JP2001056517A - 投射型ディスプレイ装置 - Google Patents
投射型ディスプレイ装置Info
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- JP2001056517A JP2001056517A JP11233166A JP23316699A JP2001056517A JP 2001056517 A JP2001056517 A JP 2001056517A JP 11233166 A JP11233166 A JP 11233166A JP 23316699 A JP23316699 A JP 23316699A JP 2001056517 A JP2001056517 A JP 2001056517A
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- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光源の切り換えに伴う不具合を未然に防止し得
る投射型ディスプレイ装置を実現し難かった。 【解決手段】投射型ディスプレイ装置において、複数の
光源が設けられ、当該各光源の一つを光学系に対して配
設するように切り換える切換手段と、各光源から発せら
れた光の発光特性に応じた調整用データを記憶する記憶
手段と、調整用データに基づきライトバルブの変調レベ
ルを調整する調整手段とを設け、切換手段によって光源
が切り換えられたとき、当該光源に応じた調整用データ
を記憶手段から読み出して調整手段に設定するようにし
た。
る投射型ディスプレイ装置を実現し難かった。 【解決手段】投射型ディスプレイ装置において、複数の
光源が設けられ、当該各光源の一つを光学系に対して配
設するように切り換える切換手段と、各光源から発せら
れた光の発光特性に応じた調整用データを記憶する記憶
手段と、調整用データに基づきライトバルブの変調レベ
ルを調整する調整手段とを設け、切換手段によって光源
が切り換えられたとき、当該光源に応じた調整用データ
を記憶手段から読み出して調整手段に設定するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投射型ディスプレイ
装置に関し、例えば複数の投射型液晶プロジェクタ装置
を縦横それぞれ所定数並べて構成される投射型のマルチ
スクリーンディスプレイ装置に適用して好適なものであ
る。
装置に関し、例えば複数の投射型液晶プロジェクタ装置
を縦横それぞれ所定数並べて構成される投射型のマルチ
スクリーンディスプレイ装置に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の投射型ディスプレイ装置
としては、例えば液晶パネルを用いてライトバルブを構
成し、メタルハライドランプや、キセノンランプ又は放
電管等の光源ランプから発せられる白色光を赤色、緑色
及び青色の3原色に分離した後、それぞれ対応する3つ
の液晶パネルを画像信号に基づく変調レベルで変調し、
得られた変調光を色合成した後、投射レンズにより拡大
投射してスクリーン上に表示する液晶プロジェクタ装置
がある。
としては、例えば液晶パネルを用いてライトバルブを構
成し、メタルハライドランプや、キセノンランプ又は放
電管等の光源ランプから発せられる白色光を赤色、緑色
及び青色の3原色に分離した後、それぞれ対応する3つ
の液晶パネルを画像信号に基づく変調レベルで変調し、
得られた変調光を色合成した後、投射レンズにより拡大
投射してスクリーン上に表示する液晶プロジェクタ装置
がある。
【0003】またこのような投射型ディスプレイ装置で
は、縦横それぞれ所定数並べた各液晶プロジェクタ装置
のスクリーン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた画
像を表示して、当該各スクリーン全体として1つの画像
を形成するような投射型のマルチスクリーンディスプレ
イ装置を形成することができる。
は、縦横それぞれ所定数並べた各液晶プロジェクタ装置
のスクリーン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた画
像を表示して、当該各スクリーン全体として1つの画像
を形成するような投射型のマルチスクリーンディスプレ
イ装置を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで通常、マルチ
スクリーンディスプレイ装置においては、各々の液晶プ
ロジェクタ装置を予めいわゆるブライト調整や、ホワイ
トバランス調整などによって、その輝度や色合いが等し
くなるように調整している。また液晶プロジェクタ装置
の中には、予め非常時用の光源ランプを備え、使用して
いる光源ランプが切れた場合に、当該光源ランプを非常
時用の光源ランプに切り換えて使用するものもある。
スクリーンディスプレイ装置においては、各々の液晶プ
ロジェクタ装置を予めいわゆるブライト調整や、ホワイ
トバランス調整などによって、その輝度や色合いが等し
くなるように調整している。また液晶プロジェクタ装置
の中には、予め非常時用の光源ランプを備え、使用して
いる光源ランプが切れた場合に、当該光源ランプを非常
時用の光源ランプに切り換えて使用するものもある。
【0005】しかしながらこれら光源ランプは、それぞ
れ個々にスペクトル特性や、輝度などの発光特性が異な
るため、これら光源ランプをそれぞれ同条件で点灯させ
る場合、当該各光源ランプ毎にそれぞれスペクトル特性
や、輝度にばらつきが生じるおそれがあった。
れ個々にスペクトル特性や、輝度などの発光特性が異な
るため、これら光源ランプをそれぞれ同条件で点灯させ
る場合、当該各光源ランプ毎にそれぞれスペクトル特性
や、輝度にばらつきが生じるおそれがあった。
【0006】この結果このような液晶プロジェクタ装置
では、光源ランプを切り換えたときに当該光源ランプの
切り換え前後の発光特性の変化によって、スクリーン上
に表示される画像の輝度や色合い等に変化が生じる問題
があった。
では、光源ランプを切り換えたときに当該光源ランプの
切り換え前後の発光特性の変化によって、スクリーン上
に表示される画像の輝度や色合い等に変化が生じる問題
があった。
【0007】例えばマルチスクリーンディスプレイ装置
の各液晶プロジェクタ装置のうちのいずれか1つの液晶
プロジェクタ装置において、使用していた光源ランプが
経時変化に起因して切れて故障した場合に当該光源ラン
プが非常用の光源ランプに交換されると、当該液晶プロ
ジェクタ装置だけ他とは異なった輝度や、色合いの表示
になり、スクリーンに投影される画像が部分的に不均一
となるおそれがある。この結果展示会などでマルチスク
リーンディスプレイ装置を使用する場合、その調整を短
時間で行うことが困難な問題があった。
の各液晶プロジェクタ装置のうちのいずれか1つの液晶
プロジェクタ装置において、使用していた光源ランプが
経時変化に起因して切れて故障した場合に当該光源ラン
プが非常用の光源ランプに交換されると、当該液晶プロ
ジェクタ装置だけ他とは異なった輝度や、色合いの表示
になり、スクリーンに投影される画像が部分的に不均一
となるおそれがある。この結果展示会などでマルチスク
リーンディスプレイ装置を使用する場合、その調整を短
時間で行うことが困難な問題があった。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、光源の切り換えに伴う不具合を未然に防止し得る投
