JPWO2003045821A1 - ケースおよびケースホルダー - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、物品の収納ケース、特に、コンピュータ用、音楽用などのコンパクトディスク(CD)、CDROM、DVD、フレキシブルディスクなど、またはこれらに類する記録媒体などの物品を収納するケースおよびこれらを複数重ねて本棚のように収納するケースホルダーに関する。
背景技術
従来、特に、コンピュータ用、音楽用などのCD、CDROM、DVDなどの記録媒体を収納するケースにおいて、透明のプラスチックケースがポピュラーである。この種のケースは、蓋の部分と例えば音楽用のCDを取り付ける底面部に分かれ、蓋の開閉により、CDを取り出すものである。これらのケースは、メーカからの出荷時点で、紙などのラベルにタイトル、説明、背表紙用の背見出しなどを印刷し、これをCDと一緒にケースに装着していた。これにより、特に、背見出しにより、ケースホルダーに立てかけた場合でも、本と同様に見つけることが可能になっていた。ただ、このラベルのデザイン設計、印刷、装着作業、ラベル仕込ロスなどは、メーカにとって、大きなコスト負担になっていた。
かかるラベル印刷の改善策として、特開平8−11412号公報には、背表面印字装置および背表面形成補助具に関する技術が開示されているが、これは印刷精度をあげる技術であり、ラベル、装着作業などを全廃するものではない。
また、かかるラベル付きのケースに入っていないCDなどの記録媒体は、汎用の透明プラスチックケースを使用者側で購入し、記録媒体を収納保存していた。この場合、背見出しが無いため、ケース側面部から、記録媒体が見えず、必要な記録媒体の捜索に時間がかかっていた。
背見出しをつける場合でも、ケースの側面部の高さは、一般に10mm以下のため、表記を後付けすることは困難であった。
さらに、背見出しを貼った場合でも、記録媒体の出し入れで、誤って別のケースに移動し、実際に収納されている記録媒体でないことがあり、常に、一致を取るという管理作業も含めて煩わしいものであった。
一方、ケースの内容を表示する技術として、例えば、米国特許第4,863,026号明細書には、情報記録装置用収納ケースが開示されている。この技術は、ケースの蓋部分にフレネルレンズを組み込んだもので、これによりケース内部の内容表示カードの情報を拡大するものである。また、同様に、ケースの蓋部分から内容を見せる技術として、特表平9−511203号公報には、多重表示レンズを備えた平形ボックス装置が、特表平11−510129号公報には、多視角光学体を用いた表示システムがそれぞれ開示されている。これらの技術は、ケースの蓋部分に、微小な平凸レンズを設け、蓋裏に挿入するアルバムカード面上に、インターレース状に内容説明を印刷しておくもので、これにより蓋部分から見る角度により、盤面の画像情報や文字情報などをいろいろなバリーエーションで表示することができるというものである。
さらに、ケースの内容を表示する別の技術として、米国特許第4,044,889号明細書には、一体型レンズ構造を備えた化粧品容器が開示されている。この技術は、化粧品容器の内側に記載されている成分表示などを、外側カバーに取付けたフレネルレンズを通して拡大して見ることができるようにしたものである。また、ボックス形容器の背見出しの情報を拡大する技術として、英国特許出願GB2222143A号公報および米国特許第5,366,073号明細書には、半円柱レンズをコンパクトディスク(CD)ケースの側面部に配置して、それに対面した背表紙ラベルの一部を拡大する技術がそれぞれ開示されている。
また、米国特許第5,544,741号明細書には、ケースの側面部から、ケース内部に挿入されたカードの印刷情報を可視可能とした技術が開示されている。この技術は、ケース側面部の一部に窓を設け、プリズムをケース内部の印刷カードに重ねて配置し、このプリズムを経由して印刷カード上の情報を前記窓から見えるようにしたものである。
発明の開示
本発明では、現行のケースの形を保持し、かつ、側面部から、物品として例えば、記録媒体の表面を可視可能としたケースを提供するものである。さらに、一般に、以下に示す従来の欠点を解決するものである。
(1)ケースに収納する物品に合わせて、ラベルのデザイン設計、印刷、装着など、コスト増となっていた。
(2)背見出しと常に一致させて、物品を収納する必要があった。
(3)背見出しの無い汎用ケースに物品を収納した場合、該当物品を捜すとき、手間と時間がかかるという不便があった。
(4)背見出しをつける作業も、表記が大変であった。
本発明は、物品を収納するケースであって、収納された物品表面で反射した光を屈折させてケースの側面から物品表面を可視可能にする透光性部材をケース側面部に有するものである。
一般に、ケースは、形状として、直方体、多方体、さらに円筒体の形を示している。ここで、ケースの構造の用語として、物品例えば、記録媒体を収納する部分を底面部、底面部を覆う蓋を上面部とし、底面部、上面部以外の側面に相当する部分を側面部と称する。
さらに、上面部、底面部を連結する部分を連結部と称する。
以下の説明において、凸状レンズは、いわゆる球面の凸レンズ(平凸レンズ、凸メニスカスレンズ、球レンズ)をはじめとして、非球面(円筒、断面が楕円、放物線、双曲線などの曲線を含む)レンズ、フレネルレンズなどを含む。ここで、さらに、完ぺきなレンズである必要が無く、光の集束屈折など、凸レンズに類する効果ならしめる形状のものであれば同様に適用可能である。
