JPWO2004017634A1 - 画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、従来より、インタレース方式の画像をプログレッシブ方式の画像へと変換するためのIP変換装置が知られている。インタレース方式の画像(例えば走査線数262.5本のフィールド画像)を、プログレッシブ方式の画像(例えば走査線数525本のフレーム画像)へとIP変換する場合、元のフィールド画像には含まれていない部分の画素データを補間して作り出す必要がある。
IP変換では、画素データの補間に関し、信号ソースごとに処理を変えることが一般に行われている。すなわち、映像が静止画である場合にはフィールド間補間、動画である場合にはフィールド内補間が行われる。例えば、第11図に示したように、あるフィールドFE2内の画素hを補間するポイントとすると、フィールド間補間では、補間対象のフィールドFE2に対して、未来または過去にある他のフィールドFE1,FE3内のデータを用いて、データを補間する。一方、フィールド内補間では、その補間対象の1つのフィールドFE2内のデータを用いて、データを補間する。なお、第11図の各フィールドFE1〜FE3において、実線は、実際に映像データが存在するラインを表し、破線は、補間データを作り出すラインを表す。
第12図を参照して、一般的なフィールド内補間の概念について説明する。第12図では、インタレース方式における任意のフィールド画像の一部分を表している。図において、ラインW,Xは、実際に映像データが存在する画素ライン(実データライン)を表している。ラインYは、現フィールドの1つ過去または1つ未来のフィールドにおいて映像データが存在するラインであり、フィールド内補間時には、補間データを作り出すライン(補間データライン)である。各ライン上の○印は、画素が存在する位置を表す。
第12図において、画素hを補間するポイントとすると、単純なフィールド内補間の手法としては、例えば、画素hの真上・真下にある画素c,mの画素データ(輝度またはクロマデータなど)を足して2で割った値(平均値)を、補間データとする方法がある。フィールド内補間の手法としては、この他にも、“斜め補間”と呼ばれるものがある。補間対象の画素に対して、隣接する上下2つの実データラインW,Xから、斜め補間を用いてデータを補間する方法は、例えば特表2001−506113号公報に記載されている。
斜め補間は、真上・真下の画素だけでなく、斜め方向の画素をも参照して補間データを算出する手法である。例えば、補間ポイントである画素hを中心として、上下方向(中央)の補間軸C1のみならず、左斜め方向の補間軸L2,L1および右斜め方向の補間軸R2,R1上にある実データラインW,X上の画素をも参照して補間データを算出する。この場合、各補間軸上の画素の組み合わせ(a−o),(b−n),(c−m),(d−l)、および(e−k)の中から、最も相関の強いものを検出し、そのデータを用いて画素hのデータを補間する。
相関を検出するには、例えば、各画素データの減算を行いその絶対値をとる。例えば画素(d−l)の組の相関は、以下の式1で表される。ABSは絶対値を得ることを意味する。この方法では、相関の強いデータの場合に、式1の値が小さくなる。
しかしながら、式1を用いた方法では、単に1画素と1画素との相関を調べているために、映像のつながりとして本来はまったく関係のないデータであっても相関が強く出てしまい(誤った補間軸を選択してしまい)、不適切な補間データが発生する場合が多い。例えば、第13図に示したように、補間軸R1の方向に細い線状の画像があった場合、適切な方向と異なる他の補間軸を間違って選択してしまう場合がある。そのため、通常は、いくつかのデータをグループとして考えて相関を検出する。
例えば以下の式2のように、画素dのデータと画素lのデータとの相関を検出するために、画素dを中心としたデータグループ2−1(c,d,e)と、画素lを中心としたデータグループ2−2(k,l,m)とを用いることで相関検出の間違いを少なくすることができる。
式2の場合も式1と同じように、相関の強いものほど演算結果が小さくなる。しかしながら、式2の方法を用いても左斜め、右斜めの両方向に相関の強い画像がある場合には、やはり間違った斜め方向に強い相関を検出してしまい、結果として不適切な補間データを生じる場合があった。
このように、従来の斜め補間を用いたフィールド内補間では、補間ポイントに隣接する上下2つの画素ラインから斜め方向に最適な参照用画素を検索する場合に、同じ輝度の画素があると相関が強く出てしまい、映像のつながりとしては関係ない斜めの画素から誤補間してしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、斜め補間を用いた場合における誤補間を軽減し、高画質なフィールド内補間を実現することができるようにした画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置を提供することにある。
本発明による画像処理方法は、補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の検出ステップと、第1の画素ライン上の画素と第1の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、第2の画素ライン上の画素と第2の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の検出ステップと、第1の検出ステップおよび第2の検出ステップの検出結果に基づいて、補間方向を決定するステップと、その決定された補間方向に存在する、第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、補間対象の画素の補間データを生成するステップとを含んでいる。第2の検出ステップにおいては、第1の画素ライン上の画素と第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第1の画素ラインと第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定し、第2の画素ライン上の画素と第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第2の画素ラインと第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定するようにしている。
