JPWO2003103298A1 - マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 - Google Patents
マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2003103298A1 JPWO2003103298A1 JP2004510249A JP2004510249A JPWO2003103298A1 JP WO2003103298 A1 JPWO2003103298 A1 JP WO2003103298A1 JP 2004510249 A JP2004510249 A JP 2004510249A JP 2004510249 A JP2004510249 A JP 2004510249A JP WO2003103298 A1 JPWO2003103298 A1 JP WO2003103298A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- projection system
- correction data
- projector
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012937 correction Methods 0.000 title claims abstract description 58
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 25
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims abstract description 14
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 13
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 238000003702 image correction Methods 0.000 description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3191—Testing thereof
- H04N9/3194—Testing thereof including sensor feedback
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J3/00—Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
- G01J3/46—Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
- G01J3/50—Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
- G01J3/51—Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors using colour filters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3141—Constructional details thereof
- H04N9/3147—Multi-projection systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3179—Video signal processing therefor
- H04N9/3182—Colour adjustment, e.g. white balance, shading or gamut
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
複数のプロジェクタ(12)から投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムであって、プロジェクタから投影されたカラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学部を備え、光学部を介した各基本色の画像を撮影する画像撮影部(14)と、プロジェクタから投影された黒レベル画像を画像撮影部で撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する算出部(15)とを備える。
Description
技術分野
本発明は、複数台のプロジェクタから投影された画像によって表示を行うマルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法に関する。
背景技術
マルチプロジェクションシステムでは、複数台のプロジェクタからスクリーン上に画像を投影して一つの画像を合成する。そのため、投影された各画像間の繋ぎ目が目立たないようにする等の対策を講じる必要がある。そこで、スクリーン上にキャリブレーション用の画像を投影し、投影された画像をデジタルカメラ等の撮影手段で撮影し、撮影によって得られた画像データに基づいて各種の補正を行っている(例えば、特開2002−72359、特開2002−116500参照)。
プロジェクタからは、R、G、Bの信号レベルがいずれもゼロである黒レベル画像であっても、一定の輝度を有する光が出力されている。したがって、この黒レベルの補正(オフセット補正)を行う必要がある。しかしながら、従来はR、G、Bの各色を分離せずにキャリブレーション用画像の撮影を行っていたため、暗い画像を表示した場合に、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間において色むらが生じ、表示品質の劣化を招いていた。
本発明の目的は、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間での色むらを低減し、表示品質を向上させることが可能なマルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法を提供することである。
発明の開示
本発明の第1の視点は、複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムであって、前記プロジェクタから投影されたカラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段を備え、前記光学手段を介した各基本色の画像を撮影する画像撮影手段と、前記プロジェクタから投影された黒レベル画像を前記撮影手段で撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
前記発明の好ましい態様は、以下の通りである。
・前記算出手段で算出されたオフセット補正データを用いて、前記プロジェクタに入力した画像信号を補正する補正手段をさらに備える。
・前記複数のフィルタ特性の各波長域は、互いにオーバーラップしない。
・前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性に対応した複数のフィルタを有し、該複数のフィルタは機械的操作によって切り替え可能である。
・前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性を電気的に設定可能なチューナブルフィルタを有する。
・前記算出手段は、前記複数のプロジェクタの投影範囲全体にわたって、各基本色のオフセット輝度レベルが各基本色のオフセット光の輝度分布の最大値に等しくなるように、各基本色のオフセット補正データを算出する。
・前記プロジェクタから投影された各基本色の各信号レベルの画像を前記撮影手段で撮影することで得られた各画像の輝度分布に基づいて、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する手段をさらに備える。
・前記光学手段は、650nmから所定波長までの光を透過しないフィルタ特性をさらに有する。
