す複数の素子のインピーダンスを高速かつ低消費電力で制御することを可能にする制御装置および制御方法を提供することである。
これらの課題は、以下に説明する手段により解決される。
本発明による解決手段によれば、
出力信号の特性に影響を及ぼす複数の第1素子のインピーダンスの各々を、所定の第1範囲内で変化させる第1変更手段と、
出力信号の特性に影響を及ぼす複数の第2素子のインピーダンスの各々を、前記第1範囲より狭い所定の第2範囲内で変化させる第2変更手段と、
出力信号に基づいて、前記複数の第1および第2素子のインピーダンスに依存する評価関数値を算出する算出手段と、
前記第2素子のインピーダンス変化の前後における評価関数値の差分に基づいて、勾配ベクトルを算出する勾配算出手段
を有し、前記勾配ベクトルに基づいて、前記複数の第1素子のインピーダンスの各々を変化させることによって、前記評価関数値が所望の値をとるように制御を行うことを特徴とする制御装置
が、提供される。
図1は、従来の制御システムの概念図を示す。
図2は、従来の制御システムで行われる制御のフローチャートを示す。
図3は、本願第1実施例による制御システム例の概念図を示す。
図4は、本願実施例による制御装置を利用して行われるフローチャートを示す。
図5は、本願第2実施例による制御システム例の概念図を示す。
図6は、本願第3実施例による制御システム例の概念図を示す。
図3は、本願第1実施例による制御システムの一例を示す概念図を示す。この制御システム300は、無線周波数(RF)処理型の適応アンテナ・システムであり、複数の高周波素子のインピーダンスを未知変数とし、複数の受信信号を合成して出力信号を形成する非線形システムである。制御システム300は、M+1個の複数のアンテナ素子302と、これらアンテナ素子302からの信号を合成する合成器304を有する。合成器304の出力は、アナログ・ディジタル変換器306に入力される。アナログ・ディジタル変換器306の出力は、制御装置308に入力される。
M+1個のアンテナ素子の内、M個のアンテナ素子の各々には、アンテナ素子302に直列に結合された第1インダクタL および第2インダクタL と、並列に結合された第1キャパシタC および第2キャパシタC (i=1,...,M)より成る移相回路310が結合されている。第1,第2インダクタL ,L および第1,第2キャパシタC ,C は、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)を利用して、機械的にインピーダンスを変化させることが可能な素子として形成される。これらの素子を半導体素子を利用して形成することも可能であるが、消費電力を削減する観点からはMEMSを利用することが好ましい。第1,第2インダクタL ,L のインダクタンスおよび第1,第2キャパシタC ,C のキャパシタンスは、制御装置308からの制御信号により調整される。制御信号の内容x ,x (i=1,...,2M)は、インダクタL ,L およびキャパシタC ,C のインピーダンスを設定するための信号を表す。図中、第1インダクタL および第1キャパシタC を表す第1素子はx により示され、第2インダクタL および第2キャパシタC を表す第2素子はx により示される。
第1インダクタL および第1キャパシタC のインピーダンスは、非線形システムの出力信号(ディジタル・アナログ変換器306からの出力信号)の特性に影響を及ぼしてインピーダンスの最適化を行うことが可能な程度に大きく変化し得る。このため、ある程度大きなサイズを有し、それ故に応答速度も比較的遅い。これに対して、第2インダクタL および第2キャパシタC は、第1のものよりもサイズが非常に小さく、インピーダンスの可変幅も狭く、それ故に第1インダクタL および第1キャパシタC よりも高速に応答することが可能であるように選択される。
適応アンテナ・システム300の制御装置308は、アナログ・ディジタル変換器306からの出力信号であるアンテナ素子からの受信信号y(x)に基づいて、評価関数値f(x)を算出する評価関数値算出手段311を有する。ここで、xは、総てのインピーダンスに関するベクトル量であり、x=(x ,x ,x ,x ,...,x2M ,x2M )と表現することが可能である。評価関数値f(x)としては、様々な量を採用することが可能であり、例えば、パイロット信号やトレーニング信号のような既知の信号パターンdと、受信信号y(x)との相関値|y(x)d|とすることが可能である。また、信号雑音比、信号雑音干渉比のような量を採用することも可能である。更に、後述するような各アンテナ素子からの受信電力の総和とすることも可能である。要するに、評価関数値f(x)は、インピーダンスxの変化に依存して変化し得る量であって、非線形システムの出力信号(受信信号y(x))の最適化を行うために使用可能な量であればよい。
