JPS64557B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS64557B2 JPS64557B2 JP56134491A JP13449181A JPS64557B2 JP S64557 B2 JPS64557 B2 JP S64557B2 JP 56134491 A JP56134491 A JP 56134491A JP 13449181 A JP13449181 A JP 13449181A JP S64557 B2 JPS64557 B2 JP S64557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slat
- decorative member
- shutter
- groove
- slats
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 8
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- -1 shapes Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、建築物の出入口等の開口部に建付け
られるシヤツターのスラツトに関するものであ
る。
られるシヤツターのスラツトに関するものであ
る。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題]
一般に、この種スラツトは、単一の帯状金属板
をロール加工することにより順次長手方向に向け
て連続的に折曲形成するため、その外観も単一的
であることから、近年、変化性、立体性等を具備
したものが要求されている。
をロール加工することにより順次長手方向に向け
て連続的に折曲形成するため、その外観も単一的
であることから、近年、変化性、立体性等を具備
したものが要求されている。
ところで従来、スラツトに変化性、立体性等を
具備したものとして、例えば実開昭54−111948号
公報に開示される如く、インターロツク部間に形
成された広幅面部に屋内側に没入する溝状部を一
体形成し、該溝状部に装飾部材としての合成樹脂
製のリボンを嵌着したものが知られているが、こ
のものは、装飾部材が断面中実状に形成されたも
のであるため、スラツトの単位重量が重くなつて
しまい、シヤツターカーテンを構成した場合に、
該カーテンが円滑に開閉作動するよう軽量化が強
いられるスラツトに採用したのでは、装飾部材の
大きさ、或は溝状部の大きさが規制されて、上記
広幅面部全域に嵌着することができないばかり
か、シヤツターカーテン面の全体に嵌着すること
ができないという欠点を有していた。しかも、上
記装飾部材は、合成樹脂製のリボンをスラツト溝
状部よりも突出せしめて、巻取時のスラツト同志
の緩衝をする消音効果を期待するものであるとこ
ろから、シヤツターカーテンの巻取、巻戻しの開
閉作動に伴つて上下方向に湾曲荷重を受けるスラ
ツトにあつては、前記板厚を薄く構成して軽量化
が図られたスラツトに対し、合成樹脂製のリボン
では、当該湾曲荷重を受けて変形してしまい、そ
の結果、シヤツターは開閉バランスを崩して開閉
作動が円滑に行なわれず、著しくは開閉不能とな
る欠点を有しており、装飾部材が取付けられ、か
つそれに伴う軽量化が図られたスラツトに、この
ものを直接採用することはできなかつた。
具備したものとして、例えば実開昭54−111948号
公報に開示される如く、インターロツク部間に形
成された広幅面部に屋内側に没入する溝状部を一
体形成し、該溝状部に装飾部材としての合成樹脂
製のリボンを嵌着したものが知られているが、こ
のものは、装飾部材が断面中実状に形成されたも
のであるため、スラツトの単位重量が重くなつて
しまい、シヤツターカーテンを構成した場合に、
該カーテンが円滑に開閉作動するよう軽量化が強
いられるスラツトに採用したのでは、装飾部材の
大きさ、或は溝状部の大きさが規制されて、上記
広幅面部全域に嵌着することができないばかり
か、シヤツターカーテン面の全体に嵌着すること
ができないという欠点を有していた。しかも、上
記装飾部材は、合成樹脂製のリボンをスラツト溝
状部よりも突出せしめて、巻取時のスラツト同志
の緩衝をする消音効果を期待するものであるとこ
ろから、シヤツターカーテンの巻取、巻戻しの開
閉作動に伴つて上下方向に湾曲荷重を受けるスラ
ツトにあつては、前記板厚を薄く構成して軽量化
が図られたスラツトに対し、合成樹脂製のリボン
では、当該湾曲荷重を受けて変形してしまい、そ
の結果、シヤツターは開閉バランスを崩して開閉
作動が円滑に行なわれず、著しくは開閉不能とな
