JPS647905B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS647905B2
JPS647905B2 JP10010882A JP10010882A JPS647905B2 JP S647905 B2 JPS647905 B2 JP S647905B2 JP 10010882 A JP10010882 A JP 10010882A JP 10010882 A JP10010882 A JP 10010882A JP S647905 B2 JPS647905 B2 JP S647905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
jack cylinder
overhanging
jack
overhang
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10010882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58218457A (ja
Inventor
Hiroshi Myazawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP10010882A priority Critical patent/JPS58218457A/ja
Priority to EP82304328A priority patent/EP0072697A1/en
Priority to US06/409,145 priority patent/US4593932A/en
Publication of JPS58218457A publication Critical patent/JPS58218457A/ja
Publication of JPS647905B2 publication Critical patent/JPS647905B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/72Counterweights or supports for balancing lifting couples
    • B66C23/78Supports, e.g. outriggers, for mobile cranes
    • B66C23/80Supports, e.g. outriggers, for mobile cranes hydraulically actuated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトラツククレーン、ラフテレインクレ
ーン、ホイールシヨベル等のホイール式作業機械
に装備されるアウトリガ装置に関するものであ
る。
この種アウトリガ装置は、第8図乃至第10図
に示すように、走行体Aの前後両側に左右二組ず
つ、全体としてH字形配置で設置され、それぞれ
走行体Aに固着された固定ボツクスBに張出しビ
ームCを張出し、格納可能に嵌合させ、この張出
しビームCの先端に、下端にフロートDを有する
伸縮自在なジヤツキシリンダEを垂直姿勢で固設
して構成されている。
しかしながら、このタイプの従来のアウトリガ
装置には次のような問題があつた。すなわち、こ
の種ホイール式作業機械は、公道を走行する関係
から車体構造に種々の制約を受ける。機体下面の
地上からの高さ(以下、機体高さと称す)もその
一つである。従つて、アウトリガ装置のジヤツキ
シリンダEには、上記機体高さに、機体を地面か
ら浮かせるためのストロークをプラスした伸長ス
トロークが必要となる。このため、ジヤツキシリ
ンダEの全長がどうしても長くなり、長い分、機
体上方への突出量が大きくなる。こうして、ジヤ
ツキシリンダが機体上方に長く突出するため、杭
打ち作業、機体にトラツクを近接させての荷積み
作業等の所謂近接作業時にジヤツキシリンダが邪
魔になり、作業上非常に不便となつていた。
また、機体支持の安定性を高めるうえで、張出
しビームCはできるだけ機体外側方に長く張出す
のが望ましい。このため、張出しビーム格納状態
でジヤツキシリンダEが法定機体幅内一杯におさ
まるように設計されているが、こうするとジヤツ
キシリンダEの下端に装着されたフロートDのほ
ぼ外側半部が機体幅内からはみ出ることになる。
そこで、従来では、公道走行時には逐一フロート
