JPWO2003058942A1 - 無線lan通信装置及び無線lan通信システム - Google Patents
無線lan通信装置及び無線lan通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2003058942A1 JPWO2003058942A1 JP2003559132A JP2003559132A JPWO2003058942A1 JP WO2003058942 A1 JPWO2003058942 A1 JP WO2003058942A1 JP 2003559132 A JP2003559132 A JP 2003559132A JP 2003559132 A JP2003559132 A JP 2003559132A JP WO2003058942 A1 JPWO2003058942 A1 JP WO2003058942A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- wireless
- wireless lan
- unit
- wireless communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/24—Accounting or billing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M15/00—Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M15/00—Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
- H04M15/38—Charging, billing or metering by apparatus other than mechanical step-by-step counter type
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M15/00—Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
- H04M15/80—Rating or billing plans; Tariff determination aspects
- H04M15/8044—Least cost routing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M15/00—Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
- H04M15/80—Rating or billing plans; Tariff determination aspects
- H04M15/8083—Rating or billing plans; Tariff determination aspects involving reduced rates or discounts, e.g. time-of-day reductions or volume discounts
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2215/00—Metering arrangements; Time controlling arrangements; Time indicating arrangements
- H04M2215/01—Details of billing arrangements
- H04M2215/0184—Details of billing arrangements involving reduced rates or discounts, e.g. time-of-day reductions, volume discounts, cell discounts, group billing, frequent calling destination(s) or user history list
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2215/00—Metering arrangements; Time controlling arrangements; Time indicating arrangements
- H04M2215/20—Technology dependant metering
- H04M2215/2033—WLAN
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2215/00—Metering arrangements; Time controlling arrangements; Time indicating arrangements
- H04M2215/32—Involving wireless systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2215/00—Metering arrangements; Time controlling arrangements; Time indicating arrangements
- H04M2215/42—Least cost routing, i.e. provision for selecting the lowest cost tariff
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2215/00—Metering arrangements; Time controlling arrangements; Time indicating arrangements
- H04M2215/74—Rating aspects, e.g. rating parameters or tariff determination apects
- H04M2215/745—Least cost routing, e.g. Automatic or manual, call by call or by preselection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W48/00—Access restriction; Network selection; Access point selection
- H04W48/18—Selecting a network or a communication service
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
無線LAN通信装置は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置からの発呼を受信するための無線通信接続部と、着呼の電話番号から複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線を選択するための選択部と、該選択された通信回線に上記発呼の無線通信装置を接続するためのインターフェース部と、を有する。
