JPS648758B2 - - Google Patents
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- JPS648758B2 JPS648758B2 JP56115843A JP11584381A JPS648758B2 JP S648758 B2 JPS648758 B2 JP S648758B2 JP 56115843 A JP56115843 A JP 56115843A JP 11584381 A JP11584381 A JP 11584381A JP S648758 B2 JPS648758 B2 JP S648758B2
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- JP
- Japan
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- pulp
- conduits
- chamber
- raw material
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- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 22
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 13
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000009827 uniform distribution Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
- D21F1/026—Details of the turbulence section
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2710/00—Output or target parameters relating to a particular sub-units
- B60W2710/02—Clutches
- B60W2710/027—Clutch torque
Landscapes
- Paper (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の属する分野
本発明は、製紙機械用のヘツドボツクスに関す
るものである。詳しく言うと、流体状のパルプ原
料から巻取り紙を作るために使用される、移動ベ
ルトあるいはスクリーン等の運搬装置等へ、原料
を供給するための製紙機械に関連する装置に関す
る。
るものである。詳しく言うと、流体状のパルプ原
料から巻取り紙を作るために使用される、移動ベ
ルトあるいはスクリーン等の運搬装置等へ、原料
を供給するための製紙機械に関連する装置に関す
る。
本発明の背景およびその先行技術
従来から、高品質の紙を得るために、複数の分
配用管あるいは導管を備えるヘツドボツクスを使
用しようという試みがなされている。すなわち、
もし紙の繊維を均一に分布することができれば、
紙の透明度は高くなり、その品質は向上するから
である。
配用管あるいは導管を備えるヘツドボツクスを使
用しようという試みがなされている。すなわち、
もし紙の繊維を均一に分布することができれば、
紙の透明度は高くなり、その品質は向上するから
である。
複数の分配用管あるいは導管からなるヘツドボ
ツクスを使用するという従来の試みは、特にパル
プ原料が長い繊維からなつている場合には、完全
に成功しているとは言えない。パルプ原料が長い
繊維からなつている場合には、長い繊維が、分配
用導管の入口でひつかかつたりからまつたりし
て、該導管を、部分的にあるいは全体的に閉塞し
てしまう。その結果、供給されるパルプ原料の分
布が不均一になることは云うまでもない。従来技
術では、分配用導管に対する隣接している入口と
入口との間隔を大きくとることによつて、この問
題を克服しようと試みていたが、この試みは必ず
しも成功しなかつた。
