JPWO2002037285A1 - 半導体集積回路、それを用いた受信側装置、受信側装置の製造方法及び修理方法、並びに、画像提供方法 - Google Patents

半導体集積回路、それを用いた受信側装置、受信側装置の製造方法及び修理方法、並びに、画像提供方法 Download PDF

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    • G09G2370/047Exchange of auxiliary data, i.e. other than image data, between monitor and graphics controller using multiple communication channels, e.g. parallel and serial using display data channel standard [DDC] communication

Abstract

暗号化された画像信号を再生する受像機等において、使用する部品点数を減らすことができ、且つ、受像機のハードウエア完成後に、不揮発性メモリに情報を書き込んだり、書き込まれた情報を書き換えることができる半導体集積回路。この半導体集積回路は、暗号化された画像信号を受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、外部とシリアル通信を行うインターフェース回路と、インターフェース回路によって外部に送信される第1の情報、及び、暗号化された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を書き込み、及び/又は、読み出すように不揮発性メモリを制御するメモリ制御回路とを具備する。

Description

技術分野
本発明は、一般的に半導体集積回路に関し、特に、暗号化された画像信号を受信又は送信するために用いる半導体集積回路に関する。また、本発明は、受信用の半導体集積回路を用いた受像機等の受信側の装置、受信側の装置の製造方法及び修理方法に関する。さらに、本発明は、そのような受像機を用いた画像提供方法に関する。
背景技術
パーソナルコンピュータ等の送信側の装置とモニタやプロジェクタ等の受信側の装置との接続に関するDDC(display data channel)と呼ばれる規格は、受信側の装置が、送信側の装置から、その受信側の装置にとって最適の信号を得られるように定められている。
DDC規格に従う受像機は、EDID(extended display identification data)と呼ばれる情報が記憶されたEEPROM(electrically erasable programmable read−only memory)を有している。EDIDには、受像機の種類、表示できる解像度、クロック周波数、メーカー名、シリアル番号等の情報が含まれている。また、EDIDを記憶するEEPROMとしては、2線式シリアルEEPROMが一般的に用いられ、ICバス方式に準ずるシリアル通信によってデータが送受信される(ICバスは、フィリップス社の登録商標)。
このシリアル通信においては、SDA(シリアルデータ)端子及びSCL(シリアルクロック)端子と呼ばれる2つの端子を用いて、受像機に内蔵されているEEPROMの制御と情報の送受信が行われる。受像機のSDA端子及びSCL端子がケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続されると、パーソナルコンピュータは、EEPROMに記憶されているEDIDを読み取ることができる。これにより、受像機にとって最適な信号に関する情報が、パーソナルコンピュータに提供される。
一方、パーソナルコンピュータ等から受像機に送信される画像信号は、アナログ信号からデジタル信号に移行しつつあり、画像信号の劣化がほとんど起こらないようになってきた。このため、画像信号の不法なコピー等から著作物を保護する必要が生じている。そのための手段の1つとして、パーソナルコンピュータ等から受像機に送信される画像信号を暗号化することが行われている。その中でも、現在、HDCP(high−bandwidth digital content protection)と呼ばれる方式が標準になりつつある。
図1は、HDCP方式による従来の受像機を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。図1に示すように、この画像伝送システムは、ホストコンピュータ100と受像機200とによって構成される。受像機200は、HDCP方式による暗号鍵情報(以下、「暗号鍵」ともいう)を保有する。暗号鍵は、受像機200からDDCによってホストコンピュータ100に通知される「公開鍵」と、不特定多数に知られてはならない「秘密鍵」とを含んでいる。
ホストコンピュータ100は、高速で描画するための画像信号を生成するグラフィックアクセラレータ11と、HDCP方式による暗号化LSI10とを含んでいる。暗号化LSI10は、暗号鍵を記憶する記憶部12と、記憶部12に記憶されている暗号鍵を用いて画像信号を暗号化するHDCP暗号化回路13と、画像信号の送信を行うDVIトランスミッタインターフェース回路14とを有している。HDCP方式においては、一般的に、画像信号の送受信にDVI(digital visual interface)規格が用いられているので、画像信号を送信する回路及び受信する回路は、DVI規格に準拠している。
一方、受像機200は、EDIDを記憶するシリアルEEPROM221と、暗号鍵を記憶するEEPROM222と、HDCP方式によって暗号化された画像信号を暗号鍵を用いて復号化する半導体集積回路(復号化LSI)230と、液晶パネル240と、タイミングコントローラ241とを含んでいる。
復号化LSI230は、EEPROM222を制御するマスターインターフェース回路231と、HDCP復号化回路235と、暗号鍵等の送受信を行うインターフェース回路236と、画像信号の受信を行うDVIレシーバインターフェース回路237とを有している。
液晶パネル240は、復号化された画像信号に基づいて画像を表示する。また、タイミングコントローラ241は、液晶パネルの信号線に画像信号を入力するタイミングをコントロールする。
さらに、受像機200は、EEPROM221及びインターフェース回路236に接続されたSCL端子54及びSDA端子55と、DVIレシーバインターフェース回路237に接続された画像端子56とを有しており、これらの端子に接続されたDVIケーブル50を通じて外部の機器と信号の送受信を行う。DVIケーブル50は、DDC規格によるデータの送受信に用いられるSCL信号線51、SDA信号線52及び画像信号線53を含んでいる。
システムが起動されると、ホストコンピュータ100は、受像機200のEEPROM221に記憶されているEDIDと、EEPROM222に記憶されている公開鍵とを読み出すことができる。ホストコンピュータ100において、グラフィックアクセラレータ11は、受信されたEDIDに基づいて、受像機200に適した画像信号を生成する。また、受信された公開鍵に基づいて受像機200が認証された場合に、HDCP暗号化回路13は、暗号鍵を用いて画像信号を暗号化し、DVIトランスミッタインターフェース回路14は、これを受像機200に送信する。
受像機200において、マスターインターフェース回路231は、EEPROM222から暗号鍵を読み出して、HDCP復号化回路235に供給する。HDCP復号化回路235は、この暗号鍵を用いて、DVIレシーバインターフェース回路237によって受信された画像信号を復号化する。復号化された画像信号は、タイミングコントローラ241の制御の下で、液晶パネル240に表示される。
