JPS6411331B2 - - Google Patents
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- JPS6411331B2 JPS6411331B2 JP5333781A JP5333781A JPS6411331B2 JP S6411331 B2 JPS6411331 B2 JP S6411331B2 JP 5333781 A JP5333781 A JP 5333781A JP 5333781 A JP5333781 A JP 5333781A JP S6411331 B2 JPS6411331 B2 JP S6411331B2
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Landscapes
- Glanulating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は空気を造粒コーテイングの主要媒体と
する通気型造粒コーテイング装置により水を造
粒、コーテイング液の主溶媒として造粒コーテイ
ングする方法において、造粒コーテイング室へ
の通気口部分に設けた電気的温度測定素子からの
出力信号、造粒コーテイング室内または排気口
部分に設けた電気的温度測定素子からの出力信号
および造粒コーテイングに用いる乾燥用空気の
絶対湿度を測定した検出器の出力信号にもとづい
て比較湿度を演算検出する手段を備えた造粒コー
テイング装置を用いて比較湿度を演算検出せし
め、かかる比較湿度が予め設定した比較湿度範囲
内になるように給気温度または/および造粒コー
テイング液の噴霧液量を制御することを特徴とす
る造粒コーテイング制御方法に関するものであ
る。
する通気型造粒コーテイング装置により水を造
粒、コーテイング液の主溶媒として造粒コーテイ
ングする方法において、造粒コーテイング室へ
の通気口部分に設けた電気的温度測定素子からの
出力信号、造粒コーテイング室内または排気口
部分に設けた電気的温度測定素子からの出力信号
および造粒コーテイングに用いる乾燥用空気の
絶対湿度を測定した検出器の出力信号にもとづい
て比較湿度を演算検出する手段を備えた造粒コー
テイング装置を用いて比較湿度を演算検出せし
め、かかる比較湿度が予め設定した比較湿度範囲
内になるように給気温度または/および造粒コー
テイング液の噴霧液量を制御することを特徴とす
る造粒コーテイング制御方法に関するものであ
る。
なお、念のため言うならば、造粒コーテイング
とは造粒操作またはコーテイング操作または造粒
をしながらコーテイングを行なう操作の何れもを
さすものとする。
とは造粒操作またはコーテイング操作または造粒
をしながらコーテイングを行なう操作の何れもを
さすものとする。
近年医薬、食品等の粉粒体の造粒コーテイング
方法としては従来からの一般的な造粒コーテイン
グ方法とあわせ、空気を造粒コーテイングの主要
媒体とする造粒コーテイング方法、たとえば粉粒
体を管胴内で気流で流動化させながらそれに造粒
コーテイング液を噴霧して造粒コーテイングを行
なう流動層造粒コーテイング法、管胴内の気流中
に粉粒体の溶液またはけん濁物を噴霧して造粒コ
ーテイングを行なう噴霧乾燥造粒コーテイング
法、粉粒体を管胴内の回転子と共に遠心流動化さ
せながらそれに造粒コーテイング液を噴霧して造
粒コーテイングを行なう遠心流動造粒コーテイン
グ法、粉粒体を減圧通気乾燥機構を有した回転ド
ラム中で流動させながらそれに造粒コーテイング
液を噴霧して造粒コーテイングを行なう減圧通気
造粒コーテイング法などが時間の短縮、作業性、
安定性の向上、工程の合理化等の観点から繁用さ
れている。
方法としては従来からの一般的な造粒コーテイン
グ方法とあわせ、空気を造粒コーテイングの主要
媒体とする造粒コーテイング方法、たとえば粉粒
体を管胴内で気流で流動化させながらそれに造粒
コーテイング液を噴霧して造粒コーテイングを行
なう流動層造粒コーテイング法、管胴内の気流中
に粉粒体の溶液またはけん濁物を噴霧して造粒コ
ーテイングを行なう噴霧乾燥造粒コーテイング
法、粉粒体を管胴内の回転子と共に遠心流動化さ
せながらそれに造粒コーテイング液を噴霧して造
粒コーテイングを行なう遠心流動造粒コーテイン
