JPS646962B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS646962B2
JPS646962B2 JP56027577A JP2757781A JPS646962B2 JP S646962 B2 JPS646962 B2 JP S646962B2 JP 56027577 A JP56027577 A JP 56027577A JP 2757781 A JP2757781 A JP 2757781A JP S646962 B2 JPS646962 B2 JP S646962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pneumatic tire
jaw
axial
unit
tubular unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56027577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56135305A (en
Inventor
Furekishino Reimon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN
Original Assignee
MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN filed Critical MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN
Publication of JPS56135305A publication Critical patent/JPS56135305A/ja
Publication of JPS646962B2 publication Critical patent/JPS646962B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C25/00Apparatus or tools adapted for mounting, removing or inspecting tyres
    • B60C25/01Apparatus or tools adapted for mounting, removing or inspecting tyres for removing tyres from or mounting tyres on wheels
    • B60C25/02Tyre levers or the like, e.g. hand-held
    • B60C25/025Tyre levers or the like, e.g. hand-held with a jack

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輪に取付けた空気タイヤを容易に
取外せるようにするための空気タイヤ取外し装置
に関する。
空気タイヤが長時間リムに装着してあつた場
合、空気タイヤの2つのサイドウオールの内一方
をリムの端縁から取外すために、大形の空気タイ
ヤの場合には、平均的な筋力を越えるスラストを
そのサイドウオールに加える必要が生ずる。その
ため、この作業を行う工具として、「ビード外し
装置」(“de´colle−bourrelet”)と呼ばれる工具
が用いられる。小形の空気タイヤ用の手動操作型
のビード外し装置又は比較的大形の空気タイヤ用
の空圧式又は油圧式の助勢機構を備えたビード外
し装置は知られている。
液圧式のビード外し装置は一例として米国特許
第3847197号に記載されている。この装置のヘツ
ド部は、液圧モーターの操作によりリムの端縁に
当接するようになつた連接された締付けジヨー
と、リムの端縁の内側壁即ち空気タイヤのビード
の外側壁と通常接触する該端縁の部分に当接する
ようになつた2個のフツクから成る固定ジヨーと
を備えている。これら2つの固定されたフツクの
間において滑動自在な、パドル状部材を備えた中
心部のスラスト部材は、空気タイヤのビードに突
当り、それをリムの端縁の内側壁から離隔させ、
他方のビードの方に近付ける。このようにビード
がリムの端縁から離隔される(外される)と、空
気タイヤは比較的容易にリムから取出すことがで
きる。
この型式のビード外し装置には2つの大きな欠
点がある。第1に、連接された締付けジヨー(そ
れ自身と固定フツクとの間にリム端縁を締付ける
ようにリム端縁の下方に当接する)の操作部が中
心部のスラスト部材の操作部と別になつている。
しかるにこれら2つの操作部は、両方のジヨーが
リム端縁を充分に強く締付けた後においてのみ中
心部のスラスト部材の滑動が生じ得るような相互
依存関係にある。またこの米国特許による装置に
おいて、操作部は、ジヤツキ及びばね式液圧弁か
ら成つている。そのため操作部の構造が複雑にな
り、これらの要素の故障により、ジヨーの完全な
