JPS641717B2 - - Google Patents

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JPS641717B2
JPS641717B2 JP56037536A JP3753681A JPS641717B2 JP S641717 B2 JPS641717 B2 JP S641717B2 JP 56037536 A JP56037536 A JP 56037536A JP 3753681 A JP3753681 A JP 3753681A JP S641717 B2 JPS641717 B2 JP S641717B2
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
pressure fluid
pulsation
absorbing
tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP56037536A
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English (en)
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JPS57154586A (en
Inventor
Takeshi Kataoka
Hiroo Ueda
Takeshi Natori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP56037536A priority Critical patent/JPS57154586A/ja
Publication of JPS57154586A publication Critical patent/JPS57154586A/ja
Publication of JPS641717B2 publication Critical patent/JPS641717B2/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は圧力流体の伝達に使用されるホース
に関するものであり、更に詳しくは圧力流体供給
装置から吐出される圧力流体の脈動を吸収するこ
とによつて脈動によつて発生する騒音を防止しよ
うとした圧力流体の脈動吸収用ホースの改良に関
するものである。 [従来の技術] 一般に自動車のパワーステアリング装置、各種
油圧装置または各種空圧装置などの圧力流体装置
は第1図にブロツク図で示すように、ポンプのよ
うな圧力流体供給装置1と、その圧力流体によつ
て作動する作動装置2と、これらの装置を連結す
る圧力伝達用配管3及び排出管4より構成されて
いる。しかし乍ら吐出口Aから吐出される圧力流
体は圧力脈動を生じているため、圧力伝達用配管
3が振動して騒音が発生し、著しいときはその作
動装置2の作動が不安定になるなどの欠点があつ
た。 このため、供給装置1の吐出口Aと作動装置2
の供給口Bとを連通する圧力伝達用配管3として
は、第4図に示すように、ある程度体積膨張の可
能な金属ブレード或るいは繊維ブレードで補強さ
れ、しかも両端には第1図の吐出口A及び供給口
Bに接続するための継手金具5,6を持つゴムホ
ース7が用いられていた。 この金具5,6部の構造については、一方端は
吐出口A及び供給口Bに接続容易なように口金
9,10が取り付けられた構成から成り、他方端
はニツプル11及び12とソケツト13及び14
とでゴムホース端部を挟持している構成となつて
いる。 この場合、ゴムホースは音響学的に言われてい
る膨張形消音器(主として断面の不連続部におけ
る音のエネルギの反射を利用してその伝搬を防ぐ
もの)として脈動吸収に役立つていると考えられ
る。つまり、音響学的に言う膨張形消音器とは基
本形を第2図aに模型的に示すように、膨張部で
ある空胴体の長さl孔断面積S2、その空胴体の両
端に有する入力管及び尾管の孔断面面積S1とすれ
ば、この時の減衰量(△)は、 △=20log(S2/S1)+20log|sinkl| (k:定数) で示され、減衰の周波数特性は第2図のbにみら
れるように、周期的に有利に作用して減衰のピー
クを持つといつたものであり、前記ゴムホース7
を第2図のaに示す膨張形消音器にあてはめた場
合第2図のbに示すような脈動吸収に役立つてい
ると想定されるというこである。しかし乍らその
ような想定した場合、第2図のbにおいて、効き
目のない谷間(減衰量=0)の周波数も存在する
ことから、例えば自動車のパワーステアリング装
置の油圧ポンプ(第1図で示せば、圧力流体供給
装置1を言う。)などでは、エンジン駆動のため
に回転数が変動し、それにつれて脈動圧力の周波
数も変動するため、膨張形消音器として作用する
従来のゴムホースなどでは脈動吸収にムラが生ず
る恐れがあり、その対策が望まれている。 音響学的分野について見れば、膨張形消音器の
特性を改善するためには内部に細管を挿入すると
減衰の悪い周波数の谷間が消失するといつた挿入
管膨張形消音器が知られている。その挿入管膨張
形消音器は基本形を第3図のaに示すように、入
力管及び尾管の孔断面積をS1該入力管及び尾管が
空胴体内に挿入された長さを夫々la及びlc空胴体
の孔断面積及び長さをS2及びlとすれば、減衰
量(△)は、 △=20log(S2/S1)+20log|sinkl|−20l
og|coskla|−20log|coslc| で示され、これを第3図のbの減衰の周波数特性
で見てみると、減衰の悪い周波数の谷間が大幅に
