JPS647172Y2 - - Google Patents

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JPS647172Y2
JPS647172Y2 JP1982017611U JP1761182U JPS647172Y2 JP S647172 Y2 JPS647172 Y2 JP S647172Y2 JP 1982017611 U JP1982017611 U JP 1982017611U JP 1761182 U JP1761182 U JP 1761182U JP S647172 Y2 JPS647172 Y2 JP S647172Y2
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JP1982017611U
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JPS58120373U (ja
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は網戸を備えた引違い防音サツシに関す
るものである。
従来一般に上記のような網戸を備えた引違い防
音サツシにおいては、室外側から網戸、外障子、
内障子という順で窓枠に嵌込まれている。これら
を窓枠から外すには、先ず網戸を持ち上げて網戸
下部を室外側へ外し、次いで網戸全体を室外側へ
外し、次に外障子、次いで内障子を上記と同様に
して室外側へ取り外していた。このような操作に
よれば、特に高層住宅や病院等において上記の引
違い防音サツシを使用している場合においては、
網戸や内、外障子を誤つて取落すと下方の通行人
の上に落下して極めて危険であり、更に、網戸は
通常の使用においても比較的外れ易く室外へ落下
する危れがあつた。また、冬期等網戸が不用な場
合、部屋の採光状態を向上させるために網戸だけ
を外そうとしても室内から手軽に外すことは困難
であつた。
そこで本考案は上記に鑑み、網戸及び内、外障
子を全て室内側へ取り外すことができ、その取り
外しの際に網戸、障子が建物外へ落下する危険を
防止でき、しかも網戸が不用な冬期等には、室内
側から網戸を手軽に取り外して部屋の採光状態を
向上させ得る網戸付引違い防音サツシを提供しよ
うとするものである。
次に本願の実施例を図面に基いて説明する。第
1図〜第3図において、1は両引き窓の窓枠で、
周知の如く上枠2、下枠3、内障子当接竪枠4及
び外障子当接竪枠5を枠組みすることによつて構
成されている。この上枠2において、6は天井
壁、7,8は夫々天井壁6に突設された内、外障
子用案内垂壁で、この内障子用案内垂壁7にはそ
の室外側面に上、下2本の気密材嵌合溝9a,9
bが夫々形成されている。更にこの上枠2には、
その室内側に突設した室内側端部壁2aより室内
側に網戸用軌道として例示する網戸レール2bが
一体的に形成されている。
次に上記下枠3において、10は階段状に形成
された底壁で、その段壁11は後述の内レールよ
り下方に位置され、その室外側面には気密材嵌合
溝12aが全長に亘つて形成されている。この気
密材嵌合溝12aは上枠2の気密材嵌合溝9aと
同一面上に位置されている。13,14は底壁1
0の上、下段部10a,10bに夫々突設された
内、外レールで、その内レール13は上記段壁1
1近くに位置されている。この内レール13には
外障子当接竪枠5側の端部に清掃並びに排水の為
の切欠部15が設けられている。上記内レール1
3の室外側面には上枠2の気密材嵌合溝9bと同
一面上に位置する気密材嵌合溝12bが全長に亘
つて形成されている。16は雨返しで、暴風雨の
とき等に雨水が浸入した場合でもこの雨水が室内
へ入らないようになつている。更に、この雨返し
16の上端から室内側へ室内側端部として示す水
平壁3aが突設され、この水平壁3aには網戸用
軌道として示す網戸用案内溝3bが上記網戸レー
ル2bに対向して形成されている。次に、内障子
当接竪枠4において、17は基壁、18は基壁1
7に全長に亘つて突設された保持壁で内障子引寄
用の当接壁を兼ねている。この保持壁18の室外
側面には気密材嵌合溝19が上、下枠2,3の気
密材嵌合溝9b,12bと連続するように形成さ
れている。また、外障子当接竪枠5において、2
0は基壁、21は基壁20に全長に亘つて形成さ
れた保持壁で、第3図に示すように上記保持壁1
8よりも適当量室外側に位置されている。この保
持壁21の室外側面には気密材嵌合溝22が全長
に亘つて形成されている。23は外障子引寄用の
当接壁である。24〜26はそれらの圧接面24
a〜26aが略同一面上に位置するように上記気
密材嵌合溝9b,12b,19に連続的に装着さ
れた内障子用枠気密材で、後述の閉鎖状態の内障
子框と対向する部分にのみ装着され、気密材嵌合
溝9b,12bの外障子当接竪枠5側の略半分に
は装着されない。27〜29は気密材嵌合溝9
a,12a,22に装着された外障子用枠気密材
で、後述の閉鎖状態の外障子框と対向する部分に
のみ装着され、気密材嵌合溝9a,12aの内障
子当接竪枠4側の略半分には装着されない。この
上、下枠2,3の外障子用枠気密材27,28
は、それらの圧接面27a,28aが略同一面上
に位置すると共に召合せ部分において、上記内障
子用枠気密材24,25と上下に重合している。
また、外障子当接竪枠5の外障子用枠気密材29
の圧接面29aは外障子用枠気密材27,28の
圧接面27a,28aよりも適当量室外側に位置