閉合の前にスラスト部材の滑動が開始されること
があり、取外し装置の使用者にとつて事故の危険
が生ずる。他方では、スラスト部材の先端に固定
されたパドル状部材が非常にわずかな面積に局在
化された作用を及ぼすため、スラスト部材により
空気タイヤのサイドウオールが損傷を受けること
が多い。
本発明の目的は、これらの不都合を除くこと、
即ちできるだけ簡単で信頼性が高くしかも廉価な
手段の使用により、空気タイヤのサイドウオール
に対するスラストが開始され得る前にリム端縁が
強力に締付けられるようにし、またスラスト部材
が空気タイヤを事実上損傷させ得ないようにした
ビード外し装置即ち空気タイヤ取外し装置を提供
することにある。
この目的を達成するため、本発明により、固定
ジヨーと、該固定ジヨーと共働する可動ジヨー
と、空気タイヤのビード部を押すスラスト部材と
を有し、該スラスト部材はそれを該固定ジヨー及
び可動ジヨーに対し相対的に移動させる機構によ
り操作されるようにした、少くとも1つの円周状
端縁を備えるリムから空気タイヤを取外すための
空気タイヤ取外し装置であつて、ジヨー支持ユニ
ツトを支持する2つの管状ユニツトが設けられ、
これらの管状ユニツトは相互に、また前記ジヨー
支持ユニツトに対し、止め部により限定された軸
方向滑動を行い得るように、互に一方が他方の内
部にあるように係合されたことと、外部管状ユニ
ツトの一端が可動ジヨーの連接部を有し、他端が
両方の管状ユニツトの軸方向滑動を行わせる原動
装置に固定されたことと、内部管状ユニツトが空
気タイヤのスラスト部材を担持したことと、内部
管状ユニツトの滑動を外部管状ユニツトの滑動に
従属させるためのロツク装置を内部管状ユニツト
とジヨー支持ユニツトと外部管状ユニツトとの間
に半径方向に介在させることとを特徴とする空気
タイヤ取外し装置が提供される。
この構成において、ジヨー支持ユニツトは、空
気タイヤ側の前面及び空気タイヤと反対側の後面
を備え、連接された可動ジヨーの案内装置を有
し、該前面に固定ジヨーを支持し、該ジヨー支持
ユニツトはそのほかにも、内部管状ユニツトがそ
の内部において滑動し得るようになつた通し軸孔
を有し、更にその後面側に、該通し軸孔よりも大
きな内径を有して外部管状ユニツトがその内部に
おいて滑動し得るようになつた軸方向環状空所を
備えている。この軸方向環状空所は、ジヨー支持
ユニツトの後面に固定された外部軸方向スリーブ
と、やはりジヨー支持ユニツトの後面に固定され
た軸方向の管状ガイドとにより、半径方向に限定
されている。
環状スリツトの内部に収容された外部管状ユニ
ツトの先端は、カラーの形状を有し、このカラー
の後面は、ジヨー支持ユニツトの後面の反対側の
先端において、外部軸方向スリーブの半径方向肩
部と軸方向に向かい合いに位置されている。
可動ジヨーは、互に平行でしかもジヨー支持ユ
ニツトの軸方向平面とも平行な2枚の側板を介し
て、外部管状ユニツトに連接され、これらの側板
は固定ジヨーの両側に互に或る距離をおいて位置
され、各々の該側板がカムを形成する案内溝を有
し、ジヨー支持ユニツトと一体の固定軸がこの案
内溝中に係合し、可動ジヨー自身は固定ジヨーに
対向して2枚の側板の間に保持されている。
好ましい実施態様によれば、ジヨー支持ユニツ
トの外部に位置された、外部管状ユニツトのねじ
部分にねじ止めされ、かつジヤーナルを有するナ
ツト上に、可動ジヨーを担持する2枚の側板が連
接されている。
内部管状ユニツトの滑動がジヨーの強力な閉合
の後においてのみ生じ得るようにするための、非
常に簡単で作動の確実なロツク装置は、少くとも
1個のボールを有し、このボールは内部管状ユニ
ツトの半径方向外方の壁部に形成した円錐台形の
半径方向凹みと、軸方向環状空所の内部において
ジヨー支持ユニツトの内部に形成した円筒形の半
径方向通し孔とにより保持され、前記ロツク装置
は更に、ジヨー支持ユニツトの軸方向環状空所中
に収容された外部管状ユニツトの先端の内側壁に
形成した前記ボールのための半径方向凹みを備え
ている。
相互並びにジヨー支持ユニツトに対する2つの
管状ユニツトの軸方向滑動を確実に行わせるた
め、原動装置と一体にされたねじ軸が、内部管状
ユニツトと同軸的に配設され、内部管状ユニツト
と一体的に取付けられてそれと共に外部管状ユニ
ツトの内部において滑動するナツトと共働するよ
うになつている。
端縁の厚さが数mm変動し得るリムについてタイ
ヤ取外し装置を使用する場合には、前述した本発
明によるロツク装置は充分な満足を与えない。実
際に、ロツク装置の設計の基礎になつたものより
も厚さの大きなリム端縁に対しては、ロツク装置
が膠着したままになり、空気タイヤのサイドウオ
ールを押すように軸方向に内部管状ユニツトが移
動することを阻止する。この不つごうを除くた
め、本発明の好ましい実施態様による空気タイヤ
取外し装置は、次の特徴を更に備えている。
(イ) ジヨー支持ユニツトの軸方向管状空所中に係
合した外部管状ユニツトの先端部分22中に軸
