JP2004091042A - 光ディスクケース - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクケースの厚さは薄く背表紙ラベル面の面積が狭いために、文字を書きづらく見えにくい。しかも光ディスクケースの内部に収納されているために、背表紙ラベル面を書き換えたりする際に、その都度光ディスクケースから取り出さなければならず非常に不便である。
【解決手段】内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、光ディスクのタイトルや内容を表示した背表紙ラベル面の虚像を作る位置に凸レンズを配置し、さらに背表紙ラベル面を矩形平面に対して傾斜した構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクドライブにセットして記録再生を行なう光ディスクを収納保存するために用いる光ディスクケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクケースの中で最も一般的に良く知られているCD(コンパクトディスク)、CD−Rを収納するための光ディスクケースにおいて、光ディスクに記録されている内容などを表示するラベル類は、光ディスクケースの内部に収納されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2996944号公報(第16頁、図1)
【特許文献2】
特開平10−35766号公報(第4頁、図1)
【特許文献3】
特開平9−134581号公報(第5頁、図1)
【0004】図16は従来の光ディスクケースを示す構成図であり、光ディスクケースと収納される光ディスク61を光ディスクケースの厚み方向に分解して示した分解構造図である。
【0005】図16において63は矩形形状の底板、67、68、69、および70はこの底板63に対して直角に接合された側壁面である。側壁面67、69の端部には回動孔67a、69a(図中は側壁面70に隠れて見えていない)がそれぞれ設けられている。矩形形状の天板62と直角に接合された側壁面64、66には回同軸64a(図中は側壁64の裏面にあるため見えてない)、66aが形成されている。回同軸64a、66aはそれぞれ対向する位置に配置された回動孔67a、69aに矢印Cのように挿入され回動支持されている。そのため上ケース71と下ケース72は回動自在であり、光ディスクケースの開閉を可能にしている。底板63の上には光ディスクに記録された内容を表示した下ラベル73と下ラベル73の端部を直角に折り曲げて背表紙にして、光ディスクのタイトルなどを表示した背表紙ラベル面73aが矢印Bのように置かれる。下ラベル73の上には、収納される光ディスク61を矢印Aのように位置決め保持する中ケース74が矢印Eのように置かれ、最後に上ラベル75が矢印Dのように上ケース71の中に挿入され、前述の如く矢印Cの係合により下ケース72に組み付けられる。
【0006】図17は図16の各パーツを積層して組み立てられ完成した光ディスクケースである。図18は図17の光ディスクケースをX−X断面で切断した断面図を示したものである。図18において、底板63と中ケース74間に挟みこまれた下ラベル73には光ディスクに記録されている詳細な内容が表示されており、下ラベル73の端部を直角に折り曲げた背表紙ラベル面73aには、光ディスクのタイトルなどが表示されている。光ディスクケースは透明なプラスチックから出来ているので、視点E.P.から背表紙ラベル面73aに表示された内容を見たり、透明な底板63を通して下ラベル73を見たりすることが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の光ディスクケースにおいては以下のような問題点があった。CD、CD−R、DVD−ROM、DVD−Rなどの光ディスクでは光ディスクそのものの厚みが規格上1.2ミリしかないため、光ディスクケースの厚みは厚くても10ミリ以下である。そのため、光ディスクケースの背表紙ラベル面73aの面積が非常に狭く、必要最小限の情報を小さな文字で表記する必要があり、非常に見えにくいといった問題があった。また最近、厚さが5ミリ程度の薄型の光ディスクケースが市販されているが、光ディスクケースの厚さを薄くすることに伴って、背表紙ラベル面73aの面積も小さくなり必然的に文字もさらに小さくなるため、本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを探し出す時の識別認識性がますます劣化するといった問題点があった。このような問題は今後の高齢化社会において、より改善が求められるものと思われる。
