JPH0937112A - エンハンス処理装置 - Google Patents

エンハンス処理装置

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JPH0937112A
JPH0937112A JP7205270A JP20527095A JPH0937112A JP H0937112 A JPH0937112 A JP H0937112A JP 7205270 A JP7205270 A JP 7205270A JP 20527095 A JP20527095 A JP 20527095A JP H0937112 A JPH0937112 A JP H0937112A
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JP
Japan
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signal
delay
frequency component
motion
output
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Application number
JP7205270A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishibashi
浩一 石橋
Haruki Takada
春樹 高田
Toshiyuki Kurita
俊之 栗田
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インタレ−ス方式の映像の動きを検出し、動
き量に応じてフィ−ルド内とフィ−ルド間の処理を適応
的に切り替えて補間信号を生成する場合の、補間処理に
よる周波数特性の劣化を補正する。 【構成】 遅延回路102は第1〜3の遅延信号を、ま
た遅延回路103は第4〜6の遅延信号を出力する。高
域成分抽出回路104はフィ−ルド内の演算処理により
第1、2の遅延信号の高域成分を、また高域成分抽出回
路105は、フィ−ルド間の演算処理により第1、2お
よび5の遅延信号の高域成分を出力する。乗算器10
6、107は、高域成分抽出回路104の出力信号に、
また乗算器108、109、110は、高域成分抽出回
路105の出力信号にエンハンス量に応じた係数を乗じ
て出力する。動きMIX回路119は、動画MIX回路
116の出力信号と静止画MIX回路117の出力信号
を入力し、動き検出回路118の動き信号に応じて合成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インタレ−ス方式の映
像信号の動きを検出し、適応的にフィ−ルド内とフィ−
ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する場合の周
波数特性の劣化を補正するエンハンス処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】1991年11月25日に放送衛星BS
−3bを用いたハイビジョン試験放送が開始され、19
97年には放送衛星BS−4を用いたハイビジョン本放
送が予定されている。また、アスペクト比が16:9で
現行テレビジョン方式と互換性を持つ第2世代EDTV
も、1995年には実用化予定である。このように、映
像分野における表示画面のアスペクト比は従来の4:3
から16:9へと、ワイド化が急速に進んでいる。
【0003】ワイドテレビに、図16(a)に示すよう
なレタ−ボックスタイプの映像を表示した場合、図16
(b)に示すように上下、左右に無画部のある映像とな
り臨場感が損なわれる。しかし、横長の映像部分を水平
垂直方向に拡大することで、図16(c)に示すように
ワイド画面いっぱいに表示でき、これはワイドテレビの
特徴の1つとなっている。
【0004】映像を垂直方向に拡大する方法としては、
主として、特開昭63−232771号公報に示されて
いるような垂直偏向を制御する方法と、特開平3−11
891号公報に示されているようなメモリを用いた走査
線補間処理による2つの方法がとられてきた。
【0005】垂直偏向を制御する方法は、比較的簡単な
システム構成で実現できるが、走査線間隔が広がるた
め、表示画面が大きくなるほど、また、拡大率が大きく
なるほど走査線が目立つという問題がある。また、イン
タレ−ス信号の場合にラインフリッカが大きくなるとい
う問題もある。
【0006】メモリを用いた走査線補間処理による方法
は、比較的システムが高価となるものの拡大しても走査
線間隔が広がらないため、特に、大画面で有利となる。
しかし、走査線補間処理による拡大は、補間フィルタに
よる周波数特性の劣化が問題となる。
【0007】図14(a)に補間位置と補間係数の関係
を、(b)に補間係数を固定とした場合の補間係数DX
と周波数特性Fの関係を示す。図14(a)でA、B
は、原信号の走査線を示し、これらの走査線A、Bによ
りY1、Y5の重心を持つ補間走査線を作成する場合の
補間係数を示している。例えば、Y1、Y5はそれぞれ
A、Bがそのまま補間走査線となり、Y2はAを3/4
倍、Bを1/4倍して加算することで、Y3はAを1/
2倍、Bを1/2倍して加算することにより得られる。
それぞれの補間位置における周波数特性の劣化は同図
(b)に示すように、Y1やY5のように原信号がその
まま補間走査線となるような場合はなく(F=1)、補
間位置が原信号から離れるほど大きくなり、Y3のよう
に中央を補間する場合に最大となる。
【0008】図15は、特開平4−39273に示され
ている、補間位置による周波数特性の劣化を補正する回
路である。図15(a)で、1501は映像信号の入力
端子、1502、1503、1504はラインメモリ、
1505、1506はハイパスフィルタ(以下、HPF
と示す。)、1507、1508は乗算器、1509、
1510は加算器、1511、1512は乗算器、15
13は加算器、1514は映像信号の出力端子である。
【0009】入力映像信号をF(n)S(m+1)(第
nフィ−ルドのm+1ライン目)とした場合、ラインメ
モリ1502、ラインメモリ1503、ラインメモリ1
504からは、それぞれ1ライン、2ライン、3ライン
遅延した信号、F(n)S(m)、F(n)S(m−
1)、F(n)S(m−2)が出力される。
【0010】HPF1505は、F(n)S(m+
1)、F(n)S(m)、F(n)S(m−1)を入力
