JPS646929Y2 - - Google Patents

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JPS646929Y2
JPS646929Y2 JP6125783U JP6125783U JPS646929Y2 JP S646929 Y2 JPS646929 Y2 JP S646929Y2 JP 6125783 U JP6125783 U JP 6125783U JP 6125783 U JP6125783 U JP 6125783U JP S646929 Y2 JPS646929 Y2 JP S646929Y2
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JP
Japan
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opening
tip
pipe
powder
dispersion
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JP6125783U
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JPS59166860U (ja
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粉粒体を広い範囲に均一に分散噴霧さ
せるノズルに関するものである。例えば、廃油燃
焼処理装置において、燃焼炉で発生する燃焼ガス
に対し消石灰等の粉末を噴霧させて燃焼ガス中の
塩素等の有害ガスを中和除去するための装置に配
設し使用される。
(従来技術) ところで、この種の噴霧ノズルとしては第3図
に示すように、単に粉粒体供給管23と圧力気体
導入管24とを結合させただけのもので、ノズル
管21も開口部22先端をわずかな広がりを持た
せた程度であつた。
(考案が解決しようとする問題点) そのため、均一性、分散性の面で良好な噴霧状
態を得ることができず、中和剤の粉粒体と燃焼ガ
スとの接触も十分に行われないで中和反応の効果
も不十分であつた。また、分散力を高めるために
単に空気量を増やしただけでは、分散しないで凝
集した粉粒体は加速され、かえつて燃焼ガスとの
接触も十分に行われないまま機内壁面に衝突して
付着することになり、逆に空気量を少なくすると
ノズル管21内や開口部22への粉粒体の付着や
詰まりを発生して安定した運転ができなくなる等
の問題があつた。
本考案は、こうした点に鑑み従来ノズルの欠点
をなくし、均一性と分散性にすぐれ、かつ、安定
して使用できる改善された粉粒体の噴霧ノズルを
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は粉粒体と気体とを混合させ
て噴射するノズル管に直結して別途二次気体入口
を有し先端部に向けてほぼテーパー状に拡大する
ベンチユリー形状の噴霧管を配するもので、噴霧
管の開口部先端には該開口部に対向して円錐環状
の拡大傾斜面と端部外側に鍔部を有する分散整流
盤を一又は複数個具備させて構成したものであ
る。
(作用) すなわち、ノズル管内で混合された粉粒体と気
体が噴霧管内に噴射されると、該噴射流は噴霧管
内のエゼクター部における負圧作用により二次気
体入口より二次気体を吸引し、空気量を増加さ
せ、かつ増速させて開口部に向かう。そして、開
口部において対向配置された分散整流盤によつて
該噴射流は一又は多方向に分散される。すなわ
ち、一方は整流盤の環状部の傾斜面とこれに連な
る鍔部に沿つて外周方向に噴出し、他方は直進し
開口を通過した後に環状部内側の傾斜面によつて
直進方向から傾斜角に沿つた方向まで幅広く拡散
される。
(効果) したがつて、本考案の噴霧ノズルによれば、き
わめて広範囲に噴射でき、均一、かつ分散性にす
ぐれた良好な噴霧状態を造り出すことができる。
それによつて前記廃油燃焼処理装置における中和
装置に付けて使用した結果、消石灰の粉末を均一
に分散噴霧させることができ、燃焼ガスの中和反
応を促進させることができた。また、中和装置内
の壁面および噴霧ノズルの開口部への付着発生も
少なく安定した運転を続行させることができるよ
うになつた。
以下、実施例により詳細を説明する。
(実施例) 第1図及び第2図において、ノズル管1は粉粒
体の供給口3と圧力気体の吹込管4を結合させて
供給される粉粒体と圧力気体とを混合させて噴射
口5より噴射させるものであり、先端部は噴霧管
2に連結されている。噴霧管2はノズル管1から
の粉粒体と圧力気体に二次気体を加えて開口部1
4より噴射させるもので、二次気体入口10はノ
ズル管1先端の噴射口5よりも後方位置に設けら
れ、二次気体の導入をノズル管1の噴射に伴う負
圧吸引作用により行わせるようにエゼクター部1
1として構成する。該二次気体入口10には弁を
付設させて外気を取り入れたり、あるいはノズル
管1と同じ空気源のコンプレツサやブロア等に接
続させて圧縮空気を導入させるほか、種々の不活
性ガス源に接続させてもよい。噴霧管2はエゼク
ター部11より先端は絞り部12を経て開口部に
向けてほぼテーパー状に拡大する拡大部13を持
つベンチユリー形状をなし、開口部14先端には
円錐環状の拡大する傾斜面aを持つ環状部7と先
端部外側に曲折させて形成した鍔部8とよりなる
分散整流盤6を開口部14に対向させて配設して
いる。なお、二つの分散整流盤6aと分散整流盤
6bとでは、分散整流盤6bの開口9bは分散整
流盤6aの開口9bよりも小径である。このよう
に、分散整流盤6を複数個設ける場合には、先端
のものほど開口9は小径にする。また、分散整流
盤6a,6bの保持は噴霧管2に取り付けられた