方向に滑動するように取付けた軸方向スリーブ
の外径を、前記先端部分の内径よりも少し小さ
くし、軸方向スリーブの内径を環状空所の内径
よりも少し大きくし、軸方向スリーブの一方の
端面は環状空所の外部に位置させ、他方のベベ
ル状の端面は該環状空所の内部に位置させる。
(ロ) 外部管状ユニツトの内側壁と一体の軸方向止
め部分を、軸方向環状空所中にある管状ユニツ
トの先端に対して、軸方向環状空所の外部にあ
る軸方向スリーブの端面よりも大きな距離に位
置させる。
(ハ) 環状空所の外部に位置された軸方向スリーブ
の一方の端面と軸方向止め部分との間において
圧縮ばねを前記一方の端面と軸方向止め部分と
の間に支持させる。
ジヨー支持ユニツトの軸方向環状空所内におい
て滑動し得る軸方向スリーブを存在させたことに
より、ロツク装置のボールは、固定ジヨーに対す
る可動ジヨーの最大の近傍を妨げる非常に厚いタ
イヤリムの場合と同様に、内部管状ユニツトの半
径方向外方の壁部に形成した円錐台形の半径方向
空所を半径方向に離脱し、この際に軸方向スリー
ブを押し、これにより圧縮ばねが圧縮される。内
部管状ユニツトはこの時に外部管状ユニツトの内
部において滑動することができるようになる。
スラスト部材が取外すべき空気タイヤのサイド
ウオールに1点のみにおいて作用しないようにす
るため、スラスト部材は、それ自体として公知の
ように、U字形の形状を有し、U字形の基部はジ
ヨー支持ユニツトの前面の前方に位置した内部管
状ユニツトの先端に固着され、U字形の両側辺は
固定ジヨーの両側に位置される。このスラスト部
材はジヨー支持ユニツトの前面側上に位置された
内部管状ユニツトの先端に固定されており、原動
装置の方向においての内部管状ユニツトの軸方向
滑動を制限する止め部としても用いられる。
原動装置は、その最も簡単な形態においては、
レバーとして構成され、このレバーはねじ軸に結
合でき、手で回動させられる。しかし原動装置に
は原動機又は空圧作動モータが適当であり、この
後者の場合には回転方向を反転できる市販型の衝
撃レンチ(cle a` chocs)が特に有利である。衝
撃レンチの出力側は、空気タイヤのスラスト部材
を支持する先端と反対側の外部管状ユニツトの先
端に配設したニードルスリーブ及びニードルスト
ツパー中に取付けたねじ軸の延長部を介して、ね
じ軸に連結される。
本発明の好ましい実施例による空気タイヤ取外
し装置は、相互並びにジヨー支持ユニツトに対す
る両方の管状ユニツトの軸方向滑動を行わせるた
めのナツトを備えているが、変形例として、ピス
トンに作用する空圧又は液圧によりこの滑動を生
じさせてもよい。
次に図面に示した本発明の実施例を参照して更
に詳述する。
ビード取外し装置即ち空気タイヤ取外し装置1
は、本体において、ほぼ円筒形のシース21を有
する外部管状ユニツト2、ほぼ軸31から成りシ
ース21の内部において軸方向に滑動自在な内部
管状ユニツト3、管状ユニツト2,3により担持
されたジヨー支持ユニツト4、並びに管状ユニツ
ト2,3の間においてジヨー支持ユニツト4中に
介在されたボール5を有するロツク装置から成つ
ている。
取外し装置1を手でもつための外部管状ユニツ
ト2のシース21の先端22は、ユニツト4の軸
方向環状スリツト41中に軸方向に滑動自在に位
置されている。シース21の他方の先端23は軸
受スリーブ6のハウジングとして用いられ、軸受
スリーブ6中には、2個の軸方向ニードルストツ
パー7と、半径方向ニードルスリーブ8とが固定
されている。ねじ軸33のなめらかな先端32
は、これらのストツパー7及びニードルスリーブ
8の内部において回動自在になつている。ねじ軸
31は丸ナツト34の内部において回動自在であ
り、ねじ部分35を有し、このねじ部分35によ
り軸31の先端の対応のねじ部分にねじ止めされ
ている。
シース21は、ジヨー支持ユニツト4に近接し
た先端にねじ部分24を有し、ねじ部分24に
は、可動ジヨー42の連接軸として役立つ2個の
同軸ジヤーナル26を備えたナツト25がねじ止
めされている。可動ジヨー42はジヤーナル26
上に連接された2つの側板43の間に担持されて
いる。各々の側板43は案内溝44を有し、案内
溝42中には、ナツト25のジヤーナル26と平
行な軸46と一体に回転する転子45が収容され
ている。軸46はジヨー支持ユニツト4と一体に
なつている。ジヨー支持ユニツト4の前面4′に
はねじ47′により固定ジヨー47が固定されて
いる。固定ジヨー47はフツク状であり、その先
端は可動ジヨー42の方に向いている。
支持ユニツト4の軸方向環状スリツト41は、
支持ユニツト4の後面4″上に固定した外部軸方
向スリーブ48と、後面4″上に固定した軸方向
管状ガイド49との間に形成されている。軸31
は管状ガイド49の軸孔4A中において軸方向に
滑動自在になつている。
内部管状ユニツト3の軸31の壁部には、ジヨ
ー支持ユニツト4の範囲内の同一の横断面内にお
いて、凹み36が軸31の周面上に分布して形成
され、各々の凹み36中に1つのボール5が部分