し、それぞれ−1/4倍、1/2倍、−1/4倍して加
算することで、F(n)S(m)の高域成分F(n)S
(m)’を出力する。
【0011】HPF1506は、F(n)S(m)、F
(n)S(m−1)、F(n)S(m−2)を入力し、
それぞれ−1/4倍、1/2倍、−1/4倍して加算す
ることで、F(n)S(m−1)の高域成分F(n)S
(m−1)’を出力する。
【0012】乗算器1507、1508は、それぞれH
PF1505、HPF1506から出力された高域成分
F(n)S(m)’、F(n)S(m−1)’にエンハ
ンス量に応じた係数(以下、PXと示す。)を乗じて出
力する。加算器1509、1510は、それぞれライン
メモリの出力信号F(n)S(m)、F(n)S(m−
1)に乗算器1507、1508の出力信号を加算する
ことで、補間位置に応じて高域成分の補正された信号を
出力する。
【0013】乗算器1511、1512は、それぞれ加
算器1509、1510の出力信号に、補間係数(以
下、DXと示す。)を乗じて出力する。加算器1513
は、乗算器1511、1512の出力信号を加算し補間
信号を出力する。補間係数DXとエンハンス量係数PX
の関係は、図15(b)に示すように、補間係数DXが
1/2でエンハンス量係数PXが最大、補間係数DXが
0または1でエンハンス量係数PXが最小となる三角形
の特性とすることで、図14に示したような補間位置に
よる周波数特性の劣化を補正する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図15に示したエンハ
ンス処理及び走査線補間処理回路は、ノンインタレ−ス
信号の走査線補間処理に対するものであり、インタレ−
ス信号の場合には、フィ−ルドごとに補間映像の重心が
ずれたり、映像のエッジ部分が劣化する問題が生じる。
そのため、インタレ−ス信号に対して走査線補間処理を
行なう場合には、映像の動きを検出し、動き量に応じて
フィ−ルド内とフィ−ルド間の走査線補間処理を適応的
に切り替えることが必要となり、また、動きに適応した
走査線補間による周波数特性の劣化を改善するエンハン
ス処理が必要となる。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、映像信号を入力し入力映像信号より1ラ
イン遅延した第1の遅延信号と2ライン遅延した第2の
遅延信号と3ライン遅延した第3の遅延信号を出力する
第1の遅延手段と、前記入力映像信号より1フィ−ルド
遅延した第4の遅延信号と第4の遅延信号を1ライン遅
延した第5の遅延信号と2ライン遅延した第6の遅延信
号を出力する第2の遅延手段と、前記入力映像信号と前
記第1の遅延手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の演
算処理により第1の遅延信号の高域成分と第2の遅延信
号の高域成分を抽出する第1の高域成分抽出手段と、前
記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を入
力しフィ−ルド間の演算処理により第1の遅延信号の高
域成分と第2の遅延信号の高域成分と第5の遅延信号の
高域成分を抽出する第2の高域成分抽出手段と、前記第
1の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量に応じ
た係数を乗じる第1の乗算手段と、前記第2の高域成分
抽出手段の出力信号にエンハンス量に応じた係数を乗じ
る第2の乗算手段と、前記第1の遅延手段の出力信号に
前記第1の乗算手段の出力信号を加算する第1の加算手
段と、前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力
信号に前記第2の乗算手段の出力信号を加算する第2の
加算手段と、前記第1の加算手段の出力信号を入力しフ
ィ−ルド内の演算処理により補間信号を生成する動画M
IX手段と、前記第2の加算手段の出力信号を入力しフ
ィ−ルド間の演算処理により補間信号を生成する静止画
MIX手段と、前記入力映像信号の動きを検出し動き信
号を生成する動き検出回路と、前記動画MIX手段と前
記静止画MIX手段の出力信号を入力し前記動き検出回
路の動き信号に応じて合成する動きMIX手段と、前記
動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補間係
数を生成する補間係数生成手段と、前記補間係数生成手
段の補間係数をもとにエンハンス量を決定し前記乗算手
段におけるエンハンサ係数を生成するエンハンス量制御
手段とを備え、映像の動き量に応じて適応的にフィ−ル
ド内とフィ−ルド間のエンハンス処理を切り替えるよう
にした点に特徴がある。
【0016】
【作用】上記の発明において、第1の遅延手段は、映像
信号を入力し1ライン遅延した第1の遅延信号と2ライ
ン遅延した第2の遅延信号と3ライン遅延した第3の遅
延信号を出力する。第2の遅延手段は、前記入力映像信
号または前記第1の遅延手段の出力信号を入力し前記入
力映像信号より1フィ−ルド遅延した第4の遅延信号と
第4の遅延信号を1ライン遅延した第5の遅延信号と2
ライン遅延した第6の遅延信号を出力する。第1の高域
成分抽出手段は、前記映像信号と前記第1の遅延手段の
出力信号を入力しフィ−ルド内の演算処理により第1の
遅延信号の高域成分と第2の遅延信号の高域成分を抽出
する。第2の高域成分抽出手段は、前記第1の遅延手段
と前記第2の遅延手段の出力信号を入力しフィ−ルド間
の演算処理により第1の遅延信号の高域成分と第2の遅
延信号の高域成分と第5の遅延信号の高域成分を抽出す
る。第1の乗算手段は、前記第1の高域成分抽出手段の
出力信号にエンハンス量に応じた係数を乗じる。第2の
乗算手段は、前記第2の高域成分抽出手段の出力信号に
エンハンス量に応じた係数を乗じる。第1の加算手段
は、前記第1の遅延手段の出力信号に前記第1の乗算手
段の出力信号を加算する。第2の加算手段は、前記第1
の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号に前記第2
の乗算手段の出力信号を加算する。
【0017】また、動画MIX手段は、前記第1の加算
手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の演算処理により
補間走査線を生成する。静止画MIX手段は、前記第2
の加算手段の出力信号を入力しフィ−ルド間の演算処理
により補間走査線を生成する。動き検出手段は、前記入