また、凹状レンズも同様に、球面の凹レンズ(平凹レンズ、凹メニスカスレンズ)をはじめとして、非球面(円筒面、断面が楕円、放物線、双曲線などの曲線を含む)レンズ、フレネルレンズなどを含む。ここで、さらに、完ぺきなレンズである必要が無く、光の発散屈折など、凹レンズに類する効果ならしめる形状のものであれば同様に適用可能である。
以上の用語のもと、以下に、解決手段を列挙する。
(1)底面部、側面部からなる物品を収納するケースにおいて、ケース内部の物品例えば記録媒体の表面を反射した光を、集束、発散および進路変更の少なくとも1つを行い、外部に透過せしむる凸、凹状レンズ、プリズムなどのような透光性部材をケースの側面部に設ける。
(2)凸、凹状レンズの中央部に比し、比較的屈折度の高い端部や中央部以外の部分を使用する。
(3)上記(1)、(2)のケースの側面部からの透過光を、レンズ、プリズム、鏡、光ファイバーなどの任意の組み合わせにより、光の通路を定める導光部材を設ける。
(4)上記(1)、(2)のケースの側面部からの透過光による像を拡大させる、凸レンズなどの拡大部材を設ける。
(5)上記(1)、(2)のケースの側面部からの透過光による像を、スリガラス、スモークガラスや光を散乱させる半透明スクリーンなどのスクリーン部を設け、その上に結像させることにより、広視野を得る。
(6)ケースを収納するケースホルダーにおいて、発光部を持ち、収納されたケースの少なくとも1面の側面部から、前記発光部から出射した光を、ケース内部に入射ならしめる。それにより、入射された側面部以外のケース側面部から、物品の表面を可視ならしむるようにする。
すなわち、本発明に係るケースは、上面部、前記上面部に面して配置された底面部、前記上面部の端部および/または前記底面部の端部に設けられた少なくとも1つの側面部を備える、平板状の物品を前記底面部に収納するケースであって、少なくとも1つの側面部が、前記側面部を通して前記物品の表面が見えるように、底面部側から上面部側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を集束する第1の透光性部材、および/または、上面部側から底面部側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を発散する第2の透光性部材を備えるものである。屈折度とは、光が透光性部材を通過することにより、光が屈折される度合いをいう。
ここで、第1の透光性部材は、例えば、凸状レンズの一部の断面形状、円の一部の断面形状などを有するものである。また、第1の透光性部材は、底面部側から上面部側に向かって、物品を収納する内側に湾曲させることができる。第2の透光性部材は、例えば、凹状レンズの一部の断面形状を有するものである。第1の透光性部材および/または第2の透光性部材は、ストレート型棒状形状または、湾曲型棒状形状または湾曲レンズ型棒状形状を有することができる。また、第1の透光性部材および/または第2の透光性部材は、円筒型形状とすることができる。
ケースの側面部は、側面部を透過した透過光の進路を変更する導光部、側面部を透過した透過光による像を拡大する拡大機能部、または側面部を透過した透過光による像を結像するスクリーン部を有することができる。
また、本発明に係るケースは、上面部、前記上面部に面して配置された底面部、前記上面部の端部および/または前記底面部の端部に設けられた少なくとも1つの側面部を備える、平板状の物品を前記底面部に収納するケースであって、少なくとも1つの側面部が、前記側面部を通して前記物品の表面が見えるように、前記底面部側にプリズム基底が配置されたプリズムを備えるものである。プリズム基底とは、光を屈折する稜線に挟まれたプリズム頂点に対峙する部分をいう。このプリズムは、直角プリズムとすることもできる。また、プリズムは、ストレート型棒状形状または湾曲型棒状形状または湾曲レンズ型棒状形状を有することができる。さらに、プリズムは、円筒型形状を有することができる。また、第1の透光性部材および/または第2の透光性部材、またはプリズムは、物品配置側に対峙して、凹レンズ機能を合わせ持つことができる。
さらに、本発明に係るケースホルダーは、上述のケースを保持するものであって、ケースの側面部から内部へ光を出射するように配置された発光部を備えるものである。前記発光部から出射された光の経路には、光を集光または散乱する透光性部材を備えることができる。
発明を実施するための最良の形態
図1は、本発明に係るケースの一実施例の外観図を示している。本例では、透明のプラスチックケースにCDROM4を収納した例を示している。本発明はCDROMの代わりにコンパクトディスク(CD)等の他の平板状の物品を収納する場合も全く同様に適用可能である。このケースは、上面部1、記録媒体を収納する底面部2、上面部1と底面部2とをつなぐ連結部3を備える。ここでは正面に対応する区別のため、連結部に背面を付して、背面連結部3と呼称する。
本ケースは、4つの側面を持ち、それぞれ、正面側面部201、左右の2面の左右側面部101、さらに、底面部2と背面連結部3の間に位置する背面側面部(本図では見えず)からなっている。本図では、収納しているCDROM4の表面の文字や図形等の印刷面(以下、CDROM印刷面という)の一部画像が、それぞれの側面部から見えている状態を示している。
