JPS641030Y2 - - Google Patents

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JPS641030Y2
JPS641030Y2 JP1985082280U JP8228085U JPS641030Y2 JP S641030 Y2 JPS641030 Y2 JP S641030Y2 JP 1985082280 U JP1985082280 U JP 1985082280U JP 8228085 U JP8228085 U JP 8228085U JP S641030 Y2 JPS641030 Y2 JP S641030Y2
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grain
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sorting
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、米等の穀粒を揚穀しつつ、未熟粒や
砕粒等を選別除去する穀類選別機において、穀粒
を掻上げると共に、上昇搬送する揚穀螺旋体に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の穀類選別機に関しては、特公昭
59−14269号公報、特開昭57−177381号公報、特
開昭58−146475号公報、特開昭58−153562号公報
および特開昭58−156377号公報等において既に開
示されている。
これらの穀類選別機は、第5図に示すように、
円筒状の選別網体2と、選別網体2の内部に収嵌
された揚穀螺旋体3とが、互いに同心かつ回転可
能に外殻体4内に立設されて成り、揚穀螺旋体3
により揚穀された穀粒が選別網体2の上部に穿設
された放出口23aから上部仕切板15上に落下
し、該仕切板15上の穀粒は、選別網体2に固着
された掻出羽根16によつて外殻体4の上部外周
の一部に形成された取出口45に移送され、該取
出口45から貯留タンク8内に導かれるようにし
たものである。
これらの穀類選別機にて使用されている選別網
体2は、下部筒21、中間の網筒22および上部
筒23とで構成された円筒状を成し、網筒22の
全域には網目22aが回転方向に向けて整然と多
数穿孔されている。この選別網体2は、駆動軸6
に接手部20の箇所で連結されている。この駆動
軸6は、揚穀螺旋体3内に延在し、下端部6aが
ギヤボツクスGを介してモータMに連結され、か
つ、上端部6bが天板7に軸支されている。
また、選別網体2の下部筒21は、受粒筒5の
上端面51に配設されたガイドローラ10によつ
て回転可能に支持されている。
一方、上記揚穀螺旋体3は、螺旋軸31の外周
に螺旋羽根32を設けてなり、螺旋羽根32は選
別網体2の下部筒21に対向するところを供給域
33に、網筒22に対向するところを選別域34
に、上部筒23に対向するところを取出域35
に、さらに、上記供給域33の下部である最下端
部を掻上域36にして、作用域別に分けて構成さ
れている。揚穀螺旋体3の底板30は、ギヤボツ
クスGを介してモータMに連結された回転盤11
に連結されており、回転盤11の回転により揚穀
螺旋体3が駆動軸6を中心に回転する。
上記穀類選別機により選別され、貯留タンク8
に貯粒された穀類、例えば、米は、一定量を計量
されて、袋詰される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種縦型揚穀選別機は、選別作業
の終つた受粒部5内を清潔にするために、残留粒
を生じさせないようにする必要がある。そこで特
開昭59−第49875号に開示されているように、螺
旋翼始端部に弾性体からなる掬き上げ用の舌片を
取着けた構造が提案されている。しかしながら、
この舌片は螺旋翼とは別に製造しなければなら
ず、またその舌片を螺旋翼始端部にビス等で固定
する工程が必要となり、製作取付に余分な時間を
必要としていた。更に螺旋翼が主螺旋翼のみであ
るために掻き上げを一枚の舌片にて行つているの
で、やはり多量の残留粒を生じていた。
本考案は、このような問題点に着目してなされ
たもので、残留粒の生じない穀類選別機の揚穀螺
旋体を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、円筒状選別網体と該選別網体の内部
に収嵌された螺旋軸の外周に主螺旋羽根を有して
なる揚穀螺旋体とが互に同心して回転するように
共に外殻体内に立設され、前記選別網体の内周径
とほぼ同径の筒状受粒部が選別網体の直下に位置
するごとく基盤上に据え付けられ、前記揚穀螺旋
体が筒状受粒部と選別網体の内部に連つて収嵌回
転するごとくなされた穀類選別機において、前記