力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する。動きM
IX手段は、前記動画MIX手段と前記静止画MIX手
段の出力信号を入力し前記動き検出手段の動き信号に応
じて合成する。補間係数生成手段は、前記動画MIX手
段と前記静止画MIX手段における補間係数を生成す
る。エンハンス量制御手段は、前記補間係数生成手段の
補間係数をもとにエンハンス量を決定し前記乗算手段に
おけるエンハンサ係数を生成する。
【0018】以上の構成とし、映像の動き量に応じて適
応的にフィ−ルド内とフィ−ルド間のエンハンス処理を
切り換えることで、動きに適応した走査線補間による周
波数特性の劣化を改善することができる。
【0019】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1に本発明の第1の実施例の構成を示す。図
1で、101は映像信号の入力端子、102、103は
遅延回路、104、105は高域成分抽出回路、10
6、107、108、109、110は乗算器、11
1、112、113、114、115は加算器、116
は動画MIX回路、117は静止画MIX回路、118
は動き検出回路、119は動きMIX回路、120は補
間係数生成回路、121はエンハンス量制御回路、12
2は映像信号の出力端子である。
【0020】遅延回路102は、1ライン分の映像デ−
タを記憶する3つのメモリで構成され、入力端子101
より入力した映像信号をF(n)S(m+1)(第nフ
ィ−ルドのn+1ライン目)とした場合に、それぞれ1
ライン、2ライン、3ライン遅延した信号F(n)S
(m)、F(n)S(m−1)、F(n)S(m−2)
を出力する。
【0021】遅延回路103は、1フィ−ルド分の映像
デ−タを記憶する1つのメモリと、1ライン分の映像デ
−タを記憶する2つのメモリで構成され、入力映像信
号、または遅延回路102の出力信号を入力し、入力映
像信号F(n)S(m+1)に対して、それぞれ1フィ
−ルド、1フィ−ルド+1ライン、1フィ−ルド+2ラ
イン遅延した信号F(n−1)S(m+1)、F(n−
1)S(m)、F(n−1)S(m−1)を出力する。
【0022】高域成分抽出回路104は、入力映像信号
F(n)S(m+1)と、遅延回路102の出力信号F
(n)S(m)、F(n)S(m−1)、F(n)S
(m−2)を入力し、フィ−ルド内の演算処理によりF
(n)S(m)、F(n)S(m−1)の高域成分F
(n)S(m)’、F(n)S(m−1)’を抽出し出
力する。
【0023】高域成分抽出回路105は、遅延回路10
3の出力信号F(n−1)S(m+1)、F(n−1)
S(m)、F(n−1)S(m−1)と、遅延回路10
2の出力信号F(n)S(m)、F(n)S(m−1)
を入力し、フィ−ルド間の演算によりF(n)S
(m)、F(n)S(m−1)、F(n−1)S(m)
の高域成分F(n)S(m)’’、F(n)S(m−
1)’’、F(n−1)S(m)’’を抽出し出力す
る。
【0024】乗算器106、107は、高域成分抽出回
路104の出力信号F(n)S(m)’、F(n)S
(m−1)’を入力し、エンハンス量係数PX1を乗じ
て出力する。乗算器108、109、110は、高域成
分抽出回路105の出力信号F(n)S(m)’’、F
(n)S(m−1)’’、F(n−1)S(m)’’を
入力し、エンハンス量係数PX2を乗じて出力する。
【0025】加算器111、112は、遅延回路102
の出力信号F(n)S(m)、F(n)S(m−1)
に、乗算器106、107の出力信号を加算する。加算
器113、114、115は、遅延回路102の出力信
号F(n)S(m)、F(n)S(m−1)及び、遅延
回路103の出力信号F(n−1)S(m)に、乗算器
108、109、110の出力信号を加算する。
【0026】動画MIX回路116は、加算器111、
112の出力信号を入力し、フィ−ルド内の補間演算に
より補間走査線を作成する。静止画MIX回路117
は、加算器113、114、115の出力信号を入力
し、フィ−ルド間の補間演算により補間走査線を作成す
る。動き検出回路118は、入力端子101より入力し
た映像信号の動きを検出し、動き信号(以下、KXと示
す。)を出力する。
【0027】動きMIX回路119は、KXに応じて動
画MIX回路116の出力信号と、静止画MIX回路1
17の出力信号を合成して出力する。補間係数生成回路
120は、動画MIX回路116と静止画MIX回路1
17の補間演算に用いる補間係数(以下、DXに示
す。)を生成し出力する。
【0028】図17を用いて、動画MIX回路116、
静止画MIX回路117および動きMIX回路119の
動作を説明する。図17で、B、Cは第nフィールドの
走査線、cは第n−1フィールドの走査線を示し、Y
1、Y4は走査線B、C、cにより作成する補間走査線
の重心位置を示している。また、(a) 、(b) 、(c) はそ
れぞれ動画MIX回路116、静止画MIX回路117
および動きMIX回路119内で行われる演算式を示
す。
【0029】動画MIX回路116は、図17(a) に示
すように、走査線B、Cによるフィールド内の演算によ
り補間走査線を作成する。静止画MIX回路117は、
同図(b) に示すように、補間走査線の重心位置に応じ
て、走査線B、c、または走査線C、cによるフィール
ド間の演算により補間走査線を作成する。動きMIX回
路119は、同図(c) に示すように、動画MIX回路1
16の出力信号にKX、静止画MIX回路117の出力
信号に1−KXを乗じて合成する。
【0030】図18に、動き信号KXの一例を示す。動
き検出回路118は、例えば入力映像信号の1フレーム
差分を取ることで映像の動きを判定し、この動き量を同
図に示すような動き信号KXに変換する。例えば、動き
量が大きくなるとKXは1に近付き、動きMIX回路1
19は動画よりの補間走査線を出力する。逆に、動き量
が小さくなると、KXは0に近付き、動きMIX回路1
19は静止画よりの補間走査線を出力する。
【0031】エンハンス量制御回路121は、補間処理
による周波数特性の劣化を補正するためDXをもとにエ
ンハンス量を決定しPX1、PX2を生成する。
【0032】図2に、高域成分抽出回路104の一例を
示す。図2で、201、202はHPFであり、A〜D
は第nフィ−ルドの走査線、a〜dは第n−1フィ−ル
ドの走査線を示す。第nフィ−ルドの走査線B、Cの間
