JPS642687Y2 - - Google Patents

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JPS642687Y2
JPS642687Y2 JP6912283U JP6912283U JPS642687Y2 JP S642687 Y2 JPS642687 Y2 JP S642687Y2 JP 6912283 U JP6912283 U JP 6912283U JP 6912283 U JP6912283 U JP 6912283U JP S642687 Y2 JPS642687 Y2 JP S642687Y2
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piston
connection port
negative pressure
indicator
cylinder
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JP6912283U
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、電気掃除機のフイルタの目詰り量
すなわち吸塵量を指示させるインジケータに関す
るものである。
(従来の技術) この種のインジケータとしては、例えば、透明
なシリンダ本体の一端に大気に開口する通気口を
設け、シリンダの他端部に軸線と交差する方向に
延びる接続口を設け、この接続口を電気掃除機の
電動送風機とフイルタとの間の負圧室に接続する
と共に、シリンダ内にピストンを摺動自在に配設
し、このピストンとシリンダの他端との間にスプ
リングを介装した構成のものがある。
この構成によれば、電動送風機の作動時には吸
気負圧が負圧室に発生して、この負圧がインジケ
ータのピストンに作用し、ピストンが吸気負圧に
よりスプリングのバネ力に抗して接続口側に変位
させられる。この変位量は吸気負圧が増大する程
大きくなる。
一方、負圧室の吸気負圧はフイルタの目詰まり
が進行する程大きくなる。そして、このフイルタ
の目詰まりがある程度進行すると、フイルタを介
して電動送風機に吸い込まれる空気は電動送風機
を十分に冷却出来ない量にまで減少し、電動送風
機が過熱状態となる虞がある。
従つて、従来は、この様な状態が生ずるのを防
止するために、上述のピストンが吸気負圧である
程度接続口側に移動したときに大気を電動送風機
側に案内させるリーク風路をシリンダに設けてい
た。
しかし、リーク風はスプリング内を流れた後に
接続口に臨む部分でスプリングのコイルの間隙か
ら接続口側に流れる構造であつたため、上述の様
にピストンが接続口側に変位してスプリングが圧
縮されると、スプリングのコイルの間隙も小さく
なり、リーク風量が低下して、リーク風による電
動送風機の冷却を十分に行うことができないとい
う問題があつた。
この様な問題を解消するものとしては、例えば
第5図,第6図に示した様なインジケータがあ
る。
このインジケータでは、シリンダCの接続口O
に負圧室の吸気負圧が作用すると、ピストンP
(弁体)がスプリングSのバネ力に抗して図中左
方に変位させられる。そして、上述したフイルタ
の目詰まりが進行して吸気負圧が高くなると、第
6図に示した様にピストンPが接続口Oの部分ま
で変位させられて、ピストンPに設けたリーク通
路Lを介して大気が負圧室側に吸い込まれ、電動
送風機の冷却が行われる。この際、スプリングS
は、接続口Oから左方に外れた状態で圧縮される
ので、リーク風の流れを阻害することはない。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この場合、ピストンPには矢印
で示した様な空気の流れによる動圧が作用するた
め、負圧の変化によりピストンが軸線方向に振動
するというチヤタリング現象が生じて、このチヤ
タリングによる振動音が騒音となり、また、ピス
トンによる吸塵量の表示が変化したりするという
好ましくない現象が生ずる。
そこで、この考案は、リーク風を電動送風機側
に十分に供給できると共に、リーク風でピストン
がチヤタリングする様なことのない電気掃除機の
吸塵量指示用インジケータを提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的のもとに、この考案は、シリンダ内に
軸線方向に延びるピストン室が形成され、前記シ
リンダの一端部に前記ピストン室を大気に連通さ
せる通気口が形成され、前記シリンダの他端部に
前記ピストン室に連通する接続口が設けられ、該
接続口が掃除機本体内のフイルタと電動送風機と
の間の負圧室に連通させられ、前記ピストン室内
にピストンが摺動自在に配設され、前記ピストン
の移動量指示用の表示部が設けられた電気掃除機
の吸塵量指示用インジケータにおいて、 前記ピストンは、前記接続口側に設けられた筒
状部と、前記通気口側に設けられて前記ピストン
室内を長手方向に気密に区画する負圧作用壁と、
前記負圧作用壁と筒状部との間に設けられて前記
筒状部内のリーク通路に連通する環状溝とを有
し、前記ピストン室の前記接続口近傍の部分には
スプリング受部が形成され、該スプリング受部と
ピストンとの間にはコイルスプリングが介装さ
れ、前記シリンダの側壁中間部には前記ピストン
が前記接続口側の所定位置まで変位させられたと
きに前記環状溝と大気とを連通させるリーク風取
入口が形成されている電気掃除機の吸塵量指示用
インジケータとしたことを特徴とするものであ
る。
