JPS649171B2 - - Google Patents

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JPS649171B2
JPS649171B2 JP6837983A JP6837983A JPS649171B2 JP S649171 B2 JPS649171 B2 JP S649171B2 JP 6837983 A JP6837983 A JP 6837983A JP 6837983 A JP6837983 A JP 6837983A JP S649171 B2 JPS649171 B2 JP S649171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information signal
recording medium
signal recording
manufacturing
density information
Prior art date
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Expired
Application number
JP6837983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59194818A (ja
Inventor
Toshiichi Goshima
Itsupei Namikawa
Toshiaki Hamaguchi
Mutsuaki Nakamura
Akio Kuroda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP6837983A priority Critical patent/JPS59194818A/ja
Publication of JPS59194818A publication Critical patent/JPS59194818A/ja
Publication of JPS649171B2 publication Critical patent/JPS649171B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、例えばビデオデイスク又はデジタル
オーデイオデイスク等の高密度情報信号記録媒体
製造法に係り、特に情報信号を表面部の幾何学的
形状の変化として記録されており、表面を相対的
に走査する再生針の電極との間の静電容量が幾何
学的形状変化に応じて変化することより情報信号
が再生される静電容量型記録媒体の製造に際し
て、すなわち少なくとも塩化ビニール系樹脂及び
カーボンブラツクを含む素材を混練してペレツト
化し、このペレツトを成形することによつて静電
容量型記録媒体を製造する場合に、ペレツト化前
の混練時に、温度180℃、ズリ速度1/10秒の条件
下で、素材の溶融粘度が20万〜42万ポイズとなる
ようにしておくことにより、成形が容易で良好と
なり、再生S/N等の再生特性も優れたものとな
る高密度情報信号記録媒体製造法を提供すること
を目的とする。 従来より、情報信号に応じて平面又は溝内にピ
ツトを成形し、幾何学的形状の変化として情報信
号を記録して情報信号記録媒体を得、この情報信
号記録媒体の記録トラツク上に電極を設けた再生
針を相対的に走査させ、再生針の電極と情報信号
記録媒体との間に形成される静電容量が上記幾何
学的形状の変化に応じて変化することを利用して
記録情報信号を再生するいわゆる静電容量再生方
式がある。 この種の静電容量再生方式に用いられる静電容
量型情報信号記録媒体は、例えば幾何学的形状変
化をもつてプレスピツト成形された記録媒体本体
の表面に、再生針の電極との間に静電容量を成形
する為の電極として、例えば数百Åの金属薄膜を
付着させ、さらにその上に金属薄膜を保護し、電
極同士の短絡を防止し、電極間の誘電率を上げる
為に数百Åの誘電体薄膜を付着させた構成のもの
が提案されているが、この種の構造の記録媒体は
記録媒体本体のプレスピツト成形工程、金属薄膜
付着工程、誘電体薄膜付着工程等多くの製造工程
を必要とし、製造が複雑で面倒であり、大がかり
な製造設備を必要とし、製造コストが極めて高く
なる等の欠点がある。 そこで、例えば塩化ビニール樹脂、塩化ビニー
ル酢酸ビニール共重合体、塩化ビニールエチレン
共重合体、塩化ビニールプロピレン共重合体、塩
化ビニールアクリル酸アルキルエステル共重合
体、アクリルニトリルスチレン共重合体、エチレ
ン酢酸ビニール共重合体と塩化ビニールとのグラ
フト共重合体等の熱可塑性樹脂に、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸バリウム等の金属石ケ
ン類、有機錫系安定剤、エポキシ系安定剤等の安
定剤、高級アルコール類、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル類、ソルビトール、ペンタエリトリツト等多糖
類のエステルといつた滑剤、さらにはジメチルポ
リシロキサン等の潤滑剤を加え、この混合物をヘ
ンシエルミキサー等の高速ミキサーでブレンド
し、さらにこれに例えばカーボンブラツク等の導
電性物質を加えて充分な分散を行ない、そして高
混練性押出機等を用いてゲル化、溶融ペレツト化
し、プレスピツト成形するといつた静電容量型情
報信号記録媒体の製造方法が提案されている。す
なわち、このような製造方法は、記録媒体そのも
のと再生針電極との間に静電容量が形成される
為、金属薄膜付着工程が不要で、又カーボンブラ
ツクの微粉末粒子自体が樹脂によつて被覆されて
いる為、誘電体薄膜付着工程が不要となり、製造
が極めて簡単で低コストなといつた利点がある。 しかし、上記の生産工程はバツチ生産である
為、多少の組成の変動があり、特に必須成分であ
る導電性物質としてのカーボンブラツクの量の変
動がバツチ内での偏析という形で起き、好ましく
ない場合がある。 又、記録媒体素材の混練具合が、記録媒体への
プレス成型性にも大きな影響を及ぼし、さらには
S/N等の再生特性にも大きな影響を及ぼし、好
ましくない場合のあることが付き止められた。す
なわち、素材の溶融粘度は、素材の組成比によつ
ても変動するが、加工条件によつて大きく影響を
受け、これが信号ピツトの成形性に極めて大きな
因子となつていることを見つけだしたのである。
これは、カーボンブラツクが、例えばDBP吸油
量が280ml/100g前後と非常に高く、ストラクチ
ヤーの発達した構造をもつている為、押出機、混
練機等で混練分散される過程において、そのスト