射型ディスプレイ装置を提案しようとするものである。
で、光源の切り換えに伴う不具合を未然に防止し得る投
射型ディスプレイ装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、投射型ディスプレイ装置におい
て、複数の光源が設けられ、当該各光源の一つを光学系
に対して配設するように切り換える切換手段と、各光源
から発せられた光の発光特性に応じた調整用データを記
憶する記憶手段と、調整用データに基づきライトバルブ
の変調レベルを調整する調整手段とを設け、切換手段に
よって光源が切り換えられたとき、当該光源に応じた調
整用データを記憶手段から読み出して調整手段に設定す
るようにした。
め本発明においては、投射型ディスプレイ装置におい
て、複数の光源が設けられ、当該各光源の一つを光学系
に対して配設するように切り換える切換手段と、各光源
から発せられた光の発光特性に応じた調整用データを記
憶する記憶手段と、調整用データに基づきライトバルブ
の変調レベルを調整する調整手段とを設け、切換手段に
よって光源が切り換えられたとき、当該光源に応じた調
整用データを記憶手段から読み出して調整手段に設定す
るようにした。
【0010】この結果この投射型ディスプレイ装置で
は、切り換えられる前と、後とで光源の発光特性が異な
る場合であっても、スクリーン上に投影される画像光を
常に安定した状態に保つことができる。
は、切り換えられる前と、後とで光源の発光特性が異な
る場合であっても、スクリーン上に投影される画像光を
常に安定した状態に保つことができる。
【0011】また本発明においては、この投射型ディス
プレイ装置を複数用いてマルチスクリーンディスプレイ
装置を形成し、当該各投射型ディスプレイ装置のスクリ
ーン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた部分的な画
像を表示し、これら全体で1つの画像を表す場合に、各
投射型ディスプレイ装置間の相互でそれぞれスクリーン
上に投影される画像光が部分的に不均一となるのを解消
することができる。
プレイ装置を複数用いてマルチスクリーンディスプレイ
装置を形成し、当該各投射型ディスプレイ装置のスクリ
ーン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた部分的な画
像を表示し、これら全体で1つの画像を表す場合に、各
投射型ディスプレイ装置間の相互でそれぞれスクリーン
上に投影される画像光が部分的に不均一となるのを解消
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
施の形態を詳述する。
【0013】(1)本実施の形態による液晶プロジェク
タ装置の構成 図1において、1は全体として本発明を適用した透過型
の液晶プロジェクタ装置を示す。この液晶プロジェクタ
装置1では、画像信号処理部SSの制御に基づき電力が
電源2からバラスト3を介して光源ユニット4の光源ラ
ンプ4Aに与えられる。
タ装置の構成 図1において、1は全体として本発明を適用した透過型
の液晶プロジェクタ装置を示す。この液晶プロジェクタ
装置1では、画像信号処理部SSの制御に基づき電力が
電源2からバラスト3を介して光源ユニット4の光源ラ
ンプ4Aに与えられる。
【0014】この光源ユニット4は、光源ランプ4A及
び非常用の光源ランプ4Bが図示しない回転軸を中心に
当該光源ランプ4A、4Bから後述する光学処理部LS
に対して発する光ビームL1の光軸が、一致するように
回転自在に支持されてなり、バラスト3によって与えら
れた電力に基づいて光源ランプ4Aか発せられた光ビー
ムL1を第1及び第2のフライアイレンズ5、6におい
て輝度を均一化した後、P/Sコンバータ7においてS
偏光波に変換する。
び非常用の光源ランプ4Bが図示しない回転軸を中心に
当該光源ランプ4A、4Bから後述する光学処理部LS
に対して発する光ビームL1の光軸が、一致するように
回転自在に支持されてなり、バラスト3によって与えら
れた電力に基づいて光源ランプ4Aか発せられた光ビー
ムL1を第1及び第2のフライアイレンズ5、6におい
て輝度を均一化した後、P/Sコンバータ7においてS
偏光波に変換する。
【0015】そしてこの光ビームL1を集光レンズ8及
びミラー9を順次介して第1のダイクロイックミラー1
0に導入すると共に、当該第1のダイクロイックミラー
10において光ビームL1の青色成分を分離抽出し、得
られた青色光LB1をミラー11を介して第1の透過型液
晶パネル12に照射する。
びミラー9を順次介して第1のダイクロイックミラー1
0に導入すると共に、当該第1のダイクロイックミラー
10において光ビームL1の青色成分を分離抽出し、得
られた青色光LB1をミラー11を介して第1の透過型液
晶パネル12に照射する。
【0016】また第1のダイクロイックミラー10を透
過した光ビームL2は、この後第2のダイクロイックミ
ラー13に入射し、当該第2のダイクロイックミラー1
3において緑色成分が分離抽出される。そしてこの分離
抽出された光ビームL2の緑色成分でなる緑色光LG1が
第2の透過型液晶パネル14に入射する。
過した光ビームL2は、この後第2のダイクロイックミ
ラー13に入射し、当該第2のダイクロイックミラー1
3において緑色成分が分離抽出される。そしてこの分離
抽出された光ビームL2の緑色成分でなる緑色光LG1が
第2の透過型液晶パネル14に入射する。
【0017】さらに第2のダイクロイックミラー13を
透過した光ビームL2の赤色成分でなる赤色光LR1は、
この後ミラー15、集光レンズ16、ミラー17を順次
介して第3の透過型液晶パネル18に入射する。
透過した光ビームL2の赤色成分でなる赤色光LR1は、
この後ミラー15、集光レンズ16、ミラー17を順次
介して第3の透過型液晶パネル18に入射する。
【0018】このとき第1〜第3の透過型液晶パネル1
2、14、18を用いて構成されるライトバルブには、
外部から与えられる画像信号S1が画像信号処理部SS
により所定の信号処理を施され、得られた青色成分画像
信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色成分画像
信号S2R がそれぞれ対応させて供給される。
2、14、18を用いて構成されるライトバルブには、
外部から与えられる画像信号S1が画像信号処理部SS
により所定の信号処理を施され、得られた青色成分画像
信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色成分画像
信号S2R がそれぞれ対応させて供給される。
【0019】この結果これら第1〜第3の透過型液晶パ
ネル12、14、18にそれぞれ入射した青色光LB1、
緑色光LG1及び赤色光LR1が対応する第1〜第3の透過
型液晶パネル12、14、18において空間光変調さ
れ、得られた画像青色成分光LB2、画像緑色成分光LG2
及び画像赤色成分光LR2がそれぞれプリズム19に入射
する。
ネル12、14、18にそれぞれ入射した青色光LB1、
緑色光LG1及び赤色光LR1が対応する第1〜第3の透過
型液晶パネル12、14、18において空間光変調さ
れ、得られた画像青色成分光LB2、画像緑色成分光LG2
及び画像赤色成分光LR2がそれぞれプリズム19に入射
する。