【0008】また、最近はDVD−RAMやDVD−RWを用いてテレビ画像を録画記録するDVDレコーダが急速に普及してきている。このDVDレコーダは従来のVTRのようなアナログ記録に比べてデジタル記録のメリットを生かし、録画画像の編集が容易であるとか、ダビングによる画像劣化が無いことなどから、今後VTRを完全に置き換える商品になっていくものと期待されている。従来のVTRではテープの幅が大きいために、テープカートリッジ背面に約20ミリ*150ミリの大きな面積の背表紙ラベル面があり、そこに貼り付けた紙製の背表紙ラベル面に鉛筆などで録画内容などを容易に筆記したり、また消しゴムで消して書き換えたりすることが可能であった。また、VTRテープを本棚やラックなどに多数収納していても背表紙ラベル面を頼りに所望のVTRテープを容易に探し出すことも可能であった。このような行動は既にユーザに深く根付いたものであるため、今後VTRテープにとってかわると考えられる記録型DVDディスクにおいても同じような機能が求められる。ところが、前述のように光ディスクケースの背表紙ラベル面73aの面積が非常に狭いために、必要最小限の情報を小さな文字で筆記しなければならない。
【0009】さらに、現在広く用いられているCD、DVD−ROM、DVD−VIDEOのような再生専用光ディスクを収納する光ディスクケースとしては、ユーザがタイトルを書き換えることがないので、底板63と中ケース74の間に挟みこまれ、下ラベル73や背表紙ラベル面73aが取り出しにくい構造であっても実用上大きな支障は無かったが、CD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどの記録型光ディスクでは、光ディスクに記録されている内容が頻繁に更新されるので、その度に背表紙ラベル面73aのタイトルなどを書き換える必要があるが、図16に示すような従来の光ディスクケースでは、光ディスクケースをその都度分解する必要があり、非常に不便である。
【0010】以上のような現状ではユーザは多くの場合、特に記録型光ディスクにおいてタイトルや記録されている内容を背表紙ラベル面には筆記せず、光ディスクや光ディスクケースの表面にマジックインクなどで筆記することになる。光ディスクや光ディスクケースの表面にタイトルや内容を筆記しても背表紙ラベル面の機能は果たさないため、本棚やラックに整列収納された光ディスクを探し出すためには、一枚一枚引き出して光ディスクや光ディスクケース表面に筆記されている内容を確かめる必要があり、非常に不便であるといった問題点があった。
【0011】以上の内容を簡潔にまとめると従来の光ディスクケースには以下の2つの大きな問題点があった。
・ 光ディスクケースの厚さはVTRテープなどに比べて薄いために、背表紙ラベル面の文字が見えにくい。また薄型の光ディスクケースでは背表紙ラベル面の内容が益々見えにくくなり、特に今後の高齢化社会において、この視認性の改善が望まれていくものと予測される。
・ 従来の光ディスクケースでは背表紙ラベル面が光ディスクケースの内部に収納されているために、特に書き換え型、追記型光ディスクにおいては背表紙ラベル面を書き換えたり追記したりする際に、その都度光ディスクケースから取り出して書き換えなければならず非常に不便である。
【0012】
【課題を解決するための手段】内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、この光ディスクケース内には光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面が矩形平面と略直角に収納され、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置される構成、あるいは矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設けるようにした構成、さらには矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている前記光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設け、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置されて構成することによって、視認性、筆記性に優れた背表紙ラベル面を有する光ディスクケースを提供することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明の主な実施の形態の構成と作用について説明する。
【0014】本発明の請求項1に記載の光ディスクケースは、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、この光ディスクケース内には光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面が矩形平面と略直角に収納され、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置されるように構成したものである。
【0015】この構成により側壁面に形成された凸レンズが、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面に対して虚像を作る位置に配置されているため、背表紙ラベル面を拡大表示するという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の光ディスクケースは、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面と、矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設けるように構成したものである。
