JPS6399602A - 直交偏波用合波または分波器 - Google Patents

直交偏波用合波または分波器

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JPS6399602A
JPS6399602A JP24407186A JP24407186A JPS6399602A JP S6399602 A JPS6399602 A JP S6399602A JP 24407186 A JP24407186 A JP 24407186A JP 24407186 A JP24407186 A JP 24407186A JP S6399602 A JPS6399602 A JP S6399602A
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JP
Japan
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waveguide
coaxial
multiplexer
coaxial probe
polarized wave
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Pending
Application number
JP24407186A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Konishi
小西 良弘
Ikuo Awai
郁雄 粟井
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YUNIDEN KK
Uniden Corp
Original Assignee
YUNIDEN KK
Uniden Corp
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Publication date
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業トの利用分野〉 本発明は、互いに直交する垂直偏波と水平偏波等、二つ
の直線偏波を一つの伝搬路に合波出力するか、または同
一の伝搬路を伝搬してきた力いに直交する一■つの直線
偏波を分画的に抽出する直交偏波用合波または分波器の
改良に関する。
もっとも、周知の相反の定理ないし++J逆定理により
、合波器と分波器とは実質的に同一の構成において単に
人出力関係を逆転して考えれば良く、一般にこの種の技
術分野における通常の表現形式では合波器も分波器とし
て代表的に説明されるので、本書でも主としてこれに従
う。
〈従来の技術〉 電波が空間を伝搬するとき、一般に力いに的交する独立
な7つの直線偏波がJj在し得る。これに関し、例えば
マイクロ波領域においCは、アンテナから人力してきた
このような垂直偏波、水平偏波等、〃いに偏波方向が直
交する二つの偏波を別々な線路に分離的に取出すため、
そわらアンテナと線路間に直交偏波分離用分波器(OM
T)が備えられることがある。
こうした直交偏波分離用分波器の従来における最も基本
的な構造は第11図に示されるようなもので、+p  
の導波管lOに人力してきた第 の偏波■1(以ト水゛
P偏波どする)と、こわに直交する第一の偏波V(同様
に以下、東向偏波とする)は、11−いに!IO°ねし
ねた関係にある二つのノ」形導波管II 、 +2にそ
れぞれ弁別的に出力される。この構造例や動作原理はそ
れこそ古くから良く知られている。
対して比較的最近になって開発された構造として、出力
を導波管にではなく、第12図に示されるように、それ
ぞれ同軸プローブ13,14に取り出すものがある。
この従来例においては、 端に人力間I−’115を有
する方形導波管16を当該人力間L115から他端の閉
塞端面18に向かっ′C−トリ階段状に構成し、高さを
低下させるように図っている。
こうした構造によると、原理的ないし理想的な状態にお
いては、図示の方向1(に沿う偏波面をイー1する水・
Y偏波Hは、階段構造の中間段部分17以降の高さ低減
部分の存在により、1前側の同軸プローブ13から一定
距離たけ川の位置が等価的な短絡面となり、それより後
方の同軸プローブ14に関しては等価的にカットオフと
なるため、通常の同軸−導波管変換原理に従い、当該1
而側の同軸プローブ13にてのみ検出される。