【0020】そしてこれら画像青色成分光LB2、画像緑
色成分光LG2及び画像赤色成分光LR2は、この後プリズ
ム19において色合成するように重ね合わせられ、かく
して得られた外部から供給された画像信号S1に基づく
カラー画像光LC が投影レンズ20を介してスクリーン
1SC上に結像される。
色成分光LG2及び画像赤色成分光LR2は、この後プリズ
ム19において色合成するように重ね合わせられ、かく
して得られた外部から供給された画像信号S1に基づく
カラー画像光LC が投影レンズ20を介してスクリーン
1SC上に結像される。
【0021】このようにして液晶プロジェクタ装置1に
おいては、供給される画像信号S1に基づく画像をスク
リーン1SCに表示し得るようになされている。
おいては、供給される画像信号S1に基づく画像をスク
リーン1SCに表示し得るようになされている。
【0022】また図2に示すように、かかる構成の液晶
プロジェクタ装置1と同じ構成でなる液晶プロジェクタ
装置1A〜1Iをそれぞれ縦横所定数組み合わせてマル
チスクリーンディスプレイ装置30を形成し、当該各液
晶プロジェクタ装置1A〜1Iのスクリーン1ASC〜1
ISC毎にそれぞれ対応させて分割された画像を表示する
ことにより、マルチスクリーンディスプレイ装置30の
大画面に全体として1つの画像を表示し得るようになさ
れている。
プロジェクタ装置1と同じ構成でなる液晶プロジェクタ
装置1A〜1Iをそれぞれ縦横所定数組み合わせてマル
チスクリーンディスプレイ装置30を形成し、当該各液
晶プロジェクタ装置1A〜1Iのスクリーン1ASC〜1
ISC毎にそれぞれ対応させて分割された画像を表示する
ことにより、マルチスクリーンディスプレイ装置30の
大画面に全体として1つの画像を表示し得るようになさ
れている。
【0023】ここで実際上液晶プロジェクタ装置1で
は、図3に示すように、外部から与えられる画像信号S
1に対して画像信号処理部SSの明るさ調整部21にお
いて、当該画像信号S1に基づく画像の明暗の差の調整
や、当該画像の明度を調整する、いわゆるコントラスト
調整やブライト調整をCPU(Central Processing Uni
t )23の制御に基づいて行い、得られた青色成分画像
信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色成分画像
信号S2R をそれぞれホワイトバランス調整部22に送
出する。
は、図3に示すように、外部から与えられる画像信号S
1に対して画像信号処理部SSの明るさ調整部21にお
いて、当該画像信号S1に基づく画像の明暗の差の調整
や、当該画像の明度を調整する、いわゆるコントラスト
調整やブライト調整をCPU(Central Processing Uni
t )23の制御に基づいて行い、得られた青色成分画像
信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色成分画像
信号S2R をそれぞれホワイトバランス調整部22に送
出する。
【0024】このときホワイトバランス調整部22に
は、CPU23から調整信号S3が与えられ、当該調整
信号S3に基づいて明るさ調整部21から与えられた青
色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤
色成分画像信号S2R のオフセット調整や、ゲイン調整
及びガンマ補正等からなるいわゆるホワイトバランスを
調整してドライブ回路24に送出する。
は、CPU23から調整信号S3が与えられ、当該調整
信号S3に基づいて明るさ調整部21から与えられた青
色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤
色成分画像信号S2R のオフセット調整や、ゲイン調整
及びガンマ補正等からなるいわゆるホワイトバランスを
調整してドライブ回路24に送出する。
【0025】ドライブ回路24は、ホワイトバランス調
整部22から与えられる青色成分画像信号S2B 、緑色
成分画像信号S2G 及び赤色成分画像信号S2R をそれ
ぞれCPU23の制御のもとに光学処理部LSの対応す
る第1〜第3の透過型液晶パネル12、14、18に与
える。
整部22から与えられる青色成分画像信号S2B 、緑色
成分画像信号S2G 及び赤色成分画像信号S2R をそれ
ぞれCPU23の制御のもとに光学処理部LSの対応す
る第1〜第3の透過型液晶パネル12、14、18に与
える。
【0026】そして第1〜第3の透過型液晶パネル1
2、14、18では、所定の光学系29を介して照射さ
れた対応する青色光LB1、緑色光LG1及び赤色光LR1が
それぞれ青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S
2G 及び赤色成分画像信号S2R に基づく変調レベルで
空間光変調され、得られた青色成分画像光LB2、緑色成
分画像光LG2及び赤色成分画像光LR2をプリズム19
(図1)において色合成するように重ね合わせて、得ら
れた画像信号S1に基づくカラー画像光LC を投影レン
ズ20(図1)を介してスクリーン1SC上に結像する。
2、14、18では、所定の光学系29を介して照射さ
れた対応する青色光LB1、緑色光LG1及び赤色光LR1が
それぞれ青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S
2G 及び赤色成分画像信号S2R に基づく変調レベルで
空間光変調され、得られた青色成分画像光LB2、緑色成
分画像光LG2及び赤色成分画像光LR2をプリズム19
(図1)において色合成するように重ね合わせて、得ら
れた画像信号S1に基づくカラー画像光LC を投影レン
ズ20(図1)を介してスクリーン1SC上に結像する。
【0027】因みにCPU23には、光源ユニット4か
らそのとき使用しているのが光源ランプ4Aであるか又
は非常用の光源ランプ4Bであるかを認識するためのラ
ンプ選択信号S4がバス25を介して与えられている。
これによりCPU23は、このランプ選択信号S4に基
づいて、光源ランプ4A又は4Bの発光特性に応じたパ
ラメータでなる調整用データを対応するメモリ26又は
27から読み出し、これを調整信号S3又はS7として
ホワイトバランス調整部22及び電源2に送出する。
らそのとき使用しているのが光源ランプ4Aであるか又
は非常用の光源ランプ4Bであるかを認識するためのラ
ンプ選択信号S4がバス25を介して与えられている。
これによりCPU23は、このランプ選択信号S4に基
づいて、光源ランプ4A又は4Bの発光特性に応じたパ
ラメータでなる調整用データを対応するメモリ26又は
27から読み出し、これを調整信号S3又はS7として
ホワイトバランス調整部22及び電源2に送出する。
【0028】従って例えば電源2の検出部2Aにおい
て、検出している光源ユニット4へ供給する電力の負荷
がなくなると、電源2は、光源ランプ4Aが切れたこと
を認識させる検出信号S5をCPU23に送出する。
て、検出している光源ユニット4へ供給する電力の負荷
がなくなると、電源2は、光源ランプ4Aが切れたこと
を認識させる検出信号S5をCPU23に送出する。
【0029】そしてCPU23は、光源ユニット4の光
源ランプ4Aを非常用の光源ランプ4Bに交換させるラ
ンプ交換制御信号S6を光源ユニット4の切換え駆動部
(図示せず)に送出して光源ランプ4Aを非常用の光源