このような画像伝送システムにおいて、受像機200のEEPROM222に記憶されている公開鍵と秘密鍵とを含む暗号鍵の内、秘密鍵は不特定多数に知られてはならない。従って、パーソナルコンピュータ等によって自由に読み出すことができるEDIDと、読み出しに制限を加えなくてはならない暗号鍵とを、同じEEPROMに保存することはできなかった。そのため、従来は、DDC用の信号線に接続されたシリアルEEPROM221にEDIDのみを記憶させて、暗号鍵を記憶するためのEEPROM222を別に用意していた。画像信号を復号化する復号化LSI230は、EEPROM222を制御して暗号鍵を読み出し、パーソナルコンピュータ等からの要求に応じて公開鍵のみをDDC用の信号線に提供していた。
ところで、暗号鍵を保存するEEPROM222は、DDC用の端子であるSCL端子54及びSDA端子55には接続されていないものの、汎用のEEPROMであるため、ROMリーダー/ライター等を用いることにより簡単にその内容を読み出すことができる。従って、暗号鍵が平文のままEEPROM222に記憶されると、一般にその内容を明らかにされる恐れがあった。そこで、暗号鍵が読み出されることを防ぐため、EEPROM222と復号化LSI230との間をモールド樹脂等で封印する方法が提案されている。
しかしながら、このような方法を採ったとしても、依然としてEDIDを記憶するEEPROMと暗号鍵を記憶するEEPROMとの2個のEEPROMが必要であり、部品点数の増加に伴うコストの上昇は避けられない。また、EDIDと暗号鍵という2種類の情報を別個にそれぞれのEEPROMに記憶させなくてはならないため、受像機の製造過程において、情報を記憶させる工程及びテスト工程が複雑となり、コストがかかっていた。さらに、EEPROMに暗号鍵を平文のまま書き込み、それを読み出すことができないように樹脂等で封印すると、故障等によりEEPROMを再度書き換える必要が生じても、EEPROMを書き換えることが不可能になってしまうという欠点があった。
発明の開示
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、暗号化された画像信号を受信する受像機等の受信側の装置において使用する部品点数を減らすことができ、且つ、ハードウエアの完成後に不揮発性メモリに情報を再度書き込むことを可能とする半導体集積回路を提供することである。また、本発明の第2の目的は、受信側の装置に画像信号を送信する送信側の装置においてセキュリティを向上させることができる半導体集積回路を提供することである。さらに、本発明の第3の目的は、上記のような受信用の半導体集積回路を用いた受信側の装置を提供することである。加えて、本発明の第4の目的は、受像機を用いた画像提供方法を実現することである。
以上の課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る半導体集積回路は、暗号化された画像信号を受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、外部とシリアル通信を行うインターフェース回路と、インターフェース回路によって外部に送信される第1の情報、及び、暗号化された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を書き込み、及び/又は、読み出すように不揮発性メモリを制御するメモリ制御回路とを具備する。
また、本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、暗号化された画像信号を受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、不揮発性メモリに記憶されている暗号化された暗号鍵を復号化する暗号鍵復号化回路と、暗号鍵復号化回路によって復号化された暗号鍵を用いて画像信号を復号化する画像信号復号化回路とを具備する。
さらに、本発明の第3の観点に係る半導体集積回路は、画像信号を暗号化して受信側の装置に送信する装置において用いるための半導体集積回路であって、画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路と、所定の信号処理が施されていない画像信号と所定の信号処理が施された画像信号との内の一方を選択する選択回路と、選択回路によって選択された画像信号を暗号化する暗号化回路と、受信側の装置から受信した暗号鍵に基づいて受信側の装置を認証するか否かについて判断し、受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように選択回路及び暗号化回路を制御し、受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように選択回路及び暗号化回路を制御する制御回路とを具備する。
本発明の1つの観点に係る受信側の装置は、暗号化された画像信号を受信する装置であって、外部とシリアル通信を行う第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、第1の手段によって外部に送信される第1の情報、及び、第2の手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を記憶するための不揮発性メモリと、不揮発性メモリに記憶されている第2の情報を用いて、第2の手段によって受信された画像信号を復号化する第3の手段とを具備する。
本発明の1つの観点に係る製造方法は、外部とシリアル通信を行う第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、不揮発性メモリとを有し、暗号化された画像信号を受信する装置を製造する方法であって、第1の手段を用いてシリアル通信を行うことにより、装置に関する第1の情報、及び、第2の手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を装置に入力するステップ(a)と、ステップ(a)において入力された第1及び第2の情報を不揮発性メモリに書き込むステップ(b)とを具備する。
本発明の1つの観点に係る画像提供方法は、暗号鍵を入力する第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段とを有し、暗号化された画像信号を受信して画像を表示する受像機を用いて画像を提供する方法であって、第1の手段によって受像機に入力された暗号鍵に基づいて、第1の手段によって受像機に入力された暗号鍵に基づいて、受像機を認証するか否かについて判断するステップ(a)と、ステップ(a)において受像機が認証された場合に、第2の手段によって受信された画像信号を第1の手段によって受像機に入力された暗号鍵を用いて復号化し、復号化された画像信号に基づいて画像を表示するステップ(b)
とを具備する。
本発明によれば、受信用の半導体集積回路において、EDIDと暗号鍵とを1つの不揮発性メモリに記憶させるので、受像機等の受信側の装置に用いられる部品点数を削減することができると共に、受信側の装置の製造過程における情報の書き込み工程及びテスト工程を簡略化することができる。また、ハードウエアの完成後に不揮発性メモリに情報を書き込んだり、書き換えることができるので、受信側の装置の製造が容易であり、出荷後に故障が起きても受信側の装置を修理することができる。さらに、暗号鍵を入力する第1の手段を有する受像機を用いることにより、暗号鍵を有する特定のユーザのみに画像を提供する画像提供方法を実現することができる。
また、本発明によれば、送信用の半導体集積回路において、受信側の装置を認証するか否かを判断し、認証しない場合には画質を劣化させる等の処理を行うので、外部のソフトウエアの助けを必要とせず、セキュリティを向上させることができる。
発明を実施するための最良の形態