一方、垂直偏波Vに関しては、1−記のような高さの低
ドはカットオフには結び例がないため、後方に位置する
同軸プローブ14にて検出することができる。
ただし、この第12図に示される基本的な構造の場合、
高さの低]は急激であるので、インピーダンスもまた急
激に変化し、そのため、中間段部分17の長さを管内波
長χ8の四分の 程度に取ると共V、反射が生じないよ
う、高さをうまく設定する必要がある。また、中間段部
分17の人[1からそれよりf前にあるI”l IIq
&プローブ1;1までの距離、および後方の同軸プロー
ブ14から閉塞端面18までの距離も、それぞわ 般に
に8/1稈度に選ばわる。
こうした第12図に小される構造は、後述1−る理由か
ら、さらに第13図に示されるような構造に発展させる
ことがある。すなわち、中間段部分17を一段(17a
 、 17b)ないしそれ以上の段数に構成し、丼段部
17a 、 17bの長さをそれぞれら74程度に取り
ながら高さを漸減させるのである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 第11図に示した第一の従来例は、出力が共に導波管で
あり、全体形状も相当に大きくなるということから、眸
今のように不望化に拍東の掛かっている電子機器には本
来的に不向きである。
また実際1、出力導波管相互が90°ねしれているとい
うことも極めて使いづらい要因となる。
さらに、全体をダイキャスト成形するに際しては、金望
が複雑かつ個数の多いものとなり、製造的にも軒済的に
も、決して望ましい結果は得られない。
これに対し、第12図や第13図に示したように、同軸
プローブにより信号の検出を図る従来例は、使い易さ等
の点では[−記第〜の従来例に比すと有 。
利である。
しかし、まず第一の問題は、その構造原理上、偏波を弁
別する中間段部分17に、対象周波数の波長入、に対し
てに、l/4という長さの限定を必須とするので、装置
としての長さが増すだけでなく、対象周波数に限定を牛
し、必然的に周波数帯域が狭くなるという欠点を持って
いる。
もっとも、第12図に示される構造に比し、第13図に
示されるように、中間段部分17を多段の階段構造にす
れば、周波数帯域に関lアてはある程度これを広げるこ
とができるが、木質的に周波数帯域に限定を有している
ことに変わりがない1)、逆にこのようにすると、より
一層の大へ11化は避けられず、小型な機器に組み込む
には望ましくないものとなる。
さらにこうした構造では、例えば図示の場合の水平偏波
Hを既述の原理通り、同軸プローブ13にてのみ検出さ
せ、同軸プローブ14への漏れ出しはこれを確実に抑え
込めるかというとそうでもなく、実際には相当程度の漏
洩が認められるのが首通である。
金望を起こすにしても、やはり相当複雑な形状をしてい
るため、労力、経費の増加は防ぎ得ないし、イ\規(1
11な外Jfg Jfニ状か必須となるのてこゎを機器
に組み込んた場合、無駄な空間をt[じ易く、機器の不
望化、高密度化の障害となる欠点もある。
例えば導波管16にあって階段面と直交する而(同軸プ
ローブ13が取付けられている面)はPらであるから、
この[には何等かの電f回路を搭載したプリント基板を
載せる等することはできるが、5詠階段面の1には不r
if能となり、無駄な空間がヰしてしまう。
本発明はこのような観点に立って成されたもので、極力
小型で直交偏波の分離機能が高く、設置;1、製0も比
較的筒中−てあり、がっまた原理的には階段形状やデー
パ形状等、導波管部分に不整形状を要求しない直交偏波
分離用分波器を提供せんとするものである。
もちろん、冒頭に述べたように、相反の定理ないし11
■逆定理により、人出力関係を逆転させた直交偏波用合
波器としても本発明は定義できるものである。
〈問題点を解決するだめの1段〉 本発明においては1記目的を達成するため、管軸方向に
互いに離間して配される第一、第二の同軸プローブの間
に11°(締約に筒中な構造のモードフィルタを挿入す
るという思想に即し、次のような構成の直交偏波用合波
または分波器を提供する。
開口した一端から閉塞した他端までに長さをイjし、慈
長さ方向を管軸方向とする導波管ど:lx記導波管の上
記管軸方向に沿ってi7いに離間した位置に設けられる
と共に、詠導波管の内部に対し上記管軸方向と直交し、
か1)/7いVも面角な方向からそれぞれ出力端または
検出端を突出さ」Jた第一、第一、の同軸プローブと:
