JP3229890B2 - パッキング装置 - Google Patents

パッキング装置

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JP3229890B2
JP3229890B2 JP33884691A JP33884691A JP3229890B2 JP 3229890 B2 JP3229890 B2 JP 3229890B2 JP 33884691 A JP33884691 A JP 33884691A JP 33884691 A JP33884691 A JP 33884691A JP 3229890 B2 JP3229890 B2 JP 3229890B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • F16J15/20Packing materials therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S277/00Seal for a joint or juncture
    • Y10S277/935Seal made of a particular material
    • Y10S277/944Elastomer or plastic
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    • Y10S277/946PTFE

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の流れを制御するの
に使用する弁の構造、特に流体の漏洩を非常に厳密に防
止したい場合及び特に突発的な漏洩を防止したい場合に
有効な弁のパッキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体制御弁又は往復ポンプの回転軸又は
摺動軸のようなハウジング内の作動部材の周りの流体の
漏洩を防止するため、パッキング材料が広く使用されて
いる。通常、そのようなパッキングは、弾性部材から成
り、パッキング箱内の作動部材の周りの所定位置に、ボ
ルト絞めにより静的負荷を受けて設置される。また、活
荷重パッキングとして知られているように、パッキング
にばね負荷を加えることもある。活荷重を受けるパッキ
ングは、周囲に流体が漏出するのを防止したい場合に、
特に有効である。パッキングの区域内の作動温度が、2
32°C(450°F)のような高温作動状態にある場
合には、ポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと
略称する)で形成したパッキン材料よりも、通常入手で
きるグラハイトパッキングを使用するのが望ましい。そ
の理由は、このような高温では、PTFEパッキングが
押出されてしまい、その結果パッキングが故障し、流体
が漏洩するからである。
【0003】一例として、流体制御弁の或る用途では、
弁が厳密に漏洩しないことが要求されると同時に、突発
的なパッキングの故障を防止するため、厳密な発火遅延
テストに合格することを要求されている。精油所のパイ
プライン及びその他の化学処理用途における流体制御弁
は、弁の頂部の周りの流体の漏洩を実質的に零漏洩(即
ち500ppm以下)にすることが望ましく、装置の安
全のための必要条件として発火遅延テストに合格するこ
とが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような用途には、
グラハイトパッキングは適していない。グラハイトパッ
キングに加わる負荷を増大すると、漏洩は僅かに減少す
るが、摺動軸又は回転軸のような作動部材に沿ってグラ
ハイトが押出され、摩擦を増大させ、弁の有効寿命を著
しく短くし、弁軸の移動を制限することになる。漏洩を
防止するためには、グラハイト材料よりシールが良好な
PTFEパッキング材料を使用するのが望ましい。しか
し、高温でPTFEパッキングを使用することは推薦で
きないのが普通である。特に、精油所のように発火遅延
テストに合格する必要がある場合には、PTFEパッキ
ングが押出されて破損する可能性があること及び高温発
火状態で気化することにより、パッキングが突発的に破
損し、好ましくない危険な流体漏洩を生ずる。
【0005】本発明の目的は、摺動弁軸又は回転弁軸を
有する弁及び往復ポンプの流体を収容するハウジング内
に作動部材をシールする改良したパッキング装置を得る
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パッキ
ング装置のグラハイトパッキングリング間に薄いPTF
E円板を挿入する。このグラハイトパッキングを、十分
高い応力レベルに維持し、このPTFE円板が作動部材
に向け容易に内方に押出されて、パッキングに貫通して
移動する作動部材をこのPTFE材料によって潤滑す
る。本発明の改良したパッキング装置は、著しく漏洩を