本発明による映像表示装置は、入力映像信号に対して、フィールド内補間処理を施す画像処理部と、画像処理部によって処理された後の映像信号に基づいて映像を表示する表示部とを備えている。画像処理部は、補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の相関検出部と、第1の画素ライン上の画素と第1の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、第2の画素ライン上の画素と第2の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の相関検出部と、第1の相関検出部および第2の相関検出部の検出結果に基づいて、補間方向を決定する決定手段と、その決定された補間方向に存在する、第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、補間対象の画素の補間データを生成する生成手段とを備えている。第2の相関検出部は、第1の画素ライン上の画素と第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第1の画素ラインと第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定し、第2の画素ライン上の画素と第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第2の画素ラインと第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定するようになされている。
本発明による記録情報再生装置は、記録媒体に記録された映像情報に対してフィールド内補間処理を施した信号を再生出力する記録情報再生装置であって、フィールド内補間処理を施すための手段として、補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の相関検出部と、第1の画素ライン上の画素と第1の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、第2の画素ライン上の画素と第2の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の相関検出部と、第1の相関検出部および第2の相関検出部の検出結果に基づいて、補間方向を決定する決定手段と、その決定された補間方向に存在する、第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、補間対象の画素の補間データを生成する生成手段とを備えている。第2の相関検出部は、第1の画素ライン上の画素と第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第1の画素ラインと第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定し、第2の画素ライン上の画素と第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第2の画素ラインと第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を補助的な画素として設定するようになされている。
なお、本発明による画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置において、「画素ライン」とは、垂直上下方向または水平左右方向に連続する画素列のことをいう。
本発明による画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置では、補間対象の画素に対して垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関が、補間対象の画素を中心として複数の方向について検出される。また、第1の画素ライン上の画素と第1の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、第2の画素ライン上の画素と第2の画素ラインの方向に補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関が、補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出される。これらの検出結果に基づいて、補間方向が決定され、その決定された補間方向に存在する、第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、補間対象の画素の補間データが生成される。少なくとも3つの画素ライン上の画素を参照して、補間方向を決定し、補間対象の画素の補間データを生成しているので、単に2つの画素ラインのみを参照して斜め補間を行う場合と比べて、間違いの少ない斜め補間処理が可能となる。
第1の画素ライン上の画素と第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、第1の画素ラインと第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素が、補助的な画素として設定される。第2の画素ライン上の画素と第4の前素ライン上の画素との相関を求める場合には、第2の画素ラインと第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素が、補助的な画素として設定される。
この場合、架空のライン上で、補間対象の画素に対して最も近い位置にある画素、または最も近い位置にある画素の近傍にある画素を、補助的な画素として設定した方が、相関を求めるために参照する画素のデータ範囲が小さくなるので、好ましい。「近傍にある画素」とは、補間対象の画素に対して最も近い位置にある画素を基準として、数画素以内程度の範囲にある画素のことをいう。例えば、IP変換のように垂直上下方向に画素ラインを補間する場合、第1の画素ラインおよび第2の画素ラインは、補間対象の画素に対して上下に位置し、第3の画素ラインは、第1の画素ラインさらに1つ上に位置している。この場合、補助的な画素は、例えば、第1の画素ラインおよび第2の画素ライン間の架空のライン上で、補間対象の画素に対して真上の画素、または真上の画素から数画素程度離れた位置にある画素に設定される。