図2は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。以下の実施形態においては、受信側の装置として、液晶パネル等の表示装置を有する受像機を用いる場合について説明するが、表示装置を受信側の装置に含めない構成として、受信側の装置に外部の表示装置を接続するようにしても良い。
図2に示すように、この画像伝送システムは、ホストコンピュータ100と受像機300とによって構成される。受像機300は、HDCP方式による暗号鍵を保有する。暗号鍵は、受像機300からDDCによってパーソナルコンピュータ100に通知される公開鍵と、不特定多数に知られてはならない秘密鍵とを含んでいる。
ホストコンピュータ100は、高速で描画するための画像信号を生成するグラフィックアクセラレータ11と、暗号化LSI10とを含んでいる。暗号化LSI10は、暗号鍵を記憶する記憶部12と、記憶部12に記憶されている暗号鍵を用いて画像信号を暗号化するHDCP暗号化回路13と、DVI規格に従って画像信号の送信を行うDVIトランスミッタインターフェース回路14とを有している。。
ホストコンピュータ100には、SCL信号線51と、SDA信号線52と、画像信号線53とを含むDVIケーブル50を介して、受像機300が接続されている。
受像機300は、EDID及び暗号鍵を記憶する不揮発性メモリとしてEEPROM20と、HDCP方式によって暗号化された画像信号を暗号鍵を用いて復号化する半導体集積回路(復号化LSI)30と、復号化された画像信号に基づいて画像を表示するデバイスとして液晶パネル40と、液晶パネルの信号線に画像信号を入力するタイミングをコントロールするタイミングコントローラ41とを含んでいる。なお、不揮発性メモリとしては、シリアルEEPROM、パラレルEEPROM、フラッシュEEPROMの他に、一般的なPROMや電池内蔵のSRAM等を用いることができる。また、画像を表示するデバイスとしては、液晶パネル40の他に、PDP(plasma display panel)やCRT(cathode ray tube)を用いても良い。
復号化LSI30は、EEPROM20を制御するマスターインターフェース回路31と、暗号鍵復号化回路32と、暗号鍵暗号化回路33と、キャッシュメモリ34と、暗号鍵等の送受信を行うインターフェース回路36と、画像信号の復号化を行うHDCP復号化回路35と、画像信号の受信を行うDVIレシーバインターフェース回路37とを内蔵している。なお、復号化LSI30がEEPROM20等の不揮発性メモリを内蔵するようにしても良い。あるいは、HDCP復号化回路35及びDVIレシーバインターフェース回路37と、それ以外の回路とを、別個の半導体集積回路に形成しても良い。
インターフェース回路36は、EDIDや暗号鍵等の情報の送受信を制御する。また、インターフェース回路36は、ICバス方式による通信において、スレーブデバイスとして動作する。インターフェース回路36は、SCL端子54及びSDA端子55に接続されており、SCL信号線51及びSDA信号線52を介して外部との信号の送受信を行う。
キャッシュメモリ34は、EEPROM20に書き込まれる情報を一時的に保存したり、EEPROM20から読み出された情報を一時的に保存する。キャッシュメモリ34としては、SRAM(static random access memory)を用いることができる。
暗号鍵暗号化回路33は、平文で入力された暗号鍵を暗号化する。暗号化された暗号鍵は、マスターインターフェース回路31によってEEPROM20に保存される。なお、暗号化された暗号鍵が復号化LSI30に入力される場合には、暗号鍵暗号化回路33は不要である。
暗号鍵復号化回路32は、暗号化された暗号鍵を平文に復号化する。復号化された暗号鍵は、暗号化された画像信号を復号化する際に用いられる。
マスターインターフェース回路31は、EEPROM20との間における信号の送受信を制御し、EEPROM20に対して情報の書き込みや読み出しを行う。また、マスターインターフェース回路31は、EEPROM20に書き込むべき情報と、EEPROM20に書き込まれた情報とを比較(ベリファイ)し、EEPROM20に書き込まれた内容の信頼性を高める動作モードを有している。この動作モードは、復号化LSI30のテストモードにおいて設定することができる。
EEPROM20に暗号化された暗号鍵が記憶されている場合には、暗号鍵復号化回路32が、暗号化された暗号鍵を平文に復号化し、マスターインターフェース回路31が、復号化された暗号鍵を入力された鍵と比較する。マスターインターフェース回路31は、EEPROM20に情報が正しく書き込まれたか否かをチェックするために、エラー検出コード又はエラー訂正コードを計算してEEPROM20に書き込まれた情報を検証するようにしても良い。
あるいは、図3に示すように、受像機400において、フラッシュEEPROM62を内蔵したマイクロコンピュータ61を用いるようにしても良い。マイクロコンピュータ61は、インターフェース回路36又はキャッシュメモリ34との間で信号の送受信を行い、内蔵するEEPROM62に対して情報の書き込みや読み出しを行う。その場合には、復号化LSI60がマスターインターフェース回路を内蔵する必要はない。
再び図1を参照すると、HDCP復号化回路35は、HDCP方式による暗号鍵を用いて、DVIレシーバインターフェース回路37によって受信された画像信号を復号化する。
DVIレシーバインターフェース回路37は、画像端子56に接続されており、画像信号線53を介してディジタル画像信号を受信する。DVIレシーバインターフェース回路37は、DVI規格に準拠しており、RGB(赤、緑、青)の3つの画像信号チャンネルについて、エンコードされて送信されるシリアルデータをパラレルデータに変換する。
Cバス方式による通信においては、それぞれのスレーブデバイスにスレーブアドレスが割り振られている。例えば、一般的に、EDIDの送受信には、読み出し用としてアドレス「A0h」、書き込み用としてアドレス「A1h」が割り振られている。また、HDCP方式によるレシーバには、読み出し用としてアドレス「76h」、書き込み用としてアドレス「77h」が割り振られている。本実施形態におけるインターフェース回路36は、HDCP方式によるレシーバに割り当てられているスレーブアドレス「7Ah」及び「7Bh」と同様に、EDIDの応答に割り当てられているスレーブアドレス「A0h」及び「A1h」を指定されたときにも応答するように設計されている。
一方、受像機のホスト側に用いられるHDCP方式によるトランスミッタには、HDCP方式による暗号鍵等の送受信用としてアドレス「78h」及び「79h」、トランスミッタの物理層の設定用にアドレス「70h」及び「71h」が割り振られている。
次に、本実施形態に係る受信側の装置においてDDC規格によるEDIDを書き込む動作について、図2及び図4を参照しながら説明する。EDIDを記憶するEEPROM20においては、その誤動作を防ぐために、画像制御信号の1つであるVSYNC信号(vertical synchronizing signal:垂直同期信号)を用いることが一般的である。本実施形態においても、EDIDの書込み及び読出しの制御においては、VSYNC信号を併せて用いている。
図4は、本実施形態に係る受信側の装置において、不揮発性メモリにEDIDを書き込む動作を示すフローチャートである。この書き込み動作は、受信側の装置のハードウエアの完成後に行われる。
ステップS101において、ホストコンピュータ100等の外部機器がスレーブアドレスA1hを指定してEDIDを送信すると、受像機300の復号化LSI30は、SCL端子54及びSDA端子55を用いてEDIDを受信する。
ステップS102において、インターフェース回路36は、受信したEDIDをキャッシュメモリ34に一旦保存する。
ステップS103において、マスターインターフェース回路31は、キャッシュメモリ34に保存された内容をEEPROM20に書き込む。或いは、マスターインターフェース回路31は、EDIDをキャッシュメモリ34から読み出しながら、並行してEEPROM20にこれを書き込んでも良い。