制御装置308には、評価関数値算出手段311の出力を入力とする勾配ベクトル算出手段312が設けられる。勾配ベクトル算出手段312は、インピーダンス・ベクトルxの変化の前後における評価関数値f(x)の差分を算出することによって、インピーダンス・ベクトルxにおける評価関数値fの勾配▽fを算出する。勾配ベクトル算出手段312の出力は、インピーダンスの値を変更させる変更手段314に入力される。変更手段314は、第1インダクタL のインダクタンスおよび第1キャパシタC のキャパシタンスを変更させる第1変更手段316を有する。また、変更手段314は、第2インダクタL のインダクタンスおよび第2キャパシタC のキャパシタンスを変更させる第2変更手段318を有する。第2変更手段318は、第2インダクタ又は第2キャパシタのインピーダンスを変化させ、上述したように、変化させるインピーダンスの量は非常に小さい点に留意を要する。
更に、変更手段314は、第1および第2変更手段からのディジタル信号をアナログ信号に変換して、第1および第2インダクタおよびキャパシタL ,L ,C ,C に制御信号x ,x を与えるディジタル・アナログ変換器320を有する。このディジタル・アナログ変換器320は、第1素子および第2素子に関して、別々に設けることも共用させることも可能である。共用させる場合には、勾配ベクトルを計算する場合と、第1素子を更新する場合とでディジタル・アナログ変換器320の出力を切り替えるスイッチを設ける。このようにすると、ディジタル・アナログ変換器の数が1つで済むので、回路面積を少なくする観点から有利である。
図4は、本願実施例による制御装置308を利用して行われる摂動法による制御フロー400を示す。制御フロー400は、ステップ402より始まる。ステップ404では、複数の第1および第2素子(インダクタおよびキャパシタL ,L ,C ,C )のインピーダンスxが適切な初期値に設定される。ステップ406では、反復回数に関連するパラメータmの値を初期値0に設定する。
ステップ408では、アナログ・ディジタル変換器306(図3)からの出力信号y(x)(x=(x ,x ,x ,x ,...,x2M ,x2M ))に依存して変化する評価関数値f(x)を求める。この評価関数値f(x)は、評価関数値算出手段311にて算出され、基準値f(x)として格納される。
ステップ410では、パラメータmの値を1つインクリメントする。
ステップ412では、第2変更手段318を利用して、m番目の第2素子のインピーダンスx の値を、x +Δx に変化させる。例えば、mの値が1であれば、第2素子のインダクタL の値に微小変化Δx が加えられる。インピーダンスの微小変化Δx に起因して、出力信号y(x)が変化する。ステップ414では、この出力信号y(x)に基づいて評価関数値f(x)が算出される。
ステップ416では、第2素子のインピーダンスx の変化の前後における評価関数値f(x)の差分を算出することによって、勾配ベクトル▽fを算出する。勾配ベクトル▽fは、勾配ベクトル算出手段312によって算出される。▽fは、2M個の成分を有するベクトル量であるので、各成文は次式により計算される。
(▽f)xm=f(x ,x ,...,x ,x +Δx ,...,x2M ,x2M )−f(x ,x ,...,x ,x ,..,x2M ,x2M
なお、従来とは異なり、本実施例における可変インピーダンス素子の総数は、2M個の第1素子と2M個の第2素子とで4M個であり、評価関数値f(x)も、これら4M個のインピーダンスに依存することとなる(f=f(x ,x ,x ,x ,...,x2M ,x2M ))。しかしながら、第2素子(x )は、f曲面上の座標(x ,X ,...,x2M )における摂動計算のために別途設けられた補助的なインピーダンス素子であるので、勾配ベクトル▽fの成分数は、第1素子の数(2M個)により定められる。
ステップ418では、微小変化させたx の値を微小変化させる前の値に戻す。
ステップ420では、パラメータmの値が2M以下であるか否かが判定され、2M以下であればステップ408に戻り、勾配ベクトルの他の成分を計算する。一方、パラメータmの値が2M以下でなければ、すなわち2Mより大きいならば、勾配ベクトル▽fの総ての成分が算出されたことを意味する。
従来とは異なり、第1素子L ,C とは別個に設けられた第2素子L ,C のインピーダンスを変化させることによって、勾配ベクトル▽fが計算される。第2素子は、第1素子に比べて非常にサイズが小さく、インピーダンスの可変幅は小さいが応答速度は極めて高速である。このため、ステップ410およびステップ418における微小変化Δx の加算および減算に対して系が非常に高速に応答し、勾配ベクトル▽fを迅速に求めることが可能になる。すなわち、インピーダンスの微小変化に対する評価関数の影響が分かれば勾配ベクトルを見出すことが可能であり、その勾配ベクトルを見出すためにインピーダンスを大きく変化させる必要はない(微小変化させればよい)。このような観点から、本願実施例では、微小変化を与えるための素子(サイズの小さな応答速度の速い第2素子L ,C )を第1素子とは別に用意して、勾配ベクトル▽fを算出している。
