JP3153036B2 - 布帛への給液付与量調整装置 - Google Patents

布帛への給液付与量調整装置

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JP3153036B2
JP3153036B2 JP05392893A JP5392893A JP3153036B2 JP 3153036 B2 JP3153036 B2 JP 3153036B2 JP 05392893 A JP05392893 A JP 05392893A JP 5392893 A JP5392893 A JP 5392893A JP 3153036 B2 JP3153036 B2 JP 3153036B2
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広岡八郎
前園隆博
山東美照
博司 石徹白
山東幸司
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株式会社山東鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に移送させる長
尺布帛の全面均一に、所望量の処理液を付与せしめるた
めの布帛への給液付与量調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば繊維業界において、工業的に生産
する長尺布帛の前処理、あるいは染色処理等を行なうと
き、長尺である被処理布帛に、それら適宜の処理液をそ
の処理液に適した付与量を含浸せしめる必要がある。
【0003】そこでこの被処理布帛に所定の処理液を含
浸せしめる従来の一般的な付与手段としては、例えばそ
の被処理布帛を、処理液を収容した浴中に浸漬した後、
加圧ロール(マングル)により所望の含液量となるよう
に搾液して含液量の調整を行なう手段が採用されている
が、かかる加圧ロールによる処理液付与量調整手段で
は、その加圧ロールによる加圧力に変動があって、布帛
の液付与量が始終均一とならず、これが原因で品質の良
好な処理布を得ることが困難とされていた。
【0004】すなわち、従来の絞りマングルによる搾液
手段(液付与量調整手段)として用いられている加圧ロ
ール機構は、図1及び図2に示す如き構造のものであ
る。以下、この従来例について述べると、1は水平支軸
2によって軸支されている左右一対の可動アームであっ
て、この双方の可動アーム1の上端には軸受け3が設け
られており、この双方の軸受け3相互間に絞りロール4
が回転可能に架設保持されている。また可動アーム1の
下端と固定板5との間には、エアシリンダー又はエアダ
イヤフラム6が設けられている。7は前記絞りロール4
と平行に配置されている受けロールである。
【0005】そしてこのような構造の加圧ロール機構に
よって含液量を調整するには、含液布帛(図示せず)
を、絞りロール4と受けロール7との間を通過させなが
ら、エアダイヤフラム6内に圧力エアを供給することに
より絞りロール4が受けロール7に接圧され、その接圧
力により移送される含液布帛の搾液がなされるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる構造
の加圧ロール機構にあっては、エアダイヤフラム6の動
作で絞りロール4が開放状態から、加圧状態に移行する
過程で、可動アーム1は、支軸2との抵抗及び双方のエ
アダイヤフラム6内へ供給されるエア圧の変動、あるい
は平設されている絞りロール4と受けロール7との平行
度の誤差等により、絞りロール4と受けロール7との間
の接圧力が変動するために、例えば被処理布帛の含液率
が30〜60%となるように付与したい場合であっても
連続的に移送される含液布帛の所望含液率が始終その設
定率となるように搾液することは困難であるという問題
点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点に
着目してなされたもので、受けロールと、該受けロール
に平行で対設される絞りロールとで形成される布帛通過
間隙幅を一定とすることができる一対のロールを設け、
この一対のロール間の間隙内に所定の処理液を含浸せし
めた液持ち布と被処理布を同時に通過させることによ
り、液持ち布と被処理布とを接触させ、この接触によっ
て液持ち布に付与されている処理液を被処理布に移行
(転移)せしめることにより被処理布への含液率を一定
に付与することができる布帛への液付与量調整装置を提
供することにある。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0009】図3において、11はフレーム12に固定
されている軸受け13により回転可能に支持されている
受けロールであって、この受けロール11に対して平行
となるように加圧ロール14が配置されている。この加
圧ロール14の両端は、左右一対の可動アーム15(本
図では一方の可動アームのみ記載)の上端で回転可能に
軸支されている。
【0010】これらの可動アーム15の下端には、圧力
エアの導入によって脹らみ、上記可動アーム15の下端
部を、図面において右方向へ押動せしめるためのエアダ
イヤフラム16が取付けられている。このエアダイヤフ
ラム16の構造は公知であるので、その詳細構造は省略
する。
【0011】17はボールねじジャッキーであるが、こ
のボールねじジャッキー17は例えば図4に示すよう
に、モータ17−2の駆動力で、ケーシング17−3内
に内装されている不図示のウオーム及びウオームホイー
ルを介してスクリューシャフト17−1が軸方向に移動
されるものである。なおこのボールねじジャッキーの構
造も公知であるのでこれ以上の詳細な構造説明について
省略する。 このボールねじジャッキー17のスクリュ
ーシャフト17−1の先端は、前記可動アーム15下端
部のダイヤフラム16取付面と反対側の面に近設するよ
うに配置され、そのスクリューシャフト17−1の先端
は、可動アーム15の移動量を規制するストッパーとし
て使用されるものである。
【0012】18は不図示の液中から引き上げられて所
定量の処理液が含浸されるエンドレスの液持ち布、19
は所定量の液を付与すべき被処理布帛、20はその被処
理布帛に付与された含液率を測定するセンサー、22は
センサー20からの信号でボールねじジャッキー17の
モータ17−2を駆動制御するための制御回路を示す。
【0013】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、受けロール11と、加圧ロール