本発明の第2の視点は、複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法であって、前記プロジェクタから黒レベル画像を投影する工程と、前記黒レベル画像を、前記カラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段によって、各基本色の画像に分離する工程と、前記分離された各基本色の画像を撮影する工程と、前記各基本色の画像を撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する工程と、を備えたことを特徴とする。
前記方法において、前記オフセット補正データを算出する工程は、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する工程とともに行われることが好ましい。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの機能的な構成を示したブロック図である。
本実施形態のマルチプロジェクションシステムの基本的な構成は、通常のマルチプロジェクションシステムと同様であり、システム全体の制御を行う制御部11、スクリーン上に投影する画像を表示する画像表示部12、キャリブレーションパターン(キャリブレーション用の画像)を生成するキャリブレーションパターン生成部13、画像表示部12からスクリーン上に投影されたキャリブレーションパターンを撮影する画像撮影部14、撮影されたキャリブレーションパターンに基づいて各種画像補正データを算出する画像補正データ算出部15及び、算出された画像補正データを用いて入力画像データを補正して出力画像データを生成する画像変換部16を備えている。
図2は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの具体的な構成を説明するための説明図である。
パーソナルコンピュータ(PC)21は、図1に示した制御部11、キャリブレーションパターン生成部13及び画像補正データ算出部15の機能を備えたものであり、システム全体の制御を行う他、各種キャリブレーションパターンの生成機能、各種演算機能を備えている。パーソナルコンピュータ21には補助装置22が接続されている。この補助装置22は、図1に示した画像変換部16及び画像表示部12の一部の機能を備えたものである。
プロジェクタ23a、23b及び23cは、図1に示した画像表示部12に対応するものである。プロジェクタ23a、23b及び23cからアーチ型のスクリーン24に投影された各画像は、画像間で繋ぎ目を有するようにして(オーバーラップするようにして)、スクリーン24上で一つの画像として合成される。これらのプロジェクタ23a、23b及び23cからは、スクリーン24上に、通常の画像の他、キャリブレーション時にはキャリブレーションパターンが投影される。なお、図に示した例では、3台のプロジェクタを横方向に配置しているが、プロジェクタの台数や配置の仕方は種々変更可能である。
カメラ25は、図1に示した画像撮影部14に対応するものであり、プロジェクタ23a、23b及び23cからスクリーン24上に投影されたキャリブレーションパターンを撮影する。このカメラ25には、例えばデジタルカメラが用いられる。撮影によって得られた画像データはパーソナルコンピュータ21に送られ、各種画像補正データが算出される。
図3は、図1に示した画像補正データ算出部15及び画像変換部16の詳細を示したブロック図である。
画像補正データ算出部15は、各プロジェクタから投影される画像間の位置関係を補正するためのデータを算出する幾何補正データ算出部31、各プロジェクタから投影される画像の色補正を行うためのデータを算出するマトリックスデータ算出部32、各プロジェクタから投影される画像のゲイン(輝度)を補正するためのデータを算出するゲイン補正データ算出部33、各プロジェクタから投影される画像の黒レベル(オフセットレベル)を補正するためのデータを算出するオフセット補正データ算出部34及び、各プロジェクタから投影される画像のガンマ特性を補正するためのデータを算出するガンマ補正データ算出部35を備えている。この画像補正データ算出部15では、画像撮影部(キャリブレーション用のカメラ)14で撮影された画像の画像データに基づいて、各補正データの算出処理が行われる。
画像変換部16は、幾何補正部41、マトリックス補正部42、ゲイン補正部43、オフセット補正部44及びガンマ補正部45を備えている。この画像変換部16は、画像補正データ算出部15で算出された各補正データを用いて入力画像データ(入力画像信号)に対して各補正処理を行い、補正処理がなされた画像データを出力画像データ(出力画像信号)として出力する。
すなわち、幾何補正データ算出部31、マトリックスデータ算出部32、ゲイン補正データ算出部33、オフセット補正データ算出部34及びガンマ補正データ算出部35で算出された各補正データはそれぞれ、幾何補正データ保存部41a、マトリックスデータ保存部42a、ゲイン補正データ保存部43a、オフセット補正データ保存部44a及びガンマ補正データ保存部45aに送られる。そして、これらの補正データを用いて、幾何補正データ作用部41b、マトリックスデータ作用部42b、ゲイン補正データ作用部43b、オフセット補正データ作用部44b及びガンマ補正データ作用部45bにより、入力画像データに対して補正処理が行われる。
図4は、図2に示したキャリブレーション用のカメラ25の一例を模式的に示した図である。
カメラ25は、CCD等からなる撮像部51、撮像部51に撮影画像を結像させるためのレンズ52、所定の特性を有する複数枚のフィルタ54を備えたフィルタターレット53及び、図2のパーソナルコンピュータ21からの制御信号を受けてフィルタターレット53を制御することで、所望のフィルタ54を撮像部51とレンズ52との間に介在させるフィルタ制御部55を備えている。
フィルタターレット53に設けられた複数枚のフィルタ54のうち、3枚のフィルタは、プロジェクタが投影するカラー画像の基本色(原色)である赤(R)、緑(G)及び青(B)用のフィルタである。これらの3枚のフィルタ54は、オフセットの色むらを補正するために用いられる。ガンマ特性を測定する際に、R用のフィルタを用いることでR成分を、G用のフィルタを用いることでG成分を、B用のフィルタを用いることでB成分を、それぞれ選択的に取得することができる。
このように、フィルタ54をR、G及びBに切り替えることにより、R、G及びBの各信号レベルがいずれもゼロである黒レベル画像(オフセット画像)を投影したときに、オフセット光のR成分、G成分及びB成分を分離して取得することが可能である。したがって、このようにして得られたR、G及びBの各データを用いてオフセット補正を行うことにより、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間の色むら(オフセット光の色むら)を低減することができ、表示品質の向上をはかることができる。
なお、フィルタ54は通常のカラーフィルタでもよいし、狭い波長域の光のみを選択的に透過するバンドパスフィルタでもよい。また、図4に示した例では、R、G及びB用のフィルタの他に2枚のフィルタが設けられている。これら2枚のフィルタは、例えば幾何補正用のフィルタ及びホワイトバランス調整用のフィルタとしてそれぞれ用いられるものであり、必ずしも設ける必要はない。
図5は、図2に示したキャリブレーション用のカメラ25の他の例を模式的に示した図である。
図5に示した例では、図4に示したフィルタターレット53の代わりに、図2のパーソナルコンピュータ21からの制御信号によって透過光の波長域を電気的に切り替えることのできるチューナブルフィルタ56を設けている。このチューナブルフィルタ56には、例えば液晶チューナブルフィルタを用いることができる。チューナブルフィルタ56を用いた場合には、図4に示したような複数のフィルタ54を用いる必要がないため、カメラ25を小型化することが可能である。
図6は、プロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性を示したものである。横軸は波長、縦軸は強度である。