(作用) この様な構成によれば、吸気負圧が増大してピ
ストンの環状溝がリーク風取入口に臨むと、リー
ク風がピストン内のリーク風路を介して電動送風
機側に流れる。この際、ピストンの負圧作用壁に
はリーク風の動圧が作用することはないので、ピ
ストンはチヤタリング現象を生ぜず、安定した姿
勢を維持する。
(実施例) 以下、この考案を第1図〜第4図に基づいて説
明する。
第3図はこの考案に係るインジケータを備える
電気掃除機を示したものである。第3図におい
て、掃除機本体1は後部ケース2と前部側の集塵
ケース3とから構成され、後部ケース2は上部ケ
ース4と下部ケース5から構成されている。後部
ケース2内には電動送風機6が装着され、後部ケ
ース2の前部には電動送風機6の空気吸込口6a
に連通する負圧室7が形成されている。集塵ケー
ス3内の集塵室8と負圧室7との間には、網製の
第1のフイルタ9、スポンジ製の第2のフイルタ
10、紙製の第3のフイルタ11が配設されてい
る。また、集塵ケース3の前部にはホース接続口
12が設けられていて、このホース接続口12に
は図示しない集塵ホースが接続される。
そして、電動送風機6を作動させると、塵埃を
含む空気が図示しない集塵ホースを介して集塵室
8内に吸い込まれた後にフイルタ9,10,11
を通過して清浄され、この清浄された空気が負圧
室7を通過した後に電動送風機6、フイルタ13
を経て排気孔14から排出されるようになつてい
る。
上部ケース4の上部に設けた凹部15の前部側
には吸塵量指示用のインジケータ16が装着され
ている(第4図参照)。このインジケータ16は、
第1図に示した如く、透明なシリンダ本体17と
これの端部に接合された接続パイプ18とから構
成されるシリンダ19を備えている。そして、こ
のシリンダ19内にはシリンダ本体17と接続パ
イプ18の接合部に跨り且つ一端が通気口17a
を介して大気に開放するピストン室20が形成さ
れ、接続パイプ18内にはピストン室20の他端
に連通する接続口21が形成されている。この接
続口21は第1図の如く負圧室7に連通させられ
ている。
ピストン室20内にはピストン22が摺動自在
に嵌合されていて、このピストン22後述するコ
イルスプリング23により通気口17a側に付勢
される。
このピストン22は、接続口21側に設けられ
た筒部22aaと、通気口17a側に設けられて
ピストン室20内を長手方向に気密に区画する負
圧作用壁22bと、負圧作用壁22bと筒状部2
2aとの間に設けられて筒状部22a内のリーク
通路25に連通する環状溝24とを有する。そし
て、この環状溝24と通路25は一連のリーク通
路26を形成している。また、コイルスプリング
23内には通路25に連通するリーク通路27が
形成され、シリンダ本体17にはピストン22が
スプリング23のバネ力に抗して接続口21側に
所定量変位させられたとき環状溝24に連通する
リーク風取入口28が形成されている。このよう
なリーク風取入口28及びリーク通路26,27
が連通すると一連のリーク風路が形成される。図
中、29はインジケータ16を覆うカバー、30
はカバー30に形成された表示部としての窓、3
1は凹部15に回動自在に装着された把手、4a
は上部ケース4の前端壁、4bは前端壁4aに形
成したスリツト、5aは下部ケース5の前端壁、
5bは前端壁5aに形成したスリツトである。
また、接続パイプ8は接続口21と接合部32
とから略L字状に形成されている。この接合部3
2の内周壁には周方向に延びる環状溝33が形成
されていて、この環状溝33内にはスプリング受
部としてのリング状のバネ受け34が嵌着されて
いる。このバネ受け34のシリンダ本体17側の
端面には周方向に延びる嵌着溝35が形成されて
いる。そして、シリンダ本体17の他端部は、接
合部32内に嵌合固定されていると共に、その先
端側が嵌着溝35内に嵌着されている。その上、
バネ受け34は、シリンダ本体17の端部で押え
られているので、外力によつて環状溝33から抜
けることがない。このようなバネ受け34とピス
トン22との間にはコイルスプリング23が介装
されている。しかも、このコイルスプリング23
の外径はピストン室20の内径とほぼ同一に形成
されている。
次に、このような構成の電気掃除機のインジケ
ータの作用を説明する。
通常の状態ではインジケータ16は負圧室7の
吸気負圧と大気圧との差圧によりピストン22が
コイルスプリング23のバネ力に抗してピストン
室20内を左右動する。そして、上述したフイル
タ9,10,11の目詰りがかなり進行して、負
圧室7内の吸気負圧が高くなり、ピストン20の
リーク通路26がリーク風取入口28に連通する
と、大気中の空気がリーク風としてリーク風取入
口28及びリーク通路26を介してリーク通路2
7内に吸い込まれる。このリーク風は接続口21
側に直接流れ、上述のモータ6cの冷却に使用さ
れる。この際、ピストン22の負圧作用壁22b
にはリーク風の動圧が作用することはないので、
ピストン22はチヤタリング現象を生ぜず、安定
した姿勢を維持する。
そして、コイルスプリング23はピストン室2
0の内壁によつて座屈するのが防止されているの
で、コイルスプリング23の圧縮によるバネ力の
低下が生じず、この結果、バネ力の変化に伴なう
吸塵量の指示誤差が生じるのを確実に防止でき
る。
第2図はこの考案の第2実施例を示したもので
ある。この実施例は、接合部32の内面にスプリ
ング受部としての段面36を設けて、この段面3
6とピストン22との間にコイルスプリング23
を介装したもので、バネ受34を第1図のように
