JPS647460B2 - - Google Patents

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JPS647460B2
JPS647460B2 JP15011479A JP15011479A JPS647460B2 JP S647460 B2 JPS647460 B2 JP S647460B2 JP 15011479 A JP15011479 A JP 15011479A JP 15011479 A JP15011479 A JP 15011479A JP S647460 B2 JPS647460 B2 JP S647460B2
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JP
Japan
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winding
electrode
cathode
wire
arc tube
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Application number
JP15011479A
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English (en)
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JPS5590048A (en
Inventor
Zuyozefu Dooraku Antonin
Jooji Furidoritsuku Erumaa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPS5590048A publication Critical patent/JPS5590048A/ja
Publication of JPS647460B2 publication Critical patent/JPS647460B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/073Main electrodes for high-pressure discharge lamps
    • H01J61/0732Main electrodes for high-pressure discharge lamps characterised by the construction of the electrode

Landscapes

  • Discharge Lamp (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高圧金属蒸気ランプ用の自己加熱電
極に関する。前記電極は金属ハロゲン化物のラン
プに使用されるが、この場合、通常のアルカリ土
類酸化物は使用されず、必要な場合には、放射性
物質を担持することで適切化される。本発明は、
酸化物の放射体を使用することなしに、小形の金
属ハロゲン化物のランプに適切で、かつ、1アン
ペア以下の放射電流で直流動作する、カソード設
計に、とくに良く適合する。
〔本発明の背景〕
最近まで、通常の観点では、高輝度の放電ラン
プの効率が、約250ワツトで急速に低下し始め、
175ワツト以下のサイズの金属ハロゲン化物ラン
プは、一般の照明には実際的でないと考えられて
いた。しかしながら、本出願人の出願に係る特願
昭53−81050号において設計原則は、高い効率が、
以前に聞いたことのない小型サイズのランプで達
成されるように説明されている。新しい小型の金
属ハロゲン化物の放電ランプが、1立方センチメ
ーター以下の外包容積をもち、定格10ワツト以下
であり、1アンペア以下の放電電流で作動するこ
とが、開示されている。良好な効率のためには、
光をつくらない電極ワツトに対する光をつくるア
ークワツトの比率が高いことが必要となる。これ
らの新らしいランプの場合、より大きなサイズの
ものに見られる比率に近い高い比率は、放電容積
が減少されるに従つて水銀蒸気圧を増加させるこ
とによつて達成されている。しかしながら、必要
なのは、エネルギ入力を低下しても、充分な電子