図6に示すように、プロジェクタのR、G及びBの特性に対応するように、フィルタのR、G及びBの特性が設定されている。また、R、G及びBの各フィルタ特性は、それぞれの波長域が互いにオーバーラップしないように設定されている。また、プロジェクタのR、G及びBの特性どうしがオーバーラップしている波長域を含まないように、R、G及びBの各フィルタ特性が設定されている。このような特性を有するプロジェクタを用いることで、オフセット光のR成分、G成分及びB成分を精度良く取得することができる。
なお、測定する信号のS/N比を考慮すると、各フィルタは、プロジェクタのランプの輝線スペクトルを含むような特性を有していることが好ましい。また、各フィルタは、プロジェクタの各波長域をできるだけ広くカバーするような特性を有していることが好ましい。
なお、Rフィルタは、理想的には、図6に示したように650nm以上の波長の光を遮断するものであるが、通常のRフィルタは、図10に示すように、波長650nm以上の光を透過してしまう場合も多い。この場合、波長650nm以上のプロジェクタ光を遮断することができないため、オフセット光のR成分を正確に取得することができず、補正精度の悪化を招くおそれがある。このような場合には、図10に示すような特性を有するフィルタをさらに設けることが望ましい。例えば、図11に示すように、撮像部51とフィルタターレット53との間に波長650nm以上の光を遮断するフィルタ60を設定可能な構造を採用すればよい。これにより、オフセット光のR成分を正確に取得することができ、補正精度の悪化を防止することができる。なお、フィルタ60は、波長650nm以上のプロジェクタ光を遮断できればよく、650nm以上の波長域の光を全て遮断する必要はない。例えば、650nmから780nmまでの波長の光を遮断できる特性を備えていればよい。
図7は、プロジェクタに入力するR、G及びBの各信号レベルがゼロであるオフセット画像を、R、G及びBの各フィルタを用いて撮影したときの、輝度分布を示した図である。横軸は各プロジェクタによって投影される画像の水平方向の座標を、縦軸は輝度を示している。なお、図7の例では、説明の簡単化のため、図2に示した3台のプロジェクタ23a、23b及び23cのうち、2台のプロジェクタ(プロジェクタX、プロジェクタY)について示している。図7に示すように、R、G及びBの輝度比は、プロジェクタ内及びプロジェクタ間で異なっており、これがオフセット光の色むらとなって現れる。
本実施形態では、図8に示すようにして、上述したようなR、G及びBの輝度比の違いに起因して生じるオフセット光の色むらを抑制している。すなわち、R、G及びBそれぞれの目標オフセット輝度レベルが、R、G及びBそれぞれの輝度分布の最大輝度レベルに一致するようにしている。これにより、投影範囲全体にわたってR、G及びBの輝度比が等しくなるため、プロジェクタ内及びプロジェクタ間におけるオフセット光の色むらを抑制することができる。
次に、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの動作を、図9に示したフローチャートを参照して説明する。
まず、図1の画像撮影部(カメラ)14にフィルタRをセットする(S1)。続いて、入力信号の測定階調i(第0階調〜第255階調)を設定する(S2)。続いて、キャリブレーションパターン生成部13により赤色のカラーパッチR(i)を設定し、画像表示部(プロジェクタ)12からスクリーンに全面赤の画像を投影する(S3)。さらに、画像撮影部14によりスクリーンに投影されたRのカラーパッチを撮影し、撮影された画像の画像データをファイルに保存する(S4)。上述したS2〜S4のステップを、測定階調iを順次増加させて繰り返す(S5)。これにより、Rについてのガンマ特性が得られる。
なお、S3及びS4のステップは、入力信号の測定階調iを第0階調から第255階調まで1階調刻みで増加させて行うようにしてもよいが、例えば第0階調、第15階調、第31階調、………、といったように、任意の刻みで増加させて行うようにしてもよい。ただし、最小階調(第0階調)及び最大階調(第255階調)での測定は必ず行うようにする。
次に、画像撮影部14にフィルタGをセットする(S6)。そして、上述したS2〜S5のステップと同様にして、GについてS7〜S10のステップを実行することで、Gについてのガンマ特性を取得する。
さらに、画像撮影部14にフィルタBをセットする(S11)。そして、上述したS2〜S5のステップと同様にして、BについてS12〜S15のステップを実行することで、Bについてのガンマ特性を取得する。
次に、画像補正データ算出部15により、入力信号の第0階調での測定によって得られたデータに基づき、R、G及びBそれぞれについて、図7に示したようなオフセットレベルを画素毎に算出する(S16)。続いて、算出されたオフセットレベルに基づき、図8で説明したような目標オフセットレベルを設定する(S17)。
次に、プロジェクタ番号j(j=0〜P、プロジェクタの台数に対応)を設定する(S18)。続いて、画像補正データ算出部15により、プロジェクタjについてのオフセット補正データを、R、G及びBそれぞれについて算出する。例えば、S16のステップで得られた画素毎のオフセットレベルと、S17のステップで得られた目標オフセットレベルとの差分に対応したデータを、オフセット補正データとして算出する(S19)。さらに、画像変換部16にプロジェクタjのオフセット補正データを保存する(S20)。上述したS18〜S20のステップを、各プロジェクタj(j=0〜P)について順次繰り返す(S21)。
以上のようにして、R、G及びBそれぞれのガンマ特性とともに、R、G及びBそれぞれのオフセット補正データが得られる。
このように、本実施形態では、画像表示部(プロジェクタ)のR、G及びBに対応したR、G及びBのフィルタを画像撮影部(カメラ)に設け、これらのフィルタを順次切り替えてR、G及びBそれぞれのオフセット光データを取得し、取得したオフセット光データを用いてオフセット補正データを算出する。これにより、プロジェクタ内及びプロジェクタ間の色むら(オフセット光の色むら)を低減することができる。
なお、上述した実施形態では、図8に示すように、R、G及びBそれぞれの目標オフセット輝度レベルが、R、G及びBそれぞれの輝度分布の最大輝度レベルに一致するようにしている。したがって、黒の画像が明るく見えてしまうおそれがある。このような場合には、キャリブレーションを行った後、各プロジェクタに同じ透過率を有するNDフィルタを装着するようにしてもよい。このように、NDフィルタを装着することで、画像の輝度を下げることができるため、クリアな黒を表示することができる。また、キャリブレーション後にNDフィルタを装着することで、キャリブレーション時の撮影時間が長くならないようにすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
産業上の利用可能性
本発明によれば、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間の色むらを低減することができ、表示品質に優れたマルチプロジェクションシステムを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの機能的な構成を示したブロック図である。
図2は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの具体的な構成を説明するための説明図である。
図3は、図1に示したマルチプロジェクションシステムの構成の一部について、その詳細を示したブロック図である。
図4は、図2に示したキャリブレーション用のカメラの一例を模式的に示した図である。
図5は、図2に示したキャリブレーション用のカメラの他の例を模式的に示した図である。
図6は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおけるプロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性の一例を示した図である。
図7は、本発明の実施形態に係り、プロジェクタのオフセット光の輝度分布を示した図である。
図8は、本発明の実施形態に係り、オフセット光の輝度分布と目標オフセット輝度との関係を示した図である。
図9は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの動作を示したフローチャートである。
