JPS642992B2 - - Google Patents

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JPS642992B2
JPS642992B2 JP57187346A JP18734682A JPS642992B2 JP S642992 B2 JPS642992 B2 JP S642992B2 JP 57187346 A JP57187346 A JP 57187346A JP 18734682 A JP18734682 A JP 18734682A JP S642992 B2 JPS642992 B2 JP S642992B2
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JP
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image
pattern
defect
memory
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JP57187346A
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English (en)
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JPS5977576A (ja
Inventor
Kaoru Kikuchi
Junji Hazama
Tooru Azuma
Kazunari Hata
Norio Fujii
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to JP57187346A priority Critical patent/JPS5977576A/ja
Publication of JPS5977576A publication Critical patent/JPS5977576A/ja
Publication of JPS642992B2 publication Critical patent/JPS642992B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N21/95607Inspecting patterns on the surface of objects using a comparative method
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/70Arrangements for image or video recognition or understanding using pattern recognition or machine learning
    • G06V10/74Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パターンの欠陥を検査する装置に関
し、特に半導集積回路製作用のフオトマスク又は
レチクル上に描画された微細パターンの欠陥を検
査する装置に関するものである。
近年、半導体集積回路(以下ICとする)の集
積度は飛躍的に向上し、このICを作るためのマ
スクやレチクルに要求される精度も高なつてき
た。しかし、従来、マスクやレチクルのパターン
に生じた欠陥(傷等)は顕微鏡により目視で検査
されていた。このため、検査に多大な時間と労力
を要し、欠陥を効率よく発見できなかつた。特
に、レチクルの回路パターンは、電子ビーム露光
装置等を用いて、回路パターンの設計データに基
づいて描画されたものであり、目視による検査が
できないことが多かつた。具体的には、回路パタ
ーン中の線幅やパターンの角等が設計データ通り
に作成されているか否かが検査できない。すなわ
ち、設計データにくらべて、線幅が一様に変化し
た場合や90゜の角が45゜で切り取られていた場合等
には、目視検査ではもはや欠陥として発見できな
かつた。
そこで、近年、これら設計データに基づいて作
成されたレチクルやマスクのパターンを自動的
に、かつ高速に検査する装置が種々提案されてき
た。これらの装置は、レチクルやマスクのパター