図2は、ケースの上面部1を開いた外観図を示している。本例では、左右側面部101は、上面部1に接合されており、正面側面部201は、底面部2に接合されている。これらの側面部の接合は、本例にこだわらなくてもよく、それぞれの側面部が、上面部1または底面部2のどちらに接合されていても問題は無い。
図3は、ケースの外観図において、以降の断面図の説明のための破断線を図示したものである。A−A、B−Bの2方向の断面を選んでいる。
図4は、ケースを図3におけるA−A方向に切った断面図を示している。102は、上面部1と、底面部2を連結するケース留め部を示す。202は、背面側に位置する背面側面部を示している。203は、CDROMなどの記録媒体の中心の穴と嵌合するCDROM留め部である。301は、背面側面部202を経由して来る光の方向を制御するため、本例では、プリズムで構成された導光部を示す。一般に、導光部301は、レンズ、プリズム、鏡、光ファイバーなどの任意の組み合わせで実現可能である。
図5は、ケースを図3におけるB−B方向に切った断面図を示している。上面部1の左右に左右側面部101が接合されている。
図6は、凸レンズの動作を説明した一般的な原理説明図を示している。5が凸レンズ、500は光軸、501は、凸レンズ中央部、502は、凸レンズ端部を示している。
点光源P0が焦点距離より外の位置にあると、P0から出た発散光は、図示の矢印のごとく屈折し、P1に集束し結像することになる。P1の場所は、凸レンズ5の屈折率、焦点距離、P0の位置により定まる。
ここで、注目すべきことは、凸レンズ端部502を透過する光の方が、凸レンズ中央部501を透過する光より、集束されるようにして大きく屈折して、進路変更されることである。
さらに、正確に言えば、凸レンズの中央から端部に向かって、透過する光の屈折される度合い(屈折度)が大きくなっていくことである。但し、それに伴い、見える範囲が狭まっていくと同時に像がはっきり見えてくる。なお、本現象は、他の凸状レンズに関しても同様の現象が認められる。
本発明は、以上の現象を利用したものである。
凸レンズの共通の機能として、物品が焦点距離の外側にあると、一般的に光の集束機能による拡大像が得られることは言うまでもない。また、物品が焦点距離の内側にあると、凸レンズにより、さらに物品からの光が発散されることも知られている。
図7は、凸レンズ端部502の部分を切り出して、CDROM印刷面401を凸レンズ端部502に直角に配置した場合の原理説明図である。CDROM印刷面401を反射した光の一部が、斜めに、凸レンズ端部502に入射する。入射された光は、図6の説明と同様に、集束されるように大きく屈折して、右の視野に入っていくことになる。
すなわち、凸レンズ端部502の上部ほど屈折度が大きいので、CDROM印刷面401は、図中の破線で示すように、あたかも印刷面401の奥の方が実際の盤面より浮いたように立ち上がり右下方向に傾いたように見えることとなる。
図8は、図7で示した配置において、上面から見た原理説明図を示す。CDROM印刷面401の可視領域402を反射した光が、凸レンズ端部502を透過して集束されるように屈折して、視野に入っていく例を示している。
可視領域402の範囲は、CDROM印刷面401なる記録媒体と凸レンズ端部502との距離、凸レンズ端部502の屈折率、焦点距離などで定まる。
図7および図8の説明では、凸レンズ端部502を例に説明したが、適用するケースのサイズ、特に、材質、側面部の高さ、記録媒体と側面部との距離、必要とする可視領域の大きさなどの条件により、必ずしも、凸レンズ端部502に限定するものでなく、使用すべき凸レンズ5の部分を適宜決めてよい。
ただ、一般的に、CDROMなどの記録媒体のケースは比較的薄いため、その印刷面を直角方向から見るためには、できる限り、凸レンズ5の端部に近い場所を利用することが効果的であることは言うまでも無い。
図9は、図4に光の反射経路を図示した断面図である。
ここで、正面側面部201,背面側面部202には、凸レンズ端部502形状のものが、広がっている台部分を下方向にして、底面部2に取り付けられている。すなわち、これらの側面部は、それを通してCDROM印刷面が見えるように、底面部2側から上面部1側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を集束する凸レンズ端部502形状を有しているのである。
CDROM印刷面A403、CDROM印刷面B404を反射した光は、それぞれ、凸レンズ端部502からなる両サイドの正面側面部201、背面側面部202に入射される。正面側面部201を透過した光はそのまま視野Aに入る。背面側面部202を通過した光は、導光部301に入射され、本例では、導光部301はプリズムを利用しており、図示のごとく、斜面部分で全反射し、上位方向の視野Bに入ることになる。
図10は、図5に光の反射経路を図示した断面図である。
ここで、左右側面部101には、凸レンズ端部502形状のものが、細い頂点部分を上方向にして上面部1に取り付けられている。この場合も、これらの側面部は、それを通してCDROM印刷面が見えるように、底面部2側から上面部1側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を集束する凸レンズ端部502形状を有しているのである。