る欠点を有しており、装飾部材が取付けられ、か
つそれに伴う軽量化が図られたスラツトに、この
ものを直接採用することはできなかつた。
[課題を解決するための手段]
本発明は、上記のような実情に鑑み、これらの
欠点を一掃すべく創案されたものであつて、その
目的とするところは、巻取装置の正逆回動で上下
昇降するシヤツターカーテンを構成するスラツト
であつて、該スラツトの長手方向上下端部に形成
されたインターロツク部近傍から屋外側に臨む傾
斜部間に形成された広幅の平面部に、屋内側に没
入する溝状部を一体形成すると共に、該溝状部に
は、表面部と両側辺部を有する硬質の装飾部材
を、溝状部の底面と装飾部材の表面部とが所定間
隔を存して対向離間するよう嵌着させて中空部を
形成し、前記装飾部材は、前記スラツト平面部の
圧縮荷重を受け止める補強部材に兼用してあるこ
とを特徴とするものである。
欠点を一掃すべく創案されたものであつて、その
目的とするところは、巻取装置の正逆回動で上下
昇降するシヤツターカーテンを構成するスラツト
であつて、該スラツトの長手方向上下端部に形成
されたインターロツク部近傍から屋外側に臨む傾
斜部間に形成された広幅の平面部に、屋内側に没
入する溝状部を一体形成すると共に、該溝状部に
は、表面部と両側辺部を有する硬質の装飾部材
を、溝状部の底面と装飾部材の表面部とが所定間
隔を存して対向離間するよう嵌着させて中空部を
形成し、前記装飾部材は、前記スラツト平面部の
圧縮荷重を受け止める補強部材に兼用してあるこ
とを特徴とするものである。
そして本発明は、この構成によつて、スラツト
に設けた溝状部に装飾部材を嵌着したものであり
ながら、スラツト自体の単位重量が重くなること
がなく、従つて、シヤツターカーテンを構成した
場合に、該カーテンが円滑に開閉作動するよう軽
量化が強いられるスラツトに採用したとしても、
装飾部材の大きさ、溝状部の大きさに何ら規制さ
れることなく、広幅の平面部全域あるいはカーテ
ン全体に嵌着することができ、しかも、シヤツタ
ーカーテンの巻取、巻戻し開閉作動に伴つて、ス
ラツトが上下方向に湾曲荷重を受けたとしても、
硬質の装飾部材が補強部材となつて、当該スラツ
トは、板厚を薄く構成して軽量化を図ることがで
き、かつ湾曲荷重を受けても変形することがない
ばかりか、耐風圧性を向上することもでき、従つ
て、装飾部材が取付けられ、かつそれに伴う軽量
化が図られたスラツトであつても、シヤツターの
開閉バランスを崩すことなく開閉作動を円滑に行
なうことができるシヤツターのスラツトを提供す
るにある。
に設けた溝状部に装飾部材を嵌着したものであり
ながら、スラツト自体の単位重量が重くなること
がなく、従つて、シヤツターカーテンを構成した
場合に、該カーテンが円滑に開閉作動するよう軽
量化が強いられるスラツトに採用したとしても、
装飾部材の大きさ、溝状部の大きさに何ら規制さ
れることなく、広幅の平面部全域あるいはカーテ
ン全体に嵌着することができ、しかも、シヤツタ
ーカーテンの巻取、巻戻し開閉作動に伴つて、ス
ラツトが上下方向に湾曲荷重を受けたとしても、
硬質の装飾部材が補強部材となつて、当該スラツ
トは、板厚を薄く構成して軽量化を図ることがで
き、かつ湾曲荷重を受けても変形することがない
ばかりか、耐風圧性を向上することもでき、従つ
て、装飾部材が取付けられ、かつそれに伴う軽量
化が図られたスラツトであつても、シヤツターの
開閉バランスを崩すことなく開閉作動を円滑に行
なうことができるシヤツターのスラツトを提供す
るにある。
[実施例]
本発明の構成を、図面に示された実施例に基づ
いて説明すれば、1は本発明を実施した開閉シヤ
ツターのスラツトであつて、該スラツト1は細長
状の金属性板状体から形成されているが、その長
さ方向両側縁部にはインターロツク2,2aが折
曲形成されていて、隣設するスラツト1を連綴で
きるようになつている。第1図に示す実施例のも
のはスラツト1の横方向には屋外側に臨む傾斜部
2bを経て広幅の平面部2cが形成され、その中
間部に長手方向に向けて溝状部3が折曲形成され
ているが、該溝状部3には押出形成されたアルミ
ニウム製の装飾部材4が埋込固定されている。即
ち、装飾部材4は表面部4aと側縁辺4bとから
なり、側縁辺4bには装飾部材4の係着手段とし
て、外向きの係合凹溝4cが凹設されている。一
方、溝状部3は底面部3aと側壁3bとからな
り、側壁3bに設けた係着手段の係合突条3cが
係合凹溝4cに嵌合することによつて装飾部材4
は溝状部3に埋込固定され中空部4dを形成して
いるものである。装飾部材4はスラツト1表面よ
りも僅かに没入しており、このためシヤツター巻