ンを原画像として入力する撮像手段を備え、その
画像信号を2値化して設計データとの比較を行な
つている。実際には、設計データを画像信号と比
較しやすいように処理して設計上の画像を生成し
た後、比較検査を行なう。その比較検査の方法に
は、原画像と設計上の画像とを直接電気的に比較
して検査する方法や、両画像中のパターンの特徴
のみを抽出して、その特徴に基づいて比較検査す
る方法等がある。そして、マスクやレチクルのパ
ターン中の設計データと異なる部分、すなわち、
欠陥は検査結果として、例えばテレビ画面上に表
示されていた。しかし、その表示は、欠陥がマス
クやレチクル上のどの領域に存在するかを示すの
みで、実際の欠陥をテレビ画面上に見やすく表示
することができなかつた。
本発明は、このような状況に鑑みて発明された
ものであり、マスク、レチクル等の被検査物上の
欠陥を見やすく表示すると共に、その欠陥(傷や
ゴミ)の大きさに応じた表示状態を取り得るパタ
ーンの欠陥検査装置を提供することを目的とする
ものである。
この目的を達成するために、本発明に係るパタ
ーンの欠陥検査装置は、基板上に形成された幾何
学的なパターンを撮像して、原画像情報を発生す
る撮像手段と;前記幾何学的なパターンの設計情
報に対応した設計画像情報を生成する画像生成手
段と;該生成手段からの設計画像情報と前記原画
像情報とに基づいてパターンの欠陥を前記原画像
中の位置として検出する欠陥検出手段と;該欠陥
検出手段の検出情報に基づいて、検出位置に応じ
た所定のマーク画像を、前記画像生成手段に生成
させるマーク発生手段と;該画像生成手段からの
マーク画像情報と前記原画像情報とを重ね合わ
せ、マークによつて前記パターンの欠陥部分を指
示した原画像を表示する表示手段と;を備えてい
る。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。尚、以下に述べる実施例では、検査の方法と
してパターンの特徴を抽出して比較する方法を採
用しているが、もちろん、本発明はこの方法に限
定されるものではない。
設計データは、一例として第1図に示す様な矩
形パターンが多数組み合わされて作られている。
個々の矩形パターンは、レチクル、マスク上の所
定の座標系における中心座標(X、Y)、幅W、
高さHと座標軸に対する回転角θの計5つのパラ
メータで表わされており、一枚のレチクル又はマ
スクの1チツプ分のデータとして磁気テープに格
納されている。また、個々の矩形パターンの一部
分がお互いに重なつて存在することにより、矩形
だけではなく、複雑なパターンを形成できる様に
なつている。
一方、実際のフオトマスクやレチクルのパター
ンを検査する場合には、ITV等の2次元センサ
ーでパターンの原画像を光電的にラスタースキヤ
ンして、光電変換された電気信号を検査するため
の処理回路に入力する。また、別の手段として一
次元センサで光電的に水平方向のスキヤンを行
い、垂直方向には検査対象物を機械的に駆動する
方法もある。どの様な手段をとつたとしても結果
として、2次元的にラスタースキヤンされた時系
列の映像信号が発生する。一例として、映像信号
は、第2図に示す様に、矢印で示した順序で処理
回路に入力される。
第3図は、本発明の一実施例を示すブロツク図
である。マスク又はレチクルのパターンの設計
値、すなわち第1図に示した5つのパラメータ
(X、Y、θ、H、W)は、磁気テープ(以下、
MTとする。)1に1チツプ分が記録されている。
計算機2は、MT1から設計データが読込み、画
像メモリ4に2値画像を展開しやすいような情報
Aに変換して、展開回路3に送り出す。
一方、ITV(カメラヘツド14)有する走査手
段としてのカメラコントロールユニツト(CCU)
12は、第2図に示したITVのラスタ走査によ
つて得られるパターンの原画像に応じたアナログ
映像信号を出力し、2値化回路9で、2値化した
画像信号Dを出力する。画像信号Dは、ITVの
水平走査線分のアナログ映像信号をクロツク信号
によつてサンプリングして、ITVの入力画面を
画素化した信号である。また、画像メモリ4は、
ITVの入力画面を画素化したときの画素数と同
じビツト数を有し、展開回路3が出力するアドレ
ス情報Bに基づいて、1ツト単位でアクセスされ
る。読出回路5は、画像メモリ4からITVの走