ラクチヤーが破壊されるからにあると考えられ
る。 そこで、上記のような記録媒体製造法におい
て、加工条件を管理することによつて、特にペレ
ツト化前の混練時における素材の溶融粘度を定量
的に測定し、その値を管理して製造条件を規定す
ることにより、高品質の高密度情報信号記録媒体
を簡単に作れるようにしたのである。すなわち、
温度180℃、ズリ速度1/10秒における記録媒体素
材の混練時の溶融粘度を20万〜50万ポイズ、特に
好ましくは25万〜45万ポイズの範囲内のものとな
るよう加工条件を設定することにより、プレスピ
ツト成形性が良くなるばかりでなく、再生S/N
も良くなることを見い出したのである。 以下、本発明に係る高密度情報信号記録媒体製
造法の具体的実施例について述べる。 実施例1〜5並びに比較例1、2 例えば平均重合度430、エチレン含有量1.5%の
エチレン塩ビ共重合体(徳山積水工業(株)製のVE
−N)100重量部、塩素化ポリエチレン(昭和電
工(株)のエラスレン301A)5重量部、ジブチル錫
系安定剤(三共有機合成(株)のSTANNJF−95)
5重量部、脂肪酸エステル(理研ビタミンの
RES−210)2重量部、脂肪酸アルキルエステル
(花王石鹸(株)のスプレンダーE−10)0.5重量部、
ジメチルポリシロキサン(信越化学工業(株)の
RES−421)1重量部を、20のヘンシエルミキ
サーにおいて110℃まで高速にてブレンド昇温さ
せた後、低速にて50℃まで冷却し、これに導電性
のカーボンブラツク(日本イーシー製のケツチエ
ンブラツクEC)20重量部を添加し、再び110℃で
15分間高速撹拌を行ない、このようにしてできた
ものをスイスブス社製ニーダーを用いて表に示す
ニーデイング条件でペレツテイングし、このよう
にして得た各々のペレツトをビデオデイスク用専
用プレス機を用いてプレスピツト成形し、ビデオ
デイスクを得た。 このようにして得たビデオデイスクのプレスピ
ツト成形性及び再生特性を調べると表に示す通り
である。
【表】 すなわち、この表より、180℃、ズリ速度1/10
秒における溶融粘度が高すぎるとプレスピツト成
形が困難で好ましくなく、又低すぎるとビデオデ
イスクの寸法安定性に乏しくなり、実用上問題が
あり、プレスピツト成形性の点よりは、180℃、
ズリ速度1/10秒における溶融粘度が20万〜42万ポ
イズであるように混練条件を設定することが特に
好ましい。尚、クロストークの特性より成形性を
考察すると、溶融粘度の低い方がクロストークは
悪くなつている。 又、180℃、ズリ速度1/10秒における溶融粘度
が25万〜42万ポイズであるように混練条件を設定
して行なつたものは、再生特性にも優れている。 上述の如く、本発明に係る高密度情報信号記録
媒体製造法は、情報信号を表面部の幾何学的形状
の変化として記録されており、表面を相対的に走
査する再生針の電極との間の静電容量が幾何学的
形状変化に応じて変化することより情報信号が再
生される静電容量型の高密度情報信号記録媒体の
製造において、塩化ビニール系樹脂及びカーボン
ブラツクを含む高密度情報信号記録媒体素材の混
練時の溶融粘度が、温度180℃、ズリ速度1/10秒
において25万〜42万ポイズとなるようにして行な
うので、高密度情報信号記録媒体のプレスピツト
成形性は良く、簡単なものとなり、又このように
して得られた高密度情報信号記録媒体の再生特性
も良い等の特長を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 情報信号を表面部の幾何学的形状の変化とし
    て記録されており、表面を相対的に走査する再生
    針の電極との間の静電容量が幾何学的形状変化に
    応じて変化することより情報信号が再生される静
    電容量型の高密度情報信号記録媒体の製造におい
    て、塩化ビニール系樹脂及びカーボンブラツクを
    含む高密度情報信号記録媒体素材の混練時の溶融
    粘度が、温度180℃、ズリ速度1/10秒において25
    万〜42万ポイズとなるようにして行なうことを特
    徴とする高密度情報信号記録媒体製造法。
JP6837983A 1983-04-20 1983-04-20 高密度情報信号記録媒体製造法 Granted JPS59194818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6837983A JPS59194818A (ja) 1983-04-20 1983-04-20 高密度情報信号記録媒体製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6837983A JPS59194818A (ja) 1983-04-20 1983-04-20 高密度情報信号記録媒体製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194818A JPS59194818A (ja) 1984-11-05
JPS649171B2 true JPS649171B2 (ja) 1989-02-16

Family

ID=13372039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6837983A Granted JPS59194818A (ja) 1983-04-20 1983-04-20 高密度情報信号記録媒体製造法

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2976225B2 (ja) * 1989-05-26 1999-11-10 三菱化学株式会社 静電容量方式情報記録媒体用カーボンブラック及び同方式情報記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4228050A (en) * 1979-01-15 1980-10-14 Rca Corporation Conductive molding composition
GB2048901B (en) * 1979-05-23 1983-03-16 Rca Corp Preparing conductive moulding compositions

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JPS59194818A (ja) 1984-11-05

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