【0017】この構成により傾斜面上に背表紙ラベル面が設けられているため、矩形平面に対して直角に設けられた背表紙ラベル面に比べて面積が広くなるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の光ディスクケースは、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設け、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズを配置した構成にしたものである。
【0019】この構成により傾斜面上に背表紙ラベル面が設けられているため、矩形平面に対して直角に設けられた場合に比べて面積が広くなり、また側壁面に形成された凸レンズが、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面に対して虚像を作る位置に配置されているため、背表紙ラベル面が拡大表示されるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施例について、図1〜図15を用いて説明する。
【0021】
【実施例1】図1は本発明の請求項1に関する実施例1を示す光ディスクケースの構成図である。図1は光ディスクケースと収納される光ディスク1を光ディスクケースの厚み方向に分解して示した分解構造図である。
【0022】図1において3は矩形形状の底板、7、8および9はこの底板3に対して直角に接合された側壁面であり、下ケース12を構成している。10は底板3、側壁面7、9と接合され、矢印JJ方向に稜線を有するシリンドリカル凸レンズである。側壁面7、9の端部には回動孔7a、9a(図中シリンドリカル凸レンズ10に隠れて見えていない)がそれぞれ設けられている。2は矩形形状の天板、4、6はこの天板2に対して直角に接合された側壁面であり、上ケース11を構成している。側壁面4、6に形成された回同軸4a(図中は側壁4の裏面にあるために隠れて見えていない)、6aが、それぞれ対向する位置に形成された回動孔7a、9aに挿入され、回動支持されている。そのため上ケース11と下ケース12は回動自在であり、光ディスクケースの開閉を可能としている。底板3の上には光ディスクに記録された内容が表示された下ラベル13と下ラベル13の端部を直角に折り曲げて背表紙にして、光ディスク1のタイトルなどが表示された背表紙ラベル面13aが置かれる。下ラベル13の上には、収納される光ディスク1を位置決め保持する中ケース14が置かれ、最後に上ケース11がかぶせられる。
【0023】図2は図1の各パーツを矢印G方向に積層して組み立てられ完成した光ディスクケースである。図3は図2の光ディスクケースをH−H断面で切断した断面図を示したものである。
【0024】図3において、底板3と中ケース14間に挟みこまれた下ラベル13には光ディスクに記録されている詳細な内容が表示されており、下ラベル13の端部を直角に折り曲げた背表紙ラベル面13aには、光ディスク1のタイトルなどが表示されている。背表紙ラベル面13aはシリンドリカル凸レンズ10に対して視点E.P.(EYE POINT)から見た場合、虚像13bを形成する位置に配置されている。すなわちシリンドリカル凸レンズ10とシリンドリカル凸レンズ10の焦点との間に配置されている。シリンドリカル凸レンズ10の光学的特性上、レンズの稜線JJ方向には像が拡大されず、稜線JJと直交する方向にのみ像が拡大されるため、下ラベル13に予め表示しておく文字などは図4に示すように虚像の状態で正常に拡大されて見えるようにJJ方向を引き伸ばしておくことも視認性の観点から有効である。
【0025】以上のように実施例1によれば、本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを探し出す時、実際に印刷された背表紙ラベル面13aの文字の大きさより大きい虚像13bの文字を見ることになるので、識別視認性も大変良くなり、容易に所望の光ディスクを探し出すとことが出来るといった優れた効果を有している。また最近では収納効率を上げるために非常に薄型の光ディスクケースが市販されているが、従来例で示したような背表紙ラベル面であれば光ディスクケースの厚さを薄くすることに伴って、必然的に背表紙ラベル面に書かれる文字の大きさも小さくなるので識別認識性がますます劣化するといった副作用があったが、本実施例を用いることにより、背表紙ラベル面13aの位置とシリンドリカル凸レンズ10の焦点の位置関係を最適に配置する(拡大率を上げるためには、背表紙ラベル面13aの位置をシリンドリカル凸レンズ10の焦点の位置に近づける)ことにより、光ディスクケースの厚さを薄くし収納性を向上させることと、背表紙ラベル面の識別認識性の向上の両立が可能であるといった優れた効果も有し、また小さな文字が見えにくい高齢者の占める割合が多くなると予測されている今後の高齢化社会においても非常に優れた効果を発揮することが期待できる。