査の順に対応するビツトから2値信号を順次読出
して、画像信号Dと同一形式で、設計2値信号と
しての時系列の参照信号Cを出力する。以上の計
算機2、展開回路3、画像メモリ4、及び読出回
路5によつて、画像生成手段を構成する。
切換回路10は、画像信号Dと参照信号Cのい
ずれか一方を、次の特徴検知回路(以下、単に検
知回路とする。)6に出力する。検知回路6は、
例えば水平走査線上に表われるパターンのエツジ
数を検知したり、パターンの角が所定の形状であ
ることを検知して、検知情報としての特徴情報E
を出力する。記憶手段としての特徴メモリ7は、
切換回路10がa側、すなわち第1状態として参
照信号Cを入力しているときに、検知回路6によ
つて検知された特徴情報Eを順次保持する。比較
回路8は、検知回路6が画像信号Dを入力したと
きに出力する特徴情報Eと、特徴メモリ7に保持
された特徴情報と順次比較して、各々の特徴情報
が異なつていれば、それは欠陥ありとして、計算
機2へ欠陥情報を出力する。
尚、画像メモリ4が入力する画像信号D、及び
比較回路8が入力する禁止信号Gとして作用する
参照信号Gは、ITVの受光面上の異物や傷に対
して、比較回路8の比較動作を禁止するために設
けられている。以上の切換回路10、検知回路
6、特徴メモリ及び比較回路8によつて、欠陥検
出手段を構成する。そして、計算機2は、比較回
路8から欠陥ありという入力があれば、欠陥検出
手段にマーク画像を生成させるので、ここではマ
ーク発生手段をも構成している。
また、マルチプレクサ11には次の2つの使用
方法がある。
第1の使用法は次のとおりである。設計データ
を前述のように読み出して、画像メモリ4に設計
上存在すべきパターンをビツトパターンとして展
開する。そして、読出回路5の出力、すなわち参
照信号Cは、マルチプレクサ11にその入力信号
Jとして供給される。一方、ITV14で撮映さ
れたレチクルやマスクの画像2値化信号Dが、マ
ルチプレクサ11にその入力信号として供給さ
れる。マルチプレクサ11でその両入力信号が合
成され、その合成信号は、カメラコントロールユ
ニツト12を介してモニタテレビ13に供給され
る。そして、モニタテレビ13の画面上に、1画
面領域に対応した設計上のパターンと当該パター
ンに対応したレチクル又はマスクのパタンとが重
ね合わされた状態で表示される。この方法は、検
査実行前の位置決めや、検査実行後の欠陥判定確
認作業の簡便化や時間短縮に役立つ。
第2の方法は次のとおりである。欠陥判定後、
欠陥表示等を行なうために利用される。欠陥位置
に対応したマーク画像としての欠陥位置表示マー
クを画像メモリ4中にビツトパターンとして展開
し、前述の方法と同様に、マルチプレクサ11に
その入力信号Jとして供給し、また、画像2値化
信号Dがその入力信号として供給される。マル
チプレクサ11でその両入力信号が合成され、そ
の合成信号は、前述の方法と同様にしてテレビモ
ニタ13に供給される。そして、テレビモニタ1
3の画面上に、レチクルやマスクのパターンと、
そのパターンの欠陥に対応した欠陥位置表示マー
クとが重ね合わされた状態で表示される。
以上、本発明の一実施例の構成の概要を述べた
が、他の実施例として、検知回路6、特徴メモリ
7、比較回路8から成る検査回路を複数設けて、
第4図に示すように接続してもよい。この場合、
6aを特徴検知のうちエツジ数検出回路とし、7
aは特徴メモリ、8aは比較回路とする。
このように、パターンの特徴を検知する際、並
列的に複数の異なる特徴を検知させれば、レチク
ル又はマスク上のパターンの欠陥は、より確実に
みつけることができる。
複数の特徴とは、前述の角エツジの形状や、エ
ツジ数のみならず、幾何学的なパターンが有する
全ての特徴、例えば、円形、方形、三角形等の独
立した1つのパターンそれ自体の形状、円形状の
パターンの曲率、複数の線状パターンの線間隔等
に関する特徴を意味する。このように、実施例に
よれば、画像メモリからITVの走査で得られる
時系列の画像信号と同一形式の参照信号を得るこ
とによつて、特徴の検知回路等が、設計データか
らの特徴検知と、レチクル又はマスクからの特徴
検知とに兼用できるばかりでなく、欠陥表示用の
マーク画像の生成(マーク画像生成手段)にも使