Dを取外しており、このフロート着脱作業が非常
に面倒であつた。また、このフロート着脱の必要
性から、フロート重量を小さくおさえる意味でフ
ロートDを小さくせざるを得ないため、機体支持
の安定性の点で不利となつていた。
本発明は上記の点に鑑み、法規制限を堅持しな
がら、ジヤツキシリンダの機体上方への突出量を
小さくおさえることができるとともに、格納状態
でフロートを機体幅内におさめることができるホ
イール式作業機械のアウトリガ装置を得んとする
ものである。
本発明は、ジヤツキシリンダを張出しビーム先
端部に上部を支点として左右方向に揺動可能に枢
着することにより、該シリンダを張出しビーム内
側方に引き寄せて傾斜姿勢で格納しうるように構
成したことを構成上の基本的な特徴点とするもの
である。また、これに加えて、上記ジヤツキシリ
ンダの傾斜格納姿勢から垂直姿勢、およびその逆
の姿勢変更作動を張出しシリンダの伸縮作動に連
動して自動的に行なわせるようにした点、誤操作
によるジヤツキシリンダの傾斜格納姿勢での伸張
作動を阻止しうるストツパ機構を設けた点、なら
びにジヤツキシリンダの傾斜格納姿勢から垂直姿
勢への揺動が不能となつた状態では張出しビーム
の張出しを阻止しうるようにした点にも特徴を存
するものである。
以下、本発明の実施例を図に依拠して説明す
る。
1は走行体フレーム、2は該フレーム1に固着
した固定ボツクス、3はこの固定ボツクス2に張
出し、格納可能に嵌合させた張出しビーム、4は
この張出しビーム3を張出し、格納するための張
出しシリンダ、5は張出しビーム3の先端部に取
付けたジヤツキシリンダ、6は該ジヤツキシリン
ダ5の下端に装着したフロートである。
張出しシリンダ4は、シリンダチユーブ41の
基端部を固定ボツクス2の内面に走行体前後方向
に沿つた水平軸42を介して枢着することによ
り、固定ボツクス2に対し上下方向に揺動可能に
取付けている。
一方、ジヤツキシリンダ5は、シリンダチユー
ブ51が下側、ロツド52が上側となつた、従来
のジヤツキシリンダと逆の姿勢で張出しビーム3
の先端部に配し、ロツド端部を機体前後方向に沿
つた水平ピン53を介して張出しビーム3に枢着
している。こうして、ジヤツキシリンダ5を、上
部を支点として機体左右(幅)方向に揺動しうる
ように張出しビーム先端部に取付け、アウトリガ
格納時には、該シリンダ5を垂直姿勢から第1図
に示す如く上部を支点に張出しビーム3内側方に
引き寄せた傾斜姿勢で該ビーム3内に格納しうる
ように構成している。このジヤツキシリンダ5に
は、上記ロツド上端部から下方に向けてリンク5
4を突設し、このリンク54の下端部を、張出し
シリンダ4のロツド43の先端部に前後方向水平
軸44を介して回動可能に枢着している。こうし
て、張出しシリンダ4とジヤツキシリンダ5とを
連動連結し、張出しシリンダ4の伸長初期に該シ
リンダ4が水平軸42まわりに下向きに回動しな
がらジヤツキシリンダ5を張出しビーム外側方に
向けて押し、また張出しシリンダ4の縮小時には
上記と逆に該シリンダ4が水平軸42まわりに上
向きに回動しつゝジヤツキシリンダ5を張出しビ
ーム内側方に向けて引つ張るように構成してい
る。
また、ジヤツキシリンダ5におけるリンク54
の上端部に上方に向けてロツクアーム55を一体
に連設し、このロツクアーム55を、張出しビー
ム3先端部上面に開口形成した窓孔31を介して
該ビーム3外部、すなわち張出しビーム格納状態
における固定ボツクス2の先端部内方に臨ませて
いる。このロツクアーム55が臨んだ固定ボツク
ス2の先端部内方にはロツク杆21を前後方向に
沿つた水平姿勢で固設し、ジヤツキシリンダ5が
傾斜格納姿勢となつたとき、上記ロツクアーム5
5が該ロツク杆21にビーム張出し方向に係合
し、ジヤツキシリンダ5が垂直姿勢に回動変位し
たときにはロツクアーム55がロツク杆21から
外れるように構成している。こうすれば、ジヤツ
キシリンダ5が傾斜格納姿勢から垂直姿勢に移行
しない限り、ロツクアーム55とロツク杆21の
係合作用によつて張出しビーム3が固定ボツクス
2に固定され、その張出しが阻止される。
さらに、ジヤツキシリンダ5のシリンダチユー
ブ51には、前後両側に上端から下端近傍部まで
に亘つて係合凸部56を突設している。一方、張
出しビーム3の先端部における前後両側内面に、
ジヤツキシリンダ5の揺動運動に伴う上記凸部5
6の下端面の移動軌跡に沿つてガイド凸部32を
突設している。このガイド凸部32の始端部(ビ