Description
技術分野
本発明は複数の無線通信装置を無線LAN(Local Area Network)を介して接続するための無線LAN通信装置及びシステムに関し、特に、携帯電話を無線LANによって接続するための無線LAN通信装置及びシステムに関する。
背景技術
現在、セルラー式移動電話、PHS等の様々な形式の移動通信が使用されている。移動通信事業には、複数の事業者が参入しており、事業者毎に料金体系及びサービス内容が異なる。固定通信事業、長距離通信事業及び国際通信事業も、複数の事業者が参入しており、料金及びサービスの競争を行っている。通信事業者のなかには、移動通信事業ばかりでなく、固定電話通信事業又は長距離通信事業を行っている者もある。
ユーザは、複数の通信事業者の提供する通信サービスより最良の通信事業者を選択して通信を行う。ユーザの選択の基準として、最も一般的なのは料金である。通話料金は、通常、発呼側の負担である。従がって、ユーザは、発呼の場合に、最も安い通信事業者又は通信サービスを選択する。着呼の場合には、通話料金が課せられないから、回線を選択する必要がない。
一般に、移動通信の料金は、基本料金及び通話料金とも、固定電話の料金より高い。移動通信では、位置登録等の膨大な量のデータを管理しなければならず、このデータ管理に要する費用は、基本料金として加入者の負担となる。しかも、データ管理費用は、加入者が増加すると増加する。
発呼側の通信端末と着呼側の通信端末が異なる事業者によって運営されている場合には、発呼側の通信端末と着呼側の通信端末が同一事業者によって運営されている場合より、料金が高い傾向がある。従がって、携帯端末が、複数の事業者の移動通信を利用することができるように構成されている場合には、ユーザは、発呼側の事業者と着呼側の事業者が同一となるように、発呼側の事業者を選択することができる。しかしながら、この場合、ユーザは事業者毎に基本料金を支払わなければならない。従がって、そのような携帯電話の実現の可能性は低い。
長距離通信の場合、ユーザは、LCR(Least Cost Routing)機能を利用して最低料金の回線を選択することができる。LCR機能は、発呼側の電話番号から着呼側の電話番号までの通話料金が最も安い通信事業者の回線を自動的に選択するものである。LCR機能を実現する方法として、PBX(構内交換機)にソフトウエアを組み込む方法と、電話機にLCR装置を設ける方法がある。学校、会社等のように複数の電話機を使用する場合には、PBXにLCR機能を設けるが、単一の電話機にLCR機能を付与する場合には、加入者の電話機にLCR装置を設ける。
一方、比較的狭い領域内に分散した通信装置を無線通信によって接続する無線LANが様々な方法又は態様にて使用されている。無線LANに使用する無線通信方式として、例えば、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetooth等が知られている。
通信サービスは多数の通信事業者によって提供され、複雑な料金体系を構成している。ユーザが、複数の通信事業者及び通信サービスより最適なものを選択するのは困難である。
従がって、本発明の目的は、ユーザが特に選択又は判断することなく、携帯電話を最適な通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
本発明の目的は、ユーザが特に選択又は判断することなく、携帯電話を最も料金が安い通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
本発明の目的は、最も少ない設備投資により、ユーザが携帯電話を最適な通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
発明の開示
本発明の無線LAN通信装置は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置からの発呼を受信するための無線通信接続部と、
着呼の電話番号に基づいて複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線を選択するための選択部と、
該選択された通信回線に上記発呼の無線通信装置を接続するためのインターフェース部と、を有する。
従がって、無線通信装置のユーザは、無線LAN通信装置が管理する無線エリア内より発呼するとき、特別な装置を設けることなく且つ特別に複雑な手順を行うことなく、最も安い通信回線を利用することができる。
更に、他の例では、上記インターフェース部は複数の通信事業者のサーバに専用回線によって接続されている。したがって、迅速に、通信事業者の通信回線に接続することができる。
更に、無線LAN通信装置は、通信ネットワークを介して複数の他の無線LAN通信装置に接続され、自己の無線エリア内に存在する無線通信装置からの発呼を上記複数の他の無線LAN通信装置のいずれかの無線エリア内の着呼に接続するように構成されている。
この例では、無線LAN通信装置を運営又は管理する2次オペレータは、自己の無線エリア内に存在する無線通信装置のユーザに対して、他の2次オペレータの運営又は管理する他の無線LAN通信装置に接続された通信回線を提供することができる。ユーザにとっても、複数の2次オペレータが運営又は管理する無線LAN通信装置に接続された通信回線を利用することができる利点がある。
本発明の無線LAN通信システムは、複数の通信事業者が提供する通信回線に通信ネットワークにより接続された中央無線LAN通信装置と、該中央無線LAN通信装置に接続された複数の基地局無線LAN通信装置と、を有し、該基地局無線LAN通信装置の各々は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置と無線通信によって接続することが可能であり、上記複数の無線通信装置のいずれかのから発呼があったとき、着呼の電話番号に基づいて上記複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線が選択され、上記発呼は、該選択された通信回線に接続されるように構成されている。
本発明の携帯型無線通信機は、セルラー式無線通信システムを使用するためのセルラー無線通信部と近距離無線通信システムを使用するための近距離無線通信部と上記セルラー無線通信部及び近距離無線通信部を制御するための制御部とを有し、該制御部は、近距離無線通信システムを介して無線通信を行う場合には、上記セルラー無線通信部の機能を切断し、上記近距離無線通信部の機能のみを作動させ、近距離無線通信システムを使用しない場合には、上記近距離無線通信部の機能を切断し、上記セルラー無線通信部の機能のみを作動させるように構成されている。
発明を実施するための最良の形態
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1を参照して本発明の第1の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは無線LAN通信装置10を有し、この無線LAN通信装置10は、自己が管理する無線LAN領域内にある複数の携帯型無線通信機21、22、23…と無線LAN20によって接続されている。