次に、本実施形態に係る受信側の装置においてHDCP方式による暗号鍵を書き込む動作について、図2及び図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態に係る受信側の装置において、不揮発性メモリにHDCP方式による暗号鍵を書き込む動作を示すフローチャートである。この書き込み動作も、受信側の装置のハードウエアの完成後に行われる。
ステップS201において、ホストコンピュータ100等の外部機器がスレーブアドレス77hを指定して暗号鍵を送信すると、受像機300の復号化LSI30は、SCL端子54及びSDA端子55を用いて暗号鍵を受信する。
ステップS202において、インターフェース回路36は、受信した暗号鍵をキャッシュメモリ34に一旦保存する。
ステップS203において、復号化LSI30は、キャッシュメモリ34に保存されている暗号鍵について、暗号化が必要であるか否かを判断する。即ち、暗号鍵をEEPROM20に平文のままで保存すると、暗号鍵が一般に漏れてしまう恐れがある。そこで、受像機の製造者は、暗号鍵を信頼性高く保存したい場合には、暗号鍵を暗号化してEEPROM20に保存することができるようになっている。この暗号化のためには、復号化LSI30に内蔵されている暗号鍵暗号化回路33を用いても良いし、予め暗号化されている暗号鍵を復号化LSI30に送信しても良い。
復号化LSI30内で暗号鍵を暗号化する場合には、ステップS204において、暗号鍵暗号化回路33が暗号鍵を暗号化してからステップS205に移行する。このようにして、暗号鍵を暗号化するモードを設けることにより、受像機において暗号鍵を信頼性高く保存することができる。
ここで、暗号鍵の暗号化においては、画像信号の暗号化における暗号化強度と同等以上の暗号化強度が必要である。また、暗号鍵を暗号化するモードに移行する方法については、一般ユーザに理解されにくい方法が用いられ、これを公開しないことにより、暗号化のアルゴリズムを秘匿することができる。例えば、特殊なコマンドを復号化LSI30に入力したときに、暗号鍵暗号化回路33が活性化されて、暗号鍵を暗号化するモードに移行するようにしても良い。そのような特殊なコマンドにおいても、画像信号を暗号化する際の暗号化強度と同等以上のセキュリティ性が必要である。
一方、あらかじめ暗号化された暗号鍵を受信した場合や、セキュリティ性があまり高くないため平文のまま保存しても構わない暗号鍵を受信した場合には、ステップS205に直接移行する。ステップS205において、マスターインターフェース回路31が、暗号鍵をEEPROM20に書き込む。
なお、EDIDや暗号鍵をEEPROM20に書き込む際に用いるデータフォーマットは、復号化LSI30で読み出すことが可能なデータフォーマットであれば良く、DDC規格で定められたものと異なっていても構わない。例えば、エラー検出コード又はエラー訂正コードを含むデータフォーマットを用いても良い。
本実施形態によれば、以上述べたEDIDや暗号鍵を保存するためのEEPROMを1つに集約することができる。また、HDCP方式による暗号鍵を暗号化することにより、暗号鍵が保存されているEEPROM20と復号化LSI30との間をモールドで固める必要がなくなる。受像機の製造工程において、EDID及び暗号鍵の書き込みは、ハードウエアの完成後に、SCL端子54及びSDA端子55を用いて行うことができる。また、受像機の出荷後にEEPROM20の内容に不良が発見された場合に、修理作業としてEDID及び暗号鍵の書き込みを行うこともできる。
次に、本実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法について、図2及び図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、受像機300の電源を投入し、ステップS401において、ホストコンピュータ100の電源を投入する。
受像機300の電源が投入されると、受像機300は、ステップS302において、EEPROM20に書き込まれたEDID及び暗号鍵を読み出してキャッシュメモリ34に保存し、ホストコンピュータ100からの要求に対応する準備を整える。この準備動作は、電源投入時に限らず、マイクロコンピュータ等の制御により行っても良い。
ホストコンピュータ100は、ステップS402において、SCL端子54及びSDA端子55を通じてEDIDのアドレスA0h及びA1hを指定して、EDIDの送信を要求する。これに応答して、受像機300は、ステップS303において、キャッシュメモリ34に保存されている情報を利用し、インターフェース回路36を介して、あたかも復号化LSI30がEDID専用のEEPROMであるかのような振る舞いをして、EDIDをホストコンピュータ100に送信する。ホストコンピュータ100は、ステップS403において、EDIDを受信して受像機300に関する情報を解読する。
なお、受像機300の復号化LSI30は、電源が投入されていなくても、ホストコンピュータ100からEDIDの送信を要求されたら、DVIケーブルを介してホストコンピュータ100から供給される電源によって動作して、EDIDを送信しなければならない。一般的に、ホストコンピュータは5Vの電源電圧を供給するが、復号化LSIの動作電圧は3.3Vであり、受像機において降圧回路が必要になる。また、利用できる電流は50mAが目安であり、復号化LSIをフルに動作させるとこの電流値をオーバーしてしまう。従って、受像機に電源が投入されていないときにEDIDを送信するためには、消費電流についての配慮も必要でああ。
受像機300は、ステップS304において、暗号鍵が暗号化されているか否かを判断する。即ち、受像機300の復号化LSI30は、EEPROM20から暗号鍵が読み出されると、暗号鍵が暗号化されているか否かを自動認識する。暗号鍵が暗号化されていると判断された場合には、ステップS305において、暗号鍵復号化回路32が暗号鍵を復号化し、ステップS306において、復号化された暗号鍵をキャッシュメモリ34に保存する。一方、暗号鍵が暗号化されていないと判断された場合には、ステップS306において、暗号鍵をそのままキャッシュメモリ34に保存する。
ホストコンピュータ100が、ステップS404において、SCL端子54及びSDA端子55を用いてHDCP方式による公開鍵等の情報を要求すると、受像機300は、ステップS307において、キャッシュメモリ34に保存されている情報を利用し、インターフェース回路36を介してホストコンピュータ100に公開鍵等の情報を送信する。ここで、インターフェース回路36は、HDCP方式による秘密鍵を平文のままホストコンピュータ100に送信することはなく、HDCP方式による秘密鍵が一般に公開されるリスクを低減している。
ホストコンピュータ100は、ステップS405において、受像機300から公開鍵を受信すると、ステップS406において、公開鍵に基づいて受像機300を認証するか否かについて判断する。具体的には、ホストコンピュータ100が、受信した公開鍵とホスト側の公開鍵とに基づいて、乱数と秘密鍵とを用いた演算を行い、演算結果が一致した場合に、受像機300を認証する。
ホストコンピュータ100は、受像機300が認証された場合に、ステップS407において、画像信号の暗号化を行い、ステップS408において、暗号化された画像信号を受像機300に送信する。
受像機300は、ステップS308において、暗号化された画像信号を受信する。即ち、DVIレシーバインターフェース回路37が、画像信号線53を介してシリアルデータとして送信されるRGB各チャンネルのディジタル画像信号を受信し、パラレルデータに変換する。次に、ステップS309において、復号化LSI30のHDCP復号化回路35が、キャッシュメモリ34に保存されているHDCP方式による暗号鍵を用いて、暗号化されたパラレルデータを復号化する。