ツクスを使用するという従来の試みは、特にパル
プ原料が長い繊維からなつている場合には、完全
に成功しているとは言えない。パルプ原料が長い
繊維からなつている場合には、長い繊維が、分配
用導管の入口でひつかかつたりからまつたりし
て、該導管を、部分的にあるいは全体的に閉塞し
てしまう。その結果、供給されるパルプ原料の分
布が不均一になることは云うまでもない。従来技
術では、分配用導管に対する隣接している入口と
入口との間隔を大きくとることによつて、この問
題を克服しようと試みていたが、この試みは必ず
しも成功しなかつた。
ドイツ連邦共和国特許第2007308号明細書には、
均一な分布を達成することを意図して、複数の吐
き出し管を使用し、隣接している2個の導管から
流出する各流れが、概ね1点に収斂する方向に流
れて、互いにぶつかり合うように方向づけられ
た、まつすぐな導管あるいはみぞについて開示し
ている。これは、このようなぶつかり合いによ
り、パルプ原料が若干撹拌されて、繊維が均一に
むらなく配分されるだろうという希望に基いてい
る。しかし、このような試みも、完全に成功して
いない。
均一な分布を達成することを意図して、複数の吐
き出し管を使用し、隣接している2個の導管から
流出する各流れが、概ね1点に収斂する方向に流
れて、互いにぶつかり合うように方向づけられ
た、まつすぐな導管あるいはみぞについて開示し
ている。これは、このようなぶつかり合いによ
り、パルプ原料が若干撹拌されて、繊維が均一に
むらなく配分されるだろうという希望に基いてい
る。しかし、このような試みも、完全に成功して
いない。
ドイツ連邦共和国公告第AS−14−61−072号公
報にも、複数の吐き出し管即ち導管を使用したも
のが開示されているが、前記ドイツ連邦共和国特
許第2007308号明細書に記載の導管に比較して、
各吐き出し管は互いに平行をなしているので、前
記ドイツ連邦共和国特許第2007308号明細書に記
載の発明が意図しているパルプ原料の流れのぶつ
かり合いということは起こらない。
報にも、複数の吐き出し管即ち導管を使用したも
のが開示されているが、前記ドイツ連邦共和国特
許第2007308号明細書に記載の導管に比較して、
各吐き出し管は互いに平行をなしているので、前
記ドイツ連邦共和国特許第2007308号明細書に記
載の発明が意図しているパルプ原料の流れのぶつ
かり合いということは起こらない。
さらに、前記ドイツ連邦共和国公告第AS−14
−61−072号公報に記載の吐き出し管は、概ね互
いに反対方向を向く2個の湾曲部を備えている
が、そのために、製造工程は複雑となり、かつ製
造コストが上昇することは云うまでもない。この
装置も、従来技術における諸問題を克服するのに
充分成功したとは言えない。
−61−072号公報に記載の吐き出し管は、概ね互
いに反対方向を向く2個の湾曲部を備えている
が、そのために、製造工程は複雑となり、かつ製
造コストが上昇することは云うまでもない。この
装置も、従来技術における諸問題を克服するのに
充分成功したとは言えない。
ドイツ連邦共和国特許第2307849号明細書に記
載されているヘツドボツクスの構造は、完全に満
足な結果を得ることはできないとしても、前記ド
イツ連邦共和国特許第2007308号明細書、あるい
はドイツ連邦共和国公告第AS−14−61−072号明
細書に記載のものに比して、すぐれた結果が得ら
れる。
載されているヘツドボツクスの構造は、完全に満
足な結果を得ることはできないとしても、前記ド
イツ連邦共和国特許第2007308号明細書、あるい
はドイツ連邦共和国公告第AS−14−61−072号明
細書に記載のものに比して、すぐれた結果が得ら
れる。
しかし、たとえばパルプ原料が、ボール紙の製
造に用いられるような著しく長い繊維を含んでい
るような場合には、前記特許第2307849号明細書
に記載のものでは、このような長い繊維はからま
り合つたり、たまつたりし易く、また十分均一に
分布しない傾向があるため、このヘツドボツクス
は、依然不適当ということになる。
造に用いられるような著しく長い繊維を含んでい
るような場合には、前記特許第2307849号明細書