無線LAN通信装置10との間の無線通信は、比較的狭い領域において通信可能な近距離無線通信システムであればどのようなものであってもよく、例えば、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetoothがある。
図示のように、本例の無線LAN通信装置10は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23と無線通信するための無線通信接続部12と無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼があったとき、着呼者の電話番号より、最適な通信回線を選択する選択部14と、発呼者の通信回線を着呼者の通信回線に接続するためのインターフェース部16とアンテナ18A、18B、18C、…とを有する。選択部14は、既知のLCR(最低料金回線選択機能)によって最適な通信回線を選択してよい。
無線LAN通信装置10は、複数の通信事業者A、B、Cの通信回線31、32、33、…と接続することができるように構成されている。アンテナ18A、18B、18C、…は、複数の通信事業者A、B、Cの通信回線31、32、33、…に対応している。例えば、第1の通信事業者Aの通信回線31に接続する場合には、第1のアンテナ18Aが使用され、第2の通信事業者Bの通信回線32に接続する場合には、第2のアンテナ18Bが使用される。通信事業者は、移動通信事業者、固定電話通信事業者、長距離通信事業者、国際通信事業者、データ通信事業者等を含む。無線LAN領域内の無線通信機21、22、23は、複数の通信事業者の提供する通信サービスのいずれかを利用することができる。
本例の無線LAN通信装置10によると、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23から発呼があったとき、選択部14は、着呼者の電話番号より、最適な通信事業者A、B、C、…の通信回線31、32、33、…を検出する。最適な通信回線31、32、33は、LCR(最低料金回線選択機能)により選択した最も料金が安いものであってよい。着呼側の通信事業者が検出されると、それに対応したアンテナより、発呼が送信される。
尚、図示していないが、無線LAN通信装置10は、課金情報を記憶するための課金情報記憶装置を有する。課金情報記憶装置には、ユーザの個人的情報とユーザの有する携帯型無線通信機の電話番号、契約している通信事業者名、使用履歴等が記憶されている。
図2を参照して、携帯型無線通信機21、22、23の例を説明する。本例の携帯型無線通信機21、22、23は、セルラー式移動電話、PHS、PDA等の携帯電話機に、比較的狭い領域において通信可能な近距離無線通信機システム用の通信機能を備えたものであればよい。近距離無線通信機システムとして、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetoothがある。図示の例では、携帯型無線通信機21は、近距離無線通信機21Aとセルラー無線通信機21Bと制御部21Cとを有する。
制御部21Cは、近距離無線通信機21Aとセルラー無線通信機21Bの機能を制御する。近距離無線通信システムを介して、携帯型無線通信機21と無線LAN通信装置10との間の無線通信を行う場合には、セルラー無線通信機21Bの機能は切断され、近距離無線通信機21Aの機能のみが作動する。即ち、制御部21Cは、発呼が、無線LAN通信装置10を介して、着呼者の通信回線に接続されたことを確認すると、セルラー無線通信機21Bの機能を切断する。逆に、本例の無線LAN通信システムを使用しない場合には、近距離無線通信機21Aの機能は切断され、セルラー無線通信機21Bの機能のみが作動する。
図3を参照して説明する。先ず、ステップS101にて、無線通信接続部12は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼を受信すると、次に、ステップS102にて、着呼者の電話番号より接続すべき最適な通信回線を選択する。着呼者の電話番号には、通常、通信方式、通信事業者等を識別する識別番号が含まれている。最適な通信回線は、例えば、通話料金が最も安い回線である。ステップS103にて、選択した通信回線に対応したアンテナより、発呼を送信する。発呼者の電話が着呼者の電話に接続されると本処理は終了する。
上述の例では、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23から発呼があった場合を説明した。無線LAN領域内の無線通信機21、22、23に対して着呼があった場合には、無線通信接続部12は無線LAN領域内の無線通信装置に対して着呼を発信する。尚、無線通信機21、22、23に対する着呼を接続する場合には、本例の無線LAN通信システムを使用してもよいが、上述のように、着呼側には通話料が課せられないので、本例の無線LAN通信システムを使用しなくてもよい。
図4を参照して、本発明の第2の例について説明する。本例の無線LAN通信装置10は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23と無線通信するための無線通信接続部12と無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼があったとき着呼者の電話番号より、最適な通信回線を選択する選択部14と、複数の通信事業者のサーバに専用回線によって接続されたインターフェース部16と、を有する。選択部14は、既知のLCR(最低料金回線選択機能)によって最適な回線を選択してよい。
本例によると、無線LAN通信装置10は、複数の通信事業者A、B、C、…のサーバ41、42、43、…に専用回線を介して接続されている。従がって、選択部14によって最適な通信回線が選択されると、発呼はインターフェース部18を介して、選択された通信回線を有する通信事業者のサーバに接続される。
図5及び図6を参照して、通話料の流れを説明する。ここでは説明を簡単化するために、通話料は基本料金を含むものとして説明する。図5を参照して説明する。図1の第1の例では、無線通信装置21、22、23のユーザ51は契約している通信事業者に自己の無線通信装置の通話料を支払うと同時に、無線LAN通信装置10の管理者52、即ち、無線LAN通信システムの運用者に対して無線LANの使用料Xを支払う。一方、無線LAN通信システムの運用者52は契約している複数の通信事業者53に通話料及び回線使用料Yを支払う。無線LAN通信システムの運用者52は、ユーザ51からの無線LANの使用料Xと複数の通信事業者53に支払う通話料及び回線使用料Yの差X−Yが利益となる。
図6を参照して説明する。本例では、無線通信装置21、22、23のユーザ51は、自己の無線通信装置の通話料と無線LANの使用料の合計を、無線LAN通信システムの運用者52に支払う。無線LAN通信システムの運用者52は無線通信装置の通話料と回線の使用料の合計を契約している通信事業者53に支払う。無線LAN通信システムの運用者52は、無線通信装置のユーザ51から徴収した料金と契約している通信事業者53に支払った料金の差額を利益として得る。