に重心位置を持つ補間走査線を作成する場合、HPF2
01は、走査線A、B、Cを入力し、それぞれ−1/
4、1/2、−1/4倍して加算することで、走査線B
の高域成分B’を抽出し出力する。また、HPF202
は、走査線C、Dを入力し、それぞれ−1/4、1/
2、−1/4倍して加算することで、走査線Cの高域成
分C’を抽出し出力する。
【0033】図3に、DXと乗算器106、107にお
けるPX1の関係の一例を示す。図3のE1に示す部分
は、図15(b)に示した特性と同様で、中央を補間す
る場合に最大となる補間処理による周波数特性の劣化を
改善する部分である。すなわち、DXが1/2でPX1
が最大となるような三角形の特性とすることで、補間位
置による周波数特性の劣化を改善する。また、E1の特
性にE2に示すような補間位置によらない一定のオフセ
ット量を持たせることで、映像の輪郭を強調する通常の
エンハンス効果が同時に得られる。
【0034】図4に、高域成分抽出回路105の一例を
示す。図4で、401、402、403はHPFであ
り、A〜Dは第nフィ−ルドの走査線、a〜dは第n−
1フィ−ルドの走査線を示す。第nフィ−ルドの走査線
B、Cの間に重心位置を持つ補間走査線を演算により作
成する場合、HPF401は、走査線b、B、cを入力
し、それぞれ、−1/4、1/2、−1/4倍して加算
することで、走査線Bの高域成分B’’を抽出し出力す
る。HPF402は、走査線B、c、Cを入力し、それ
ぞれ、−1/4、1/2、−1/4倍して加算すること
で、走査線cの高域成分c’’を抽出し出力する。HP
F403は、走査線c、C、dを入力し、それぞれ、−
1/4、1/2、−1/4倍して加算することで、走査
線Cの高域成分C’’を抽出し出力する。
【0035】図5に、DXと乗算器108、109、1
10におけるPX2の関係の一例を示す。フィ−ルド間
の演算により第nフィ−ルドの走査線B、Cの間に重心
位置を持つ補間走査線を作成する場合、補間走査線の重
心位置によって走査線B、cまたはc、Cのいずれかの
組合せの演算により補間走査線を作成する。補間処理に
よる周波数特性の劣化は、B、cの中央、またはc、C
の中央を補間する場合に最も劣化する。そこで、図5の
E1に示すようなDXが1/2でPX2が最大となるよ
うな2つの三角形の特性とすることで、フィ−ルド間の
補間処理による周波数特性の劣化を改善する。また、図
3と同様に、E1の特性にE2に示すような補間位置に
よらない一定のオフセット量を持たせることで、映像の
輪郭を強調する通常のエンハンス効果が同時に得られ
る。
【0036】図6は、図1の構成において高域成分の処
理の簡単化を図ったものである。図1の構成では、高域
成分の各々にもPX1、PX2を乗じて補間走査線と重
心位置を合わせているが、図6の構成では、高域成分は
常に平均補間とすることで回路の簡単化を図っている。
図6で、601は加算器、602、603は乗算器、6
04はセレクタ、605は加算器、606、607は乗
算器、608、609は加算器である。図1と同符号の
ものは、同様の動作を行う。
【0037】加算器601は、高域成分抽出回路104
の出力信号F(n)S(m)’、F(n)S(m−
1)’を加算し、乗算器602は、加算器601の出力
信号を1/2倍することで、フィ−ルド内の演算により
抽出した高域成分の平均補間を行う。セレクタ604
は、補間走査線の重心位置に応じて高域成分抽出回路1
05の出力信号F(n)S(m)’’とF(n)S(m
−1)’’を切り替えて出力する。加算器605は、セ
レクタ604の出力信号と、高域成分抽出回路105の
出力信号F(n−1)S(m)’’を加算し、乗算器6
06は、加算器605の出力信号を1/2倍すること
で、フィ−ルド間の演算により抽出した高域成分の平均
補間を行う。乗算器603、607は、平均補間された
高域成分に、それぞれ図3、図5に示したようなPX
1、PX2を乗じて出力する。加算器608は、動画M
IX回路116の出力信号に乗算器603の出力信号を
加算する。加算器609は、静止画MIX回路117の
出力信号に乗算器607の出力信号を加算する。図6の
構成とすることで、図1の構成に比べ、性能劣化がほと
んどなく回路規模を削減できる。
【0038】図7は、図1の構成においてフィ−ルド間
の高域成分抽出手段の簡単化により、メモリ、及び回路
の削減を図ったものである。図7で、701は遅延回
路、702は高域成分抽出回路、703は乗算器、70
4は加算器である。図1と同符号のものは同様の動作を
行う。遅延回路701は、1フィ−ルド分の映像を記憶
するメモリで構成され、入力映像信号、または遅延回路
102の出力信号を入力し、入力映像信号F(n)S
(m+1)に対し、1フィ−ルド+1ライン遅延した信
号F(n−1)S(m)を出力する。
【0039】高域成分抽出回路702は、遅延回路70
1の出力信号F(n−1)S(m)と、遅延回路102
の出力信号F(n)S(m)、F(n)S(m−1)を
入力し、フィ−ルド間の演算によりF(n−1)S
(m)の高域成分であるF(n−1)S(m)’’を抽
出し出力する。乗算器703は、高域成分抽出回路70
2の出力信号F(n−1)S(m)’’を入力し、図5
に示したようなPX2を乗じて出力する。加算器704
は、静止画MIX回路117の出力信号に乗算器703
の出力信号を加算する。
【0040】図8に、高域成分抽出回路702の一例を
示す。図8で、801はHPFであり、A〜Dは第nフ
ィ−ルドの走査線、a〜dは第n−1フィ−ルドの走査
線を示す。第nフィ−ルドの走査線B、Cの間に重心位
置を持つ補間走査線を作成する場合、HPF801は、
走査線B、c、Cを入力し、それぞれ−1/4、1/
2、−1/4倍して加算することで、走査線cの高域成
分c’’を抽出し出力する。図7の構成とすることで、
図1の構成に比べ、2ライン分のメモリを削減できる。
【0041】図9は、図7の構成において高域成分の処
理の簡単化を図ったものである。図9で、901は加算
器、902、903は乗算器、904は加算器である。
図1、図7と同符号のものは、同様の動作を行う。加算
器901は、高域成分抽出回路104の出力信号F
(n)S(m)’、F(n)S(m−1)’を加算し、
乗算器902は、加算器901の出力信号を1/2倍す
ることで、フィ−ルド内の演算により抽出した高域成分
の平均補間を行う。乗算器903は、平均補間された高
域成分に、図3に示したようなPX1を乗じて出力す
る。加算器904は、動画MIX回路の出力信号に乗算