ステップS310において、復号化されたディジタル画像信号は、タイミングコントローラ41を介して液晶パネル40に出力され、画像が表示される。
本実施形態においては、画像信号を伝送する際に用いられる情報として、画像信号を暗号化したり復号化したりするために用いられる暗号鍵を例にとって説明した。しかしながら、画像信号を送受信する際に用いられる情報は、暗号鍵に限らず、例えば、送受信される画像信号を表示するために受像機を最適な状態に設定する情報であっても良い。そのような情報としては、画像の出力タイミングの設定情報、PLL(phase locked loop)の設定情報、画像サイズや色の補正に用いられる情報等が挙げられる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る受信側の装置について説明する。本実施形態に係る受信側の装置は、外部から暗号鍵等の情報を入力する手段をさらに具備するものである。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る受信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。ここでは、外部から暗号鍵等の情報を入力する手段として、受像機500にICカードを読み書きするカードリーダー/ライター21を設けている。復号化LSI70のマスターインターフェース回路38は、所定の暗号鍵が記録されたICカードが受像機300に挿入されると、EEPROM20に優先してカードリーダー/ライター21によって読み出された暗号鍵をキャッシュメモリ34に記憶させる。その他の構成については、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置と同様である。
なお、外部から暗号鍵等の情報を入力する手段としては、カードリーダー/ライター21の替わりに、赤外線リモコンによって送信された信号から情報を読み取る赤外線検出ユニットを設けても良い。その場合には、視聴者が、受像機のリモートコントローラ等を操作することにより、暗号鍵等の情報を受像機に入力することができる。
次に、本実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法について、図7及び図8を参照しながら説明する。この画像提供方法によれば、ホストコンピュータと同様の機能を有するセットトップボックス等に接続された複数のモニタ(受像機)の内で、特定の暗号鍵が供給されたモニタのみが画像を出力することを可能にする。
図8は、本実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法を示すフローチャートである。
まず、視聴者は、ステップS501において、画像情報等のコンテンツの提供者に対して、所望のコンテンツの料金を支払うか、料金を支払うことを約束する。これに応じて、提供者は、ステップS601において、公開鍵が書き込まれたICカードを視聴者に配付する。また、提供者は、ステップS602において、このような視聴者のためにコンテンツを送信する。
視聴者が、ステップS502において、ICカードをモニタに挿入すると、ステップS503において、セットトップボックスは、ICカードに書き込まれた公開鍵を読み取って、公開鍵に基づいて、このモニタを認証するか否かの判断を行う。モニタが認証されると、ステップS504において、送信されているコンテンツがモニタに受信され、モニタの画面に表示される。ここで、ステップS503及びステップS504における動作の詳細については、図6のステップS302〜S310及びステップS402〜408に示す動作と同様である。この画像提供方法によれば、コンテンツのために料金を支払った視聴者のみが、そのコンテンツの提供を受けることができる。
なお、この画像提供方法においては、公開鍵を入力する媒体としてICカードを用いたが、視聴者が、受像機のリモートコントローラに備えられたテンキーを用いて公開鍵をモニタに送信しても良いし、ゲーム機のコントローラとOSD(open software description)とを用いて公開鍵をモニタに入力しても良い。この他、コンテンツの提供者又は視聴者が、電話回線を用いて公開鍵を配布しても良い。
次に、本発明の第1の実施形態に係る送信側の装置について説明する。これまで、HDCP技術は、パーソナルコンピュータにおいて使用されることが前提となっていた。パーソナルコンピュータが画像信号を暗号化して送信するためには、パーソナルコンピュータのDVIトランスミッタインターフェース回路と、モニタのDVIレシーバインターフェース回路との間で公開鍵の通信を行って、モニタを認証するか否かの判断を行わなくてはならない。その後、パーソナルコンピュータは画像信号の暗号化を開始し、モニタは画像信号の復号化を開始する。この一連の制御動作は、HDCP方式のダウンストリームと呼ばれている。
ここで、パーソナルコンピュータは、ワードプロセッサや表計算のソフトウエアが稼動している場合には画像信号を暗号化する必要がなく、DVDディスクを再生する場合等に限って画像信号を暗号化する必要が生じる。また、モニタがHDCP方式に対応していない場合には、DVDディスクを再生できない等の表示を行うか、画質を低下させて再生するといった処理を行わなくてはならない。このような制御動作は、オペレーションソフトとグラフィックアクセラレータに内蔵されているHDCP制御回路との連携で行われ、HDCP方式のアップストリームと呼ばれている。
このように、従来の送信側の装置においては、送信側の暗号化LSIと受信側の復号化LSIだけでは画像信号の伝送制御を行うことができず、外部のソフトウエアの助けを必要としたため、セキュリティに関して問題があった。本実施形態に係る送信側の装置は、このような問題を解決したものである。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る送信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。受信側の装置については、図2に示す受像機300と同一である。送信側の装置600は、DVDディスク等から画像信号を再生する画像信号再生回路601と、暗号鍵を記憶するための記憶部602と、記憶部602に記憶されている暗号鍵を用いて、画像信号再生回路601によって再生された画像信号を暗号化して受像機300に送信する暗号化LSI80とを含んでいる。
暗号化LSI80は、画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路81と、画像信号再生回路601から出力される画像信号と画像処理回路81から出力される画像信号との内の一方を選択する選択回路82と、選択回路82によって選択された画像信号を暗号化する暗号化回路83と、暗号化回路83によって暗号化された画像信号を送信する物理層回路84と、暗号化制御回路85とを内蔵している。
暗号化制御回路85は、受信した暗号鍵に基づいて受信側の装置を認証するか否かについて判断し、受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように選択回路82及び暗号化回路83を制御し、受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように選択回路82及び暗号化回路83を制御する。
次に、本実施形態に係る送信側の装置の動作について詳しく説明する。
送信側の装置600に電源が投入されると、暗号化制御回路85は、DVIケーブル50の電源線57を介して受像機300の一部の回路に電源を投入し、受像機300のEEPROMからEDIDを読み出す。これにより、受像機300にとって最適な画像信号を知ることができる。EDIDを読み出せなかった場合や、EDIDを読み出せてもHDCP方式に対応していない受像機であると判断した場合には、暗号化制御回路85は、保護を必要とするコンテンツを送信できないと判断する。
