JPH053564A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH053564A
JPH053564A JP3198995A JP19899591A JPH053564A JP H053564 A JPH053564 A JP H053564A JP 3198995 A JP3198995 A JP 3198995A JP 19899591 A JP19899591 A JP 19899591A JP H053564 A JPH053564 A JP H053564A
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JP
Japan
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interpolation
frequency component
signal
horizontal
video signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3198995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Noji
庄蔵 野地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH053564A publication Critical patent/JPH053564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】映像信号に対し垂直方向に補間処理する第1の
フィルタ104と上記信号に対し垂直、水平及び斜め方
向に補間処理する第2のフィルタ105とを有し、上記
信号の水平周波数成分にもとづき第1及び第2のフィル
タ104、105の一方を選択して出力する。 【効果】その結果、細かい絵柄の画像についても水平解
像度は劣化せず、さらに斜め成分をもつ画像についても
補間処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィールド内処理によ
って走査線を倍速変換して出力するテレビジョン受像機
等の映像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィールド内処理によって走査線
を倍速変換する映像処理装置は、図6に示すように、映
像信号Siを入力して遅延した実ライン信号Saを出力
する遅延回路302と、補間信号Sbを出力する補間用
フィルタ303とにより構成されている。
【0003】ここで、補間用フィルタ303は、同一フ
ィールドにおける垂直方向、水平方向及び斜め方向の各
信号から、補間信号Sbを生成するフィルタであり、ラ
インメモリ、係数器及び加算器等から構成されている。
【0004】この補間用フィルタ303の一例を図7に
示す。
【0005】即ち、映像信号Siは、ラインメモリ40
2,403,404でそれぞれ1ラインずつ遅延され、
係数器405,406,407,408で係数化された
のち、加算器409で加算される。これにより、垂直方
向の映像信号から補間信号Svが生成される。更に、こ
の補間信号Svは、Dフリップフロップ410,41
1,412,413で水平方向に遅延され、係数器41
4,415,416,417で係数化され、加算器41
9で加算される。にれにより、補間信号Sbが生成され
る。そして、映像信号Siを遅延回路302で遅延させ
ることにより得られる実ライン信号Saと、補間用フィ
ルタ303から出力される補間信号Sbとを、ライン毎
に交互に出力すると、実ライン信号Saと補間信号Sb
とで、走査線を倍速変換した出力が得られることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の映像処理装置では、フィールド内処理で走査線
を倍速変換する際に、補間信号を1つの補間フィルタに
より出力しているために斜めエッジで滑らかな補間信号
を生成するような補間用フィルタを使用すると、細かな
絵柄を処理した場合、高域成分が潰れ、ぼけた画像にな
ってしまい、水平解像度が低下するという問題点があっ
た。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、細かい絵柄の画像についても水平解像度が
劣化することがなく、しかも斜め成分を持つ画像につい
ても滑らかな補間処理が可能な映像処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像処理装
置は、映像信号を垂直方向に補間処理して第1の補間信
号を生成し出力する第1の補間フィルタと、前記映像信
号を垂直、水平及び斜めの各方向に補間処理して第2の
補間信号を生成し出力する第2の補間フィルタと、前記
映像信号の水平周波数成分を検出する周波数成分検出回
路と、この周波数成分検出回路の検出結果に基づいて前
記第1の補間信号と前記第2の補間信号とを切替えて出
力するスイッチ回路とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、第1の補間フィルタによって
得られる第1の補間信号は、水平解像度の劣化が皆無で
あるため、細かい絵柄に適し、第2の補間フィルタによ