ランプ4Bに交換させると共に、ランプ選択信号S4に
基づいて光源ランプ4Bの発光特性に応じたパラメータ
でなる調整用データを対応するメモリ27から読み出
し、これを調整信号S7としてホワイトバランス調整部
22及び電源2に送出する。
源ランプ4Aを非常用の光源ランプ4Bに交換させるラ
ンプ交換制御信号S6を光源ユニット4の切換え駆動部
(図示せず)に送出して光源ランプ4Aを非常用の光源
ランプ4Bに交換させると共に、ランプ選択信号S4に
基づいて光源ランプ4Bの発光特性に応じたパラメータ
でなる調整用データを対応するメモリ27から読み出
し、これを調整信号S7としてホワイトバランス調整部
22及び電源2に送出する。
【0030】これによりホワイトバランス調整部22で
は、CPU23から与えられる調整信号S7に基づいて
青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び
赤色成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整す
る。また電源2は、CPU23から与えられる調整信号
S7に基づいて光源ユニット4へ供給する電力を調整
し、光源ランプ4Bの輝度を調整する。
は、CPU23から与えられる調整信号S7に基づいて
青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び
赤色成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整す
る。また電源2は、CPU23から与えられる調整信号
S7に基づいて光源ユニット4へ供給する電力を調整
し、光源ランプ4Bの輝度を調整する。
【0031】このようにして液晶プロジェクタ装置1で
は、光源ランプ4Aが切れて光源ランプ4Bに切り換え
られ、その発光特性が異なった場合においても、スクリ
ーン1SC上に投影されるカラー画像光LC に基づく画像
の画質を常に安定した画質に保つことができる。
は、光源ランプ4Aが切れて光源ランプ4Bに切り換え
られ、その発光特性が異なった場合においても、スクリ
ーン1SC上に投影されるカラー画像光LC に基づく画像
の画質を常に安定した画質に保つことができる。
【0032】従ってかかる構成の液晶プロジェクタ装置
1と同一構成でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜
1Iを所定の位置関係で配置してなるマルチスクリーン
ディスプレイ装置30において、各液晶プロジェクタ装
置1A〜1Iのうちのいずれかで光源ランプ4Aが切れ
て光源ランプ4Bに交換され、その発光特性が異なった
場合、対応する液晶プロジェクタ装置1A〜1Iでは、
上述のように当該発光特性に応じた調整信号S7に基づ
いてホワイトバランスや輝度を調整するようにして、ス
クリーン1ASC〜1ISC上に結像される各カラー画像光
LC に基づく画像の画質がそれぞれ相互で異なるのを未
然に防止することができる。
1と同一構成でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜
1Iを所定の位置関係で配置してなるマルチスクリーン
ディスプレイ装置30において、各液晶プロジェクタ装
置1A〜1Iのうちのいずれかで光源ランプ4Aが切れ
て光源ランプ4Bに交換され、その発光特性が異なった
場合、対応する液晶プロジェクタ装置1A〜1Iでは、
上述のように当該発光特性に応じた調整信号S7に基づ
いてホワイトバランスや輝度を調整するようにして、ス
クリーン1ASC〜1ISC上に結像される各カラー画像光
LC に基づく画像の画質がそれぞれ相互で異なるのを未
然に防止することができる。
【0033】これに加えてこの実施の形態の場合、光源
ランプ4A及び4Bは、使用される時間の経過とともに
発光特性が変化していくため、CPU23では、このよ
うな光源ランプ4A及び4Bの使用時間を計測するタイ
ムカウンタ(図示せず)のカウント結果に基づいて、経
時変化に応じたパラメータでなる調整用データを、これ
がテーブル形式又は近似式により算出される等の方式で
格納されるメモリ28から読み出し、これを調整信号S
8としてホワイトバランス調整部22及び電源2に送出
する。
ランプ4A及び4Bは、使用される時間の経過とともに
発光特性が変化していくため、CPU23では、このよ
うな光源ランプ4A及び4Bの使用時間を計測するタイ
ムカウンタ(図示せず)のカウント結果に基づいて、経
時変化に応じたパラメータでなる調整用データを、これ
がテーブル形式又は近似式により算出される等の方式で
格納されるメモリ28から読み出し、これを調整信号S
8としてホワイトバランス調整部22及び電源2に送出
する。
【0034】これによりホワイトバランス調整部22
は、CPU23から与えられる調整信号S8に基づいて
青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び
赤色成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整す
る。また電源2は、CPU23から与えられる調整信号
S8に基づいて光源ユニット4へ供給する電力を再度調
整し、光源ランプ4Bの光量を調整する。
は、CPU23から与えられる調整信号S8に基づいて
青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び
赤色成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整す
る。また電源2は、CPU23から与えられる調整信号
S8に基づいて光源ユニット4へ供給する電力を再度調
整し、光源ランプ4Bの光量を調整する。
【0035】かくしてマルチスクリーンディスプレイ装
置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1Iにおい
て、それぞれ光源ランプ4Bの発光特性に応じたパラメ
ータに基づいたホワイトバランス調整や輝度調整を、さ
らに光源ランプ4Aが4Bに交換されるまでの使用時間
に伴う経時変化に応じたパラメータに基づいて再度調整
することにより、スクリーン1ASC〜1ISC上に結像さ
れる各カラー画像光LC に基づく画像の明るさをそれぞ
れ相互で均一化させるのをより一層向上させることがで
きる。
置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1Iにおい
て、それぞれ光源ランプ4Bの発光特性に応じたパラメ
ータに基づいたホワイトバランス調整や輝度調整を、さ
らに光源ランプ4Aが4Bに交換されるまでの使用時間
に伴う経時変化に応じたパラメータに基づいて再度調整
することにより、スクリーン1ASC〜1ISC上に結像さ
れる各カラー画像光LC に基づく画像の明るさをそれぞ
れ相互で均一化させるのをより一層向上させることがで
きる。
【0036】(2)液晶プロジェクタ装置1における光
源ランプ交換処理手順 ここで実際上各液晶プロジェクタ装置1では、電源2が
検出部2Aにおいて、検出している光源ユニット4へ供
給する電力の負荷がなくなることにより、検出信号S5
をCPU23に送出すると、CPU23は、図4に示す
光源ランプ交換処理手順RT1をステップSP0におい
て開始し、続くステップSP1において、光源ユニット
4への電力の供給を止めるように電源2を制御する。