放射に要する電極温度を達成することであり、そ
してこのことは主として、熱損失を低減するため
に電極、導入線ならびに端部シールの物理的なサ
イズを低減することにより達成される。物理的な
サイズが低減されるに従つて、ワイヤも同様に微
細なものを用いなければならず、このことが製造
をさらに困難にしがちである。
電極が、アルカリ土類金属あるいは酸化物の通
常の意味での電子放射物質を担持しないランプの
場合、電極設計の基準ならびに電極の許容できる
熱損失は、放射物質を含むランプの場合よりも、
さらにきびしく制限されなければならない。実例
として、1.5から2ボルトの仕事関数をもつ放射
物質であるバリウム酸化物を含む水銀蒸気ランプ
の場合、電極温度は、1500〓を越えてはならな
い。対照的に、放射物質がないか、あるいは、充
てん物にトリウムあるいはトリウムよう化物が存
在するランプで、電極が3.5から4.5電子ボルトで
ある仕事関数で作動する場合、充分な電子放射を
するためには2500から3000〓の温度が必要にな
る。他方、3500〓以上の温度では、タングステン
は小型ランプの小さな外包が急速に黒化するよう
な速度で蒸発してしまい、もうひとつの設計上の
拘束を強いることになる。
ランプが交流電流で作動されると、各電極は、
交互にカソードまたはアノードとして作用し、カ
ソードとして作用する半サイクルの加熱は、アノ
ードとして作用する半サイクルの加熱によつて、
補われており、この結果、動作温度はカソードの
機能に、より依存しないことになつている。かく
して、与えられた電流〔実効値〕の交流回路で、
カソード機能用としての充分な熱を受けていた電
極が直流回路のカソードとして使用された場合、
同じ電流が流されたとしてもその電極は充分な熱
をもはや受けないであろう。小形の金属蒸気ラン
プを直流で使用する経済的利点は、始動ならびに
安定化のためにトランジスタ、あるいは半導体の
制御装置を使用して、動作させることができるこ
とである。したがつてカソードは、カソードのホ
ツト点が始動時に急速にその所望の動作温度に達
すると共に、動作中にその温度を越えないように
するために、エネルギバランスを適切に制御でき
るように設計されなければならない。もしこのこ
とが遂行されると、カソードの損傷ならびに外包
の黒化は最小化される。もし小型の金属ハロゲン
化物ランプを直流で満足に動作させるためには、
小さいサイズならびに低い動作電流に起因する条
件に加えて、上述した条件がすべて満足されなけ
ればならない。
〔本発明の要約〕
本発明の一般的な目的は、アルカリ土類の放射
物質をもち、あるいはなしに、一般用途で動作可
能で、そして、広範囲の動作電流に適合できる、
新しい自己加熱の電極に関する。さらに明確な目
的は、1アンペア以下の直流放電電流で動作す
る、小形の金属ハロゲン化物のアーク管にとくに
適切なカソードを提供することに関する。我々の
設計は、(1)電極の表面積を最大にすること、(2)シ
ール領域への電極伝導損失を最小にすること、そ
して(3)構造上の強度と共に製造の容易さを促進す
ることである。
我々の発明による電極は、耐火ワイアの中空な
螺せん部を備え、この螺せん部は、巻回
〔overwind〕が与えられ、この巻回は、螺せん部
の回転群を互いに分離されるようにし、この結果
伝導熱の流れが、長い螺せん路をたどるように強
制する。巻回は、電極の総表面積を増加すると共
に、同時に、この配列が、シール領域への伝導損
失を低下させる。
小形の金属ハロゲン化物ランプに適切な、望ま
しい実施例において、螺せん部の巻回は、螺せん
部の回転群の間に、最適数の準点接触の間隔体を
与えるために巻かれている。軸方向の熱の流れの
著しい増加なしに、構造上の強度を与えるためで
ある。電極は、上述のように二重巻線である螺せ
ん部を備え、この螺せん部は、シヤンクに外嵌さ
れると共に、この螺せん部は、末端部の2、3回
転数分を溶かすことによつて中空でないキヤツプ
で終端されることになる。螺せん部のワイアは、
あらかじめねじり荷重される。強度の付加のため
に、間隔体に対して互いに回転群をバイアスす
る、組み込まれた力を与えるためである。
〔詳細な説明〕
最適な電極設計は、ランプ動作で出会う種々の
状態、たとえば、絶縁破壊、グローからアークへ
