JPS641179Y2 - - Google Patents

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JPS641179Y2
JPS641179Y2 JP1128781U JP1128781U JPS641179Y2 JP S641179 Y2 JPS641179 Y2 JP S641179Y2 JP 1128781 U JP1128781 U JP 1128781U JP 1128781 U JP1128781 U JP 1128781U JP S641179 Y2 JPS641179 Y2 JP S641179Y2
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valve
rotor
groove
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shaft
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【考案の詳細な説明】 本考案は、動力舵取装置の制御弁に関し、詳し
くは、ハウジング内に、第1軸と一体的に回転し
第1軸に直交する第1摺動面及びこの第1摺動面
に開口する弁溝を有してなる第1バルブロータ
と、前記第1軸に対して同軸的かつ相対回転可能
に配設した第2軸と一体的に回転し前記第1摺動
面と摺接する第2摺動面及びこの第2摺動面に開
口する弁溝を有してなる第2バルブロータを備
え、前記両軸の相対回転角変位により前記第1バ
ルブロータの弁溝と第2バルブロータの弁溝を重
合・離反させて、パワーシリンダへの圧力油の供
給流路を切換えるようにした動力舵取装置の制御
弁、所謂、ロータリプレートバルブ形式の制御弁
に関する。
一般に、この種の制御弁においては、所期の性
能を得る上において各弁溝を設定した位置に正確
に設けること、及び各弁溝の形状、特に開口形状
を正確に形成すること等の要求があり、また安価
に製造する上において高精度の加工がしやすい安
価な加工手段により弁溝を形成し得る構造である
ことが望まれる。ところで、従来は、前記各弁溝
が前記各バルブロータの各摺動面に直接刻設され
ていて、各弁溝を設定した位置に正確に設けるこ
と、及び各弁溝の開口形状を正確に形成すること
は技術的に非常に難かしく量産に適していない。
また各摺動面に各弁溝を高精度にて直接刻設する
ためにホブ盤等の高価な機械が使用されていて、
各弁溝を形成するための加工は、上記した技術的
な問題とあいまつてコスト高となつている。
本考案は、かかる実状に鑑みなされたもので、
その目的は、各弁溝の構造を、生産性が良く安価
に製造し得る構造として、当該制御弁を安価に提
供しようとするものである。
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図は本考案に係る自動車用ラツクピ
ニオン式動力舵取装置の制御弁100を示してい
て、この制御弁100のハウジング10には、定
容量型の油圧ポンプ90に接続したインレツトポ
ート11、パワーシリンダ80の左室81に接続
したポート12、パワーシリンダ80の右室82
に接続したポート13、及びリザーバ91に接続
したリターンポート14が設けられている。また
このハウジング10には、入力軸20と出力軸3
0が同軸的かつ相対回転可能に軸支されている。
入力軸20は、中空状に形成されており、中央
部にてメタル軸受21を介してハウジング10に
回転自在に軸支され、下端にてニードルベアリン
グ22を介して出力軸30の上端に接続され、内
部に挿通したトーシヨンバー23により出力軸3
0に連結されている。なお、トーシヨンバー23
は、その上端にてピン24により入力軸20の上
端に結合され、その下端にてピン25により出力
軸30に結合されている。また入力軸20は上部
はシール部材26を通してハウジング10外に突
出していて、ステアリングホイール(図示せず)
に接続される。また、入力軸20の下部には、バ
ルブロータAが一体的に形成されている。バルブ
ロータAは、円板状に形成されていて、その下面
は軸に直交する摺動面Saとなつている。この摺動
面Saには、第1図及び第2図にて示したように、
8個の円弧状弁溝20a,20b,20c,20
d,20e,20f,20g,20hが略長方形
状を呈して開口しており、各弁溝20a〜20h
は周方向において等間隔にかつ放射状に配設され
ている。またバルブロータには、各下端にて弁溝
20b,20d,20f,20hにそれぞれ開口
し、各上端にてリターンポート14にそれぞれ連
通する4個の連通孔20i,20j,20k,2
0lが軸方向に穿設されている。
出力軸30は、中央部にてシール部材31によ
りシールされ、一対のボールベアリング32,3
3を介してハウジング10に回転自在に軸支され
ている。また出力軸30は下部外周にビニオンギ
ヤを一体的に有しており、このピニオンギヤはハ
ウジング10内にてステアリングリンケージの一
部に一体的に形成したラツクギヤ34(パワーシ
リンダ80の作動によつて押動される)と噛合し
ている。また、出力軸30の上部には、上記した
入力軸20のバルブロータAとによりハウジング
10の各ポート11〜14間の連通を制御してパ
ワーシリンダ80への圧力油の供給流路を切換え
るロータプレートバルブVを構成するバルブロー
タBが一体的に形成されている。バルブロータB