上 記導波管の上記管軸方向に沿い、かつI、記第−1第二
の同軸プローブ間において慈導波管の内部に設けられ、
該導波管の内部高さを分割するつ以−1の格子板と: を有17て成ることを特徴とする直交偏波用合波または
分波器。
〈作用および効果〉 本発明によって備えられた格子板は、一方の直線偏波に
関してのみの効果的なフィルタ機能を営む干−ドフィル
タとして作用する。
そこでまず、先の約束に従い、主として分波器として説
明すると、例えば導波管の開L1に近い力の同軸プロー
ブを第一同軸プローブとし、これが水平偏波を検出する
ものであるならば、当該水平偏波は本発明により設けら
れたモードフィルタを通過し得す、ないしはそこで大き
く減衰されて、偏波進行方向後方に位置する第二の同軸
プローブには検出されないか、少なくとも−1分な低レ
ベルで!1えられ、一方、垂直偏波はモードフィルタを
通過して、所期通り第二同軸プローブにより検出される
このメカニズムをもう少し詳しく説明すると、例えば、
用いた導波管が方形導波管である場合、内部を伝搬する
電磁波の基本モードはTE+oモートであり、その伝搬
定数βは次式■となる。
β−五「J這]肥Z票    01090.■ここでa
は電界に垂直な方向の辺長であり、これがある程度以上
に小さくなると、上記0式の根号の中は負となって、い
わゆるカッI・オフどなり、電波は通らなくなる。
したがって、例えば本発明における格子板な導波管内部
に等間隔でn枚(nは1Fの整数)用いたときには、導
波管の内部高さは(n+1)分の−づつに分割されたこ
とになり、上記のaは格子板がない場合に比し、1/(
n+1)に減少することになる。
この場合、既述の弐〇は)゛式■のように書き換えられ
る。
β=jJT■口凡Y−・’eo’llo    、、、
、、、■この式■は、βが虚数なのでカットオフを表す
が、同時にまたその値は、結局は減衰定数を表す。した
がって格子板の数nが多い稈、減衰定数は大きくなるが
、製作上の兼ね合いもあるので、実際には合理的な範囲
に設定される。ただ、単67伝搬長あたりの減衰率が大
きい程、導波管の管軸方向に沿う格子板の長さくすなわ
ち幅)は短くて済み、分波器全体としての全長も短くす
ることかできる。
格子板によってカッl−オフとなる方の偏波に関しては
、当該モー トフィルタを構成している格子板の人[−
1から少し奥へ入った面が等測的な短絡面となるから、
そこから適当な距離、一般にχ8/4からχ8/8稈J
迂丁前の部分に、当該偏波検出用の第−同軸ブ0−ブを
設けて置けば、公知の同軸−導波管変換器と同扛の原理
により、その同軸プローブからl1的とする偏波をのみ
、効率的に取り出すことができる。
h−5この第一の同軸プローブにより検出される偏波に
酌交する第二の偏波は、当該偏波の電界が格f−板に対
し垂直となるので、格子板を適当に薄くしC置くと、は
とんどその影響を受けずに通過し、したがっ゛(2!/
I該モードフイルタ以降の部分は一端が閉ざされた導波
管と等価となるがら、やはりこの部分て通常の同軸−導
波管変換原理により、第一の同軸プローブに°C検出さ
れる。
上記においては、複数枚(n枚)の格子板を設ける場合
、最も損失が少なく、導波管全長を短くすることかでき
、設計、製作も一義的になるために望ましいことから、
格子板間隔は等間隔とすることを想定した。しか17、
I−記の利点をある程度損っても許されるような場αに
は、格子板間隔は必ずしも等間隔でなくとも、本発明に
用いるモードフィルタを構成することは可能である。
いずわの場合にも、当該間隔と格子板の幅との関係は、
当業者であわばこの種のモードフィルタに関して公知の
式から求めることができる1、また例えば、肖数枚の格
子板を用いる場合、全ての格子板の幅を等しくゼす、高
さ力面中央に位置する格子板に対し、その士下に位置す
る格子板の幅は対称性を保ちながら狭くする等の設シ1
も可能である。
いずわにしても、本発明の直交偏波用分波器は、まずも
ってその電気時Hにおいて優れた側面を見せる。従来例
に比し分離機能が十分高く、周波数帯域もまた十分広く
取ることができる。
が、こねに留まらず、ざらにイル1随的な効果は多くあ
る。
第一に、従来の直交偏波用分波器に比し、相当程度、小
へりなものとすることができ、第11図に示したような
導波管引き出しに限定されず、融通性が出る。同軸プロ
ーブ引き出しである第12図に示した従来例に比しても