装時において、あるいは昇降時において装飾部材
4が引掛つたりする惧れがない。この様に、スラ
ツト1に形成した溝状部3に装飾部材4を埋込固
定したものでありながら、装飾部材4の大きさ、
溝状部3の大きさに規制されることなく装飾部材
4の色彩、形状、材質等を種々選択することが可
能となつて、立体感に富み、意匠的にも優れたシ
ヤツターを形成することができる。
いて説明すれば、1は本発明を実施した開閉シヤ
ツターのスラツトであつて、該スラツト1は細長
状の金属性板状体から形成されているが、その長
さ方向両側縁部にはインターロツク2,2aが折
曲形成されていて、隣設するスラツト1を連綴で
きるようになつている。第1図に示す実施例のも
のはスラツト1の横方向には屋外側に臨む傾斜部
2bを経て広幅の平面部2cが形成され、その中
間部に長手方向に向けて溝状部3が折曲形成され
ているが、該溝状部3には押出形成されたアルミ
ニウム製の装飾部材4が埋込固定されている。即
ち、装飾部材4は表面部4aと側縁辺4bとから
なり、側縁辺4bには装飾部材4の係着手段とし
て、外向きの係合凹溝4cが凹設されている。一
方、溝状部3は底面部3aと側壁3bとからな
り、側壁3bに設けた係着手段の係合突条3cが
係合凹溝4cに嵌合することによつて装飾部材4
は溝状部3に埋込固定され中空部4dを形成して
いるものである。装飾部材4はスラツト1表面よ
りも僅かに没入しており、このためシヤツター巻
装時において、あるいは昇降時において装飾部材
4が引掛つたりする惧れがない。この様に、スラ
ツト1に形成した溝状部3に装飾部材4を埋込固
定したものでありながら、装飾部材4の大きさ、
溝状部3の大きさに規制されることなく装飾部材
4の色彩、形状、材質等を種々選択することが可
能となつて、立体感に富み、意匠的にも優れたシ
ヤツターを形成することができる。
次に、第2図〜第4図において他の実施例を示
せば、まず第2図に示された第2実施例のもの
は、前記第1実施例のものと同様、スラツト1に
折曲形成された溝状部3に、アルミニウム等の押
出形材あるいは鋳物等の金属性部材等適宜手法に
よつて形成された装飾部材5がビス6を介して埋
込固定されている。
せば、まず第2図に示された第2実施例のもの
は、前記第1実施例のものと同様、スラツト1に
折曲形成された溝状部3に、アルミニウム等の押
出形材あるいは鋳物等の金属性部材等適宜手法に
よつて形成された装飾部材5がビス6を介して埋
込固定されている。
第3図に示された第3実施例のものは、スラツ
ト1に折曲形成された溝状部3には通気長孔7が
所定間隔を存して複数穿設される一方、装飾部材
8には、本実施例では穿設された打抜小孔8aの
周縁にエンボス模様8bを刻設したものが用いら
れている。しかし、打抜小孔8aの大きさ、形
状、またエンボス模様8bの有無、種類は適宜選
択でき、本実施例に限定されるものではない。そ
して、装飾部材8は、端部が通気長孔7にカシメ
止めされることによつて溝状部3に埋込固定され
ている。
ト1に折曲形成された溝状部3には通気長孔7が
所定間隔を存して複数穿設される一方、装飾部材
8には、本実施例では穿設された打抜小孔8aの
周縁にエンボス模様8bを刻設したものが用いら
れている。しかし、打抜小孔8aの大きさ、形
状、またエンボス模様8bの有無、種類は適宜選
択でき、本実施例に限定されるものではない。そ
して、装飾部材8は、端部が通気長孔7にカシメ
止めされることによつて溝状部3に埋込固定され
ている。
第4図に示された第4実施例のものは、スラツ
ト1の溝状部3には第3実施例同様、通気長孔7
が穿設される一方、通気長孔7を覆う採光部材9
には打抜小孔9aとエンボス模様9bが刻設され
ているが、採光部材9は、平面板状であつて、通
気長孔7の周縁に対向する採光部材9の底部両側
縁には係止爪9cが突設されており、採光部材9
の両側縁底面と溝状部3の内面との間に介装され
るパツキン10及び装飾部材11を介して抜け止
めされた状態で溝状部3に埋込固定されている。
ト1の溝状部3には第3実施例同様、通気長孔7
が穿設される一方、通気長孔7を覆う採光部材9
には打抜小孔9aとエンボス模様9bが刻設され
ているが、採光部材9は、平面板状であつて、通
気長孔7の周縁に対向する採光部材9の底部両側
縁には係止爪9cが突設されており、採光部材9
の両側縁底面と溝状部3の内面との間に介装され
るパツキン10及び装飾部材11を介して抜け止
めされた状態で溝状部3に埋込固定されている。
この様に構成された第2実施例から第4実施例
のものは、第1実施例のものと同様、スラツト1
を、立体感に富み意匠的にも優れたものにするこ
とができるが、特に第3及び第4実施例のように