器903の出力信号を加算する。図9の構成とすること
で、図7の構成に比べ、性能劣化がほとんどなく回路規
模を削減できる。
【0042】図10は、図1の構成においてフィ−ルド
内の高域成分抽出手段とフィ−ルド間の高域成分抽出手
段の簡単化により、メモリ、及び回路の削減を図ったも
のである。図10で、1001は遅延回路、1002は
高域成分抽出回路、1003は乗算器、1004は加算
器である。図1、図7と同符号のものは同様の動作を行
う。
【0043】遅延回路1001は、1ライン分の映像を
記憶するメモリで構成され、入力映像信号F(n)S
(m)に対し、1ライン遅延した信号F(n)S(m−
1)を出力する。高域成分抽出回路1002は、入力映
像信号F(n)S(m)と遅延回路1001の出力信号
F(n)S(m−1)を入力し、フィ−ルド内の演算に
よりF(n)S(m)の高域成分であるF(n)S
(m)’を抽出し出力する。乗算器1003は、高域成
分抽出回路1002の出力信号F(n)S(m)’を入
力し、図3に示したようなPX1を乗じて出力する。加
算器1004は、動画MIX回路116の出力信号に乗
算器1003の出力信号を加算する。
【0044】図11に、高域成分抽出回路1002の一
例を示す。図11で、1101はHPFであり、A〜D
は第nフィ−ルドの走査線、a〜dは第n−1フィ−ル
ドの走査線を示す。第nフィ−ルドの走査線B、Cの間
に重心位置を持つ補間走査線を作成する場合、HPF1
101は、走査線B、Cを入力し、それぞれ1、−1倍
して加算することで、走査線Bの高域成分B’を抽出し
出力する。図10の構成とすることで、図1の構成に比
べ、4ライン分のメモリを削減できる 図12は、あらかじめ平均補間による補間信号を作成
し、この補間走査線と1フィ−ルド前の走査線を映像の
動きに応じて合成した信号を補間処理に用いる構成とし
たものである。図12で、1201は加算器、1202
は乗算器、1203は動きMIX回路、1204は高域
成分抽出回路、1205は乗算器、1206はMIX回
路、1207は加算器である。図1、図7、図10と同
符号のものは同様の動作を行なう。
【0045】また、図13は高域成分抽出回路1204
の一例を示し、図13を用いて図12の回路の動作を説
明する。図13で、1301はHPFであり、A〜Dは
第nフィ−ルドの走査線、a〜dは第n−1フィ−ルド
の走査線を示す。第nフィ−ルドの走査線B、Cの間に
重心位置を持つ補間走査線を作成する場合、加算器12
01と乗算器1202は、走査線B、Cを加算し1/2
倍することで平均補間した信号を出力する。動きMIX
回路1203は、走査線B、Cの平均補間信号と1フィ
−ルド前の走査線cを入力し、映像の動きに応じて合成
した信号Xを出力する。高域成分抽出回路1204は、
走査線B、X、Cを入力しそれぞれ−1/4、1/2、
−1/4倍して加算することにより、Xの高域成分X’
を生成し出力する。乗算器1205は、高域成分抽出回
路1204の出力信号に、図5に示したようなPX2を
乗じて出力する。
【0046】MIX回路1206は、走査線B、X、C
を入力し、補間走査線の重心位置に応じて、B、Xまた
はX、Cのいづれかの組合せを選択し補間処理を行な
う。加算器1207は、MIX回路1206の出力信号
に、乗算器1205の出力信号を加算して出力する。図
12の構成とすることで、フィ−ルド内とフィ−ルド間
で別々の処理回路を要していた補間処理、エンハンス処
理が共通の回路で実現でき、大幅な回路の削減が可能と
なる。
【0047】以上に説明してきたような構成とすること
で、インタレ−ス方式の映像の動きを検出して、フィ−
ルド内とフィ−ルド間の処理を適応的に切り替えて走査
線補間処理を行なう場合に、補間処理による周波数特性
の劣化を補正し、さらに映像の輪郭を強調する通常のエ
ンハンス効果を同時に得ることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、映像の動きを検出し動
き量に応じて、フィ−ルド内とフィ−ルド間のエンハン
ス処理を適応的に切り替えることで、映像の動きに適応
した走査線補間処理による周波数特性の劣化を改善する
ことができる。また、補間走査線の補間位置に応じてエ
ンハンス量を制御することで、補間位置による周波数特
性の劣化を補正し、さらに上記エンハンス量に補間位置
によらないオフセットを持たせることで、映像の輪郭を
強調する通常のエンハンス効果を同時に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】 フィ−ルド内の演算処理による高域成分抽出
方法の一例を示す説明図である。
【図3】 フィ−ルド内の走査線補間処理に対する補間
係数とエンハンス量の関係を示す図である。
【図4】 フィ−ルド間の演算処理による高域成分抽出
方法の一例を示す説明図である。
【図5】 フィ−ルド間の走査線補間処理に対する補間
係数とエンハンス量の関係を示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図7】 本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図8】 フィ−ルド間の演算処理による高域成分抽出
方法の一例を示す説明図である。
【図9】 本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図10】 本発明の第5の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 フィ−ルド内の演算処理による高域成分抽
出方法の一例を示す説明図である。
【図12】 本発明の第6の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】 フィ−ルド間の演算処理による高域成分抽
出方法の一例を示す説明図である。
【図14】 補間位置による周波数特性を示す図であ
る。
【図15】 補間位置による周波数特性の劣化を補正す
る回路の従来例を示すブロック図である。
【図16】 アスペクト比4:3の映像信号をアスペク
ト比16:9のワイド画面に表示した例を示す説明図で
ある。
【図17】 動画MIX回路、静止画MIX回路および
動きMIX回路の動作を説明するための図である。
【図18】 動き量と動き信号KXとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