【0026】
【実施例2】図5は本発明の請求項2に関する実施例2を示す光ディスクケースの構成図である。図5は光ディスクケースの分解構造図を表したものである。図5において21は矢印Fの方向に収納される光ディスク、22は矩形形状の天板、23は同様に矩形形状の底板であり、光ディスクケースを閉じた図6の状態に於いて、光ディスクの表裏面とそれぞれ対向する位置に配置されている。24、25および26は天板22の3辺にそれぞれ直角に接合された側壁面であり、上ケース31を構成している。27、28および29は、底板23の3辺にそれぞれ直角に接合された側壁面であり下ケース32を構成している。ここで側壁面28、29は図5では見えていないが、光ディスクケースを閉じた状態で側壁面28は側壁面25と、側壁面29は側壁面26と対向する位置である。側壁面24、26にはそれぞれ回動軸24a(図では側壁面24の裏側にあるため見えていない)と回動軸26aがあり、側壁面27、29に設けられた回動孔27a、29aと矢印DDのようにそれぞれ係合されているため、上ケース31と下ケース32は開閉自在である。また、収納されている光ディスク21に記録されている内容やタイトルが書き込まれる背表紙ラベル面30が底板23に対して傾斜して接合されている。図6は図5の光ディスクケースが組み立てられた状態を示したものである。図7は図6におけるW−W断面図を示したものである。34は光ディスクケース内部において光ディスク21を位置決め保持する機能を有する中ケースである。
【0027】
【実施例3】図8は本発明の請求項2に関する他の実施例3を示す光ディスクケースの構成図である。図8において光ディスクケースの大部分の構造は実施例2と同じであるので同一の番号を付与している。底板23にはラベルを貼り付けるためのラベル面23aが設けてあり、ラベル面23aに下ラベル33が、底板23と傾斜した背表紙ラベル面30aには下ラベル33の端部を折り曲げた背表紙ラベル33aが矢印Tのように貼り付けられる。ラベル面23aはラベル33を貼り付ける時に位置決めしやすいように一段窪んだ面にする方が望ましい。
【0028】
【実施例4】図9は本発明の請求項2に関する他の実施例4を示す光ディスクケースの構成図である。図9において光ディスクケースの大部分の構造は実施例2と同じであるので同一の番号を付与している。底板23には直接鉛筆などで筆記できるようにしたラベル面23bが設けてある。このラベル面23bは射出成型金型の表面を粗くし、射出成型時にこの金型の面粗さをプラスチック成型品の表面に転写することによって形成される。ラベル面23bは底板23の他の領域に比べて面粗さが粗くなっているため、直接鉛筆などで筆記することが可能である。さらに底板23は材質的にはプラスチックであるが、ラベル面23bに筆記された文字をより見やすくするために白色または白色に近い薄い色のプラスチックであることが望ましい。30bはラベル面23bと接合され、底板23に対して傾斜した背表紙ラベル面である。この背表紙ラベル面30bもラベル面23bと同様な製造方法、同様な材質で製作され、同様な面粗さを有しているため直接鉛筆などで筆記することが可能である。
【0029】以上の実施例2、実施例3、実施例4のように構成したことにより、筆記性、視認性に優れた背表紙ラベル面を有する光ディスクケースを提供することができる。さらに詳細に説明すると、現在広く用いられているCD、DVD−ROM、DVD−VIDEOのような再生専用光ディスクを収納する光ディスクケースでは、タイトルを書き換えることがないので、光ディスクケース内に収納され、直角な側壁面に設けられた面積の狭い背表紙ラベル面(直角型背表紙ラベル面)でも支障は無いが、近年急速に普及し始めたCD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどの記録型光ディスクでは、光ディスクに記録されている内容が頻繁に更新されるので、光ディスクケースの外表面に設けられた筆記性の良い背表紙ラベル面が必要である。また背表紙ラベル面の本来の機能である、本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを容易に探し出すための識別視認性も必要である。実施例2、実施例3、実施例4によれば、背表紙ラベル面が光ディスクケースの外表面に設けられ、面積が直角型背表紙ラベル面より広いので筆記性がよく、背表紙ラベル面としての投影面積(図7における矢印Zの方から見た時の面積)も従来の直角型背表紙ラベル面と同じであるため識別視認性も確保されている。
【0030】
【実施例5】図10は本発明の請求項3に関する実施例を示す光ディスクケースの構成図である。図10は光ディスクケースと収納される光ディスク41を光ディスクケースの厚み方向に分解して示した分解構造図である。
