JPS647254B2 - - Google Patents

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JPS647254B2
JPS647254B2 JP58054883A JP5488383A JPS647254B2 JP S647254 B2 JPS647254 B2 JP S647254B2 JP 58054883 A JP58054883 A JP 58054883A JP 5488383 A JP5488383 A JP 5488383A JP S647254 B2 JPS647254 B2 JP S647254B2
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JP
Japan
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gear
input
shaft
clutch
gear train
Prior art date
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JP58054883A
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English (en)
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JPS59180144A (ja
Inventor
Eiichi Kato
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP58054883A priority Critical patent/JPS59180144A/ja
Publication of JPS59180144A publication Critical patent/JPS59180144A/ja
Publication of JPS647254B2 publication Critical patent/JPS647254B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by either one of the parallel flow paths

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輛用の自動トランスミツシヨンに
係り、特に常時噛合い式の通常の機械式トランス
ミツシヨンにわずかな改良を加えることによつ
て、トルクコンバータを用いることなく円滑に自
動変速できるようにした全長が短かくしかも構成
の簡易な自動トランスミツシヨンに関する。
従来、トラツク、バス等の大型車輛において
は、手動変速式のトランスミツシヨンが採用され
ているが、これによるとチエンジレバーの操作が
重く、ストロークが大きい上変速段が多いので運
転操作が楽でなく、運転者が疲労し易いという欠
点があつた。この欠点を解消するためには、トル
クコンバータを用いた自動変速式のトランスミツ
シヨンの採用が考えられるが、これによると、流
体の滑りに起因する動力損失が大きいため燃料消
費が増大するばかりでなく、大型車輛用のもので
は、非常に高価となる等の欠点があり、採用し難
い。そこでトルクコンバータや遊星歯車を一切用
いない機械式の自動変速トランスミツシヨンの採
用が考えられるが、これによると、変速時におけ
る動力伝達経路の切換えを機械式クラツチによつ
て行わなければならないため、該切換え操作を円
滑に行うことが困難であり、変速時のシヨツクが
大きくなり易い欠点があつた。一方、特開昭56−
127841号公報に記載された発明では、二重クラツ
チ装置に加えてトルクコンバータを備えているの
で構成が複雑高価となり、しかもクラツチ装置が
一箇所にまとめられていないので、トランスミツ
シヨンの全体形状及びコンパクト化の点で難点が
あつた。また特開昭56−127842号公報に記載され
た発明においても、二重クラツチ装置を一箇所に