に記載のものでは、このような長い繊維はからま
り合つたり、たまつたりし易く、また十分均一に
分布しない傾向があるため、このヘツドボツクス
は、依然不適当ということになる。
本明細書に開示され、かつ特許請求されている
発明は、主として前述した問題、およびそれに関
連する諸問題の解決を図ることを目的とするもの
である。
発明は、主として前述した問題、およびそれに関
連する諸問題の解決を図ることを目的とするもの
である。
本発明の概要
本発明に基く製紙機械用のヘツドボツクスは、
流体状のパルプ原料を受け入れるマニフオールド
状チヤンバと、当該チヤンバのパルプ原料を送給
する側たる前壁と、当該パルプ原料を受け入れる
領域との間を結合している複数の分配用導管とを
備え、前記複数の分配用導管は、前記パルプ原料
を前記マニフオールド状のチヤンバから前記パル
プ原料を受け入れる領域へ送給するようになつて
おり、前記複数の各導管は、入口端部と出口端部
とを有し、前記パルプ原料を受け入れる領域に近
い位置において互いに隣接している各導管の入口
端部は、その一方が他方より高位となり、かつ離
隔しており、前記互いに隣接している導管の出口
端部は互いに離隔し、当該出口端部から送給され
るパルプ原料の流れの軸線が概ね同一の高さをな
して概ね水平方向を向くようになつている製紙機
械用ヘツドボツクスにおいて、前記各導管が、そ
の入口端部と出口端部との間において、同一の方
向に向くように湾曲部を有していることを特徴と
している。
流体状のパルプ原料を受け入れるマニフオールド
状チヤンバと、当該チヤンバのパルプ原料を送給
する側たる前壁と、当該パルプ原料を受け入れる
領域との間を結合している複数の分配用導管とを
備え、前記複数の分配用導管は、前記パルプ原料
を前記マニフオールド状のチヤンバから前記パル
プ原料を受け入れる領域へ送給するようになつて
おり、前記複数の各導管は、入口端部と出口端部
とを有し、前記パルプ原料を受け入れる領域に近
い位置において互いに隣接している各導管の入口
端部は、その一方が他方より高位となり、かつ離
隔しており、前記互いに隣接している導管の出口
端部は互いに離隔し、当該出口端部から送給され
るパルプ原料の流れの軸線が概ね同一の高さをな
して概ね水平方向を向くようになつている製紙機
械用ヘツドボツクスにおいて、前記各導管が、そ
の入口端部と出口端部との間において、同一の方
向に向くように湾曲部を有していることを特徴と
している。
本発明に基く製紙機械用ヘツドボツクスの一般
的な目的、特別の目的、利点、およびその実施態
様は、添付図面に基く以下の詳細な説明を参照す
れば明らかになると思う。
的な目的、特別の目的、利点、およびその実施態
様は、添付図面に基く以下の詳細な説明を参照す
れば明らかになると思う。
好適な実施例の詳細な説明
図面に詳細に示すように、マニフオールド状の
チヤンバ1は、その関連する機械の操作方向と概
ね直交する方向に、概ね水平を向いている。理解
の便宜上、関連する機械は、例えば、ベルトある
いはスクリーンのようなパルプ原料の運搬装置
を、マニフオールド状のチヤンバ1に対して(上
から見て)概ね直角方向に、そして第1図におけ
る左から右へ動かすものと考える。
チヤンバ1は、その関連する機械の操作方向と概
ね直交する方向に、概ね水平を向いている。理解
の便宜上、関連する機械は、例えば、ベルトある
いはスクリーンのようなパルプ原料の運搬装置
を、マニフオールド状のチヤンバ1に対して(上
から見て)概ね直角方向に、そして第1図におけ
る左から右へ動かすものと考える。
チヤンバ1のパルプ原料を送給する側の壁2
(以下前壁2と記載する)は、薄肉で、前向凹曲
面をなし、機能的には、該チヤンバ1の内部へ運
ばれた流体状のパルプ原料を通すためのゲート部
材となつている。
(以下前壁2と記載する)は、薄肉で、前向凹曲
面をなし、機能的には、該チヤンバ1の内部へ運
ばれた流体状のパルプ原料を通すためのゲート部
材となつている。
第1の複数の通孔が、垂直面に対して傾斜し
て、ゲート部材即ち前壁2の下部に貫設されてい
る。従つて、チヤンバ1の内部と連通している通