うこともでき、さらに、特徴検知のアルゴリズム
を変更しても計算機のプログラムを変更する必要
がなく、単に、特徴検知回路、特徴メモリ、比較
回路等の変更だけでよい。また、ITVからの画
像を検査するとき、画像メモリを検査の禁止領域
用のメモリに使用することができるので、傷や異
物による誤検査を防止できるだけでなく、1画面
中の任意の領域を非検査領域として設定すること
もできる。
次に、第3図に示したブロツク図の動作、及び
各部の詳細な構成について説明する。
第5図な一例としてレチクル15中の検査する
領域16を示す。領域16は、ITVの撮影領域
と一致するものである。MT1には、1チツプ
分、すなわちレチクル全面分の設計データが記憶
されているから、領域16に相当する設計データ
だけを選び出す必要がある。そこで、計算機2
は、検査の開始前に、MT1からレチクル全面の
全ての設計データを読込み、その設計データを内
部の記憶装置にレチクル上の検査領域毎に振り分
けて記憶する。こうして、検査領域毎に振り分け
て格納された設計データのうち、例えば上述の領
域16に関連する設計データを選び出す。このと
き、第6図に示すように、領域16から一部がは
み出すような、斜線で示した矩形パターン17の
設計データについても選び出す。
次に、計算機2は、矩形パターンの5つのパラ
メータを、展開回路3に入力可能な情報Aに変換
する処理を行なう。ここで、展開回路3の構成に
ついて第7図により説明する。
展開回路3は、情報Aの入力によつて、画像メ
モリ4上のアドレスを演算する複数のカウンタ等
から構成される演算器(以下、CULとする。)2
0と、演算されたアドレスを、画像メモリ4上の
2次元的なビツトを直接アクセスできるようにデ
コードする2つのデコーダ(以下、X−DBC、
Y−DBCとする。)21,22とから構成され
る。計算機2が、出力する情報Aは、1つの矩形
パターンに対して、7つの信号X1,X2,X3
X4,Y1,Y4,θから成り、CUL20は、これら
7つの信号を例えば時分解に入力する。7つの信
号は、第8図に示すように定められている。すな
わち、検査する領域をXY座標で表わしたとき1
つの矩形パターン25の4つの角位置P1,P2
P3,P4を座標値で表わす。P1は、矩形パターン
25の画像メモリ4への書込みの起点となる座標
値(X1、Y1)で表わされる。P2,P3は矩形パタ
ーン25のX座標値(X2)、(X3)のみで表わさ
れ、P4は、画像メモリ4への書込みの終点とな
る座標値で、(X4、Y4)で表わされる。第8図の
場合、矩形パターン25はXY座標に対して回転
していないから、情報Aのうち、θは0゜パターン
を示す信号となる。
CUL20は、上述の7つの信号を入力して、
不図示の内部の2つのカウンタXカウンタとYカ
ウンタとに、X1とY1をそれぞれセツトする。セ
ツトされたX1の値は、常に画像メモリ4のX方
向のビツトをアクセスするX−DEC21によつ
てデコードされ、Y1の値は、同様にY方向をア
クセスするY−DEC22にそれぞれアドレス情
報Bとして出力される。第8図の場合、X1を保
持した不図示のXカウンタは、その値がX2(P2
点)に等しくなるまで、1ずつ増加を行なう。こ
の間、画像メモリ4上の対応するビツトには、論
理値「1」がセツトされていく。Xカウンタは、
計数値がX2になると、再びX1にセツトされると
共に、Y1を保持した不図示のYカウンタは、1
だけ増加される。そして、上述のように、Xカウ
ンタがX2になるまで、画像メモリ4の対応する
ビツトに「1」をセツトしていく。以上の動作を
YカウンタがY4に等しくなるまでくり返す。こ
のようにして、情報Aを入力として、画像メモリ
4上には、設計値上の矩形パターン25と同一の
ビツトパターンが生成される。尚、第9図の点線
に示したように、矩形パターンがθ=45゜である
場合は、P1の座標(X1、Y1)に対して、P1から
Xカウンタ、Yカウンタとも1ずつ増加させて、
画像メモリ4上で斜めに並ぶビツトを矢印27の
ように順次アクセスする。次にP1から1つ上の
ビツトを始点として斜めに書き込む。こうして、
斜めに書き込ときは、その始点を矢印26のよう
に階段状にずらしていく。
尚、同図中、ます目の1つは、画像メモリ4の
1ビツトを表わす。また、第7図のCUL20は、