凹状部3に通気長孔7を穿設し、装飾部材8また
は採光部材9に打抜小孔8aまたは9aを穿設し
たものにあつては、スラツト1に通気性、採光性
を付与できるうえに、模様が透かし彫り状になつ
て付加価値の高いシヤツターを生産することが可
能になる。
のものは、第1実施例のものと同様、スラツト1
を、立体感に富み意匠的にも優れたものにするこ
とができるが、特に第3及び第4実施例のように
凹状部3に通気長孔7を穿設し、装飾部材8また
は採光部材9に打抜小孔8aまたは9aを穿設し
たものにあつては、スラツト1に通気性、採光性
を付与できるうえに、模様が透かし彫り状になつ
て付加価値の高いシヤツターを生産することが可
能になる。
さらに、第4図の如くシール材を兼ねる装飾部
材11を、採光部材9に組合せて一層意匠的に優
れたものにあつては、さらに装飾部材11と溝状
部3との間にパツキン10を介装しているため、
シヤツターの巻上時等におけるスラツト同志の衝
接重合の際に騒音の発生を効果的に防止できるも
のである。
材11を、採光部材9に組合せて一層意匠的に優
れたものにあつては、さらに装飾部材11と溝状
部3との間にパツキン10を介装しているため、
シヤツターの巻上時等におけるスラツト同志の衝
接重合の際に騒音の発生を効果的に防止できるも
のである。
[作用]
次に、叙上の如く構成された本発明のスラツト
1を複数連結してシヤツターカーテンとした場合
の作用について説明する。
1を複数連結してシヤツターカーテンとした場合
の作用について説明する。
シヤツターカーテンは、巻上げ機構を介して開
口部の両側に立設された案内レールに沿つて昇降
して開閉されるのであるが、シヤツターカーテン
を構成するスラツト1は、開閉作動時においては
案内レールからの摺動抵抗や巻取、巻戻荷重を受
けると共に、閉鎖状態では下位のスラツト1が上
位のスラツト1の荷重を受けるので、スラツト1
を薄い金属帯で成形した場合には、各スラツト1
がそれぞれ長手方向に捻れたり、あるいは上下方
向に湾曲して遡性変形を誘起し、この状態で巻取
開閉されることになる。このため、シヤツターの
開閉バランスが崩れ、案内レールとの整合が損わ
れて開閉作動が円滑に行われなかつたり、著しく
は、開閉不能となる場合も生じてしまう。
口部の両側に立設された案内レールに沿つて昇降
して開閉されるのであるが、シヤツターカーテン
を構成するスラツト1は、開閉作動時においては
案内レールからの摺動抵抗や巻取、巻戻荷重を受
けると共に、閉鎖状態では下位のスラツト1が上
位のスラツト1の荷重を受けるので、スラツト1
を薄い金属帯で成形した場合には、各スラツト1
がそれぞれ長手方向に捻れたり、あるいは上下方
向に湾曲して遡性変形を誘起し、この状態で巻取
開閉されることになる。このため、シヤツターの
開閉バランスが崩れ、案内レールとの整合が損わ
れて開閉作動が円滑に行われなかつたり、著しく
は、開閉不能となる場合も生じてしまう。
ところが本発明では、シヤツターカーテンの巻
取、巻戻しの開閉作動にともなつて上下方向に湾
曲荷重を受けても、溝状部3の底面部3aと硬質
の装飾部材4の表面部4aならびに側縁辺4bと
が構成する中空部4dの二重構成によつて、スラ
ツト1の上下方向への湾曲や歪みが恒久的に回避
され、シヤツターカーテンの開閉バランスを崩す
ことなく開閉作動を常に円滑かつ軽快に行うこと
ができる。したがつて、開閉機や巻取バネの負荷
加重を軽減するために、スラツト1の板厚を薄く
構成して軽量化を図つたとしても、湾曲荷重を受
けても変形することがなく、このため、変化性、
立体性を具備したシヤツターの信頼性を著しく向
上させることができるばかりか、耐風圧性に対し
ても向上できるものである。
取、巻戻しの開閉作動にともなつて上下方向に湾
曲荷重を受けても、溝状部3の底面部3aと硬質
の装飾部材4の表面部4aならびに側縁辺4bと
が構成する中空部4dの二重構成によつて、スラ
ツト1の上下方向への湾曲や歪みが恒久的に回避
され、シヤツターカーテンの開閉バランスを崩す
ことなく開閉作動を常に円滑かつ軽快に行うこと
ができる。したがつて、開閉機や巻取バネの負荷
加重を軽減するために、スラツト1の板厚を薄く
構成して軽量化を図つたとしても、湾曲荷重を受
けても変形することがなく、このため、変化性、
立体性を具備したシヤツターの信頼性を著しく向
上させることができるばかりか、耐風圧性に対し
ても向上できるものである。
尚、上記各実施例のスラツト1には、長さ方向
全長にわたつて装飾部材を埋込固定したため、こ
のスラツト1を用いたシヤツターは第5図に示す
如くなるが、装飾部材12を第6図に示す如く、
長さ方向の一部に装着するようにすれば、それ自