まとめていないので、トランスミツシヨンが不必
要に大型化してしまう難点があつた。
また特開昭57−54756には、2つのクラツチを
有し、後進段が側方に配置された回転式伝動装置
が開示されているが、該従来例においては、2つ
のクラツチがトランスミツシヨンの両端部に配置
されている点で本願発明とはその構成が全く異な
る。また実開昭57−70544に開示された多段変速
機は、横置きエンジン用の変速機であり、クラツ
チも単一のものを使用しているばかりでなく、側
方配置されているのは差動減速機であつて後進段
ではない。従つて該従来例も本願発明とはその構
成を全く異にするものである。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、常時噛合い式の通常の機械式手動変速トラン
スミツシヨンにわずかな改良を加えるのみで、自
動変速式のトランスミツシヨンを得ることにあ
る。また他の目的は、変速時の動力伝達経路の切
換えを流体圧を利用した二重クラツチ装置を交互
にしかも徐々に断続させることによつて円滑に行
わせ、変速シヨツクをなくすことである。更に他
の目的は、単一のクラツチハウジング内に二重ク
ラツチ装置を、そのクラツチデイスクが相隣接す
るように配置すると共に後退用変速段をカウンタ
シヤフトの側方に並設することによつて、自動ト
ランスミツシヨンでありながら形状、大きさとも
に従来の手動トランスミツシヨンと同程度にコン
パクトなものとし、特にその全長を全く長くしな
くて済むようにして車載を容易化することであ
る。
要するに本発明は、第1のインプツトシヤフト
と第1のカウンタシヤフトとメインシヤフトとを
備えた常時噛合い式トランスミツシヨンにおい
て、前記第1のインプツトシヤフトに回動自在に
嵌挿された中空の第2のインプツトシヤフトと、
前記第1のカウンタシヤフトに回動自在に嵌挿さ
れた中空の第2のカウンタシヤフトと、前記第2
のインプツトシヤフトに固着された第2のインプ
ツトギヤと前記第1のカウンタシヤフトに固着さ
れた第1のカウンタギヤとを噛合させてなる第1
のインプツト歯車列と、前記第1のインプツトシ
ヤフトに固着された第1のインプツトギヤと前記
第2のカウンタシヤフトに固着された第2のカウ
ンタギヤとを噛合させてなる第2のインプツト歯
車列と、前記第1のインプツト歯車列により駆動
される第1のアウトプツト歯車列と、前記第2の
インプツト歯車列により駆動される第2のアウト
プツト歯車列と、該各アウトプツト歯車列の回転
を択一的に選択して前記メインシヤフトに伝達す
るようにした複数のドツグクラツチと、エンジン
の回転を前記第1のインプツトシヤフト又は前記
第2のインプツトシヤフトに通常時には択一的に
伝達し変速時においては一方のインプツトシヤフ
トへの動力伝達力を徐々に弱めながら他方のイン
プツトシヤフトへの動力伝達力を徐々に強めるよ
うに作動して動力伝達経路を切り換えるようにし
た二重クラツチ装置とを備え、該二重クラツチ装
置は、単一のクラツチハウジング内に各々のクラ
ツチデイスクが相隣接して配置され、かつ後退専
用ドツグクラツチを含む後退用変速段を前記第1
のインプツト歯車列により駆動されるように前記
第1のカウンタシヤフトの側方に並設し、該変速
段から前記メインシヤフト上のギヤであつて前記
第2のインプツト歯車列によつて駆動されるギヤ
を経由して後退用動力伝達がなされるように構成
したことを特徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。本発明に係る自動トランスミツシヨンAT
は、第1図において、第1のインプツトシヤフト
1と、第1のカウンタシヤフト2と、メインシヤ
フト3とを備えた常時噛合式トランスミツシヨン
であつて、中空の第2のインプツトシヤフト4
と、中空の第2のカウンタシヤフト5と、第1の
インプツト歯車列6と、第2のインプツト歯車列
8と、第1のアウトプツト歯車列9と、第2のア
ウトプツト歯車列10と、複数のドツグクラツチ
11,12,13と、二重クラツチ装置14と、
後退用変速段15とを備えたものである。