グ法、粉粒体を減圧通気乾燥機構を有した回転ド
ラム中で流動させながらそれに造粒コーテイング
液を噴霧して造粒コーテイングを行なう減圧通気
造粒コーテイング法などが時間の短縮、作業性、
安定性の向上、工程の合理化等の観点から繁用さ
れている。
これら空気を主要媒体とする造粒コーテイング
方法はいずれも造粒コーテイング液の噴霧、乾燥
のくり返しかまたは造粒コーテイング液の噴霧、
乾燥を同時に行なうかにより造粒コーテイングが
施されるがその際湿度の制御は重要な要因の一つ
となる。
方法はいずれも造粒コーテイング液の噴霧、乾燥
のくり返しかまたは造粒コーテイング液の噴霧、
乾燥を同時に行なうかにより造粒コーテイングが
施されるがその際湿度の制御は重要な要因の一つ
となる。
最近では防災面または大気汚染防止の点から造
粒コーテイング液の溶媒として水を使用すること
が多くなつている。とくに水を使用する場合、安
定した操業と品質の一定した製品を得るためには
造粒コーテイング室内の湿度を制御することが最
も重要であり、湿りすぎたりすると団塊ができた
りして不良品となり大きな損失を与えることにな
る。
粒コーテイング液の溶媒として水を使用すること
が多くなつている。とくに水を使用する場合、安
定した操業と品質の一定した製品を得るためには
造粒コーテイング室内の湿度を制御することが最
も重要であり、湿りすぎたりすると団塊ができた
りして不良品となり大きな損失を与えることにな
る。
従来湿度の制御に関しては、排気側の湿度を測
定して制御する考え方があつたが、排気側の風量
が多過ぎたり、湿度計の検出部が粉末等の付着あ
るいは他の原因で妨害を受けやすくまた寿命も短
かかつたりして湿度測定のための適当な計器がな
く湿度測定ができなかつたため、湿度測定による
制御はできなかつた。しかる理由により、やむな
く作業者の経験と勘に頼るかあるいは他の条件を
測定、制御することにより間接的にしか制御せざ
るを得ず、そのため湿度制御が十分にできず安定
した操業と品質の一定した製品が得られなかつ
た。
定して制御する考え方があつたが、排気側の風量
が多過ぎたり、湿度計の検出部が粉末等の付着あ
るいは他の原因で妨害を受けやすくまた寿命も短
かかつたりして湿度測定のための適当な計器がな
く湿度測定ができなかつたため、湿度測定による
制御はできなかつた。しかる理由により、やむな
く作業者の経験と勘に頼るかあるいは他の条件を
測定、制御することにより間接的にしか制御せざ
るを得ず、そのため湿度制御が十分にできず安定
した操業と品質の一定した製品が得られなかつ
た。
そこで本発明者らは造粒コーテイング方法にお
ける湿度測定について種々研究を重ねた結果造粒
コーテイング室への通気口部分および造粒コーテ
イング室内または排気口部分に電気的温度測定素
子を設け両温度と給気側の絶対湿度の3因子から
後述する関係式を用いて演算することにより造粒
コーテイング室内の比較湿度が求まることが判つ
た。すなわち両方の電気的温度測定素子からの出
力信号および給気側の絶対湿度を測定した検出器
の出力信号にもとづいて比較湿度を導く演算回路
を設けた湿度検出制御装置によつて比較湿度を検
知できることが判つた。
ける湿度測定について種々研究を重ねた結果造粒
コーテイング室への通気口部分および造粒コーテ
イング室内または排気口部分に電気的温度測定素
子を設け両温度と給気側の絶対湿度の3因子から
後述する関係式を用いて演算することにより造粒
コーテイング室内の比較湿度が求まることが判つ
た。すなわち両方の電気的温度測定素子からの出
力信号および給気側の絶対湿度を測定した検出器
の出力信号にもとづいて比較湿度を導く演算回路
を設けた湿度検出制御装置によつて比較湿度を検
知できることが判つた。
すなわち、本装置により造粒コーテイング工程
における湿度を容易にかつ適確に制御することが
できるということを見い出し、本発明を完成する
に至つた。とくに本装置による湿度の測定は感温
素子にサーミスタあるいは測温抵抗体など適宜の
電気的温度測定素子が用いられるため、市販の湿
度計と異なり湿度計の検出部が粉末等の付着ある
いは他の原因で妨害を受けることがないため従来
は不可能であつた粉塵がたちこめる造粒コーテイ
ング室内の湿度の測定が可能となり常時、安定し
た状態で湿度を検出できるという画期的な特徴を
有している。