保持杆15とナツト16によりなされるが、ナツ
ト16を調節して分散整流盤6a,6bを移動さ
せ、環状部7の傾斜面aと開口部14の先端との
隙間C1、及び分散整流盤6a,6b同士の隙間
C2を変更することができる。
以上の構成において、粉粒体と圧力気体とがノ
ズル管1内で混合され粉粒体と気体の混合流jと
なつて噴射口5より噴霧管2内に噴射されると、
エゼクター部11における負圧作用により二次気
体入口10より二次気体eを吸引し、これを合流
させて開口部14へと向かう。ところで、エゼク
ター部11において合流された噴射流jは、エゼ
クター部11に続いて設けられた絞り部12及び
拡大部13において増速され開口部14に到る。
そして、開口部14において噴射流jに対向して
配置された二つの分散整流盤6a,6bによつて
拡散、あるいは整流され、均一な広がりをもつて
噴射される。すなわち、このように高速度に増速
された噴射流jは、まず第一の分散整流盤6aに
よつて二つの方向に分流され、一部は開口9aを
通過し連設された第二の分散整流盤6bによつて
さらに分流される。そして、開口9bをも通過し
た流れfは環状部7bの内側傾斜角θに応じた広
がりをもつて噴出される。他方、開口9a及び開
口9bを通過しなかつた流れS1,S2は分散整流盤
6a,6bのそれぞれの拡大傾斜面aに沿つて流
れ、鍔部8a,8bによつてさらに変えられ開口
部14に対し直角方向に近い広範囲の広がりをも
つて噴出分散させることができる。殊に二つの分
散整流盤6a,6b同士間の隙間C2よりの流れ
S2の場合には整流作用をも受け、きわめて均一で
安定した噴出流が得られる。しかも、この流れS2
と隙間C1よりの流れS1とは、その噴出角の違い
から噴出後に再度衝突させられるため、さらに有
効な分散効果が得られる。
(他の実施例) なお、前記分散整流盤6a,6bのうち先端側
の分散整流盤6b側の開口9bをなくして開口9
aからの噴射流を拡散させてもよい。この分散整
流盤6の数は変更させてもよく、3個以上または
一つであつてもよいが、複数個配設される場合に
は開口9は先端のものほど小径にする。
なお、開口9をなくした分散整流盤6の使用は
少なくとも二個以上の場合で、最先端のものに限
る。また、形状についても開口部14に対して拡
大する傾斜面aと、これに連続する鍔部8とを具
備したものであればよく、たとえば環状部7の傾
斜面aを円弧状の広がりを持つ曲面状のものに換
えてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の要部断面図、第2図は第1
図A部の拡大図、第3図は従来例である。 図において、1……ノズル管、2……噴霧管、
6a,6b……分散整流盤、7……環状部、8…
…鍔部、10……二次気体入口、14……開口
部、a……拡大傾斜面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉粒体と気体とを混合させて噴射するノズル管
    1に直結して二次気体入口10を有し先端部に向
    けてほぼテーパー状に拡大するベンチユリー形状
    の噴霧管2を配するほか、噴霧管2の開口部14
    先端には該開口部14に対向し円錐状の拡大傾斜
    面aを持つ環状部7と、該環状部7の端部外側に
    鍔部8を有する分散整流盤6を具備させて構成し
    たことを特徴とする粉粒体の噴霧ノズル。
JP6125783U 1983-04-22 1983-04-22 粉粒体の噴霧ノズル Granted JPS59166860U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6125783U JPS59166860U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 粉粒体の噴霧ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6125783U JPS59166860U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 粉粒体の噴霧ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59166860U JPS59166860U (ja) 1984-11-08
JPS646929Y2 true JPS646929Y2 (ja) 1989-02-23

Family

ID=30191472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6125783U Granted JPS59166860U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 粉粒体の噴霧ノズル

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JP (1) JPS59166860U (ja)

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JP2009300027A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Nippon Soken Inc エジェクタおよびエジェクタ式冷凍サイクル

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JPS59166860U (ja) 1984-11-08

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