的に収容されている。凹み36は円錐台形の側部
壁を有し、管状ガイド49の軸方向の円筒形壁部
を横断して支持ユニツト4の軸方向環状空所41
の方に開口している半径方向円筒形通し孔49′
と向かい合いに、可動ジヨー42が完全に締付け
られるまで位置される。
軸31は、支持ユニツト4の前方の先端にスラ
スト部材37を備えている。スラスト部材37は
U字形であり、その基部37′はねじ38により
軸31の先端に保持されている。基部37′は支
持ユニツト4の管状ガイド49のストツパーも形
成し、軸31が軸受スリーブ6の方向への滑動を
制限する。2個の側辺37″はフツクの形の固定
ジヨー47の両側に位置されている。
軸受スリーブ6は原動装置(この例では手動戻
り止め9′により操作される空圧操作式の衝撃レ
ンチ9により形成される)に固定されている。衝
撃レンチ9の回動方向はハンドル9″により反転
し得る。レンチ9の回動出力端に固着された中空
の六角スリーブ10は、ねじ軸33のなめらかな
先端32の六角形の延長片32′と噛合つている。
なめらかな先端32はその両端の間にカラー3
2″を有し、カラー32″は軸受スリーブ6の内部
の2つのニードルストツパー7の間に保持されて
いる。
環状空所41の内部に位置されたシース21の
先端22は、カラーの形であり、このカラーの後
面は、外部軸方向スリーブ48の後端の肩部4
8′と軸方向に向かい合いに位置された同様の肩
部22′を形成している。2つの肩部22′,4
8′の間の距離Dは、ジヨー支持ユニツト4及び
内部管状ユニツト3に対する外部管状ユニツト2
の軸方向移動工程を表わしている。
管状ガイド49と固定の外部軸方向スリーブ4
8との間、即ち軸方向の環状空所41の内部に
は、外部軸方向スリーブ50が自由に滑動するよ
うに配設してあり、このスリーブ50の内側の先
端50′は空所41の内部に、外側の先端50″は
空所41の外部にそれぞれ位置している。圧縮ば
ね27は外側の先端50″と、シース21の内部
に一体に形成した軸方向止め部分28との間に介
在されている。スリーブ50の内側の先端50′
はジヨー支持ユニツト4の方向にベベル状になつ
ている。環状空所41の内部に含まれるスリーブ
50の長さは、それを囲んでいるシース21の先
端22の同じ長さよりも短かいので、ボール5の
頂部が収容される自由な空所20がシース21の
内側壁21′とスリーブ50のベベル状の先端5
0′との間に形成される。内側壁21′と管状ガイ
ド49の外側壁との間の半径方向距離は、ボール
5が第1図に示すロツク位置を占めた時にボール
5が円錐形の凹み36中に係合する半径方向距離
よりもごくわずかだけ大きい。
空気タイヤのサイドウオールFの方向の内部管
状ユニツト3の行程は、ナツト34と一体の肩部
39が圧縮ばね27の先端27′に突当たること
により制限される。
取外すべき空気タイヤのビードと空気タイヤが
取付けられているリムの端縁との間に固定ジヨー
47及びスラスト部材37を挿入し得るように、
取外し装置に使用者がより大きい力を加え得るよ
うにするため、退避自在な支持脚部材51がジヨ
ー支持ユニツト4にヒンジにより連結されてい
る。
次に第1図に示した各部の相対位置を出発点と
して、本発明による取外し装置の作用を説明す
る。
操作者は、取外し装置を手にもち、リムJの端
縁と取外すべき空気タイヤのサイドウオールFと
の間に固定ジヨー47とスラスト部材37の側辺
37″とを係合させた後、図示しない圧縮空気源
に連結された衝撃レンチ9の戻り止め9′を押さ
える。レンチ9の6角スリーブ10はこれにより
回動され、6角形の延長片32′及びねじ軸33
のなめらかな先端32を介してねじ軸33を連行
してこれを回動させる。内部管状ユニツト3はボ
ール5のためロツクされて軸方向に移動できず、
外部管状ユニツト2の方がユニツト3に空し軸方
向に移動し、これにより外部管状ユニツト2はジ
ヨー支持ユニツト4から遠ざけられる。この運動
は、外部軸方向スリーブ48の終端の肩部48′
にシース21の先端22の肩部22′の後面が接
触した時に終了する。第2A図に示したように距
離Dが零になるこの位置では外部管状ユニツト2
はもはやジヨー支持ブロツク4から離れる運動を
続けることができない。レンチ9がねじ軸33を
回動させ続けると、内部管状ユニツト3の方が外
部管状ユニツト2に関し移動するようになるが、
その理由は、軸31によつて加えられる軸方向ス
ラストの効果によりボール5が円錐形の凹み36
を離脱し得るためである。外部管状ユニツト2が
ジヨー支持ブロツク4に対し後退する間に、外部
管状ユニツト2上にねじ止めされたナツト25
は、可動ジヨー42を支持する側板43をその後
退の間に連行している。そのため、これらの側板
43は、案内溝44及び転子45により規定され
る曲線軌跡を画いており、行程終端位置(D=0
の位置)では可動ジヨー42はリムJの端縁と接
触する位置に到達し、リムJの端縁は、操作開始
時にリムJのこの端縁と取外すべき空気タイヤの