における湿度を容易にかつ適確に制御することが
できるということを見い出し、本発明を完成する
に至つた。とくに本装置による湿度の測定は感温
素子にサーミスタあるいは測温抵抗体など適宜の
電気的温度測定素子が用いられるため、市販の湿
度計と異なり湿度計の検出部が粉末等の付着ある
いは他の原因で妨害を受けることがないため従来
は不可能であつた粉塵がたちこめる造粒コーテイ
ング室内の湿度の測定が可能となり常時、安定し
た状態で湿度を検出できるという画期的な特徴を
有している。
すなわち、本発明は造粒コーテイングの極めて
重要な主要因である湿度の制御につき、従来は湿
度測定による制御が全く不可能であつたものをは
じせて可能にした画期的なものである。
重要な主要因である湿度の制御につき、従来は湿
度測定による制御が全く不可能であつたものをは
じせて可能にした画期的なものである。
本発明を実施するに必要な比較湿度を演算する
方法を以下に記載する。
方法を以下に記載する。
なお、本発明における比較湿度は安定した操業
と品質の一定した製品を得るための制御にかなう
限り厳密な意味での比較湿度にはとらわれない。
と品質の一定した製品を得るための制御にかなう
限り厳密な意味での比較湿度にはとらわれない。
造粒コーテイングに用いる乾燥用空気の絶対湿
度をHD、温度をTDとした場合、造粒コーテイン
グ室の湿度が上昇するにつれて造粒コーテイング
室内の温度は断熱冷却線に沿つて低下する。そし
て造粒コーテイング室の温度がTWになつたとき
の絶対湿度をHWとし、またTWにおける飽和湿度
をHSWとすれば、比較湿度φは(1)式から求まる。
度をHD、温度をTDとした場合、造粒コーテイン
グ室の湿度が上昇するにつれて造粒コーテイング
室内の温度は断熱冷却線に沿つて低下する。そし
て造粒コーテイング室の温度がTWになつたとき
の絶対湿度をHWとし、またTWにおける飽和湿度
をHSWとすれば、比較湿度φは(1)式から求まる。
φ=HW/HSW×100 (1)
また乾燥流動化空気の絶対湿度をHD、温度を
TDとしたときの断熱冷却線は(2)式で示されるた
め造粒コーテイング室内の温度TWでの絶対湿度
HWは(3)式で求まる。
TDとしたときの断熱冷却線は(2)式で示されるた
め造粒コーテイング室内の温度TWでの絶対湿度
HWは(3)式で求まる。
CH(TD−TW)=rW(HW−HD) (2)
HW=CH(TD−TW)/rW+HD (3)
CH:湿り比熱〔kcal/Kg乾き空気℃〕
rW:TWの蒸発潜熱〔kcal/水1Kg〕
なおCHは(4)式で求まることが知られている。
CH=0.24+0.46HD (4)
rWは(5)式で求まる。
rW=595−65/114.5TW (5)
次にTWにおける飽和湿度HSWは別途に(6)式か
ら求まることが知られている。
ら求まることが知られている。
HSW=0.620PW/760−PW (6)
PW:温度TWでの飽和水蒸気圧〔mmHg〕
なおPWはクラジウス、クラペイロンの関係式
を適用して(7)式から求まる。
を適用して(7)式から求まる。
log PW=8.86−2229/273+TW (7)
なお、PWとTWの関係式は(7)式に限定されな
い。温度TWとその温度Twでの水の飽和水蒸気
圧PWを求めることができれば他の式を用いても
よい。
い。温度TWとその温度Twでの水の飽和水蒸気
圧PWを求めることができれば他の式を用いても
よい。
例えば、アントインの式(化学工学便覧、化学
工学協会編第25頁、第26頁)があげられる。
工学協会編第25頁、第26頁)があげられる。
以上、HWは(3),(4),(5)式からHD,TD,TWを
変数とする関数である。HSWは(6),(7)式からTW
を変数とする関数である。従つて、このような
HD,TW,TDを変数とする関係を演算回路に組み
こむことによつて比較湿度φが算出されることに
なる。
変数とする関数である。HSWは(6),(7)式からTW
を変数とする関数である。従つて、このような
HD,TW,TDを変数とする関係を演算回路に組み
こむことによつて比較湿度φが算出されることに
なる。
電気的温度測定素子を設置する場所は、前述の
TDに相当する温度を測定する位置については造
粒コーテイング室への通気口の近辺に設置するこ
とが望ましい。TWに相当する温度を測定する位
