JPS644049Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS644049Y2
JPS644049Y2 JP13751383U JP13751383U JPS644049Y2 JP S644049 Y2 JPS644049 Y2 JP S644049Y2 JP 13751383 U JP13751383 U JP 13751383U JP 13751383 U JP13751383 U JP 13751383U JP S644049 Y2 JPS644049 Y2 JP S644049Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet port
evaporator
outlet
refrigerant
refrigeration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13751383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6043963U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13751383U priority Critical patent/JPS6043963U/ja
Publication of JPS6043963U publication Critical patent/JPS6043963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS644049Y2 publication Critical patent/JPS644049Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、2系統吸入方式の1台のコンプレ
ツサと2つのエバポレータを有する冷凍、冷房装
置に関するものである。
2つのエバポレータをコンプレツサに対して平
列に接続し、各エバポレータをそれぞれ冷凍、冷
房すべき空間に配設し、該エバポレータの一方又
は双方を必要に応じて稼動し、1つの冷凍サイク
ルを有効に利用することが、例えば特開昭57−
148156号公報に示すように、知られている。
しかしながら、従来の冷凍、冷房装置は、冷凍
運転のみを行なう(冷凍機運転優先の原則)場合
と冷凍冷房併用運転の場合の切換え制御のため
に、エバポレータの出口側配管に電磁弁と逆止弁
を設けて行なつているので、そのための配管の複
雑化と相埃つて装置が高価になるという欠点があ
つた。又冷房機運転開始のための温度センサーが
必要であり、制御回路面からも高価であつた。
そこで、この考案においては、コスト高を解消
することを課題とし、この要旨とするところは、
冷凍用エバポレータと冷房用エバポレータとを2
つの吸入口を有する1台のコンプレツサに対して
並列に接続して冷凍サイクルを構成する冷凍、冷
房装置において、前記冷凍用エバポレータの出口
側配管を第1の入口ポートに、前記冷房用エバポ
レータの出口側配管を第2の入口ポートにそれぞ
れ接続し、且つ前記コンプレツサの2つの吸入側
配管を2つの出口ポートに接続した方向切換弁を
設け、この方向切換弁は、第1の入口ポートから
入いつた冷媒の温度を感知して、冷媒の温度が所
定値以上の場合は第1の入口ポートと出口ポート
とを連通する第1の位置に、冷媒の温度が所定値
以下の場合は双方の入口ポートと出口ポートとを
連通する第2の位置に、それぞれ該方向切換弁の
弁体を駆動する形状記憶合金製の駆動部材を備え
た冷凍、冷房装置にある。したがつて、冷媒の温
度により形状記憶合金製の駆動部材が方向切換弁
の弁体を駆動してエバポレータの一方又は双方側
のポートを開閉するので、形状記憶合金製の駆動
部材を有する方向切換弁を設けるだけでよく、そ
のため、上記課題を達成できるものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図において、冷凍車に具備される冷凍、冷
房装置が示され、該冷凍、冷房装置は、冷媒ガス
を圧縮するコンプレツサ1と、周囲の空気に熱を
放出し冷媒ガスを凝縮させるコンデンサ2とガス
冷媒の通過を阻止し液冷媒のみを後流に送るリキ
ツドタンク3とが直列に接続されている。また、
このリキツドタンク3と前記コンプレツサ1との
間には冷凍用エパポレータ4と冷房用エバポレー
タ5とが設けられ、該冷凍用エバポレータ4と冷
房用エバポレータ5とはコンプレツサ1に対して
並列に接続されている。
冷凍用エバポレータ4は、冷凍室又は冷蔵室内
に配されてその冷却に供され、冷房用エバポレー
タ5は、車室内に配されて車室内の冷房に供され
ている。そして、双方のエバポレータ4,5の入
口側配管6,7にはそれぞれ膨張弁8,9が設け
られていると共に、双方のエバポレータ4,5と