14とで形成される隙間aを通して、液持ち布18及び
ドライの被処理布帛19を受けロール11に案内させ
る。そこで、その液持ち布18及び被処理布帛19を同
時に等速で走行させることにより液持ち布と被処理布帛
の接触で液持ち布18に付与されている処理液が被処理
布帛19に転移されるが、この液の転移量は、液持ち布
18と被処理布帛19接触圧力に左右される。
【0014】すなわち、液持ち布18に接触して、液の
転移がなされた被処理布帛19の含液量は常にセンサ2
0により検出されており、もしその被処理布帛19の含
液量が所定値に達していないと、該センサ20の働きに
よって、モータ17−2が駆動されて、スクリューシャ
フト17−1が図3において右方向へ動作する。これと
同時にダイヤフラム16内に供給されているエア圧によ
って可動アーム15は支軸21を支点として反時計方向
に、その可動アーム15が、スクリューシャフト17−
1の先端位置に規制されるまで回動し、その結果、加圧
ロール14が隙間aを狭ばめる方向に動作して、液持ち
布18と被処理布帛19との接圧力を高め、その結果被
処理布帛19への液の転移量が増大し、被処理布帛19
へ目的とする液量が付与されるものである。
【0015】このように本実施例にあっては、処理液が
含浸される液持ち布18に圧接されてその処理液が転移
付与された被処理布帛19の含液率をセンサ20により
常時測定し、この測定出力に基いて液持ち布18と被処
理布帛19との接圧力を調整して被処理布帛19の含液
付与量が常に一定となるように間隙幅aを制御すること
ができるものであるから、被処理布帛の全面に亘って常
に一定した量の処理液を付与することができる。
【0016】さらに本実施例では、センサ20からの出
力で、加圧ロールの移動量(受けロールとの接圧力)を
制御するためのスクリューシャフト17−1の位置制御
を行ない、このスクリューシャフト17−1先端に可動
アーム15を押圧せしめて、加圧ロールによる液持ち布
18と被処理布帛19との接圧力を一定に保持せしめる
ものであるから、例えばダイヤフラム16内の内圧が僅
かに変動したとしても、上記加圧ロール14の位置は定
位置に維持され、その結果液持ち布と被処理布帛19と
の接圧力は一定であって被処理布帛19には始終所望液
量が転移付与され、長尺布帛の全長に亘って均一なる液
処理がなされるものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、互に平行配置さ
れる受けロール11及び加圧ロール14と、該加圧ロー
ル14を、受けロール方向へ移動せしめるためのエアダ
イヤフラム16と、このエアダイヤフラム16による加
圧ロール14の移動量を規制するスクリューシャフトを
有するボールねじジャッキー17と、上記受けロール1
1と加圧ロール14との間を通過した含液被処理布帛1
9の含液率を測定するセンサ20と、このセンサの出力
で上記スクリューシャフトを駆動調整する駆動手段を有
している布帛への給液付与量調整装置であるから、これ
によれば、処理液が含浸される液持ち布18に圧接され
てその処理液が転移付与された被処理布帛19の含液率
をセンサ20により常時測定し、この測定出力に基いて
液持ち布18と被処理布帛19との接圧力を調整して被
処理布帛19の含液付与量が常に一定となるように制御
することができるものであるから、被処理布帛の全面に
亘って常に一定した量の処理液を付与することができ
る。
【0018】さらに本発明では、センサ20からの出力
で、加圧ロールの移動量(受けロールとの接圧力)を制
御するためのスクリューシャフト17−1の位置制御を
行ない、このスクリューシャフト17−1先端に可動ア
ーム15を押圧せしめて、加圧ロールによる液持ち布1
8と被処理布帛19との接圧力を一定に保持せしめるも
のであるから、例えばダイヤフラム16内の内圧が僅か
に変動したとしても、上記加圧ロール14の位置は定位
置に維持され、その結果液持ち布と被処理布帛19との
接圧力(間隙幅a)は一定であって被処理布帛19には
始終所望液量が転移付与され、長尺布帛の全長に亘って
均一なる液処理がなされるという効果が得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の絞り装置を示した側面構造説明図。
【図2】従来例の絞り装置を示した正面構造説明図。
【図3】本発明実施例の液付与量調整装置を示した側面
構造説明図。
【図4】本発明実施例に使用するボールねじジャッキー
の説明図。
【符号の説明】
11…受けロール 12…フレーム 13…軸受け 14…絞りロール 15…可動アーム 16…ダイヤフラムシ
リンダー 17…ボールねじジャッキー 18…液持ち布 19…被処理布帛 20…センサ 21…支持ピン 22…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山東美照 和歌山県和歌山市宇須4丁目4番5号 株式会社山東鉄工所内 (72)発明者 石徹白 博司 和歌山県和歌山市宇須4丁目4番5号 株式会社山東鉄工所内 (72)発明者 山東幸司 和歌山県和歌山市宇須4丁目4番5号 株式会社山東鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭63−175161(JP,A) 特開 昭57−16959(JP,A) 実開 昭60−132489(JP,U) 実開 昭53−41500(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06B 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互に平行配置される受けロール(11)
    及び加圧ロール(14)と、該加圧ロール(14)を受
    けロール方向へ移動せしめるためのエアダイヤフラム
    (16)と、このエアダイヤフラム(16)による加圧
    ロール(14)の移動量を規制するスクリューシャフト
    を有するボールねじジャッキー(17)と、上記受けロ
    ール(11)と加圧ロール(14)との間を通過した含
    液被処理布帛(19)の含液率を測定するセンサ(2
    0)と、このセンサの出力で上記スクリューシャフトを
    駆動調整する駆動手段を有していることを特徴とする布
    帛への給液付与量調整装置。
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