ーム内側方端部)にはジヤツキシリンダ5の傾斜
格納時に上記係合凸部56の下端面に近接対向す
るストツパ部32aを設け、ジヤツキシリンダ5
が傾斜格納姿勢で誤つて伸長操作されたときに、
係合凸部56が該ストツパ部32aに当つてジヤ
ツキシリンダ5の伸長作動を阻止しうるように構
成している。また、上記ガイド凸部32の終端近
傍部には係合凹部32bを設けている。この係合
凹部32bは、ジヤツキシリンダ5が垂直縮小姿
勢になつた状態で、該シリンダ5の係合凸部56
の下端面に臨む位置に該凸部56が係合しうる幅
寸法をもつて形成している。従つて、ジヤツキシ
リンダ5を垂直縮小姿勢から伸長させたとき、係
合凸部56が係合凹部32bに上方から係合する
こととなる。なお、この係合凹部32bに対する
係合凸部56の係合を確実かつスムースに行なわ
せるために、図示の如く該凸部56の下端および
係合凹部32bの上面開口部に傾斜状の係合案内
面56a,32cを形成している。また、ガイド
凸部32において係合凹部32bを含めた終端部
分を他と別体に形成してボルト等により着脱可能
に取付け、摩耗時には取替えうるようにしてもよ
い。
つぎに、張出しビーム3の張出し過程でジヤツ
キシリンダ5が垂直縮小姿勢で揺動することを防
止するためのジヤツキシリンダロツク機構につい
て説明すると、第4図乃至第6図に示すように張
出しビーム3先端の前後方向一側面下端部に、ロ
ツクピン7を圧縮コイルバネ71を介して張出し
ビーム3内に対し弾性的に出没自在に保持してい
る。このロツクピン7の張出しビーム3外に突出
させた端部には上下に長い頭部72を連設し、こ
の頭部72を、固定ボツクス2先端部の下部外面
に上下に所定間隔を置いて固設した一対のカム片
8,8の外面に係止させている。このカム片外面
には、平面視で固定ボツクス2の先端に向かつて
先下がりとなる傾斜状のカム面81を形成してお
り、張出しビーム3の張出し移動に従い、ロツク
ピン7の頭部72がこのカム面81を摺動するこ
とにより、ロツクピン7が張出しビーム3内方に
突出し、最終的に該ロツクピン7の先端が垂直縮
小姿勢にあるジヤツキシリンダ5の係合凸部56
の下端部横側面に係合するように構成している。
この係合凸部56横側面へのロツクピン7の係合
により、ジヤツキシリンダ5が垂直縮小姿勢で張
出しビーム内側方向への揺動を防止される。なお
第4図乃至第6図において、22は上記ロツクピ
ン頭部72を固定ボツクス2外に導出するための
溝孔である。また、固定ボツクス2および張出し
ビーム3の先端部下面には、ジヤツキシリンダ5
の揺動を許容するための切欠23,33を設けて
いる。また第1図において、24は張出しビーム
3を格納状態にロツクするためのロツクピンであ
る。
フロート6は、ジヤツキシリンダ5のシリンダ
チユーブ51の下端部前後両側に突設したピン5
7、およびフロート取付座61に設けた長孔62
を介して左右方向に揺動可能に枢着している。
つぎに作用を説明する。
アウトリガ使用時には、第1図に示す状態から
張出しシリンダ4を伸長させて第7図に示すよう
に張出しビーム3を機体外側方に張出し、ついで
ジヤツキシリンダ5を垂直姿勢で伸長させること
によりフロート6を接地させて機体を浮かせ、こ
の状態で各種作業を行なう。
しかして、張出しビーム格納状態でジヤツキシ
リンダ5は図示の如き傾斜格納姿勢となつてい
る。そして、張出しビーム3の張出し時におい
て、張出しシリンダ4が伸長を開始すると、前記
したように該シリンダ4が自ら水平軸42を中心
として下向きに回動しながら、ロツド43でジヤ
ツキシリンダ5のリンク54を押す。これによ
り、ジヤツキシリンダ5が水平ピン53を中心に
回動して垂直姿勢となり、この時点から張出しシ
リンダ4の張出し力が張出しビーム3に加えられ
て該ビーム3の張出しが開始されることとなる。
一方、上記のようにジヤツキシリンダ5が垂直
姿勢となつたとき、第4、5図に示すようにロツ
クピン7の先端がジヤツキシリンダ5の係合凸部
56の下端部横側方に臨んだ状態となり、この状
態から張出しビーム3の張出し移動に従い、前記
したように該ロツクピン7が固定ボツクス2に設
けられたカム片8,8のカム面81,81による
案内作用によつて張出しビーム3内に突出し、や
がて第6図に示すように係合凸部56の横側面に
係合する。これにより、張出しビーム3の移動中
におけるジヤツキシリンダ5の揺れ動きを防止す
ることができる。また、張出しビーム3を一旦全