第2図は、第1図に示したIP変換装置におけるフィールド内補間部の詳細な構成を示すブロック図である。
第3図は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置が適用される映像表示装置の構成例を示すブロック図である。
第4図は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置を用いた記録情報再生システムの構成例を示すブロック図である。
第5図は、フィールド内補間に関する説明図である。
第6図は、補間ポイントを中心とした相関検出についての説明図である。
第7図は、補助補間ポイントを中心とした相関検出についての説明図である。
第8図は、相関検出の全体的な流れを示す説明図である。
第9図は、他の相関検出方法との比較を示す説明図である。
第10図は、解像度変換についての説明図である。
第11図は、IP変換の概念を示す説明図である。
第12図は、従来のフィールド内補間の概念を示す説明図である。
第13図は、斜め補間を用いた場合に生ずる問題点を説明するための図である。
第1図は、本実施の形態に係る画像処理装置としてのIP変換装置の全体構成を示している。このIP変換装置10は、525i,625i,1125iなどのインタレース方式による映像信号Viを、525p,625p,1125pなどのプログレッシブ方式の映像信号Vpに変換して出力するものである。
このIP変換装置10は、入力された映像信号Viをフィールド内補間およびフィールド間補間のいずれの方法で処理すべきかを判定する判定部11と、入力された映像信号Viに対してフィールド内補間処理を行うフィールド内補間部12と、入力された映像信号Viに対してフィールド間補間処理を行うフィールド間補間部13とを備えている。
このIP変換装置10は、また、入力された映像信号Viを例えば2フィールド分記憶する画像メモリ14と、水平・垂直同期信号Sh,Svに基づいて画像メモリ14におけるデータの読み出しおよび書き込みアドレスを発生するアドレス発生部15とを備えている。このIP変換装置10は、さらに、判定部11の判定結果に基づいて、フィールド内補間部12およびフィールド間補間部13のいずれか1つの信号を最終出力信号Vpとして切り替えて出力する切替部16とを備えている。
フィールド内補間部12は、このIP変換装置10の最も特徴的な部分である。このフィールド内補間部12は、斜め補間を用いたフィールド内補間を行うものであるが、その補間方向(補間軸)を決定するために、少なくとも3つの画素ラインのデータを用いるようになっている。
例えば、第5図に示したように、画素hを補間するポイントとすると、画素hに隣接する垂直上下方向のラインW,Xと、さらに、少なくとももう1つの他の画素ラインとを用いる。他の画素ラインは、ラインWの上に位置するラインV(画素hからラインWの方向に2ライン分離れた位置にある画素ライン)またはラインXの下に位置するライン(画素hからラインXの方向に2ライン分離れた位置にある画素ライン)のいずれか1つを用いる。本実施の形態では、補間対象の画素hに対して上側2つのラインV,Wと、下側1つのラインXとの合計3ラインのデータを参照して補間処理を行う場合を例に説明する。
なお、第5図では、インタレース方式における任意のフィールド画像の一部分を表している。図において、ラインV,W,Xは、実際に映像データ(輝度およびクロマデータなど)が存在する画素ライン(実データライン)を表している。ラインA,Yは、現フィールドの1つ過去または1つ未来のフィールドにおいて映像データが存在するラインであり、フィールド内補間時には、補間データを作り出すラインである。各ライン上の○印は、画素が存在する位置を表す。以下では、ラインY上の画素hを補間ポイントとして着目して説明し、ラインYを特に「補間データライン」と呼ぶ。また、本実施の形態では、画素hの補間データを求める際の補間方向を決定するために、ラインA上の画素zを補助補間ポイントとして設定する。以下では、ラインAを特に「架空ライン」と呼ぶ。補助補間ポイントの画素zは、図示したように、ラインA上で、例えば補間ポイントである画素hの真上に設定される。
ここで、本実施の形態において、実データラインW,Xが、それぞれ本発明における「第1の画素ライン」および「第2の画素ライン」の一具体例に対応する。また、実データラインVが、本発明における「第3の画素ライン」の一具体例に対応する。また、図示しないが、実データラインXの1つ下にある実データラインが、本発明における「第4の画素ライン」の一具体例に対応する。
第2図は、このIP変換装置10の特徴部分であるフィールド内補間部12の詳細な構成を示している。このフィールド内補間部12には、上上データ列41、上データ列42、および下データ列43が入力されるようになっている。上データ列42とは、補間ポイント(画素h)の上に位置する画素を左右に数個含めたデータ列のことであり、例えば、第5図に示した実データラインW上の画素a,b,c,d,eに相当する。下データ列43とは、補間ポイント(画素h)の下に位置する画素を左右に数個含めたデータ列のことであり、例えば実データラインX上の画素k,l,m,n,oに相当する。上上データ列41とは、補助補間ポイント(画素z)の上に位置する画素を左右に数個含めたデータ列のことであり、例えば実データラインV上の画素p,q,r,s,tに相当する。
このフィールド内補間部12は、上側斜め相関検出部21と、下側斜め相関検出部22とを有している。上側斜め相関検出部21は、上上データ列41および上データ列42に基づいて、補助補間ポイントの画素zを中心として複数の方向(左斜め方向、中央および右斜め方向)の各補間軸上の画素に関する相関を求めるようになっている。例えば、第7図に示したように、画素zを中心として、実データラインV,W上における、左斜め方向の2つの補間軸L2,L1、中央の補間軸C1、および右斜め方向の2つの補間軸R2,R1上の画素に関する相関を求めるようになっている。下側斜め相関検出部22は、上データ列42および下データ列43に基づいて、補間ポイントの画素hを中心として、実データラインW,X上における、複数の方向にある各補間軸上の画素に関する相関を求めるようになっている。すなわち、上側斜め相関検出部21と同様、例えば第6図に示したように、左斜め方向の2つの補間軸L2,L1、中央の補間軸C1、および右斜め方向の2つの補間軸R2,R1上の画素に関する相関を求めるようになっている。なお、具体的な相関の求め方については、後に詳述する。