体も模様を形成することになり新しい種類のシヤ
ツターにすることができる。
全長にわたつて装飾部材を埋込固定したため、こ
のスラツト1を用いたシヤツターは第5図に示す
如くなるが、装飾部材12を第6図に示す如く、
長さ方向の一部に装着するようにすれば、それ自
体も模様を形成することになり新しい種類のシヤ
ツターにすることができる。
また、スラツト1に形成する溝状部3の深さ、
幅、長さ、また通気孔の有無、形、大きさ等は任
意であつて、例えば第7図に示す如き通気孔13
を穿設したものでよく、一方、装飾部材の材質、
形状、模様、色彩(透明、半透明も含む)、打抜
孔の有無等は、適宜選択できることはもちろんで
あり、要は、スラツトに形成した溝状部に装飾部
材を埋込固定してあればよい。
幅、長さ、また通気孔の有無、形、大きさ等は任
意であつて、例えば第7図に示す如き通気孔13
を穿設したものでよく、一方、装飾部材の材質、
形状、模様、色彩(透明、半透明も含む)、打抜
孔の有無等は、適宜選択できることはもちろんで
あり、要は、スラツトに形成した溝状部に装飾部
材を埋込固定してあればよい。
以上要するに、本発明は、隣設するスラツトの
長手方向上下端部に形成されたインターロツク部
近傍から屋外側に臨む傾斜部間に形成された広幅
の平面部に、屋内側に没入する溝状部を一体形成
すると共に、該溝状部には、表面部と両側辺部を
有する硬質の装飾部材を、溝状部の底面と装飾部
材の表面部とが所定間隔を存して対向離間するよ
う嵌着させて中空部を形成し、前記装飾部材は、
前記スラツト平面部の圧縮荷重を受け止める補強
部材に兼用してなるものであるから、次のような
格別顕著な効果を奏する。
長手方向上下端部に形成されたインターロツク部
近傍から屋外側に臨む傾斜部間に形成された広幅
の平面部に、屋内側に没入する溝状部を一体形成
すると共に、該溝状部には、表面部と両側辺部を
有する硬質の装飾部材を、溝状部の底面と装飾部
材の表面部とが所定間隔を存して対向離間するよ
う嵌着させて中空部を形成し、前記装飾部材は、
前記スラツト平面部の圧縮荷重を受け止める補強
部材に兼用してなるものであるから、次のような
格別顕著な効果を奏する。
(1) スラツトに設けた溝状部に装飾部材を嵌着し
たものでありながら、スラツト自体の単位重量
が重くなることがなく、従つて、シヤツターカ
ーテンを構成した場合に、開閉機や巻取バネの
負荷加重を軽減するために、該カーテンが円滑
に開閉作動するよう軽量化が強いられるスラツ
トに採用したとしても、装飾部材の大きさ、溝
状部の大きさに何ら規制されることなく、広幅
の平面部全域あるいはカーテン全体に嵌着する
ことができる。
たものでありながら、スラツト自体の単位重量
が重くなることがなく、従つて、シヤツターカ
ーテンを構成した場合に、開閉機や巻取バネの
負荷加重を軽減するために、該カーテンが円滑
に開閉作動するよう軽量化が強いられるスラツ
トに採用したとしても、装飾部材の大きさ、溝
状部の大きさに何ら規制されることなく、広幅
の平面部全域あるいはカーテン全体に嵌着する
ことができる。
(2) しかも、シヤツターカーテンの巻取、巻戻し
開閉作動に伴つて、スラツトが上下方向に湾曲
荷重を受けたとしても、硬質の装飾部材が補強
部材となつて、スラツトの上下方向への湾曲や
歪みが恒久的に回避されるので、当該スラツト
は、板厚を薄く構成して軽量化を図ることがで
きるものでありながら、湾曲荷重を受けても変
形することがないばかりか、耐風圧性を向上す
ることもでき、従つて、装飾部材が取付けら
れ、かつそれに伴う軽量化が図られたスラツト
であつても、シヤツターの開閉バランスを崩す
ことなく開閉作動を円滑に行なうことができ
る。
開閉作動に伴つて、スラツトが上下方向に湾曲
荷重を受けたとしても、硬質の装飾部材が補強
部材となつて、スラツトの上下方向への湾曲や
歪みが恒久的に回避されるので、当該スラツト
は、板厚を薄く構成して軽量化を図ることがで
きるものでありながら、湾曲荷重を受けても変
形することがないばかりか、耐風圧性を向上す
ることもでき、従つて、装飾部材が取付けら
れ、かつそれに伴う軽量化が図られたスラツト
であつても、シヤツターの開閉バランスを崩す
ことなく開閉作動を円滑に行なうことができ
る。
(3) スラツトには、色彩上の変化と凹凸模様との
組合せによる優れた意匠上の変化をもたらすこ
とができて、従来の開閉シヤツターにない優れ
た美感を生ぜしめることができるうえ、溝状部
及び装飾部材に孔を穿設しておけば、透し模様
をシヤツターに付与でき、採光性、通風性を確
保することができて、従来のシヤツターにない
優れた機能性を有するシヤツターにすることが