【0031】図10において43は矩形形状の底板、47、48および49はこの底板43に対して直角に接合された側壁面である。50は天板42、側壁面44、46(図中見えていない)と接合され、矢印PP方向に稜線を有するシリンドリカル凸レンズである。側壁面47、49の端部には回動孔47a、49aがそれぞれ設けられてあり、側壁面44、46に形成された回同軸(図中は見えていない)が回動孔47a、49aに挿入され、回動支持されている。そのため上ケース51と下ケース52は回動自在であり、光ディスクケースの開閉を可能とする。収納される光ディスク41を位置決め収納する中ケース54の端部には、底板43および天板42に対して傾斜した面を有する背表紙ラベル面54aが設けてある。この背表紙ラベル面54aには光ディスクに記録されている内容やタイトルなどが表示される。さらに下ケース52の上には矢印Kのように順次中ケース54、収納される光ディスク41、および上ケース51が積層されて、光ディスクを収納した光ディスクケースが完成する。
【0032】図11は図10の各パーツを矢印K方向に積層して組み立てられ、上ケースを開けた状態の光ディスクケースである。図12、図13は図11の光ディスクケースをM−M断面で切断した断面図を示したものであり、図12は上ケースを開いた状態、図13は上ケースを閉じた状態の断面図である。
【0033】図12、図13において、中ケース54の端部には光ディスク41に記録されている内容やタイトルを表示するための背表紙ラベル面54aが設けてある。この背表紙ラベル面54aは底板43に対して傾斜した斜面である。背表紙ラベル面54aはシリンドリカル凸レンズ50に対して視点E.P.(EYE POINT)から見た場合、虚像を形成する位置に配置されている。すなわちシリンドリカル凸レンズ50とシリンドリカル凸レンズ50の焦点との間に配置されている。この背表紙ラベル面54aは射出成型金型の表面を粗くし、射出成型時にこの金型の面粗さをプラスチック成型品の表面に転写することによって形成される。背表紙ラベル面54aは中ケース54の他の領域に比べて面粗さが粗くなっているため、直接鉛筆などで筆記することが可能である。さらに背表紙ラベル面54aは材質的にはプラスチックであるが、背表紙ラベル面54aに筆記された文字をより見やすくするために白色または白色に近い薄い色のプラスチックであることが望ましい。
【0034】図14はシリンドリカル凸レンズ50、背表紙ラベル面54a、背表紙ラベル面54aの虚像54bの光学的な関係を説明したものである。図14において、50aはシリンドリカル凸レンズ50の主平面、f、Fはそれぞれ焦点である。背表紙ラベル面54aの虚像54bがどのように形成されるかを説明するために、背表紙ラベル面54aの一端rから出る2本の光線を考える。rから光軸Zに平行に出た光線は焦点Fに向かうように進む、一方rから主平面50aと光軸Zが交わる50bを通る光線はそのまま直進するから、これら2本の光線は視点E.P.からはあたかもRの位置から出たように見える。同様に背表紙ラベル面54aのもう一端nから出た光線もNから出たように見えるので、背表紙ラベル面54aの虚像は54bのように形成されることになる。
【0035】図14から端部r側は端部n側に比べて虚像の拡大率が大きいので、視点E.P.から見た場合文字などが変形して見えることになる。そこで、図15に示すように、予め背表紙ラベル面54aの文字などのr側を小さく、n側を大きく表示しておくとか、筆記する場合の補助として筆記補助線sで区切られた升目を図15のような形に表示しておけば、虚像の変形を防止でき視認性の観点から有効である。
【0036】またこのような虚像を視点E.P.から見る場合、像の変形と同時に虚像の位置が光軸Z方向に異なるためN側とR側でいわゆるピンボケが発生する。このような虚像のピンボケを防止するためには、レンズの稜線PPと直交する方向にレンズの曲面を変化させて虚像の変形を補正することも有効であるが、実際には人間の目は見ようとする虚像に対して焦点を合わせ直すので少々虚像の位置が変化しても実用上は問題にならない。またN側とR側では光線の進行方向に角度差があるため、見る場合は視点E.P.をレンズの稜線PPと直交する方向に若干動かす動作により、より鮮明に虚像を見ることが可能であるが、実際には本棚やラックに積層収納された複数枚の光ディスクの中から所望の光ディスクを探し出す場合、並べられた複数の背表紙ラベル面上を順次視線が動いていくので、前記光線の角度差による虚像の見え具合も問題にならない。
【0037】以上のような実施例5によれば、近年急速に普及し始めたCD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどの記録型光ディスクでは、光ディスクに記録されている内容が頻繁に更新されるが、上ケース51を開くことによってシリンドリカル凸レンズ50も同時に開き、背表紙ラベル面54aが露出するので、筆記時の障害が無く筆記性の良い背表紙ラベル面を有する光ディスクケースを提供することができる。