は、円柱状に形成されていて、その上面は入力軸
のバルブロータAの摺動面Saと摺動する摺動面Sb
となつている。この摺動面Sbには、第1図及び第
3図に示したように、8個の円弧状弁溝30a,
30b,30c,30d,30e,30f,60
g,30hが略台形形状を呈して開口しており、
各弁溝30a〜30hは周方向において等間隔に
かつ放射状に配設されている。各弁溝30a〜3
0hは、両軸20,30間に相対回転角変位がな
くトーシヨンバー23がねじられていない中立状
態において、第4図に部分的に示したごとく、入
力軸のバルブロータAの各弁溝20a〜20hに
それぞれ位置して近接する両側の各弁溝20a〜
20hとそれぞれ連通している。また出力軸のバ
ルブロータBには、各上端にて弁溝30a,30
h間、30b,30c間、30d,30e間、3
0f,30g間の摺動面Sbにそれぞれ開口し各下
端にて中央の環状溝R1を通してインレツトポー
ト11にそれぞれ連通する4個の連通孔30i,
30j,30k,30lが穿設され、各上端にて
弁溝30b,30d,30f,30hにそれぞれ
開口し各下端にて上方の環状溝R2を通してポー
ト12にそれぞれ連通する4個の連通孔30m,
30n,30o,30pが穿設されている。更
に、各上端にて弁溝30a,30c,30e,3
0gにそれぞれ開口し各下端にて下方の環状溝
R3を通してポート13にそれぞれ連通する4個
の連通孔30q,30r,30s,30tが穿設
され、各上端にて弁溝30a,30b間、30
c,30d間、30e,30f間、30g,30
h間の摺動面Sbにそれぞれ開口し各下端にてベア
リング32の取付部にそれぞれ開口する4個の連
通孔30u,30v,30w,30xが穿設され
ている。なお、環状溝R1,R2,R3はシールリン
グ35,36,37,38によりシールされてい
る。
しかして、本実施例においては、各バルブロー
タA,Bが、各軸20,30と一体的で各摺動面
Sa,Sbとなる一端面に各軸20,30と同心的な
環状凹所a10,b10を有するロータ本体A1,B1と、
この各ロータ本体A1,B1の各環状凹所a10,b10
嵌合固着されたリング部材A2,B2とにより構成
されている。また、各リング部材A2,B2の各摺
動面Sa,Sbとなる一端面には、第5図、第6図に
て示したように、各環状凹所a10,b10の内外両周
壁a11,a12,b11,b12に内外周両端にてそれぞれ
開口する8個の切欠溝a20,b20が放射状に形成さ
れている。このため、各弁溝20a〜20h,3
0a〜30hが、各環状凹所a10,b10の内外両周
壁a11,a12,b11,b12の一部と、各切欠溝a20,b20
の両側壁a21,a22,b21,b22及び底壁a23,b23とに
より形成されている。
このように構成した制御弁100において、入
力軸20を出力軸30に対して図示上方からみて
時計方向(又は反時計方向)に回してトルクを加
えると、トーシヨンバー23がねじれるととも
に、入力軸20と出力軸30に相対回転角変位が
生じ、この変位に応じて入力軸20側の各弁溝2
0a,20c,20e,20gが出力軸30側の
各連通孔30i,30j,30k,30l及び各
弁溝30a,30c,30e,30g(又は各弁
溝30h,30b,30d,30f)にそれぞれ
連通するとともに、入力軸20側の各弁溝20
b,20d,20f,20hが出力軸30側の各
連通孔30u,30v,30w,30x及び各弁
溝30b,30d,30f,30h(又は各弁溝
30a,30c,30e,30g)にそれぞれ連
通し、インレツトポート11がポート13又は1
2のみと連通するとともに、ポート12又は13
がリターンポート14と連通する。したがつて、
油圧ポンプ90からの圧油がポート13又は12
を通してパワーシリンダ80の右室82(又は左
室81)に供給され、パワーシリンダ80の作動
による油圧助勢作用が得られる。
ところで、この制御弁100においては、各バ
ルブロータA,Bがロータ本体A1,B1とリング
部材A2,B2とにより構成され、各弁溝20a〜
20h、30a〜30hが、各環状凹所a10,b10
の内外両周壁a11,a12,b11,b12の一部と、各切
欠溝a20,b20の両側壁a21,a22,b21,b22及び底壁
a23,b23とにより形成されている。しかして、上
記構造を得るに至る各バルブロータA,Bの製造
工程は、ロータ本体A1,B1に旋盤等により環状
凹所a10,b10を形成する工程と、予め亜鉛又はス
ズメツキを施したリング部材A2,B2にフライス
盤等により各切欠溝a20,b20を形成する工程と、
このリング部材A2,B2をロータ本体A1,B1の環
状凹所a10,b10に圧入嵌合する工程と、摺動面
Sa,Sbを研削加工により仕上げる最終工程(この
工程は従来においても行なわれている)である。
このため、環状凹所a10,b10及び切欠溝a20,b20
を容易にしかも高精度に加工することができ、各
弁溝20a〜20h,30a〜30hを設定した
位置に正確に設けること、及び各弁溝20a〜2
0h,30a〜30hの開口形状を正確に形成す
ることができる。また上記した全ての工程は、生
産性に富み安価に実施し得る工程であるため、各
バルブロータA,Bを安価に得ることができ、当
該制御弁100を安価なものとすることができ
る。なお、上記実施例においては、リング部材