されている。30,31は外障子用枠気密材2
7,28の圧接面27a,28aと外障子用枠気
密材29の圧接面29aとを連続させる為の接続
部材で、樹脂材料又は弾性部材によつて構成さ
れ、上記気密材嵌合溝9a,12a,22の端部
に夫々装着されている。
次に、32は上、下框33,34、戸先框35
及び召合せ框36を枠組みすると共にガラス37
を嵌込んで成る内障子で、戸先框35と召合せ框
36の上端部及び上框33に形成された嵌合溝3
8が上枠2の内障子用案内垂壁7に嵌込まれ、下
框34に取付けられた戸車39が内レール13上
に嵌込まれている。40は同じく上、下框41,
42、戸先框43及び召合せ框44を枠組みする
と共にガラス45を嵌込んで成る外障子で、嵌合
溝46が外障子用案内垂壁8に嵌込まれ、戸車4
7が外レール14上に嵌込まれている。上記内、
外障子32,40の召合せ框36,44には煙返
し48,49が突設されている。内障子32の召
合せ框36の上下端部及び他の三方の框33〜3
5は内障子用枠気密材24〜26を呑み込むよう
に形成され、かつ、これらの各框33〜36の室
外側片室内側面には閉鎖引寄せ状態において内障
子用枠気密材24〜26の圧接面24a〜26a
に圧接可能な当接部50が連続的に形成されてい
る。外障子40の上、下框41,42の室内側片
室内側面には閉鎖引寄せ状態において、内障子3
2の上、下框33,34よりも上、下側へ相当大
きく偏位した位置で外障子用枠気密材27,28
の圧接面27a,28aに圧接可能な当接部5
1,52が夫々突設され、これらの当接部51,
52の戸先框43側の端部は接続部材30,31
の斜面と合致するように切欠かれている。外障子
40の戸先框43はその室内側片室内側面が障子
開閉状態において内障子32の煙返し48よりも
室外側に位置するように形成され、この室内側片
室内側面に閉鎖引寄せ状態において外障子用枠気
密材29の圧接部29aに圧接可能な当接部53
が形成されている。外障子40の召合せ框44に
はその室内側片室内側面に召合せ気密材54が全
長に亘つて装着されている。この召合せ気密材5
4の室内側面は上、下框41,42の当接部5
1,52の室内側面と略同一面上に位置するよう
に構成され、上、下端面は当接部51,52の
上、下面に連続されている。上記内障子下框34
の室外側片下端と内レール13及び雨返し16の
上端との高低差Aは内障子32の持上げ可能量
(第2図のB1,B2,B3の寸法の最小量)よ
りも小さくなるように設定され、また、外障子下
框42の当接部52下端と外レール14上端との
高低差Cは外障子40の持上げ可能量(第3図の
D1,D2,D3の寸法の最小量)よりも小さく
なるように設定されている。55,56は内、外
障子32,40に取付けられた引寄ピースで、保
持壁18や当接壁23に当接されて内、外障子3
2,40を室内側へ引寄せるようになつている。
次に57は上、下框58,59及び竪框60,
61を枠組みすると共に、網体62を張設して成
る網戸で、上框58の嵌合溝63が網戸レール2
bに、また、戸車64が下枠3の網戸用案内溝3
bに嵌込まれ、網戸57は窓枠1の、最も室内側
に位置する。そして、下枠3の網戸用案内溝3b
の底部と水平壁3a上面との高低差(第2図中E
寸法)が網戸57の持上げ可能量(図中F1,F
2のうちの最小の寸法)よりも小さくなるように
設定されている。尚、65はクレセント、66は
クレセント受、67は内障子32の召合せ框36
内に内蔵され、クレセント65の回動に連動して
内障子32の召合せ框36を室内側へ引寄せると
共に両召合せ框36,44相互を圧接させ得るよ
うにした引寄装置である。また、68は内レール
13の外障子当接竪枠5側端部に取付けられたス
トツパー、69は上枠2に取付けられた外れ止め
ピースである。
本実施例では開閉状態において、外障子40の
戸先框43の室内側片室内側面を内障子32の煙
返しよりも室内側に位置させ、かつ、内障子32
の召合せ框36を除いた他の三方の框33〜35
の室外側片室外側面を外障子40の煙返し49よ
りも室内側に位置させたので、内、外障子32,
40の完全引違いができる。
次に、内、外障子32,40を閉鎖してクレセ
ント65をクレセント受66に係合させると、先
ず、クレセント65の作用で内、外障子32,4
0が閉鎖方向に引分けられ、内、外障子32,4
0の引寄ピース55,56が保持壁18及び当接
壁23に当接して内、外障子32,40を室内側
へ引寄せ、更に、引寄装置67の作用で召合せ框
36,44相互が引寄せられる。この時、内障子
32の召合せ框36の上下端部及び上、下、戸当
り框33〜35の室外側片室内側面の当接部50
が内障子用枠気密材24〜26の圧接面24a〜
26aに、また、外障子40の上、下框41,4
2及び戸先框43の室内側片室内側面の当接部5
1〜53が外障子用枠気密材27〜29に圧接
し、更に、外障子40の召合せ気密材54が内障
子32の召合せ框36及び上、下枠2,3の内、
外障子用枠気密材24,25,27,28の重合
部分に圧接して内、外障子32,40と窓枠1
間、及び内、外障子32,40の召合せ框36,
44相互が完全に密封され、室内外が完全に密封
される。
次に、このような内、外障子32,40及び網
戸57を窓枠1から取り外す際には、先ず、網戸
57を持ち上げてその戸車64を網戸用案内溝3
bから室内側へ外し、そのまま網戸57全体を室
内側へ外し、次いで、内、外障子32,40を開