減らすことができ、現在のところ最も厳しいとされる5
00ppm以下の漏洩防止条件をも満たすものである。
更に、PTFE円板の制御された計画的な押出しによっ
て、作動部材を潤滑し、弁の寿命を増大することができ
る。
【0007】本発明の一実施例では、軸の周りに取付け
たベルビル型の皿ばねの形状の活荷重装置を、摺動弁軸
を有する弁に組合わせる。このパッキング装置は、パッ
キング箱内に摺動弁軸の周りに維持した4種類の別々な
タイプのパッキング部材を具える。
【0008】第1の最も内側のパッキング部材は、ダイ
スで形成されたリボン状の通常の形式の1対の可撓性グ
ラハイトリングから成る。この可撓性グラハイトリング
の両側に、これよりも僅かに硬いグラハイト複合パッキ
ング端リングから成る第2のパッキング部材を設ける。
このような複合パッキング端リングは、米国コネチカッ
ト州ダンバリーのユニオンカーバイトコーポレーシヨン
に譲渡された米国特許第4826181号に開示されて
いる。
【0009】このパッキング装置内の第3のパッキング
部材は、この装置の両側に複合パッキング端リングに隣
接するカーボンブッシュ端リングから成る。第4のパッ
キング部材は、複数個のPTFE円板から成り、パッキ
ン箱内の上記のパッキング部材の中の或るパッキング部
材間に位置する。従って、本発明の改良したグラハイト
パッキング装置は、若干硬いパッキングリングによって
拘束された比較的軟らかいパッキンリングを有し、硬い
パッキングリングは一層硬いパッキングリングンによっ
て拘束され、これ等パッキングリングの中の或るパッキ
ングリング間に薄いPTFE円板を設けている。
【0010】摺動弁軸を有する弁に適用した本発明の実
施例では、2個のリボングラハイトシールリングと、一
側のグラハイト複合パッキング端リング及び他側の2個
の複合端リングと、両側の短いカーボンブッシュ及び一
側の長いカーボンブッシュと、厚さが0.381mm
(0.015インチ)の7個のPTFE円板とを具え、
直径12.7mm(1/2インチ)の摺動弁軸上で上記
のパッキング部材間にこのPTFE円板を配置する。こ
のパッキング装置に、421.8kg/cm2 (600
0psi)の活荷重のパッキング応力を加え、25日間
のテスト日の内でデータを採った13日間にわたり、大
気温度で56000サイクルの作動を行わせた。この漏
洩量テストにおいて、最初の3日間の試験日の3分間観
察中に漏洩流体の泡が見られなかった。次の4日間の試
験日でも、僅かな泡が観察されたに過ぎない。
【0011】本発明の好適な実施例では、上記と同一の
グラハイトリング、カーボンブッシュ及び同一の摺動弁
軸直径で、5個のみのPTFE円板を使用した。それぞ
れのPTFE円板を、グラハイトパッキングリング間及
び最頂部のリングと頂部の短いカーボンブッシュとの間
に配置した。351.5kg/cm2 (5000ps
i)の活荷重のパッキング応力を加えた。92日間の試
験日中、週末の休業とそれからの熱的サイクルの状態下
で、204〜232°C(400〜450°F)の温度
で、430000サイクル以上作動させた。このテスト
に経過した時間は、155日であった。最初の72日間
の試験日中、3分間観察中に漏洩流体の泡が見られなか
った。
【0012】回転弁軸に適用した本発明の実施例では、
回転弁軸の周りに取付けたベルビル型の皿ばねで、活荷
重を発生させた。このパッキング装置は、1対の押出し
防止封入リングの間にサンドイッチ状にした成層リング
を具える。
【0013】この成層リングは、PTFEシート材料を
成層した可撓性グラハイトシート材料を有し、この成層
部材をダイスで切断しクラウン状断面を有する成層リン
グを形成する。このクラウン状断面によって、パッキン
グ従動部から軸線方向の負荷を受けると、成層リングは
平坦になり、回転弁軸とパッキング箱の孔とに半径方向
の力を加え、希望する制御された状態で若干のPTFE
材料を回転弁軸とパッキング箱の孔とに押出し、その結
果、弁を潤滑し、弁の寿命を増大する。このように軸線
方向のグランド力を、半径方向のシール力に変換するの
は、パッキングの断面をパッキング箱の断面より大きく
することによって達成される。
【0014】複合成層リングの両側に、カーボンブッシ
ュ端リングから成る押出し防止封入リングを設ける。好
適には、これ等カーボンブッシュ端リングを、米国特許
庁に係属中の米国特許出願第596225号に開示され
ているように、割形にし、僅かな絞代を設けて軸に嵌着
した零間隙押出し防止リングとして形成する。代案とし
て、この押出し防止封入リングを、PTFE材料で形成
し、更に、成層パッキング端リングの両側に、1対のグ
ラハイト複合パッキング端リングを使用し、このパッキ
ング装置の両端にカーボンブッシュリング又はPTFE
端リングを設けてもよい。
【0015】また本発明の実施例では、可撓性グラハイ
トシート材料から成る6枚のシートで成層リングを構成