、導波管部分に不整形状を必須とし・ないという利点が
ある。
したがって、小型であるのみならず、製作も簡重なもの
になる。格子板の存在を考えてもなお、全へ“1の製造
等は8紡になる。
第二に、導波管部分に不整形状を必須としないというこ
とは、+41なる方形導波管であっても良いことを意味
1ツ、したがって当該方形導波管の管軸方向V伸びる四
面のいうれの上にも、要す′J1ばプリント基板等を直
接に搭載することができ、無駄な空間を生じさセないて
済む。
換1ζすれば、導波管の壁面は、当該導波管のハウジン
グとしての働きのみならず、他の回路構造を支持する機
械的なJ、を板としても流用Ii丁能であるため、本発
明の直交偏波用分波器を用いた機器を全体としてさらに
小型、高密1朝化することができる。
特に、そうした導波管壁面に直かイ・1け1−るプリン
ト基板−にに、本発明の直交偏波用分波器が分離的に検
出した各偏波をそれぞれ増幅したり周波数変換したりす
る処理回路を1h載するように図れば、それが最も合理
的である。
その場合にはまた、第一、第一偏波の各々に対する各処
理回路系は、回路的にのみならず、プリント基板を含め
た物理構造的にも対称性を持って形成することができ、
設謹1、製作ト、極めて有利となる。
なお、冒頭にも述べたように、この種の技術分野におけ
る相反の定理ないし可逆定理により、本発明の直交偏波
用分波器は、二つの互いに直交する直線偏波を つの導
波管中に合波、出力する合波器としても用いることがで
きる。上記説明中において人出力関係を逆に読み、また
同軸プローブの検出端を要旨構成中に併記のように出力
端と読み換えるだけで良い。
〈実 施 例〉 第1図には本発明の第一実施例として構成さねた方形導
波管21をイ1゛する直交偏波用分波器20が示されて
いる。
方形導波管21の一端22は開口し、他端23は閉塞端
面となっている。分離検出対象の水平偏波H1重置部波
Vは、そわぞれ図示しないアンプリー等から開口22に
lJ−えられ、導波管21の内部を閉塞端面23に向け
て図中、右手方向に進行する。
導波管21の内部には、第一、第二の同軸プローブ24
 、27の検出端25 、28が突出しているが、第一
同軸プローブ24と第二同軸プローブ27とは互いに直
交する関係にあり、かつ導波管21の管軸方向に離間し
て設けられている。図示の場合、開口22に近い第一同
軸プローブ24は水平偏波Hを検出するようになってい
て、ために当該水平偏波と平行な姿勢になっており、一
方、閉塞端面23に近い第二の同軸プローブ27は、垂
直偏波Vを検出するべく、カム垂直偏波■には・1行に
、水平偏波11には直交するようになっている。
導波管21の内部には、第一同軸プローブ24と第二同
軸プローブ27の間に複数枚、この実施例の場合は二枚
の格子板31 、31から成るモードフィルタ30が挿
入されている。
対して、第2図に示される第二の実施例の場合には、モ
ードフィルタ30を構成する格r−板31は三枚、用い
られている。第3図はこの第二の実施例の管軸方向に沿
う断面図であるが、この第二実施例においても、格子板
の数が異なるだけで、その他の構成子は第1図に示され
た第一実施例と同様となっている。
両実施例共、第一、第一一同軸ブローブ7.4.27の
検出端25 、28に対向する端部21i 、 29は
、公知の技術により、同軸ケーブルや後述の実施例に見
られるマイクロストリップ線路、導波管等に接続する接
続端となっている。
このような第 、第二実施例虹よる本発明直交偏波用分
波器20の動性を考える。
こうした実施例のように、導波管z1が方形導波管であ
る場合、まず本発明におけるモー1くフィルりのない導
波管単体の特性として考えると、その内部を伝搬する電
磁波の基本モートはT E + oモードて・あり、そ
の伝搬定数βは先に作用の項にて記述した弐〇となる。
しかるに、上記本発明の各実施例に見られるように、格
子板31を導波管21の内部に等間隔でn枚(nは正の
整数)設けると、導波管の内部高さは実質的に(n+1
)分の−づつに分割されたことになり、」−記の0式に
おける値aは格子板31がない場合に比し、1/(n+
1)に減少することになる。
この場合、当該式■は、これも既に挙げた弐〇のように
書き換えらねる。再度掲載すると、β−j((n+1)
π/a)2−ω2・ε。・μo   31.16.■ど
なり、第1図に示される実施例の場合には当然、n+ 