別途設けていない。この点以外の構成及び作用は
第1実施例と同じであるので、その説明は省略す
る。
(考案の効果) この考案は、以上説明したように、前記ピスト
ンは、前記接続口側に設けられた筒状部と、前記
通気口側に設けられて前記ピストン室内を長手方
向に気密に区画する負圧作用壁と、前記負圧作用
壁と筒状部との間に設けられて前記筒状部内のリ
ーク通路に連通する環状溝とを有し、前記ピスト
ン室の前記接続口近傍の部分にはスプリング受部
が形成され、該スプリング受部とピストンとの間
にはコイルスプリングが介装され、前記シリンダ
の側壁中間部には前記ピストンが前記接続口側の
所定位置まで変位させられたときに前記環状溝と
大気とを連通させるリーク風取入口が形成されて
いる構成としたので、リーク風を電動送風機側に
十分に供給できると共に、リーク風でピストンが
チヤタリングする様なことはない。従つて、リー
ク風によるピストンのチヤタリングによる振動音
が発生したり、ピストンによる吸塵量が変化した
りする様な現象が生ずるのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るインジケータの断面
図、第2図はこの考案の第2実施例を示すインジ
ケータの断面図、第3図は第1図又は第2図に示
したインジケータを備える電気掃除機の断面図、
第4図は第3図の上部ケースとインジケータとの
関係を示す分解斜視図、第5図は従来のインジケ
ータの断面図、第6図は第5図のインジケータの
作動状態を示す断面図である。 1……掃除機本体、6……電動送風機、6a…
…吸込口、6b……フアンケース、6c……モー
タ、7……負圧室、8……集塵室、9……第1の
フイルタ、10……第2のフイルタ、11……第
3のフイルタ、16……インジケータ、17……
シリンダ本体、18……接続パイプ、19……シ
リンダ、20……ピストン室、21……接続口、
22……ピストン、22a……筒状部、22b…
…負圧作用壁、23……コイルスプリング、26
……リーク通路、27……リーク通路(リーク風
路)、28……リーク風取入口、34……バネ受
(スプリング受部)、36……段面(スプリング受
部)、B……空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ内に軸線方向に延びるピストン室が
    形成され、前記シリンダの一端部に前記ピスト
    ン室を大気に連通させる通気口が形成され、前
    記シリンダの他端部に前記ピストン室に連通す
    る接続口が設けられ、該接続口が掃除機本体内
    のフイルタと電動送風機との間の負圧室に連通
    させられ、前記ピストン室内にピストンが摺動
    自在に配設され、前記ピストンの移動量指示用
    の表示部が設けられた電気掃除機の吸塵量指示
    用インジケータにおいて、 前記ピストンは、前記接続口側に設けられた
    筒状部と、前記通気口側に設けられて前記ピス
    トン室内を長手方向に気密に区画する負圧作用
    壁と、前記負圧作用壁と筒状部との間に設けら
    れて前記筒状部内のリーク通路に連通する環状
    溝とを有し、前記ピストン室の前記接続口近傍
    の部分にはスプリング受部が形成され、該スプ
    リング受部とピストンとの間にはコイルスプリ
    ングが介装され、前記シリンダの側壁中間部に
    は前記ピストンが前記接続口側の所定位置まで
    変位させられたときに前記環状溝と大気とを連
    通させるリーク風取入口が形成されていること
    を特徴とする電気掃除機の吸塵量指示用インジ
    ケータ。 (2) コイルスプリングの外径をピストン室の内径
    とほぼ同一に形成したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電気掃除機の吸
    塵量指示用インジケータ。
JP6912283U 1983-05-11 1983-05-11 電気掃除機の吸塵量指示用インジケ−タ Granted JPS59174145U (ja)

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JP6912283U JPS59174145U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 電気掃除機の吸塵量指示用インジケ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6912283U JPS59174145U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 電気掃除機の吸塵量指示用インジケ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS59174145U JPS59174145U (ja) 1984-11-21
JPS642687Y2 true JPS642687Y2 (ja) 1989-01-23

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JP6912283U Granted JPS59174145U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 電気掃除機の吸塵量指示用インジケ−タ

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