孔の入口端部の高さは、前壁2の外表面における
通孔の端部よりも低くなつている。このような第
1の複数の通孔は、チヤンバ1の軸線方向に、互
いに離隔して設けられている。
て、ゲート部材即ち前壁2の下部に貫設されてい
る。従つて、チヤンバ1の内部と連通している通
孔の入口端部の高さは、前壁2の外表面における
通孔の端部よりも低くなつている。このような第
1の複数の通孔は、チヤンバ1の軸線方向に、互
いに離隔して設けられている。
第1の複数の分配用導管4の各入口端部は、前
記第1の複数の通孔へ嵌合され、導管4は、チヤ
ンバ1の内部と連通している。また導管4は、前
壁2及びチヤンバ1から外方へ向いて突出し、そ
の出口端部は、チヤンバ1の外側で開口してい
る。
記第1の複数の通孔へ嵌合され、導管4は、チヤ
ンバ1の内部と連通している。また導管4は、前
壁2及びチヤンバ1から外方へ向いて突出し、そ
の出口端部は、チヤンバ1の外側で開口してい
る。
第2の複数の通孔が、垂直面に対して傾斜し
て、ゲート部材即ち前壁2の上部に貫設されてい
る。従つて、チヤンバ1の内部と連通している通
孔の入口端部は高く、前壁2の外表面における通
孔の端部は低くなつている。このような第2の複
数の通孔は、チヤンバ1の軸線に沿つて、互いに
離隔して設けられている。
て、ゲート部材即ち前壁2の上部に貫設されてい
る。従つて、チヤンバ1の内部と連通している通
孔の入口端部は高く、前壁2の外表面における通
孔の端部は低くなつている。このような第2の複
数の通孔は、チヤンバ1の軸線に沿つて、互いに
離隔して設けられている。
第2図に最も良く示されているように、第2の
複数の通孔の入口端部は、前記第1の複数の通孔
の入口端部よりもかなり高いところにある。好適
な実施例においては、第1の複数の通孔の入口端
部、および第2の複数の通孔の入口端部は、概ね
食い違い位置にあるので、各通孔の中心を通る垂
直面は、それぞれ別位置にある。
複数の通孔の入口端部は、前記第1の複数の通孔
の入口端部よりもかなり高いところにある。好適
な実施例においては、第1の複数の通孔の入口端
部、および第2の複数の通孔の入口端部は、概ね
食い違い位置にあるので、各通孔の中心を通る垂
直面は、それぞれ別位置にある。
第2の複数の分配用導管5の各入口端部は、そ
れぞれ、第2の複数の通孔に嵌合されており、各
導管5は、チヤンバ1の内部と連通するととも
に、前壁2とチヤンバ1から外部へ突出し、その
出口端部は、前壁2及びチヤンバ1の外側に開口
している。
れぞれ、第2の複数の通孔に嵌合されており、各
導管5は、チヤンバ1の内部と連通するととも
に、前壁2とチヤンバ1から外部へ突出し、その
出口端部は、前壁2及びチヤンバ1の外側に開口
している。
第1図と第2図に最も良く示されているよう
に、前記分配用導管4,5の出口端の各軸線は、
概ね同一水平面上に位置している。
に、前記分配用導管4,5の出口端の各軸線は、
概ね同一水平面上に位置している。
各分配用導管4,5は、前壁2の各通孔内に嵌
入している第1の概ね直線の部分と、前壁2の外
部において、概ね水平状態をなす第2の概ね直線
の部分とからなつている。各導管4,5における
前記2つの前線部分は、湾曲部をもつて接続され
ている。またこの好適な実施例においては、上か
ら見た場合、分配用導管4,5の第2の即ち外部
の概ね直線の部分は、互いに概ね平行をなしてい
る。
入している第1の概ね直線の部分と、前壁2の外
部において、概ね水平状態をなす第2の概ね直線
の部分とからなつている。各導管4,5における
前記2つの前線部分は、湾曲部をもつて接続され
ている。またこの好適な実施例においては、上か
ら見た場合、分配用導管4,5の第2の即ち外部
の概ね直線の部分は、互いに概ね平行をなしてい
る。
本発明の作用
流体状のパルプ原料がチヤンバ1内に供給され
ると、該原料は、該チヤンバ1を充たし、その
後、分配用導管4,5の入口端部へ流れ込む。そ
れから流体状のパルプ原料は、分配用導管4,5
の各出口端部から流出し、関連する供給ノズル、
あるいはそれと類似した部材からなつている(想
像線で描かれた)吐出部材6内へ流入する。