図9の場合と同様に、CDROM印刷面を反射した光は、それぞれ、両サイドの左右側面部101に入射され、透過した光はそのまま両サイドの視野に入る。左右側面部101を上面部1でなく、底面部2に取り付ける場合でも、方向を維持するために、凸レンズ端部502形状のものが、広がっている台部分を底面部2に取り付けることで同様に実現される。
図11は、凹レンズの動作を説明した一般的な原理説明図を示している。6が凹レンズ、600は光軸、601は、凹レンズ中央部、602は、凹レンズ端部を示している。
焦点fの外側にあるP0へ集中する方向の実線のごとき集束光線が入射されると、図示の点線のごとく、P1から出たごとく、発散光線となって虚像が見えることになる。結果として、実線のごとき、光の経路となる。P1の場所は、凹レンズ6の屈折率、焦点距離、P0の位置により定まる。
ここで、注目すべきことは、凸レンズ5同様、凹レンズ端部602を透過する光の方が、凹レンズ中央部601を透過する光より、発散されるようにして大きく屈折し、進路変更されることである。
正確に言えば、中央から端部に向かって、透過する光の屈折される度合い(屈折度)が大きくなっていくことである。但し、それに伴い、見える範囲は、凸レンズ5同様、狭まっていくと同時に像がはっきり見えてくる。なお、本現象は、他の凹状レンズに関しても同様の現象が認められる。
本発明は、以上の現象を利用したものである。
また、凹レンズの共通の機能として、同時に、焦点などとの位置関係によるが、一般的に、発散により縮小されるが広角像が得られることは言うまでもない。
図12は、凹レンズ端部602の部分を切り出して、CDROM印刷面401を直角に配置した場合の原理説明図である。CDROM印刷面401を反射した光の一部が、斜めに、凹レンズ端部602に入射する。入射された光は、図11の説明と同様に、発散するように屈折して、右の視野に入っていくことになる。
すなわち、凹レンズ端部602の下部ほど屈折度が大きいので、CDROM印刷面401は、図中の破線で示すように、あたかも、実際の盤面より浮き上がり、印刷面401の奥から手前までの広い範囲が、右下方向に傾いたように見えることとなる。
本説明では、凹レンズ端部602を例に説明したが、凸レンズ端部502の場合と同様に、適用するケースのサイズ、特に、材質、側面部の高さ、記録媒体と側面部との距離、必要とする可視領域の大きさなどの条件により、必ずしも、凹レンズ端部602に限定するものでなく、使用すべき凹レンズ6の部分を適宜決めてよい。
ただ、一般的に、CDROMなどの記録媒体のケースは比較的薄いため、その印刷面を直角方向から見るためには、できる限り、凹レンズ6の端部に近い場所を利用することが効果的であることは言うまでも無い。
図13は、図9と同様に光の反射経路を図示した断面図である。
ここで、図9との違いは、正面側面部201の位置に、凸レンズ端部502形状のものの代わりに、凹レンズ端部602形状のものを、広い台の部分を下方向にして、底面部2に取り付けている。すなわち、この側面部は、それを通してCDROM印刷面が見えるように、上面部1側から底面部2側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を発散する凹レンズ端部602形状を有しているのである。
CDROM印刷面A403を反射した光は、左の正面側面部201に入射される。正面側面部201を透過した光はそのまま視野Aに入る。
ここでは、凸レンズ端部502の場合の拡大像と違い、一般的には広角縮小像が得られる。
なお、凹レンズ端部602は、他の左右側面部101、背面側面部202に対しても、同様に適用できる。
図23は、図7の凸レンズ端部と図12の凹レンズ端部を上下に組み合わせた凸凹型透光性部材555を示す図である。本実施例によれば、CDROM印刷面401は、凸レンズ端部502により、印刷面401の中心に近い奥の方が立ち上がり右に傾き、また、凹レンズ端部602により印刷面401の奥から手前まで全体が、右下方向に傾いたように見え、全体的に広い視野を提供することとなる。
図24は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。本実施例では、図23の凸凹型透光性部材が用いられる。正面側面部201、背面側面部202には、凸凹型透光性部材555が底面部2に取り付けられている。すなわち、この場合の側面部は、それを通してCDROM印刷面401が見えるように、底面部2側から上面部1側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を集束する凸レンズ端部、および、上面部1側から底面部2側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を発散する凹レンズ端部を有しているのである。
図14は、これまでのレンズと違い、1つの角が直角となっている直角プリズム7を、CDROM印刷面401を直角に配置した場合の原理説明図である。