置については造粒コーテイング室内が望ましく、
また排気口入口付近に設置してもよい。電気的温
度測定素子はサーミスタあるいは測温抵抗体など
の電気的温度測定素子が用いられる。
TDに相当する温度を測定する位置については造
粒コーテイング室への通気口の近辺に設置するこ
とが望ましい。TWに相当する温度を測定する位
置については造粒コーテイング室内が望ましく、
また排気口入口付近に設置してもよい。電気的温
度測定素子はサーミスタあるいは測温抵抗体など
の電気的温度測定素子が用いられる。
前述のHDを測定する位置は空気取入口から造
粒コーテイング室の通気口への間であれば何れで
もよい。絶対湿度HDの検出は乾湿球湿度計の原
理に従つて乾球と湿球の温度を測定し、これを電
子回路で絶対湿度HDを演算するもの、導電性ポ
リマーを主体とした高分子感湿素子または金属酸
化物半導体の多孔質焼結体の感湿素子を用いて電
子回路でHDを演算するもの、α線を用いて物質
の質量の変化をα線吸収量として検知し、電子回
路でHDを演算するもの、あるいは植物の髄の薄
片を化学処理し電極を付けたものから電子回路で
HDを演算するもの、または電気導電度の測定か
ら電子回路でHDを演算するもの等、電子回路で
HDの演算が可能な湿度計によつてHDが検出され
る。
粒コーテイング室の通気口への間であれば何れで
もよい。絶対湿度HDの検出は乾湿球湿度計の原
理に従つて乾球と湿球の温度を測定し、これを電
子回路で絶対湿度HDを演算するもの、導電性ポ
リマーを主体とした高分子感湿素子または金属酸
化物半導体の多孔質焼結体の感湿素子を用いて電
子回路でHDを演算するもの、α線を用いて物質
の質量の変化をα線吸収量として検知し、電子回
路でHDを演算するもの、あるいは植物の髄の薄
片を化学処理し電極を付けたものから電子回路で
HDを演算するもの、または電気導電度の測定か
ら電子回路でHDを演算するもの等、電子回路で
HDの演算が可能な湿度計によつてHDが検出され
る。
または直接、絶対湿度計によつても測定でき
る。
る。
本発明を実施するための空気を主要媒体とする
通気型造粒コーテイング装置としては粉粒体を管
胴内で気流で流動化させながらそれに造粒コーテ
イング液を噴霧して造粒コーテイングを行なう流
動層造粒コーテイング装置、管胴内の気流中に粉
粒体の溶液またはけん濁物を噴霧して造粒コーテ
イングを行なう噴霧乾燥造粒コーテイング装置、
粉粒体を管胴内の回転子と共に遠心流動化させな
がらそれに造粒コーテイング液を噴霧して造粒コ
ーテイングを行なう遠心流動造粒コーテイング装
置、粉粒体を減圧通気乾燥機構を有した回転ドラ
ム中で転動させながらそれに造粒コーテイング液
を噴霧して造粒コーテイングを行なう減圧通気造
粒コーテイング装置が挙げられる。
通気型造粒コーテイング装置としては粉粒体を管
胴内で気流で流動化させながらそれに造粒コーテ
イング液を噴霧して造粒コーテイングを行なう流
動層造粒コーテイング装置、管胴内の気流中に粉
粒体の溶液またはけん濁物を噴霧して造粒コーテ
イングを行なう噴霧乾燥造粒コーテイング装置、
粉粒体を管胴内の回転子と共に遠心流動化させな
がらそれに造粒コーテイング液を噴霧して造粒コ
ーテイングを行なう遠心流動造粒コーテイング装
置、粉粒体を減圧通気乾燥機構を有した回転ドラ
ム中で転動させながらそれに造粒コーテイング液
を噴霧して造粒コーテイングを行なう減圧通気造
粒コーテイング装置が挙げられる。
本発明を実施するために造粒コーテイング室で
噴霧される造粒コーテイング液の溶媒は水を主溶
媒とするものである。
噴霧される造粒コーテイング液の溶媒は水を主溶
媒とするものである。
本発明の湿度検出制御装置は前述の方法によつ
て造粒コーテイング時の比較湿度を演算検出でき
ると共に、予め一定巾を有する比較湿度を記憶さ
せることができ、両者の比較湿度を比較して、演
算検出された比較湿度が予め設定しておいた比較
湿度の許容範囲を越えたとき許容範囲内に納める
ように制御信号を発信させることもできる。本発
明における給気温度または/および造粒コーテイ
ング液の噴霧液量を制御するにあたつては予め設
定した一定の巾を有する比較湿度を湿度検出制御
装置に記憶させておいて前述のHW,TD,TWか
ら算出された比較湿度φが上記許容一定巾に入る