このフィールド内補間部12はまた、上側右斜め方向検出部23と、上側左斜め方向検出部24とを有している。上側右斜め方向検出部23は、上側斜め相関検出部21によって求められた、中央の補間軸C1、および右斜め方向の補間軸R2,R1上の画素に関する相関のデータD4から、最も相関の強いデータD4minを選択して出力するようになっている。上側左斜め方向検出部24は、上側斜め相関検出部21によって求められた、中央の補間軸C1、および左斜め方向の補間軸L2,L1上の画素に関する相関のデータD3から、最も相関の強いデータD3minを選択して出力するようになっている。
このフィールド内補間部12はまた、下側右斜め方向検出部25と、下側左斜め方向検出部26とを有している。下側右斜め方向検出部25は、下側斜め相関検出部22によって求められた、中央の補間軸C1、および右斜め方向の補間軸R2,R1上の画素に関する相関のデータD2から、最も相関の強いデータD2minを選択して出力するようになっている。下側左斜め方向検出部26は、下側斜め相関検出部22によって求められた、中央の補間軸C1、および左斜め方向の補間軸L2,L1上の画素に関する相関のデータD1から、最も相関の強いデータD1minを選択して出力するようになっている。
このフィールド内補間部12はまた、左右方向決定部27と、補間データ生成部28とを有している。左右方向決定部27は、上側右斜め方向検出部23、上側左斜め方向検出部24、下側右斜め方向検出部25、および下側左斜め方向検出部26からの出力データD4min〜D1minに基づいて、補間軸の方向を決定するようになっている。補間データ生成部28は、左右方向決定部27によって決定された補間軸の方向の画素データを用いて、補間ポイントである画素hの補間データを生成するようになっている。
ここで、本実施の形態において、下側斜め相関検出部22が、本発明における「第1の相関検出部」の一具体例に対応し、上側斜め相関検出部21が、本発明における「第2の相関検出部」の一具体例に対応する。また、本実施の形態において、主として左右方向決定部27が、本発明における「決定手段」の一具体例に対応する。補間データ生成部28が、本発明における「生成手段」の一具体例に対応する。
第3図は、このIP変換装置10を用いた映像表示装置の構成例を示している。この映像表示装置は、フロント映像処理部31と、IP変換部32と、駆動部33と、映像表示部34とを備えている。
フロント映像処理部31は、インタレース方式による入力映像信号ViにA/D変換などの信号処理を施してIP変換部32に出力するようになっている。IP変換部32は、上述のIP変換装置10によって構成されるものであり、フロント映像処理部31を介して入力された映像信号Viをプログレッシブ方式の映像信号Vpに変換して出力するようになっている。
映像表示部34は、映像信号Vpに基づいて実際に映像を表示する部分である。映像表示部34は、駆動部33によって駆動されるようになっている。映像表示部34の形態は特に限定されないが、例えばCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはPDP(Plasma Display Panel)などを用いることができる。
第4図は、このIP変換装置10を用いた記録情報再生システムの構成例を示している。このシステムは、記録情報再生装置50と、この記録情報再生装置50によって再生された映像を表示する映像表示装置60とを備えている。
記録情報再生装置50は、情報記録媒体51に記録された映像情報を再生するためのものである。情報記録媒体51は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)などであり、少なくともインタレース方式の映像情報が記録されている。情報記録媒体51がDVDである場合、映像情報はMPEG(Moving Picture Experts Group)規格により圧縮符号化されて記録されている。
この記録情報再生装置50は、デコード部52と、IP変換部53とを有している。デコード部52は、情報記録媒体51に記録された映像情報を復号化してインタレース方式の映像信号Viを出力するようになっている。IP変換部53は、上述のIP変換装置10によって構成されるものであり、デコード部52を介して入力されたインタレース方式の映像信号Viをプログレッシブ方式の映像信号Vpに変換して出力するようになっている。
映像表示装置60の形態は特に限定されないが、例えばCRT、LCDまたはPDPなどにより構成されている。映像表示装置60は、D端子など、プログレッシブ方式の映像信号Vpに対応した映像入力端子61を有しており、その映像入力端子61を介して入力された映像信号Vpに基づく映像表示を行う機能を有している。
次に、以上のように構成されたIP変換装置10、ならびにこのIP変換装置10を利用した映像表示装置および記録情報再生システムの動作について説明する。
第1図に示したIP変換装置10には、525i,625i,1125iなどのインタレース方式による映像信号Viが入力される。画像メモリ14には、現フィールドに対して例えば過去2フィールド分の入力映像信号Viが入力される。フィールド内補間部12では、入力された映像信号Viに対して、後に詳述する方法によりフィールド内補間処理を施し、それにより得られたプログレッシブ方式の映像信号Vpを切替部16に出力する。フィールド間補間部13では、入力された映像信号Viに対して、フィールド間補間処理を施し、それにより得られたプログレッシブ方式の映像信号Vpを切替部16に出力する。