し、各可撓性グラハイトシートの間にPTFE材料のシ
ートをサンドイッチ状にし、更に成層リングの両側に零
間隙カーボンブッシュを設け、全てを25.4mm
(1.0インチ)直径の回転弁軸に取付けた。成層リン
グは、0.762mm(0.030インチ)厚さの可撓
性グラハイトシート材料と、0.127mm(0.00
5インチ)厚さのPTFEシート材料とを交互に配置し
て形成した。この成層体を、ダイス切断し、ダイスの底
部で最下位のグラハイトリングが4.06mm(0.1
6インチ)の半径を有するクラウン状に形成し、クラウ
ン半径をダイスの頂部に向け実質的に減少させ、可撓性
グラハイトリングの最上層は実質的に平坦か、最下層に
比較し非常に少ないクラウン半径を有するようにした。
複合リングの厚さは、5.99mm(0.236イン
チ)、内径は、25.4mm(1.0インチ)、外径
は、34.9mm(1.375インチ)であった。
【0016】幅が広いパッキング材料を容易に組込むこ
とができるようにするため、ダイスで切断したパッキン
グリングをクラウン状に形成し、パッキングの断面のア
ーク状の部分の長さをパッキング箱の断面の幅より約
0.381mm(0.015インチ)大きくする。この
クラウン状にすることによって、このリングをパッキン
箱内に容易に落とし込むことができる。軸線方向のグラ
ンド負荷を加えた時、このクラウン状の部分を平坦に
し、パッキング材料をして強制的に軸及びパッキング箱
の壁に向け半径方向のシール力を加えさせる。
【0017】この改良したパッキング装置を有する弁に
86.5kg/cm2 (1230psi)の試験圧力を
加え、25000サイクルの作動サイクルで作動させ、
7日間の試験期間中、データを採った5日間にわたり、
大気温度から232°C(450°F)までの4サーマ
ルサイクルで試験を行った。この漏洩量テストでは、5
日間のデータ採取日中、5分間の観察時間中に、流体漏
洩の泡は観察されなかった。
【0018】改良したパッキング装置を有する次ぎの弁
では、77.3kg/cm2 (1110psi)の試験
圧力を加え、20000サイクルの作動サイクルで作動
させ、7日間の試験期間中、データを採った4日間にわ
たり、大気温度から316°C(600°F)までの4
サーマルサイクルで試験を行った。この漏洩量テストで
は、4日間のデータ採取日中、5分間の観察時間中に、
流体漏洩の泡は観察されなかった。
【0019】同一の成層リングを、クラウン状にするこ
となく、軸とパッキング箱の孔とに対する成層リングの
嵌着を適切に制御して、使用してもよい。しかし、この
場合には、PTFE材料を希望するように押出して同一
の半径方向の力を発生するためには、一層大きな軸線方
向の負荷が必要になるかもしれない。更に、成層リング
を形成する代わりに、可撓性グラハイトシート材料とP
TFEシート材料とでそれぞれ形成した個々のリングを
利用してもよい。しかし、組立の便宜のためには、パッ
キング箱内の軸上に、可撓性グラハイトシート材料と、
PTFEシート材料とから成る数個の非常に薄い個々の
リングを交互に位置決めして組立てるよりは、一体に成
層したリング構造を設置することが、成層リングの構成
のために望ましい。更に、ダイスで形成したパッキング
リングに波形のばねを設けてもよい。このようにすれ
ば、パッキングリングを平坦にする軸線方向の負荷を加
えた時、このパッキング材料によって軸及びパッキング
箱の壁に半径方向のシール力を加えることができる。
【0020】このようにして、本発明によれば、用途に
おける種々の環境下で、要求される、厳密な流体漏洩防
止の要求や、発火遅延の要求に答えられるパッキング装
置を提供する。図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0021】
【実施例】上述したように、本発明の原理は、摺動弁軸
又は回転弁軸を有する弁、往復ポンプ軸ユニットに適用
することができる。図1及び図2は、本発明を適用した
摺動弁軸を有する弁を示し、図3及び図4は、本発明を
適用した回転弁軸を有する弁を示す。図1及び図2の摺
動弁軸を有する流体弁10は、弁ボンネット12を有す
る弁本体を具え、摺動弁軸14として示した作動弁部材
を弁ボンネット12に貫通する。パッキングナット16
をパッキングスタッド18に螺着し、弁ボンネット12
内にあって摺動弁軸14の周りのパッキングに加わる負
荷を調整する。
【0022】弁ボンネット12内のパッキング孔によっ
て形成したパッキング箱内に、後に詳述するPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)円板を有する改良した
グラハイトパッキングを収容する。この改良したグラハ
イトパッキングは1対の可撓性グラハイトリング22を
有する。このグラハイトリング22は、ダイスで形成し
たリボン状の可撓性グラハイトから成る通常のパッキン
グリングである。この可撓性グラハイトリング22は、