図7を参照して本発明の第3の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは、中央無線LAN通信装置10と複数の基地局無線LAN通信装置10A、10B、10C、10D…とを含む。図示のように、無線LAN通信装置10、10A、10B、10C、10D…は1つ又は複数の無線LAN20A、20B、20C、20E、20F…を有する。各無線LANは図示しない複数の無線通信機21、22、23を含む。中央無線LAN通信装置10は複数の通信事業者の回線31、32、33、34に接続されている。
ここでは回線31、32、33、34を有する通信事業者を1次オペレータ、無線LAN通信装置10、10A、10B、10Cの運営者を2次オペレータ、基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cの設置場所の運営者を3次オペレータとする。
本例の無線LAN通信システムの運営者は2次オペレータであり、この2次オペレータが、1次オペレータである通信事業者と契約し、通信回線31、32、33、34を使用する。中央無線LAN通信装置10と通信事業者の回線31、32、33、34との間の接続は、図1に示した例のように、通信ネットワークを介した接続であってよいが、図3に示した例のように、専用回線及びサーバを介した接続であってよい。
2次オペレータは、3次オペレータに基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cを貸与し又は販売する。中央無線LAN通信装置10と基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cの間の接続は、2次オペレータが管理する専用回線によってなされてよいが、1次オペレータより貸与された光ファイバ網、メタル通信網であってよい。
2次オペレータは、本無線LAN通信事業のフランチャザであり、3次オペレータはそのフランチャイジであってよい。2次オペレータは3次オペレータを管理し、3次オペレータより、所定のロイヤリティを徴収してよい。
3次オペレータは、例えば、ハンバーガー会社、テーマパーク、遊園地、コンビニエンスストア等である。テーマパークや遊園地の場合には、単一の無線LANが使用されるが、ハンバーガー会社やコンビニエンスストアのように、複数の無線LANを管理してもよい。
3次オペレータとしてハンバーガーショップを例として説明する。ハンバーガーショップの各店舖内には基地局無線LAN通信装置が設置される。各店舗の基地局無線LAN通信装置は中央無線LAN通信装置に接続されている。ハンバーガーショップの客が店内にて携帯電話を使用する場合、発呼はその店舗内を無線LAN通信10Aに接続され、更に、中央無線LAN通信装置に接続される。中央無線LAN通信装置は、最適な、即ち、最も通話料が安い回線を選択し、発呼を接続する。
ユーザは、通信事業者に通話料を支払うと共に、ハンバーガーショップに無線LAN使用料を支払う。勿論、ハンバーガーショップは、顧客に対するサービスとして、無線LAN使用料を無料にしてよい。しかしながら、ハンバーガーショップは無線LAN通信システムの運用者にシステムの使用料を支払う。
図8を参照して本発明の他の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは、複数の無線LAN通信装置10A、10Bを含み、これらは同一の2次オペレータによって管理又は運営されてよいが、それぞれ異なる2次オペレータによって管理又は運営されてよい。ここでは、複数の無線LAN通信装置10A、10Bが異なる2次オペレータによって管理又は運営されている場合を説明する。
これらの無線LAN通信装置10A、10Bは通信ネットワークによって接続されている。各無線LAN通信装置10A、10Bは1次オペレータである通信事業者の回線31、32又は31、32、33に接続されている。各無線LAN通信装置10A、10Bは自己の無線LAN20A、20Bにそれぞれ接続されている。各無線LAN20A、20Bは無線通信領域内の携帯型無線通信機21、22、23と無線通信によって接続される。
例えば、第1の無線LAN20Aの携帯型無線通信機21からの発呼は、第1の無線LAN通信装置10Aを経由して、第1の無線LAN通信装置10Aに接続されている通信事業者の回線31、32のいずれかに接続される。しかしながら、最適な回線、即ち、最も通話料が安い通信回線が、第1の無線LAN通信装置10Aに接続された回線ではなく、第2の無線LAN通信装置に接続された回線である場合には、携帯型無線通信機21からの発呼は、通信ネットワークを介して、第2の無線LAN通信装置に接続された回線に接続される。
本例では、第1の無線LAN通信装置10Aの運営者である第1の2次オペレータは、第1の無線LAN20Aの利用者に対して、第1の無線LAN通信装置10Aに接続された通信事業者の通信回線ばかりでなく第2の無線LAN通信装置10Bに接続された通信事業者の通信回線を提供することができる。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、セルラー式移動通信端末等の携帯電話を利用する場合に、ユーザは特別に複雑な装置、例えば、LCR装置を設けることなく、最も通話料が安い通信回線を使用することができる利点がある。
本発明によれば、セルラー式移動通信端末等の携帯電話を利用する場合に、ユーザは特別に複雑な手続き又は操作をすることなく、最も通話料が安い通信回線を使用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の無線LAN通信システムの第1の例を示す図である。
図2は、本発明の携帯型無線通信機の例を示す図である。
図3は、本発明の無線LAN通信装置の第1の例の動作の流れを示す流れ図である。
図4は、本発明の無線LAN通信システムの第2の例を示す図である。
図5は、本発明の無線LAN通信システムにおける料金体系の流れ示すブロック図である。
図6は、本発明の無線LAN通信システムにおける料金体系の他の例の流れ示すブロック図である。
図7は、本発明の無線LAN通信システムの第3の例を示す図である。
図8は、本発明の無線LAN通信システムの第4の例を示す図である。
符号の説明
10、10A、10B、10C…無線LAN装置、12…無線通信接続部、14…選択部、16…インターフェース部、20、20A、20B、20C…無線LAN、21、22、23、24…携帯端末、31、32、33、34…通信事業者の回線、41、42、43、44…通信事業者のサーバ、51…ユーザ、52…無線LANの運営者、53…通信事業者、
本発明は複数の無線通信装置を無線LAN(Local Area Network)を介して接続するための無線LAN通信装置及びシステムに関し、特に、携帯電話を無線LANによって接続するための無線LAN通信装置及びシステムに関する。
背景技術