101…映像信号の入力端子、102…遅延回路、10
3…遅延回路、104…高域成分抽出回路、105…高
域成分抽出回路、106…乗算器、107…乗算器、1
08…乗算器、109…乗算器、110…乗算器、11
1…加算器、112…加算器、113…加算器、114
…加算器、115…加算器、116…動画MIX回路、
117…静止画MIX回路、118…動き検出回路、1
19…動きMIX回路、120…補間係数生成回路、1
21…エンハンス量制御回路、122…映像信号の出力
端子、201…HPF、202…HPF、401…HP
F、402…HPF、403…HPF、601…加算
器、602…乗算器、603…乗算器、604…セレク
タ、605…加算器、606…乗算器、607…乗算
器、608…加算器、609…加算器、701…遅延回
路、702…高域成分抽出回路、703…乗算器、70
4…加算器、801…HPF、901…加算器、902
…乗算器、903…乗算器、904…加算器、1001
…遅延回路、1002…高域成分抽出回路、1003…
乗算器、1004…加算器、1101…HPF、120
1…加算器、1202…乗算器、1203…動きMIX
回路、1204…高域成分抽出回路、1205…乗算
器、1206…MIX回路、1207…加算器、130
1…HPF、1501…映像信号の入力端子、1502
…ラインメモリ、1503…ラインメモリ、1504…
ラインメモリ、1505…HPF、1506…HPF、
1507…乗算器、1508…乗算器、1509…加算
器、1510…加算器、1511…乗算器、1512…
乗算器、1513…加算器、1514…映像信号の出力
端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 俊之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成するエンハ
    ンス処理装置において、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号と
    2ライン遅延した第2の遅延信号と3ライン遅延した第
    3の遅延信号を出力する第1の遅延手段と、 前記入力映像信号より1フィ−ルド遅延した第4の遅延
    信号と第4の遅延信号を1ライン遅延した第5の遅延信
    号と第4の遅延信号を2ライン遅延した第6の遅延信号
    を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により前記第1の遅延信号
    の高域成分と第2の遅延信号の高域成分を抽出する第1
    の高域成分抽出手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により前記第1の遅延信
    号の高域成分と前記第2の遅延信号の高域成分と前記第
    5の遅延信号の高域成分を抽出する第2の高域成分抽出
    手段と、 前記第1の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第1の乗算手段と、 前記第2の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第2の乗算手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号に前記第1の乗算手段の
    出力信号を加算する第1の加算手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号に
    前記第2の乗算手段の出力信号を加算する第2の加算手
    段と、 前記第1の加算手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の
    演算処理により補間信号を生成する動画MIX手段と、 前記第2の加算手段の出力信号を入力しフィ−ルド間の
    演算処理により補間信号を生成する静止画MIX手段
    と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段の出力信号
    を入力し前記動き検出手段の動き信号に応じて合成する
    動きMIX手段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補
    間係数を生成する補間係数生成手段と、 前記補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量
    を決定し前記第1の乗算手段と第2の乗算手段における
    係数を生成するエンハンス量制御手段とを備え、 映像の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ−ル
    ド間のエンハンス処理を切り替えることを特徴とするエ
    ンハンス処理装置。
  2. 【請求項2】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する装置に
    おいて、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号と
    2ライン遅延した第2の遅延信号と3ライン遅延した第
    3の遅延信号を出力する第1の遅延手段と、 前記入力映像信号より1フィ−ルド遅延した第4の遅延
    信号と第4の遅延信号を1ライン遅延した第5の遅延信
    号と第4の遅延信号を2ライン遅延した第6の遅延信号
    を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により前記第1の遅延信号
    の高域成分と第2の遅延信号の高域成分を抽出する第1
    の高域成分抽出手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により前記第1の遅延信
    号の高域成分と前記第2の遅延信号の高域成分と前記第
    5の遅延信号の高域成分を抽出する第2の高域成分抽出
    手段と、 前記第1の高域成分抽出手段から出力される第1の遅延
    信号の高域成分と第2の遅延信号の高域成分を入力し平
    均補間する第1の平均補間手段と、 前記第2の高域成分抽出手段から出力される第1の遅延
    信号の高域成分と第2の遅延信号の高域成分と第5の遅
    延信号の高域成分を入力し、このうち補間信号の重心位
    置をはさむ2つを選択して平均補間する第2の平均補間