できるものである。
組合せによる優れた意匠上の変化をもたらすこ
とができて、従来の開閉シヤツターにない優れ
た美感を生ぜしめることができるうえ、溝状部
及び装飾部材に孔を穿設しておけば、透し模様
をシヤツターに付与でき、採光性、通風性を確
保することができて、従来のシヤツターにない
優れた機能性を有するシヤツターにすることが
できるものである。
図面は、本発明に係るシヤツターのスラツトの
実施例を示したものであつて、第1図は第1実施
例を示すスラツトの斜視図、第2図A,Bは第2
実施例を示すスラツトの斜視図及び断面図、第3
図A,Bは第3実施例を示すスラツトの上面斜視
図及び下面斜視図、第4図A,Bは第4実施例を
示すスラツトの上面斜視図及びその一部の断面
図、第5図は本発明のスラツトを用いた開閉シヤ
ツターの正面図、第6図は同上シヤツターの他例
を示す正面図、第7図はスラツトの他例を示す斜
視図である。 図中、1はスラツト、2,2aはインターロツ
ク部、3は溝状部、4は装飾部材、5は第2実施
例の装飾部材、7は通気長孔、8は第3実施例の
装飾部材、8aは打抜小孔、8bはエンボス模
様、9は第4実施例の装飾部材、9aは打抜小
孔、9bはエンボス模様、10はパツキン、11
はシール材である。
実施例を示したものであつて、第1図は第1実施
例を示すスラツトの斜視図、第2図A,Bは第2
実施例を示すスラツトの斜視図及び断面図、第3
図A,Bは第3実施例を示すスラツトの上面斜視
図及び下面斜視図、第4図A,Bは第4実施例を
示すスラツトの上面斜視図及びその一部の断面
図、第5図は本発明のスラツトを用いた開閉シヤ
ツターの正面図、第6図は同上シヤツターの他例
を示す正面図、第7図はスラツトの他例を示す斜
視図である。 図中、1はスラツト、2,2aはインターロツ
ク部、3は溝状部、4は装飾部材、5は第2実施
例の装飾部材、7は通気長孔、8は第3実施例の
装飾部材、8aは打抜小孔、8bはエンボス模
様、9は第4実施例の装飾部材、9aは打抜小
孔、9bはエンボス模様、10はパツキン、11
はシール材である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 巻取装置の正逆回動で昇降するシヤツターカ
ーテンを構成するスラツトであつて、該スラツト
の長手方向上下端部に形成されたインターロツク
部近傍から屋外側に臨む傾斜部間に形成された広
幅の平面部に、屋内側に没入する溝状部を一体形
成すると共に、該溝状部には、表面部と両側辺部
を有する硬質の装飾部材を、溝状部の底面と装飾
部材の表面部とが所定間隔を存して対向離間する
よう嵌着させて中空部を形成し、前記装飾部材
は、前記スラツト平面部の圧縮荷重を受け止める
補強部材に兼用してあることを特徴とするシヤツ
ターのスラツト。 2 前記装飾部材表面部は、スラツト平面部に対
して略面一状となるよう構成してあることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のシヤツターの
スラツト。 3 前記溝状部の底面と前記表面部を、通気採光
用の貫通孔が形成される対向面域部として構成し
てあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のシヤツターのスラツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13449181A JPS5837283A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | シャッターのスラット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13449181A JPS5837283A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | シャッターのスラット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5837283A JPS5837283A (ja) | 1983-03-04 |
JPS64557B2 true JPS64557B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=15129557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13449181A Granted JPS5837283A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | シャッターのスラット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837283A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60120805A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-28 | Akira Kitano | 皮膚化粧料 |