現在、セルラー式移動電話、PHS等の様々な形式の移動通信が使用されている。移動通信事業には、複数の事業者が参入しており、事業者毎に料金体系及びサービス内容が異なる。固定通信事業、長距離通信事業及び国際通信事業も、複数の事業者が参入しており、料金及びサービスの競争を行っている。通信事業者のなかには、移動通信事業ばかりでなく、固定電話通信事業又は長距離通信事業を行っている者もある。
ユーザは、複数の通信事業者の提供する通信サービスより最良の通信事業者を選択して通信を行う。ユーザの選択の基準として、最も一般的なのは料金である。通話料金は、通常、発呼側の負担である。従がって、ユーザは、発呼の場合に、最も安い通信事業者又は通信サービスを選択する。着呼の場合には、通話料金が課せられないから、回線を選択する必要がない。
一般に、移動通信の料金は、基本料金及び通話料金とも、固定電話の料金より高い。移動通信では、位置登録等の膨大な量のデータを管理しなければならず、このデータ管理に要する費用は、基本料金として加入者の負担となる。しかも、データ管理費用は、加入者が増加すると増加する。
発呼側の通信端末と着呼側の通信端末が異なる事業者によって運営されている場合には、発呼側の通信端末と着呼側の通信端末が同一事業者によって運営されている場合より、料金が高い傾向がある。従がって、携帯端末が、複数の事業者の移動通信を利用することができるように構成されている場合には、ユーザは、発呼側の事業者と着呼側の事業者が同一となるように、発呼側の事業者を選択することができる。しかしながら、この場合、ユーザは事業者毎に基本料金を支払わなければならない。従がって、そのような携帯電話の実現の可能性は低い。
長距離通信の場合、ユーザは、LCR(Least Cost Routing)機能を利用して最低料金の回線を選択することができる。LCR機能は、発呼側の電話番号から着呼側の電話番号までの通話料金が最も安い通信事業者の回線を自動的に選択するものである。LCR機能を実現する方法として、PBX(構内交換機)にソフトウエアを組み込む方法と、電話機にLCR装置を設ける方法がある。学校、会社等のように複数の電話機を使用する場合には、PBXにLCR機能を設けるが、単一の電話機にLCR機能を付与する場合には、加入者の電話機にLCR装置を設ける。
一方、比較的狭い領域内に分散した通信装置を無線通信によって接続する無線LANが様々な方法又は態様にて使用されている。無線LANに使用する無線通信方式として、例えば、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetooth等が知られている。
通信サービスは多数の通信事業者によって提供され、複雑な料金体系を構成している。ユーザが、複数の通信事業者及び通信サービスより最適なものを選択するのは困難である。
従がって、本発明の目的は、ユーザが特に選択又は判断することなく、携帯電話を最適な通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
本発明の目的は、ユーザが特に選択又は判断することなく、携帯電話を最も料金が安い通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
本発明の目的は、最も少ない設備投資により、ユーザが携帯電話を最適な通信サービスにアクセスすることができるようにすることにある。
発明の開示
本発明の無線LAN通信装置は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置からの発呼を受信するための無線通信接続部と、
着呼の電話番号に基づいて複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線を選択するための選択部と、
該選択された通信回線に上記発呼の無線通信装置を接続するためのインターフェース部と、を有する。
従がって、無線通信装置のユーザは、無線LAN通信装置が管理する無線エリア内より発呼するとき、特別な装置を設けることなく且つ特別に複雑な手順を行うことなく、最も安い通信回線を利用することができる。
更に、他の例では、上記インターフェース部は複数の通信事業者のサーバに専用回線によって接続されている。したがって、迅速に、通信事業者の通信回線に接続することができる。
更に、無線LAN通信装置は、通信ネットワークを介して複数の他の無線LAN通信装置に接続され、自己の無線エリア内に存在する無線通信装置からの発呼を上記複数の他の無線LAN通信装置のいずれかの無線エリア内の着呼に接続するように構成されている。
この例では、無線LAN通信装置を運営又は管理する2次オペレータは、自己の無線エリア内に存在する無線通信装置のユーザに対して、他の2次オペレータの運営又は管理する他の無線LAN通信装置に接続された通信回線を提供することができる。ユーザにとっても、複数の2次オペレータが運営又は管理する無線LAN通信装置に接続された通信回線を利用することができる利点がある。
本発明の無線LAN通信システムは、複数の通信事業者が提供する通信回線に通信ネットワークにより接続された中央無線LAN通信装置と、該中央無線LAN通信装置に接続された複数の基地局無線LAN通信装置と、を有し、該基地局無線LAN通信装置の各々は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置と無線通信によって接続することが可能であり、上記複数の無線通信装置のいずれかのから発呼があったとき、着呼の電話番号に基づいて上記複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線が選択され、上記発呼は、該選択された通信回線に接続されるように構成されている。
本発明の携帯型無線通信機は、セルラー式無線通信システムを使用するためのセルラー無線通信部と近距離無線通信システムを使用するための近距離無線通信部と上記セルラー無線通信部及び近距離無線通信部を制御するための制御部とを有し、該制御部は、近距離無線通信システムを介して無線通信を行う場合には、上記セルラー無線通信部の機能を切断し、上記近距離無線通信部の機能のみを作動させ、近距離無線通信システムを使用しない場合には、上記近距離無線通信部の機能を切断し、上記セルラー無線通信部の機能のみを作動させるように構成されている。
発明を実施するための最良の形態
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1を参照して本発明の第1の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは無線LAN通信装置10を有し、この無線LAN通信装置10は、自己が管理する無線LAN領域内にある複数の携帯型無線通信機21、22、23…と無線LAN20によって接続されている。
無線LAN通信装置10との間の無線通信は、比較的狭い領域において通信可能な近距離無線通信システムであればどのようなものであってもよく、例えば、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetoothがある。