判定部11は、現フィールドの映像信号Viと画像メモリ14に記憶された過去のフィールドの映像信号Viとに基づいて、フィールド間補間またはフィールド内補間のいずれの方式によって得られた信号を最終出力信号Vpとして出力すべきかを判定し、その判定結果に基づいて切替部16を切り替え制御する。例えば映像信号Viが動画と判定された場合には、フィールド内補間部12によってフィールド内補間された信号を、最終出力信号Vpとして出力させる。また例えば、映像信号Viが静止画と判定された場合には、フィールド間補間部13によってフィールド間補間処理された信号を、最終出力信号Vpとして出力させる。
第3図に示した映像表示装置では、インタレース方式による入力映像信号Viに対して、フロント映像処理部31においてA/D変換などの信号処理が施される。IP変換部32は、フロント映像処理部31を介して入力された映像信号Viをプログレッシブ方式の映像信号Vpに変換して出力する。駆動部33は、このプログレッシブ方式の映像信号Vpに基づいて映像表示部34を駆動し、映像表示部34にプログレッシブ方式による映像を表示させる。
第4図に示した記録情報再生システムでは、DVD等の情報記録媒体51に記録された映像情報が、デコード部52によって復号化され、インタレース方式の映像信号Viとして、IP変換部53に出力される。IP変換部53では、復号化された映像信号Viをプログレッシブ方式の映像信号Vpに変換する。この変換された映像信号Vpが、記録情報再生装置50から映像表示装置60における映像入力端子61へと出力される。映像表示装置60では、映像入力端子61を介して入力された映像信号Vpに基づいて、プログレッシブ方式による映像表示を行う。
次に、IP変換装置10の特徴部分であるフィールド内補間部12(第2図)の処理動作について説明する。
フィールド内補間部12において、上側斜め相関検出部21には、上上データ列41および上データ列42が入力され、下側斜め相関検出部22には、上データ列42および下データ列43が入力される。上側斜め相関検出部21では、例えば、第7図に示したように、補助補間ポイントの画素zを中心として、実データラインV,W上における、左斜め方向の2つの補間軸L2,L1、中央の補間軸C1、および右斜め方向の2つの補間軸R2,R1上の画素の相関を求める。下側斜め相関検出部22では、補間ポイントの画素hを中心として、実データラインW,X上における、左斜め方向の2つの補間軸L2,L1、中央の補間軸C1、および右斜め方向の2つの補間軸R2,R1上の画素の相関を求める。
上側斜め相関検出部21および下側斜め相関検出部22における画素の相関の検出は、各補間軸上の画素のみならず、その補間軸上の画素を含む数個の画素を1つのグループとして考えて求める方が、相関検出の精度を上げることができる。
例えば、下側斜め相関検出部22において、補間軸R1上の画素dのデータと画素1のデータとの相関を検出する場合、第6図に示したように、画素dを中心としたデータグループ2−1(画素c,d,e)と、画素1を中心としたデータグループ2−2(画素k,l,m)とを用いることで相関検出の間違いを少なくし、検出精度を上げることができる。
データグループ2−1,2−2を用いた相関は、具体的には、例えば以下の式3のように、データグループの差分絶対値和(DiffGroup)を計算することで求めることができる。
式3において、*は、乗算記号を示す。ABSは絶対値を得ることを意味する。例えばABS(c−k)は、画素cのデータと画素kのデータとの差分の絶対値を意味する。α1,α2,α3はあらかじめ設定される係数である。α1,α2,α3は、例えばそのグループ内で中央寄りのもの(つまりABS(d−l))ほど大きな値を設定する(大きな重み付けをする)。なお、ここでは、各ラインごとに3つの画素で1つのグループを形成しているが、1つのグループの画素数を増やすことも可能である。
式3のDiffGroup右1は、右斜め1方向(補間軸R1上)の画素d,lの組についての演算式であるが、他の軸方向の演算も同様の方法で行うことができる。このようにして、下側斜め相関検出部22は、補間ポイントの画素hを中心とした各軸L2,L1,C1,R1,R2の方向についてのDiffGroup左2、DiffGroup左1、DiffGroup中央、DiffGroup右1、およびDiffGroup右2の値を相関として求める。式3で求められるデータグループの差分絶対値和が小さい程、そのグループの組の相関が強いことを意味する。
同様にして上側斜め相関検出部21では、式3を用いた手法で、架空ラインA上の補助補間ポイント(画素z)を中心として、実データラインV,W上におけるデータグループの差分絶対値和を求め、各グループの組の相関を検出する。例えば、補間軸R1上の画素sのデータと画素bのデータとの相関を検出する場合、第7図に示したように、画素sを中心としたデータグループ2−3(画素r,s,t)と、画素bを中心としたデータグループ2−4(画素a,b,c)とを用いて、相関を検出する。
下側斜め相関検出部22で計算された相関のデータは、下側右斜め方向検出部25および下側左斜め方向検出部26に入力される。下側右斜め方向検出部25では、入力されたデータD2(DiffGroup中央、DiffGroup右1、およびDiffGroup右2)の中から、最も相関の強い(DiffGroupの小さい)データD2minを選択して出力する。下側左斜め方向検出部26では、入力されたデータD1(DiffGroup中央、DiffGroup左1、およびDiffGroup左2)の中から、最も相関の強いデータD1minを選択して出力する。
上側斜め相関検出部21で計算された相関のデータは、上側右斜め方向検出部23および上側左斜め方向検出部24に入力される。上側右斜め方向検出部23および上側左斜め方向検出部24では、下側右斜め方向検出部25および下側左斜め方向検出部26と同様に、入力されたDiffGroupのデータD4,D3の中から、最も相関の強いデータD4min,D3minを選択して出力する。
上側右斜め方向検出部23、上側左斜め方向検出部24、下側右斜め方向検出部25、および下側左斜め方向検出部26の出力データD4min〜D1minは、左右方向決定部27に送られ、そこで、補間データの算出に用いられるべき補間軸の方向が決定される。左右方向決定部27によって補間軸の方向が決定されるまでの概念を第8図に示す。