図10は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおけるプロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性の他の例を示した図である。
図11は、図2に示したキャリブレーション用のカメラのさらに他の例を模式的に示した図である。
本発明は、複数台のプロジェクタから投影された画像によって表示を行うマルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法に関する。
背景技術
マルチプロジェクションシステムでは、複数台のプロジェクタからスクリーン上に画像を投影して一つの画像を合成する。そのため、投影された各画像間の繋ぎ目が目立たないようにする等の対策を講じる必要がある。そこで、スクリーン上にキャリブレーション用の画像を投影し、投影された画像をデジタルカメラ等の撮影手段で撮影し、撮影によって得られた画像データに基づいて各種の補正を行っている(例えば、特開2002−72359、特開2002−116500参照)。
プロジェクタからは、R、G、Bの信号レベルがいずれもゼロである黒レベル画像であっても、一定の輝度を有する光が出力されている。したがって、この黒レベルの補正(オフセット補正)を行う必要がある。しかしながら、従来はR、G、Bの各色を分離せずにキャリブレーション用画像の撮影を行っていたため、暗い画像を表示した場合に、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間において色むらが生じ、表示品質の劣化を招いていた。
本発明の目的は、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間での色むらを低減し、表示品質を向上させることが可能なマルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法を提供することである。
発明の開示
本発明の第1の視点は、複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムであって、前記プロジェクタから投影されたカラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段を備え、前記光学手段を介した各基本色の画像を撮影する画像撮影手段と、前記プロジェクタから投影された黒レベル画像を前記撮影手段で撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
前記発明の好ましい態様は、以下の通りである。
・前記算出手段で算出されたオフセット補正データを用いて、前記プロジェクタに入力した画像信号を補正する補正手段をさらに備える。
・前記複数のフィルタ特性の各波長域は、互いにオーバーラップしない。
・前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性に対応した複数のフィルタを有し、該複数のフィルタは機械的操作によって切り替え可能である。
・前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性を電気的に設定可能なチューナブルフィルタを有する。
・前記算出手段は、前記複数のプロジェクタの投影範囲全体にわたって、各基本色のオフセット輝度レベルが各基本色のオフセット光の輝度分布の最大値に等しくなるように、各基本色のオフセット補正データを算出する。
・前記プロジェクタから投影された各基本色の各信号レベルの画像を前記撮影手段で撮影することで得られた各画像の輝度分布に基づいて、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する手段をさらに備える。
・前記光学手段は、650nmから所定波長までの光を透過しないフィルタ特性をさらに有する。
本発明の第2の視点は、複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法であって、前記プロジェクタから黒レベル画像を投影する工程と、前記黒レベル画像を、前記カラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段によって、各基本色の画像に分離する工程と、前記分離された各基本色の画像を撮影する工程と、前記各基本色の画像を撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する工程と、を備えたことを特徴とする。
前記方法において、前記オフセット補正データを算出する工程は、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する工程とともに行われることが好ましい。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの機能的な構成を示したブロック図である。
本実施形態のマルチプロジェクションシステムの基本的な構成は、通常のマルチプロジェクションシステムと同様であり、システム全体の制御を行う制御部11、スクリーン上に投影する画像を表示する画像表示部12、キャリブレーションパターン(キャリブレーション用の画像)を生成するキャリブレーションパターン生成部13、画像表示部12からスクリーン上に投影されたキャリブレーションパターンを撮影する画像撮影部14、撮影されたキャリブレーションパターンに基づいて各種画像補正データを算出する画像補正データ算出部15及び、算出された画像補正データを用いて入力画像データを補正して出力画像データを生成する画像変換部16を備えている。
図2は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの具体的な構成を説明するための説明図である。
パーソナルコンピュータ(PC)21は、図1に示した制御部11、キャリブレーションパターン生成部13及び画像補正データ算出部15の機能を備えたものであり、システム全体の制御を行う他、各種キャリブレーションパターンの生成機能、各種演算機能を備えている。パーソナルコンピュータ21には補助装置22が接続されている。この補助装置22は、図1に示した画像変換部16及び画像表示部12の一部の機能を備えたものである。
プロジェクタ23a、23b及び23cは、図1に示した画像表示部12に対応するものである。プロジェクタ23a、23b及び23cからアーチ型のスクリーン24に投影された各画像は、画像間で繋ぎ目を有するようにして(オーバーラップするようにして)、スクリーン24上で一つの画像として合成される。これらのプロジェクタ23a、23b及び23cからは、スクリーン24上に、通常の画像の他、キャリブレーション時にはキャリブレーションパターンが投影される。なお、図に示した例では、3台のプロジェクタを横方向に配置しているが、プロジェクタの台数や配置の仕方は種々変更可能である。
カメラ25は、図1に示した画像撮影部14に対応するものであり、プロジェクタ23a、23b及び23cからスクリーン24上に投影されたキャリブレーションパターンを撮影する。このカメラ25には、例えばデジタルカメラが用いられる。撮影によって得られた画像データはパーソナルコンピュータ21に送られ、各種画像補正データが算出される。
図3は、図1に示した画像補正データ算出部15及び画像変換部16の詳細を示したブロック図である。
画像補正データ算出部15は、各プロジェクタから投影される画像間の位置関係を補正するためのデータを算出する幾何補正データ算出部31、各プロジェクタから投影される画像の色補正を行うためのデータを算出するマトリックスデータ算出部32、各プロジェクタから投影される画像のゲイン(輝度)を補正するためのデータを算出するゲイン補正データ算出部33、各プロジェクタから投影される画像の黒レベル(オフセットレベル)を補正するためのデータを算出するオフセット補正データ算出部34及び、各プロジェクタから投影される画像のガンマ特性を補正するためのデータを算出するガンマ補正データ算出部35を備えている。この画像補正データ算出部15では、画像撮影部(キャリブレーション用のカメラ)14で撮影された画像の画像データに基づいて、各補正データの算出処理が行われる。