    手段と、 前記第1の平均補間手段の出力にエンハンス量に応じた
    係数を乗じる第1の乗算手段と、 前記第2の平均補間手段の出力信号にエンハンス量に応
    じた係数を乗じる第2の乗算手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の
    演算処理により補間信号を生成する動画MIX手段と、 前記第1および第2の遅延手段の出力信号を入力しフィ
    −ルド間の演算処理により補間信号を生成する静止画M
    IX手段と、 前記動画MIX手段の出力信号に前記第1の乗算手段の
    出力信号を加算する第1の加算手段と、 前記静止画MIX手段の出力信号に前記第2の乗算手段
    の出力信号を加算する第2の加算手段と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 前記第1および第2の加算手段の出力信号を入力し前記
    動き検出手段の動き信号に応じて合成する動きMIX手
    段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補
    間係数を生成する補間係数生成手段と、 前記補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量
    を決定し前記第1の乗算手段と第2の乗算手段における
    係数を生成するエンハンス量制御手段とを備え、 映像の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ−ル
    ド間のエンハンス処理を切り替えることを特徴とするエ
    ンハンス処理装置。
  3. 【請求項3】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する装置に
    おいて、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号と
    2ライン遅延した第2の遅延信号と3ライン遅延した第
    3の遅延信号を出力する第1の遅延手段と、 前記第1の遅延信号より1フィ−ルド遅延した第4の遅
    延信号を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により前記第1の遅延信号
    の高域成分と前記第2の遅延信号の高域成分を抽出する
    第1の高域成分抽出手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により前記第4の遅延信
    号の高域成分を抽出する第2の高域成分抽出手段と、 前記第1の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第1の乗算手段と、 前記第2の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第2の乗算手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号に前記第1の乗算手段の
    出力信号を加算する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の
    演算処理により補間信号を生成する動画MIX手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により補間信号を生成す
    る静止画MIX手段と、 該静止画MIX手段の出力信号に前記第2の乗算手段の
    出力信号を加算する第2の加算手段と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 前記動画MIX手段と前記第2の加算手段の出力信号を
    入力し前記動き検出手段の動き信号に応じて合成する動
    きMIX手段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補
    間係数を生成する補間係数生成手段と、 前記補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量
    を決定し前記乗算手段における係数を生成するエンハン
    ス量制御手段と、を備え、 映像の動き量に応じて適応的にフィ−ルド間とフィ−ル
    ド内のエンハンス処理を切り替えることを特徴とするエ
    ンハンス処理装置。
  4. 【請求項4】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する装置に
    おいて、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号と
    2ライン遅延した第2の遅延信号と3ライン遅延した第
    3の遅延信号を出力する第1の遅延手段と、 前記入力映像信号より1フィ−ルド遅延した第4の遅延
    信号を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により前記第1の遅延信号
    の高域成分と前記第2の遅延信号の高域成分を抽出する
    第1の高域成分抽出手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により前記第4の遅延信
    号の高域成分を抽出する第2の高域成分抽出手段と、 前記第1の高域成分抽出手段から出力される第1の遅延
    信号の高域成分と第2の遅延信号の高域成分を入力し平
    均補間する平均補間手段と、 前記平均補間手段の出力信号にエンハンス量に応じた係
    数を乗じる第1の乗算手段と、 前記第2の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第2の乗算手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号を入力しフィ−ルド内の
    演算処理により補間信号を生成する動画MIX手段と、 前記動画MIX手段の出力信号に前記第1の乗算手段の
    出力信号を加算する第1の加算手段と、 前記第1の遅延手段と前記第2の遅延手段の出力信号を
    入力しフィ−ルド間の演算処理により補間信号を生成す
    る静止画MIX手段と、 該静止画MIX手段の出力信号に前記第2の乗算手段の
