JPS644382B2 - - Google Patents

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JPS644382B2
JPS644382B2 JP55030983A JP3098380A JPS644382B2 JP S644382 B2 JPS644382 B2 JP S644382B2 JP 55030983 A JP55030983 A JP 55030983A JP 3098380 A JP3098380 A JP 3098380A JP S644382 B2 JPS644382 B2 JP S644382B2
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JP
Japan
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signal
residual
echo
processing device
circuit
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JP55030983A
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JPS55125734A (en
Inventor
Andore Maria Sunyoderusu Birufuretsudo
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS55125734A publication Critical patent/JPS55125734A/ja
Publication of JPS644382B2 publication Critical patent/JPS644382B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1423Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for simultaneous baseband signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に、データ信号を2線式回線を経て
双方向同時伝送する為のデータ変復調器
(MODEM)に用いる為のエコーキヤンセラに関
するものである。
最近の伝送システムは通常2線式回線と4線式
回線との組合せから成つている。4線式回線は2
つの単向路、すなわち単向送信路と単向受信路と
から成つている。2線式回線は、信号を1つの同
じ周波数帯域内で2方向に同時に伝送しうる双方
向路より成つている。これらの異なる通路はハイ
ブリツド結合器によつて相互連結されている。
ハイブリツド結合器は既知のように4ポート回
路から成つている。第1ポート、いわゆる送信ポ
ートは単向送信路に接続され、第2ポート、いわ
ゆる受信ポートは単向受信路に接続され、第3ポ
ート、いわゆるケーブルポートは双方向路に接続
され、第4ポート、いわゆる平衡ポートは平衡回
路網に接続される。この平衡回路網はハイブリツ
ド結合器をケーブルインピーダンスに整合させる
為のものである。この平衡回路網が完全に調整さ
れた場合には、送信路における信号がケーブルポ
ートにのみ現われる。一方、信号が双方向路を経
てケーブルポートに供給されると、この信号は受
信路にのみ現われる。
各双方向路が、信号を反射するおそれのある1
個以上の不連続インピーダンス点を有する場合に
は、送信路に生じる信号の反射信号が受信路に現
われるおそれがある。
種々のケーブル長やケーブルの種類の為に、ケ
ーブルインピーダンスは通常正確に分らない為、
平衡回路網の完全な調整は不可能である。従つ
て、送信路中に生じる信号の一部分がハイブリツ
ド結合器を経て受信路に直接入つてしまう。
送信路中に存在し、受信路に入り込むこれらの
信号部分を通常エコー信号と称する。
このようなエコー信号は受信路における信号の
品質に特に影響を及ぼす。この品質を改善する為
に、エコー信号を相殺するか或いは少くとも上述
した悪影響を可成り減少させるように回路を設計
している。このような回路はエコーキヤンセラと
して知られている。
後述の参考文献1には、エコーキヤンセラは通
常、 a 単向送信路に結合された可調整信号処理装
置、 b 単向受信路に接続され、この受信路に生じる
信号と前記の信号処理装置により発生させられ
る信号との差を表わす残留信号を発生する差信