第8図に示したように、左右方向決定部27では、上側右斜め方向検出部23で選択されたDiffGroupのデータD4minと下側右斜め方向検出部25で選択されたDiffGroupのデータD2minとを加算して、右側の補間軸方向に関する相関を計算する。また、上側左斜め方向検出部24で選択されたDiffGroupのデータD3minと下側左斜め方向検出部26で選択されたDiffGroupのデータD1minとを加算して、左側の補間軸方向に関する相関を計算する。これら右側と左側の2つの計算結果の小さい方を相関が強いと判断し、左斜め方向若しくは右斜め方向の一方について最終的な補間軸の方向を決定して、その決定結果を補間データ生成部28に送る。
なお、左右方向決定部27では、相関の強い方向が決まっても、その計算結果がある閾値より大きいときのように所定の範囲にない場合は、その相関の検出に誤りがある危険があると判断し、最終的な補間軸の方向の決定をやめる場合もある。その判定も補間データ生成部28に送られる。
補間データ生成部28には、左右方向決定部27の判定結果のほか、上データ列42および下データ列43、ならびに下側右斜め方向検出部25および下側左斜め方向検出部26の出力結果が入力される。補間データ生成部28は、決定された補間方向を示す左右方向決定部27の判定結果に基づいて、下側右斜め方向検出部25または、下側左斜め方向検出部26の結果をもとに、最も相関の強い方向の情報等からさらに詳細な方向を決定し、入力されたデータを用いて、補間ポイントである画素hの補間データ44を生成して出力する。例えば、左右方向決定部27の判定結果に基づき、補間軸の方向が右斜め方向の補間軸R1と決定された場合には、例えば、その補間軸R1上の画素d,lの画素データを足して2で割った値(平均値)を、補間データ44とする。また、左右方向決定部27において補間軸の方向の決定をやめた場合には、斜め方向の画素ではなく、例えば、少なくとも画素hの真上・真下にある画素c,mの画素データの平均値を、補間データ44とする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、補間ポイントに隣接する上下2つの実データラインW,Xのみならず、さらにもう1つ上の実データラインV上の画素をも参照して補間軸の方向を決定し、補間データ44を生成するようにしたので、単に2つの実データラインW,Xのみを参照して斜め補間を行う場合と比べて、誤補間を回避、軽減し、間違いの少ない斜め補間を実現できる。これにより、高画質なフィールド内補間が実現でき、結果的に高画質なIP変換が実現可能となる。
ところで、本実施の形態では、補助補間ポイント(画素z)を設定することにより、3つのラインを参照して斜め補間を行うようにしたが、3つのラインを参照した斜め補間を、補助補間ポイントを設定せずに行う方法も考えられる。
例えば、第9図に示したように、右斜め方向の相関を検出するために、補間軸R1の長さを、補間ポイントから2つ上の実データラインVまで延長し、その実データラインV上の画素uを相関の検出に用いる方法が考えられる。つまり、右斜めの補間軸R1方向の相関を、画素d,lに加えて画素uのデータを参照して検出する。この方法は、本実施の形態の手法と比べて、補助補間ポイントの画素zを設定していない点で、その相関検出方法自体が大きく異なるほか、さらに、得られる作用および効果も異なっている。
例えば、本実施の形態の手法では、右斜めの補間軸R1方向の相関を求める場合、2つ上の実データラインV上の参照画素は、補間ポイントの画素hから水平方向に1画素分離れたs点である(ここでは、説明を簡単にするために画素はグループ化しないものとする)。一方、補間軸を延長する手法では、2つ上の実データラインV上の参照画素は、補間ポイントの画素hから水平方向に3画素分離れたu点となっている。このことは、本実施の形態の手法と比べて、補間ポイントから3倍も離れた画素を参照することを意味する。従って、本実施の形態の手法の方が、相関検出のために参照する画素のデータ範囲が時間的に狭く、処理に要する(参照画素のデータを記憶するための)メモリの量が小さくて済む。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施の形態では、補間ポイントに対して、1つ下にある実データラインX上の画素と、上方向にある2つの実データラインW,V上の画素とを用いて相関を検出する場合を例に挙げたが、上方向の実データラインVに代えて、下方向に2つ目のライン(実データラインXよりも1つ下のライン)上の画素を用いて相関を検出するようにしても良い。この場合、補助補間ポイントは、下方向の2つの実データライン間に設定された架空ライン上で、補間ポイントの真下に設定される。また、相関の検出に用いる画素ライン(実データライン)は、3ラインに限らず、4ラインに拡張することも可能である。すなわち、上下共に、2つの実データラインを用いるようにしても良い。ライン数をいくつにするかは、コストとのトレードオフになるが、4ラインに拡張することにより、相関の検出精度のさらなる向上が期待できる。
また、上記実施の形態では、相関の検出方向(補間軸の方向)を中央を含めて5方向(L2,L1,C1,R1,R2)に設定したが、検出方向をより多く設定することも可能である。さらに、上記実施の形態では、式3に示したように、DiffGroupの計算をする場合に、3個の画素の値をグループとして設定したが、より多くの画素を利用することで検出精度を向上させることが可能である。さらに、グループ数を増やすことも可能である。
また、上記実施の形態では、補助補間ポイントに用いる画素を、補間ポイントの真上(または真下)の画素zとしたが、補助補間ポイントに用いる画素を、真上(または真下)の画素zの近傍、数画素以内にある他の画素を用いるようにしても良い。
また、本実施の形態に係るフィールド内補間の手法は、IP変換の場合のみならず、例えば解像度変換にも応用することが可能である。例えば、第10図に示したように、水平画素数H1で垂直画素数V1の画像を、本実施の形態に係るフィールド内補間の手法を用いて、まず、垂直画素数V1を2倍に変換し、次いで水平画素数H1を2倍に変換する。これにより、水平・垂直方向への2倍の解像度変換が高画質で実現できる。このことからも分かるように、本実施の形態に係るフィールド内補間の手法は、垂直上下方向に画素数(走査線数)を増やす場合だけでなく、水平左右方向に画素数を増やす場合にも適用可能である。水平左右方向に画素数を増やす場合には、垂直方向に連続する一連の画素列を1つの画素ラインとして扱う。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置及び本実施の形態に基づく画像処理方法、映像表示装置、または記録情報再生装置によれば、補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素と、その他の第3または第4の画素ライン上の画素とを組み合わせ、少なくとも3つの画素ライン上の画素を参照して、補間方向を決定し、補間対象の画素のデータを生成するようにしたので、単に2つの画素ラインのみを参照して斜め補間を行う場合と比べて、誤補間を回避、軽減し、間違いの少ない斜め補間を実現できる。これにより、高画質なフィールド内補間が実現でき、結果的に高画質なIP変換が実現可能となる。