比較的軟らかい材料から成り、それぞれ半径方向に作用
して弁軸をシールする。
【0023】可撓性グラハイトリング22の各両側に
は、グラハイト複合パッキング端リング24を設ける。
図面に示すように、このパッキングの一端又は頂端に
は、2個の複合パッキング端リング24を設け、このパ
ッキングの他端又は底端には1個の複合パッキング端リ
ング24を設ける。このグラハイト複合パッキング端リ
ング24は、米国ペンシルバニア州、オークモントのア
ルゴパッキングコンパニー社から入手でき、上述のユニ
オンカーバイトコーポレイション社の米国特許第482
6181号に開示された方法で製造することができる。
【0024】複合パッキング端リング24は、可撓性グ
ラハイトリング22より若干硬い材料から成り、弁軸1
4の周りの若干軟らかい可撓性グラハイト材料がはみ出
るのを防止する押出し防止部材として作用する。このよ
うに、複合リング24は可撓性グラハイトリング22よ
り僅かに硬いから、複合リング24は、作動中の摺動弁
軸を擦る傾向があり、可撓性グラハイト材料が摺動弁軸
の方に移るのを防止する。
【0025】このパッキングの両端に通常のカーボンブ
ッシュ26を設ける。このカーボンブッシュ26は複合
リング24より若干硬いから、押出し防止リングとして
作用し、更に弁軸14をこのパッキン箱内の中心に維持
して、複合リング24と可撓性グラハイトリング22内
の一層軟らかいパッキング材料の変形と破壊とを防止す
る。図面の下部に示すように、このパッキングの底の一
端に、若干大きいカーボンブッシュスペーサリング28
を取付け、このパッキング箱内の空間の残りを埋めると
ともに、摺動弁軸14のための支えになるようにする。
【0026】約0.381mm(約0.015インチ)
の複数個のPTFE円板を設ける。本発明の好適な実施
例では、5個のPTFE円板を使用する。図面に示すよ
うに、各グラハイトリング22の間及びこのパッキング
システムの頂部のブッシュ26とグラハイト複合パッキ
ングリング24との間に、それぞれのPTFE円板を挿
入する。PTFE円板は弁軸に向け内方に部分的に押し
出ようとするから、PTFE材料はこのパッキング内に
摺動しようとする弁軸を潤滑する。従って、PTFE円
板は、このパッキングシステム内の潤滑剤として役立つ
とともに、シール部材としてグラハイトパッキングリン
グのシール機能を助ける。
【0027】活荷重パッキングシステムを設け、PTF
E円板を容易に押出すことができる十分な応力レベル
に、これ等パッキング部材を維持する。一端に従動ベー
ス34を有するパッキング従動部32と、他端の従動案
内スリーブ36と、これ等の間の従動フランジ38と
を、この活荷重パッキングシステムに設ける。パッキン
グ従動部32に、ライナー40を設ける。本願の出願人
に譲渡され、米国特許庁に係属中の米国特許出願第59
4843号に開示されているように、カーボン充填PT
FE又はその他の適当な材料でこのライナー40を形成
して、パッキン従動部の内面に接着する。
【0028】従動案内スリーブ36に摺動するよう一連
のベルビル型皿ばね42を取付け、その一端を従動フラ
ンジ38に接触させる。パッキングフランジ44に適当
な孔を設け、パッキングスタッド18を通し、更に中心
孔46を設け、弁軸14を通す。ベルビル型皿ばね42
の他端をパッキングフランジ44に接触させる。
【0029】図面に示すように、弁の構成部材を組立た
後、弁軸14を包囲しているスタッド18のパッキング
ナット16を締付け、パッキングフランジ44によっ
て、パッキングスタッドとパッキングナットとの負荷を
ベルビル型皿ばね42に伝える。図1に示すように、ナ
ット16を更に締付けることによって、ベルビル型皿ば
ね42は、圧縮力を受け、パッキング従動部32を介し
て、パッキングリング22、24、26、28、30に
ばね負荷を維持する。所要に応じ、Oリング(図示せ
ず)を従動案内スリーブ38上に使用し、弁軸14上に
組立てる前に、ベルビル型皿ばね座金42を所定位置に
維持してもよい。
【0030】図面に示しここに説明する本発明の実施例
は、前に述べた漏洩量テストによれば、流体の漏洩が非
常に少ない利点がある。従って、本発明によれば、図示
の弁10の改良したパッキング装置は流体の漏洩を実質
的に殆ど零まで減らすことができ、本発明の弁は、現在
の最も厳しい流体漏洩防止の要求にマッチするものであ
る。
【0031】PTFE円板30を使用することによっ
て、PTFE材料による希望する重要なシール作用と潤
滑作用とを行うことができ、しかもパッキングの全体の
容積に対し、円板30の容積の割合が小さいため、高温
発火状態における突発的故障を防止することができる。
従って、本発明により、高い作動温度におけるPTFE
材料の通常の有害な作用を生ずることなく、改良したパ
ッキング内にPTFE材料の希望する使用を行うことが
できる。標準の弁の技術に従って、弁軸の腐食を最少に
するため犠牲になる材料として、亜鉛円板をこのパッキ