源ランプ交換処理手順 ここで実際上各液晶プロジェクタ装置1では、電源2が
検出部2Aにおいて、検出している光源ユニット4へ供
給する電力の負荷がなくなることにより、検出信号S5
をCPU23に送出すると、CPU23は、図4に示す
光源ランプ交換処理手順RT1をステップSP0におい
て開始し、続くステップSP1において、光源ユニット
4への電力の供給を止めるように電源2を制御する。
【0037】この後CPU23は、次のステップSP2
に進んで光源ユニット4の光源ランプ4Aを非常用の光
源ランプ4Bに交換させるランプ交換制御信号S6を光
源ユニット4の切換え駆動部に送出して光源ランプ4A
を非常用の光源ランプ4Bに交換させ、続くステップS
P3に進む。
に進んで光源ユニット4の光源ランプ4Aを非常用の光
源ランプ4Bに交換させるランプ交換制御信号S6を光
源ユニット4の切換え駆動部に送出して光源ランプ4A
を非常用の光源ランプ4Bに交換させ、続くステップS
P3に進む。
【0038】そしてCPU23は、ステップSP3にお
いて、交換した光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整
用データを対応するメモリ27から読み出す。そしてC
PU23は、続くステップSP4に進んで当該調整用デ
ータを調整信号S7としてホワイトバランス調整部22
及び電源2に送出し、当該調整信号S7に基づいて青色
成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色
成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整させると
共に、光源ユニット4へ供給する電力を調整して光源ラ
ンプ4Bの輝度を調整させる。
いて、交換した光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整
用データを対応するメモリ27から読み出す。そしてC
PU23は、続くステップSP4に進んで当該調整用デ
ータを調整信号S7としてホワイトバランス調整部22
及び電源2に送出し、当該調整信号S7に基づいて青色
成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号S2G 及び赤色
成分画像信号S2R のホワイトバランスを調整させると
共に、光源ユニット4へ供給する電力を調整して光源ラ
ンプ4Bの輝度を調整させる。
【0039】またCPU23は、次のステップSP5に
進んで光源ランプ4A及び4Bの使用される時間の経時
変化に応じたパラメータでなる調整用データをメモリ2
8から読み出す。
進んで光源ランプ4A及び4Bの使用される時間の経時
変化に応じたパラメータでなる調整用データをメモリ2
8から読み出す。
【0040】そしてCPU23は、続くステップSP6
に進んで当該調整用データを調整信号S8としてホワイ
トバランス調整部22及び電源2に送出し、当該調整信
号S8に基づいて青色成分画像信号S2B 、緑色成分画
像信号S2G 及び赤色成分画像信号S2R のホワイトバ
ランスを調整させると共に、光源ユニット4へ供給する
電力を調整して光源ランプ4Bの輝度を調整させる。
に進んで当該調整用データを調整信号S8としてホワイ
トバランス調整部22及び電源2に送出し、当該調整信
号S8に基づいて青色成分画像信号S2B 、緑色成分画
像信号S2G 及び赤色成分画像信号S2R のホワイトバ
ランスを調整させると共に、光源ユニット4へ供給する
電力を調整して光源ランプ4Bの輝度を調整させる。
【0041】そしてCPU23は、ステップSP7に進
んで光源ユニット4への電力供給を再開した後、ステッ
プSP8に進んで、この光源ランプ交換処理手順RT1
を終了する。
んで光源ユニット4への電力供給を再開した後、ステッ
プSP8に進んで、この光源ランプ交換処理手順RT1
を終了する。
【0042】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この液晶プロジェクタ装置1で
は、使用時、経時変化に起因して光源ランプ4Aが切れ
ると、これを知らせる光源選択信号としての検出信号S
5に基づいて光源ユニット4が光源ランプ4Aを非常用
として移動自在に取り付けられた光源ランプ4Bに即座
に交換し、当該光源ランプ4Bと光学処理部LSとを位
置決めするように切り換える。
は、使用時、経時変化に起因して光源ランプ4Aが切れ
ると、これを知らせる光源選択信号としての検出信号S
5に基づいて光源ユニット4が光源ランプ4Aを非常用
として移動自在に取り付けられた光源ランプ4Bに即座
に交換し、当該光源ランプ4Bと光学処理部LSとを位
置決めするように切り換える。
【0043】そしてCPU23は、ランプ選択信号S4
に基づいて新たに交換した光源ランプ4Bの発する光ビ
ームL1の発光特性に応じた調整用データを読み出し、
画像データの色合い及び輝度を調整する。
に基づいて新たに交換した光源ランプ4Bの発する光ビ
ームL1の発光特性に応じた調整用データを読み出し、
画像データの色合い及び輝度を調整する。
【0044】このときこの液晶プロジェクタ装置1で
は、ランプ選択信号S4に基づいて切り換えられた非常
用の光源ランプ4Bに応じた調整用データを読み出すこ
とで、切り換えに伴う調整作業を省くことができるの
で、光源ランプ4Aを切り換えた後も即時に、スクリー
ン1SC上に結像されるカラー画像光LC に基づく画像
を、切り換え前の画像のホワイトバランスと略等しい安
定した状態で表示することができる。
は、ランプ選択信号S4に基づいて切り換えられた非常
用の光源ランプ4Bに応じた調整用データを読み出すこ
とで、切り換えに伴う調整作業を省くことができるの
で、光源ランプ4Aを切り換えた後も即時に、スクリー
ン1SC上に結像されるカラー画像光LC に基づく画像
を、切り換え前の画像のホワイトバランスと略等しい安
定した状態で表示することができる。
【0045】従ってこの液晶プロジェクタ装置1では、
非常用の光源ランプ4Bが光源ユニット4に移動自在に
取り付けられているので、別途用意しておいた非常用電
源ランプと交換する場合に比べ光源ランプ4Aの切り換
えを即座に行うことができる。
非常用の光源ランプ4Bが光源ユニット4に移動自在に
取り付けられているので、別途用意しておいた非常用電
源ランプと交換する場合に比べ光源ランプ4Aの切り換
えを即座に行うことができる。
【0046】これと共にこの液晶プロジェクタ装置1で
は、CPU23が新たに交換した光源ランプ4Bの発す
る光ビームL1の発光特性に応じた調整用データに基づ
いて、当該光源ランプ4Bから発せられる光ビームL1
の光量と、交換前の光源ランプ4Aから発せられる光ビ
ームL1の光量とが一致又は近似するように当該光源ラ
ンプ4Bの光量を調整することにより、スクリーン1SC
上に結像されるカラー画像光LC に基づく画像をホワイ
トバランスのみならず、明るさも調整することができる
ため、常に安定した画質に保つことができる。
は、CPU23が新たに交換した光源ランプ4Bの発す
る光ビームL1の発光特性に応じた調整用データに基づ
いて、当該光源ランプ4Bから発せられる光ビームL1
の光量と、交換前の光源ランプ4Aから発せられる光ビ
ームL1の光量とが一致又は近似するように当該光源ラ
ンプ4Bの光量を調整することにより、スクリーン1SC
上に結像されるカラー画像光LC に基づく画像をホワイ