って得られる第2の補間信号は、斜め成分を持つ画像に
ついて滑らかな補間を行うのに適している。
【0010】本発明によれば、周波数成分検出回路で水
平周波数成分を検出し、その検出結果に応じてスイッチ
回路を切換えることにより、水平高域成分を含む画像に
ついては、第1の補間信号を選択し、水平高域成分を含
まない画像については、第2の補間信号を選択するよう
にしているので、絵柄に適応して、水平方向の解像度の
劣化がなく、斜め成分についても滑らかな補間処理が可
能な、最適な補間信号をフィールド内処理で出力するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の実施
例について説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例に係る映像
処理装置のブロック図である。
【0013】映像信号Siは、遅延解103に入力さ
れ、遅延した実ライン信号Seに変換されて出力され
る。
【0014】また、映像信号Siは、第1の補間フィル
タである垂直補間フィルタ104に入力され、上下方向
の映像信号から生成される第1の補間信号である映像信
号Scを出力する。映像信号Scは更に水平補間フィル
タ105に入力され、ここで水平方向の映像信号成分も
使用して、第2の補間信号である映像信号Sdを出力す
る。水平補間フィルタ105と垂直補間フィルタ104
とは、第2の補間フィルタを構成している。
【0015】更に、映像信号Siは、高域成分検出回路
102にも供給されている。高域成分検出回路102
は、映像信号Siが高域周波数成分を持っているかどう
かを検出し、その検出結果に応じてスイッチ110を制
御する。即ち、映像信号Siが高域成分を持っている場
合には、スイッチ110は、映像信号Scを選択し、垂
直方向の信号から生成した補間信号Sfを出力し、ま
た、映像信号Siが高域成分を持っていない場合には、
映像信号Sdを選択して、水平、垂直及び斜め方向の信
号から成分した補間信号Sfを出力する。
【0016】そして、実ライン信号Seと補間信号Sf
とは、ライン毎に出力される。これにより、実ライン信
号Seと補間信号Sfとで、走査線を倍速変換した映像
信号が出力されることになる。
【0017】図2は、図1の映像信号Scを生成する様
子を画像上のサンプル点のイメージに基づいて説明する
ための模式図である。補間信号である映像信号Scは、
垂直方向のサンプル点から生成される。この場合、映像
信号Scに水平方向成分が入らないので、補間信号の水
平周波数成分の劣下はなく、絵柄がぼけないので、細か
い絵柄の時には適している。
【0018】また図3は、図1の映像信号Sdを生成す
る様子を画面上のサンプル点のイメージに基づいて説明
するための模式図である。補間信号である映像信号Sd
は、垂直、水平及び斜め方向のサンプル点から生成され
る。この場合、映像信号Sdは、斜め方向の成分を持っ
ているため、斜め線についてもぎざぎざがない滑らかな
画像を得ることができる。
【0019】ここで、高域成分検出回路は図8のように
4つのDフリップフロップ801−804、1つの加算
器805、1つの減算器808、及び×1/2の係数器
807によって構成される。1つのDフリップフロップ
は4fSC(14.3MHz)のクロックによって69n
sの遅延を作る。
【0020】本高域成分検出回路は図9に示す周波数特
性を持つために、4.2MHzまでの映像信号にとって
はハイパスフィルタとなる。
【0021】遅延回路103は図10のように4つのD
フリップフロップ901−904によって構成される。
1つのDフリップフロップは4fSC(14.3MHz)
のクロックによって69nsの遅延を作り、4つで27
6nsの遅延回路となる。図1の実ライン信号Seと補
間信号Sfの時間軸を合わせるために本実施例の場合、
4つのDフリップフロップを使用している。
【0022】垂直補間フィルタ104は図11のように
3つのラインメモリ910−912、4つの係数器91
3−916及び1つの加算器917によって構成され
る。1つのラインメモリでは映像信号1ライン分の遅延
(63.56μs)を作る。例えば係数器1の係数を1
/8、係数器2を3/8、係数器3を3/8、係数器4
を1/8にすることで、映像信号が出力される。
【0023】水平補間フィルタ105は図12のように
4つのDフリップフロップ921−924、5つの係数
器925−929及び1つの加算器903によって構成
される。
【0024】図4は、この第1の実施例による映像処理
回路の効果を示したもので、間隔が狭い白黒の垂直ライ
ンが何本も並んでいる高域成分では、同図(a)に示す
従来例では、線間が灰色になり、水平解像度が劣化して
いたが、同図(b)に示す本実施例では、高域成分の水
平解像度の劣下がないため、画像がぼけることはない。
【0025】図5は、本発明の第2の実施例に係わる映
像処理装置のブロック図である。なお、図5において、
第1図と同一部分には、同一符号を付し、重複する部分
の説明は省略する。
【0026】この実施例が先の実施例と異なる点は、先
の実施例が高域成分検出回路102の検出結果に応じて
スイッチ110を切換えたのに対し、この実施例では、
低域成分検出回路202で映像信号Siが周波数の低域
成分を持っているか否かを検出し、低域成分を持ってい