ると、該原料は、該チヤンバ1を充たし、その
後、分配用導管4,5の入口端部へ流れ込む。そ
れから流体状のパルプ原料は、分配用導管4,5
の各出口端部から流出し、関連する供給ノズル、
あるいはそれと類似した部材からなつている(想
像線で描かれた)吐出部材6内へ流入する。
本発明に基くヘツドボツクスでは、各分配用導
管に対する入口の間に、かなりの間隔を設けるこ
とによつて、長い繊維の両端部が、隣接する分配
用導管内でひつかかる可能性を減少させている。
管に対する入口の間に、かなりの間隔を設けるこ
とによつて、長い繊維の両端部が、隣接する分配
用導管内でひつかかる可能性を減少させている。
別の好適な実施例においては、前壁2の内表面
は、水平方向を向く頂部9で交わる上向き面7と
下向き面8とからなつている。
は、水平方向を向く頂部9で交わる上向き面7と
下向き面8とからなつている。
第2図に最も良く示されているように、上向き
面7は、前記第2の複数の通孔の入口端部の軸線
に対して、換言すると、分配用導管5の入口端部
に対して、概ね直交している。一方下向き面8
は、前記第1の複数の通孔の入口端部の軸線に対
して、換言すると、導管4の入口端部に対して概
ね直交している。
面7は、前記第2の複数の通孔の入口端部の軸線
に対して、換言すると、分配用導管5の入口端部
に対して、概ね直交している。一方下向き面8
は、前記第1の複数の通孔の入口端部の軸線に対
して、換言すると、導管4の入口端部に対して概
ね直交している。
その結果、流体状のパルプ原料の前記チヤンバ
1から各導管への流れの方向は、決して概ね90゜
以上に変化することはなく、従つて、流体状のパ
ルプ内の特に長い繊維をもつれさせがちである鋭
い角は存在せず、それに付随する問題も起こらな
い。
1から各導管への流れの方向は、決して概ね90゜
以上に変化することはなく、従つて、流体状のパ
ルプ内の特に長い繊維をもつれさせがちである鋭
い角は存在せず、それに付随する問題も起こらな
い。
前述した通り、本発明に基く好適な実施例にお
いては、頂部9が設けられている。この頂部9に
より、チヤンバ1内のパルプ原料の流れは変化さ
せられ、パルプ原料中の繊維が、チヤンバ1の内
表面、特に上向き面7と下向き面8に粘着する可
能性が、完全にとは云えないまでも、大いに減少
させられるのである。
いては、頂部9が設けられている。この頂部9に
より、チヤンバ1内のパルプ原料の流れは変化さ
せられ、パルプ原料中の繊維が、チヤンバ1の内
表面、特に上向き面7と下向き面8に粘着する可
能性が、完全にとは云えないまでも、大いに減少
させられるのである。
同じような目的のために、第3a図と第3b図
に示す実施例のように、前壁2の内表面に、概ね
水平を向く棒材からなるビード10を設けてもよ
い。このビード10は、前壁2と一体的に形成し
てもよい。このビード10は、前記入口孔の領域
に繊維が付着したり、たまつたりするのを防止す
るような流れ特性を、流体状のパルプ原料に与え
ることが確認された。
に示す実施例のように、前壁2の内表面に、概ね
水平を向く棒材からなるビード10を設けてもよ
い。このビード10は、前壁2と一体的に形成し
てもよい。このビード10は、前記入口孔の領域
に繊維が付着したり、たまつたりするのを防止す
るような流れ特性を、流体状のパルプ原料に与え
ることが確認された。
このビード10は、この明細書に開示されてい
る他の発明の概念や特徴とは拘わりなく、単独で
このような結果を生み出す。
る他の発明の概念や特徴とは拘わりなく、単独で
このような結果を生み出す。
さらに、各導管4,5に前記単一の湾曲部を設
けたことによつて、該導管を通る流れに、微小の
乱流が生じるが、この乱流によつて、たとえば、
長い繊維等の分布はさらに改善される。
けたことによつて、該導管を通る流れに、微小の
乱流が生じるが、この乱流によつて、たとえば、
長い繊維等の分布はさらに改善される。
以上から明らかなように、本発明は、各流路に
繊維がたまるのを防止するばかりではなく、次の
製紙工程のために、パルプ繊維の最終的な分布
を、最大限に均一とするものである。