ように給気温度または/および噴霧液量が制御さ
れる。記憶される比較湿度は別途実験的試行錯誤
的に求められた値で上限と下限の比較湿度の差が
20%位が望ましい。
て造粒コーテイング時の比較湿度を演算検出でき
ると共に、予め一定巾を有する比較湿度を記憶さ
せることができ、両者の比較湿度を比較して、演
算検出された比較湿度が予め設定しておいた比較
湿度の許容範囲を越えたとき許容範囲内に納める
ように制御信号を発信させることもできる。本発
明における給気温度または/および造粒コーテイ
ング液の噴霧液量を制御するにあたつては予め設
定した一定の巾を有する比較湿度を湿度検出制御
装置に記憶させておいて前述のHW,TD,TWか
ら算出された比較湿度φが上記許容一定巾に入る
ように給気温度または/および噴霧液量が制御さ
れる。記憶される比較湿度は別途実験的試行錯誤
的に求められた値で上限と下限の比較湿度の差が
20%位が望ましい。
本発明を実施するには、前述の湿度を検出する
手段を備えた造粒コーテイング装置において予め
設定した比較湿度の範囲内で給気温度または/お
よび噴霧液量を手動または自動などの適当な方法
で制御することにより実施することができる。す
なわち予め設定した比較湿度以上になれば噴霧す
る液量を抑制するかまたは/および給気温度を上
げる等の手段を構ずればよく、逆に予め設定した
比較湿度以下になれば給気温度を下げるかまた
は/および噴霧液量を上げるなどの手段を構ずる
ことによつて常に一定した状態で造粒コーテイン
グが行なえるようになる。
手段を備えた造粒コーテイング装置において予め
設定した比較湿度の範囲内で給気温度または/お
よび噴霧液量を手動または自動などの適当な方法
で制御することにより実施することができる。す
なわち予め設定した比較湿度以上になれば噴霧す
る液量を抑制するかまたは/および給気温度を上
げる等の手段を構ずればよく、逆に予め設定した
比較湿度以下になれば給気温度を下げるかまた
は/および噴霧液量を上げるなどの手段を構ずる
ことによつて常に一定した状態で造粒コーテイン
グが行なえるようになる。
この手段を実施する方法としては検出された湿
度を作業者が読み取り、前述の噴霧液量または/
および給気温度の調整を手動制御で行なうことも
でき、さらには湿度検出制御装置からの出力信号
により予め設定した比較湿度範囲内で上記手段を
自動的に制御することもできる。自動的に制御す
る方法としては造粒コーテイングの制御目的に合
うよう電磁弁、リレー、タイマー等を用いて制御
回路を組み湿度検出制御装置からの指示信号によ
り予め設定した比較湿度範囲内に入るように前述
の噴霧するポンプ(液量、時間等)を制御した
り、または給気温度を制御したりあるいはこれら
を同時に制御するなどして造粒コーテイングを目
的に即した方向に自動的に制御すればよいもので
ある。この制御回路は電気信号の入出力を利用す
るものであり従来の電気制御技術により容易に実
施することができる。
度を作業者が読み取り、前述の噴霧液量または/
および給気温度の調整を手動制御で行なうことも
でき、さらには湿度検出制御装置からの出力信号
により予め設定した比較湿度範囲内で上記手段を
自動的に制御することもできる。自動的に制御す
る方法としては造粒コーテイングの制御目的に合
うよう電磁弁、リレー、タイマー等を用いて制御
回路を組み湿度検出制御装置からの指示信号によ
り予め設定した比較湿度範囲内に入るように前述
の噴霧するポンプ(液量、時間等)を制御した
り、または給気温度を制御したりあるいはこれら
を同時に制御するなどして造粒コーテイングを目
的に即した方向に自動的に制御すればよいもので
ある。この制御回路は電気信号の入出力を利用す
るものであり従来の電気制御技術により容易に実
施することができる。
なお本発明における造粒コーテイングとは流動
層造粒コーテイング法、噴霧乾燥造粒コーテイン
グ法、遠心流動造粒コーテイング法、減圧通気造
粒コーテイング法等の装置で粒体にあるいは粉粒
体、錠剤等に適当な剤皮(糖衣、フイルムなど)
を施す等のいわゆる一般的な工程、操作である。
層造粒コーテイング法、噴霧乾燥造粒コーテイン
グ法、遠心流動造粒コーテイング法、減圧通気造
粒コーテイング法等の装置で粒体にあるいは粉粒
体、錠剤等に適当な剤皮(糖衣、フイルムなど)