前記コンプレツサ1との間には方向切換弁10が
設けられている。
第2図及び第3図において、方向切換弁10の
詳しい構成が示され、該方向切換弁10は弁本体
1の中心に両端が開口する通孔12が形成されて
おり、該通孔12の一端は閉塞栓13が螺入され
て塞がれ、他端は第1の入口ポート14を構成し
ている。
前記弁本体11には通孔12に開口する3つの
孔15,16,17が形成され、該孔15の1つ
は第2の入口ポート18を構成し、他の2つは第
1及び第2の出口ポート19,20を構成してお
り、方向切換弁10は全部で4つのポートを有し
ている。
そして、第1の入口ポート14には前記冷凍用
エバポレータ4の出口側配管21が接続され、第
2の入口ポート18には冷房用エバポレータ5の
出口側配管22が接続されている。また、前記2
つの出口ポート19,20には前記コンプレツサ
1の2つの吸入側配管23,24がそれぞれ接続
されている。
弁体25は、前記通孔12のほぼ中央に摺動自
在に配され、この弁体25の摺動方向両側に第1
及び第2のスプリング室26,27がそれぞれ構
成されている。
第2のスプリング室27には、バイアススプリ
ング29が配され、第1のスプリング室26には
形状記憶合金製の駆動部材28が配され、この実
施例においては、該駆動部材28は、二方向性の
形状記憶合金製のスプリングにて構成されてい
る。
形状記憶合金製の駆動部材28は、第1の入口
ポート14から入いつた冷媒の温度を感知し、所
定値温度を境にして形状変化し、下記するように
前記弁体25を駆動する。
即ち、冷媒の温度が所定値以上のときは、第3
図に示すように、形状記憶合金製の駆動部材28
が伸長して、第2の入口ポート18が遮断され、
第1の入口ポート14のみが第1のスプリング室
26及び弁体25に形成の連通孔30を介して第
1及び第2の出口ポート19,20に接続する第
1の位置に移動させる。また、冷媒の温度が所定
値以下のときは、第2図に示すように、形状記憶
合金製の駆動部材29が収縮して、第1の入口ポ
ート14が第1のスプリング室26及び弁体25
に形成の連通孔30を介して第1の出口ポート1
9に連通すると共に、第2の入口ポート18が第
2のスプリング室27を介して第2の出口ポート
20に連通する第2の位置に移動させる。
上記構成において、冷凍室又は冷蔵室内の温度
が高いと、第1の入口ポート14に流入する冷媒
の温度が所定値より高いため、形状記憶合金製の
駆動部材28は、第3図に示すように伸長して、
弁体25が第1の位置に位置し、第2の入口ポー
ト18が遮断され、冷凍用エバポレータ4のみに
冷媒が供給される。この場合、コンプレツサの吸
入ポート19及び20は、方向切換弁の入口ポー
ト14のみに開放されている。そのため、コンプ
レツサの全保有冷凍能力は、冷凍機の運転のみに
供される。
而して、冷凍室又は冷蔵室内が冷却されてその
温度が低くなると、それに見合つて第1の入口ポ
ート14に流入する冷媒の温度が低くなる。冷媒
温度が所定値より低くなると、形状記憶合金製の
駆動部材28が、第2図に示すように収縮して、
弁体25が第2の位置に移動し、第2の入口ポー
ト18が開かれて、冷房用エバポレータ5にも冷
媒が供給され、双方のエバポレータ4,5が嫁動
する。この場合、コンプレツサの出口ポート19
は、方向切換弁の入口ポート14に連通し、同様
に出口ポート20は入口ポート18に連通してい
る。そのためコンプレツサは冷凍機と冷房機の両
者に2分された容量で使用される。
更に、第2図と第3図から容易に想像されるよ
うに、冷凍室又は冷蔵室が十分に冷却された場合
に、弁体25が第2図の位置より更に右に移動す
ることにより切換弁の入口ポート18のみがコン
プレツサ吸入ポート19及び20に連通する。こ
の場合、コンプレツサの全保有冷凍能力は、冷房
機運転のみに供される。このような作動は、形状
記憶合金製の駆動部材28が異なつた温度で2度
の収縮を可能にする二方向性を有するもとを使用
することで成立する。
以上述べたように、この考案によれば形状記憶
合金製の駆動部材を用いた方向切換弁を設け、冷
媒の温度によりエバポレータ出口及びコンプレツ
サ入口ポートを開閉するようにしたので、従来の
ように温度センサ、電磁弁、逆止弁等の高価な制
御部品が不用となり、装置全体としてのコストが
軽減されるものである。
また、この考案によれば、形状記憶合金製の駆
動部材を用いた方向切換弁を設けるだけなので、
配管の単純化も図れ、従来に比較して部品点数が
減少すると共に、取付容易なものでもある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は方向切
換弁を備えた冷凍、冷房装置の構成図、第2図及
び第3図は方向切換弁の断面図である。 1……コンプレツサ、4……冷蔵用エバポレー
タ、5……冷房用エバポレータ、10……方向切
換弁、14……第1の入口ポート、18……第2