号発生器、 c 制御信号に応答し、前記の信号処理装置を調
整する調整装置、 d 前記の残留信号に応答し、前記の制御信号を
発生する制御信号発生器、 を具えるということが記載されている。
信号処理装置は、予期されるエコー信号にでき
るだけ近い形状の合成エコー信号を、送信路中に
生じる信号から発生させる。合成エコー信号と実
際のエコー信号との間の類似度合は、制御信号発
生器の出力信号が供給される調整装置により行な
われる信号処理装置の設定により決まる。この調
整装置およびこの制御信号発生器は通常、残留信
号内に存在する非抑圧エコー信号、いわゆる残留
エコーの目安となる信号を残留信号から取り出し
うるとともに、残留エコーの平均二乗値の最小値
が得られるように上記の残留エコーの目安となる
信号により反復的に信号処理装置を調整するよう
に構成する。
後述の参考文献1には特に、残留信号や供給さ
れるリミツタ回路を有し、このリミツタ回路によ
りこの残留信号を当該残留信号の極性を表わす正
および負のパルスの列に変換するようにした制御
信号発生器を設けることが提案されている。この
場合、このようにして得たパルス列は制御信号と
して調整装置に供給される。
このような制御信号発生器の構成は特に、エコ
ーキヤンセラをデジタルモジユールのみによつて
構成する必要がある場合に有用である(例えば後
述の参考文献2および3を参照のこと)。すなわ
ち、リミツタ回路はアナログ残留信号に対する特
に簡単なアナログ−デジタル変換器を構成する。
しかし、上述したリミツタ回路は、後に定義し
てあらゆるプレシオクロナス(plesiochronous)
伝送システムに用いられるデジタルエコーキヤン
セラにおいて残留信号をデジタル化するのに用い
るのに極めて適しているが、後に定義してあるホ
モクロナス(homochronous)伝送システムに用
いられるエコーキヤンセラにおいて上述したデジ
タル化を行なうと、エコー信号の補償が不充分な
ものとなつてしまうということを確かめた。この
ような場合には、残留信号を各符号ワードが多数
のビツトを有する符号ワードの列に変換するアナ
ログ―デジタル変換器によつてリミツタ回路を置
き換える必要がある。しかし、このようなアナロ
グ―デジタル変換器は比較的高価であり、多くの
エネルギーを消費し、また集積化するのが困難な
素子である。
本発明の目的は、残留信号をデジタル化するの
にリミツタ回路を用いたエコーキヤンセラを、簡
単にホモクロナスデジタル伝送システムに用いる
のに適するようにすることにある。
本発明によれば、制御信号発生器が上述したリ
ミツタ回路のみではなく、残留信号に対し相関性
を有しない補助信号を発生する補助信号発生器
と、補助信号および残留信号を互いに加算し、リ
ミツタ回路に供給されるリミツタ入力信号を発生
する加算装置とをも有するようにする。
参考文献 1 “Closed loop adaptive echo canceller
using generalized filter networks”なる発明
の名称の米国特許第3499999号明細書。
2 K.H.Mu¨ller,“A new digital echo
canceller for two―wire full―duplex data
transmission”,IEEE Trans―actions on
Communications,Vol.COM―24,No.9,
Sept.1976,pp.956―962. 3 S.B.Weinstein,“A passband data―
driven echo canceller for full―duplex
transmission on two―wire circuits”,IEEE
Transactions on Communications,Vol
COM―25,No.7,July1977.pp.654―666. 4 “Arrangement for converting discrete
signals into a discrete single―sideband
frequency division―multiplex signal and
vice versa”なる発明の名称のオランダ国特許
出願第7703633号(「信号変換装置」なる発明の
名称の特開昭53―123615号)明細書。
5 Digital filterなる発明の名称のオランダ国
特許出願第7400761号(「デジタルフイルタ」な
る発明の名称の特公昭54―23546号)明細書。