を施す等のいわゆる一般的な工程、操作である。
なお本発明を第1図の実施例にもとづいて簡単
に説明すると第1図は流動造粒コーテイング法に
おける制御回路を示したもので8および9は電気
的温度測定素子を示し10および11は8および
9の電気的温度測定素子で測定された温度に比例
した信号を発信する発信器である。12は流動化
乾燥空気の湿度検知器であり13は12の検知器
で検知された湿度を絶対湿度に演算し、かつ絶対
湿度に比例した信号を発信する発信器である。各
発信器から発信された電気信号は湿度検出制御装
置14に入力され湿度検出制御装置内の演算回路
で比較湿度が算出されまた本装置で比較湿度を表
示することもできる。
に説明すると第1図は流動造粒コーテイング法に
おける制御回路を示したもので8および9は電気
的温度測定素子を示し10および11は8および
9の電気的温度測定素子で測定された温度に比例
した信号を発信する発信器である。12は流動化
乾燥空気の湿度検知器であり13は12の検知器
で検知された湿度を絶対湿度に演算し、かつ絶対
湿度に比例した信号を発信する発信器である。各
発信器から発信された電気信号は湿度検出制御装
置14に入力され湿度検出制御装置内の演算回路
で比較湿度が算出されまた本装置で比較湿度を表
示することもできる。
さらに本装置で算出された比較湿度は本装置内
で予め記憶させておいた制御範囲の比較湿度と比
較して、演算検出された比較湿度が予め記憶させ
ておいた比較湿度の許容範囲を越えたとき制御範
囲内に入るように制御信号を流動層造粒コーテイ
ング装置の制御器15に入力し、この制御器を介
して予め設定された比較湿度の範囲内で造粒コー
テイングができるようにスプレーガン5の噴霧液
量を制御するかまたは/および流動化空気を加熱
する熱交換器2の加熱量を調整し給気温度を制御
するものである。
で予め記憶させておいた制御範囲の比較湿度と比
較して、演算検出された比較湿度が予め記憶させ
ておいた比較湿度の許容範囲を越えたとき制御範
囲内に入るように制御信号を流動層造粒コーテイ
ング装置の制御器15に入力し、この制御器を介
して予め設定された比較湿度の範囲内で造粒コー
テイングができるようにスプレーガン5の噴霧液
量を制御するかまたは/および流動化空気を加熱
する熱交換器2の加熱量を調整し給気温度を制御
するものである。
以上詳細に説明したように本発明は常時一定し
た品質の造粒コーテイング製品を得るため湿度を
造粒コーテイングの直接のパラメーターとした従
来技術では全く不可能であつた造粒コーテイング
の適確な湿度の制御を絶対湿度既知の流動化乾燥
空気を用い2本の電気的温度測定素子と湿度検出
制御回路を備えた装置によつてはじめて可能なら
しめた画期的な造粒コーテイング制御方法であ
る。
た品質の造粒コーテイング製品を得るため湿度を
造粒コーテイングの直接のパラメーターとした従
来技術では全く不可能であつた造粒コーテイング
の適確な湿度の制御を絶対湿度既知の流動化乾燥
空気を用い2本の電気的温度測定素子と湿度検出
制御回路を備えた装置によつてはじめて可能なら
しめた画期的な造粒コーテイング制御方法であ
る。
なお本発明の実施態様の一例を第1図に示した
が勿論本発明はこれに何ら限定されるものではな
い。
が勿論本発明はこれに何ら限定されるものではな
い。
第1図は流動造粒コーテイング法における本発
明の実施態様の一例を示す概略図を示すものであ
る。 第1図において、1は乾燥流動化用空気の取入
れ口、2は1からの空気を加熱する熱交換器、3
は被造粒または被コーテイング物を収納するコン
テナー、4は被造粒または被コーテイング物、5
はスプレーガン、6は被造粒またはコーテイング
物と乾燥流動化用空気とを分離させるバグフイル
ター、7は排気口を示す。8および9は電気的温
度測定素子、10および11は温度信号発信器、
12は湿度検知器、13は絶対湿度演算発信器、
14は湿度検出制御器、15は流動造粒コーテイ
ング装置の制御器を示す。16は流動造粒コーテ
イング室への通気口を示す。なお図中の矢印は空
気の流れを破線は検出信号の経路をそれぞれ示
す。
明の実施態様の一例を示す概略図を示すものであ
る。 第1図において、1は乾燥流動化用空気の取入
れ口、2は1からの空気を加熱する熱交換器、3
は被造粒または被コーテイング物を収納するコン
