JPS644872Y2 - - Google Patents

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JPS644872Y2
JPS644872Y2 JP12206785U JP12206785U JPS644872Y2 JP S644872 Y2 JPS644872 Y2 JP S644872Y2 JP 12206785 U JP12206785 U JP 12206785U JP 12206785 U JP12206785 U JP 12206785U JP S644872 Y2 JPS644872 Y2 JP S644872Y2
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JP
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roll
fixed
liquid
fine adjustment
dyeing
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JP12206785U
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JPS6236094U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はジツガー染色機、特に拡布状被染物の
染色を均一に行うために設けた液切り装置を構成
している固定ロールと絞りロール間距離の微調整
に関するものである。
(従来技術) ジツガー染色機は缶内に並列して設置された拡
布状被染物の巻き取りロール2本と、同ロール下
方にそれと平行して設置された数本の可動ロール
等により、拡布状被染物の走行路を形成し、その
最下部のロールは染液層内に滞留する染液に浸漬
させてある。よつて、被染物は上記両巻き取りロ
ール間における反復走行を行うことにより、該染
液槽内に滞留する染液中を通過することで染色さ
れる訳であるが、該被染物の緯方向における中央
部が両耳側部より薄く染まる、すなわち、中稀が
発生した。該中稀現象の原因には種々の要因が考
えられるが、その1つとして、巻き取りロールに
巻き込まれる拡布状被染物の領域による染液の含
浸量の違いが大きく影響している。すなわち、被
染物が染液の浸漬された後、巻き取りロールに巻
き込まれる際、被染物と共に持ち込まれた染液は
絞られることにより、その一部が染液槽に落下
し、同時に残る染液が前記両耳方向に流れ滞留す
ることから、両耳部の液持量が中央部に比較して
多くなる為であると考えられる。
そこで、被染物の液持量が中央部と両耳側部と
の間に差を生じないよう、巻き取りロールに巻き
込まれる前に染液を均一に絞り取るための液切り
装置を設けた。(実願昭58−20014号) 該液切り装置とは固定ロールと絞りロールを並
設したもので、エヤシリンダーやバネにより絞り
ロールを固定ロールに押圧し、両ロール間を被染
物が通過することで、余剰の染液が落とされ液持
量が均一な状態で巻き込まれる。しかし、金属製
の上記固定ロールに金属ロール外周面に柔軟性の
あるゴム質を塗布した絞りロールを押圧する場
合、ニツプ圧が強くなれば染液を絞り取りすぎ、
反対に両耳側部が淡色となり、中濃現象が発生す
る。これは、両サイドの軸受部で絞りロールを押
圧するため、ロール自体のベンデイング並びに塗
布されたゴム質の圧縮度の違いに起因するものと
考えられる。
(本考案が解決しようとする問題点) このように、固定ロールと絞りロールを並設し
た被染物の液切り装置では両ロール間のニツプ圧
の強さにより、該被染物の両耳側部が淡色となる
中濃現象が生じるもので、本考案はこの中濃現象
の解決を目的として開発され、被染物全域にわた
つて均一な染色を可能とする液持量微調節装置を
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 液切り装置の固定ロールと絞りロール間に作用
するニツプ圧は被染物の布厚、布質、大きさ等に
より又、巻き取り速度により微妙に変化する訳で
あり、該ニツプ圧を被染物に対し最適に設定する
ことが均一な染色を行う第1の条件である。した
がつて、本考案では固定ロールと絞りロール間の
中心軸間距離を微調節し、被染物に最適なニツプ
圧を与える。該微調節装置は固定された固定ロー
ルの軸受と絞りロールの軸受間距離を微調節して
おり、以下2,3の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
(実施例) 第4図はジツガー染色機の概略図を示してお
り、一方の巻き取りロール1から引き出される拡
布状被染物2はガイドロール3、被染物2のシワ
を無くするための拡布バー4を、さらに固定ロー
ル5及び絞りロール6間を通過し、染色槽7の染
液8中で回転する染色ロール9に巻き付き、再
び、染液8を含浸した被染物2は固定ロール10
及び絞りロール11間を通過し、余分な染液を絞
り取られ、拡布バー12からガイドロール13を
通つて他方の巻き取りロール14に巻き取られ
る。完全に巻き終えた後は再び回転方向を逆に
し、前記巻き取りロール1に巻き取つてゆく。こ
れらの工程を繰り返すことで被染物2を均一に染
色する装置であり、本考案は上記固定ロール5,
10と絞りロール6,11間の軸間距離調節に特
徴を有すものである。
第1図は固定ロール5と絞りロール6間の軸間
距離調節の1形態を表わしているもので、ベース
15には固定ロール5の軸受となる固定軸受16
が固定され、一方、絞りロール6の軸受となる可
動軸受17は該固定軸受16からの距離Lが増減
できるよう摺動自在となつており、常時、固定軸
受16方向にエヤシリンダー18にて押圧されて
いる。そして、両軸受16,17を押し拡くよう
に微調節装置19が装着されており、該微調節装
置19には固定ナツト20,20、スプリング2
1、コツター23、調節ネジ24、止めネジ2
5、及び軸26から成り、これらは該軸26に取
着されているもので、上記ベース15に固定ナツ
ト20,20で軸26を固定し、調節ネジ24を
締め上げることでコツター23を押し下げてゆ
く。コツター23は所定の角でテーパを形成して
おり、くさび効果で両軸受16,17間に進入