6 H.Urkowitz,“Parallel realizations of
digital interpolation filters for increasing
the sampling rate”,IEEE Transactions on
circuits and systems,Vol.CAS―22,No.2,
Feb.1975,pp.146―154. 7 D.J.Goodman and M.J.Carey,“Nine
digital filters for decimation and
interpolation”,IEEE Transactions on
Acoustics,speech,and signal proceeding,
Vol.ASSP―25,No.2,Apr.1977,pp.121―
126. 8 “Digital echo canceller for a modem
for data transmission by means of
modulation of a carrier”なる発明の名称
のオランダ国特許出願第7800408号(「デジタル
エコー相殺器」なる発明の名称の特開昭53―
90712号)明細書。
定 義 1 2つの信号の対応する有意瞬間が一定で固定
の位相関係を有する場合にこれら2つの信号が
ホモクロナス(homochronous)である。
2 2つの信号の対応する有意瞬間が同じ公称速
度で生じる場合にこれらの2つの信号がプレシ
オクロナス(plesiochronous)である(同じ公
称ビツト速度を有するも同一のクロツク源から
生せず或いはホモクロナスクロツク源から生じ
ない2つの信号は通常プレシオクロナスであ
る)。
3 ホモクロナス伝送システムとは、互いに反対
な2つの方向に信号が伝送され、一方の方向に
伝送される信号が反対方向に伝送される信号に
対してホモクロナスであるシステムのことであ
る。
図面につき本発明を説明する。
実施例の説明 (1) 構成 第1図はホモクロナスデータ伝送システルの一
部分を示すブロツク線図である。このシステムは
単向送信路1と、単向受信路2と、双方向路3と
より成る。これら3つの通路はハイブリツド結合
器4により相互結合し、このハイブリツド結合器
4には平衡回路網5をも接続し、ハイブリツド結
合器のインピーダンスを双方向路3のインピーダ
ンスに整合させる。
図示の伝送システムにおいては、送信路1に低
域通過フイルタ6を設ける。この送信路の入力側
には、データ記号a(k)を生じるデータ源7を接続
する。量kはデータ記号の番号を示す。これらの
データ記号は速度l/Tで生ぜしめる。この目的
の為に、クロツク信号入力端子8を経て上記のデ
ータ源7にクロツク信号を供給する。このクロツ
ク信号のパルス繰返し速度もl/Tとする。
図示の例では単向受信路2に低域通過フイルタ
9とパルス再生器10とを設ける。このパルス再
生器10はクロツク信号によつて制御し、このク
ロツク信号のパルス繰返し速度もl/Tに等しく
する。従つて、パルス再生器10の出力端子には
速度l/Tで生じるデータ記号b(k)が得られ、こ
れらのデータ記号b(k)は、遠隔のデータ源から双
方向路3を経てハイブリツド結合器4に伝送さ
れ、このハイブリツド結合器4により受信データ
記号路2に供給されたものである。
パルス再生器10およびデータ源7に供給され
るクロツク信号は、受信路2に結合され、この受
信路2に生じる信号からこのクロツク信号を取出
すクロツク抽出回路11により発生せしめる。
双方向路3のインピーダンスは実際には正確に
分らない為、平衡回路網5によつてはハイブリツ
ド結合器4の成端を完全にすることができない。
従つて、送信路1からこのハイブリツド結合器4
を経て受信路2に直接漏洩が行なわれる。更に、
双方向路3におけるインピーダンスの不連続性に
より信号の反射を生ゼしめる。これらの2つの悪
影響の結果、低域通過フイルタ6の出力信号のエ
コーが受信路2に現われる。
これらのエコー信号の悪影響をできるだけ減少
せしめる為に、第1図に示す伝送システムに、単
向送信路1に接続された可調整信号処理装置13
を有するエコーキヤンセラ12を設ける。この信
号処理装置13は、可調整フイルタ係数を有する
デジタルフイルタ(例えば前記の参考文献2およ
び3を参照のこと)として、好適には無再帰型デ
ジタルフイルタとして既知のように構成すること
ができる。この信号処理装置13により合成エコ
ー信号e^をデジタル形態で生ぜしめ、この信号を
デジタル―アナログ変換器14を経て合成回路1
5に供給し、受信路2における信号から減算す