【0038】また背表紙ラベル面にはその本来の機能である本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを容易に探し出すための識別視認性も必要である。本実施例によれば、背表紙ラベル面の面積が直角型背表紙ラベル面の場合に比べて広いので筆記性が良いのに加え、背表紙ラベル面としての投影面積(図13における視点E.P.から見た時の面積)も従来の直角型背表紙ラベル面と同じであり、しかも上ケース51を閉じれば、シリンドリカル凸レンズ50が背表紙ラベル面54aの虚像を作る位置にセットされるので、大きな虚像を見ることができ、識別視認性が大幅に向上するという効果も有している。
【0039】また最近では収納効率を上げるために非常に薄型の光ディスクケースが市販されているが、従来の背表紙ラベル面であれば光ディスクケースの厚さを薄くすることに伴って、筆記性、識別認識性が劣化するといった副作用があったが、本実施例を用いることにより、光ディスクケースの厚さを薄くし収納性を向上させることと背表紙ラベル面への筆記性および識別認識性の向上の両立が可能であるといった優れた効果も有し、また小さな文字が見えにくい高齢者の占める割合が多くなると予測されている今後の高齢化社会においても非常に優れた効果を発揮することが出来る。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の光ディスクケースによれば、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、この光ディスクケース内には光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面が矩形平面と略直角に収納され、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置されるように構成にしたことにより、本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを探し出す時、実際に印刷された背表紙ラベル面の文字の大きさより大きい虚像の文字を見ることになるので、識別視認性も大変良くなり、容易に所望の光ディスクを探し出すことが出来るといった優れた効果を有している。
【0041】本発明の請求項2に記載の光ディスクケースによれば、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面と、矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設けるように構成したことにより、背表紙ラベル面本来の機能である本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを探し出す場合において、背表紙ラベル面としての投影面積(図7の矢印Z方向から見たときの面積)も従来の直角型背表紙ラベル面と同じ投影面積を確保することによって識別視認性も維持しながら、近年急速に普及し始めたCD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどの記録型光ディスクでは、光ディスクに記録されている内容が頻繁に更新されるような場合においても、背表紙ラベル面の面積が従来の背表紙ラベル面より広いので筆記性が良く、書き換えるたびに光ディスクケースから取り出さなくても良いといった優れた効果を有している。
【0042】また最近では収納効率を上げるために非常に薄型の光ディスクケースが市販されているが、従来の背表紙ラベル面であれば光ディスクケースの厚さを薄くすることに伴って、識別認識性が劣化するといった副作用があったが、本実施例を用いることにより、光ディスクケースの厚さを薄くし収納性を向上させることと背表紙ラベル面の筆記性の向上の両立が可能であるといつた優れた効果も有している。
【0043】本発明の請求項3に記載の光ディスクケースによれば、内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設け、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に側壁面および矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズを配置した構成にしたことにより、近年普及し始めたDVD−RAM、DVD−RWなどの書き換え型光ディスクにおいては、光ディスクに記録されている内容が頻繁に書き換えられるが、上ケースを開くことによってシリンドリカル凸レンズも同時に開き、背表紙ラベル面が露出するので、筆記時の障害が無く非常に筆記性が良く、書き換えるたびに光ディスクケースから取り出さなくても良いといった優れた効果を有している。
【0044】また背表紙ラベル面にはその本来の機能である本棚やラックなどに積層収納した多数の光ディスクケースから所望の光ディスクを容易に探し出すための識別視認性も必要であるが、本発明の請求項3を用いることにより背表紙ラベル面の面積が直角型背表紙ラベル面より広いので筆記性が良いのに加え、背表紙ラベル面としての投影面積(図13における視点E.P.から見た時の面積)も従来の直角型背表紙ラベル面と同じであり、しかも上ケースを閉じれば、シリンドリカル凸レンズが背表紙ラベル面の虚像を作る位置にセットされるので、大きな虚像を見ることができ、識別視認性が大幅に向上するという効果も有している。