伸または全伸近くまで張出したのち、若干縮小さ
せて張出し長さを修正する場合があるが、このよ
うな場合にも、ジヤツキシリンダ5の傾斜姿勢方
向への揺動変位を上記ロツクピン7によつて防止
することができる。このため、張出し長さの調整
をも迅速かつスムースに行なうことができる。
そして、張出しビーム張出し後、ジヤツキシリ
ンダ5を伸張させると、係合凸部56が張出しビ
ーム3のガイド凸部32の係合凹部32bに係合
することによつて、該シリンダ5が垂直伸長姿勢
にロツクされ、作業時の横振れ、横倒れが防止さ
れる。
つぎに、アウトリガを格納するときは、ジヤツ
キシリンダ5を縮小させ、係合凸部56を係合凹
部32bから離脱させた状態で張出しビーム3を
固定ボツクス2内に引き込んで格納する。この張
出しビーム格納開始当初に、張出しシリンダ4の
縮小によつてジヤツキシリンダ5が張出しビーム
内側方に引つ張られるが、このときジヤツキシリ
ンダ5はロツクピン7によつて揺動を阻止され
る。従つて、ビーム格納ストローク中、ジヤツキ
シリンダ5は垂直縮小姿勢に保持され、このジヤ
ツキシリンダ5、ロツクピン7を介して張出しシ
リンダ4の縮小力が張出しビーム3に伝えられ
る。
そして、張出しビーム3の格納ストロークエン
ド直前において、ロツクピン7の頭部72がカム
片8,8のカム面81,81を摺動することによ
り、ロツクピン7がビーム外方向に引つ張られる
ため、該ロツクピン7がジヤツキシリンダ5の係
合凸部56から離れる。これにより、ジヤツキシ
リンダ5の垂直姿勢でのロツクが解かれるため、
張出しビーム3の格納完了時点からジヤツキシリ
ンダ5が張出しシリンダ4に引つ張られて垂直姿
勢から傾斜格納姿勢に自動的に揺動変位し、最終
的に第1図に示す状態に戻る。このときフロート
6は、水平姿勢で固定ボツクス2の下面に当接し
た状態となる。
このように、アウトリガ格納時にはジヤツキシ
リンダ5を傾斜姿勢で張出しビーム3内に格納す
るようにしたこのアウトリガ装置によるときは、
ジヤツキシリンダ5を使用に際して垂直姿勢とし
たときに、該シリンダ5が張出しビーム3下方に
突出するため、いゝかえれば、ジヤツキシリンダ
5を機体下方に突出させて地面との距離を縮小す
ることができるため、機体を浮かせるための該シ
リンダ5の所要ストロークが従来のそれよりも小
さくてむす。従つて、その分、ジヤツキシリンダ
5の全長を縮小できることになる。また、ジヤツ
キシリンダ5を垂直姿勢で機体下方に突出させう
ることにより、従来装置と比較して該シリンダ5
の機体上方への突出量をそれだけ小さくすること
ができる。
従つて、本アウトリガ装置によるときは、 (イ) ジヤツキシリンダ5の全長を縮小できること (ロ) 同シリンダ5を機体下方に突出させうること
の二点の相乗効果により、ジヤツキシリンダ5
の機体上方への突出量を従来装置と比較して格
段に小さくおさえることができる。このため、
従来のようにジヤツキシリンダ5が杭打ち作業
等の近接作業の邪魔になるおそれがなくなり、
作業上非常に有益となる。
一方では、アウトリガ格納状態で、フロート6
がジヤツキシリンダ5とともに張出しビーム3側
に引き寄せられて固定ボツクス2の下面に完全に
おさまるため、すなわちフロート6が機体外側方
に突出しないため、従来装置のように公道走行に
際してフロート6をジヤツキシリンダ5からいち
いち取外す必要がなくなる。また、このようにフ
ロート着脱の必要がなくなることにより、該フロ
ート6の重量をおさえる必要もなくなるため、格
納状態でフロート6が機体外側方にはみ出さない
範囲でできるだけフロート6を大きくすることが
でき、これにより機体支持の安定性を高めうるこ
ととなる。
また、本装置によるときは、ジヤツキシリンダ
5の垂直姿勢と傾斜格納姿勢との間の揺動変位作
動を、張出しシリンダ4の伸縮作動を利用して自
動的かつ強制的に行ないうるようにしたから、こ
のジヤツキシリンダ変位作動の確実性にすぐれる
とともに、この作動に関して余計な操作を行なう
必要がない。さらに、このシリンダ揺動変位のた
めの油圧シリンダ等の専用駆動源を付加する必要
もない。
以上が本発明にかゝるアウトリガ装置の基本的
作用効果である。また、本装置によるときは、こ
れに加えて誤動作の防止に関して次のような作用
効果を有するものである。
第1には、ジヤツキシリンダ5の誤動作に関す
るものである。すなわち、アウトリガの張出し開
始時において、誤操作により張出しビーム3の張