る。これにより、エコーが著しく除外された残留
信号r(t)が合成回路15の出力端子に現われ、
この信号r(t)がパルス再生器10に供給され
る。
信号処理装置13の調整を可能にする為に、こ
の信号処理装置に調整装置16を接続し、この調
整装置16に制御信号発生器17から生じる制御
信号v(i)を供給する。信号処理装置13および調
整装置16の構成の一例を後の項(3)で詳細に説明
する。
制御信号発生器17は前記の残留信号に対し相
関性を有さない補助信号p(t)を発生する補助
信号発生器18を有する。この補助信号は合成回
路19において残留信号r(t)に加えられ、こ
れにより得られた和信号u(t)がサンプリング
回路20を経てリミツタ回路21に供給される。
このサンプリング回路20は、クロツク抽出回路
11によつて生ぜしめたクロツクパルスから周波
数逓信器22により取出したサンプリングパルス
により制御する。この周波数逓信器22は倍率M
を有する為、サンプリングパルスは速度M/Tで
生じる。以後、このMは整数とする。サンプリン
グ回路20はこれらのサンプリングパルスに応答
して信号u(t)のサンプル(標本値)u(i)を生
ぜしめ、これらのサンプルの各々をリミツタ回路
21によりこのサンプルの極性に応じて正のパル
スか負のパルスのいずれかに変換する。このリミ
ツタ回路21の出力信号v(i)は調整装置16に対
する制御信号として作用する。
(2) 制御信号発生器の作動 制御信号発生器の作動、特に補助信号発生器1
8により発生させられる補助信号p(t)による
影響につき詳細に説明する前に、以下の点を銘記
すべきである。
信号x(t)は、この信号x(t)を構成する調
波がnおよびkのあらゆる整数値に対してnp
よびp/kの双方或いはいずれか一方に等しい周
波数を有する場合に周波数pに調波的に関連す
る。
以後、サンプリング回路20に供給される信号
u(t)に常に −Unaxu(t)+Unax なる関係を満足する瞬間値を有するものとする。
信号u(t)がデータ記号速度l/Tに調波的
に関連しない速度でサンプリングされると、サン
プルu(i)は −Unaxu(i)+Unax なる関係を満足する。
信号u(t)がデータ記号速度l/Tに調波的
に関連する速度でサンプリングされると、サンプ
ルu(i)の列は周期的な列となり、各周期にM個の
サンプルが含まれる。最小サンプルの絶対値を
Unioで表わすと、 Unio|u(i)|Unax なる関係が得られる。
リミツタ回路21は常に、サンプルu(i)が正の
場合に正のパルスを生じ、サンプルu(i)が負の場
合に負のパルスを生じる。このことをsignで示
す。
第2図はリミツタ回路21の量子化特性の一例
を示す。残留信号r(t)が第1図で右から左に
伝送されるデータ信号s(t)のみから成る場合
には、r(t)=s(t)なる関係が成立し、この
残留信号がサンプリング回路20に直接供給され
るものとすると、更にu(t)=s(t),u(i)=s
(i)およびv(i)=sign〔s(i)〕なる関係が得られる。
以後、 −Snaxs(t)+Snax であるものとする。
データ信号s(t)はサンプリング周波数M/
Tに調波的に関連するデータ記号速度l/Tを有
する。上述したことから Snio|s(i)|Snax なる関係が得られる。従つて、Unio=Snioおよび
Unax=Snaxと仮定することができる。第2図の例
では、 Snio|s(i)|Snax が満足される領域を斜線により示す。
制御回路16は、リミツタ回路21によつて生
ぜしめられる出力パルスv(i)=sign〔s(i)〕によ
り、合成エコー信号e^や受信されたエコー信号e
(t)がほぼ零に等しくなるように信号処理装置
13を調整するように構成する。
エコー信号e(t)がデータ信号s(t)に加わ
つており、e^(t)が零に等しくない場合には、残
留信号r(t)は r(t)=s(t)+e(t)−e^(t) によつて決まり、従つて u(t)=s(t)+e(t)−e^(t) u(i)=s(i)+e(i)−e^ v(i)=sign〔s(i)+e(i)−e^〕 となる。e(t)およびe^(t)の双方は振幅制限
関数である為、関数e(t)−e^(t)の振幅も制限
される。
関数e(t)−e^(t)を残留エコーと称し、
(t)で表わす。この残留エコーに対しては −Bnaxe(t)+Bnax と仮定しうる。e(t)およびe(t)の双方は記
号が速度l/Tで生じるデータ信号とみなすこと
ができる為、残留エコーもこのようにみなすこと