の転移(交流あるいは直流の)、通常の動作なら
びに一時的な電力消失後のホツト状態の再始動が
あつても使用され得るようでなければならない。
放射混合物、電界に影響する表面わん曲をもつ特
別な形状、特別な質量分布ならびに構造の熱発生
と熱損失との間の特別な熱バランスをもつところ
の特別な構造と表面条件とを有する設計について
述べる。我々の発明は、所望の最適化を達成する
ために変えられる個々のパラメータを広く選択で
きるような電極設計を提供するものである。これ
らのパラメータには、構造のために選らばれる耐
火金属〔たとえば、タングステン〕、場合によつ
て使用されるコーテイングのために選らばれる放
射物質、そして特に、あとで現われるように、構
造に固有な物理的な寸法、たとえば第1、第2の
巻線の直径、巻回の直径、第1の巻線上の第2の
巻線の巻回のピツチ、巻回のきつさ、シヤンクす
なわち電極芯線の寸法および挿入長さ、電極の全
長、ならびに先端部すなわち端部キヤツプのサイ
ズがある。これらの総ては、所望の最適化を達成
するために変えられる。
電極が、直流でカソードとして動作するとき、
アーク付着の点を先端部方向に駆動する力は、同
じ電極が、交流でカソードならびにアノードとし
て交互に動作するときよりずつと小さい。このこ
とは、なぜなら、電極がアノードとして動作する
と、電子は、反対側の電極からもつとも近い点、
すなわち先端部に集中され、そして先端部はこれ
によつて加熱されるからである。この結果、交流
動作では、先端部の温度が、つづくアノードの半
サイクルで上昇する。こうした温度上昇は、先端
部の放射を増加すると共に、カソードの半サイク
ルでホツト点〔hot spot〕の移転を容易にする。
直流動作では、ホツト点を先端部の方向へ駆動す
る、こうした力がない。しかしながら、我々の電
極設計は、もうひとつの駆動力を提供して、電極
を直流動作用として特に適切なものにする。電流
は電極の先端部とシール部分の熱シンクとの間で
熱絶縁されている長い螺線路をたどらなければな
らず、駆動力はその長に螺せん路の抵抗損失を介
して発生する。我々の設計の場合、アーク終端を
急速に先端部に動かし、電極に損傷を与えない転
移特性が、シヤンクまわりに巻線を使い、これを
通つて突出するシヤンク先端をもつ通常の電極の
転移特性に比べて、はるかにすぐれている。
我々の発明が、大電流用ランプを含む所望のサ
イズのランプに有用である一方、とくに、小形の
金属ハロゲン化物のランプ、たとえば、前述され
た出願中の願書に記載されているようなものに価
値がある。第1図は小形の金属ハロゲン化物のラ
ンプの実例を示している。このランプは、サイズ
が上方に示されるセンチメータのスケールによつ
て判断され得るような小形のアークチユーブ1を
有する。特定の実例として、図示されるような35
ワツトの場合、アーク室の内部の直径は、6から
7ミリメータである。外包は、石英あるいは溶融
されたシリカからなるものであつて、石英チユー
ブの膨出によつて形成される中央のバルブ部分2
と、電極の導入線アセンブリのモリブデンの箔部
分4,4′においてチユーブをつぶすかあるいは
真空シールすることによつて形成されるネツク部
分3,3′とを有する。箔に溶接される導線5,
5′は、ネツク部の外側に突出し、電極芯線でも
あるシヤンク6,6′は、箔の反対側に溶接され
て、バルブ部分内にネツク部を通つて伸びてい
る。カソードのシヤンク6は、タングステンであ
り、あるいは変形例としてモリブデンであつても
よい。これがバツクアーキング(back arcing〕
の傾向を減少させる。
外包用の適切な充填物は、数十トール〔torr〕
の圧力の、アルゴン、あるいは他の不活性ガスか
らなつて、起動用ガスとして使用され、そして、
装入物は、水銀、ならびに1以上の金属ハロゲン
化物からなる。望ましい充填物は、NaI、ScI3
らびにThI4からなる。装入物は、第2の電極を
シールする前に、ネツク部のひとつを通して、ア
ーク室内に導入される。この場合、アーク室の部
分は、ネツク部の熱シール中、冷却される。装入
物の蒸発を防止するためである。変形例として、
装入物は、バルブのサイドから伸びる排気チユー
ブを介して、導入されても良い。このチユーブは
それら、先端切り〔tipp―ing off〕によつて除
