JPS643014Y2 - - Google Patents

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JPS643014Y2
JPS643014Y2 JP8212184U JP8212184U JPS643014Y2 JP S643014 Y2 JPS643014 Y2 JP S643014Y2 JP 8212184 U JP8212184 U JP 8212184U JP 8212184 U JP8212184 U JP 8212184U JP S643014 Y2 JPS643014 Y2 JP S643014Y2
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JP
Japan
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packing
knitting yarn
core material
heat
sliding
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JP8212184U
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JPS60196061U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は、たとえば高圧機器の往復運動対応
部あるいは低速回転対応部の密封部材として使用
するようなグランドパツキンに関し、さらに詳し
くは熱伝導性の良好な炭素繊維、膨張黒鉛、黒鉛
等のパツキン材からなる芯材に密封性の良好な四
ふつ化エチレン樹脂で被包形成した編み糸を素材
とするグランドパツキンに関する。
(ロ) 考案の背景 上述例のようなパツキンは、通常、炭素繊維等
のもつ圧縮復元性と、四ふつ化エチレン樹脂のも
つ耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性および低摩擦係数
等によつて、高圧機器の密封部材としては焼付き
を防止した良好な密封性能を発揮している(たと
えば実公昭50−35256号公報)。
しかしながら、この種のパツキンにあつては、
このパツキンの摺動接触対応部に発生する摺動熱
によつて、パツキン自体が高温化し、炭素系繊維
の損傷および四ふつ化エチレン樹脂の軟化現象を
誘起して密封性能を低下させ、また寿命を低下さ
せる原因となるため、パツキン自体の放熱現象の
有無が重要となつている。
(ハ) 考案の目的 そこでこの考案は、摺動熱を受けるパツキン自
体の高温化を抑制して、密封性能の低下や寿命低
下の原因を的確に解消することができるグランド
パツキンの提供を目的とする。
(ニ) 考案の要約 この考案は、炭素繊維、膨張黒鉛、黒鉛等の熱
伝導性に優れたパツキン材を芯材として四ふつ化
エチレン樹脂で被包した編み糸を設け、この編み
糸にて所定のパツキン形状に編み組した編み組体
の編み糸の芯材を、一部外表面に露出すべく編み
組体の非摺動面側の少なくとも一表層部を切断
(スライス)除去したグランドパツキンであるこ
とを特徴とする。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、グランドパツキンに摺動熱
が伝導されても、このパツキンの切断除去面(ス
ライス面)に露出された炭素繊維等を介して熱量
は四ふつ化エチレン樹脂に遮断されることなく外
部に放出される。
このため、パツキンには熱量がこもることがな
く、パツキンは放熱作用に基づいて一定温度を維
持し、熱破壊されることなく安定した密封性能を
維持して確実に寿命延長される。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
第1図はグランドパツキン1の外観図を示し、
このパツキン1は内周面を高圧機器の軸体に対す
る摺動対応面側に設定し、外周面をパツキンの放
熱面側に設定した円筒形に設けられ、その製作に
あつては第2図に示すように、炭素繊維を芯材2
として、その外周囲を四ふつ化エチレン樹脂3で
被包した編み糸4を設ける。そして、この編み糸
4を、第3図に示すように断面四角形状に編み組
し、その編み組体の外周囲全体をさらに四ふつ化
エチレン樹脂3で被包した後、この編み組体の編
み糸4の芯材2を一部外表面に露出すべく編み組
体の外周面表層部を薄く切断(スライス)除去し
て設けたものである。
このように構成されたグランドパツキンの使用
状態にあつては、第4図に示すように、数個のグ
ランドパツキン1…が高圧機器のスタフイングボ
ツクス5内に連設して内装され、そのスタフイン
グボツクス内部の軸体6の往復運動あるいは低速
回転運動に基づいて、このパツキン1の摺動対応
する内周面より摺動熱がパツキン内部に伝導され
るが、第5図に示すように、パツキン1に伝導さ
れた熱量はこのパツキン1の外表面に露出する編
み糸4を介して外周面より順次放熱されるため、
パツキン1は高温化が抑制され、パツキン自体が
保護されて常に安定した密封性能を発揮する。図
中、7は軸受け、8は押え蓋である。
また、この考案の他の実施例として、第6図に
示す如く、編み組体の外周面と一側面との表層部
を薄く切断(スライス)除去して、編み糸4の芯
材2を外周面と一側面とに露出したグランドパツ
キン1′になすこともでき、係る構成グランドパ
ツキン1′を第7図に示すようにスタフイングボ
ツクス5内に配列して内装する場合に、押え蓋8
と軸受け7側の両端位置に設ければ、より一層放
熱作用を高めることができる。
なお、第4図と第7図の図中に示した矢印は熱
伝導の方向を示すものである。
さらに、上述のグランドパツキンに設定した放
熱面は外周面や一側面に限らず、両側面をも同じ
く切断除去して放熱面に設定することができる。
また、切断厚さの程度によつて編み糸4の露出
面積を変えることができる。
さらに、上述の編み糸4は、第8図および第9
図に示すように芯材にたとえばグラフアイト9や
膨張黒鉛10のような炭素系材料を使用してもよ
く、この場合、炭素系材料を四ふつ化エチレン樹
脂3で断面矩形状に被包した編み糸11,12に
設けることによつて、編み組した際の編み糸間に
形成される隙間を少なくして高密封性能を得るこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は、グ
ランドパツキンを示す斜視図、第2図はその編み
糸を断面して示す拡大斜視図、第3図はグランド
パツキンの要部拡大縦断面図、第4図はその使用
状態を示した縦断面図、第5図はグランドパツキ
ンの放熱面に設定した外周面を示す一部拡大平面
図、第6図は他の実施例を示す要部拡大縦断面
図、第7図は他の使用状態を示した縦断面図、第
8図および第9図はこの考案の他の実施例を示す
編み糸の斜視図である。 1,1′……グランドパツキン、2……芯材、
3……四ふつ化エチレン樹脂、4,11,12…
…編み糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱伝導の良好なパツキン材を芯材として四ふつ
    化エチレン樹脂で被包した編み糸を設け、この編
    み糸にて所定のパツキン形状に編み組した編み組
    体の編み糸の芯材を、一部外表面に露出すべく編
    み組体の非摺動面側の少なくとも一表層部を切断
    除去したことを特徴とする グランドパツキン。
JP8212184U 1984-06-01 1984-06-01 グランドパツキン Granted JPS60196061U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8212184U JPS60196061U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 グランドパツキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8212184U JPS60196061U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 グランドパツキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60196061U JPS60196061U (ja) 1985-12-27
JPS643014Y2 true JPS643014Y2 (ja) 1989-01-25

Family

ID=30629553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8212184U Granted JPS60196061U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 グランドパツキン

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JPS60196061U (ja) 1985-12-27

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