第1のインプツトシヤフト1は、図中左端がト
ランスミツシヨンケース(図示せず)に設けられ
た軸受(図示せず)により支承され、図中右端は
トランスミツシヨンケース(図示せず)に設けら
れた軸受(図示せず)により第2のインプツトシ
ヤフト4と共に支承されており、第1のインプツ
トギヤ16が一体的に固着されている。
第1のカウンタシヤフト2は、トランスミツシ
ヨンケースに、図中左右両端が一対の軸受(図示
せず)によつて支承されて取り付けられており、
第1のカウンタギヤ18と、第3速用ギヤ19
と、第1速用ギヤ20とが一体的に固着されてい
る。
メインシヤフト3は、トランスミツシヨンケー
スに、図中左右両端が一対の軸受(図示せず)に
よつて支承されて取り付けられており、その右端
はプロペラシヤフト(図示せず)に連結されてい
る。またメインシヤフト3には、第3速又は第4
速選択用のドツグクラツチ11及び第1速又は第
2速選択用のドツグクラツチ12が夫々回転方向
に拘束されて該メインシヤフトと一体的に回転す
るように取り付けられており、また第3速用メイ
ンギヤ28と、第2速用メインギヤ26と、第1
速用メインギヤ29とが回動自在に嵌挿されてい
る。
中空の第2のインプツトシヤフト4は、第1の
インプツトシヤフト1に嵌挿されており、図中右
端には第2のインプツトギヤ31が一体的に固着
形成されている。
中空の第2のカウンタシヤフト5は、第1のカ
ウンタシヤフト2に回動自在に嵌挿されており、
第2のカウンタギヤ32及び第2速用ギヤ33が
一体的に固着形成されている。
第1のインプツト歯車列6は、第2のインプツ
トシヤフト4に固着された第2のインプツトギヤ
31と、第1のカウンタシヤフト2に固着された
第1のカウンタギヤ18とを噛合させてなる。
第2のインプツト歯車列8は、第1のインプツ
トシヤフト1に固着された第1のインプツトギヤ
16と、第2のカウンタシヤフト5に固着された
第2のカウンタギヤ32とを噛合させてなる。
第1のアウトプツト歯車列9は、第1のインプ
ツト歯車列6により駆動される歯車列であつて、
第1のカウンタシヤフト2と一体的に回転する第
3速用ギヤ19に夫々噛合する第3速用メインギ
ヤ28及びアイドルギヤ51と、第1速用ギヤ2
0及びこれと噛合する第1速用メインギヤ29
と、第2速用メインギヤ26に噛合するリバース
ギヤ52とからなる。
第2のアウトプツト歯車列10は、第2のイン
プツト歯車列8により駆動される歯車列であつ
て、第2速用ギヤ33及びこれと噛合する第2速
用メインギヤ26とからなる。
ドツグクラツチ11,12及び13は、第1及
び第2のアウトプツト歯車列9,10の回転を択
一的に選択してメインシヤフト3に伝達するよう
になつており、ドツグクラツチ11及び12は、
メインシヤフト3と一体的に回転するように、ド
ツグクラツチ13は、リバースシヤフト50と一
体的に回転するように夫々のシヤフトに取り付け
られており、夫々シンクロ機構(図示せず)を備
えている。またこれらのドツグクラツチは、オー
トマチツクトランスミツシヨンコントロール装置
(図示せず)により作動する油圧シリンダ等(図
示せず)によつて自動的に軸方向に摺動し得るよ
うになつている。
二重クラツチ装置14は、エンジン(図示せ
ず)の回転を第1のインプツトシヤフト1又は第
2のインプツトシヤフト4に、常時は択一的に伝
達し、変速時においては一方のインプツトシヤフ
ト1又は4への動力伝達力を徐々に弱めながら他
方のインプツトシヤフト1又は4への動力伝達力
を徐々に強めるように作動して動力伝達経路を切
り換えるようになつており、第1のクラツチ40
は、第1のインプツトシヤフト1と一体的に回転
する第1のクラツチデイスク41を備えており、
該クラツチデイスクは油圧によつて作動し、駆動
側回転体42に押圧されるようになつている。ま
た第2のクラツチ43は、第2のインプツトシヤ
フト4と一体的に回転する第2のクラツチデイス
ク45を備えており、該クラツチデイスクは油圧
によつて作動し、駆動側回転体42に押圧される
ようになつている。
また二重クラツチ装置14は、本発明について