特に、直角プリズム7の直角部分のプリズム基底140をCDROM印刷面401側に向け、下方向に配置しており、CDROM印刷面401を反射した光の一部が、斜めに、直角プリズム7の垂直に立った稜線に入射する。プリズム基底140は、光を屈折する稜線に挟まれたプリズム頂点に対峙する部分に相当する。入射された光は、直角プリズム7内で2回屈折して進路変更され、右の視野に入っていくことになる。
本説明では、直角プリズム7を例に説明したが、適用するケースのサイズ、特に、材質、側面部の高さ、記録媒体と側面部との距離、必要とする可視領域の大きさなどの条件により、必ずしも、直角プリズム7に限定するものでなく、任意の角度のプリズムを適用可能である。
ただ、一般的に、CDROMなどの記録媒体のケースは比較的薄いため、その印刷面を直角方向から見るためには、直角プリズム7を例示の配置にすることが望ましく、これにより直角プリズム以外のプリズムより比較的広い可視領域を得ることができる。
図15は、図9、図13と同様に光の反射経路を図示した断面図である。
ここで、図9、図13との違いは、正面側面部201として、直角プリズム7を、直角部分を下に、かつ、CDROM印刷面A403に向けて配置したものである。プリズム7のプリズム基底は、ケースの底面部に配置される。
CDROM印刷面A403を反射した光は、直角プリズム7からなる左の正面側面部201に入射される。正面側面部201を透過した光はそのまま視野Aに入る。
ここでは、これまでのレンズとちがい、像は屈折により進路変更されるのみで、ほぼ同じ大きさの像が得られる。
なお、直角プリズム7は、他の左右側面部101、背面側面部202に対しても、同様に適用できる。
以上、ここで、左右側面部101、正面側面部201、背面側面部202の4つの側面部に直角プリズム7、凹レンズ端部602、凸レンズ端部502を組み合わせて取り付けても良く、少なくとも1面でもいい。ただ、直角プリズム7、凹レンズ端部602、凸レンズ端部502の任意の組み合わせで複数面に設ける方が、反射するための光を複数面から取り入れることができ、集光量が増えるという面で有効である。
図16は、図9、図13、図15において、正面側面部201の左に拡大機能部103を取り付けた場合の光の反射経路を図示した断面図である。
拡大機能部103は、単なる拡大目的のため、一般に、凸レンズ中央部501に相当する部分を取り付けている。これにより、正面側面部201を透過してくる像は拡大機能部103で、さらに拡大された形で、視野Aに入ってくる。
拡大機能部103の手段として、正面側面部201で選択する部材との組み合わせ、お互いの距離で、凹レンズ中央部601などを適用することも可能である。
また、拡大機能部103は、他の左右側面部101、背面側面部202に対しても、同様に適用できる。
図17は、図9、図13、図15において、正面側面部201の左にスクリーン部104を取り付けた場合の光の反射経路を図示した断面図である。
スクリーン部104は、正面側面部201からの光の像を結ぶためのものである。これにより、視野Aの範囲を広げることを目的としている。
また、スクリーン部104は、他の左右側面部101、背面側面部202に対しても、同様に適用できる。
また、拡大機能部103とスクリーン部104とを組み合わせて、使用することも可能である。
図25は、一般透光性部材として、円の一部の断面形状を有する円弧型透光性部材703を使用した例を示す図である。これは、外側線部702が、断面が円の一部となるよう円弧型形状を切出したものである。CDROM印刷面401上を反射した光は、a0→b0→c0、…、a2→b2→c2の各ルートで透過していき、広い角度から可視可能(広い視野角が可能)とされている。円弧型透光性部材703の内側線部701を凹形状とすることにより、CDROM印刷面401上の可視領域402を広く捕らえることができ、また外側線部702を円弧型とすることにより、可視領域402に記載された文字等を拡大することができる。ただし、内側線部701は凹形状に限定されるものではなく、直線状にすることもできる。
図26(a)〜(e)は、透光性部材の切出し方法とその外観の例を示す図である。本例では、透光性部材の断面の切出し方法として、図26図(a)に示すように、断面形状が円である半径rの円704から、円704の一部として、図示のごとく、中心Oからx、y方向にそれぞれ、a,bの変位から、高さh、幅dの円弧705を切出した場合を示している。高さhの値は、ケースの高さに基づいて決められ、変位a,bおよび幅dは、所要の可視領域および側面外部からの所要の視野角に基づいて決められる。透光性部材の形態としては、図26(b)のような、円弧705を断面として形成されたストレート型の棒状の透光性部材706、図26(c)のような、湾曲型の棒状の透光性部材707、さらに、図26(d)のような、湾曲レンズ型の棒状の透光性部材708を用いることができる。湾曲レンズ型の透光性部材708は、中央部断面を高さh、幅dの円弧705とし、それを、図26(e)の平面図に示すように、両端に行くほど徐々に細くする。特に、湾曲型透光性部材707や湾曲レンズ型透光性部材708を採用するにより、上下のみでなく、両端方向にも、拡大機能を実現することができる。本例では、円弧705を用いたが、これに限定するものでなく、他の断面形状に関しても適用可能である。また、他の側面部に使われる各種透光性部材に関しても、ストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図27は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。