所定のクロツク信号23の入力により動作する。
もちろん、画像メモリ4は、書き込む前に、、全
ビツトが論理値「0」にクリアされる。
上述のように、画像メモリ4に検査領域分の設
計データに基づいたビツトパターンが全て書き込
まれると、第3図に示した読出回路5は、画像メ
モリ4のアドレスを操作して、ITVの走査の順
に対応するビツトから順次2値信号を読込む。
次に、第3図で示した検出回路6について第1
0図により説明する。
第10図は一例として、参照信号C、又は画像
信号Dを入力して、検査領域中、又は画像メモリ
4上の2値画像から、特徴情報Eとしてパターン
の角エツジの情報(詳しくは後述する。)を抽出
する回路を示す。時系列の参照信号C又は画像信
号Dは直列シフトレジスタ30,31を直列に複
数接続したレジスタ列に入力する。直列シフトレ
ジスタ30,31のビツト数は、画像メモリ4の
横方向に並んだ一列のビツト数と等しく定められ
る。信号C又はDは、クロツク信号37によつて
順次レジスタ列に導かれる。このレジスタ列のう
ち、シフトレジスタ30で構成される部分、例え
ば2次元的なn×nビツトを切出部32とする
と、切出部32の2値情報33は、次の角情報発
生回路34に入力する。角情報発生回路34は、
切出部32中に所定の角エツジのパターンを検知
したとき、フラグ信号35を出力すると共に角エ
ツジの形状に応じて符号化したコード36を出力
する。このコード36は、例えば切出部32中に
表われるパターン(2値論理)の角エツジの角
度、及び角エツジの方向等によつて定められる。
従つて、角情報発生回路34は、2値情報33を
入力として、所定の角エツジを検知するパターン
マツチング回路と、その出力信号を入力して、符
号化するエンコーダ回路とを備えている。
次に、第3図で示した特徴メモリ7の一例を第
11図により説明する。特徴メモリ7は、第10
図に示した角情報発生回路34のフラグ信号3
5、コード36とを入力する。この角エツジの情
報を保持する場合、特徴メモリ7には、フラグメ
モリ43とデータメモリ44とが用意されてい
る。領域40は、第5図に示したITV上の検査
領域16、又はこれと同じ画像メモリ4上の2次
元的な2値画像領域に対応する。局所領域41
は、第10図に示した切出部32によつて切出さ
れる領域に相当し、シフトレジスタ30,31の
シフトにより、第11図中、矢印の方向に移動す
る。局所領域41は画素単位に1つずつラスタ走
査と同様に移動する。
一方、フラグメモリ43は、例えば領域40中
の水平走査線の本数、あるいは画像メモリ4の縦
方向のビツト数と同数のビツト数を有し、データ
メモリ44は、1水平走査線中の画素数、あるい
は画像メモリ4の横方向のビツト数と同数のビツ
ト数から成る1ライン分のメモリL1,L2………
を有する。
ここで、この特徴メモリ7にフラグ信号35と
コード36を格納する動作を説明する。
領域40中にパターン43が存在した場合、局
所領域41が左上隅からラスタ形式の走査を始め
ると、水平方向の1走査中に角エツジがなけれ
ば、フラグメモリ43には順次対応するビツトに
「0」が入る。そして第11図のようにパターン
42の90゜の角エツジが局所領域41の中央に表
わされると、縦方向の走査位置に対応したフラグ
メモリ43のビツトに「1」が入る。同時に、メ
モリL1には、横方向の走査位置に対応したビツ
トに「1」が入力されると共に、次く数ビツトに
コード36がC1として格納される。その他のビ
ツトには「0」が入力される。さらに領域41が
右へ移動して、パターン42の右上の角をとらえ
ると、メモリL1には、その走査位置に対応した
ビツトに「1」、次く数ビツトにコード36とし
てC2が入力される。以上のように、領域40の
全面を、局所領域41が走査し終ると、フラグメ
モリ43には、水平方向の走査線上に表われる角
エツジの数だけ対応するビツトに「1」が保持さ
れ、データメモリ44には、フラグメモリ43中
の「1」の数に等しいライン分のメモリに符号化
した角エツジの情報が記憶される。
また、別の特徴情報Eとして、第4図に示され
るエツジ数検出回路6aにより、パターンのエツ
ジ(白黒の境界)をカウントする方法を第12図
に示す。参照データCは画像信号Dを入力とし