し、軸受間距離Lを拡大する。該装置はコツター
23のくさび作用と調節ネジ24のネジ機構とで
僅かな微調節を可能とし、最適なところで止めネ
ジ25で該調節ネジ24をロツクする。逆に軸間
距離を縮少する場合には、調節ネジ24を緩める
ことで固定ナツト20とコツター23間に介在さ
せたスプリング21の作用で該コツター23を持
ち上げ、エヤシリンダー18の押圧力により上記
可動軸受17は固定軸受16の方向に移動する。
第3図は本考案の他の実施例を示したもので、
可動軸受17からシヤフト27を引き出し、フレ
ーム28外部に調節ネジ29を螺合させ、固定ロ
ール5と絞りロール6間の限界隙間をコントロー
ルし、固定ナツト30をもつて該調整ネジ29を
ロツクする。勿論、この場合も第1図と同様エヤ
シリンダー18により可動軸受17を固定軸受5
側へ押圧しており、上記調節ネジ29で押圧量を
規制する。
又、固定ロール5と絞りロール6の軸間距離の
微調節には、これら軸受16,17の調節でなく
直接ロール自体に対策を講ずることもでき、例え
ば絞りロール6の両サイドに一定厚さの布やシー
ルを巻き付け、従来通りエヤシリンダーかスプリ
ングで絞りロール6を固定ロール5に押圧するこ
とで十分可能である。
以上述べたように、本考案に係るジツガー染色
機における液持量微調節装置は固定ロール5,1
0と絞りロール6,11とで構成される液切り装
置の該絞りロール6,11の可動軸受17を微調
節可能としたもので、すなわち、固定軸受16間
の距離Lを一定値以下にならないよう微調節装置
を取着しており、次のような効果を得ることがで
きる。
(効果) (1) このように、本考案に係る液切り装置では、
単に、固定ロール5,10に絞りロール6,1
1をエヤシリンダー18やバネ等で押圧してい
るものでなく、微調節装置により該押圧量、す
なわち両ロール間の限界隙間を調節可能として
いるため、該絞りロール6,11のベンデイン
グを解消し、しかも被染物の液持量を調節で
き、全域にわたつて染色にむらが無く、中稀も
中濃もない均一な染色を可能とする。
(2) 該装置は被染物の布厚、布質、大きさ等に応
じて微調節可能であり、あらゆる種類の被染物
の染色に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液持量微調節装置を用い
た液切り装置であり、第2図は第1図に採用して
いる微調節装置の拡大図であり、第3図は他の実
施例を、さらに第4図はジツガー染色機の概略図
をそれぞれ示している。 1,14……巻き取りロール、2……被染物、
3,13……ガイドロール、4,12……拡布バ
ー、5,10……固定ロール、6,11……絞り
ロール、7……染色槽、8……染液、9……染色
ロール、15……ベース、16……固定軸受、1
7……可動軸受、18……エヤシリンダー、19
……微調節装置、20……固定ナツト、21……
スプリング、23……コツター、24,29……
調節ネジ、25……止めネジ、26……軸、27
……シヤフト、28……フレーム、30……固定
ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 巻き取りロールと染色ロール間にある拡布状
    被染物の走行路上に、該被染物緯方向全面に対
    して染液を切り落すことの出来る液切り装置を
    装着したジツガー染色装置において、上記液切
    り装置を固定ロールと絞りロールとで構成し、
    該絞りロールにエヤシリンダー若しくはバネ等
    で一定の押圧力を固定ロール方向に加えるとと
    もに、両ロール間の限界接近距離を規制する微
    調節装置を取着したことを特徴とするジツガー
    染色機における液持量微調節装置。 (2) 上記微調節装置として固定ロールの固定軸受
    16と絞りロールの可動軸受17間に軸26を
    該軸受16,17を取着しているベース15に
    対し垂直に固定し、該軸26を案内として上記
    両軸受16,17間にコツター23をくさび効
    果を利用して調節ネジ24で押し込み可能とし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載のジツガ
    ー染色機における液持量微調節装置。
JP12206785U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPS644872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12206785U JPS644872Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP12206785U JPS644872Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236094U JPS6236094U (ja) 1987-03-03
JPS644872Y2 true JPS644872Y2 (ja) 1989-02-07

Family

ID=31011919

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JP12206785U Expired JPS644872Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11911496B2 (en) 2017-05-08 2024-02-27 Conopco, Inc. Lamellar and low sulfate and soap cleansing composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11911496B2 (en) 2017-05-08 2024-02-27 Conopco, Inc. Lamellar and low sulfate and soap cleansing composition

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JPS6236094U (ja) 1987-03-03

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