繊維がたまるのを防止するばかりではなく、次の
製紙工程のために、パルプ繊維の最終的な分布
を、最大限に均一とするものである。
本明細書には、本発明に基く好適な実施例と、
その好ましい変形例についてのみ記載したが、こ
れら以外の実施例や変更例も、本明細書の特許請
求の範囲内で可能であることは云うまでもない。
その好ましい変形例についてのみ記載したが、こ
れら以外の実施例や変更例も、本明細書の特許請
求の範囲内で可能であることは云うまでもない。
第1図は、本発明に基く製紙機械用のヘツドボ
ツクスの1実施例を、単純化して示す斜視図であ
る。第2図は、第1図における薄板製の前壁の代
りに、前壁を、厚肉の山形断面とした実施例を示
す要部縦断面図である。第3a図は、前壁を梁状
とした実施例を示す第2図と同様の図である。第
3b図は、第3a図を左方から見た部分側面図で
ある。 1……チヤンバ、2……前壁、4,5……導
管、6……吐出部材、7……上向き面、8……下
向き面、9……頂部、10……ビード。
ツクスの1実施例を、単純化して示す斜視図であ
る。第2図は、第1図における薄板製の前壁の代
りに、前壁を、厚肉の山形断面とした実施例を示
す要部縦断面図である。第3a図は、前壁を梁状
とした実施例を示す第2図と同様の図である。第
3b図は、第3a図を左方から見た部分側面図で
ある。 1……チヤンバ、2……前壁、4,5……導
管、6……吐出部材、7……上向き面、8……下
向き面、9……頂部、10……ビード。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 製紙機械用ヘツドボツクスであつて、流体状
のパルプ原料を受け入れるマニフオールド状チヤ
ンバと、当該チヤンバのパルプ原料を送給する側
たる前壁と、当該パルプ原料を受け入れる領域と
の間を結合している複数の分配用導管とを備え、
前記複数の分配用導管は、前記パルプ原料を前記
マニフオールド状のチヤンバから前記パルプ原料
を受け入れる領域へ送給するようになつており、
前記複数の各導管は、入口端部と出口端部とを有
し、前記パルプ原料を受け入れる領域に近い位置
において互いに隣接している各導管の入口端部
は、その一方が他方より高位となり、かつ離隔し
ており、前記互いに隣接している導管の出口端部
は互いに離隔し、当該出口端部から送給されるパ
ルプ原料の流れの軸線が概ね同一の高さをなして
概ね水平方向を向くようになつている製紙機械用
ヘツドボツクスにおいて、前記各導管が、その入
口端部と出口端部との間において、同一の方向に
向くように湾曲部を有していることを特徴とする
製紙機械用ヘツドボツクス。 2 チヤンバの前壁のパルプ原料を送出する面
が、上向き面7および下向き面8の2つの面から
なつていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の製紙機械用ヘツドボツクス。 3 上向き面7および下向き面8の間に、パルプ
原料の流れを変えるためのビード10を設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の製
紙機械用ヘツドボツクス。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3028186A DE3028186C2 (de) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | Stoffauflauf für Papiermaschinen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5751890A JPS5751890A (en) | 1982-03-26 |
JPS648758B2 true JPS648758B2 (ja) | 1989-02-15 |
Family
ID=6108066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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