去される。アークチユーブは、通常、ベースをも
つ外側の保護外包、すなわちジヤケツト〔図示省
略〕内に配置され、このベースの接点端子に、ア
ークチユーブの導入線5,5′が接続される。
直流用ランプの場合、アノードは単に電子のコ
レクタであり、そして、外包内に突出するシヤン
ク6′のような導体は、それが、充分な熱消散性
の能力をもつという条件で十分である。アノード
は、耐火金属、適切にはタングステンからなり、
その先端は、動作中にゆつくりと浸食される。こ
のように浸食を減少させると共に、動作を安定に
させるために、大きくされた頭部、すなわち、ボ
ール7が、シヤンク6′の先端に設けられる。こ
うしたボールは、ワイアの上方端部に、これが、
直立状態に維持されている間、プラズマトーチを
向けることによつて、容易に形成される。大きさ
の実例として、図示されたランプの場合、アノー
ドはタングステンであると共に、シヤンクは9ミ
ル、ボール7は、直径が20ミルである。
本発明はとくに、電極芯線6の端部に形成され
るか、あるいは取り付けられるカソード10の構
造に関する。第2図あるいは第4、第5図に良く
示されるように、適切なカソードは、中空の二重
巻線である螺せん部11を備え、この螺せん部
は、コイル巻きされた第1の巻線12を含み、こ
のコイル巻きされた回転まわりに、さらに巻回
〔overwind〕を形成する径小な第2の巻線13
が、巻かれている。第1の巻線、ならびに第2の
巻線の両方が完成されたカソードとして使用され
る。ワイアは、タングステン、あるいは、他の電
極に適した耐火金属からなる。第3図に示される
ように、第2の巻線13′は、第1の巻線12′ま
わりに巻かれ、その後、12′と13′との合成物
は、芯棒まわりに、きつく巻かれて二重巻線とな
る。二重巻線の螺せん部構造11は、第2の巻線
13の各巻回が、螺せん部11を主に形成する第
1の巻線12の回転の間に、第2の巻線の線径分
の空間を作るように、組み合わされる。
巻回〔overwind〕をもつ我々の螺せん形の部
電極は、既に述べた好適な設計の基準に適合する
ものである。すなわち、より急速なグローからア
ークへの変化のために、表面積を最大にし、シー
ル部への熱伝導損失を制御するものである。螺せ
ん部の表面積は、シヤンク形の電極の表面積と比
較して大であり、たとえ、巻回〔overwind〕ひ
とつでも大である。電極先端からの伝導熱が進行
するに違いない長い螺せん路は、シヤンク形の電
極の熱損失に比較して、熱損失を大きく低減す
る。螺せん部の回転間に安置点である支持点を与
える巻回〔overwind〕は、構造的な強度を確実
にする。この強度は特に、小形の電極で達成する
のが困難であつた。
第1の巻線上の第2の巻線13′の密度、すな
わち巻ピツチは、電極表面、熱伝導、ならびに構
造的強度、これらの間の妥協、あるいは平均を考
慮することによつて、決定される。安定化のため
に望ましいことは、第1の巻線の各巻あたりに、
少なくとも3つの均等に分布される間隔体、すな
わち安置点を有することである。(このことは、
安置点の間の角度間隔が、120゜前後であることを
意味する。)3つ以下であると、強度が減少し、
もし回転あたり2つの安置点のみで、安置点間が
180゜に対応しているとすると、勿論、不十分にな
る。第1の巻線12の各巻回に対する第2の巻線
13の1−1/2回転の密度、すなわち巻ピツチは、
二重巻線の回転あたり、3つの安置点を生起す
る。しかしながら、分布が不確定で、そして、も
し安置点が、周方向に均等に隔間されていないと
二重巻線の強度が低くなる。この理由で、第1の
巻線12の回転あたり、最少3つの巻13が、図
面に示されるように望まれる。このことが、6つ
の安置点を生起し、たとえ、安置点に近接して対
にする悪条件下、すなわち6から3に減少する条
件下でも、強度を確かにする。
第2の巻線の各巻が確実にする第1の巻線の各
巻間における、分離ならびに、これによる熱絶縁
に関しては、間隔体なしに焼結させると、第1の
巻線の各巻間の熱接触を増加しがちであつて、カ
ソードの寿命の後半で、非常に重要なものにな
る。我々の発明によつて提出される構造の場合、
焼結させても、螺せん部の熱流れ特性を大きく変
化することなしに、構造の機械的強度を大にする