背面側面部3の位置に、透光性部材として、図25の内側線部701を直線とした円弧型透光性部材703を使用している。本実施例では、CDROM印刷面401上に広い可視領域402を与え、その像を拡大し、側面外部からの広い視野角を提供することができる。さらに、外観形状としては、図26に示すストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図28は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。背面側面部3の位置に、透光性部材として、凹レンズと三角プリズムを組み合わせた凹型三角透光性部材604を使用している。その後方に、凸レンズ605を配置している。まず、凹型三角透光性部材604の凹部分で、CDROM印刷面401上をより広角に捉えることにより広い可視領域402を与え、その反射光線を三角プリズム部分で、光の進路変更を行い、後方の凸レンズ605に、光線が入射され、その像を拡大し、側面外部からの広い視野角を提供することができる。さらに、外観形状としては、図26に示すストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図29は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。背面側面部3の位置に、透光性部材として、凹レンズと円弧型を組み合わせた凹型円弧透光性部材620を使用している。まず、凹型円弧透光性部材620の凹部分で、CDROM印刷面401上をより広角に捉えることにより広い可視領域402を与え、その光線を円弧型の斜面部分で、光の進路変更を行い、その像を拡大し、側面外部からの広い視野角を提供することができる。ここで、円弧型の外側線部702において、円の代わりに、放物線、楕円などの一般的な曲線を使用することも可能である。さらに、外観形状としては、図26に示すストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図30は、図25の円弧型透光性部材703において、内側線部701をさらに円弧型の形状とし、底面部2側から上面部1側にかけて、物品側に向けて覆うような形にすることにより、実現した円弧型透光性部材609の別の例を示す図である。これにより、CDROM印刷面401上の一部を覆うことが可能となり、これまでの側面部方向だけでなく、反射光線ルートとして、a3→b3→c3のように、覆われている斜め上部分からも見ることができるため、広い可視領域402と外部からの広い視野角を得ることができるものである。完全な側面部だけでなく、斜めから、背表紙を見るようなイメージで自然に見ることができるもので、実用上も支障は無いことは明らかである。また、本例では、外側線部702、内側線部701として、円弧型を使用したが、楕円、放物線など一般の曲線、矩形、直線との組合せにより、他の覆い型の透光性部材が容易に実現可能である。
図31は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。透光性部材として、図30の円弧型透光性部材609を使用している。この透光性部材609は、底面部から上面部に向かって物品が収納される内側に湾曲している。透光性部材609は、CDROMの可視領域402の一部を覆う形で底面部2に取り付けられているが、上面部1に取り付けることも可能である。本実施例では、正面側面部201に相当する位置に実装した場合を示しているが、他の左右側面部101、背面側面部202に関しても、同様に適用できる。さらに、外観形状としては、図26に示すストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図32は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。透光性部材として、図30の円弧型透光性部材609を上下に分割した透光性部材下部分610、透光性部材上部分611がそれぞれ底面部2、上面部1に取り付けられた例を示している。本配置例では、正面側面部201に相当する位置に実装した場合を示しているが、他の左右側面部101、背面側面部202に関しても、同様に適用できる。さらに、外観形状としては、図26に示すストレート型706、湾曲型707、湾曲レンズ型708が適用可能である。
図33は、本発明に係る他の実施例のケース外観図を示している。本例の透光性部材707は、長手方向において中央部から両端部に凸状に湾曲している。本図では、湾曲型707の透光性部材を正面側面部201の位置に使用し、上面部1、底面部2も、湾曲型707の透光性部材の湾曲に合わせたケースの外観を示している。また、湾曲型707だけでなく、湾曲レンズ型708も適用可能である。
図18は、本発明に係る他の実施例の外観図を示している。本図で、204は、円筒形状または、円筒形状の一部を使用した円筒型側面部である。
これまで説明の正面側面部201、背面側面部202、左右側面部101などを円筒形状に連結したものである。円筒型側面部204の実現方法として、これまで説明の凸状、凹状レンズや、プリズムの断面形状の発明の本質部分を変えることなく、これまでの直線形状を、円筒形状に丸めるように変更して取り付けたものである。取り付け場所は、必ずしも、1周させる必要は無く、適宜、部分を使用することも可能である。