画像変換部16は、幾何補正部41、マトリックス補正部42、ゲイン補正部43、オフセット補正部44及びガンマ補正部45を備えている。この画像変換部16は、画像補正データ算出部15で算出された各補正データを用いて入力画像データ(入力画像信号)に対して各補正処理を行い、補正処理がなされた画像データを出力画像データ(出力画像信号)として出力する。
すなわち、幾何補正データ算出部31、マトリックスデータ算出部32、ゲイン補正データ算出部33、オフセット補正データ算出部34及びガンマ補正データ算出部35で算出された各補正データはそれぞれ、幾何補正データ保存部41a、マトリックスデータ保存部42a、ゲイン補正データ保存部43a、オフセット補正データ保存部44a及びガンマ補正データ保存部45aに送られる。そして、これらの補正データを用いて、幾何補正データ作用部41b、マトリックスデータ作用部42b、ゲイン補正データ作用部43b、オフセット補正データ作用部44b及びガンマ補正データ作用部45bにより、入力画像データに対して補正処理が行われる。
図4は、図2に示したキャリブレーション用のカメラ25の一例を模式的に示した図である。
カメラ25は、CCD等からなる撮像部51、撮像部51に撮影画像を結像させるためのレンズ52、所定の特性を有する複数枚のフィルタ54を備えたフィルタターレット53及び、図2のパーソナルコンピュータ21からの制御信号を受けてフィルタターレット53を制御することで、所望のフィルタ54を撮像部51とレンズ52との間に介在させるフィルタ制御部55を備えている。
フィルタターレット53に設けられた複数枚のフィルタ54のうち、3枚のフィルタは、プロジェクタが投影するカラー画像の基本色(原色)である赤(R)、緑(G)及び青(B)用のフィルタである。これらの3枚のフィルタ54は、オフセットの色むらを補正するために用いられる。ガンマ特性を測定する際に、R用のフィルタを用いることでR成分を、G用のフィルタを用いることでG成分を、B用のフィルタを用いることでB成分を、それぞれ選択的に取得することができる。
このように、フィルタ54をR、G及びBに切り替えることにより、R、G及びBの各信号レベルがいずれもゼロである黒レベル画像(オフセット画像)を投影したときに、オフセット光のR成分、G成分及びB成分を分離して取得することが可能である。したがって、このようにして得られたR、G及びBの各データを用いてオフセット補正を行うことにより、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間の色むら(オフセット光の色むら)を低減することができ、表示品質の向上をはかることができる。
なお、フィルタ54は通常のカラーフィルタでもよいし、狭い波長域の光のみを選択的に透過するバンドパスフィルタでもよい。また、図4に示した例では、R、G及びB用のフィルタの他に2枚のフィルタが設けられている。これら2枚のフィルタは、例えば幾何補正用のフィルタ及びホワイトバランス調整用のフィルタとしてそれぞれ用いられるものであり、必ずしも設ける必要はない。
図5は、図2に示したキャリブレーション用のカメラ25の他の例を模式的に示した図である。
図5に示した例では、図4に示したフィルタターレット53の代わりに、図2のパーソナルコンピュータ21からの制御信号によって透過光の波長域を電気的に切り替えることのできるチューナブルフィルタ56を設けている。このチューナブルフィルタ56には、例えば液晶チューナブルフィルタを用いることができる。チューナブルフィルタ56を用いた場合には、図4に示したような複数のフィルタ54を用いる必要がないため、カメラ25を小型化することが可能である。
図6は、プロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性を示したものである。横軸は波長、縦軸は強度である。
図6に示すように、プロジェクタのR、G及びBの特性に対応するように、フィルタのR、G及びBの特性が設定されている。また、R、G及びBの各フィルタ特性は、それぞれの波長域が互いにオーバーラップしないように設定されている。また、プロジェクタのR、G及びBの特性どうしがオーバーラップしている波長域を含まないように、R、G及びBの各フィルタ特性が設定されている。このような特性を有するプロジェクタを用いることで、オフセット光のR成分、G成分及びB成分を精度良く取得することができる。
なお、測定する信号のS/N比を考慮すると、各フィルタは、プロジェクタのランプの輝線スペクトルを含むような特性を有していることが好ましい。また、各フィルタは、プロジェクタの各波長域をできるだけ広くカバーするような特性を有していることが好ましい。
なお、Rフィルタは、理想的には、図6に示したように650nm以上の波長の光を遮断するものであるが、通常のRフィルタは、図10に示すように、波長650nm以上の光を透過してしまう場合も多い。この場合、波長650nm以上のプロジェクタ光を遮断することができないため、オフセット光のR成分を正確に取得することができず、補正精度の悪化を招くおそれがある。このような場合には、図10に示すような特性を有するフィルタをさらに設けることが望ましい。例えば、図11に示すように、撮像部51とフィルタターレット53との間に波長650nm以上の光を遮断するフィルタ60を設定可能な構造を採用すればよい。これにより、オフセット光のR成分を正確に取得することができ、補正精度の悪化を防止することができる。なお、フィルタ60は、波長650nm以上のプロジェクタ光を遮断できればよく、650nm以上の波長域の光を全て遮断する必要はない。例えば、650nmから780nmまでの波長の光を遮断できる特性を備えていればよい。
図7は、プロジェクタに入力するR、G及びBの各信号レベルがゼロであるオフセット画像を、R、G及びBの各フィルタを用いて撮影したときの、輝度分布を示した図である。横軸は各プロジェクタによって投影される画像の水平方向の座標を、縦軸は輝度を示している。なお、図7の例では、説明の簡単化のため、図2に示した3台のプロジェクタ23a、23b及び23cのうち、2台のプロジェクタ(プロジェクタX、プロジェクタY)について示している。図7に示すように、R、G及びBの輝度比は、プロジェクタ内及びプロジェクタ間で異なっており、これがオフセット光の色むらとなって現れる。
本実施形態では、図8に示すようにして、上述したようなR、G及びBの輝度比の違いに起因して生じるオフセット光の色むらを抑制している。すなわち、R、G及びBそれぞれの目標オフセット輝度レベルが、R、G及びBそれぞれの輝度分布の最大輝度レベルに一致するようにしている。これにより、投影範囲全体にわたってR、G及びBの輝度比が等しくなるため、プロジェクタ内及びプロジェクタ間におけるオフセット光の色むらを抑制することができる。
次に、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの動作を、図9に示したフローチャートを参照して説明する。
まず、図1の画像撮影部(カメラ)14にフィルタRをセットする(S1)。続いて、入力信号の測定階調i(第0階調〜第255階調)を設定する(S2)。続いて、キャリブレーションパターン生成部13により赤色のカラーパッチR(i)を設定し、画像表示部(プロジェクタ)12からスクリーンに全面赤の画像を投影する(S3)。さらに、画像撮影部14によりスクリーンに投影されたRのカラーパッチを撮影し、撮影された画像の画像データをファイルに保存する(S4)。上述したS2〜S4のステップを、測定階調iを順次増加させて繰り返す(S5)。これにより、Rについてのガンマ特性が得られる。
なお、S3及びS4のステップは、入力信号の測定階調iを第0階調から第255階調まで1階調刻みで増加させて行うようにしてもよいが、例えば第0階調、第15階調、第31階調、………、といったように、任意の刻みで増加させて行うようにしてもよい。ただし、最小階調(第0階調)及び最大階調(第255階調)での測定は必ず行うようにする。
次に、画像撮影部14にフィルタGをセットする(S6)。そして、上述したS2〜S5のステップと同様にして、GについてS7〜S10のステップを実行することで、Gについてのガンマ特性を取得する。
