JPS646593Y2 - - Google Patents

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JPS646593Y2
JPS646593Y2 JP1980077741U JP7774180U JPS646593Y2 JP S646593 Y2 JPS646593 Y2 JP S646593Y2 JP 1980077741 U JP1980077741 U JP 1980077741U JP 7774180 U JP7774180 U JP 7774180U JP S646593 Y2 JPS646593 Y2 JP S646593Y2
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ccd
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pulse
sampling
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Description

【考案の詳細な説明】 電荷転送素子例えばCCD(チヤージ・カツプル
ド・デバイス)を遅延素子に用いた遅延装置とし
て、CCD遅延素子を複数個(n個)並列に設け、
これらCCD遅延素子に同時に入力信号を供給し、
各CCD遅延素子より2π/nずつ位相がずれた遅延出 力を得、これらn個の遅延出力を出力段で重ね合
わせる並列駆動方式と呼ばれるものがある。
第1図は従来の並列駆動方式の遅延装置の一例
で、CCD遅延素子を2個並列に用いた場合の例
である。
図で、1及び2はCCD遅延素子であり、入力
信号として例えばカラー映像信号Viがこれら
CCD遅延素子1及び2に供給される。
一方、例えば色副搬送波周波数scの4倍の周
波数のクロツク信号C4が1/2分周器3に供給され
て2scのクロツク信号C2とされ、このクロツク信
号C2がCCD遅延素子1にそのサンプリング及び
転送のクロツクパルスとして供給される。また、
このクロツク信号C2が移相器4に供給されて位
相が180゜遅らされたクロツク信号2とされ、この
クロツク信号2がCCD2にそのサンプリング及
び転送のクロツクパルスとして供給される。
すると、例えば入力信号Viが第2図で曲線1
0で示すようなものであつた場合に、CCD遅延
素子1の出力信号が同図で実線で示すようなサン
プルホールド出力であれば、CCD遅延素子2の
出力信号としては、同図の破線で示すように
CCD遅延素子1での入力信号のサンプリング点
よりも位相が1/4sc(2scの信号の位相差180゜に
相 当)だけ遅れた時点でのサンプリング値のホール
ド出力が得られる。
これらCCD遅延素子1及び2の出力信号はそ
れぞれアンプ5、抵抗7及びアンプ6、抵抗8を
通じた後、合成される。すなわち、例えばCCD
1の出力中のサンプリング時点tn-1での入力信号
Viのサンプルホールド出力An-1と、CCD2の出
力中のサンプリング時点tnでのサンプルホールド
出力Anとが合成されてAn-1+An/2なる合成出力 が取り出される。
そして、この合成出力がローパスフイルタ9を
通じて入力信号Viの遅延出力として取り出され
る。
この並列駆動方式によれば、CCD遅延素子を
同じn個例えば2個直列に接続し、サンプリング
及び転送のクロツクパルスとして周波数4scの信
号を用いた直列駆動方式のものと同じ遅延時間が
得られ、また特性的にも良好なものが得られると
いう利益がある。すなわち、並列駆動方式は直列
駆動方式に比べてCCDの数をnとすると、サン
プリング及び転送のためのクロツク周波数が1/n でよく、しかも、特性の良い出力が得られるので
ある。
ところで、第1図の従来の並列駆動方式の遅延
装置の場合、各CCD遅延素子1,2の出力を単
に合成するため、CCD遅延素子1の出力とCCD
遅延素子2の出力とが互いに干渉し、特性の劣化
を生ずる。
すなわち、従来の回路動作を数式にて表現する
と、 G(s)=1/2(An+Bn) ここで、Anはサンプリングによる信号で、Bn
はホールドされた信号Anの遅延信号を示す。
したがつて、 An=1−e-Ts/Tsとすれば、 Bn=1−e-Ts/Ts×e-Tsとなり、 G(s) =1/2(1−e-Ts/Ts+1−e-Ts/Ts×e-Ts) =1/2Ts(1−e-2Ts) となる。ただし、sは複素変数、Tはサンプリン
グ周期である。
したがつて、s=jωとすると、 G(jω)=1/2×ejT−e-jT/jωT×e-jT 振幅項は、 |G(jω)|=|sinωT/ωT|となる。
ここで、ω=2π、T=1/4scとすると、 |G()|=|sinπf/2fSC/πf/2fSC|となり
、 概略的に第3図の点線で示す振幅特性となる。
すなわち、周波数2scの点で振幅が零になる特性
となり、高域成分が減衰してしまう。
この欠点を除去するにはCCDの出力を互いに
干渉なく重ね合わせればよい。
この考案はこの点を考慮した並列駆動方式の遅
延装置を提案しようとするものである。
以下、この考案による装置の一例を第4図、第
5図を参照して説明しよう。
第4図で11及び12はCCD遅延素子を示し、
この例ではこのCCD遅延素子11及び12は1.5
相駆動とされるもので、CCD遅延素子11には
周波数2scのサンプルパルスφS1及びリサンプル
パルスφR1(第5図A)が供給されるとともに転送
パルスφT1(同図C)が供給される。一方、CCD
遅延素子12にはパルスφS1,φR1が180゜遅延され
た状態のサンプルパルスφS2及びリサンプルパル
スφR2(同図B)が供給されるとともにパルスφT1
が180゜遅延された状態の転送パルスφT2(同図D)
が供給される。
したがつて、これらCCD遅延素子11及び1
2に入力映像信号Viが供給されれば、これら
CCD遅延素子11及び12よりは互いに位相が
180゜ずれた出力SO1及びSO2(同図E及びF)が得
られ、それぞれアンプ13及び14に供給され
る。
そして、これらアンプ13,14の各出力は、
ダイオード15〜18と抵抗19からなるスイツ
チ回路20及びダイオード21〜24と抵抗25
からなるスイツチ回路26にそれぞれ供給され
る。スイツチ回路20は信号源27よりのパルス
φ1(第5図G)により、そのパルス期間のみオン