これにより、これまでの4方向から、さらに、側面の広い角度から、可視可能とすることができる。
以上、上述の透光性部材は、底面部(物品)に対する方向と位置関係を保持すれば、上面部1または底面部2のいずれでも取り付け可能である。
図19は、CDROM印刷面401上の印刷レイアウト図を示している。
図8で示したように、視野に入る範囲から、逆に、CDROM印刷面401上に印刷する内容が有効となるよう、可視領域402のようにレイアウトされている。これを配慮して、CDROM印刷面401の表面の可視領域402に相当する領域に有用な情報を印刷することが望ましい。
これにより、細い側面部からの像を、有用な情報として捉えることができるようにしたものである。また、CDROM印刷面401に限らず、他の物品、特に他の記録媒体に適用することも可能である。
図20は、上述のようなケースを収納するケースホルダーの一実施例の外観図を示している。本図は、置き台901および背部902を本棚のごとく配置した例を示している。
置き台901の上には、上述したようなケース8が置かれている。
一般に、通常のケースの場合、背見出しのラベルが貼られていないと該当するものを探すことが困難であった。
これまでのケースおよび記録媒体の工夫に加え、図21は、置き台901に工夫を施した内部構造図を示す。置き台901は、本図に示すごとく、発光部10および光透過パネル11を備え、発光部10から出射した光が、光透過パネル11を通過する。それにより、置き台901に置かれている複数のケース8の置き台901に面した側面部から光が入射し、ケース8内部で反射を起こせしむるものである。これにより、入射された側面部以外から、ケース8の内容を見易くすることができるようにした。
ここで、光透過パネル11は、半透明のスリガラス、レンチキュラーガラスのような光を多方向に拡散するものを用いることにより、CDROM印刷面401上の指向性の強い反射を防ぎ、CDROM印刷面401面を見やすくすることができる。
本例では、発光部10を下部から光を出射するようにしたが、その他、背部902などの位置に、さらに複数の側面部から入射されるべく、複数の発光部10を配置することもできる。
図34は、ケースホルダーの光透過パネルとして、光の出射角度を調整するために、複数のプリズムが敷き詰められたプリズムパネル805を使用したものである。それにより、プリズムパネル805を通過した光が、ケース8の側面部に、最適な角度で入射されることにより、CDROM印刷面401を反射した光は反対側に配置された透光性部材を透過する。これにより、反射面の照り返しを防ぎ、見え易くするものである。さらに、プリズムパネル805の代わりに、光の散乱、集光を行う他の光学的手段でも可能である。
また、図22の外観図は、背面連結部3の導光部301から来る像を見せるような配置を示している。また、さらに、段違いや斜め配置も可能である。
また、ここで、発光部10は、電灯でなく、鏡の反射などによる間接照明でもよい。
産業上の利用可能性
一般に、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ケースのサイズを変更することなく、側面部から収納された物品例えば、記録媒体などの視認が可能である。
(2)ケースに収納する物品例えば、記録媒体に合わせて、ラベルのデザイン設計、印刷、装着などのコストを低減することができる。
(3)背見出しが無くても、該当物品例えば、対象記録媒体の入っているケースを探すのが容易となる。
(4)背見出しをつける作業も、不要となる。
(5)ケースと収納されている物品例えば、収納されている記録媒体との一致を取るなどの管理工数を低減する。
(6)ケースの材料として、すべて同じ透過材で仕上げることにより、成型仕上げが可能となり、新たなコスト増を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係るケースの一実施例の外観図である。
図2は、ケースの上面部を開いた外観図である。
図3は、断面図の説明のための破断線を図示したケースの外観図である。
図4は、図3におけるA−A方向の断面図である。
図5は、図3におけるB−B方向の断面図である。
図6は、凸レンズの動作を説明した一般的な原理説明図である。
図7は、CDROM印刷面を凸レンズ端部に直角に配置した場合の原理説明図である。
図8は、図7で示した配置において上面から見た原理説明図である。
図9は、図4に光の反射経路を図示した断面図である。
図10は、図5に光の反射経路を図示した断面図である。
図11は、凹レンズの動作を説明した一般的な原理説明図である。
図12は、CDROM印刷面を凹レンズ端部の部分に直角に配置した場合の原理説明図である。
図13は、図9と同様に光の反射経路を図示した断面図である。
図14は、CDROM印刷面を直角プリズムに直角に配置した場合の原理説明図である。
図15は、図9、図13と同様に光の反射経路を図示した断面図である。
図16は、正面側面部の左に拡大機能部を取り付けた場合の光の反射経路を図示した断面図である。
図17は、正面側面部の左にスクリーン部を取り付けた場合の光の反射経路を図示した断面図である。