    出力信号を加算する第2の加算手段と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 前記第1および第2の加算手段の出力信号を入力し前記
    動き検出手段の動き信号に応じて合成する動きMIX手
    段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補
    間係数を生成する補間係数生成手段と、 前記補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量
    を決定し前記乗算手段における係数を生成するエンハン
    ス量制御手段とを備え、 映像の動き量に応じて適応的にフィ−ルド間とフィ−ル
    ド内のエンハンス処理を切り替えることを特徴とするエ
    ンハンス処理装置。
  5. 【請求項5】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する装置に
    おいて、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号を
    出力する第1の遅延手段と、 前記入力映像信号より1フィ−ルド遅延した第2の遅延
    信号を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により第1の遅延信号の高
    域成分を抽出する第1の高域成分抽出手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段と前記第2の遅
    延手段の出力信号を入力しフィ−ルド間の演算処理によ
    り第2の遅延信号の高域成分を抽出する第2の高域成分
    抽出手段と、 前記第1の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第1の乗算手段と、 前記第2の高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量
    に応じた係数を乗じる第2の乗算手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を入
    力しフィ−ルド内の演算処理により補間信号を生成する
    動画MIX手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段と前記第2の遅
    延手段の出力信号を入力しフィ−ルド間の演算処理によ
    り補間信号を生成する静止画MIX手段と、 前記動画MIX手段の出力信号に前記第1の乗算手段の
    出力信号を加算する第1の加算手段と、 前記静止画MIX手段の出力信号に前記第2の乗算手段
    の出力信号を加算する第2の加算手段と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 前記第1の加算手段と前記第2の加算手段の出力信号を
    入力し前記動き検出手段の動き信号に応じて合成する動
    きMIX手段と、 前記動画MIX手段と前記静止画MIX手段における補
    間係数を生成する補間係数生成手段と、 前記補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量
    を決定し前記乗算手段におけるエンハンサ係数を生成す
    るエンハンス量制御手段と、を備え、 映像の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ−ル
    ド間のエンハンス処理を切り替えることを特徴とするエ
    ンハンス処理装置。
  6. 【請求項6】インタレ−ス方式の映像信号を入力し、該
    映像信号の動き量に応じて適応的にフィ−ルド内とフィ
    −ルド間の処理を切り替えて補間信号を生成する装置に
    おいて、 前記入力映像信号を1ライン遅延した第1の遅延信号を
    出力する第1の遅延手段と、 前記入力映像信号より1フィ−ルド遅延した第2の遅延
    信号を出力する第2の遅延手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号を平
    均補間する平均補間手段と、 前記入力映像信号の動きを検出し動き信号を生成する動
    き検出手段と、 該平均補間手段の出力信号と前記第2の遅延手段の出力
    信号を入力し前記動き検出手段の動き信号に応じて合成
    する動きMIX手段と、 前記入力映像信号と前記第1の遅延手段の出力信号と前
    記動きMIX手段の出力信号を入力し前記動きMIX手
    段の出力信号の高域成分を抽出する高域成分抽出手段
    と、 該高域成分抽出手段の出力信号にエンハンス量に応じた
    係数を乗じる乗算手段と、 前記動きMIX手段の出力信号と前記入力映像信号と前
    記第1の遅延手段の出力信号の補間処理により補間信号
    を生成するMIX回路と、 前記乗算手段の出力信号に前記MIX手段の出力信号を
    加算する加算手段と、 前記MIX手段における補間係数を生成する補間係数生
    成手段と、 該補間係数生成手段の補間係数をもとにエンハンス量を
    決定し前記乗算手段における係数を生成するエンハンス
    量制御手段と、を備え、 映像の動き量に応じてフィ−ルド内とフィ−ルド間のエ
    ンハンス処理を切り替えることを特徴とするエンハンス
    処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のエンハン
    ス処理装置において、 前記エンハンス量制御手段は、前記補間係数生成回路に
    より生成された補間係数に応じてエンハンス量を制御す
    ることで、補間処理による周波数特性の劣化を補正し、
    さらに前記エンハンス量に前記補間係数によらないオフ
    セット量を加えることで、同時に映像の輪郭を強調する
    通常のエンハンス効果を得ることを特徴とするエンハン
    ス処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1339224A1 (en) * 2002-02-22 2003-08-27 Sony International (Europe) GmbH Method and apparatus for improving picture sharpness

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