図示のように、本例の無線LAN通信装置10は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23と無線通信するための無線通信接続部12と無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼があったとき、着呼者の電話番号より、最適な通信回線を選択する選択部14と、発呼者の通信回線を着呼者の通信回線に接続するためのインターフェース部16とアンテナ18A、18B、18C、…とを有する。選択部14は、既知のLCR(最低料金回線選択機能)によって最適な通信回線を選択してよい。
無線LAN通信装置10は、複数の通信事業者A、B、Cの通信回線31、32、33、…と接続することができるように構成されている。アンテナ18A、18B、18C、…は、複数の通信事業者A、B、Cの通信回線31、32、33、…に対応している。例えば、第1の通信事業者Aの通信回線31に接続する場合には、第1のアンテナ18Aが使用され、第2の通信事業者Bの通信回線32に接続する場合には、第2のアンテナ18Bが使用される。通信事業者は、移動通信事業者、固定電話通信事業者、長距離通信事業者、国際通信事業者、データ通信事業者等を含む。無線LAN領域内の無線通信機21、22、23は、複数の通信事業者の提供する通信サービスのいずれかを利用することができる。
本例の無線LAN通信装置10によると、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23から発呼があったとき、選択部14は、着呼者の電話番号より、最適な通信事業者A、B、C、…の通信回線31、32、33、…を検出する。最適な通信回線31、32、33は、LCR(最低料金回線選択機能)により選択した最も料金が安いものであってよい。着呼側の通信事業者が検出されると、それに対応したアンテナより、発呼が送信される。
尚、図示していないが、無線LAN通信装置10は、課金情報を記憶するための課金情報記憶装置を有する。課金情報記憶装置には、ユーザの個人的情報とユーザの有する携帯型無線通信機の電話番号、契約している通信事業者名、使用履歴等が記憶されている。
図2を参照して、携帯型無線通信機21、22、23の例を説明する。本例の携帯型無線通信機21、22、23は、セルラー式移動電話、PHS、PDA等の携帯電話機に、比較的狭い領域において通信可能な近距離無線通信機システム用の通信機能を備えたものであればよい。近距離無線通信機システムとして、PHS構内電話、IEEE802.11b、Bluetoothがある。図示の例では、携帯型無線通信機21は、近距離無線通信機21Aとセルラー無線通信機21Bと制御部21Cとを有する。
制御部21Cは、近距離無線通信機21Aとセルラー無線通信機21Bの機能を制御する。近距離無線通信システムを介して、携帯型無線通信機21と無線LAN通信装置10との間の無線通信を行う場合には、セルラー無線通信機21Bの機能は切断され、近距離無線通信機21Aの機能のみが作動する。即ち、制御部21Cは、発呼が、無線LAN通信装置10を介して、着呼者の通信回線に接続されたことを確認すると、セルラー無線通信機21Bの機能を切断する。逆に、本例の無線LAN通信システムを使用しない場合には、近距離無線通信機21Aの機能は切断され、セルラー無線通信機21Bの機能のみが作動する。
図3を参照して説明する。先ず、ステップS101にて、無線通信接続部12は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼を受信すると、次に、ステップS102にて、着呼者の電話番号より接続すべき最適な通信回線を選択する。着呼者の電話番号には、通常、通信方式、通信事業者等を識別する識別番号が含まれている。最適な通信回線は、例えば、通話料金が最も安い回線である。ステップS103にて、選択した通信回線に対応したアンテナより、発呼を送信する。発呼者の電話が着呼者の電話に接続されると本処理は終了する。
上述の例では、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23から発呼があった場合を説明した。無線LAN領域内の無線通信機21、22、23に対して着呼があった場合には、無線通信接続部12は無線LAN領域内の無線通信装置に対して着呼を発信する。尚、無線通信機21、22、23に対する着呼を接続する場合には、本例の無線LAN通信システムを使用してもよいが、上述のように、着呼側には通話料が課せられないので、本例の無線LAN通信システムを使用しなくてもよい。
図4を参照して、本発明の第2の例について説明する。本例の無線LAN通信装置10は、無線LAN領域内の無線通信機21、22、23と無線通信するための無線通信接続部12と無線LAN領域内の無線通信機21、22、23より発呼があったとき着呼者の電話番号より、最適な通信回線を選択する選択部14と、複数の通信事業者のサーバに専用回線によって接続されたインターフェース部16と、を有する。選択部14は、既知のLCR(最低料金回線選択機能)によって最適な回線を選択してよい。
本例によると、無線LAN通信装置10は、複数の通信事業者A、B、C、…のサーバ41、42、43、…に専用回線を介して接続されている。従がって、選択部14によって最適な通信回線が選択されると、発呼はインターフェース部18を介して、選択された通信回線を有する通信事業者のサーバに接続される。
図5及び図6を参照して、通話料の流れを説明する。ここでは説明を簡単化するために、通話料は基本料金を含むものとして説明する。図5を参照して説明する。図1の第1の例では、無線通信装置21、22、23のユーザ51は契約している通信事業者に自己の無線通信装置の通話料を支払うと同時に、無線LAN通信装置10の管理者52、即ち、無線LAN通信システムの運用者に対して無線LANの使用料Xを支払う。一方、無線LAN通信システムの運用者52は契約している複数の通信事業者53に通話料及び回線使用料Yを支払う。無線LAN通信システムの運用者52は、ユーザ51からの無線LANの使用料Xと複数の通信事業者53に支払う通話料及び回線使用料Yの差X−Yが利益となる。
図6を参照して説明する。本例では、無線通信装置21、22、23のユーザ51は、自己の無線通信装置の通話料と無線LANの使用料の合計を、無線LAN通信システムの運用者52に支払う。無線LAN通信システムの運用者52は無線通信装置の通話料と回線の使用料の合計を契約している通信事業者53に支払う。無線LAN通信システムの運用者52は、無線通信装置のユーザ51から徴収した料金と契約している通信事業者53に支払った料金の差額を利益として得る。
図7を参照して本発明の第3の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは、中央無線LAN通信装置10と複数の基地局無線LAN通信装置10A、10B、10C、10D…とを含む。図示のように、無線LAN通信装置10、10A、10B、10C、10D…は1つ又は複数の無線LAN20A、20B、20C、20E、20F…を有する。各無線LANは図示しない複数の無線通信機21、22、23を含む。中央無線LAN通信装置10は複数の通信事業者の回線31、32、33、34に接続されている。