さらに、画像撮影部14にフィルタBをセットする(S11)。そして、上述したS2〜S5のステップと同様にして、BについてS12〜S15のステップを実行することで、Bについてのガンマ特性を取得する。
次に、画像補正データ算出部15により、入力信号の第0階調での測定によって得られたデータに基づき、R、G及びBそれぞれについて、図7に示したようなオフセットレベルを画素毎に算出する(S16)。続いて、算出されたオフセットレベルに基づき、図8で説明したような目標オフセットレベルを設定する(S17)。
次に、プロジェクタ番号j(j=0〜P、プロジェクタの台数に対応)を設定する(S18)。続いて、画像補正データ算出部15により、プロジェクタjについてのオフセット補正データを、R、G及びBそれぞれについて算出する。例えば、S16のステップで得られた画素毎のオフセットレベルと、S17のステップで得られた目標オフセットレベルとの差分に対応したデータを、オフセット補正データとして算出する(S19)。さらに、画像変換部16にプロジェクタjのオフセット補正データを保存する(S20)。上述したS18〜S20のステップを、各プロジェクタj(j=0〜P)について順次繰り返す(S21)。
以上のようにして、R、G及びBそれぞれのガンマ特性とともに、R、G及びBそれぞれのオフセット補正データが得られる。
このように、本実施形態では、画像表示部(プロジェクタ)のR、G及びBに対応したR、G及びBのフィルタを画像撮影部(カメラ)に設け、これらのフィルタを順次切り替えてR、G及びBそれぞれのオフセット光データを取得し、取得したオフセット光データを用いてオフセット補正データを算出する。これにより、プロジェクタ内及びプロジェクタ間の色むら(オフセット光の色むら)を低減することができる。
なお、上述した実施形態では、図8に示すように、R、G及びBそれぞれの目標オフセット輝度レベルが、R、G及びBそれぞれの輝度分布の最大輝度レベルに一致するようにしている。したがって、黒の画像が明るく見えてしまうおそれがある。このような場合には、キャリブレーションを行った後、各プロジェクタに同じ透過率を有するNDフィルタを装着するようにしてもよい。このように、NDフィルタを装着することで、画像の輝度を下げることができるため、クリアな黒を表示することができる。また、キャリブレーション後にNDフィルタを装着することで、キャリブレーション時の撮影時間が長くならないようにすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
産業上の利用可能性
本発明によれば、プロジェクタ内或いはプロジェクタ間の色むらを低減することができ、表示品質に優れたマルチプロジェクションシステムを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの機能的な構成を示したブロック図である。
図2は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの具体的な構成を説明するための説明図である。
図3は、図1に示したマルチプロジェクションシステムの構成の一部について、その詳細を示したブロック図である。
図4は、図2に示したキャリブレーション用のカメラの一例を模式的に示した図である。
図5は、図2に示したキャリブレーション用のカメラの他の例を模式的に示した図である。
図6は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおけるプロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性の一例を示した図である。
図7は、本発明の実施形態に係り、プロジェクタのオフセット光の輝度分布を示した図である。
図8は、本発明の実施形態に係り、オフセット光の輝度分布と目標オフセット輝度との関係を示した図である。
図9は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの動作を示したフローチャートである。
図10は、本発明の実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおけるプロジェクタ及びフィルタのスペクトル特性の他の例を示した図である。
図11は、図2に示したキャリブレーション用のカメラのさらに他の例を模式的に示した図である。
Claims (10)
- 複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムであって、
前記プロジェクタから投影されたカラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段を備え、前記光学手段を介した各基本色の画像を撮影する画像撮影手段と、
前記プロジェクタから投影された黒レベル画像を前記画像撮影手段で撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する算出手段と、
を備えたことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。 - 前記算出手段で算出されたオフセット補正データを用いて、前記プロジェクタに入力した画像信号を補正する補正手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記複数のフィルタ特性の各波長域は、互いにオーバーラップしない
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性に対応した複数のフィルタを有し、該複数のフィルタは機械的操作によって切り替え可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記光学手段は、前記複数のフィルタ特性を電気的に設定可能なチューナブルフィルタを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記算出手段は、前記複数のプロジェクタの投影範囲全体にわたって、各基本色のオフセット輝度レベルが各基本色のオフセット光の輝度分布の最大値に等しくなるように、各基本色のオフセット補正データを算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記プロジェクタから投影された各基本色の各信号レベルの画像を前記画像撮影手段で撮影することで得られた各画像の輝度分布に基づいて、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 前記光学手段は、650nmから所定波長までの光を透過しないフィルタ特性をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステム。 - 複数のプロジェクタから投影された複数のカラー画像を繋ぎ合わせて一つのカラー画像を表示するマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法であって、
前記プロジェクタから黒レベル画像を投影する工程と、
前記黒レベル画像を、前記カラー画像を構成する複数の基本色に対応した複数のフィルタ特性を有する光学手段によって、各基本色の画像に分離する工程と、
前記分離された各基本色の画像を撮影する工程と、
前記各基本色の画像を撮影することで得られた各基本色のオフセット光の輝度分布に基づいて、各基本色のオフセット補正データを算出する工程と、
を備えたことを特徴とするマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法。 - 前記オフセット補正データを算出する工程は、前記プロジェクタのガンマ特性を算出する工程とともに行われる
ことを特徴とする請求項9に記載のマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160475 | 2002-05-31 | ||
JP2002160475 | 2002-05-31 | ||