サイドウオールFとの間に挿入された固定ジヨー
47と可動ジヨー42との間に締付けられる。
リムJの端縁が距離Dの計算の基礎になつた厚
さより少し大きい厚さを有する場合には、距離D
は零となり得ず、ロツク解除を行うことができな
い。軸方向環状空所41内に配設された、内側の
先端50′の端面をベベル状にした内部軸方向ス
リーブ50がここで有効に作用する。軸31を介
しレンチ9から受けた力を先端50′に伝達する
ボール5は、圧縮ばね27によりスリーブ50に
及ぼされた力に抗してスリーブ50を軸方向に押
す。スリーブ50がこのように押されるとボール
5は凹み36を完全に離脱する。これにより取外
し装置のロツクは完全に解除される(第2,2
A,4図)。この状態では内部管状ユニツト3は、
外部管状ユニツト2を離脱し、いつもジヨー4
2,47の間に締付けられた状態に保たれている
リムJの端縁から空気タイヤのサイドウオールF
を、スラスト部材37を介し離隔させることがで
きる。
取外し装置を引抜くには、レンチ9の回転方向
を制御するハンドル9″により作動方向を逆にす
るだけでよい。それにより内部管状ユニツト3は
外部管状ユニツト2の内部にはいり、ボール5は
再び円錐形の凹み36に収容され、この時点から
外部管状ユニツト2は第1図に示した位置まで移
動する。この移動により可動ジヨー42の開放が
ひき起こされる。
シース21のねじ部分24にねじ止めしたナツ
ト25の軸方向位置を調節することにより、可動
ジヨー42の行程、従つてリムJの端縁を締付け
る位置にある固定ジヨー47と可動ジヨー42と
の間の距離を調節できる。ナツト25をジヨー支
持ユニツト4から離隔させるほど可動ジヨー42
はそれだけ固定ジヨー47に近接することができ
る。ジヨー締付け力はシース21中の圧縮ばね2
7のばね力によつて定まる。圧縮ばね27は、そ
のほかにも、ねじ部分24上においてのナツト2
5の所定の位置に対して、或る限度内で厚さが変
動し得るリムJの端縁がジヨー42,47の間に
受けいれられるようにするという利点も備えてい
る。このために、またリムJの端縁の両側からジ
ヨー42,47を強く締めるために、ジヨー4
2,47の締付け行程の終了時にばね27を圧縮
させるように、スリーブ50がシース21の内部
において軸方向に移動できることが重要である。
スリーブ50のこの軸方向移動の可能性は、スリ
ーブ50の内側の先端50′の後面とシース21
の先端22の内側肩部との間に間隔I(第2A図)
を設けることにより確実にされる。
取外し装置の操作を容易にするため、図示しな
い潤滑材入口をリムJの端縁と空気タイヤのサイ
ドウオールFとの間の個所において取外し装置に
配設することもできる。
第5図に示すように、固定ジヨー47の端縁4
7及びスラスト部材37の端縁37を含む円
弧の半径RをリムJの座部J′の半径rよりも大き
くすると有利であり、これは端縁37と座部
J′との間にすきまBを形成させるために行われ
る。
原動装置として空圧振動レンチのように振動を
ひき起こす装置を用いると有利である。実際に空
気タイヤが非常に強くリムJの端縁に付着してい
る場合、空気タイヤをはがすには、この振動が非
常に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による空気タイヤ取外し装置の
縦断面図であり、ジヨーを開放位置として示した
図、第1A図は第1図による空気タイヤ取外し装
置の前方部分を示す詳細な縦断面図、第2図は第
1図に類似した縦断面図であり、ジヨーを閉合位
置として示した図、第2A図は第2図による空気
タイヤ取外し装置の前方部分を示す詳細な縦断面
図、第3図は第1A図の−線に沿つたボール
ロツク装置の断面図であり、ジヨーの締付けをゆ
るめたロツク装置において示す図、第4図は第2
A図の−線に沿つたボールロツク装置の断面
図であり、ジヨーを締付けたロツク解除位置にお
いて示した図、第5図は本発明による空気タイヤ
取外し装置の締付け位置にあるジヨー及びスラス
ト部材を示す端面図である。 符号の説明、1……空気タイヤ取外し装置、
2,3……管状ユニツト、4……ジヨー支持ユニ
ツト、5……ボール(ロツク装置)、9……衝撃
レンチ(原動装置)、22′……肩部(止め部)、
25……ナツト(連接部)、26……ジヤーナル
(連接部)、27′……肩部(止め部)、36……凹
み(ロツク装置)、37……スラスト部材、39
……肩部(止め部)、42……可動ジヨー、47
……固定ジヨー、48′……肩部(止め部)、4
9′……円筒形通し孔(ロツク装置)、J……リ
ム、F……サイドウオール(空気タイヤ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定ジヨーと、該固定ジヨーと共働する可動
    ジヨーと、空気タイヤのビード部を押すスラスト
    部材とを有し、該スラスト部材はそれを該固定ジ
    ヨー及び可動ジヨーに対し相対的に移動させる機
    構により操作されるようにした、少くとも1つの