ここでは回線31、32、33、34を有する通信事業者を1次オペレータ、無線LAN通信装置10、10A、10B、10Cの運営者を2次オペレータ、基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cの設置場所の運営者を3次オペレータとする。
本例の無線LAN通信システムの運営者は2次オペレータであり、この2次オペレータが、1次オペレータである通信事業者と契約し、通信回線31、32、33、34を使用する。中央無線LAN通信装置10と通信事業者の回線31、32、33、34との間の接続は、図1に示した例のように、通信ネットワークを介した接続であってよいが、図3に示した例のように、専用回線及びサーバを介した接続であってよい。
2次オペレータは、3次オペレータに基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cを貸与し又は販売する。中央無線LAN通信装置10と基地局無線LAN通信装置10A、10B、10Cの間の接続は、2次オペレータが管理する専用回線によってなされてよいが、1次オペレータより貸与された光ファイバ網、メタル通信網であってよい。
2次オペレータは、本無線LAN通信事業のフランチャザであり、3次オペレータはそのフランチャイジであってよい。2次オペレータは3次オペレータを管理し、3次オペレータより、所定のロイヤリティを徴収してよい。
3次オペレータは、例えば、ハンバーガー会社、テーマパーク、遊園地、コンビニエンスストア等である。テーマパークや遊園地の場合には、単一の無線LANが使用されるが、ハンバーガー会社やコンビニエンスストアのように、複数の無線LANを管理してもよい。
3次オペレータとしてハンバーガーショップを例として説明する。ハンバーガーショップの各店舖内には基地局無線LAN通信装置が設置される。各店舗の基地局無線LAN通信装置は中央無線LAN通信装置に接続されている。ハンバーガーショップの客が店内にて携帯電話を使用する場合、発呼はその店舗内を無線LAN通信10Aに接続され、更に、中央無線LAN通信装置に接続される。中央無線LAN通信装置は、最適な、即ち、最も通話料が安い回線を選択し、発呼を接続する。
ユーザは、通信事業者に通話料を支払うと共に、ハンバーガーショップに無線LAN使用料を支払う。勿論、ハンバーガーショップは、顧客に対するサービスとして、無線LAN使用料を無料にしてよい。しかしながら、ハンバーガーショップは無線LAN通信システムの運用者にシステムの使用料を支払う。
図8を参照して本発明の他の例を説明する。本例の無線LAN通信システムは、複数の無線LAN通信装置10A、10Bを含み、これらは同一の2次オペレータによって管理又は運営されてよいが、それぞれ異なる2次オペレータによって管理又は運営されてよい。ここでは、複数の無線LAN通信装置10A、10Bが異なる2次オペレータによって管理又は運営されている場合を説明する。
これらの無線LAN通信装置10A、10Bは通信ネットワークによって接続されている。各無線LAN通信装置10A、10Bは1次オペレータである通信事業者の回線31、32又は31、32、33に接続されている。各無線LAN通信装置10A、10Bは自己の無線LAN20A、20Bにそれぞれ接続されている。各無線LAN20A、20Bは無線通信領域内の携帯型無線通信機21、22、23と無線通信によって接続される。
例えば、第1の無線LAN20Aの携帯型無線通信機21からの発呼は、第1の無線LAN通信装置10Aを経由して、第1の無線LAN通信装置10Aに接続されている通信事業者の回線31、32のいずれかに接続される。しかしながら、最適な回線、即ち、最も通話料が安い通信回線が、第1の無線LAN通信装置10Aに接続された回線ではなく、第2の無線LAN通信装置に接続された回線である場合には、携帯型無線通信機21からの発呼は、通信ネットワークを介して、第2の無線LAN通信装置に接続された回線に接続される。
本例では、第1の無線LAN通信装置10Aの運営者である第1の2次オペレータは、第1の無線LAN20Aの利用者に対して、第1の無線LAN通信装置10Aに接続された通信事業者の通信回線ばかりでなく第2の無線LAN通信装置10Bに接続された通信事業者の通信回線を提供することができる。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、セルラー式移動通信端末等の携帯電話を利用する場合に、ユーザは特別に複雑な装置、例えば、LCR装置を設けることなく、最も通話料が安い通信回線を使用することができる利点がある。
本発明によれば、セルラー式移動通信端末等の携帯電話を利用する場合に、ユーザは特別に複雑な手続き又は操作をすることなく、最も通話料が安い通信回線を使用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の無線LAN通信システムの第1の例を示す図である。
図2は、本発明の携帯型無線通信機の例を示す図である。
図3は、本発明の無線LAN通信装置の第1の例の動作の流れを示す流れ図である。
図4は、本発明の無線LAN通信システムの第2の例を示す図である。
図5は、本発明の無線LAN通信システムにおける料金体系の流れ示すブロック図である。
図6は、本発明の無線LAN通信システムにおける料金体系の他の例の流れ示すブロック図である。
図7は、本発明の無線LAN通信システムの第3の例を示す図である。
図8は、本発明の無線LAN通信システムの第4の例を示す図である。
符号の説明
10、10A、10B、10C…無線LAN装置、12…無線通信接続部、14…選択部、16…インターフェース部、20、20A、20B、20C…無線LAN、21、22、23、24…携帯端末、31、32、33、34…通信事業者の回線、41、42、43、44…通信事業者のサーバ、51…ユーザ、52…無線LANの運営者、53…通信事業者、
Claims (5)
- 自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置からの発呼を受信するための無線通信接続部と、
着呼の電話番号に基づいて複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線を選択するための選択部と、
該選択された通信回線に上記発呼の無線通信装置を接続するためのインターフェース部と、
を有する無線LAN通信装置。 - 請求項1記載の無線LAN通信装置において、上記インターフェース部は複数の通信事業者のサーバに専用回線によって接続されていることを特徴とする無線LAN通信装置。
- 請求項1記載の無線LAN通信装置において、通信ネットワークを介して複数の他の無線LAN通信装置に接続され、自己の無線エリア内に存在する無線通信装置からの発呼を上記複数の他の無線LAN通信装置のいずれかの無線エリア内の着呼に接続するように構成されていることを特徴とする無線LAN通信装置。