閉状態にして上枠2の外れ止めピース68を移動
させ、障子をその持上げ可能量だけ持ち上がるよ
うにし、内障子32を持ち上げて、その下框34
を室内側へ外して内障子32全体を室内側へ外
し、次に、外障子40を室内側から両手で確実に
把持して持ち上げ、その下框42を室外側へ外し
て全体を室外側へ外してから室内側へ取込めば良
い。
尚、上記実施例では両引き窓について説明した
が、窓枠に2枚の外障子と2枚の内障子を組込ん
で、外障子を突合せ、若しくは内障子を突合せと
した4本建の引違い防音サツシにおいても本願が
適用されることは勿論であつて、この場合に内障
子より室内側に嵌込まれる網戸は2枚の突合せ網
戸とすれば良い。また、内、外障子が完全引違い
できないものにあつては、内障子の煙返しの上部
を切欠くことにより、内障子を大きく上方へ持ち
上げて室内側へ外すようにすれば良い。
第4図は下枠3の網戸用軌道の他の実施例を示
すもので雨返し16の室内側に網戸用下レール3
cを上枠2の網戸レール2bと対向して形成した
ものである。
以上のように本考案においては窓枠に枠気密材
を全周に亘つて装着し、この窓枠に内、外障子を
移動可能に嵌込み、これらの内、外障子を閉鎖状
態で引寄せると内障子框の室外側片室内側面と外
障子框の室内側片室内側面とが枠気密材に圧接す
るようにしたので、室内外を完全に密封できる。
また、このように室内外を完全に密封できる2本
建若しくは4本建の引違い防音サツシであつて
も、上下枠の室内側端部に設けた網戸用軌道に網
戸を室内側へ取外し可能に嵌込んだので、この網
戸は内外障子に対して、最も室内側に位置し、万
一網戸が外れることがあつても室外へ落下するこ
とはない。しかも、冬期など、網戸の不要な時期
には室内側へ極めて手軽に取外すことができ、部
屋の採光状態を向上させることができる。更にこ
の考案では、下枠の内レール及び雨返しの上端と
内障子下框の室外側片下端との高低差を内障子の
持ち上げ可能量より小さく設定してあるので、網
戸を室内側に外した後、内障子も室内側から容易
に外すことができる。その結果、外障子取外し作
業も室内側へ安全、確実に行うことができ網戸、
内外障子を全て内側へ外すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は網戸付引違い防音サツシの正面図、第
2図は第1図のA−A断面の拡大図、第3図は閉
鎖引寄せ状態を示す横断面図、第4図は網戸用軌
道の他の実施例である。 1……窓枠、2……上枠、2b……網戸レー
ル、3……下枠、3b……網戸用案内溝、13…
…内レール、16……雨返し、24〜26……内
障子用枠気密材、27〜29……外障子用枠気密
材、32……内障子、33……上框、34……下
框、35……戸先框、36……召合せ框、40…
…外障子、41……上框、42……下框、43…
…戸先框、44……召合せ框、57……網戸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓枠に枠気密材を全周に亘つて装着し、この窓
    枠に内、外障子を移動可能に嵌込み、これらの
    内、外障子を閉鎖状態で引寄せると内障子框の室
    外側片室内側面と外障子框の室内側片室内側面と
    が上記枠気密材に圧接するようにして成る2本建
    又は4本建の引違い防音サツシにおいて、上記下
    枠の内レール及び雨返しの上端と内障子の下框の
    室外側片下端との高低差を内障子の持上げ可能量
    より小さく設定し、かつ、上、下枠には、その室
    内側端部に網戸用軌道を一体的に形成し、この網
    戸用軌道に網戸を移動可能かつ室内側へ取り外し
    可能に組込んで成ることを特長とする網戸付引違
    い防音サツシ。
JP1761182U 1982-02-09 1982-02-09 網戸付引違い防音サツシ Granted JPS58120373U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1761182U JPS58120373U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 網戸付引違い防音サツシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1761182U JPS58120373U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 網戸付引違い防音サツシ

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JPS58120373U JPS58120373U (ja) 1983-08-16
JPS647172Y2 true JPS647172Y2 (ja) 1989-02-27

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ID=30029911

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JP1761182U Granted JPS58120373U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 網戸付引違い防音サツシ

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