て、フレームメモリ4の走査線毎に横方向にエツ
ジをカウントする。縦方向にも走査線があると考
え、同様にエツジをカウントする。同図におい
て、カウンタメモリC1の数値は横方向のエツジ
の数を、カウンタメモリC2のそれは縦方向のエ
ツジの数をそれぞれ示している。
次に、特徴メモリ7aについて第13図により
説明する。フラグメモリ60は、第10図と同様
に、走査線の本数のビツト数を有し、データメモ
リ61はエツジのカウント値が格納される。ここ
で、格納する動作を説明する。まず、第1の走査
線によるエツジのカウント値をデータメモリ61
に格納する。次に、前者のカウント値が変化した
走査線が相当するフラグメモリ60のビツトに
「1」が入る。つまり、データが変化したところ
のみ「1」が入る。このようにして、横方向の走
査が進められ各データがメモリ60,61に格納
される。縦方向にエツジをカウントする場合も同
様であり、メモリ60,61に対応したメモリ
(図示せず)を備えていて各データが格納される。
以上のようにして、1画面分の特徴情報が格納さ
れる。
以上に述べた、MT1から設計データを読込
み、特徴メモリ7,7aに特徴情報を記憶するま
までの動作は、切換回路10をa側にした非検査
時すなわち第1状態に行なわれる。また、特徴メ
モリ7,7aに記憶された1画面分の特徴情報
は、計算機2の内部又は外部記憶装置へ転送され
る。そして、この動作をレチクル又はマスク全面
に渡つて行なうことによつて、レチクルやマスク
の1チツプ分の特徴情報が計算機2の記憶装置に
蓄積される。そして、実際にレチクルやマスクを
ITVで撮像して検査するときは、この記憶装置
から1画面分の特徴情報が、特徴メモリ7へ転送
される。
次に、第3図に示した比較回路8の動作につい
て説明する。比較回路8は、切換回路10をb側
にした第2状態としての検査時に働くものであ
り、画像信号Dを入力して、抽出された特徴情報
と、特徴メモリ7,7aに保持された特徴情報と
を順次比較する。
画像信号Dが、検知回路6に入力すると、第1
0図に示したように、角情報発生回路34は
ITVで撮像したレチクル上のパターンの角エツ
ジに応じて、フラツグ信号35とコード36を出
力する。この時、比較回路8は、フラツグメモリ
43の、ITVの走査線に対応したビツトの内容
を調べて、そのビツトが「1」であれば、データ
メモリ44中のそのラインに相当するメモリから
記憶された各ビツトの2値信号を時系列に読出
す。そして、このデータメモリ44からの時系列
の信号は、ITVの走査と同期して、検知回路6
のフラツグ信号35が発生したとき、コード36
と順次比較されていく。そして、レチクル上のパ
ターンの角エツジが、設計上の角エツジと異なる
場合、すなわち、データメモリ44中のコード
と、検知回路6が出力するコードが異なれば、計
算機2へ欠陥情報を出力する。この欠陥情報は、
フラグメモリ43及びデータメモリ44中の情報
の読み出し位置を、欠陥の位置として計算機2に
出力される。この欠陥位置の情報は、1画面毎に
記憶され、矩形枠をモニタテレビ13上に表示す
る際に使われる。具体的には、計算機2が欠陥位
置の情報、すなわち欠陥位置の画面上の座標値に
基づいてマーク画像情報Hを作成し、その情報H
を直接画像メモリ4に送り、画像メモリ4中に例
えば64×64ビツトの大きさの枠をマーク画像とし
て生成させる。この場合、計算機2はマーク発生
手段として作用している。
また、マーク画像の生成に際しては、上述のよ
うに、計算機2から画像メモリ4に直接前記情報
Hに送らずに、矩形枠マークを計算機2からの設
計データAとみなして展開回路3を介して画像メ
モリ4にマーク画像を生成するようにしてもよ
い。この場合は、矩形枠の各辺を、第8図に示し
たような1つの設計データとして、画像メモリ4
のフレームメモリ上に展開していく。
また、第4図に示されるように、角の検出の他
にエツジカウントによつて欠陥情報を得ることが
できる。この場合は、設計データAに基づいたビ
ツトパターンを画像メモリ4で得て、読出回路5
を介してエツジ数検出回路6aでエツジ数をカウ
ントし、そのカウント値を特徴メモリ7aに記憶
しておき、この設計上のカウント値と実際の画像
のエツジカウント値とを比較回路8aで比較する