主螺旋羽根の始端とは異なる角度位置を始端とす
る補助螺旋羽根を設けて、局部的に多重螺旋構造
としてなるとともに、前記主螺旋羽根と補助螺旋
羽根の始端部を下方に折曲げして前記受粒部の底
面に当接させたものである。
〔作用〕 しかして、主螺旋羽根と補助螺旋羽根を設け、
該両羽根の始端部を下方に折曲げして、その先端
を受粒部の底面に当接させ、もつて残留粒をなく
したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例について、図面を参照
して説明する。なお、従来例と同様の部位には同
一符号を付する。
〈実施例の構成〉 第1図A,Bに示す本考案揚穀螺旋体は、円筒
状の螺旋軸31の外周に、主螺旋羽根32aと補
助螺旋羽根32bとを設けて構成される。
主螺旋羽根32aは、螺旋軸31上部から、取
出域35、選別域34、供給域33および掻上域
36の各作用域が、1枚の螺旋羽根により連続し
て設けてあり、基本的構成は、上記従来の揚穀螺
旋体の螺旋羽根と同一である。従来のものと相違
する点は、掻上域36および選別域34である。
主螺旋羽根32aは、上記掻上域36では、最
下端部において、主螺旋羽根のピツチL1が、他
の領域におけるピツチL3の2倍となつている。
このピツチ拡大部に、補助螺旋羽根32bが設け
てある。
この補助螺旋羽根32bは、本実施例の場合、
掻上域36において、上記主螺旋羽根32aの谷
の中間部に、約半周分設けられている。その結
果、この部分では螺旋羽根が二重螺旋構造とな
り、螺旋ピツチL2が、この部分における主螺旋
羽根32aのピツチL1の1/2となる。
このように、二重螺旋構造とすることにより、
螺旋羽根の始端が2箇所となるため、穀類の掻上
げを2箇所で行なえることになる。
補助螺旋羽根32bの始端は、第2図において
展開して示すように、主螺旋羽根32aの始端に
対して位相が180度ずれるように角度位置を設定
してある。即ち、主螺旋羽根32aの始端を180
度の位置とすると、補助螺旋羽根32bの始端が
0度の位置となるように設定してある。
また、同図に示すように、主螺旋羽根32a
は、そのピツチが途中で変つている。
一方、補助螺旋羽根32bの終端38は、主螺
旋羽根32aの始端の角度位置を越えるよう設定
して設けてある。即ち、主螺旋羽根32aの始端
が上述したように180度の位置にあると、補助螺
旋羽根32bの終端は、この角度位置を越えて、
例えば、190〜200度の位置に来るように設定され
る。
上記主螺旋羽根32aと補助螺旋羽根32bと
は、同一の外周径としてある。
また、主螺旋羽根32aの掻上域36と補助螺
旋羽根32bとは、共に同一の取付角度にて螺旋
軸31に取付けてある。本実施例の場合、螺旋軸
31の半径方向と平行、即ち、0度に設定してあ
る。そして、主螺旋羽根32aと補助螺旋羽根3
2bの始端部a,bはそのまま下方に折曲げら
れ、その先端は受粒部5の底面5aに当接させて
いる。なお本実施例の場合、折れ曲げ角度α=
153゜.30′、折れ曲げ長さ=16.8mmとした。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例の揚穀螺旋体は、上述した第 図に
示す穀類選別機に適用することができ、その装着
方法は、従来の揚穀螺旋体と全く同一である。
第5図に示す穀類選別機に装着された上記実施
例の揚穀螺旋体により穀類を揚穀するには、ま
ず、選別すべき穀類を、供給口41から受粒筒5
内に供給し、一方、モータMを回転させて、ギヤ
ボツクスGを介して駆動軸6および回転盤11を
回転させる。この回転盤11の回転によつて、揚
穀螺旋体3が、駆動軸6を中心に回転すると共
に、駆動軸6の回転によつて、選別網体2が回転
する。
揚穀螺旋体3の回転により、掻上域36では、
主螺旋羽根32aの掻上げ始端部aと、補助螺旋
羽根32bの掻上げ始端部bとにより、受粒筒5
内に供給された穀類を掻上げる。しかも、この部
分は、螺旋ピツチが、主螺旋羽根32aの他の領
域と同じであるので、主螺旋羽根32aと補助螺
旋羽根32bとは、各々通常の1枚羽根の場合と
同様に、穀類を掻上げることができるので、通常
の2倍近い量の穀類を掻上げることになる。
上記補助螺旋羽根32bの終端38では、該終
端38が、主螺旋羽根32aの始端の角度位置を
越えて設けてあるので、補助螺旋羽根32bによ
り掻上げられた穀粒は、補助螺旋羽根32bの終
端38で落下するが、必ず主螺旋羽根32aの上
に落ちる。そのため、穀粒が受粒筒5の底部に落
下することによる揚穀量の減少を防止できる。従
つて、供給域33に対して大量の穀類を受渡すこ
とができる。
供給域33は、掻上げられた穀類を、さらに上
昇搬送して、選別域34に送る。
選別域34では、穀粒は、遠心力の作用により
網筒22に当り、網目22aより小さい細粒は、