は、単一のクラツチハウジング内に、各々のクラ
ツチデイスク41,45が相隣接して配置されて
おり、コンパクト化が図られている。
後退用変速段15は、第1のカウンタシヤフト
2と並設されたリバースシヤフト50と、該リバ
ースシヤフトに回動自在に嵌挿され第3速用ギヤ
19と噛合するアイドルギヤ51と、リバースシ
ヤフト50に一体的に固着され第2速用メインギ
ヤ26と噛合するリバースギヤ52と、リバース
シヤフト50に回転方向に拘束されて一体的に回
転するように取り付けられた後退専用のドツグク
ラツチ13とを備えている。
本発明は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第2図において、ま
ず第1速走行状態について説明すると、エンジン
からは矢印Aで示す如く、駆動側回転体42に動
力が伝達されており、ドツグクラツチ12は第1
速用メインギヤ29に接続されている。そこで運
転者がアクセルペダル(図示せず)を踏み込んで
車輛(図示せず)を発進させようとすると、オー
トマチツクトランスミツシヨンコントロール装置
の作動により油圧が供給され、該油圧によつて第
2のクラツチ43のクラツチデイスク45が駆動
側回転体42に徐々に押圧され、該クラツチデイ
スクは次第に加速され、第2のクラツチ43が接
続される。(なお第2図から第6図においては、
第1及び第2のクラツチ40,43の切れている
状態を「白」、半クラツチ状態を「平行斜線」、そ
して完全接続状態を「網目」によつて図示してあ
る。また各部の停止及び単なる空転状態を「細い
実線」、動力伝達の準備段階における空転状態及
び半クラツチによる電力伝達状態を「破線」、完
全な動力伝達状態を「太い実線」で図示してあ
る。)これによつて第2のインプツトシヤフト4、
第1のインプツト歯車列6(第2のインプツトギ
ヤ31及び第1のカウンタギヤ18)、第1のカ
ウンタシヤフト2、第1のアウトプツト歯車列9
(第1速用ギヤ20及び第1速用メインギヤ29)
が次第に加速されながら回転し、ドツグクラツチ
12からメインシヤフト3へこの増速回転が伝達
され、矢印Bの如くプロペラシヤフトへ動力が伝
達され、車輛は滑らかに発進し、加速されて行
く。なおこの間第1のアウトプツト歯車列9を構
成する第3速用ギヤ19、第3速用メインギヤ2
8、アイドルギヤ51及びリバースギヤ52は空
転しており、第1のクラツチ40のクラツチデイ
スク41、第1のインプツトシヤフト1、第2の
インプツト歯車列8(第1のインプツトギヤ16
及び第2のカウンタギヤ32)、第2のカウンタ
シヤフト5及び第2のアウトプツト歯車列10
(第2速用ギヤ33及び第2速用メインギヤ26)
は停止している。
次に、このような第1速走行状態において次第
に車速が上がつてエンジン負荷が軽くなつてオー
トマチツクトランスミツシヨンコントロール装置
が第2速への変速操作を行う場合につき、第3図
から第5図を参照して説明する。まず第3図に示
すように、第2のクラツチ43、第1のインプツ
ト歯車列6、第1のアウトプツト歯車列9は、第
2図と同一の状態に駆動しておき、これに加えて
ドツグクラツチ11を第2速用メインギヤ26に
接続する。これによつて該第2速用メインギヤは
メインシヤフト3と同一速度で空転し、同様に第
2速用ギヤ33、第2のカウンタギヤ32、第1
のインプツトギヤ16、第1のインプツトシヤフ
ト1及びクラツチデイスク41が空転する。該ク
ラツチデイスク41の回転速度は、クラツチデイ
スク45の回転速度よりも当然遅くなつている。
従つて、このままの状態で第2のクラツチ43を
急速に切り、第1のクラツチ40を急速に接続す
ると、クラツチデイスク41により駆動される第
2のインプツト歯車列8、第2のアウトプツト歯
車列10及びメインシヤフト3は急速に加速され
るので、車輛は第2速走行に変速された直後に一
瞬急加速してしまうことになり好ましくない。こ
れを防止して、第1速走行から第2速走行への変
速を滑らかに行わせるため、次のような二重クラ
ツチ装置14の操作を行う。