ことができる。このことは、ループ構造のような
他の構造について、大きな利点となる。なお、こ
のループ構造は、ランプの動作中、とくに、ルー
プが、小形のランプ用として細いワイアで作られ
るときに形を変える傾向がある。
螺せん部11は、導入線5から遠く外包内へ突
出するように取り付けられる。そうするための便
利な方法は、螺せん部を、ワイアの電極芯線、す
なわちシヤンク6の端部で保持することである。
こうした取り付けのために、螺せん部の孔(軸線
方向の中空部の直径)は、電極芯線の外径よりも
やや小さい。このことが、螺せん部を、拡がり部
15にわたりやや拡がるようにし、螺せん部が、
電極芯線に装着されると共に、きつく保持される
ことを確実にする。第2の巻線をもつ我々の螺せ
んは、第2の巻線により、螺せん部の第1の巻線
12と、シヤンク6との間の直接の接触を防止す
ると共に、シヤンク6への低い熱伝導を確かにす
る。取り付けの他の便利な方法は、溶接によるも
ので、この場合シヤンクへの大きな熱伝導が望ま
れる場合に使用される。第4図では、第2図の場
合よりも、螺せん部が短かく、少ない回転が、シ
ヤンク6、すなわち電極芯線に外嵌されている。
我々の電極形状は、所望の熱バランスを達成する
種々の設計を、容易にする。シヤンク6に保持さ
れる電極の部分15は、第1図に示されるよう
に、シリカに埋設される。埋設することが、ラン
プの製造中のシール工程において、電極をバルブ
内の中央に設置することを容易にしている。
第1図、第2図では、電極10が、中身のある
キヤツプ14で終端されている。こうした端部
は、通常の動作中にアークが着弧して、熱スポツ
トが発達する場所を提供し、電極の浸食率を低減
する。端部キヤツプは、電極の端部を加熱するこ
とによつて、簡単に形成される。プラズマトーチ
によるのが適切であり、螺せん部の最後の2、3
回転分を溶かして形成される。変形例として、適
切な耐火金属の少量が螺せん部分11の末端部
に、溶接、あるいは焼結されても良い。
第4図では、螺せん部が、中身のある端部キヤ
ツプによつて終端されていない。そして第5図は
単に、電極を端面図で示す。第1の巻線12と第
2の巻線13とを共に焼結させることが、動作
中、とくに末端部で生じる。この端部に、熱スポ
ツトが動作中におそう。金属ハロゲン化物のラン
プには、トリウムよう化物を提供され、裸の電極
が、図示されるように使される。他の金属蒸気の
ランプでは、電子放射性の物質のコーテインが、
望まれると共に、このような場合、螺せん構造な
らびに巻回が、コーテイングを保持するのに有用
である。
本発明の選択自由な特性によると、さらに強い
構造上の強度が、螺せん部の各巻をあらかじめ荷
重すること〔preloading〕、あるいは巻回するこ
と〔overwinding〕によつて、達成される。大き
な強度は、ランプとして比較的重要なものであ
り、電極が、さらに小形化され得る。線すなわち
ワイアが、コイル巻きされると、その中に生起さ
れるループあたり、360゜の固有の、あるいは同等
のねじれがある。人が、巻き物から一巻きの量を
巻き戻すかわりに、一巻きの量を横方向に引いて
線にすると、容易にわかる。360゜のねじれは、巻
き物から引つ張り解かれるループごとに、線にあ
らわれる。もしループあたり360゜より大きいねじ
れが、線にほどこされると、巻き過ぎ、あるい
は、あらかじめ荷重されていると云え、この結
果、つくられたねじれストレスとなり、このスト
レスは、弾性ワイアが密に巻かれた螺せん部の場
合、回転群を互いに横方向にバイアスすると共
に、これらを、きつく並んだ接触状態に維持す
る。このことは、あらかじめ荷重されたスプリン
グにみられる。たとえば、家屋の網戸を閉じるた
めに、頻繁に使用されるスプリングにである。ス
プリングは、ある最小限の力が、これを越えるま
で、伸びないし、少しも開かない。そしてこのあ
と、伸びは、最小限を越える力の超過に比例す
る。この最小限度は、回転群を互いにバイアスす
るところの、つくられたねじれストレス、すなわ
ちあらかじめ荷重することに対応する。
巻き過ぎ、すなわちあらかじめ荷重される条件
は、二重巻線にコイル巻きする前、あるはコイル
巻き中に、合成物12′,13′に、適切な方向の
ねじれを与えることによつて達成される。電極構