1 =3、第2図に示される実施例の場合にはn+ 1
 =4となる。
この弐〇はβが虚数なのでカットオフを表し、同時にま
た、その値は結局は減衰定数を表す。したがって格子板
の数nが多い程、減衰定数は太きくなるが、製作上の兼
ね合いもあるので、実際には合理的な範囲に設定される
。実際上、第1図および第2,3図に示された実施例の
ように、千−ドフィルタ30を構成する格子板31の数
は二枚から三枚程度が実用的である。
ただ、単位伝搬長あたりの減衰率が大きい程、導波管の
管軸方向に沿う格子板の長さくすなわち第3図中の格子
板幅wh)は短くて済み、分波器としての全長も短くす
ることができる。
カットオフ導波管の等価回路は、これら実施例の場合、
第4図に示されるようになる。したがって、格子板31
によってカットオフとなる方の偏波(この場合、水平偏
波H)に関しては、)4′1該モードフイルタ30を構
成をしている格子板31の人[−1から少し奥へ入った
面が等測的短銘面となるから、そこから適当な距1lj
lLf、一般にχ、I/4からに、I/8程度丁前の部
分に当該偏波用の第一同軸プローブ24の検出端25を
設けて置けば、公知の同軸−導波管変換器と同様の原理
により、その同軸プローブ24IJ)ら目的とする水平
偏波Hをのみ、はとんど 100%に近い高効率で取り
出すことができる。
力、垂直偏波Vは、その電界が格子板31に対し垂直と
なるので、格子板31の厚みtを適当に薄くして置くと
、はとんどその影響を受けずに通過し、したがって当該
モードフィルタ3o以降の部分は一端が閉ざされた導波
管と等価となるから、やはりこの部分で通常の同軸−導
波管変換原理により、第二の同軸プローブ27にて検出
される。
格子板31と第一の同軸プローブ27の検出端28との
”Jli、 1llt L r、および第二二の同軸プ
ローブと導波管の閉塞端面23との距11[1bは、い
づれもχg/4がら入、l/8稈度の範囲内で設計する
ことができる。
こうしたことから、総合的な一1゛法を考えても、本発
明による直交偏波用分波器20は従来例に比し、l−分
短く構成できることが分かる。
もちろん、電気的な特性も既に述べたように満足なもの
が得られる。第5図はこれを実証するもので、第2図お
よび第3図に示したように、格子板31を三枚用いた実
施例での実験として、マイクロ波Cバンド、すなわち周
波数帯域にして3.76+lZから4.2Gtlzの電
磁波を対象とする白文偏波用分波器を構成した結果、j
!1られた特七例を示しており、反射損失、クロスト−
り共、棒めて良好な値となっている。
しかるに、こうした本発明による手法に対し、モートフ
ィルタ30を取り除き、第6図に示されるような仮定の
分波器40として、第一、第“、の同軸プローブ42 
、43を導波管41の管軸に直交する同一面内に形成ず
れば、当該導波管41の全長は極めて短くできるのでは
ないかとの疑問か生ずるかも知れない。
しかし、これは不i1f能である。というのも、名同軸
プローブ42 、43によって生ずる電気力線は第7図
に示されるようにようになっており、そ引1を導波管内
の固有干−ドで展開すれば、Tli、o干−ドのみでは
なく、TC+ +千−トやその他、無数の高次モードの
発生に帰結し、TIKIoモードはIlいに直交してい
るからプローブ間で結合することはないが、TE、、モ
ードは両プローブについて全く同じになってしまうため
、結合度は極めて強くなり、プローブ間の分離は不能と
なってしまうからである。
これに関し推し述べると、一般に高次モードは導波管軸
に沿って伝搬せず、急速に減衰するので、第6図のよう
にてはなく、両プローブを仮に管軸方向にある程度離し
たとすれば、それたりでもこの種の結合は一=応、無視
可能となるが、それに際してさらに導波管の高さを低め
れば、より一層、減衰度が増すので、本発明において用
いる格子板はその意味からも有効な働きをする。
本発明の直交偏波用分波器20においては、分離的に検
出した各偏波信号は、それぞれ対応する同軸プローブ2
4 、27の外側端である接続端26 、29に対し、
同軸ケーブルを接続すること等により、外部回路系に引
き出すことができる。
この場合、公知の装置としてリセプタクルと呼ばれるも
のがあり、これは、一端が図示のような検出端25 、
28となっており、他端が同軸ケーブルの接続に便利な
ようなコネクタ手段となっているので、本発明の同軸プ