トバランスのみならず、明るさも調整することができる
ため、常に安定した画質に保つことができる。
【0047】またこの液晶プロジェクタ装置1と同一構
造でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜1Iをそれ
ぞれ所定の位置関係で配置し、各スクリーン1ASC〜1
ISC上にそれぞれ対応させて割り当てられた画像の一部
を表示させて、これら全体で元となる1つの画像を表す
マルチスクリーンディスプレイ装置30では、各液晶プ
ロジェクタ装置1A〜1I間相互でそれぞれスクリーン
1ASC〜1ISC上に結像される各カラー画像光LC に基
づく画像に差異を生じさせることなく均一化を図ること
ができ、当該各カラー画像光LC に基づく画像群(以
下、これをマルチ画像と呼ぶ)が部分的に乱れるのを解
消することができる。
造でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜1Iをそれ
ぞれ所定の位置関係で配置し、各スクリーン1ASC〜1
ISC上にそれぞれ対応させて割り当てられた画像の一部
を表示させて、これら全体で元となる1つの画像を表す
マルチスクリーンディスプレイ装置30では、各液晶プ
ロジェクタ装置1A〜1I間相互でそれぞれスクリーン
1ASC〜1ISC上に結像される各カラー画像光LC に基
づく画像に差異を生じさせることなく均一化を図ること
ができ、当該各カラー画像光LC に基づく画像群(以
下、これをマルチ画像と呼ぶ)が部分的に乱れるのを解
消することができる。
【0048】さらにこのマルチスクリーンディスプレイ
装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1IのC
PU23が光源ランプ4A及び4Bの使用される時間の
経時変化に応じたパラメータでなる調整用データをメモ
リ28から読み出し、当該調整用データに基づいて画像
データのホワイトバランスを調整すると共に、光源ラン
プ4Bの輝度を調整する。
装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1IのC
PU23が光源ランプ4A及び4Bの使用される時間の
経時変化に応じたパラメータでなる調整用データをメモ
リ28から読み出し、当該調整用データに基づいて画像
データのホワイトバランスを調整すると共に、光源ラン
プ4Bの輝度を調整する。
【0049】これによりこのようなマルチスクリーンデ
ィスプレイ装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A
〜1Iのスクリーン1ASC〜1ISC上に結像されるカラ
ー画像光LC に基づくマルチ画像の均一化をより一層向
上させることができる。
ィスプレイ装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A
〜1Iのスクリーン1ASC〜1ISC上に結像されるカラ
ー画像光LC に基づくマルチ画像の均一化をより一層向
上させることができる。
【0050】以上の構成によれば、この液晶プロジェク
タ装置1では、光源ランプ4Aに代えて光源ランプ4B
を光学処理部LSと位置決めするように切り換えたとき
に、当該光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整用デー
タに基づきライトバルブの変調レベルを調整することに
より、光源ランプ4Bの発する光ビームL1によってス
クリーン1SC上に投影されるカラー画像光LC に基づく
画像の色合いや明るさを常に安定した状態に保つことが
でき、かくして光源ランプ4Aの切り換えに伴う不具合
を未然に防止し得る液晶プロジェクタ装置1を実現する
ことができる。
タ装置1では、光源ランプ4Aに代えて光源ランプ4B
を光学処理部LSと位置決めするように切り換えたとき
に、当該光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整用デー
タに基づきライトバルブの変調レベルを調整することに
より、光源ランプ4Bの発する光ビームL1によってス
クリーン1SC上に投影されるカラー画像光LC に基づく
画像の色合いや明るさを常に安定した状態に保つことが
でき、かくして光源ランプ4Aの切り換えに伴う不具合
を未然に防止し得る液晶プロジェクタ装置1を実現する
ことができる。
【0051】またこの液晶プロジェクタ装置1と同一構
造でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜1Iをそれ
ぞれ所定の位置関係で配置し、各スクリーン1ASC〜1
ISC上にそれぞれ対応させて割り当てられた各カラー画
像光LC に基づく画像の一部を表示させて、これら全体
で元となる1つの画像を表すマルチスクリーンディスプ
レイ装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1I
間相互でそれぞれスクリーン1ASC〜1ISC上に結像さ
れる画像に差異を生じさせることなく均一化を図ること
ができ、当該各画像からなるマルチ画像が部分的に不均
一となるのを解消することができ、かくして光源ランプ
4Aの切り換えに伴う不具合を未然に防止し得るマルチ
スクリーンディスプレイ装置30を実現することができ
る。
造でなる複数の液晶プロジェクタ装置1A〜1Iをそれ
ぞれ所定の位置関係で配置し、各スクリーン1ASC〜1
ISC上にそれぞれ対応させて割り当てられた各カラー画
像光LC に基づく画像の一部を表示させて、これら全体
で元となる1つの画像を表すマルチスクリーンディスプ
レイ装置30では、各液晶プロジェクタ装置1A〜1I
間相互でそれぞれスクリーン1ASC〜1ISC上に結像さ
れる画像に差異を生じさせることなく均一化を図ること
ができ、当該各画像からなるマルチ画像が部分的に不均
一となるのを解消することができ、かくして光源ランプ
4Aの切り換えに伴う不具合を未然に防止し得るマルチ
スクリーンディスプレイ装置30を実現することができ
る。
【0052】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を液晶プロジ
ェクタ装置1に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は複数の光源としての光
源ランプ4A、4Bを切り換え可能で使用する投射型の
表示装置であれば、この他種々のものに適用することが
できる。
ェクタ装置1に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は複数の光源としての光
源ランプ4A、4Bを切り換え可能で使用する投射型の
表示装置であれば、この他種々のものに適用することが
できる。
【0053】また上述の実施の形態においては、複数の
光源が光学系に対してそれぞれ移動自在に取り付けら
れ、当該各光源のうち選択された光源のみを光学系と位
置決めするように切り換える切換手段として、光源ユニ
ット4の光源ランプ4A、4Bを回転軸を中心に当該光
源ランプ4A、4Bから後述する光学処理部LSに対し
て発する光ビームL1の光軸が、一致するように回転自
在に支持するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、光源ランプ4Aと、4Bとを交換した
前後で、当該光源ランプ4Aと、4Bとの光軸が一致す