ができる。残留エコーをl/Tに調波的に関連す
る速度M/Tでサンプリングする本例のホモクロ
ナス伝送システムにおいては、 Bnio|e|Bnax なる関係が成立する。
v(i)に対する式から明らかなように、出力パル
スv(i)の値は最大信号値の極性によつて決まる。
換言すれば、|S(i)|>|e|の場合にはv(i)は
s(i)の極性により決まり、|s(i)|<|e|の場
合にはv(i)はeの極性により決まる。このことか
ら以下の(a)および(b)の2つの事が言える。
(a) 残留エコーeが取りうる最大値BnaxがSnio
りも小さくなるように、すなわちBnax<Snio
なるように信号処理装置13を調整した場合に
は、v(i)がs(i)によつてのみ決定される。従つ
て、BnaxがほぼSnioに等しくない場合でも信号
処理装置の調整は変化しない。このことはSnio
が大きくなればなる程、残留エコーも大きくな
るということを意味する。
(b) 残留エコーeが取りうる最大値BnaxがSnio
りも大きくなるように、すなわちBnax>Snio
なるように信号処理装置13を調整した場合に
は、v(i)は|s(i)|>Bnaxの場合s(i)によつ
て決まり、|s(i)|<Bnaxの場合eによつて決
まる。この場合、リミツタ回路21の出力信号
v(i)にはデータ信号や残留エコーeに関する情
報が含まれる。従つて、信号処理装置13が合
成エコー信号e^を生じ、残留エコーe(t)はこ
れがSnioにほぼ等しい振幅を有するまで減少さ
れるように信号処理装置が調整される。
Snioはサンプリング装置20に供給されるサン
プリングパルスの位相によつて決まる為、残留エ
コーの振幅値を予め決定することができない。残
留エコーの振幅値が常にSnioよりも小さくなるよ
うにする為には、第1図に示すように、残留信号
r(t)をサンプリング回路20に直接供給せず
に、この残留信号に補助信号p(t)を加える。
この場合、この補助信号はr(t)に対し相関性
がないものとする。
補助信号としては正弦波状の信号を用いるのが
有利であるが、三角形状の信号の方を用いる。し
かし、これらの双方の信号とも、速度がデータ記
号速度l/Tに調波的に関連しないという条件を
満足する必要がある。
サンプリング回路20は、 u(i)=s(i)+p(i)+e(i)−e^ が満足されるサンプルu(i)を生じる。p(t)は
l/Tに調波的に関連しない為、s(i)+p(i)の絶
対値は一般に値Dnioよりも大きく、値Dnaxよりも
小さい。この場合、p(t)の振幅は、DnioがSnio
よりも著るしく小さくなるように選択することが
できる。前述したところから明らかなように、信
号処理装置13は残留エコーe(t)の振幅が
Dnioを越えないように調整される。p(t)の振
幅をほぼSnaxに等しく選択する場合には、Dnio
ほぼ零に等しくなり、従つて残留エコーe(t)
の値もほぼ零に等しくなる。
(3) 信号処理装置および調整装置 第3図は第1図に示す伝送システムに用いる信
号処理装置の一例を示す。この信号処理装置は、
データ記号a″(i)が供給されるシフトレジスタ23
を有する。このシフトレジスタ23はN個のシフ
トレジスタの素子23(0),23(1),…,23
(N―1)を有し、各シフトレジスタ素子は遅延
時間τを有する。シフトレジスタ素子23(q)
の出力端子は乗算装置24(q)の入力端子に接
続する。ここにqは一組の数字0,1,2,…,
N―1のうちの任意の数字を表わす。乗算装置2
4(q)にはシフトレジスタ素子23(q)から
生じるデータ記号aq(i)のみでなく、調整装置16
によつて発生させられる係数Cq(i)をも供給され
る。N個の乗算装置24(q)によつて同時に発
生せしめられるN個の積は加算装置25において
互いに加算され、これらのN個の積の和が合成エ
コー信号サンプルe^の形態でこの加算回路の出力
端子に得られるようになる。
上述したように係数Cq(i)は調整装置16によ
つて発生させられる。この目的の為に、この調整
装置にN個の演算回路26(0),26(1),26
(2),…,26(N―1)を設ける。これらの演算
回路26(q)の各々にはリミツタ回路21のデ
ジタル出力信号v(i)とシフトレジスタ素子23
(q)の出力信号aq(i)とを供給する。
第4図は演算回路26(q)の一例を詳細に示
す。この演算回路はパルスv(i)とデータ記号aq(i)
とが供給される第1乗算器27を有する。積v
(i)・aq(i)には第2乗算器28において絶対値が1
よりも小さなフアクタdが乗じられ、ΔCq(i)によ