ングに使用することができる。
【0032】図3及び図4には回転弁軸を有する流体弁
50を示す。この弁の回転弁軸以外の構成部材は、図1
及び図2の摺動弁軸を有する弁の構成部材とほぼ同一で
ある。特に弁本体は、弁ボンネット52を具え、この弁
ボンネット52に貫通する回転弁軸54として示した作
動弁部材を回転させる。弁ボンネット52のパッキング
孔で構成したパッキング箱内に、成層リング56を有す
る改良したグラハイトパッキングを設ける。図4に成層
リング56の構成部材を詳細に示すように、この成層リ
ング56は、可撓性グラハイトシート材料で形成したリ
ング58と、PTFEシート材料で形成したリング60
とを具える。
【0033】図4の実施例では6個の順次の可撓性グラ
ハイトシート材料(58)間にそれぞれPTFEシート
材料(60)をサンドイッチ状に介在させ、標準の成層
操作で熱と圧力とを加えて適当に接着して成層させたラ
ミネートシートからダイス成型により成層リング56を
形成する。図4から明らかなように、可撓性グラハイト
シート材料のリング58は、断面で見てクラウン状断面
(又はクラウン半径)62を有する。リング58は上の
層程、クラウン状断面の曲率が小さく、最上層のリング
58は実質的に平坦となり、下層に向かうにつれクラウ
ン状断面の曲率は大きくなる。このパッキングに軸線方
向の負荷が加わった時、パッキングリングが平坦にな
り、回転弁軸54及びパッキン箱の孔に半径方向の力が
作用するようなクラウン状断面を有する成層リング56
を形成するのがよい。
【0034】薄い板状のPTFEリング60を、0.1
27mm(0.005インチ)の厚さのPTFEシート
材料で形成する。可撓性グラハイトリング58を、0.
762mm(0.030インチ)の厚さのやや厚い可撓
性グラハイトシート材料で形成する。このPTFEリン
グは、回転弁軸54に向け、制御された状態で内方に部
分的に押出される傾向があるため、このパッキングに貫
通して回転する回転弁軸54を、このPTFE材料は潤
滑する。従って、PTFEリング60は、このパッキン
グシステム内の潤滑剤として作用し、しかも可撓性グラ
ハイトリング58のシール機能を助けるシール部材とし
て作用する。
【0035】成層リング56の上に、カーボンブッシュ
64を設け、押出し防止リングとして作用させるととも
に、このパッキング箱内の中心に回転弁軸54を維持す
るのを助ける役割をも行わせる。カーボンブッシュ64
は、本願の出願人に譲渡された係属中の米国特許出願第
596225号にある零間隙押出防止型のカーボンブッ
シュである。特に、カーボンブッシュ64を、分割形に
し、その内径を回転弁軸54の外径より僅かに小さく
し、その外径をパッキング孔の内径より僅かに小さくす
る。カーボンブッシュ64を、単一の割目66で分割で
きるようにする。これにより、間隙を零とするか、又は
締代を有する状態で、作動弁部材即ち回転弁軸54上に
カーボンブッシュ64を挿入できるようにし、しかも作
動弁部材上で軸線方向に移動できるようにして、パッキ
ングを押さえる負荷をこのパッキングに伝える事ができ
ようにする。
【0036】摺動弁軸を有する弁の実施例におけるよう
に、この回転弁軸54を有する弁50の場合でも、活荷
重パッキングシステムを設け、PTFE円板リングが制
御された状態で容易に押出されるだけ十分高い応力レベ
ルに、これ等パッキング部材を維持する。この活荷重パ
ッキングシステムは、パッキング従動部68を具え、こ
のパッキング従動部68は、カーボン充填PTFEから
成るライナーを有し、このライナーをパッキング従動部
68の内面に結合する。一連のベルビル型皿ばね70を
摺動できるよう従動案内スリーブ上に取付け、このベル
ビル型皿ばね70の一端を図3に示すようにパッキング
従動のフランジに接触させる。パッキングフランジ72
に適当な孔を形成し、この孔にパッキングスタッド74
を貫通する。更に、パッキングフランジ72に中心孔を
設け、この中心孔に回転弁軸54を貫通する。更にベル
ビル型皿ばね70の他端をパッキンフランジ72に接触
させる。
【0037】図3及び図4に示すように、弁の構成部材
を組立てた後、スタッド74上でパッキングナット76
を締付け、パッキングフランジ72によって、パッキン
グスタッドとパッキングナットとの負荷をベルビル型皿
ばね70に伝える。ナット76を更に締付けることによ
って、ベルビル型皿ばね70は、圧縮力を受け、パッキ
ング従動部68を介して、パッキングリング56、64
にばね負荷を維持する。Oリング78を従動案内スリー
ブ上に設け、回転弁軸54上に組立てる前に、ベルビル
型皿ばね70を所定位置に維持する。通常の金属パッキ
ング箱リング80をこのパッキング孔内に取付けて、パ
ッキング箱の底部を形成する。
【0038】代案の実施例として、カーボンリング即ち
カーボンブッシュ64の代わりにPEEK(ポリエーテ
ルエーテルケトン)リングを使用することができる。ま