る画像では、スイッチ110で映像信号Sdを選択し、
低域の成分を持っていない画像では、スイッチ110で
映像信号Scを選択するようにした点である。
【0027】低域成分検出回路202は図13に示すよ
うに4つのDフリップフロップ951−954、2つの
加算器955、957及び×1/2の係数器956によ
って構成される。1つのDフリップフロップは4f
SC(14.3MHz)のクロックによって69nsの遅
延を作る。
【0028】本低域成分検出回路202は、図14に示
す周波数特性を持つローパスフィルタとなる。
【0029】本実施例においても、先の実施例と同様、
映像信号Siの水平周波数成分に基づき、絵柄に適応し
た最適な補間信号をフィールド内処理にて得ることがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は絵柄の水
平周波数成分により、水平方向の劣化がない第1の補間
信号と、斜め方向への滑らかな補間が可能な第2の補間
信号とを切換えて使用するようにしたので、倍速変換の
ためのフィールド内補間処理において、細かい絵柄の画
像に対しても水平解像度の劣下がなく、しかも斜め成分
を持つ画像に対しても滑らかな補間処理が可能であると
いう効果を奏する。
【0031】特に従来、動きがある画像では、補間処理
による画質劣下が激しかったが、本発明によれば、動き
がある細かい絵柄では、水平解像度を従来よりも2倍以
上にすることができ、動きのある斜め成分を含む画像で
は、ぎざぎざした不自然さをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における第1の補間信号の生成を示す図で
ある。
【図3】図1における第2の補間信号の生成を示す図で
ある。
【図4】図1の効果を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】図6の補間フィルタのブロック図である。
【図8】図1の高域成分検出回路のブロック図である。
【図9】図8の周波数特性図である。
【図10】図1の遅延回路のブロック図である。
【図11】図1の垂直補間フィルタのブロック図であ
る。
【図12】図1の水平補間フィルタのブロック図であ
る。
【図13】図5の低域成分検出回路のブロック図であ
る。
【図14】図13の周波数特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 映像信号を垂直方向に補間処理して第1
    の補間信号を生成し出力する第1の補間フィルタと、前
    記映像信号を垂直、水平及び斜めの各方向に補間処理し
    て第2の補間信号を生成し出力する第2の補間フィルタ
    と、前記映像信号の水平周波数成分を検出する周波数成
    分検出回路と、この周波数成分検出回路の検出結果に基
    づいて前記第1の補間信号と前記第2の補間信号とを切
    替えて出力するスイッチ回路とを有することを特徴とす
    る映像信号処理装置。
JP3198995A 1990-09-19 1991-08-08 映像信号処理装置 Pending JPH053564A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3198995A JPH053564A (ja) 1990-09-19 1991-08-08 映像信号処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-249748 1990-09-19
JP24974890 1990-09-19
JP3198995A JPH053564A (ja) 1990-09-19 1991-08-08 映像信号処理装置

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JPH053564A true JPH053564A (ja) 1993-01-08

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ID=26511284

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JP3198995A Pending JPH053564A (ja) 1990-09-19 1991-08-08 映像信号処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004017634A1 (ja) * 2002-08-19 2004-02-26 Sony Corporation 画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置

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WO2004017634A1 (ja) * 2002-08-19 2004-02-26 Sony Corporation 画像処理装置および方法、映像表示装置、ならびに記録情報再生装置
CN1310513C (zh) * 2002-08-19 2007-04-11 索尼株式会社 图像处理装置和方法、视频显示装置及记录信息重现装置

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