つて示す積d・v(i)・aq(i)を生ぜしめる。この後
者の積は残留エコーe(t)を更に減少せしめる
為にCq(i)を変化させる必要のある量を示す。こ
の目的の為に、これらの積ΔCq(i)を、既知のよう
に加算器29と遅延時間τを有する遅延線30と
より成るアキユムレータに供給する。このアキユ
ムレータはこれに供給される積ΔCq(i)に応答して
Cq(i)+ΔCq(i)に等しい係数Cq(i+l)を生じる。
第1図に示す伝送システムにおいて、乗数Mを
1よりも大きく選択する場合には、シフトレジス
タ素子23(q)および遅延線30の遅延時間τ
はT/Mに等しくなり、パルスv(i)は速度M/T
で生じる。この場合、データ記号a(k)はシフトレ
ジスタ23に直接供給できず、これらを入力回路
において、速度M/Tで生じる補助データ記号
a″(i)に変換する必要がある。この入力回路は前記
の参考文献3に示されているようにM位置スイツ
チを以つて構成することができる。デジタル信号
処理分野においては、所望の結果を得る為にこの
入力回路を第5図に示すように構成するのが普通
である。この場合データ記号a(k)はサンプリンク
装置31によりサンプリングされ、これにより得
たサンプルがインタポレータ(補間装置)32に
供給される。サンプリング装置31には、クロツ
ク抽出回路11から速度l/Tで生じるサンプリ
ングパルスが供給される。従つて、このサンプリ
ング装置31はa(k)に等しい寸法の信号サンプル
a′(k)のみを瞬時kTに生じる。これらの信号サン
プルa′(k)は、すべての順次の2つのサンプルa′(k)
間に振幅値零のM―1個のサンプルを挿入するよ
うに構成したインタポレータ32に供給される
(前記の参考文献4をも参照のこと)。従つて、こ
のインタポレータの出力端子にはデジタル信号
a″(i)が生じ、このデジタル信号a″(i)はi=0,±
M,±2M,…に対し a″(i)=a′(i/M) となり、iの他のすべての値に対し a″(i)=0 となる。前記の参考文献4においてすでに述べら
れているように、インタポレータ32とデジタル
フイルタとの縦続接続回路は補間デジタルフイル
タと称されている。補間デジタルフイルタの実際
例では、インタポレータの機能とデジタルフイル
タの機能とが混成されている。補間デジタルフイ
ルタの構成に関しては前記の参考文献5,6およ
び7を参照しうる。
(4) 一般的な所見 (i) 第1図においては、データ記号a(k)はハイブ
リツド結合器4に供給される前に低域通過フイ
ルタ6に供給される。この場合、フイルタ6は
通常、その出力信号がいわゆるベースバンド内
に位置するように構成する。この状態をベース
バンドデータ伝送と称する。
ベースバンドデータ伝送以外の他の既知の伝
送モードは音声帯域(スピーチバンド)データ
伝送である。この場合には、データ源7および
フイルタ6内に変調装置を設け、この変調装置
によりハイブリツド結合器4に供給されるデー
タ信号を300〜3400Hzの周波数帯域内に位置す
るようにする必要がある。
(ii) 上述した変調装置をデータ源7の出力端子
と、信号処理装置13が送信路に接続されてい
る点との間の送信路内に設ける場合には、通常
第5図に示す縦続接続回路に対してサンプリン
グ装置31とインタポレータ32との間に多ビ
ツト符号ワードを生じるアナログ―デジタル変
換器を設ける必要がある。
(iii) 上述した変調装置は、信号処理装置13が送
信路1に接続されている点とフイルタ6との間
のこの送信路内に配置することもできる。この
場合には、信号処理装置13を変調処理を行な
うようにする必要がある。この場合、この信号
処理装置を前記の参考文献3或いは前記の参考
文献8に記載されているように構成することが
できる。
(iv) 信号処理装置13が送信路1に接続されてい
る点とフイルタ6との間には、例えば2相符号
器或いはいわゆるAMI符号器或いはバイポー
ラ符号器のような線形符号化回路網を設けるこ
とができる。このような符号化回路網を用いる
場合、フイルタ6を設けるということは絶対的
な条件ではない。
(v) 第1図に示す例の変形例として、合成回路1
9をサンプリング回路20の出力端子とリミツ
タ回路21の入力端子との間に設けることもで
きる。
(vi) 或いはまた、サンプリング回路20を第1図
に示すようにリミツタ回路21の入力端子に接
続せずにこのリミツタ回路の出力端子に接続す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はホモクロナスデータ伝送システムの一