テナー、4は被造粒または被コーテイング物、5
はスプレーガン、6は被造粒またはコーテイング
物と乾燥流動化用空気とを分離させるバグフイル
ター、7は排気口を示す。8および9は電気的温
度測定素子、10および11は温度信号発信器、
12は湿度検知器、13は絶対湿度演算発信器、
14は湿度検出制御器、15は流動造粒コーテイ
ング装置の制御器を示す。16は流動造粒コーテ
イング室への通気口を示す。なお図中の矢印は空
気の流れを破線は検出信号の経路をそれぞれ示
す。
Claims (1)
- 1 空気を造粒コーテイングの主要媒体とする通
気型造粒コーテイング装置により水を造粒、コー
テイング液の主溶媒として造粒コーテイングする
方法において、造粒コーテイング室への通気口
部分に設けた電気的温度測定素子からの出力信
号、造粒コーテイング室内または排気口部分に
設けた電気的温度測定素子からの出力信号および
造粒コーテイングに用いる乾燥用空気の絶対湿
度を測定した検出器の出力信号にもとづいて比較
湿度を演算検出する手段を備えた造粒コーテイン
グ装置を用いて比較湿度を演算検出せしめ、かか
る比較湿度が予め設定した比較湿度範囲内になる
ように給気温度または/および造粒コーテイング
液の噴霧液量を制御することを特徴とする造粒コ
ーテイング制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333781A JPS57167730A (en) | 1981-04-08 | 1981-04-08 | Controlling method for granulating and coating |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333781A JPS57167730A (en) | 1981-04-08 | 1981-04-08 | Controlling method for granulating and coating |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57167730A JPS57167730A (en) | 1982-10-15 |
JPS6411331B2 true JPS6411331B2 (ja) | 1989-02-23 |
Family
ID=12939928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5333781A Granted JPS57167730A (en) | 1981-04-08 | 1981-04-08 | Controlling method for granulating and coating |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57167730A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0560953A (ja) * | 1991-09-03 | 1993-03-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光伝送用ガラスフアイバ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5137681B2 (ja) * | 1972-07-15 | 1976-10-18 | ||
JPS5689B2 (ja) * | 1974-12-27 | 1981-01-06 | ||
JPS55167038A (en) * | 1979-06-13 | 1980-12-26 | Takeda Chem Ind Ltd | Fluidizing, granulating, and drying apparatus |
-
1981
- 1981-04-08 JP JP5333781A patent/JPS57167730A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57167730A (en) | 1982-10-15 |
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