    円周状端縁を備えるリムから空気タイヤを取外す
    ための空気タイヤ取外し装置であつて、ジヨー支
    持ユニツト4を支持する2つの管状ユニツト2,
    3が設けられ、これらの管状ユニツトは相互に、
    また前記ジヨー支持ユニツト4に対し、止め部2
    2′,48′;27′,39により限定さた軸方向
    滑動を行い得るように、互いに一方が他方の内部
    にあるように係合されたことと、外部管状ユニツ
    ト2の一端が可動ジヨー42の連接部25,26
    を有し、他端が管状ユニツト2,3の軸方向滑動
    を行わせる原動装置9に固定されたこと、内部管
    状ユニツト3が空気タイヤFのスラスト部材37
    を担持したことと、内部管状ユニツト3の滑動を
    外部管状ユニツト2の滑動に従属させるためのロ
    ツク装置5,36,49′を内部管状ユニツト3、
    ジヨー支持ユニツト4及び外部管状ユニツト2の
    間に半径方向に介在させたことを特徴とする空気
    タイヤの取外し装置。 2 ジヨー支持ユニツト4が空気タイヤ側の前面
    4′及び空気タイヤと反対側の後面4″を備え、連
    接された可動ジヨー42の案内装置44,45を
    有し、前面4′に固定ジヨー47を支持し、該ジ
    ヨー支持ユニツトはそのほかにも、内部管状ユニ
    ツト3がその内部において滑動し得るようになつ
    た通し軸孔4Aを有し、更にその後面4″側に、
    軸孔4Aよりも大きな内径を有して外部管状ユニ
    ツト2がその内部において滑動し得るようになつ
    た軸方向環状空所41を備えたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の空気タイヤ取外し装
    置。 3 可動ジヨー42が、互いに平行でしかもジヨ
    ー支持ユニツト4の軸方向平面とも平行な2枚の
    側板43を介して、外部管状ユニツト2に連接さ
    れ、これらの側板43は固定ジヨー47の両側に
    互に或る距離をおいて位置されたことと、各々の
    該側板がカムを形成する案内溝44を有し、ジヨ
    ー支持ユニツト4と一体の固定軸46がこの案内
    溝中に係合し、パネル状の可動ジヨー42自身は
    固定ジヨー47に対向して2枚の側板43の間に
    保持されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の空気タイヤ取外し装置。 4 前記ジヨー支持ユニツト4の外部において、
    前記外部管状ユニツト2が、これに設けられたね
    じ部分24にねじ止めされ、かつジヤーナル26
    を有するナツト25を備え、前記可動ジヨー42
    を担持する2枚の前記側板43が前記ジヤーナル
    26に連結されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の空気タイヤ取外し装置。 5 前記ロツク装置が少くとも1個のボール5を
    有し、ボール5は内部管状ユニツト3の半径方向
    外方の壁部に形成した円錐台形の半径方向凹み3
    6と、軸方向環状空所41においてジヨー支持ユ
    ニツト4の内部に形成した円筒形の半径方向通し
    孔49′とにより保持され、前記ロツク装置は更
    に、ジヨー支持ユニツト4の軸方向環状空所41
    中に収容された外部管状ユニツト2の先端の内側
    壁21′に形成したボールのための半径方向凹み
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の空気タイヤ取外し装置。 6 スラスト部材を固定ジヨーおよび可動ジヨー
    に対し相対的に移動させる機構が原動装置9と、
    これと一体にされたねじ軸33とを含み、該ねじ
    軸33は内部管状ユニツト3中に同軸的に配設さ
    れ、内部管状ユニツト3と一体的に取付けられて
    該内部管状ユニツト3と共に外部管状ユニツト2
    の内部において滑動するナツト34と共働するよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の空気タイヤ取外し装置。 7 (イ) ジヨー支持ユニツト4の軸方向環状空所
    41中に係合した外部管状ユニツト2の先端2
    2はその中に軸方向に滑動するように取付けた
    軸方向スリーブ50を有し、該スリーブ50の
    外径は先端22の内径よりも少し小さく、前記
    軸方向スリーブ50の内径は環状空所41の内
    径よりも少し大きく、前記軸方向スリーブ50
    は環状空所41の外部に位置した端面50″と、
    環状空所41の内部に位置したベベル状の端面
    50′とを有し、 (ロ) 前記外部管状ユニツト2はその内側壁と一体
    の軸方向止め部分28を有し、該軸方向止め部
    分28は、軸方向環状空所41中にある管状ユ