図18は、本発明に係る他の実施例の外観図である。
図19は、CDROM印刷面上の印刷レイアウト図である。
図20は、ケースホルダーの一実施例の外観図である。
図21は、置き台に工夫を施した内部構造図である。
図22は、背面連結部の導光部から来る像を見せるようにした配置図である。
図23は、凸レンズ端部と凹レンズ端部を上下に組み合わせた凸凹型透光性部材を示す図である。
図24は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図25は、透光性部材として円弧型透光性部材の例を示す図である。
図26(a)〜(e)は透光性部材の切出し方法とその外観の例を示す図である。
図27は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図28は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図29は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図30は、透光性部材として円弧型透光性部材の別の例を示す図である。
図31は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図32は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図33は、本発明に係るケースの他の実施例を示す図である。
図34は、置き台に工夫を施した他の内部構造図である。
Claims (18)
- 上面部、前記上面部に面して配置された底面部、前記上面部の端部および/または前記底面部の端部に設けられた少なくとも1つの側面部を備える、平板状の物品を前記底面部に収納するケースであって、少なくとも1つの側面部が、前記側面部を通して前記物品の表面が見えるように、底面部側から上面部側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を集束する第1の透光性部材、および/または、上面部側から底面部側に向かって屈折度が徐々に大きくなる、光線束を発散する第2の透光性部材を備えたことを特徴とするケース。
- 第1の透光性部材が、凸状レンズの一部の断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第1の透光性部材が、円の一部の断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第1の透光性部材が、底面部側から上面部側に向かって、物品が収納される内側に湾曲していることを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第2の透光性部材が、凹状レンズの一部の断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第1の透光性部材および/または第2の透光性部材が、ストレート型棒状形状または、湾曲型棒状形状または湾曲レンズ型棒状形状を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第1の透光性部材および/または第2の透光性部材が、円筒型形状を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 第1の透光性部材および/または第2の透光性部材が、物品配置側に対峙して、凹レンズ機能を合わせ持つことを特徴とする請求の範囲第1項記載のケース。
- 上面部、前記上面部に面して配置された底面部、前記上面部の端部および/または前記底面部の端部に設けられた少なくとも1つの側面部を備える、平板状の物品を前記底面部に収納するケースであって、少なくとも1つの側面部が、前記側面部を通して前記物品の表面が見えるように、前記底面部側にプリズム基底が配置されたプリズムを備えたことを特徴とするケース。
- プリズムが、直角プリズムであることを特徴とする請求の範囲9項記載のケース。
- プリズムが、ストレート型棒状形状または湾曲型棒状形状または湾曲レンズ型棒状形状を有することを特徴とする請求の範囲第9項記載のケース。
- プリズムが、円筒型形状を有することを特徴とする請求の範囲第9項記載のケース。
- プリズムが、物品配置側に対峙して、凹レンズ機能を合わせ持つことを特徴とする請求の範囲第9項記載のケース。
- 側面部が、側面部を透過した透過光の進路を変更する導光部を有することを特徴とする請求の範囲第1項または第9項記載のケース。
- 側面部が、側面部を透過した透過光による像を拡大する拡大機能部を有することを特徴とする請求の範囲第1項または第9項記載のケース。
- 側面部が、側面部を透過した透過光による像を結像するスクリーン部を有することを特徴とする請求の範囲第1項または第9項記載のケース。
- 請求の範囲第1項〜第16項のいずれかに記載のケースを保持するケースホルダーであって、ケースの側面部から内部へ光を出射するように配置された発光部を備えたことを特徴とするケースホルダー。
- 前記発光部から出射された光の経路に、光を集光または散乱する透光性部材を有することを特徴とする請求の範囲第17項記載のケースホルダー。
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