造におけるコイル巻きは、ふたつある。第1の巻
線12′のまわりの第2の巻線13′のコイル巻き
と〔第3図〕、芯棒〔図示省略したが、一般にシ
ヤンク6に対応する〕まわりの合成物12,13
のコイル巻き〔第2図〕である。もし両方のコイ
ル巻きが同じ方向〔両方が左方向か、両方向が右
方向か〕で巻かれると、最終構造は、第1の巻線
12にきつく巻かれた第2の巻線13をもつであ
ろう。がしかしながら、もしコイル巻きが異なつ
た方向に巻かれると、最終のコイル巻きは、第2
の巻線13を第1の巻線12にゆるく巻きつける
ようになるであろう。このことが、ふたつの間に
間隙を発生して、電極表面をさらに露出させ、放
射性混合物用のすき間を作る。すき間はさらに、
電界の集中装置として使用される。この効果が、
電極の物理的特徴を変化して、広範囲にわたる利
用を可能にする。
次のことは、本発明によるカソードの実例で、
200から500ミリアンペアの範囲の直流電流で動作
する、35ワツトの金属ハロゲン化物ランプに好適
である。第2の巻線13′は、2.5ミルのタングス
テンであり、第1の巻線12′は、7ミルのタン
グステンワイアである。第1の巻線上の第2の巻
線12′のコイル巻きは、比較的粗であり、第1
の巻線12′の直径の2倍にほぼ等しい前進、す
なわち、回転あたり14ミルを与えると適切であ
る。この目的は、第1の巻線の各巻あたりに第2
の巻線のほぼ3回転の巻回をもたせるためであ
る。二重巻線のコイル巻きの前に、第2の巻線1
3′のコイル巻きで得られた合成物のワイアは、
インチあたりほぼ1回転、あらかじめねじられ
る。あらかじめ右方向のねじれが与えられた第2
の巻線のコイル巻きが、従来の右方向のコイル巻
きであるとすると、巻回をややゆるくする効果を
もつ。最終的に、合成物は、9ミルの芯棒〔図示
省略〕のまわりに左方向のコイル巻きで巻かれ
る。この実例では、コイル巻き順序が、巻回をや
やゆるくするようにされている。もちろん、巻回
がややゆるくするようにされても、第1の巻線は
各巻の間に第2の巻線を挟んでいるので、中空な
螺せん部11の構造上の強度は維持される。ま
た、上記芯棒は、モリブデンであり、硝酸ならび
に硫酸によつて溶解消失される。これらの酸は、
タングステンワイアを浸食しない。そして螺せん
部はそれから、9ミル以上の電極芯線に外嵌され
る。良好な結合を確かにするためである。
ここで本発明を要約する。
(1) 耐火金属ワイアの中空な螺せん部、ならび
に、この螺せん部の第1の巻線による回転群に
粗に巻かれる第2の巻線が、前記回転群の間に
間隔体を与えて、上記螺せん部に強度を与える
ことを特徴とする高圧金属蒸気ランプ用の電
極。
(2) 上記第1項の電極において、上記第2の巻線
が、熱バランスを達成する軸方向の熱流れを増
加することなしに、放射表面積に実質的な増加
を与える電極。
(3) 上記第1項の電極において、第2の巻線のサ
イズが、螺せん部を形成する第1の巻線のサイ
ズよりも小である電極。
(4) 上記第1項の電極において、螺せん部の回転
あたりの安置点数である支持数が、構造的強度
を達成するため、少なくとも3に近い電極。
(5) 上記第1項の電極において、中空な螺せん部
の長さが、耐火金属の電極芯線に外嵌されると
共に、そこから遠くに突出する電極。
(6) 上記第5項の電極において、中空な螺せん部
の端末が、耐火金属の電極芯線の端部に外嵌さ
れる電極。
(7) 上記第1項の電極において、電極の先端部
が、金属キヤツプで終端されている電極。
(8) 上記第7項の電極において、キヤツプが、螺
せん部の先端部の2、3回転分を溶かして形成
されたものである電極。
(9) 上記第1項の電極において、第1の巻き線
が、第2の巻線である間隔体に対して互いに回
転群をバイアスするために、あらかじめねじれ
荷重されている電極。
(10) イオン化可能な充填物を含む光透過の外包、
この外包内にシールされる複数の導入線に電気
的に接続される複数の電極、カソードとして使
用される少なくともひとつの電極をそれぞれ備
える金属蒸気のアーク管において、上記カソー
ドが、導入線から伸びる耐火金属の中空な螺せ
ん部を備えると共に、この螺せん部の回転群に
粗に巻かれた巻回が、この導入線への熱伝導に