PCT/JP2003/006738 WO2003103298A1 (ja) | 2002-05-31 | 2003-05-29 | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003103298A1 true JPWO2003103298A1 (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=29706547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004510249A Pending JPWO2003103298A1 (ja) | 2002-05-31 | 2003-05-29 | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6824271B2 (ja) |
JP (1) | JPWO2003103298A1 (ja) |
WO (1) | WO2003103298A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005057541A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 分光カメラヘッド |
JP4501481B2 (ja) * | 2004-03-22 | 2010-07-14 | セイコーエプソン株式会社 | マルチプロジェクションシステムのための画像補正方法 |
JP2005303524A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Olympus Corp | キャリブレーション用カメラ装置およびキャリブレーションシステム |
JP2006047531A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Seiko Epson Corp | マルチプロジェクションディスプレイ及びプロジェクタユニット |
US8567953B2 (en) * | 2005-04-26 | 2013-10-29 | Imax Corporation | Systems and methods for projecting composite images |
US20070091277A1 (en) * | 2005-10-26 | 2007-04-26 | Niranjan Damera-Venkata | Luminance based multiple projector system |
DE102006002602A1 (de) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Kalibrierungsverfahren und Kalibrierungssystem |
US9137504B2 (en) * | 2006-06-16 | 2015-09-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for projecting multiple image streams |
US7907792B2 (en) * | 2006-06-16 | 2011-03-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Blend maps for rendering an image frame |
US7854518B2 (en) | 2006-06-16 | 2010-12-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Mesh for rendering an image frame |
US7800628B2 (en) * | 2006-06-16 | 2010-09-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for generating scale maps |
JP5145664B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2013-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 遠隔指示システム |
US7986356B2 (en) * | 2007-07-25 | 2011-07-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for determining a gamma curve of a display device |
US20090027504A1 (en) * | 2007-07-25 | 2009-01-29 | Suk Hwan Lim | System and method for calibrating a camera |
US8328365B2 (en) | 2009-04-30 | 2012-12-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Mesh for mapping domains based on regularized fiducial marks |
US9298071B2 (en) | 2012-07-12 | 2016-03-29 | Cj Cgv Co., Ltd. | Multi-projection system |
US9817305B2 (en) * | 2012-07-12 | 2017-11-14 | Cj Cgv Co., Ltd. | Image correction system and method for multi-projection |
KR101489261B1 (ko) | 2013-08-26 | 2015-02-04 | 씨제이씨지브이 주식회사 | 상영관 파라미터 관리 장치 및 방법 |
JP6244945B2 (ja) * | 2014-01-29 | 2017-12-13 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器 |
DE202015009711U1 (de) | 2014-11-30 | 2019-06-21 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Mit sozialen Medien verknüpftes großformatiges Kinosaaldesign |
US9551161B2 (en) * | 2014-11-30 | 2017-01-24 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Theater entrance |
USD824903S1 (en) * | 2017-07-21 | 2018-08-07 | Solved By Technology Co., Limited | Reflective surround display system |
JP7013896B2 (ja) * | 2018-01-31 | 2022-02-01 | セイコーエプソン株式会社 | 投写システム、投写システムの制御方法、プロジェクター |
JP2021101204A (ja) | 2019-12-24 | 2021-07-08 | セイコーエプソン株式会社 | 制御装置の動作方法、プロジェクターの制御方法およびプロジェクター |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06165200A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-10 | Nikon Corp | 順次式撮像装置 |
JPH0984036A (ja) * | 1995-09-20 | 1997-03-28 | Hitachi Ltd | 投写型ディスプレイ装置とこれを用いたマルチディスプレイ装置,マルチディスプレイシステム |
JP2002034908A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002072359A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Olympus Optical Co Ltd | 画像投影表示装置 |