少なくなつている。これは空胴体内に管の一部を
挿入してla、lcを形成したことが有効に効いてい
るからである。 さて、多くの実験結果によれば、圧力流体の脈
動吸収用ホースにおいて、ホース内に挿入する脈
動緩衝管は出来るだけ長尺であることが好まし
い。このホース内に挿入する脈動緩衝管は高圧流
体中で用いられるため、強度の強い金属管から成
つている。従つて、圧力流体の脈動吸収用ホース
において、長尺の金属管から成る脈動緩衝管をホ
ース内に挿入することは、圧力流体の脈動吸収用
ホースの可撓性、曲げ特性を著しく悪化させるも
のである。 このため長尺の金属管の代りに、1本の長尺螺
旋管をホースの一端の継手金具側に固定してホー
ス内へ挿入することが提案されている。 しかしホース内へホース全長にほぼ匹敵する長
尺の螺旋管を挿入させた圧力流体の脈動吸収用ホ
ースでは、自動車のエンジンルーム等の限られた
スペース内に配管した場合、ホースが曲げられる
ため本考案の脈動吸収効果が完全に発揮できない
ものである。即ち、ホースと螺旋管が曲げられる
ため圧力流体がスムーズに移動出来ず、脈動吸収
効果が小さく、その上螺旋管がホース内にて激し
く蛇行するためホース内周面を著しく損傷させる
のである。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは、脈動吸収効果が大
きく、しかも曲げ可撓性がよく、ホース内損傷性
を著しく低減することが出来る圧力流体の脈動吸
収用ホースを提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、ホースの両端に
継手金具が取りつけられており、前記ホース内に
該ホースの内径よりも小さい外径を有するフレキ
シブル管が挿入されており、該フレキシブル管の
一端は前記継手金具のニツプル内に加締め固定さ
れており、その他端は自由端となつているところ
の圧力流体の脈動吸収用ホースにおいて、前記フ
レキシブル管は断面が台形の金属帯と断面が三角
形の金属帯とが互いに接触した状態で螺旋巻きす
ることにより成形して成り、該フレキシブル管2
本をホースのほぼ中央内部で所定の隙間をもつて
対向して配置されて成ることを特徴とする圧力流
体の脈動吸収用ホースにある。 [作用] 本発明の作用効果は、断面が台形の金属帯と断
面が三角形の金属帯とを互いに接触した状態で螺
旋巻き成形して成るフレキシブル管2本をホース
のほぼ中央内部で所定の隙間をもつて対向して配
置させて成る圧力流体の脈動吸収用ホースとする
ことにより、曲げ可撓性を改良し、そして高圧流
体中においても蛇行性を小さくし、その結果、脈
動吸収効果を大きくさせると共にホース内損傷性
を著しく低減させたものである。即ち、本発明者
等は鋭意研究した結果、曲げ特性がよくしかも漏
れ性が小さいフレキシブル管としては、断面が台
形の金属帯と断面が三角形の金属帯とを互いに接
触した状態で螺旋巻き成形したものが最も良いこ
とも見出し、本発明に到つたものである。そして
2本のフレキシブル管を隙間程度の間隔をおいて
対向させることにより、圧力流体の流れを分流、
反射させ、その繰り返しの相乗作用により脈動を
小さくさせるようにしたものである。 [実施例] 以下この発明の脈動吸収用ホースの一実施例を
図面を参照して説明すれば、第5図においてホー
ス本体は第4図に示すゴムホースと同様に、その
壁内にはナイロン繊維から成る編組層が埋め込ま
れており、第4図と同様にその両端には継手金具
5及び6が取り付けられている。15,16がこ
の発明を特徴ずけるフレキシブルな管にして、い
ずれの管15,16も前記ゴムホース7の内径よ
りも小さい外径からなると共に圧力流体による膨
張が不可能なものからなり、いずれの一端もニツ
プル11及び12内に挿入され夫々加締めによつ
て固定されている。そして他端(自由端)同志は
ゴムホース本体7のほぼ中央内部で所定の隙間を
もつて対向して配置されている。このフレキシブ
ル管15,16は夫々可撓性を考慮してしかも隙
間から圧力流体の漏洩を最小にするために、第6
図に示すように断面が台形17と三角形18の二
種類の細い鋼管17及び18を互いに接触させた
状態で螺旋巻きをすることによつて成形されたも
のである。このフレキシブル管15,16はホー
ス本体の可撓性を損わず、しかも圧力流体によつ
て膨張が起こらないものであれば、この材料や構
造に限定することはなく、例えば銅材などから構
成してもよい。19,20は各フレキシブル管1
5,16の自由端がゴムホース7の内周面を損傷
しないようにその自由端部に被せた保護キヤツプ
である。この場合、音響学的に言う挿入管膨張形
消音器の特性を考慮し、フレキシブル管15及び
16の自由端面間はニツプル11及び12の内径
以上の間隔とすることが望ましい。 斯かる構成において、内圧流体が例えばニツプ
ル11側からフレキシブル管15中を通つてキヤ
ツプ19の自由端に致つて膨張した流れは、一部
は対向しているフレキシブル管16の内部へ進む
ものと、空隙21及び22に進むものに分流す
る。この場合、フレキシブル管15,16の自由
端から固定端(ニツプル11及び12側)への空
隙21,22は音響学的には閉管として作用する
ので流れを反射して位相を反転させるのに有効で
ある。そのため、反射を繰り返すことによつて脈
動が小さくなつてフレキシブル管16の内部を流
れて作動装置に致るのである。 この発明に係るホースの脈動吸収効果をみるた
めに行つた試験の結果は次の通りである。 試験に供した脈動吸収用ゴムホースとしては、