    ニツト2の先端に対して、軸方向環状空所41
    の外部にある軸方向スリーブ50の端面50″
    よりも大きな距離に位置し、 (ハ) 環状空所41の外部に位置された軸方向スリ
    ーブ50の端面50″と軸方向止め部分28と
    の間において圧縮ばね27を端面50″と止め
    部分28とにより支持させたこと を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項
    の内いずれか1項記載の空気タイヤ取外し装置。 8 空気タイヤのビード部を押すスラスト部材3
    7がU字形であり、U字形の基部37′がジヨー
    支持ユニツト4の前面4′の前方に位置した内部
    管状ユニツト3の先端に固着され、U字形の他側
    辺は固定ジヨー47の両側に位置されたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項の内
    いずれか1項記載の空気タイヤ取外し装置。 9 スラスト部材37が原動装置9の方向におい
    てジヨー支持ユニツト4に対する内部管状ユニツ
    ト3の軸方向滑動を制限するストツパーを形成す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    8項記載の空気タイヤ取外し装置。 10 原動装置が、空圧により回転駆動されて回
    転方向を反転させることができる、衝撃レンチ9
    であり、この衝撃レンチ9の出力側が、外部管状
    ユニツト2の先端23に取付けたニードルスリー
    ブ及びニードルストツパーの内部に取付けた延長
    片を介しねじ軸33に結合されたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の空気タイヤ取外し
    装置。 11 閉合したジヨー42,47の間の間隔がね
    じ部分24上においてのナツト25の移動により
    調節され得るようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載の空気タイヤ取外し装置。
JP2757781A 1980-02-26 1981-02-26 Device for removing pneumatic tire Granted JPS56135305A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8004288A FR2476553A1 (fr) 1980-02-26 1980-02-26 Dispositif pour demonter un pneumatique de sa jante

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56135305A JPS56135305A (en) 1981-10-22
JPS646962B2 true JPS646962B2 (ja) 1989-02-07

Family

ID=9239029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2757781A Granted JPS56135305A (en) 1980-02-26 1981-02-26 Device for removing pneumatic tire

Country Status (12)

Country Link
US (1) US4355675A (ja)
JP (1) JPS56135305A (ja)
BE (1) BE887610A (ja)
BR (1) BR8101181A (ja)
DE (1) DE3106853C2 (ja)
ES (1) ES8201478A1 (ja)
FR (1) FR2476553A1 (ja)
GB (1) GB2071026B (ja)
IT (2) IT8152913V0 (ja)
NL (1) NL8100617A (ja)
SE (2) SE445025B (ja)
ZA (1) ZA811290B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4850413A (en) * 1988-12-27 1989-07-25 Blank Paul C Tire bead breaking tool
US5269358A (en) * 1992-08-27 1993-12-14 Dotson Wheel Corporation Tire bead loosening tool and universal rim adapter
GB9800266D0 (en) * 1998-01-08 1998-03-04 Mcwall Fintan A tyre bead breaking device
JP4719235B2 (ja) * 2008-03-17 2011-07-06 ヤンマー株式会社 空気調和機を取り付けるキャビンの構造