網筒22の外側に篩い出されて水平仕切板12上
に落下し、掻羽根13によつて排出口42に移送
され、外部に排出される。
このようにして、網筒22の網目22aより大
きい穀粒が残つて、選別域34で上昇せしめら
れ、取出域35に供給搬送される。
取出域35の最上部まで揚穀された穀粒は、放
出口23aから貯留タンク8の貯蔵部内に放出さ
れ、貯蔵される。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、螺旋軸の回転に
より、主螺旋羽根にて最下端にある掻上域から選
別域を経て取出域まで穀類を上昇搬送する揚穀螺
旋体において、上記主螺旋羽根の始端とは異なる
角度位置を始端とする補助螺旋羽根を設けて、局
部的に多重螺旋構造とする構成および該主螺旋羽
根と補助螺旋羽根の始端部を下方に折曲げして受
粒部に当接させた構造により、舌片の製作および
取付けが不用となり、しかも二枚(複数)以上に
て掻き上げを行つているので残粒末が生じない効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案揚穀螺旋体の正面図、第1図
Bはその左側面図、第2図は揚穀螺旋体の掻上域
を示す拡大展開図、第3図Aは主螺旋羽根に設け
られた凸部を示す部分拡大図、第3図Bはその平
面図、第4図Aは従来製揚穀螺旋体の正面図、第
4図Bはその左側面図、第5図は従来の揚穀螺旋
体を備えた穀類選別機を示す断面図である。 2……選別網体、3……揚穀螺旋体、31……
螺旋軸、32a……主螺旋羽根、32b……補助
螺旋羽根、320a……凸部、320b……突条
凸部、33……供給域、34……選別域、35…
…取出域、36……掻上域、38……終端、4…
…外穀体、5……受粒筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状選別網体と該選別網体の内部に収嵌され
    た螺旋軸の外周に主螺旋羽根を有してなる揚穀螺
    旋体とが互に同心して回転するように共に外殻体
    内に立設され、前記選別網体の内周径とほぼ同径
    の筒状受粒部が選別網体の直下に位置するごとく
    基盤上に据え付けられ、前記揚穀螺旋体が筒状受
    粒部と選別網体の内部に連つて収嵌回転するごと
    く配設され、前記揚穀螺旋体は供給域、選別域、
    取出域の作用域別に構成するとともに、該供給域
    の下部である最下端部を掻出域とした穀類選別機
    において、前記主螺旋羽根の始端とは異なる角度
    位置を始端とする補助螺旋羽根を前記掻出域から
    供給域にかけて配設して、局部的に多重螺旋構造
    としてなるとともに、前記主螺旋羽根と補助螺旋
    羽根の掻出域における始端部を下方に折曲げして
    前記受粒部の底面に当接させたことを特徴とする
    穀類選別機の揚穀螺旋体。
JP1985082280U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPS641030Y2 (ja)

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JPS61200187U JPS61200187U (ja) 1986-12-15
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413388A (en) * 1977-06-30 1979-01-31 Matsushita Electric Works Ltd Gas concentration meter of ultrared ray absorption type
JPS6320589A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Oki Electric Ind Co Ltd 情報カ−ド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413388A (en) * 1977-06-30 1979-01-31 Matsushita Electric Works Ltd Gas concentration meter of ultrared ray absorption type
JPS6320589A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Oki Electric Ind Co Ltd 情報カ−ド

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JPS61200187U (ja) 1986-12-15

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