例を持って示せば、移相回路310における合成インダクタンスL は、第1および第2インダクタが直列に結合されているので、L =L +L となる。ステップ412における微小変化により、この合成インダクタンスL は、L +L +ΔL =L +ΔL に変化する。同様に、移相回路310における合成キャパシタンスC は、第1および第2キャパシタンスが並列に結合されているので、C =C +C となる。ステップ412における微小変化により、この合成キャパシタンスC は、C +C +ΔC =C +ΔC に変化する。これにより、移相回路310におけるインダクタ5ンスまたはキャパシタンスを微小変化させたときの影響を調べることが可能になる、すなわち勾配ベクトルを算出することが可能になる。
ステップ422では、第2素子の変化に基づいて算出された勾配ベクトル▽fを利用して、第1素子のインピーダンスの値x を更新する。上述したように、勾配ベクトル▽fは、fにより表現される曲面上の地点(x ,x ,..,x2M )において傾斜が最も急激に変化する方向を示す。この地点から、▽fの示す方向に沿って進めば、評価関数値fの最大値又は最小値(所望の最適値)に接近することが可能になる。パラメータαは、インピーダンスの値を更新する際に、▽fに沿って進むステップ幅を示す。このようにして第1素子のインピーダンスx の値が更新される。
ステップ424では、前回のインピーダンスと今回の値を比較して、充分に収束しているか否かを判定し、収束していなければ更に更新を行うためにステップ406に戻り、収束していればステップ426に進んで制御フロー400は終了する。
本願実施例によれば、従来長時間を要していたステップ208ないし220のループが、第2素子L ,C を利用して行われるステップ408および420により速やかに計算されるので、極めて高速のインピーダンス制御を行うことが可能になる。例えば、アンテナ素子が11個(M=10)存在し、第1素子であるインダクタおよびキャパシタがそれぞれ10個ずつ(計20個)存在し、これらの動作速度が100kHzである(インピーダンスを変化させるのに10μsを要する)とする。そして、100ステップ更新する(ステップ222又は422を100回行う)ことによって、最適なインピーダンスに辿り着くとする。この場合に、従来の手法(図2)では、ステップ212およびステップ218を含むループを全20素子について反復して勾配ベクトルを算出するために、(10μs+10μs)×20の時間を要し、ステップ222におけるxの更新で10μsの時間を要し、これらを100回繰り返すことになる。従って、最適化には、
((10μs+10μs)×20回+10μs)×100回=41ms
もの時間を要する。なお、説明を簡単にするため、制御フロー200におけるステップ212,218,222以外のステップで費やされる時間を省略している。
これに対して、本願実施例によれば、非常にサイズの小さな第2素子を選択することが可能であり、例えば、インピーダンスの可変幅が第1素子の1/512に過ぎないが、応答速度が51.2MHz(10μs×1/512)のようなものを使用することが可能である(簡単のため、応答速度と可変幅が反比例の関係にあるとしている。)。この場合には、ステップ412およびステップ418を含むループを20回繰り返して勾配ベクトルを算出するために、(10μs×1/512+10μs×1/512)×20の時間を要し、ステップ222におけるxの更新で10μsの時間を要し、これらを100回繰り返すことになる。従って、
((10μs×1/512+10μs×1/512)×20+10μs)×100回=1.1ms
程度の時間で最適化を行うことが可能になる。このように、本願実施例によれば、極めて高速な制御を行うことが可能になる。上記と同様に、説明を簡単にするため、制御フロー400におけるステップ412,418,422以外のステップで費やされる時間を省略している。
図5は、本願第2実施例による制御システム500の概念図を示す。本実施例における制御システム500は、空間処理型のアレイ・アンテナ・システムであり、複数のアンテナ素子に付随する高周波素子(C)のインピーダンスを未知変数とし、これらのインピーダンスに依存して、アンテナ素子504により受信される信号が変化するところの非線形システムである。制御システム500は、M本のアンテナ素子502とアナログ・ディジタル変換器506に結合されるアンテナ素子504とを有する。アナログ・ディジタル変換器506の出力は、図3で説明したのと同様な制御装置508に入力される。M本のアンテナ素子502の各々には、アレイ・アンテナの指向性に影響を及ぼす第1素子として機能する第1キャパシタC と、第2素子として機能する第2キャパシタC とが設けられている。これら第1,第2キャパシタC ,C のキャパシタンスは、制御装置508により制御される。