US9873298B2 (en) * 2014-05-07 2018-01-23 Gino Ferrari De-beading device for tire-changing machines

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE532930A (ja) * 1953-05-07
DE1031666B (de) * 1957-05-11 1958-06-04 Josef Reithmeier Reifenabziehgeraet
US3578058A (en) * 1969-07-24 1971-05-11 Chester W Allen Pneumatic tire dismounting apparatus
US3847197A (en) * 1973-04-16 1974-11-12 Konen Inc Tire bead demounting apparatus
US4256161A (en) * 1978-11-06 1981-03-17 Chisum Finis L Tire bead demounting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
IT8152913V0 (it) 1981-02-13
BE887610A (fr) 1981-06-15
US4355675A (en) 1982-10-26
IT1143391B (it) 1986-10-22
NL8100617A (nl) 1981-09-16
DE3106853A1 (de) 1982-01-14
ES499829A0 (es) 1981-12-16
IT8167208A0 (it) 1981-02-13
FR2476553B1 (ja) 1983-06-03
SE445025B (sv) 1986-05-26
ES8201478A1 (es) 1981-12-16
JPS56135305A (en) 1981-10-22
ZA811290B (en) 1982-03-31
GB2071026B (en) 1984-04-18
SE8101234L (sv) 1981-08-27
DE3106853C2 (de) 1985-11-21
BR8101181A (pt) 1981-09-01
FR2476553A1 (fr) 1981-08-28
GB2071026A (en) 1981-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4755087A (en) Hole saw plug ejector
US10850319B2 (en) Hand held flaring tool
US5263283A (en) Portable power tool
US10780738B2 (en) Lug wrench with secure clamping mechanism
US2406952A (en) Safety screw driver
JP3188333B2 (ja) タイヤ取外し機用ビード外し装置
US6006634A (en) Socket wrench with impact drive
US4589462A (en) Tire bead breaker tool
US1958330A (en) Race puller
US4237659A (en) Quick change adapter for mounting rotatable grinding elements
JPS646962B2 (ja)
US6018978A (en) Universal simplified riveter
US5979032A (en) Tool for inserting a fitting into a hose
US4270269A (en) Combination pipe-cutter and deburring tool
US11602824B2 (en) Adjustable torque clamping fixture
US4258594A (en) Socket wrench with auxiliary drive
US4256161A (en) Tire bead demounting apparatus
US1331824A (en) Tool
US1480371A (en) Appliance for setting and removing tires
US4303252A (en) Chuck for rotary tool
US1938419A (en) Gripping tool
US1911429A (en) Rigging tool
US3545314A (en) Tire plugger
US1401615A (en) Wrench
US1496451A (en) Tool for removing and replacing bushings