暗号化制御回路85は、受像機300がHDCP方式に対応していると判断すると、暗号化回路83と受像機300のHDCP復号化回路を制御して、HDCP方式による受像機の認証を開始する。具体的には、暗号化制御回路85が、受信した公開鍵とホスト側の公開鍵とに基づいて、乱数と秘密鍵とを用いた演算を行い、演算結果が一致した場合に、受像機を認証する。
受像機が認証されると、暗号化制御回路85は、画像再生回路601から出力される画像信号を選択するように選択回路82を制御し、暗号化回路83に画像信号の暗号化を開始させる。なお、暗号化制御回路85は、ホットプラグ信号線58によって、受像機300に電源が投入されているか否かを検知して、受像機300に電源が投入されるまで画像信号の送信を行わないようにしても良い。
一方、受像機の認証が所定の時間内に完了しなかった場合には、暗号化制御回路85は、画像処理回路81を活性化させ、画像処理回路81から出力される画像信号を選択するように選択回路82を制御し、暗号化回路83に画像信号を平文のまま出力させる。画像処理回路81は、入力される画像信号の解像度を低下させる処理を施したり、入力される画像信号にノイズを混入させる処理を施したり、入力される画像信号の替わりにコンテンツを送信できない旨のコメントを表す画像信号を出力したりする。これにより、受信側の装置が認証されなかった場合には、受像機300の画面において、保護する必要のない低品位の画像を表示したり、コンテンツを送信できない旨のコメントを表示したりすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る送信側の装置について説明する。本実施形態においては、選択回路を暗号化回路の後段に配置しており、この点が図9に示す装置と異なっている。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る送信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。受信側の装置については、図2に示す受像機300と同一である。
送信側の装置700に含まれている暗号化LSI90は、画像再生回路601から出力された画像信号を暗号化する暗号化回路91と、画像再生回路601から出力された画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路92と、暗号化回路91から出力される画像信号と画像処理回路92から出力される画像信号との内の一方を選択する選択回路93と、選択回路93によって選択された画像信号を送信する物理層回路94と、暗号化制御回路95とを内蔵している。
暗号化制御回路95は、受信した暗号鍵に基づいて受像機300を認証するか否かについて判断し、受像機300が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように選択回路93を制御し、受像機300が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように選択回路93を制御する。
次に、本実施形態に係る送信側の装置の動作について詳しく説明する。
暗号化制御回路95は、受像機300がHDCP方式に対応していると判断すると、暗号化回路91と受像機300のHDCP復号化回路を制御して、HDCP方式による受像機の認証を開始する。受像機が認証されると、暗号化制御回路95は、暗号化回路91に画像再生回路601から出力される画像信号の暗号化を開始させ、暗号化回路91から出力される画像信号を選択するように選択回路93を制御する。
一方、受像機の認証が所定の時間内に完了しなかった場合には、暗号化制御回路95は、画像処理回路92を活性化させ、画像処理回路92から出力される画像信号を選択するように選択回路93を制御する。これにより、受信側の装置が認証されなかった場合には、受像機300の画面において、保護する必要のない低品位の画像を表示したり、コンテンツを送信できない旨のコメントを表示したりすることができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載される範囲内で自由に変形及び変更することが可能である。
産業上の利用可能性
本発明は、画像信号を暗号化して送信するコンピュータ等の送信側の装置、及び、暗号化された画像信号を受信して復号化するモニタやプロジェクタ等の受信側の装置において利用することが可能である。さらに、本発明は、そのような受像機を用いて画像を提供するビジネスにおいて利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
本発明の利点及び特徴は、以下の詳細な説明と図面とを関連させて考察すれば明らかになる。これらの図面において、同じ参照番号は同じ構成要素を指している。
図1は、従来の受像機を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置の変形例を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置において不揮発性メモリにEDIDを書き込む動作を示すフローチャートである。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置において不揮発性メモリに暗号鍵を書き込む動作を示すフローチャートである。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法を示すフローチャートである。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る受信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る受信側の装置を用いて画像を提供する方法を示すフローチャートである。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る送信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る送信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
【0001】
明 細 書
半導体集積回路及びそれを用いた受信側装置
技術分野
本発明は、一般的に半導体集積回路に関し、特に、暗号化された画像信号を受信又は送信するために用いる半導体集積回路に関する。また、本発明は、受信用の半導体集積回路を用いた受像機等の受信側の装置に関する。
背景技術
パーソナルコンピュータ等の送信側の装置とモニタやプロジェクタ等の受信側の装置との接続に関するDDC(display data channel)と呼ばれる規格は、受信側の装置が、送信側の装置から、その受信側の装置にとって最適の信号を得られるように定められている。
DDC規格に従う受像機は、EDID(extended display identification data)と呼ばれる情報が記憶されたEEPROM(electrically erasable programmable read−only memory)を有している。EDIDには、受像機の種類、表示できる解像度、クロック周波数、メーカー名、シリアル番号等の情報が含まれている。また、EDIDを記憶するEEPROMとしては、2線式シリアルEEPROMが一般的に用いられ、ICバス方式に準ずるシリアル通信によってデータが送受信される(ICバスは、フィリップス社の登録商標)。
このシリアル通信においては、SDA(シリアルデータ)端子及びS
【0006】
る。