た上述したリング24のようなグラハイト複合端リング
を、成層リング56と、上下のリング64との間に使用
してもよい。成層リング56をクラウン状断面にせず、
軸54とパッキング箱孔とにリング56が嵌着するよう
制御することによって、均一に成層した成層リング56
を使用してもよい。しかし、軸に向け内方に、パッキン
グ孔に向け外方にPTFE材料を希望するように一部押
出すだけ十分な半径方向の力を発生させるて希望する結
果を得るため、成層リング56のクラウン状断面形状で
必要とする負荷よりも、パッキング従動部からの必要と
する軸線方向の負荷を大きくしてもよい。また、ポリエ
ーテルエーテルケトン(PEEK)のような高圧縮強度
の線状芳香族ポリマーで、図1に示すブッシュ26を形
成してもよい。
【0039】上述したところは、本発明の一例を示すに
過ぎず、本発明は本発明の範囲内で、種々の変更を加え
ることができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動弁軸を有する弁に本発明の改良したパッキ
ング装置を適用した好適な実施例の部分断面図である。
【図2】図1のパッキング装置の一部の分解断面図であ
る。
【図3】回転弁軸を有する弁に本発明の改良したパッキ
ング装置を適用した好適な実施例の部分断面図である。
【図4】図3のパッキング装置の一部の分解断面図であ
る。
【符号の説明】
10 流体弁 12 弁ボンネット 14 摺動弁軸、作動弁部材 16 パッキングナット 18 パッキングスタッド 20 パッキング孔 22 グラハイトリング 24 複合パッキング端リング 26 カーボンブッシュ 28 カーボンブッシュスペーサリング 29 パッキング箱端リング 30 PTFE円板 32 パッキング従動部 34 従動ベース 36 従動案内スリーブ 38 従動フランジ 40 ライナー 42 ベルビル型皿ばね 44 パッキングフランジ 46 中心孔 50 流体弁 52 弁ボンネット 54 回転弁軸 56 成層リング 58 可撓性グラハイトリング 60 PTFEリング 62 クラウン半径 64 カーボンブッシュ 66 割目 68 パッキング従動部 70 ベルビル型皿ばね 72 パッキングフランジ 74 パッキングスタッド 76 パッキングナット 78 Oリング 80 パッキング箱リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド ジェームズ フンク アメリカ合衆国 アイオワ州 50158 マーシャルタウン ノース セブンス ストリート 112 (72)発明者 ウィルバー ディーン ハッチンス アメリカ合衆国 アイオワ州 50158 マーシャルタウン ウェイクフィールド ドライブ 2207 (72)発明者 フランク エリック ジェンセン アメリカ合衆国 アイオワ州 50158 マーシャルタウン メイ ストリート 110 (72)発明者 バージル ウェイン ペッパー アメリカ合衆国 アイオワ州 50158 マーシャルタウン ノース トウェンテ ィフィフス ストリート 101 (72)発明者 ウィリアム チャールズ シェファート アメリカ合衆国 アイオワ州 50158 マーシャルタウン エッジランド ドラ イブ 11 (56)参考文献 特開 昭57−173665(JP,A) 実開 平2−41769(JP,U) 米国特許4826181(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/20 F16K 41/04

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体弁内のパッキング装置を作動のため
    貫いて移動する摺動弁軸を広範囲の作動条件にわたり
    実にシールするパッキング装置において、 前記流体弁内のパッキング箱と、 このパッキング箱の中に前記摺動弁軸を摺動可能に支持
    するパッキング従動部取付装置と、 前記パッキング箱からの流体の漏洩を防止するとともに
    前記摺動弁軸をパッキン箱の中心への位置決めを維持す
    ため前記摺動弁軸の周りに流体シールを生ずるよう前
    記パッキング箱内の前記摺動弁軸の周りに取付けられた
    複数個のパッキングリングを有するパッキング組立体
    と、 前記流体シールを形成しかつ維持するためばねを有して
    前記パッキング組立体にばね負荷を加える活負荷装置と
    を具え、 前記複数個のパッキングリングには、少なくとも1個の
    可撓性グラハイトリング(a)と、前記摺動弁軸に沿い
    前記可撓性グラハイトリングに隣接し前記パッキング組
    立体の端部に設けた少なくとも1個のグラハイト複合パ
    ッキング端リング(b)と、前記摺動弁軸に沿い前記グ
    ラハイト複合パッキング端リングに隣接し前記パッキン
    グ組立体の端部に設けた少なくとも1個のカーボンブッ
    シュリング(c)と、少なくとも前記パッキング組立体
