JPS644907Y2 - - Google Patents

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JPS644907Y2
JPS644907Y2 JP3683484U JP3683484U JPS644907Y2 JP S644907 Y2 JPS644907 Y2 JP S644907Y2 JP 3683484 U JP3683484 U JP 3683484U JP 3683484 U JP3683484 U JP 3683484U JP S644907 Y2 JPS644907 Y2 JP S644907Y2
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JP
Japan
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water
ground surface
ground
retention body
sheet
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Expired
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JP3683484U
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JPS60151928U (ja
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Publication date
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Publication of JPS644907Y2 publication Critical patent/JPS644907Y2/ja
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフ場、遊園地、運動場、テニス
場、舗道、工場内縁地等において、その地表面の
環境を変えることなく降雨水を地盤内部に一時留
保し、急激な河川の増水を緩和し、水害を防止す
ることを目的として提案されたもので、吸水性能
を有する直径2〜50mmの等粒径の粒体集合群の少
なくとも上面を、水は透過するが砂泥の透過を阻
害する不蝕性材料よりなる有孔シートまたは繊維
シートで被覆してなる留水体を地盤面下に埋設
し、同地盤面と前記留水体の上面との間に亘つて
同留水体上面への導水部を配設してなることを特
徴とする地表流動水を地盤内に留保する構造に係
るものである。
従来から吸水性能のよい川砂利や荒目の砂を地
盤面下に敷くことが行なわれているが、この場
合、地表部の水はけを促進することを目的として
いるので、前記川砂利、砂の粒径や粒度分布はま
ちまちで、また水の浸透したのちの地盤内におけ
る流出も早ければ早い程よいとされていた。
これに対して本考案ではその目的が雨水の一時
保留にあるため、地盤面下に埋設される留水体を
構成する吸水性を有する粒体間の空隙率をできる
だけ大きする必要があり、従つて本考案において
は前記粒体として、粒径の等しい粒状体を用いる
ものである。しかしながら粒径が大きすぎると粒
体群間に貯留される水の流れが早過ぎるし、粒体
群内部への吸水も少なくなる。また粒径が小さす
ぎると水の放出に時間がかかりすぎるし、微泥に
よる目詰りも生じ易くなる。
そのため本考案においては2〜50mmの等径の粒
体によつて留水体の主体をなす粒体群を構成する
ことにより、地盤内における地表流動水の留保性
能を飛躍的に増大せしめたものであり、従来の砂
利層が地盤容積の30%前後しか保水できないのに
対して、その2倍以上の60〜80%の水を貯留する
ことが可能となる。
また本考案においては前記留水体における粒体
集合群の少なくとも上面が、水は透過するが砂泥
の透過を阻害する不蝕性材料よりなる有孔シート
または繊維シートで被覆されているので、同シー
トによつて前記粒体集合群の微泥による目詰りが
防止される。
また長年月経過したのち極めて微細な泥によつ
て前記シート層が目詰りしたり、貯水能力が低下
した場合でも、部分的に交換して容易に機能を回
復することができる。
このように本考案によれば、雨水によつて河川
が氾濫する惧れのある流域の水害が防止され、降
雨水の流出量が緩和される。
以下本考案を図示の実施例について説明する。
吸水性能を有し、粒径が2〜50mmの等径のビル
トン(商品名:住友鉱業株式会社製造)等の人工
軽量骨材、丸みをもたせた各種火山礫、パーライ
ト、抗火石、凝灰岩、多孔焼結物等の粒体aを、
水を透過するが砂泥は殆んど透過しない不蝕性の
ロツクウール、グラスウール、カーボンウール、
ポリプロピレン等の有孔シートまたは繊維シート
b等の容器や袋に填装した留水体ブロツクcを、
地盤面dまたは地盤上の舗装面下に層状に埋設
し、かくして地盤面下部に埋設された留水体上面
の所要位置毎に前記等径の粒体aをパツクしたド
レンeその他のドレンを地表面に通じるように設
け、残余の地表面は芝や樹木に必要な土砂を覆
い、遊園地やテニス場、工場内縁地としてそのま
ま利用する。(第1A,1B図参照) なお地表面を透水舗装fとした場合はドレンは
不要となる。(第2A,2B図参照) 従つて地盤面dを流れる雨水はドレンeを介し
て前記ブロツクcにおける有孔シートまたは繊維
シートbを透過してブロツクc内の透水性粒体a
群に導かれる。而して同粒体a群は2〜50mm径の
等径の透水性粒体より構成されているので、地盤
容積の60〜80%前後の水が地表面の環境を変える
ことなく一時的に留保され、急激な河川の増水が
緩和され、水害が防止される。
この際前記粒体aを包む有孔シートまたは繊維
シートbによつて微泥による目詰りが防止され、
更に長年月経過したのち極めて微細な泥によつて
前記シートが目詰りしたり、貯水能力が低下した
場合でも、前記ブロツクcを部分的に入替えて、
容易に機能を回復させることができる。
また地盤面d下部に埋設されるすべての粒体を
ブロツクにすることは必らずしも必要でなく、土
砂に接する周辺部のみ前記ブロツクcを配設し、
目詰りし難い内部は粒体aをそのまま填装しても
よい。(第2A,2B図、第3A,3B図及び第
4A,4B図参照) 更に粒体a群の上層部のみ前記有孔シートまた
は繊維シートbで被覆し構造を簡略化し、同シー
トbが目詰りしても、部分的に取替えることによ
つて雨留保機構を回復しうるものである。(第5
A,5B図参照) 更に地盤面dと留水体との間を前記粒体aを前
記シートbで被覆した導水体qで連繋してもよ
い。(第3A,3B図及び第4A,4B図参照) なお地層が砂利層等のように透水性がよく、短
時間に雨水が他所に流出する場所では、留水体の
底面に透水性の悪い粘土や土砂層を設けて貯水性
能を高めるものである。
このように図示の実施例によれば、降雨水調整
能力を地盤面下に持たせながら、地表面は遊園地
等、他目的に利用でき、また吸水性能の悪い地盤
にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は夫々本考案に係る地表流動
水を地盤内に留保する構造の各実施例を示し、第
1A図、第2A図、第3A図、第4A図及び第5
A図はその平面図、第1B図、第2B図、第3B
図、第4B図及び第5B図はその縦断面図、第6
図は第1B図の拡大図である。 a……粒体、b……有孔シートまたは繊維シー
ト、c……留水体ブロツク、d……地盤面、e…
…ドレン、q……導水体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸水性能を有する直径2〜50mmの等粒径の粒体
    集合群の少なくとも上面を、水は透過するが砂泥
    の透過を阻害する不蝕性材料よりなる有孔シート
    または繊維シートで被覆してなる留水体を地盤面
    下に埋設し、同地盤面と前記留水体の上面との間
    に亘つて同留水体上面への導水部を配設してなる
    ことを特徴とする地表流動水を地盤内に留保する
    構造。
JP3683484U 1984-03-16 1984-03-16 地表流動水を地盤内に留保する構造 Granted JPS60151928U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3683484U JPS60151928U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 地表流動水を地盤内に留保する構造

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JP3683484U JPS60151928U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 地表流動水を地盤内に留保する構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60151928U JPS60151928U (ja) 1985-10-09
JPS644907Y2 true JPS644907Y2 (ja) 1989-02-08

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ID=30542388

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JP3683484U Granted JPS60151928U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 地表流動水を地盤内に留保する構造

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JPS60151928U (ja) 1985-10-09

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