ことにより、欠陥情報を得ることができる。すな
わち、カメラヘツド14でとらえたモニタテレビ
13の画面が第14図aに示されるとおりのもの
であつて、Pがパターンを示し、Defが欠陥を示
すものであれば、データメモリ61,62の内容
は第14図bに示す数値になる。横方向の走査線
に関するデータメモリ61の数値「3」、及び縦
方向の走査線に関するデータメモリ62の数値
「2」は、設計データのカウント値と必然的に異
なるから、ここで欠陥があることが判断される。
その位置は、フラツグメモリ(例えば第13図の
符号60)のビツト位置から容易にわかる。そし
て、そのビツト位置とデータメモリの情報からフ
レームメモリ4上の第14図cの斜線で示す位置
に「1」を書き込み、それ以外の位置は「0」の
ままとする。従つて、弧立した欠陥が大きくなる
と、斜線で示されるクロスマークの幅も太くな
る。
次に、第3図において、比較回路8に供給され
る禁止信号Gについて説明する。
一般に、ITV等の撮像素子の受光面には、小
さな傷が付いていたり、あとからゴミ等の異物が
付着しやすい。この傷やゴミによつて、レチク
ル、又はマスク上のパターンに欠陥がなくても、
欠陥ありとして検査されることがある。そこで、
ITVで撮像される1画面中、傷やゴミが存在す
る部分では、比較回路8の比較動作を禁止する。
そこで、ITVにパターンの無い無地の画像を
入力する。これにより受光面の傷が異物に応じた
画像信号が得られるので、この画像信号Dを、画
像メモリ4に入力する。すると画像メモリ4に
は、1画面の傷が異物に応じた2値画像が生成さ
れる。これは、検査開始の前、すなわち、特徴メ
モリ7に特徴情報が保持し終つてから行なわれ
る。そして、検査時には、ITVの走査と同期し
て、読出回路5から出力される時系列の参照信号
Cは、禁止信号Gとして、比較回路8に入力す
る。禁止信号Gが論理「1」で傷や異物を表わす
とすれば、比較回路8は、禁止信号Gの論理
「1」が入力した時点で比較動作を中止し、論理
「0」が入力された時点から、比較動作を再開す
る。尚、比較動作の中止の間でも、検知回路6、
特徴メモリ7は前述の動作を行なつている。
また、ITVの受光面に付着するゴミは時間と
共に増加する傾向があるが、レチクル数枚分の検
査時間内に、その位置が変化することは少ない。
そこで、受光面の傷や異物についての画像を、あ
らかじめ画像メモリ4に生成し、その2値画像を
信号Hとして計算機2の内部の不揮発性メモリに
転送して保持しておく。そして、必要な時点で、
この不揮発性メモリから画像メモリ4へ傷や異物
の2値画像を読出して書き込めばよい。受光面の
傷や異物による比較動作の禁止を、上述のように
行なうことによつて、ITVの走査と同時に、す
なわちリアルタイムに比較禁止の処理することが
できるので、検査時間を短縮する利点がある。
以上のように、第3図及び第4図の装置の内容
が明らかになつたところで、次に、モニタテレビ
13に表示される画像を、上述のマルチプレクサ
11の第2の使用方法に基づいて説明する。
レチクル上のパターンのITV画像70におい
て、コーナー欠け71、微小段差72、エツジの
凹凸72等の欠陥は、上述の角の比換回路8から
欠陥情報により、欠陥位置表示マークである矩形
枠75で表示される。この矩形枠75の大きさ
は、ほぼ欠陥を取り囲むような大きさに設定され
ている。また、弧立欠陥74や比較的大きな欠陥
は、上述のエツジカウントの比較回路8aからの
欠陥情報により、欠陥位置表示マークであるクロ
スマーク76で表示される。このクロスマークの
幅も、欠陥部の大きさに比例して太くなる。
尚、上述の実施例は特徴抽出による方法である
が、特徴抽出しない検査の方法の場合、例えばフ
レームメモリからの時系列的な2値信号とITV
からの2値信号を直接比較する場合でも、本発明
は全く同様に適用できる。もちろん、モニタテレ
ビがカラーの場合はマークと原画像のパターンと
を色分けすれば、さらに視認性が向上する。
また、単色のモニタテレビの場合でも、マーク
と原画像のパターンの輝度が異なるように、特に
マークの輝度を原画像のパターンのそれよりも高
めるようにすれば、視認性が向上する。
以上のように、本発明においては、設計画像の
生成とマーク画像の生成とにフレームメモリ(生