- 複数の通信事業者が提供する通信回線に通信ネットワークにより接続された中央無線LAN通信装置と、該中央無線LAN通信装置に接続された複数の基地局無線LAN通信装置と、を有し、該基地局無線LAN通信装置の各々は、自己の無線エリア内に存在する複数の無線通信装置と無線通信によって接続することが可能であり、上記複数の無線通信装置のいずれかのから発呼があったとき、着呼の電話番号に基づいて上記複数の通信事業者の提供する通信回線より最も通話料金が安い通信回線が選択され、上記発呼は、該選択された通信回線に接続されるように構成されていることを特徴とする無線LAN通信システム。
- セルラー式無線通信システムを使用するためのセルラー無線通信部と近距離無線通信システムを使用するための近距離無線通信部と上記セルラー無線通信部及び近距離無線通信部を制御するための制御部とを有し、該制御部は、近距離無線通信システムを介して無線通信を行う場合には、上記セルラー無線通信部の機能を切断し、上記近距離無線通信部の機能のみを作動させ、近距離無線通信システムを使用しない場合には、上記近距離無線通信部の機能を切断し、上記セルラー無線通信部の機能のみを作動させるように構成されている携帯型無線通信機。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2001/011686 WO2003058942A1 (fr) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | Dispositif et systeme de communication radio de reseau local |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003058942A1 true JPWO2003058942A1 (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=11738109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003559132A Pending JPWO2003058942A1 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 無線lan通信装置及び無線lan通信システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2003058942A1 (ja) |
AU (1) | AU2002217567A1 (ja) |
WO (1) | WO2003058942A1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001024770A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-26 | Canon Inc | 通信方法及びそれを実現する通信装置 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2003559132A patent/JPWO2003058942A1/ja active Pending
- 2001-12-28 AU AU2002217567A patent/AU2002217567A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-28 WO PCT/JP2001/011686 patent/WO2003058942A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2002217567A1 (en) | 2003-07-24 |
WO2003058942A1 (fr) | 2003-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FI111676B (fi) | Yritysliikennejärjestelmä | |
CA2293710C (en) | Location dependent service for mobile telephones | |
US7043248B2 (en) | System and method for providing telecommunication services | |
JP2002528000A (ja) | 個人電話番号のダイアリングリスト及びダイアリング性能をコントロールするシステム及び方法 | |
JP2002510446A (ja) | 高いコスト効果を持つ移動局の呼管理方法及び装置 | |
US7171233B2 (en) | Method and device for selecting between telecommunication networks | |
WO2000065857A1 (en) | Method and apparatus of invoking services in a telecommunications terminal | |
CA2239068A1 (en) | System and method for automatically routing a call to a multi-mode transceiver | |
EP0817519A2 (en) | Mobile communication system supporting roamers | |
US9374700B2 (en) | Global local SIM | |
EP1032224A2 (en) | Method and apparatus for providing quasi mobile telephone service | |
WO2004010727A1 (en) | Method and system for information transfer mechanism selection in mobile telephony | |
CN1172556C (zh) | 选择话音服务选项的系统与方法 | |
CN101150869B (zh) | 一种实现移动终端智能通信的方法及装置 | |
KR100850109B1 (ko) | 양방향 로밍 시스템 및 방법 | |
JP2825435B2 (ja) | 仮想親子電話方式 | |
CN101355721B (zh) | 一种业务转移请求方法、用户设备及网络设备 | |
JPWO2003058942A1 (ja) | 無線lan通信装置及び無線lan通信システム | |
US7627308B2 (en) | Mobile communication system, mobile communication device and method for incoming-call filtering | |
JP3389922B2 (ja) | 移動体端末の通話料金可変方式 | |
CN1681282B (zh) | 一种码分多址系统中实现彩铃业务的方法 | |
KR20120062391A (ko) | 전화번호 자동착신시스템 | |
JP2002152793A (ja) | 携帯電話通信システム及び携帯電話通信方法 | |
KR20060025453A (ko) | 투넘버 발신 서비스 방법 | |
JP3101535B2 (ja) | 携帯電話システム制御装置及び基地局 |