本発明のフレキシブル管2本を使用した本発明
品、本発明のフレキシブル管1本を使用した比較
品および本発明のフレキシブル管を入れない従来
品である。 試験方法としては自動車用パワーステアリング
装置で、圧力供給装置である回転数1000rpm油圧
ポンプにゴムホース有効長220mmの各種ホースの
一端を継ぎ、他端を作動装置であるパワーステア
リングギヤに継ぎ、パワーステアリングギヤの圧
力流体供給口に圧力センサーを取り付けて脈動圧
力の信号を取り出してアンプで増幅した後、周波
数分析にかけて油圧ポンプに特有な周波数成分の
脈動圧力を得るようにした。その試験結果は表に
示す通りであり、従来ホースに比べて本発明のホ
ースを使用したときの脈動圧力は何れもの場合も
約10dB低下してほぼ1/3に減少した。また、
フレキシブル管を片側だけに挿入配置したものの
脈動圧力の減衰は小さく、フレキシブル管を対向
した状態で両側に挿入配置させた本発明の優位性
が明らかになつた。 尚、表におけるla及びlcは夫々第3図のla及び
lcに相当するフレキシブル管のニツプル先端面か
ら自由端面までの長さである。
【表】 [発明の効果] 以上のように、この発明の圧力流体の脈動吸収
用ホースは、両端に継手金具を持つホース本体の
内部に二本のフレキシブルな管を挿入し、それぞ
れの一方端をそれぞれの金具のニツプル内に固定
し、それぞれの自由端同志を所定の隙間を隔てて
対向させた構造としたので、ホースとフレキシブ
ル管との間の空間を活用し、圧力流体の脈動を緩
和して脈動圧力を従来ホースの約1/3に低減さ
せ、そのために脈動によつて発生する騒音も減少
させることができる等の利点があり、その工業的
価値は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、圧力流体装置を示すブロツク図、第
2図のa及びbは膨張形消音器の概略図及びその
消音器の減衰特性を示すグラフ、第3図のa及び
bは挿入管膨張形消音器の概略図及びその消音器
の減衰特性を示すグラフ、第4図は従来のホース
を示す縦断面図、第5図はこの発明のホースを示
す縦断面図、第6図はこの発明の一部を示す要部
説明図である。 1:圧力流体供給装置、2:作動装置、3:圧
力伝達用配管、4:排出管、5,6:継手金具、
7:ゴムホース、9,10:口金、11,12:
ニツプル、13,14:ソケツト、15,16:
フレキシブル管、17:台形鋼帯、18:三角形
鋼帯、19,20:保護キヤツプ、21,22:
空隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホースの両端に継手金具が取りつけられてお
    り、前記ホース内に該ホースの内径よりも小さい
    外径を有するフレキシブル管が挿入されており、
    該フレキシブル管の一端は前記継手金具のニツプ
    ル内に加締め固定されており、その他端は自由端
    となつているところの圧力流体の脈動吸収用ホー
    スにおいて、前記フレキシブル管は断面が台形の
    金属帯と断面が三角形の金属帯とが互いに接触し
    た状態で螺旋巻きすることにより成形して成り、
    該フレキシブル管2本をホースのほぼ中央内部で
    所定の隙間をもつて対向して配置されて成ること
    を特徴とする圧力流体の脈動吸収用ホース。
JP56037536A 1981-03-16 1981-03-16 Hose for damping pulsation of pressure fluid Granted JPS57154586A (en)

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JP56037536A JPS57154586A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Hose for damping pulsation of pressure fluid

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JP56037536A JPS57154586A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Hose for damping pulsation of pressure fluid

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JPS57154586A JPS57154586A (en) 1982-09-24
JPS641717B2 true JPS641717B2 (ja) 1989-01-12

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159293U (ja) * 1984-03-30 1985-10-23 豊田工機株式会社 圧力流体供給ホ−ス
JPS6375692U (ja) * 1986-11-07 1988-05-20
JP2003214588A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 配管構造

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JPS57154586A (en) 1982-09-24

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