以上の課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る半導体集積回路は、暗号化された画像信号をDDC規格に従って受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、DDC規格に従う受信装置に割り当てられた第1の情報、及び、暗号化された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を書き込み、及び/又は、読み出すように不揮発性メモリを制御するメモリ制御回路と、第1の情報及び第2の情報の送受信を制御して、外部とシリアル通信を行うインターフェース回路とを具備する。
また、本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、画像信号を暗号化して受信側の装置に送信する装置において用いるための半導体集積回路であって、画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路と、所定の信号処理が施されていない画像信号と所定の信号処理が施された画像信号との内の一方を選択する選択回路と、選択回路によって選択された画像信号を暗号化する暗号化回路と、受信側の装置から受信した暗号鍵に基づいて受信側の装置を認証するか否かについて判断し、受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように選択回路及び暗号化回路を制御し、受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように選択回路及び暗号化回路を制御する制御回路とを具備する。
さらに、本発明の第3の観点に係る半導体集積回路は、画像信号を暗号化して受信側の装置に送信する装置において用いるための半導体集積回路であって、画像信号を暗号化する暗号化回路と、画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路と、暗号化された画像信号と所定の信号処理が施された画像信号との内の一方を選択する選択回路と、受信側の装
【0007】
置から受信した暗号鍵に基づいて受信側の装置を認証するか否かについて判断し、受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように選択回路を制御し、受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように選択回路を制御する制御回路とを具備する。
また、本発明の1つの観点に係る受信側の装置は、暗号化された画像信号をDDC規格に従って受信する装置であって、暗号化された画像信号を受信する受信手段と、DDC規格に従う受信装置に割り当てられた第1の情報、及び、受信手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を記憶するための不揮発性メモリと、第1の情報及び第2の情報の送受信を制御して、外部とシリアル通信を行うインターフェース手段と、不揮発性メモリに記憶されている第2の情報を用いて、前記受信手段によって受信された画像信号を復号化する復号化手段とを具備する。
本発明によれば、受信用の半導体集積回路において、EDIDと暗号鍵とを1つの不揮発性メモリに記憶させるので、受像機等の受信側の装置に用いられる部品点数を削減することができると共に、受信側の装置の製造過程における情報の書き込み工程及びテスト工程を簡略化することができる。また、ハードウエアの完成後に不揮発性メモリに情報を書き込んだり、書き換えることができるので、受信側の装置の製造が容易であり、出荷後に故障が起きても受信側の装置を修理することができる。
また、本発明によれば、送信用の半導体集積回路において、受信側の装置を認証するか否かを判断し、認証しない場合には画質を劣化させる等の処理を行うので、外部のソフトウエアの助けを必要とせず、セキュ
【0008】
リティを向上させることができる。
図面の簡単な説明
本発明の利点及び特徴は、以下の詳細な説明と図面とを関連させて考察すれば明らかになる。これらの図面において、同じ参照番号は同じ構成要素を指している。
図1は、従来の受像機を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置の変形例を用いた画像伝送システムを示すブロック図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信側の装置において不揮発
【0025】
ンツを送信できない旨のコメントを表示したりすることができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載される範囲内で自由に変形及び変更することが可能である。
産業上の利用可能性
本発明は、画像信号を暗号化して送信するコンピュータ等の送信側の装置、及び、暗号化された画像信号を受信して復号化するモニタやプロジェクタ等の受信側の装置において利用することが可能である。

Claims (33)

  1. 暗号化された画像信号を受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、
    外部とシリアル通信を行うインターフェース回路と、
    前記インターフェース回路によって外部に送信される第1の情報、及び、暗号化された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を書き込み、及び/又は、読み出すように不揮発性メモリを制御するメモリ制御回路と、
    を具備する半導体集積回路。
  2. 前記第1の情報が、前記装置に関するEDID(extended display identification data)を含む、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記第2の情報が、画像信号を復号化するために用いられる暗号鍵を含む、請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記不揮発性メモリに記憶されている暗号化された暗号鍵を復号化する暗号鍵復号化回路をさらに具備する請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 外部から供給された暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化回路をさらに具備する、請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 前記暗号鍵暗号化回路が、画像信号の暗号化強度と同等以上の暗号化強度で暗号鍵を暗号化する、請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 前記暗号鍵暗号化回路が、前記半導体集積回路に所定のコマンドが入力されたときに活性化される、請求項5記載の半導体集積回路。
  8. 前記メモリ制御回路が、前記不揮発性メモリに情報が正しく書き込まれたか否かをチェックするために、エラー検出コード又はエラー訂正コードを計算して前記不揮発性メモリに書き込まれた情報を検証する、請求項1記載の半導体集積回路。
  9. 前記不揮発性メモリをさらに具備する請求項1記載の半導体集積回路。
  10. 前記不揮発性メモリに記憶されている内容を一時的に保存するメモリをさらに具備する請求項1記載の半導体集積回路。
  11. 暗号化された画像信号を受信する受信回路と、
    前記不揮発性メモリに記憶されている第2の情報を用いて、前記受信回路によって受信された画像信号を復号化する画像信号復号化回路と、
    をさらに具備する請求項1記載の半導体集積回路。