とされ、スイツチ回路26は信号源28よりのパ
ルスφ2(同図H)により、そのパルス期間のみオ
ンとされ、それぞれ、そのオン期間アンプ13,
14の出力がスイツチ回路20及び26の出力側
に取り出される。
すなわち、アンプ13及び14の出力はパルス
φ1及びφ2によりサンプリングされることになる。
ここで、パルスφ1とパルスφ2は位相が180゜異な
るものであるが、そのパルス期間は互いに重なら
ないようにされる。つまり、スイツチ回路20と
26のオン期間はオフ期間より短くされ、互いの
オン期間が重ならないようにされる。
こうしてスイツチ回路20及び26の出力に得
られる各サンプリング出力はコンデンサ29に蓄
えられホールドされる。
つまり、スイツチ回路20がパルスφ1のパル
ス期間オンになると、CCD遅延素子11の出力
が増幅されたものがサンプリングされてコンデン
サ29にそのサンプル値が蓄えられる。このとき
他方のスイツチ回路26はオフである。パルス期
間が過ぎてスイツチ回路20がオフになると、コ
ンデンサ29にサンプル値がホールドされる。
次に、スイツチ回路26がパルスφ2のパルス
期間でオンになると、今度はCCD遅延素子12
の出力が増幅されたものがサンプリングされてそ
のサンプル値がコンデンサ29に蓄えられる。そ
して、次にパルスφ1のパルス期間でスイツチ回
路20がオンとされるまで、そのサンプル値がホ
ールドされる。
以下、2つのスイツチ回路20,26は互いに
180゜ずれた位相でオン・オフし、かつ、そのオン
期間は重なり合わないから、CCD遅延素子11
の出力の情報と、CCD遅延素子12の出力の情
報とが互いに独立に交互にコンデンサ29に蓄え
られる。
このコンデンサ29にホールドされた出力SH
(第5図I)はアンプ30を通じてローパスフイ
ルタ31に供給されて必要帯域以上の周波数成分
が除去され、このローパスフイルタ31の出力と
して、入力映像信号が遅延された信号が得られ
る。
以上のようにしてこの考案によれば、並列に設
けられる複数のCCD遅延素子の出力をサンプリ
ングホールド回路に供給し、例えば2個のCCD
遅延素子の場合には互いに180゜位相がずれたサン
プリングパルスで再サンプリングし、そのサンプ
ル情報を互いに重なり合わない期間だけホールド
して合成するようにしたので、複数のCCD遅延
素子の出力を互いに干渉なく、独立に合成するこ
とができるものである。
したがつて、前述した従来の遅延装置のような
欠点は生じない。すなわち、本考案のように
CCD遅延素子の各出力をスイツチングする場合、
サンプリング周波数が2sc、位相差τがτ=1/4sc のときにはサンプリング周波数4scのサンプルホ
ールド回路と等価になる。
したがつて、振幅特性は、 |G()|=|sin(πf/4fSC)/πf/4fSC| で表わすことができ、第3図の実線で示すような
ものとなる。つまり、本考案によれば図から明ら
かなように周波数特性が良い。
なお、図の例は2個のCCD遅延素子を並列に
設けた場合の例であるが、3個以上のCCD遅延
素子を並列に設けた場合にも同様にこの考案が適
用できることは容易に理解できよう。
すなわち、CCD遅延素子がn個の場合、各
CCD遅延素子のサンプリング及び転送クロツク
パルスは、2π/nずつ順次ずれたものとされ、これ らn個のCCD遅延素子より2π/nずつ位相が順次ず れた出力を得、この出力を2π/nずつ位相が順次ず れたサンプリングパルスで再サンプリングし、そ
のサンプル出力を2π/nを越えない期間ホールドし て合成すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遅延装置の一例の系統図、第2
図はその説明のための波形図、第3図はその振幅
特性を示す図、第4図はこの考案による遅延装置
の一例の系統図、第5図はその説明のための波形
図である。 11及び12はCCD遅延素子、20及び26
はサンプリング回路としてのスイツチ回路、29
はホールド用コンデンサである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電荷転送素子からなる遅延素子が並列にn個
    (nは2以上の整数)設けられ、このn個の遅延
    素子に並列に入力信号が供給されてこのn個の遅
    延素子よりは2π/nずつ位相がずれた出力が得ら れ、この各遅延素子の出力が上記2π/nずつの位相 ずれに応じてずらされ、かつ、互いにオーバーラ
    ツプしないようなパルス幅を有するn個のサンプ
    リングパルスでそれぞれサンプリングされるとと
    もに各サンプリング回路の出力に共通のホールド
    用のコンデンサが設けられ、このコンデンサによ
    つて各サンプリング値が上記2π/nの位相に対応す る時間を越えない時間だけホールドされ、合成さ
    れたものが出力信号として取り出されるようにさ
    れた遅延装置。
JP1980077741U 1980-06-04 1980-06-04 Expired JPS646593Y2 (ja)

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JP1980077741U JPS646593Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04

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JPS572730U JPS572730U (ja) 1982-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0311450Y2 (ja) * 1985-06-24 1991-03-19

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546189A (en) * 1977-06-15 1979-01-18 Black & Decker Mfg Co Combined motor tool
JPS546184A (en) * 1977-06-15 1979-01-18 Seiko Seiki Kk Work chucking device

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