特に、架空のライン上で、補間対象の画素に対して最も近い位置にある画素、または最も近い位置にある画素の近傍にある画素を、補助的な画素として設定するようにしたので、相関を求めるために参照する画素のデータ範囲を少なく抑えることができる。
Claims (11)
- 入力信号のフィールド内におけるデータの存在しない部分の画素データを、そのフィールド内に存在する他の画素データから補間して求める画像処理装置であって、
補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、前記補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の相関検出部と、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第1の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、前記第2の画素ライン上の画素と前記第2の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、前記補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の相関検出部と、
前記第1の相関検出部および前記第2の相関検出部の検出結果に基づいて、補間方向を決定する決定手段と、
その決定された補間方向に存在する、前記第1の画素ラインおよび前記第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、前記補間対象の画素の補間データを生成する生成手段とを備え、
前記第2の相関検出部において、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第1の画素ラインと前記第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定し、
前記第2の画素ライン上の画素と前記第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第2の画素ラインと前記第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定するようになされている
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記架空のライン上で、前記補間対象の画素に対して最も近い位置にある画素、または最も近い位置にある画素の近傍にある画素を、前記補助的な画素として設定する
ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の画像処理装置。 - 前記第1の相関検出部は、前記補間対象の画素に対して、垂直方向の画素、左斜め方向の画素、および右斜め方向の画素の相関を検出するようになされ、
前記第2の相関検出部は、前記補助的な画素に対して、垂直方向の画素、左斜め方向の画素、および右斜め方向の画素の相関を検出するようになされている
ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、前記第1の相関検出部及び前記第2の相関検出部から出力された少なくとも前記左斜め方向の画素の相関値による第1の演算結果と、前記第1の相関検出部及び前記第2の相関検出部から出力された少なくとも前記右斜め方向の画素の相関値による第2の演算結果との比較により、前記補間方向を決定する
ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の画像処理装置。 - 前記第1の演算結果は、前記第1の相関検出部の少なくとも前記左斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値と前記第2の相関検出部の少なくとも前記左斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値とを加算した結果であり、前記第2の演算結果は、前記前記第1の相関検出部の少なくとも前記右斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値と前記第2の相関検出部の少なくとも前記右斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値とを加算した結果である
ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記決定手段により決定された前記補間方向に基づき、前記第1の相関検出部の前記左斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値または前記第1の相関検出部の前記右斜め方向を含む複数の方向のうち最も強い相関を示す相関値に対応する補間方向の補間データを生成する
ことを特徴とする請求の範囲5項記載の画像処理装置。 - 前記第1の演算結果または前記第2の演算結果が所定の範囲の値ではない場合は、前記補間対象の画素に対して前記垂直方向に隣接する少なくとも2つの画素により補間される
ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の画像処理装置。 - インタレース方式の前記入力信号をプログレッシブ方式の信号に変換するためのフィールド内補間を行うものである
ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の画像処理装置。 - フィールド内におけるデータの存在しない部分の画素データを、そのフィールド内に存在する他の画素データから補間して求める画像処理方法であって、
補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、前記補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の検出ステップと、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第1の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、前記第2の画素ライン上の画素と前記第2の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、前記補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の検出ステップと、
前記第1の検出ステップおよび前記第2の検出ステップの検出結果に基づいて、補間方向を決定するステップと、
その決定された補間方向に存在する、前記第1の画素ラインおよび前記第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、前記補間対象の画素の補間データを生成するステップと
を含み、
前記第2の検出ステップにおいて、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第1の画素ラインと前記第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定し、
前記第2の画素ライン上の画素と前記第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第2の画素ラインと前記第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定するようにした
ことを特徴とする画像処理方法。 - 入力映像信号に対して、フィールド内補間処理を施す画像処理部と、前記画像処理部によって処理された後の映像信号に基づいて映像を表示する表示部とを備えた映像表示装置であって、
前記画像処理部は、
補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、前記補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の相関検出部と、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第1の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、前記第2の画素ライン上の画素と前記第2の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、前記補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の相関検出部と、
前記第1の相関検出部および前記第2の相関検出部の検出結果に基づいて、補間方向を決定する決定手段と、
その決定された補間方向に存在する、前記第1の画素ラインおよび前記第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、前記補間対象の画素の補間データを生成する生成手段とを備え、
前記第2の相関検出部において、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第1の画素ラインと前記第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定し、
前記第2の画素ライン上の画素と前記第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第2の画素ラインと前記第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定するようになされている
ことを特徴とする映像表示装置。 - 記録媒体に記録された映像情報に対してフィールド内補間処理を施した信号を再生出力する記録情報再生装置であって、
前記フィールド内補間処理を施すための手段として、
補間対象の画素に対して、垂直上下方向または水平左右方向に隣接する第1の画素ラインおよび第2の画素ライン上の画素の相関を、前記補間対象の画素を中心として複数の方向について検出する第1の相関検出部と、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第1の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第3の画素ライン上の画素との相関、または、前記第2の画素ライン上の画素と前記第2の画素ラインの方向に前記補間対象の画素から2ライン分離れた位置にある第4の画素ライン上の画素との相関、の少なくとも一方の相関を、前記補間対象の画素とは異なる位置に設定された補助的な画素を中心として、複数の方向について検出する第2の相関検出部と、
前記第1の相関検出部および前記第2の相関検出部の検出結果に基づいて、補間方向を決定する決定手段と、
その決定された補間方向に存在する、前記第1の画素ラインおよび前記第2の画素ライン上の画素のデータを参照して、前記補間対象の画素の補間データを生成する生成手段とを備え、
前記第2の相関検出部において、
前記第1の画素ライン上の画素と前記第3の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第1の画素ラインと前記第3の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定し、
前記第2の画素ライン上の画素と前記第4の画素ライン上の画素との相関を求める場合には、前記第2の画素ラインと前記第4の画素ラインとの間に設定された架空のライン上にある画素を前記補助的な画素として設定するようになされている
ことを特徴とする記録情報再生装置。
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