  12. 前記画像信号復号化回路が、HDCP(high bandwidth digital content protection)に準拠する方式で暗号化された画像信号を復号化する、請求項11記載の半導体集積回路。
  13. 暗号化された画像信号を受信する装置において用いるための半導体集積回路であって、
    不揮発性メモリに記憶されている暗号化された暗号鍵を復号化する暗号鍵復号化回路と、
    前記暗号鍵復号化回路によって復号化された暗号鍵を用いて画像信号を復号化する画像信号復号化回路と、
    を具備する半導体集積回路。
  14. 画像信号を暗号化して受信側の装置に送信する装置において用いるための半導体集積回路であって、
    画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路と、
    所定の信号処理が施されていない画像信号と所定の信号処理が施された画像信号との内の一方を選択する選択回路と、
    前記選択回路によって選択された画像信号を暗号化する暗号化回路と
    受信側の装置から受信した暗号鍵に基づいて前記受信側の装置を認証するか否かについて判断し、前記受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように前記選択回路及び前記暗号化回路を制御し、前記受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように前記選択回路及び前記暗号化回路を制御する制御回路と、
    を具備する半導体集積回路。
  15. 画像信号を暗号化して受信側の装置に送信する装置において用いるための半導体集積回路であって、
    画像信号を暗号化する暗号化回路と、
    画像信号に所定の信号処理を施す画像処理回路と、
    暗号化された画像信号と所定の信号処理が施された画像信号との内の一方を選択する選択回路と、
    受信側の装置から受信した暗号鍵に基づいて前記受信側の装置を認証するか否かについて判断し、前記受信側の装置が認証された場合には、所定の信号処理が施されていない画像信号を暗号化して出力するように前記選択回路を制御し、前記受信側の装置が認証されなかった場合には、所定の信号処理が施された画像信号を暗号化しないで出力するように前記選択回路を制御する制御回路と、
    を具備する半導体集積回路。
  16. 暗号化された画像信号を受信する装置であって、
    外部とシリアル通信を行う第1の手段と、
    暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、
    前記第1の手段によって外部に送信される第1の情報、及び、前記第2の手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を記憶するための不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに記憶されている第2の情報を用いて、前記第2の手段によって受信された画像信号を復号化する第3の手段と、
    を具備する装置。
  17. 前記不揮発性メモリが、前記装置に関するEDID(extended display identification data)を第1の情報として記憶する、請求項16記載の装置。
  18. 前記不揮発性メモリが、画像信号を復号化するために用いられる暗号鍵を第2の情報として記憶する、請求項16記載の装置。
  19. 前記不揮発性メモリが、暗号化された暗号鍵を第2の情報として記憶し、
    前記装置が、前記不揮発性メモリに記憶されている暗号化された暗号鍵を復号化する暗号鍵復号化手段をさらに具備する、請求項18記載の装置。
  20. 外部から供給された暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化手段をさらに具備する、請求項19記載の装置。
  21. 前記不揮発性メモリが、シリアルEEPROM(electrically erasable programmable read−only memory)を含む、請求項16記載の装置。
  22. 前記不揮発性メモリを制御するためのマイクロコンピュータをさらに具備する請求項16記載の装置。
  23. 前記不揮発性メモリに記憶されている内容を一時的に保存するメモリをさらに具備する請求項16記載の装置。
  24. 前記第3の手段が、HDCP(high bandwidth digital content protection)に準拠する方式で暗号化された画像信号を復号化する、請求項16記載の装置。
  25. 暗号化された画像信号を受信する装置であって、
    暗号鍵を入力する第1の手段と、
    暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、
    前記第1の手段によって入力された暗号鍵を用いて、前記第2の手段によって受信された画像信号を復号化する第3の手段と、
    を具備する装置。
  26. 前記第1の手段が、ICカードに記憶された情報を読み取る、請求項25記載の装置。
  27. 前記第1の手段が、赤外線リモコンによって送信された信号から情報を読み取る、請求項25記載の装置。
  28. 外部とシリアル通信を行う第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、不揮発性メモリとを有し、暗号化された画像信号を受信する装置を製造する方法であって、
    前記第1の手段を用いてシリアル通信を行うことにより、前記装置に関する第1の情報、及び、前記第2の手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を前記装置に入力するステップ(a)と、
    ステップ(a)において入力された第1及び第2の情報を前記不揮発性メモリに書き込むステップ(b)と、
    を具備する方法。
  29. ステップ(a)とステップ(b)との間において、第2の情報を暗号化するステップをさらに具備する請求項28記載の方法。
  30. 前記第1の手段を用いてシリアル通信を行うことにより、ステップ(b)において前記不揮発性メモリに書き込んだ情報を確認するステップをさらに具備する請求項28記載の方法。
  31. 外部とシリアル通信を行う第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段と、不揮発性メモリとを有し、暗号化された画像信号を受信する装置を修理する方法であって、
    前記第1の手段を用いてシリアル通信を行うことにより、前記装置に関する第1の情報、及び、前記第2の手段によって受信された画像信号を復号化するために用いられる第2の情報を前記装置に入力するステップ(a)と、
    ステップ(a)において入力された第1及び第2の情報を用いて、前記不揮発性メモリに記憶されている情報を書き替えるステップ(b)と、
    を具備する方法。
  32. ステップ(a)とステップ(b)との間において、第2の情報を暗号化するステップをさらに具備する請求項31記載の方法。
  33. 暗号鍵を入力する第1の手段と、暗号化された画像信号を受信する第2の手段とを有し、暗号化された画像信号を受信して画像を表示する受像機を用いて画像を提供する方法であって、
    前記第1の手段によって受像機に入力された暗号鍵に基づいて、前記受像機を認証するか否かについて判断するステップ(a)と、
    ステップ(a)において前記受像機が認証された場合に、前記第2の手段によって受信された画像信号を前記第1の手段によって受像機に入力された暗号鍵を用いて復号化し、復号化された画像信号に基づいて画像を表示するステップ(b)と、
    を具備する方法。
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