JP2002152769A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-24 | Nec Corp | 色むら補正装置、その方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
JP2002157588A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像データ処理方法及び装置と該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6456339B1 (en) * | 1998-07-31 | 2002-09-24 | Massachusetts Institute Of Technology | Super-resolution display |
JP2001056517A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Sony Corp | 投射型ディスプレイ装置 |
JP4097874B2 (ja) * | 2000-03-06 | 2008-06-11 | 富士フイルム株式会社 | マルチスペクトル画像の画像圧縮方法および画像圧縮装置 |
JP3703361B2 (ja) * | 2000-03-07 | 2005-10-05 | 株式会社日立製作所 | マルチスクリーン表示装置、表示システム及びこれらに用いるプロジェクタ駆動回路 |
EP1327179A4 (en) * | 2000-06-13 | 2007-11-28 | Panoram Technologies Inc | METHOD AND DEVICE FOR INTEGRATING MULTIPLE PROJECTORS |
WO2002007588A1 (fr) | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Olympus Optical Co., Ltd. | Endoscope |
JP2002116500A (ja) | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Olympus Optical Co Ltd | 画像投影表示装置 |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2004510249A patent/JPWO2003103298A1/ja active Pending
- 2003-05-29 WO PCT/JP2003/006738 patent/WO2003103298A1/ja active Application Filing
-
2004
- 2004-01-23 US US10/764,416 patent/US6824271B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06165200A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-10 | Nikon Corp | 順次式撮像装置 |
JPH0984036A (ja) * | 1995-09-20 | 1997-03-28 | Hitachi Ltd | 投写型ディスプレイ装置とこれを用いたマルチディスプレイ装置,マルチディスプレイシステム |
JP2002034908A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002072359A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Olympus Optical Co Ltd | 画像投影表示装置 |
JP2002152769A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-24 | Nec Corp | 色むら補正装置、その方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
JP2002157588A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像データ処理方法及び装置と該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040150795A1 (en) | 2004-08-05 |
US6824271B2 (en) | 2004-11-30 |
WO2003103298A1 (ja) | 2003-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2003103298A1 (ja) | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 | |
JP3790928B2 (ja) | 画像表示装置における補正データ取得方法およびキャリブレーションシステム | |
JP3766672B2 (ja) | 画像補正データ算出方法 | |
JP3497805B2 (ja) | 画像投影表示装置 | |
US8023014B2 (en) | Method and apparatus for compensating image sensor lens shading | |
JP4126564B2 (ja) | 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 | |
US6814448B2 (en) | Image projection and display device | |
EP1931142B1 (en) | Projector and adjustment method of the same | |
JP2001054131A (ja) | カラー画像表示システム | |
JP2019087794A (ja) | 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム、および、記憶媒体 | |
JP2004015205A (ja) | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 | |
JP2012222669A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP2021101204A (ja) | 制御装置の動作方法、プロジェクターの制御方法およびプロジェクター | |
JP3935802B2 (ja) | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 | |
JPH07239504A (ja) | 大型表示装置 | |
JP2006109380A (ja) | 投射画像色調整方法及びプロジェクタ | |
JP2003018502A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2003149050A (ja) | 測色装置、測色方法、測色制御プログラムおよび測色制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2006108988A (ja) | キャリブレーション装置 | |
JP3911456B2 (ja) | マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法 | |
JP2009071783A (ja) | 補正データ生成システム、補正データ生成方法 | |
US20200045280A1 (en) | Imaging apparatus and endoscope apparatus | |
JP5501884B2 (ja) | 色ずれ補正装置 | |
KR20150088645A (ko) | 촬영 장치, 그 제어 방법, 및 컴퓨터 판독가능 기록매체 | |
JP2023090494A (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060314 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070417 |