即ち、第4図に示すように、第2のクラツチ4
3を徐々に弛めながら半クラツチ状態として、次
第にクラツチデイスク45の回転速度を遅くする
と同時に第1のクラツチ40を徐々に大きな力で
締め付けながら半クラツチ状態として、次第にク
ラツチデイスク41の回転速度を速くして、両ク
ラツチデイスク41,45の回転速度が一致した
ところで動力伝達経路が滑らかに変換されること
になる。
そして第5図に示すように、ドツグクラツチ1
2を第1速用メインギヤ29から離し、第1のク
ラツチ40を完全に接続し、第2のクラツチ43
を完全に切ると、第1のインプツトシヤフト1、
第2のインプツト歯車列8、第2のアウトプツト
歯車列10の動力伝達経路で第2速走行用の動力
伝達が行われ、車輛は滑らかに第2速走行へと移
行して走行するようになる。
更に、図示は省略してあるが、第2速から第3
速走行への変速は、第5図の状態からドツグクラ
ツチ12を第3速用メインギヤ28に接続し、次
いで第1のクラツチ40を徐々に弛めながら、第
2のクラツチ43を徐々に大きな力で締め付けて
行きドツグクラツチ11を第2速用メインギヤ2
6から離すと、駆動側回転体42の回転はシヨツ
クなしに第2のクラツチ43に伝達され、第2の
インプツトシヤフト4から第1のインプツト歯車
列6、第1のカウンタシヤフト2、第3速用ギヤ
19、第3速用メインギヤ28、ドツグクラツチ
12及びメインシヤフト3を介して動力が矢印B
の如くプロペラシヤフトへ伝達され、車輛は滑ら
かに第3速走行へと移行する。
そして最後に、ドツグクラツチ11を第1のイ
ンプツトシヤフト1に接続し、次いで第2のクラ
ツチ43を徐々に弛めながら、第1のクラツチ4
0を徐々に大きな力で締め付けて行き、ドツグク
ラツチ12を第3速用メインギヤ28から離す
と、駆動側回転体42の回転はシヨツクなしに第
1のクラツチ40に伝達され、第1のインプツト
シヤフト1からドツグクラツチ11を介してメイ
ンシヤフト3に動力が直結され、車輛は第4速走
行に滑らかに移行する。また上記のような変速
は、減速時においても同様に円滑に行われる。
リバースを選択する場合には、第5図に示す状
態からドツグクラツチ13をアイドルギヤ51に
接続する操作を手動で行つた後アクセルペダルを
踏み込めば、第2のクラツチ43が自動的に接続
され、駆動側回転体42の回転は、第2のクラツ
チ43、第1のインプツト歯車列6、第1のカウ
ンタシヤフト2、第3速用ギヤ19、アイドルギ
ヤ51、ドツグクラツチ13、リバースギヤ5
2、第2速用メインギヤ26及びメインシヤフト
3を介してプロペラシヤフトに伝達され、車輛は
滑らかに後退することができる。
なお本発明においては、クラツチが二重クラツ
チ装置14となつており、本来ならばクラツチ装
置の長さが長くなり、トランスミツシヨンの全体
の長さが従来の手動変速式トランスミツシヨンよ
り長くなるところを、リバース用メインギヤを省
略してリバース専用の変速段15を第1のカウン
タシヤフト2の側方に並設して第2速用メインギ
ヤ26を用いてリバースを選択し得るように構成
したので、トランスミツシヨンの全長は、従来の
手動変速式トランスミツシヨンとなんら変らない
長さとし得たものであり、同時に省略されたリバ
ース用メインギヤの分だけ重量も軽減されてい
る。
また上記実施例においては、前進4速、後退1
速の自動トランスミツシヨンATについて説明し
たが、本発明はこの変速段に限定されるものでは
なく、前進5速、6速、7速、8速等すべての機
械変速式のトランスミツシヨンに適用できること
はいうまでもない。
本発明は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、常時噛合式の通常の機械式手動変
速トランスミツシヨンにわずかな改良を加えるの
みで、自動変速式のトランスミツシヨンを得るこ
とができる利点がある。また変速時の動力伝達経
路の切換えを流体圧を利用した二重クラツチ装置
を交互に、しかも徐々に断続させるようにしたの
で、円滑に行わせることができ、変速シヨツクを
なくすことができる効果が得られる。更には、単