信号を受信した後に位相を調整して合成していた第1実施例とは異なり、本実施例によれば、M+1個のアンテナ素子が空間的に結合して所定の指向特性を実現することで、受信する時点で信号を良好に維持しようとする。例えば、複数のアンテナ素子により形成される指向特性を調整して、メインローブを希望波に、ヌル点を干渉波に合わせることにより、希望波を良好に受信する。第1素子のインピーダンスの最適化は、上述した図2に示す制御フローと同様な制御フローを実行することによって行われる。本実施例では、制御対象が、M個のアンテナに付随するM個の第1キャパシタC と、アンテナ素子に微小インピーダンス変化を与えるためのM個の第2キャパシタC に過ぎないので、本実施例は、素子数(制御対象数)が少なくて済む点で、小型の装置に有利である。
図6は、本願第3実施例による制御システム600の概念図を示す。本実施例は、ディジタル処理型のアレイ・アンテナ・システムを形成し、各アンテナ素子602に、インピーダンスのマッチングをとるための整合回路610とアナログ・ディジタル変換器606が設けられている。整合回路は、アンテナ素子に並列に結合される第1素子として機能する第1キャパシタC と、第2素子として機能する第2キャパシタC と、アンテナ素子に直列に結合されるコイルLを有する(i=1,...,M)。第1および第2素子のインピーダンスは、制御装置608からの制御信号x ,x に基づいて調整される。
本実施例における評価関数値f(x)は、アンテナ素子の各経路から得られる受信信号の総和に基づいて算出される。より具体的には、各経路からの受信信号y(x)を二乗して電力を計算し、これらの総和を計算することによって評価関数値が算出される。本実施例では、各アンテナ素子からの信号に関するインピーダンスのマッチングを調整することによって、信号を適切に受信するようにしている。なお、本実施例における整合回路を、第1実施例や第2実施例の制御システムに利用することも有利である。
以上本願実施例によれば、非線形システムの出力信号に影響を及す複数の第1素子x とは別に、出力信号に影響を及す複数の第2素子x を設け、これら第2素子を利用して勾配ベクトル▽fを求め、勾配ベクトルに基づいて第1素子x のインピーダンスを変化させている。勾配ベクトルは、出力信号に影響を及ぼすインピーダンスを微小変化させることにより算出できるので、第2素子のサイズを非常に小さく設定することが可能である。これは、応答速度が非常に高速なサイズの小さな素子を、第2素子として使用することが可能なことを意味する。このため、高速に微小に変化する第2素子を利用して、迅速に勾配ベクトルを求めることが可能になる。第1素子は、第2素子より広範にインピーダンスを変化させる必要があるので、第2素子よりサイズが大きく、応答速度は第2素子より遅い。速やかに算出される勾配ベクトルを利用して、第1素子のインピーダンスを次々と更新することによって、出力信号が最大または最小になるように制御することが可能になる。
本願実施例によれば、出力信号がアンテナ素子により受信された高周波数信号に基づいて形成され、第1および第2素子が、キャパシタ又はインダクタより成る。従来は、キャパシタやインダクタを、半導体素子としてではなく機械的な素子(MEMS)で形成すると、消費電力を小さく抑制することが可能な反面、応答速度が遅くなることに起因して、そのような機械的な素子を採用することが困難であった。しかしながら、本願実施例によれば、第2素子としてサイズの小さなものを選択することが可能であり、機械的な素子であっても、勾配ベクトルを算出するために充分に高速に動作することが可能である。このため、キャパシタやインダクタを、半導体素子としてではなく機械的な素子として形成することが可能になり、第1素子の高速制御を可能にするだけでなく、消費電力を低く抑制することも可能になる。
本願実施例によれば、微小変化させる量Δx をアンテナ素子毎に設定可能にしている(すなわち、互いに異なるm,nに対して、Δx は、Δx と異なるようにすることが可能である。)。このことは、様々な制御システムに対する汎用性を高くする点で有利である。しかしながら、総てのΔx を所定の固定値にすると、高速処理および演算負担の軽減を図ることが可能になる点で有利である。
本発明による制御システムは、移動端末、無線基地局その他の複数のアンテナ素子を利用する任意のシステムに適用することが可能である。ただし、本発明は、消費電力に配慮しなければならない小型の移動端末に特に有利である。また、上記実施例では、制御対象とする可変インピーダンス素子が、移相回路、リアクタンス回路または整合回路を形成していたが、本発明はそのような形態に限定されず、可変インピーダンス素子は、出力信号に影響を及ぼす様々な回路を形成し得る。更に、本発明をアンテナ・システムに関連付けて説明してきたが、本発明はそのような形態に限定されない。本発明は、複数の素子のインピーダンスに依存して出力信号が変化する非線形システムにおいて、摂動法により各インピーダンスを最適化する制御システムに広く応用することが可能である。
このように本発明による制御装置および制御方法によれば、非線形システムの出力信号を良好に維持するために、出力信号に影響を及す複数の素子のインピーダンスを高速に制御することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (16)