ローブ24 、27として便利に用いることができる。
もつとも、検出端の形は図示のような学なる棒状に突出
したものに限らず、公知の中にも他の形態を取るものも
あり、それらも同様に本発明に用いることができる。
同軸ケーブルへの接続に代え、より合理的なのはマイク
ロストリップ線路への接続である。そうした実施例が第
8図に示されている。
導波管21のこの場合車面には、裏面に導電面51を有
し、表面に任意所要の配線パターンないしマイクロスト
リップ線路配線系を有する誘電体基板50が搭載されて
いる。
表面の配線パターンは、図示のように、少なくとも本発
明により設けられている同軸プローブ27の接続端29
と部分53で電気的な導通の採られるマイクロストリッ
プ線路52を打している。図示してはいないが、この誘
電体基板50の固定には、公知既存の任意の手法を採用
することができ、簡却にはネジ+)−め等であっても良
い。ただ、いかなる固定手法を採用する場合にも、周知
のように、マイクロストリップ線路に必要な裏面導電面
51は一般に接地に落として用いるので、当該裏面導電
面51か1接に導波管21の対応する上面に接触するよ
うにして置くと、別途な接地への配線1段を要せずに合
理的である。
一力、第 の同軸プローブ24に関しても、この実施例
では上記した第一同軸プローブ27に対してと同様、部
分56でその接続端26に接続の採られるマイクロスト
リップ線路55を有する誘電体基板54が設けられてい
る。もちろん、図面には/Fすことができないが、当該
誘電体基板54の裏面にも望ましくは導波管21と電気
的に接触の採られる裏面導電面を形成して置く。
直ぐに分かるように、誘電体基板50 、54は、それ
ぞれマイクロストリップ線路52 、55にて取り出し
たマイクロ波検出出力を増幅したり周波数変換したりす
る回路系60(仮想線)を搭載するプリント基板どして
構成することができる。これは極めて有用な結果をもた
らす。
何とならば、まず第一に、導波管21の壁面そのものを
このように適当なる回路を搭載したプリント基板の支持
面と1ノて流用できるということは、本発明の直交偏波
用分波器20を用いる機器の不望化を促進することにな
る。
もちろん、図示の二面以外、残った二面にも他の回路系
を搭載するプリント基板を添着″4−ることかできる。
第8図中においてはその一つな他回路基板57として導
波管の下壁面に添着して示している。こうしたことをさ
らに換吉゛するならば、本発明によって構成された直交
偏波用分波器20は、特にその導波管に方形導波管を選
んだ場合、当該導波管周り高密度に必要な電r回路系を
凝縮配置し得るものとなる。
しかも、一般には水平偏波検出出力も垂直偏波検出出力
も、共に同軸プローブにより検出された後は全く同様の
処理がなされることを考えると、この効果は相剰的に増
す。例えば図示の第二同軸プローブ27と接続の採られ
たマイクロストリップ線路52を有するプリント基板5
0の上に)h載された増幅回路、周波数変換回路等の搭
載回路60は、第一、同軸プローブ24のそれと全く同
一で良く、したがっCまた、千わらプリント基板50 
、54の幾何的な形状、面積も全く同一にすることがで
きる。
ということは、同一の搭載回路60を有するプリント基
板50.54は、予め第一、第7同軸プローブ用の別な
く作って置けることを意味する。導波管壁面への固定に
際してそれが第 同軸プローブ24に接続の取られるも
のであるのか第ニー同軸プローブ27に接続の取られる
ものであるかによって、単に 180°向きを変えるだ
けで済ませることができる。
そしてまたこうした場合、残りの二面の一つに1−配向
回路60 、60に共用の電源回路、他の 而には同様
に共用の局部発振回路等を搭載したプリント基板57等
を固定するようにすれば、はとんど導波管周りのみで偏
波共用マイクロ波受信器の要部回路を構成してしまうこ
とができる。
第9図は本発明のさらに他の実施例を示している。この
実施例は、第二同軸プローブ27の接続端29を出力導
波管61に整合させたものである。明らかなように、マ
イクロ波検出出力を最終的には導波管61に得る場合に
も、本発明の直交偏波用分波器20を用いると、同様に
導波管出力である第11図示の従来例に比しても、十分
に簡略で小型な構成となる。図示されていないが、第一
同軸プローブ24に対しても同様の処理をすることがで
きる。
上記実施例においては、導波管として方形導波管を用い