出し操作前にジヤツキシリンダ5が伸長操作され
たとする。このときジヤツキシリンダ5がそのま
ま伸長してしまえば、張出しビーム3の張出しを
はじめ以後の作動に支障を来たし、アウトリガの
設置作業を行ないえなくなるが、本装置によると
きは、このような場合、ジヤツキシリンダ5の係
合凸部56が張出しビーム3のガイド凸部32始
端部のストツパ部32aに当接するため、ジヤツ
キシリンダ5が誤つて伸長作動することを防止で
きる。
ところが、このようにジヤツキシリンダ5の係
合凸部56がストツパ部32aに圧接した状態が
認識されないまゝ張出しビーム3が張出し操作さ
れる場合が考えられる。この場合、上記係合凸部
56とストツパ部32aの圧接による抵抗力(以
下、単に抵抗力と記す)が、張出しシリンダ4に
よるビーム張出し推力(以下、単に張出し推力と
記す)より小さければ、この張出し推力が抵抗力
に打ち勝つてジヤツキシリンダ5を強制的に垂直
姿勢へと揺動変位させる。なお、上記のようなジ
ヤツキシリンダ5の揺動抵抗としては、ほかに該
シリンダ5の揺動支点の錆付きによる場合等も考
えられる。一方、上記の如きジヤツキシリンダ5
の強制揺動を容易にするために、図示の如くガイ
ド凸部32においてストツパ部32aの上面レベ
ルを他より若干高くすることにより、係合凸部5
6とガイド凸部32の接触長を短くしておくのが
望ましい。さて、問題となるのは、上記抵抗力が
張出し推力より大きい場合であり、むしろ、上記
ジヤツキシリンダ5の誤操作に基づく場合には実
際上このケースが起こる可能性が高いと考えられ
る。この場合には、ジヤツキシリンダ5が揺動不
能となり、張出し推力がこのジヤツキシリンダ5
を介して張出しビーム3に伝えられる。従つて、
このまゝでは、ジヤツキシリンダ5が垂直姿勢に
揺動変位しないまゝ、張出しビーム3が張出さ
れ、その後、ジヤツキシリンダ5が伸長されない
まゝアウトリガの設置が完了したと誤認される危
険性が生じる。しかして、本装置によるときは、
ジヤツキシリンダ5の傾斜格納状態において、該
シリンダ5のリンク54上部に連設したロツクア
ーム55を、固定ボツクス2に固設したロツク杆
21に係合させているため、上記のようにジヤツ
キシリンダ5が傾斜格納姿勢で揺動不能になつた
場合、ジヤツキシリンダ5に加えられる張出し推
力がロツクアーム55およびロツク杆21を介し
て固定ボツクス2に伝えられる。このため、張出
しビーム3が固定ボツクス2に固定され、その張
出しが阻止されることとなる。なお、ロツクアー
ム55は、ジヤツキシリンダ5が垂直姿勢に揺動
変位すれば、ロツク杆21から外れることは前に
述べた通りである。
このように本装置によるときは、 ○

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホイール式走行体に固着された固定ボツクス
    と、この固定ボツクスに張出し、格納可能に嵌合
    された張出しビームと、この張出しビームを張出
    し、格納する張出しシリンダと、同張出しビーム
    に対し、垂直姿勢と、下部が張出しビーム内に引
    き寄せられれた傾斜格納姿勢とに揺動変位しうる
    ように上部を支点として左右方向に揺動可能に枢
    着されたジヤツキシリンダとを具備し、このジヤ
    ツキシリンダと上記張出しシリンダとを連動連結
    することにり、張出しシリンダの伸縮作動に連動
    してジヤツキシリンダを上記傾斜格納姿勢から垂
    直姿勢またはその逆に揺動変位させうるように構
    成したボール式クレーンのアウトリガ装置であつ
    て、かつ、ジヤツキシリンダの外周面に凸部を設
    けるとともに、張出しビームの内面に、ジヤツキ
    シリンダが上記傾斜格納姿勢となつたときに上記
    凸部の下方に対向するストツパ部を設けて、ジヤ
    ツキシリンダの傾斜格納姿勢での伸長作動を阻止
    するストツパ機構を構成し、一方、ジヤツキシリ
    ンダの上部にロツクアームを突設するとともに、
    固定ボツクス先端部に、ジヤツキシリンダが傾斜
    格納姿勢となつたときに上記ロツクアームが張出
    しビーム張出し方向の内側から外側に向かつて係
    合するロツク杆を設けてなることを特徴とするホ
    イール式作業機械のアウトリガ装置。