【0045】また最近では収納効率を上げるために非常に薄型の光ディスクケースが市販されているが、従来の背表紙ラベル面であれば光ディスクケースの厚さを薄くすることに伴って、背表紙ラベル面上の文字も小さくなり識別認識性が劣化するといった副作用があったが、本発明の請求項3を用いることにより、光ディスクケースの厚さを薄くし収納性を向上させることと、背表紙ラベル面への筆記性および識別認識性の向上の両立が可能であるといった優れた効果も併せて有し、また小さな文字が見えにくい高齢者の占める割合が多くなると予測されている今後の高齢化社会においても非常に優れた効果を発揮することが期待される。
【図面の簡単な説明】以下の図面において付されている番号には、見えている部品個々には矢印の無い引き出し線を、見えていない部品には矢印のある引き出し線を用いている。また、上ケース、下ケースなど複数の部品で構成されているものについては矢印のある引き出し線を使用し、さらに番号には下線を付与している。
【図1】本発明の実施例1による光ディスクケースの分解構造図
【図2】本発明の実施例1による光ディスクケースの組み立て完成図
【図3】図2の光ディスクケースのH−H断面図
【図4】本発明の実施例1による光ディスクケースの背表紙ラベル面の表示例
【図5】本発明の実施例2による光ディスクケースの分解構造図
【図6】本発明の実施例2による光ディスクケースの組立完成図
【図7】図2の光ディスクケースのW−W断面図
【図8】本発明の実施例3による光ディスクケースの組み立て図
【図9】本発明の実施例4による光ディスクケースの組み立て図
【図10】本発明の実施例5による光ディスクケースの分解構造図
【図11】本発明の実施例5による光ディスクケースの組み立て図
【図12】図11の光ディスクケースのM−M断面図(開状態)
【図13】図11の光ディスクケースのM−M断面図(閉状態)
【図14】図13のシリンドリカル凸レンズの虚像説明図
【図15】図13における背表紙ラベル面の説明図
【図16】従来の光ディスクケースの分解構造図
【図17】従来例の光ディスクケースの組み立て図
【図18】図17の従来の光ディスクケースのX−X断面図
【符号の説明】
1、21、41、61          光ディスク
2、22、42、62          天板
3、23、43、63          底板
24、25、26、27、28、29   側壁面
4、6、7、8、9           側壁面
44、47、48、49         側壁面
64、66、67、68、69、70   側壁面
14、34、54、74         中ケース
13、33、73            下ラベル
13a、30、30a、54a、73a  背表紙ラベル面
10、50        シリンドリカル凸レンズ

Claims (3)

  1. 内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、この光ディスクケース内には前記光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面が前記矩形平面と略直角に収納され、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に前記側壁面および前記矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置されていることを特徴とする光ディスクケース。
  2. 内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面と、前記矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている前記光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設けたことを特徴とする光ディスクケース。
  3. 内部に収納される光ディスクの表裏面にそれぞれ対向する2つの矩形平面と、この2つの矩形平面と略直角で、この2つの矩形平面の辺にそれぞれ接合された側壁面とから構成された光ディスクケースであって、前記矩形平面に対して傾斜した傾斜面に、収納されている前記光ディスクの記録内容などを表示する背表紙ラベル面を設け、この背表紙ラベル面の虚像を作る位置に前記側壁面および前記矩形平面の少なくとも一方の面と接合された凸レンズが配置されていることを特徴とする光ディスクケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7494007B2 (en) 2005-03-15 2009-02-24 Fujifilm Corporation Disk casing with bent lower index card

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