A2,B2に予めメツキを施して、圧入時にリング
部材A2,B2が環状凹所a10,b10に円滑に圧入され
るようにした(カジリが生じないようにした)が
メツキは必要に応じて施せばよいものである。
また上記実施例においては、リング部材A2
B2における各切欠溝a20,b20の一端面側に、第7
図にて示したように、容易にテーパ加工を施して
一対のテーパ面a24,a25を形成することができ、
このようにテーパ面a24,a25を形成した場合に
は、第8図にて示したように、所謂二段折れのト
ルク(入力軸20に加わるトルク)一油圧(パワ
ーシリンダ80に付与される油圧)特性が得ら
れ、当該自動車用動力舵取装置において、直進時
のフイーリング向上及びハンドルもどりの向上を
共に図ることができる。
以上の説明は本考案の一実施例に基づくもので
あり、本考案は上記実施例に限らず、バルブロー
タが軸と別体に構成されている制御弁、及びハウ
ジング内に、第1軸と一体的に回転し第1軸に直
交する第1摺動面及びこの第1摺動面に開口する
弁溝を有してなる第1バルブロータと、前記第1
軸に対して同軸的かつ相対回転可能に配設した第
2軸と一体的に回転し前記第1摺動面と摺接する
第2摺動面及びこの第2摺動面に開口する弁溝を
有してなる第2バルブロータを備え、前記両軸の
相対回転角変位により前記第1バルブロータの弁
溝と第2バルブロータの弁溝を重合・離反させ
て、パワーシリンダへの圧力油の供給流路を切換
えるようにした種々の動力舵取装置の制御弁にも
適宜変更して実施し得ることは勿論のこと、その
実施に際しては、前記両バルブロータの一方にの
み実施することも可能である。
要するに、本考案においては、上記した制御弁
において、前記摺動面となる一端面に前記軸と同
心的な環状凹所を有するロータ本体と、このロー
タ本体の前記環状凹所に嵌合固着され前記環状凹
所の内外両周壁にそれぞれ開口する放射状の切欠
溝を有するリング部材とにより前記バルブロータ
が構成され、前記環状凹所の内外両周壁の一部と
前記切欠溝の両側壁及び底壁とにより前記弁溝が
形成されていることにその構成上の特徴があり、
これにより弁溝の構造を、生産性が良く安価に製
造し得る構造とすることができ、当該制御弁を安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図及び第5図は第1図に示した入力軸の底面
図、第3図及び第6図は第1図に示した出力軸の
上面図、第4図は第1図に示したロータリプレー
トバルブの部分構成説明図、第7図はリング部材
の変形例を示す部分側面図、第8図は第7図に示
したリング部材を備える制御弁によつて得られる
トルクー油圧特性線図である。 符号の説明、100……制御弁、10……ハウ
ジング、20……入力軸、20a〜20h……弁
溝、30……出力軸、30a〜30h……弁溝、
80……パワーシリンダ、A,B……バルブロー
タ、A1,B1……ロータ本体、a10,b10……環状凹
所、a11,a12,b11,b12……環状凹所の内外両周
壁、A2,B2……リング部材、a20,b20……切欠
溝、a21,a22,b21,b22……切欠溝の両側壁、
a23,b23……切欠溝の底壁、Sa,Sb……摺動面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内に、第1軸と一体的に回転し第1
    軸に直交する第1摺動面及びこの第1摺動面に開
    口する弁溝を有してなる第1バルブロータと、前
    記第1軸に対して同軸的かつ相対回転可能に配設
    した第2軸と一体的に回転し前記第1摺動面と摺
    接する第2摺動面及びこの第2摺動面に開口する
    弁溝を有してなる第2バルブロータを備え、前記
    両軸の相対回転角変位により前記第1バルブロー
    タの弁溝と第2バルブロータの弁溝を重合・離反
    させて、パワーシリンダへの圧力油の供給流路を
    切換えるようにした動力舵取装置の制御弁におい
    て、前記摺動面となる一端面に前記軸と同心的な
    環状凹所を有するロータ本体と、このロータ本体
    の前記環状凹所に嵌合固着され前記環状凹所の内
    外両周壁にそれぞれ開口する放射状の切欠溝を有
    するリング部材とにより前記バルブロータが構成
    され、前記環状凹所の内外両周壁の一部と前記切
    欠溝の両側壁及び底壁とにより前記弁溝が形成さ
    れていることを特徴とする動力舵取装置の制御
    弁。
JP1128781U 1981-01-28 1981-01-28 Expired JPS641179Y2 (ja)

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JP1128781U JPS641179Y2 (ja) 1981-01-28 1981-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS57124474U JPS57124474U (ja) 1982-08-03
JPS641179Y2 true JPS641179Y2 (ja) 1989-01-11

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ID=29809430

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