るように光源ランプ4Aと、4Bとを交換し得るもので
あれば、例えば光源ランプ4Aと、4Bとを、スライド
させて切り換えるようにしても良く、切換手段として
は、この他種々のものを広く適用することができる。
光源が光学系に対してそれぞれ移動自在に取り付けら
れ、当該各光源のうち選択された光源のみを光学系と位
置決めするように切り換える切換手段として、光源ユニ
ット4の光源ランプ4A、4Bを回転軸を中心に当該光
源ランプ4A、4Bから後述する光学処理部LSに対し
て発する光ビームL1の光軸が、一致するように回転自
在に支持するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、光源ランプ4Aと、4Bとを交換した
前後で、当該光源ランプ4Aと、4Bとの光軸が一致す
るように光源ランプ4Aと、4Bとを交換し得るもので
あれば、例えば光源ランプ4Aと、4Bとを、スライド
させて切り換えるようにしても良く、切換手段として
は、この他種々のものを広く適用することができる。
【0054】さらに上述の実施の形態においては、各光
源ランプ4A、4Bから発せられる光ビームL1の発光
特性に応じたパラメータでなる調整用データを記憶する
記憶手段として、メモリ26、27を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は
使用する光源の発光特性に応じた調整用データを予め記
憶しておくものであれば、記憶手段としては、この他例
えばメモリーカード等の種々のものを広く適用すること
ができ、また光源ランプ4A及び4Bの使用される時間
の経時変化に応じたパラメータでなる調整用データをメ
モリ28に格納するようにしたが、光源ランプ4A及び
4Bの発光特性がほぼ同じである場合、光源ランプ4
A、4Bの発光特性に応じたパラメータでなる調整用デ
ータをメモリ26のみに格納するようにしても良い。
源ランプ4A、4Bから発せられる光ビームL1の発光
特性に応じたパラメータでなる調整用データを記憶する
記憶手段として、メモリ26、27を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は
使用する光源の発光特性に応じた調整用データを予め記
憶しておくものであれば、記憶手段としては、この他例
えばメモリーカード等の種々のものを広く適用すること
ができ、また光源ランプ4A及び4Bの使用される時間
の経時変化に応じたパラメータでなる調整用データをメ
モリ28に格納するようにしたが、光源ランプ4A及び
4Bの発光特性がほぼ同じである場合、光源ランプ4
A、4Bの発光特性に応じたパラメータでなる調整用デ
ータをメモリ26のみに格納するようにしても良い。
【0055】さらに上述の実施の形態においては、光源
ランプ4A又は4Bの使用時間を計測する時間計測手段
として、タイムカウンタ(図示せず)を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は切り換えられる前の光源ランプ4Aの使用時間の経時
変化に応じたパラメータでなる調整用データに基づい
て、ライトバルブの変調レベルを調整するものであれ
ば、この他種々の時間計測手段に適用することができ
る。
ランプ4A又は4Bの使用時間を計測する時間計測手段
として、タイムカウンタ(図示せず)を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は切り換えられる前の光源ランプ4Aの使用時間の経時
変化に応じたパラメータでなる調整用データに基づい
て、ライトバルブの変調レベルを調整するものであれ
ば、この他種々の時間計測手段に適用することができ
る。
【0056】さらに上述の実施の形態においては、調整
手段として画像信号処理部SSのホワイトバランス調整
部22を用い、CPU23から与えられる切り換えられ
た後の光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整信号S8
に基づき、青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号
S2G 及び赤色成分画像信号S2R のホワイトバランス
を調整するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、要は切り換えられた光源に対応させた調
整用データを用いてライトバルブの変調レベルを調整す
るものであれば、この他種々の調整手段を用いることが
できる。
手段として画像信号処理部SSのホワイトバランス調整
部22を用い、CPU23から与えられる切り換えられ
た後の光源ランプ4Bの発光特性に応じた調整信号S8
に基づき、青色成分画像信号S2B 、緑色成分画像信号
S2G 及び赤色成分画像信号S2R のホワイトバランス
を調整するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、要は切り換えられた光源に対応させた調
整用データを用いてライトバルブの変調レベルを調整す
るものであれば、この他種々の調整手段を用いることが
できる。
【0057】さらに上述の実施の形態においては、光源
ランプ4A及び4Bの使用時間に伴う経時変化に応じた
パラメータでなる調整用データに基づいて画像データの
ホワイトバランスの調整や、光源ランプ4Bの輝度の調
整を再度行うようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、光源ランプ4A及び4Bの発光特性に
応じたパラメータでなる調整用データのみに基づいて、
画像データのホワイトバランスの調整や、光源ランプ4
Bの輝度の調整をする場合においても十分な効果を得る
ことができる。
ランプ4A及び4Bの使用時間に伴う経時変化に応じた
パラメータでなる調整用データに基づいて画像データの
ホワイトバランスの調整や、光源ランプ4Bの輝度の調
整を再度行うようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、光源ランプ4A及び4Bの発光特性に
応じたパラメータでなる調整用データのみに基づいて、
画像データのホワイトバランスの調整や、光源ランプ4
Bの輝度の調整をする場合においても十分な効果を得る
ことができる。
【0058】さらに上述の実施の形態においては、液晶
パネルでライトバルブを構成するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタル・マイ
クロミラー・デバイス(DMD)のような反射型の空間
光変調素子等、光源ランプから発せられる光を変調する
デバイスをライトバルブとして用いる場合においても広
く適用することができる。
パネルでライトバルブを構成するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタル・マイ
クロミラー・デバイス(DMD)のような反射型の空間
光変調素子等、光源ランプから発せられる光を変調する
デバイスをライトバルブとして用いる場合においても広
く適用することができる。
【0059】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、投射型デ
ィスプレイ装置において、複数の光源が設けられ、当該
各光源の一つを光学系に対して配設するように切り換え
る切換手段と、各光源から発せられた光の発光特性に応