の入口ポート、19,20……出口ポート、2
1,22……出口側配管、23,24……吸入側
配管、25……弁体、29……形状記憶合金製の
駆動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍用エバポレータと冷房用エバポレータとを
    2つの吸入口を有する1台のコンプレツサに対し
    て並列に接続して冷凍サイクルを構成する冷凍、
    冷房装置において、前記冷凍用エバポレータの出
    口側配管を第1の入口ポートに、前記冷房用エバ
    ポレータの出口側配管を第2の入口ポートにそれ
    ぞれ接続し、且つ前記コンプレツサの2つの吸入
    側配管を2つの出口ポートに接続した方向切換弁
    を設け、この方向切換弁は、第1の入口ポートか
    ら入いつた冷媒の温度を感知して、冷媒の温度が
    所定値以上の場合は第1の入口ポートと出口ポー
    トとを連通する第1の位置に、冷媒の温度が所定
    値以下の場合は双方の入口ポートと出口ポートと
    を連通する第2の位置に、それぞれ該方向切換弁
    の弁体を駆動する形状記憶合金製の駆動部材を備
    えたことを特徴とする冷凍、冷房装置。
JP13751383U 1983-09-05 1983-09-05 冷凍、冷房装置 Granted JPS6043963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13751383U JPS6043963U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 冷凍、冷房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13751383U JPS6043963U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 冷凍、冷房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6043963U JPS6043963U (ja) 1985-03-28
JPS644049Y2 true JPS644049Y2 (ja) 1989-02-02

Family

ID=30308849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13751383U Granted JPS6043963U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 冷凍、冷房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6043963U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6043963U (ja) 1985-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4932221A (en) Air-cooled cooling apparatus
US5531077A (en) Refrigerating system with auxiliary compressor-cooling device
US2723537A (en) Reversing valve for refrigeration system
KR101151529B1 (ko) 냉매시스템
CN107499089A (zh) 一种电动汽车热泵空调系统及其工作方法
JPS644049Y2 (ja)
JP2010002112A (ja) 冷凍装置
JPS6350628B2 (ja)
KR100393593B1 (ko) 직냉식 냉장고의 냉동사이클
CN112880218B (zh) 冰箱除霜系统、冰箱以及冰箱除霜方法
JPH06174319A (ja) 車両用空調装置
JPS5819677A (ja) 冷蔵庫
JP3825929B2 (ja) バイパス付冷凍サイクル
JPS6343083A (ja) パイロツト式電磁弁
KR920009305B1 (ko) 차량용 냉동 냉장 냉방장치
JPH0334613Y2 (ja)
JPH0113968Y2 (ja)
JPH11344264A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2936881B2 (ja) 冷蔵装置
KR20230143451A (ko) 차량용 히트펌프 시스템의 냉매용 모듈
JPH0442682Y2 (ja)
JPS63172863A (ja) 冷凍装置の圧縮機容量制御装置
KR200154188Y1 (ko) 결합형 냉장고
JPS6185218A (ja) 車両用空調装置
JPH0422233Y2 (ja)