    の中の前記可撓性グラハイトリング(a)と前記グラハ
    イト複合パッキング端リング(b)との間に取付けられ
    PTFEパッキング材料から成り、前記可撓性グラハイ
    トリング(a)およびカーボンブッシュリング(c)と
    に比べて厚さが相当薄いPTFE円板リング(d)とを
    設け、 前記薄いPTFE円板リングがそのPTFEパッキング
    材料を前記摺動弁軸に部分的に押出して、前記パッキン
    グ組立体を貫通して摺動する前記摺動弁軸を広い範囲に
    作動条件にわたり潤滑するよう前記活負荷装置のばね
    よって前記パッキング組立体にパッキング応力として
    大きばね負荷を維持することを特徴とするパッキン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記パッキング組立体には、間にPTF
    E円板リングを有する1対の前記可撓性グラハイトリン
    グと、間に前記PTFE円板リングを有する1対の前記
    可撓性グラハイトリングの一端の1対の前記グラハイト
    複合パッキング端リングとを設けた請求項1に記載のパ
    ッキング装置。
  3. 【請求項3】 更に前記パッキング組立体には、前記グ
    ラハイト複合パッキング端リングと前記パッキング組立
    体の一端の隣接する前記カーボンブッシュリングとの間
    のPTFE円板リングを設けた請求項2に記載のパッキ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 更に前記パッキング組立体には、前記カ
    ーボンブッシュリングの1個に隣接して前記パッキング
    組立体の一端にカーボンブッシュスペーサを設けた請求
    項3に記載のパッキング装置。
  5. 【請求項5】 前記活荷重装置をベルビル型の皿ばねで
    構成した請求項1に記載のパッキング装置。
  6. 【請求項6】 流体を収容するハウジング内の作動部材
    広い範囲の作動条件にわたり確実にシールするパッキ
    ング装置において、 前記作動部材の周りの前記ハウジングから流体が漏洩す
    るのを防止するため前記作動部材を包囲する流体シール
    を生ずるよう複数個のパッキングリングを有するパッキ
    ング組立体と、 前記流体シールを形成しかつ維持するため前記パッキン
    グ組立体にばね負荷を加えるばね装置とを具え、 前記複数個のパッキングリングには、前記パッキング組
    立体の内部から前記作動部材に沿って前記パッキング組
    立体の両端に向け外方に、 (a)少なくとも1個の可撓性グラハイトリングと、 (b)前記可撓性グラハイトリングに隣接する少なくと
    も1個のグラハイト複合パッキング端リングと、 (c)前記グラハイト複合パッキング端リングに隣接す
    る少なくとも1個のカーボンブッシユリングと、 (d)前記パッキング組立体内の隣接する前記可撓性グ
    ラハイトリングと前記グラハイト複合パッキング端リン
    グとの間に取付けられPTFEパッキング材料から成
    り、前記可撓性グラハイトリング、グラハイト複合パッ
    キング端リング、カーボンブッシュリングに比べて厚さ
    が相当薄いPTFE円板リングとを設け、 前記PTFE円板リングがその薄いPTFEパッキング
    材料を前記作動部材に部分的に押出して、前記パッキン
    グ組立体を貫通して移動する前記作動部材を広い範囲の
    作動条件にわたり潤滑するよう前記ばね装置によって前
    記パッキング組立体にパッキング応力として十分なばね
    負荷を維持することを特徴とするパッキング装置。
  7. 【請求項7】 前記ばね装置をベルビル型の皿ばねで構
    成した請求項6に記載のパッキング装置。
  8. 【請求項8】 前記複数個のパッキングリングには、間
    にPTFE円板リングを有する1対の前記可撓性グラハ
    イトリングと、間に前記PTFE円板リングを有する1
    対の前記グラハイト複合パッキング端リングとを設けた
    請求項6に記載のパッキング装置。
  9. 【請求項9】 更に前記複数個のパッキングリングに
    は、前記複合パッキング端リングと前記パッキング組立
    体の一端の隣接する前記カーボンブッシュリングとの間
    のPTFE円板リングを設けた請求項8に記載のパッキ
    ング装置。
  10. 【請求項10】 前記パッキング組立体には、前記カー
    ボンブッシュリングの1個に隣接して前記パッキング組
    立体の一端にカーボンブッシュスペーサを設けた請求項
    9に記載のパッキング装置。
  11. 【請求項11】 流体を収容するハウジング内の作動部
    材を広い範囲の作動条件にわたり確実にシールするパッ
    キング装置において、 前記作動部材の周りの前記ハウジングから流体が漏洩す