よる熱損失の大きな増加なしに、回転群間に間
隔体を与えて、強度を増することを特徴とする
金属蒸気のアーク管。
(11) 上記第10項のアーク管において、中空な螺せ
ん部の端末が、耐火金属の電極芯線の端部に外
嵌されるアーク管。
(12) 上記第11項アーク管において、外包が溶解シ
リカであると共に、少なくとも電極芯線の外嵌
された端部分が、外包壁の溶解シリカに埋設さ
れるアーク管。
(13) 上記第10項のアーク管において、上記ひと
つの電極の末端部が、金属キヤツプで終端され
るアーク管。
(14) 上記第13項のアーク管において、キヤツプ
が、螺せん部の末端部の2、3回転分を溶かし
て形成されたものであるアーク管。
(15) 上記第10項のアーク管において、上記螺せ
ん部のワイアが、間隔体に対して互いに回転群
をバイアスするために、あらかじめねじり荷重
されているアーク管。
(16) 直流動作用の上記第10項のアーク管におい
て、他の電極が、耐火金属の中身のある導体で
あるアーク管。
(17) 交流動作用の上記第10項のアーク管におい
て、両方の電極が、カソードとして交互に使用
されると共に、上記ひとつの電極に類似して組
み立てられるアーク管。
(18) 上記第10項のアーク管において、螺せん部
ならびに巻回の第1、第2の巻線がタングステ
ンからなるアーク管。
(19) 上記第18項のアーク管において、イオン化
可能な充填物が、水銀ならびに、トリウムよう
化物を含む金属ハロゲン化物からなるアーク
管。
【図面の簡単な説明】
第1図は、図の上方に示されるスケールに応じ
て、本発明によるカソードをもつ直流動作用の小
形放電ランプを示す。第2図は、本発明によるカ
ソードの拡大図である。第3図は、第1図の電極
10用のもので第1の巻線に第2の巻線が巻かれ
たものを示す拡大図である。第4図は、本発明に
よるカソードの部分断面図で、第2図のものより
拡大されて示される。第5図は、第4図のカソー
ドの端面図である。 第1図…1:アークチユーブ(外包)、2:バ
ルブ部分、3,3′:ネツク部分、4,4′:箔部
分、5,5′:導入線、6,6′:シヤンク(電極
芯線)、7:ボール(頭部)、10:電極。第2、
第4、第5図…11:中空の螺せん部(構造)、
12:第1の巻線、13:第2の巻線、巻回
(overwind)、12′:第1の巻線、13′:第2
の巻線、14:(端部)キヤツプ、15:拡がり
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イオン化可能な充てん物を含む光透過の外包
    を備えると共に、該外包内にシールされる導入線
    および電極芯線に接続されていて金属蒸気ランプ
    のために使用される電極を備えており、少なくと
    も1つの電極がカソードとして使用される金属蒸
    気アーク管であつて、 前記カソードは、螺せん状に巻かれている耐火
    金属の第1の巻線および各巻が相互に接触しない
    巻ピツチで第1の巻線に巻かれている耐火金属の
    第2の巻線からなる二重巻線と、二重巻線の途中
    まで挿入された前記電極芯線とからなるものであ
    り、 第1の巻線の各巻は、隣接する各巻との間に挟
    んでいる第2の巻線に接触する安置点で相互に隔
    離され、かつ、安置点が第1の巻線の隣り合う巻
    間に少なくとも3点ほぼ等分に配置される巻ピツ
    チで第2の巻線が第1の巻線に巻かれている金属
    蒸気アーク管。
JP15011479A 1978-12-26 1979-11-21 Electrode for metallic vapor lamp and metallic vapor arc tube Granted JPS5590048A (en)

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US97318278A 1978-12-26 1978-12-26

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GB (1) GB2043331B (ja)

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