JPS6136086U (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-05 | 三和シヤツタ−工業株式会社 | シヤツタ−スラツト構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5575838A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-07 | Sanwa Shutter Corp | Forming method of slat with rib or undulated pattern for shutter |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647355Y2 (ja) * | 1978-01-27 | 1981-11-05 |
-
1981
- 1981-08-26 JP JP13449181A patent/JPS5837283A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5575838A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-07 | Sanwa Shutter Corp | Forming method of slat with rib or undulated pattern for shutter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5837283A (ja) | 1983-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080083508A1 (en) | Shade construction | |
JP2008512584A (ja) | 日除け巻取りブラインド用板 | |
JPS64557B2 (ja) | ||
US3276177A (en) | Sandwich panel with ornamental coloring feature | |
US20030101653A1 (en) | Shutter with louvers pivoted by slotted pivot bar extending along an end of the louvers | |
US5050662A (en) | Decorative venetian blind | |
US2059047A (en) | Venetian blind guide construction | |
KR200163589Y1 (ko) | 미닫이창의다중차단구조 | |
JP2551324Y2 (ja) | 軽量シャッターのスラット構造 | |
JP3635781B2 (ja) | シャッターのガイドレール構造 | |
EP1606480B1 (en) | Building element with varying surface characteristics | |
KR200156581Y1 (ko) | 미서기 창틀의 로울러식 방충망의 설치구조 | |
JP3826343B2 (ja) | 建築用シャッター | |
EP0392045B1 (de) | Rolltorpanzer | |
JP2660903B2 (ja) | スライデイングサッシ | |
JPS6229594Y2 (ja) | ||
DE102006012224A1 (de) | Sektionaltor (II) | |
JPS606151Y2 (ja) | シヤツタ− | |
JPS581587Y2 (ja) | 雨戸 | |
JPS6113669Y2 (ja) | ||
JPH0953376A (ja) | シャッターにおけるスラットカーテンの抜止構造 | |
JP2551329Y2 (ja) | 建築用シャッター | |
CA1173345A (en) | Decor end cap for headrails | |
JPS6346635Y2 (ja) | ||
JPH0140950Y2 (ja) |