    るのを防止するため前記作動部材を包囲する流体シール
    を生ずるよう複数個のパッキングリングを有するパッキ
    ング組立体と、 前記流体シールを形成しかつ維持するため前記パッキン
    グ組立体に弾発的負荷を加えるばね装置とを具え、 前記複数個のパッキングリングには、前記パッキング組
    立体の内部から前記作動部材に沿って前記パッキング組
    立体の両端に向け外方に、 (a)少なくとも1個の可撓性グラハイトリングと、 (b)前記可撓性グラハイトリングに隣接する少なくと
    も1個の押出し防止ブッシュリングと、 (c)前記パッキング組立体内の前記可撓性グラハイト
    リング間に取付けられPTFEパッキング材料から成
    り、前記可撓性グラハイトリング及び押出し防止ブッシ
    ュリングに比べて厚さが相当薄いPTFE円板リングと
    を設け、 前記薄いPTFE円板リングがそのPTFEパッキング
    材料を前記作動部材に部分的に押出して、前記パッキン
    グ組立体を貫通して移動する前記作動部材を広い範囲の
    作動条件にわたり潤滑するよう前記ばね装置によって前
    記パッキング組立体にパッキング応力として十分なばね
    負荷を維持することを特徴とするパッキング装置。
  12. 【請求項12】 前記押出し防止ブッシュリングをカー
    ボンで形成した請求項11に記載のパッキング装置。
  13. 【請求項13】 PTFEシート材料で成層した可撓性
    グラハイトシート材料で、前記可撓性グラハイトリング
    と前記PTFE円板リングとを形成して成層リングを構
    成した請求項12に記載のパッキング装置。
  14. 【請求項14】 前記成層リングは、クラウン状断面を
    有する請求項13に記載のパッキング装置。
  15. 【請求項15】 流体弁内のパッキング装置を作動のた
    め貫いて移動する回転弁軸を広い範囲の作動条件にわた
    確実にシールするパッキング装置において、 前記流体弁内のパッキング箱と、 このパッキング箱の中に前記回転弁軸を回転可能に支持
    するパッキング従動部取付装置と、 前記パッキング箱からの流体の漏洩を防止するため前記
    回転弁軸の周りに流体シールを生ずるよう前記パッキン
    グ箱内の前記回転弁軸の周りに取付けられた複数個のパ
    ッキングリングを有するパッキング組立体と、 前記流体シールを形成しかつ維持するためばねを有して
    前記パッキング組立体にばね負荷を加える活負荷装置と
    を具え、 前記複数個のパッキングリングには、前記回転弁軸に沿
    う少なくとも2個の可撓性グラハイトリングと、前記回
    転弁軸に沿い前記可撓性グラハイトリングに隣接し前記
    パッキング組立体の端部に設けた少なくとも1個の押出
    し防止リングと、前記パッキング組立体の中の前記可撓
    性グラハイトリング間に取付けられPTFEパッキング
    材料から成り、前記可撓性グラハイトリング、押出し防
    止リングに比べて厚さが相当薄いPTFE円板リングと
    を設け、 前記薄いPTFE円板リングがそのPTFEパッキング
    材料を前記回転弁軸に部分的に押出して、前記パッキン
    グ組立体を貫通して回転する前記回転弁軸を広い範囲の
    作動条件にわたり潤滑するよう前記活負荷装置によって
    前記パッキング組立体にパッキング応力としての十分な
    ばね負荷を維持することを特徴とするパッキング装置。
  16. 【請求項16】 前記押出し防止ブッシュリングをカー
    ボンで形成した請求項15に記載のパッキング装置。
  17. 【請求項17】 PTFEシート材料で成層した可撓性
    グラハイトシート材料で、前記可撓性グラハイトリング
    と前記PTFE円板リングとを形成して成層リングを構
    成した請求項15に記載のパッキング装置。
  18. 【請求項18】 前記成層リングは、クラウン状断面を
    有する請求項17に記載のパッキング装置。
  19. 【請求項19】 中心孔を有し、この中心孔に貫通しか
    つこの中心孔内で移動する作動部材の周囲をシールする
    とともに、この作動部材を潤滑するパッキングリングに
    おいて、順次の複数個の可撓性グラハイトシート部材間
    にそれぞれPTFEシート部材をサンドイッチ状に介在
    させ、これらを互いに接着して成層させたラミネートシ
    ートからダイス成型により成層リングとして形成したこ
    とを特徴とするパッキングリング。
  20. 【請求項20】 前記成層リングにおける可撓性グラハ
    イトシート材料のリングは、下層のリングほど曲率が大
    きくなるクラウン断面形状を有するようにした請求項1
    9記載の記載のパッキングリング。
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