ることを予定していた。確かにこの方形導波管の方が、
既述したように種々の(=1随的な利点を多く与えるこ
とで望ましい。
しかし、本発明の原理に即した場合、第10図に示され
るように、円形断面の導波管等であっても何等差支えな
い。本発明の基本的な効果、すなわち分離機能に優れ、
小型で製造、設言Iが筒中である上、使い易い等々の効
果は等しく発揮することができる。
この第10図に示される実施例においては、本発明にお
ける格子板31は最低数の一枚となっているが、もちろ
ん、もっと多くて良いし、また、全ての実施例を通じ、
人出力関係を逆転して考え、各同軸プローブの検出端2
5 、211をそれぞれ出力端と読み換えれば、他端(
接続端) 26 、29に与えられた水平偏波、垂直偏
波を同一の導波管21内にて合成し、開口22から出力
させる直交偏波用合波器として用い得ることも、この神
技術に携わるものには明らかである。
また、作用の項において既述もしたが、格子板間隔So
(第3図)と幅Whの関係は、モートフィルタ97体と
して公知の演算式により当業者であれば設計的に求める
ことかでき、また、例えば中央の格子板31に対してそ
のt下に位置する格子板は当該中央の格子板に対し対称
性を保ちながら幅狭にする等の変更も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による直交偏波用合成または分波器の第
一実施例の概略構成図、 第2図は本発明第二の実施例の概略構成図、第3図は第
2図に示される実施例の導波管軸方向に沿った断面図、 第4図は本発明実施例における導波管内の模式%式% 第5図は本発明に即して構成された第1.2図示実施例
の実験に伴って得られた特PF図、第6図は実現は不能
であるが本発明とは異なる手法として仮定される直交偏
波用分波器構成の説明図、 第7図は第6図に示された仮定の直交偏波用分波器の導
波管内部におけるモードの説明図、第8図は本発明の直
交偏波用分波器の導波管壁面に対し、プリント1.L板
等のajM ME体基板を固定した実施例の概略構成図
、 第9図は本発明の直交偏波用分波器によ5ける同軸プロ
ーブ出力をざらに導波管出力に変換する場合の実施例の
要部概略構成図、 第10図は導波管に円形断面のものを用いた本発明のさ
らに他の実施例の概略構成図、 第11図は互いにねじれの関係にある 対の導波管に各
偏波出力を1′、(る従来の最もj、ti木的な直交偏
波用分波器の概略構成図、 第12図は同軸プローブ取り出しを図った従来の直交偏
波用分波器の概略構成図、 第13図は第12図に示される従来の直交偏波用分波器
を改良、発展させた直交偏波用分波器の概略構成図、で
ある。 図中、20は本発明によって構成された直交偏波用分波
器(ないし合波器)、21は導波管、22は開口,23
は閉塞端面、24は第一の同軸プローブ、25はその検
出端(ないし出力端)、26は外部回路系への接続端、
27は第二の同軸プローブ、28はその検出端(ないし
出力端)、29は接続端、30はモードフィルタ、31
はモードフィルタを構成する格子板、50 、54 、
57はプリント基板等の誘電体基板、52.55はマイ
クロストリップ線路、53 、56はマイクロストリッ
プ線路と同軸プローブ接続端との接続部分、60はプリ
ント基板に搭載された搭載回路、61は出力導波管、で
ある。 第1図 工 糠 (8p)γOイー乙(、(θp)乙−yγ口/i 氷σゝ)8 第12図 目 第13図 7不譚「1N  ゝ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  開口した一端から閉塞した他端までに長さを有し、該
    長さ方向を管軸方向とする導波管と;上記導波管の上記
    管軸方向に沿って互いに離間した位置に設けられると共
    に、該導波管の内部に対し上記管軸方向と直交し、かつ
    互いにも直角な方向からそれぞれ出力端または検出端を
    突出させた第一、第二の同軸プローブと; 上記導波管の上記管軸方向に沿い、かつ上記第一、第二
    の同軸プローブ間において該導波管の内部に設けられ、
    該導波管の内部高さを分割する一つ以上の格子板と; を有して成ることを特徴とする直交偏波用合波または分
    波器。
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