成手段)を兼用することができるので、構成が簡
単になり、また、欠陥に応じたマーク画像を原画
像と重ね合わせて表示することができるので、そ
の視認性が極めて向上している。
さらに、本発明の実施例によれば、設計データ
は、原画像の各画素が設計上備えるべき設計2値
信号に変換されて、特徴検知手段に入力すると共
に、原画像を走査して画素化した画像5値信号
も、同一の特徴検知手段に入力して、両者の信号
に基づく検知情報を比較する構成となつている。
従つて、設計データ中に、2つの重なり合う矩形
パターンのデータが存在しても、従来のように計
算機が、その包含関係をプログラムにより計算し
て特徴情報を発生する必要がなく、極めて高速の
検査処理が可能となる。さらに、特徴検知手段
は、設計データからの特徴検知と、被検査物上の
幾何学的なパターンからの特徴検知とに兼用でき
るので、装置の構成が簡単になるという利点もあ
る。また、ゴミ等による禁止領域を生成するに際
しても、フレームメモリを用いることができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、設計データの矩形パターンを示す
図;第2図は、パターンの映像信号の走査を示す
図;第3図は、本発明の一実施例を示すブロツク
図;第4図は、本発明の他の実施例を示すブロツ
ク図;第5図及び第6図は、レチクル中の検査す
る領域を示す図;第7図は、第3図の装置中の展
開回路を示す図;第8図及び第9図は、第7図の
回路の信号を説明する図;第10図及び第12図
は、それぞれ特徴検知回路を示す図;第11図及
び第13図は、それぞれ特徴メモリを示す図;第
14図a,b,cは、エツジカウントによる欠陥
表示の方法を説明する図;第15図は、テレビモ
ニタに表示されるパターンを示す図である。 1……磁気テープ(MT)、2……計算機、3
……展開回路、4……画像メモリ、5……読出回
路、6……特徴検知回路、7……特徴メモリ、8
……比較回路、9……2値化回路、10……切換
回路、11……マルチプレクサ、12……2値化
回路、13……テレビモニタ、14……ITV(カ
メラヘツド)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上に形成された幾何学的なパターンを撮
    像して、原画像情報を発生する撮像手段と;前記
    幾何学的なパターンの設計情報に対応した設計画
    像情報を生成する画像生成手段と;該生成手段か
    らの設計画像情報と前記原画像情報とに基づいて
    パターンの欠陥を前記原画像中の位置として検出
    する欠陥検出手段と;該欠陥検出手段の検出情報
    に基づいて、検出位置に応じた所定のマーク画像
    を、前記画像生成手段に生成させるマーク発生手
    段と;該画像生成手段からのマーク画像情報と前
    記原画像情報とを重ね合わせ、マークによつて前
    記パターンの欠陥部分を指示した原画像を表示す
    る表示手段と;を備えたことを特徴とするパター
    ンの欠陥検査装置。 2 欠陥検出手段は、原画像の縦横の走査線上で
    欠陥の有無を検出するように構成され、マーク発
    生手段は、欠陥が存在する走査線をマークとした
    クロスマークを、マーク画像として生成させるよ
    うに構成されたものである特許請求の範囲第1項
    に記載のパターンの欠陥検査装置。 3 欠陥検出手段は、設計画像の縦横の各走査線
    上のエツジ数と、パターン画像の縦横の各走査線
    上のエツジ数とを比較して、欠陥があるか否かを
    検査するように構成されたものである特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載のパターンの欠陥検
    査装置。 4 前記マークは、矩形枠であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のパターンの欠陥
    検査装置。
JP57187346A 1982-10-27 1982-10-27 パタ−ンの欠陥検査装置 Granted JPS5977576A (ja)

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