JP10010882A 1981-08-18 1982-06-10 ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置 Granted JPS58218457A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010882A JPS58218457A (ja) 1982-06-10 1982-06-10 ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置
EP82304328A EP0072697A1 (en) 1981-08-18 1982-08-17 Outrigger device for wheel-mounted working machines
US06/409,145 US4593932A (en) 1981-08-18 1982-08-18 Outrigger device for wheel-mounted working machines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010882A JPS58218457A (ja) 1982-06-10 1982-06-10 ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58218457A JPS58218457A (ja) 1983-12-19
JPS647905B2 true JPS647905B2 (ja) 1989-02-10

Family

ID=14265178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010882A Granted JPS58218457A (ja) 1981-08-18 1982-06-10 ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58218457A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750393Y2 (ja) * 1991-01-25 1995-11-15 株式会社神戸製鋼所 X型アウトリガ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58218457A (ja) 1983-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4593932A (en) Outrigger device for wheel-mounted working machines
JPS647905B2 (ja)
US4802814A (en) Device for attaching front loader to tractor
JPS6319380B2 (ja)
JPS6152017B2 (ja)
JPS6152016B2 (ja)
JPS6364339B2 (ja)
JPH022687Y2 (ja)
JPS5863555A (ja) ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置
KR200493334Y1 (ko) 농기계 운반차량의 리어게이트 동작실린더용 고정브라켓트
JPS5843848A (ja) ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置
JPH0432397Y2 (ja)
JP3736418B2 (ja) バッテリ取付構造
JPS5863556A (ja) ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置
JPS5849544A (ja) ホイ−ル式作業機械のアウトリガ装置
JP2019014462A (ja) キャブチルト装置
JPH0351221Y2 (ja)
JP4073590B2 (ja) アウトリガのガタ防止装置
EP0072697A1 (en) Outrigger device for wheel-mounted working machines
JPH0528153Y2 (ja)
JPH06135305A (ja) 移動作業車の車体リフトアップ装置
JPS6233658Y2 (ja)
JPS6319263Y2 (ja)
JP2557876Y2 (ja) アウトリガーの拡開固定装置
JPH0543191A (ja) 自走式作業機械のアウトリガ装置