じた調整用データを記憶する記憶手段と、調整用データ
に基づきライトバルブの変調レベルを調整する調整手段
とを設け、切換手段によって光源が切り換えられたと
き、当該光源に応じた調整用データを記憶手段から読み
出して調整手段に設定するようにしたことにより、切り
換えられる前と、後とで光源の発光特性が異なる場合で
あっても、スクリーン上に投影される画像光を常に安定
した状態に保つことができ、かくして光源の切り換えに
伴う不具合を未然に防止し得る投射型ディスプレイ装置
を実現することができる。
ィスプレイ装置において、複数の光源が設けられ、当該
各光源の一つを光学系に対して配設するように切り換え
る切換手段と、各光源から発せられた光の発光特性に応
じた調整用データを記憶する記憶手段と、調整用データ
に基づきライトバルブの変調レベルを調整する調整手段
とを設け、切換手段によって光源が切り換えられたと
き、当該光源に応じた調整用データを記憶手段から読み
出して調整手段に設定するようにしたことにより、切り
換えられる前と、後とで光源の発光特性が異なる場合で
あっても、スクリーン上に投影される画像光を常に安定
した状態に保つことができ、かくして光源の切り換えに
伴う不具合を未然に防止し得る投射型ディスプレイ装置
を実現することができる。
【0060】また本発明によれば、この投射型ディスプ
レイ装置を複数用いてマルチスクリーンディスプレイ装
置を形成し、当該各投射型ディスプレイ装置のスクリー
ン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた部分的な画像
を表示し、これら全体で1つの画像を表す場合に、各投
射型ディスプレイ装置間の相互でそれぞれスクリーン上
に結像される画像に差異を生じさせることなく均一化を
図ることができるため、当該画像が部分的に不均一とな
るのを解消することができ、かくして光源の切り換えに
伴う不具合を未然に防止し得る投射型ディスプレイ装置
を実現することができる。
レイ装置を複数用いてマルチスクリーンディスプレイ装
置を形成し、当該各投射型ディスプレイ装置のスクリー
ン毎にそれぞれ対応させて割り当てられた部分的な画像
を表示し、これら全体で1つの画像を表す場合に、各投
射型ディスプレイ装置間の相互でそれぞれスクリーン上
に結像される画像に差異を生じさせることなく均一化を
図ることができるため、当該画像が部分的に不均一とな
るのを解消することができ、かくして光源の切り換えに
伴う不具合を未然に防止し得る投射型ディスプレイ装置
を実現することができる。
【図1】本実施の形態による液晶プロジェクタ装置の構
成を示す光路図である。
成を示す光路図である。
【図2】液晶プロジェクタ装置を用いたマルチスクリー
ンディスプレイ装置の構成を示す略線的斜視図である。
ンディスプレイ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図3】本実施の形態による液晶プロジェクタ装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】光源ランプ交換処理手順を示すフローチャート
である。
である。
1A〜1I……液晶プロジェクタ装置、1ASC〜1ISC
……スクリーン、2……電源、2A……検出部、3……
バラスト、4……光源ユニット、4A、4B……光源ラ
ンプ、12、14、18……透過型液晶パネル、21…
…明るさ調整部、22……ホワイトバランス調整部、2
3……CPU、24……ドライブ回路、25……バス、
26、27、28……メモリ、29……光学系、30…
…マルチスクリーンディスプレイ装置、SS……画像信
号処理部、RT1……光源ランプ交換処理手順、L1、
L2……光ビーム、S1、……画像信号、S3、S7、
S8……調整信号、S4……ランプ選択信号、S5……
検出信号、S6……ランプ交換制御信号。
……スクリーン、2……電源、2A……検出部、3……
バラスト、4……光源ユニット、4A、4B……光源ラ
ンプ、12、14、18……透過型液晶パネル、21…
…明るさ調整部、22……ホワイトバランス調整部、2
3……CPU、24……ドライブ回路、25……バス、
26、27、28……メモリ、29……光学系、30…
…マルチスクリーンディスプレイ装置、SS……画像信
号処理部、RT1……光源ランプ交換処理手順、L1、
L2……光ビーム、S1、……画像信号、S3、S7、
S8……調整信号、S4……ランプ選択信号、S5……
検出信号、S6……ランプ交換制御信号。
Claims (6)
- 【請求項1】光源から光学系を介して発せられた光を、
ライトバルブによって画像信号に基づく変調レベルで変
調して、得られた画像光をスクリーン上に投影する投射
型ディスプレイ装置において、 複数の上記光源が設けられ、当該各光源の一つを上記光
学系に対して配設するように切り換える切換手段と、 各上記光源から発せられた上記光の発光特性に応じた調
整用データを記憶する記憶手段と、 上記調整用データに基づき上記ライトバルブの上記変調
レベルを調整する調整手段とを具え、 上記切換手段によって上記光源が切り換えられたとき、
当該光源に応じた上記調整用データを上記記憶手段から
読み出して上記調整手段に設定することを特徴とする投
射型ディスプレイ装置。 - 【請求項2】上記調整用データは、 各上記光源から発せられた光の発光特性に応じた輝度及
び又は色合いを調整するデータでなることを特徴とする
請求項1に記載の投射型ディスプレイ装置。 - 【請求項3】上記切換手段により切り換えられる前の上
記光源の使用時間を計測する時間計測手段を具え、 上記調整用データは、 各上記光源の経時変化に応じた調整用データを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の投射型ディスプレイ装
置。 - 【請求項4】上記切換手段は、各上記光源が上記光学系
に対して移動自在に取り付けられてなることを特徴とす
る請求項1に記載の投射型ディスプレイ装置。 - 【請求項5】上記切換手段によって各上記光源が切り換
えられたとき、切り換えられた後の光源を示す光源選択
信号に基づき、当該光源に応じた上記調整用データを読
み出すことを特徴とする請求項1に記載の投射型ディス
プレイ装置。 - 【請求項6】上記投射型ディスプレイ装置は、マルチス
クリーンディスプレイ装置の一部を構成することを特徴
とする請求項1に記載の投射型ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233166A JP2001056517A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 投射型ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233166A JP2001056517A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 投射型ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001056517A true JP2001056517A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16950766
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