部を示すブロツク図、第2図はリミツタ回路の量
子化特性を示す線図、第3図は可調整信号処理装
置および調整装置の一例を示すブロツク線図、第
4図は第3図の調整装置に用いる演算回路の一例
を詳細に示す回路図、第5図は残留信号のサンプ
リング速度をデータ記号速度のM倍とした場合の
信号処理装置の入力回路を示す回路図である。 1…単向送信路、2…単向受信路、3…双方向
路、4…ハイブリツド結合器、5…平衡回路網、
6,9…低域通過フイルタ、7…データ源、8…
クロツク信号入力端子、10…パルス再生器、1
1…クロツク抽出回路、12…エコーキヤンセ
ラ、13…可調整信号処理装置、14…デジタル
―アナログ変換器、15,19…合成回路、16
…調整装置、17…制御信号発生器、18…補助
信号発生器、20…サンプリング回路、21…リ
ミツタ回路、22…周波数逓倍器、23…シフト
レジスタ、24…乗算装置、25…加算装置、2
6…演算回路、27,28…乗算器、29…加算
器、30…遅延線、31…サンプリング装置、3
2…インタポレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 伝送システムの2つの単向伝送路のうちの第
    1単向伝送路に接続された可調整信号処理装置
    と、前記の2つの単向伝送路のうちの第2単向伝
    送路に接続され、この第2単向伝送路に生じる信
    号と前記の信号処理装置によつて生ぜしめられる
    信号とを合成し残留信号を発生する第1合成装置
    と、制御信号に応答し、前記の信号処理装置を調
    整する調整装置と、リミツタ装置を有し、前記の
    残留信号に応答する制御信号発生装置とを具える
    エコーキヤンセラであつて、前記のリミツタ装置
    により、これに供給されるリミツタ入力信号を、
    このリミツタ入力信号の極性を表わす正および負
    のパルス列に変換し、これらのパルス列を前記の
    調整装置に制御信号として供給するようにしたエ
    コーキヤンセラにおいて、前記の制御信号発生装
    置が更に、前記の残留信号に対し相関性を有しな
    い補助信号を発生する補助信号発生装置と、前記
    の補助信号と前記の残留信号とを代数学的に合成
    して前記のリミツタ入力信号を発生せしめるよう
    に構成した第2合成装置とを有するようにしたこ
    とを特徴とするエコーキヤンセラ。
JP3098380A 1979-03-15 1980-03-13 Echo canceller Granted JPS55125734A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL7902053A NL7902053A (nl) 1979-03-15 1979-03-15 Echocompensator voor homochrone data overdrachtssyste- men.

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Publication Number Publication Date
JPS55125734A JPS55125734A (en) 1980-09-27
JPS644382B2 true JPS644382B2 (ja) 1989-01-25

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ID=19832807

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JP3098380A Granted JPS55125734A (en) 1979-03-15 1980-03-13 Echo canceller

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JP (1) JPS55125734A (ja)
AU (1) AU529759B2 (ja)
CA (1) CA1152594A (ja)
DE (1) DE3009450A1 (ja)
FR (1) FR2451677B1 (ja)
GB (1) GB2045585B (ja)
IT (1) IT1129647B (ja)
NL (1) NL7902053A (ja)
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