JPS646752Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、一般家庭で使用されるエアーポツ
トのようなポツトに取付けて用いるコツプホルダ
に関する。

(ロ) 考案の背景 例えば、ピクニツクやスポーツ会場等の屋外に
水筒を持参する場合、この水筒が携帯用であると
きは、その注出口部の蓋をコツプとして使用する
が、多人数が利用するときは、コツプが不足し、
また内容量も不足する。

そこで、家庭で使用しているエアーポツトや据
置きタイプの大型水容器を持参するときは、これ
らの容器にはコツプが付いていないので、別に多
数のコツプを持参することになるが、この場合、
使用するコツプの置場に困る問題を有する。

(ハ) 考案の目的 この考案は、多数のコツプをホルダに収納して
ポツトに装着することで、コツプの使用を便利に
したコツプホルダの提供を目的とする。

(ニ) 考案の要約 この考案は、筒状に形成したホルダ本体に、複
数個が重合されたコツプを上方から抜取り可能に
収納すべく形成し、上記ホルダ本体の外周にポツ
トへの取付け部材を設けたコツプホルダであるこ
とを特徴とする。

(ホ) 考案の効果 この考案によれば、コツプホルダがポツトに装
着されるので、ポツトは一般家庭で使用されてい
るエアーポツト等が使用でき、家庭用ポツトを有
効に利用できる。しかもポツトの側にコツプが存
在するので、コツプを捜すことなく、即使用する
ことができる。

さらに、コツプは重合されて収納されるので、
多数のコツプを省スペースで収納でき、多人数の
使用が容易に可能となる。

(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。

図面はコツプホルダを示し、第１図〜第３図に
おいて、このコツプホルダ１は筒状のホルダ本体
２の下端部に内方に突出する複数（図では４個）
のコツプ受突片３…を形成すると共に、コツプ透
視窓４を外側面がわに形成し、上端部に弾性小径
部５を形成している。

上述の弾性小径部５は、ホルダ本体２の上部に
設けた周溝６と、この周溝６上に切欠き部７を形
成した後、上縁側を内方にやや屈曲して形成して
いる。

さらに、前述のホルダ本体２に外周にポツトへ
の取付部材８を設けている。

この取付部材８は前述のコツプ透視窓４の反対
側のホルダ本体２の周面に、２つの縦杆９，９を
平行に連設し、この縦杆９，９の上端部に掛片１
０，１０を設けると共に、両内側に突片１１，１
１を設けたものである。

上述のコツプホルダ１をポツトに取付けるとき
は、その取付部材８の掛片１０，１０を、第４図
および第５図に示すように、ポツト本体１３とポ
ツトヘツド部１４との間に形成された周溝１５に
係合すると共に、突片１１，１１をポツトヘツド
部１４のヒンジ部に形成した取付け孔１６，１６
に嵌合して、コツプホルダ１をポツトに装着す
る。

上述のように構成したので、ポツトに取付けた
ホルダ本体２に、重合したコツプ１２を収納する
ときは、ホルダ本体２の下部より重合したコツプ
１２の底部側を上方に向けて差込むことによつ
て、最下部のコツプ開口部がホルダ本体２のコツ
プ受突片３，３により支えられた状態で収納さ
れ、最上部のコツプ底部を持上げて、弾性小径部
５より引抜くことによつて、２番目以下のコツプ
１２は弾性小径部５の弾性によつて引抜きが防止
される。

また、コツプ透視窓４より重合したコツプ１２
の開口縁部の数が少なくなつたことで、収納コツ
プ１２の少なくなつたことが確認されると、重合
したコツプ１２を再びホルダ本体２の下部より補
給する。

なお、上述の実施例の取付部材８は、ポツトの
周溝１５を利用して取付けているが、ポツトの胴
部に取付ることもできる。この場合、バンドやベ
ルトによつて、締付けて取付けるように構成すれ
ばよく、または、平面Ｃ字状の弾性腕杆を取付部
材としてもよい。

また、コツプ１２の収納部は筒状に形成したが
底付きの収納部に形成して、上部から収納、取出
しを行なうように構成するもよい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示し、第１図はコ
ツプホルダの斜視図、第２図は正面図、第３図は
底面図、第４図はポツトへの取付け状態を示す取
付け前の斜視図、第５図は取付け状態の一部を示
す簡略側面図である。 １……コツプホルダ、２……ホルダ本体、８…
…取付部材、１２……コツプ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状に形成したホルダ本体に、複数個が重合さ
   れたコツプを上方から抜取り可能に収納すべく形
   成し、 上記ホルダ本体の外周にポツトへの取付部材を
   設けた コツプホルダ。