  1. 出力信号の特性に影響を及ぼす複数の第1素子のインピーダンスの各々を、所定の第1範囲内で変化させる第1変更手段と、
    出力信号の特性に影響を及ぼす複数の第2素子のインピーダンスの各々を、前記第1範囲より狭い所定の第2範囲内で変化させる第2変更手段と、
    出力信号に基づいて、前記複数の第1および第2素子のインピーダンスに依存する評価関数値を算出する算出手段と、
    前記第2素子のインピーダンス変化の前後における評価関数値の差分に基づいて、勾配ベクトルを算出する勾配算出手段
    を有し、前記勾配ベクトルに基づいて、前記複数の第1素子のインピーダンスの各々を変化させることによって、前記評価関数値が所望の値をとるように制御を行うことを特徴とする制御装置。
  2. 前記第2素子のインピーダンスが、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システムにより機械的に変更可能であるよう形成されることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. インダクタより成る前記複数の第1素子の各々に、インダクタより成る第2素子がそれぞれ直列に接続されることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  4. キャパシタより成る前記複数の第1素子の各々に、キャパシタより成る第2素子がそれぞれ並列に接続されることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  5. 前記複数の第1および第2素子が、複数のアンテナ素子にそれぞれ結合されることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  6. 前記複数のアンテナ素子の各々に関する第1および第2素子が、移相回路を形成するよう結合されることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  7. 前記複数のアンテナ素子の各々に関する第1および第2素子が、整合回路を形成するよう結合されることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  8. 前記複数の第1および第2素子が、前記複数のアンテナ素子毎に設けられたリアクタンス回路を形成することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  9. 前記算出手段が、前記出力信号と所定の基準信号との相関を計算することによって前記評価関数値を求めるよう形成されることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  10. 前記算出手段が、複数のアンテナ素子から得られる受信信号の電力の総和に基づいて前記評価関数値を求めるよう形成されることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  11. 前記算出手段が、少なくとも、出力信号中の信号強度および雑音強度に基づいて、前記評価関数値を求めるよう形成されることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  12. 前記複数の第2素子のインピーダンスの変化量が、一定であることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  13. 更に、前記第1および第2変更手段からのディジタル出力をアナログ値に変換するディジタル・アナログ変換器を有することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  14. 複数のアンテナ素子と、請求項1記載の制御装置とを有することを特徴とする移動端末。
  15. 複数のアンテナ素子と、請求項1記載の制御装置を有することを特徴とする無線基地局。
  16. 複数の第1素子のインピーダンスを所定の範囲内で変化させることによって、出力信号に基づいて算出される評価関数値を所望の値に制御する制御方法であって、
    前記評価関数値の勾配ベクトルを算出するステップと、
    前記勾配ベクトルに基づいて、複数の第1素子のインピーダンスを変化させるステップ
    より成り、前記勾配ベクトルを算出するステップが、
    複数の第2素子の内の1つのインピーダンスを、前記所定の範囲より狭い範囲内で変化させるステップと、
    前記インピーダンスの変化の前後における評価関数値の差分を求めるステップと、
    前記インピーダンスを変化前の値に戻すステップ
    を所定の回数だけ反復することによって行われることを特徴とする制御方法。
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