一のクラツチハウジング内に二重クラツチ装置
を、そのクラツチデイスクが相隣接するように配
置すると共に後退用変速段をカウンタシヤフトの
側方に並設したので、自動トランスミツシヨンで
ありながら、形状、大きさともに従来の手動トラ
ンスミツシヨンと同程度にコンパクトなものとす
ることができ、特にその全長を全く長くしなくて
済み車載が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図から第6
図は自動トランスミツシヨンの機構概略図であ
り、第1図は中立状態における機構概略図、第2
図は第1速走行時の機構概略図、第3図は第1速
から第2速への変速準備段階を示す機構概略図、
第4図は第1速から第2速への変速時における半
クラツチ状態を示す機構概略図、第5図は第2速
に変速が完了した状態を示す機構概略図、第6図
は後退走行時の機構概略図、第7図は後退走行時
の第3速ギヤ、第2速用メインギヤ、アイドルギ
ヤ及びリバースギヤの噛合状態を示す機構概略図
である。 1は第1のインプツトシヤフト、2は第1のカ
ウンタシヤフト、3はメインシヤフト、4は中空
の第2のインプツトシヤフト、5は中空の第2の
カウンタシヤフト、6は第1のインプツト歯車
列、8は第2のインプツト歯車列、9は第1のア
ウトプツト歯車列、10は第2のアウトプツト歯
車列、11,12,13はドツグクラツチ、14
は二重クラツチ装置、15は後退用変速段、16
は第1のインプツトギヤ、18は第1のカウンタ
ギヤ、31は第2のインプツトギヤ、32は第2
のカウンタギヤ、41,45はクラツチデイス
ク、ATは自動トランスミツシヨンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1のインプツトシヤフトと第1のカウンタ
    シヤフトとメインシヤフトとを備えた常時噛合い
    式トランスミツシヨンにおいて、前記第1のイン
    プツトシヤフトに回動自在に嵌挿された中空の第
    2のインプツトシヤフトと、前記第1のカウンタ
    シヤフトに回動自在に嵌挿された中空の第2のカ
    ウンタシヤフトと、前記第2のインプツトシヤフ
    トに固着された第2のインプツトギヤと前記第1
    のカウンタシヤフトに固着された第1のカウンタ
    ギヤとを噛合させてなる第1のインプツト歯車列
    と、前記第1のインプツトシヤフトに固着された
    第1のインプツトギヤと前記第2のカウンタシヤ
    フトに固着された第2のカウンタギヤとを噛合さ
    せてなる第2のインプツト歯車列と、前記第1の
    インプツト歯車列により駆動される第1のアウト
    プツト歯車列と、前記第2のインプツト歯車列に
    より駆動される第2のアウトプツト歯車列と、該
    各アウトプツト歯車列の回転を択一的に選択して
    前記メインシヤフトに伝達するようにした複数の
    ドツグクラツチと、エンジンの回転を前記第1の
    インプツトシヤフト又は前記第2のインプツトシ
    ヤフトに通常時には択一的に伝達し変速時におい
    ては一方のインプツトシヤフトへの動力伝達力を
    徐々に弱めながら他方のインプツトシヤフトへの
    動力伝達力を徐々に強めるように作動して動力伝
    達経路を切り換えるようにした二重クラツチ装置
    とを備え、該二重クラツチ装置は、単一のクラツ
    チハウジング内に各々のクラツチデイスクが相隣
    接して配置され、かつ後退専用ドツグクラツチを
    含む後退用変速段を前記第1のインプツト歯車列
    により駆動されるように前記第1のカウンタシヤ
    フトの側方に並設し、該変速段から前記メインシ
    ヤフト上のギヤであつて前記第2のインプツト歯
    車列によつて駆動されるギヤを経由して後退用動
    力伝達がなされるように構成したことを特徴とす
    る自動トランスミツシヨン。
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