JPS639800B2 - - Google Patents
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- JPS639800B2 JPS639800B2 JP20246181A JP20246181A JPS639800B2 JP S639800 B2 JPS639800 B2 JP S639800B2 JP 20246181 A JP20246181 A JP 20246181A JP 20246181 A JP20246181 A JP 20246181A JP S639800 B2 JPS639800 B2 JP S639800B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene
- diaphragm
- weight
- speaker
- butyl rubber
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/02—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
本発明はスピーカ用振動板に係り、ポリプロピ
レンを主成分としてブチルゴム及び充填材を混練
した組成物をシーテイング後加熱成形したスピー
カ振動板に関するものである。 一般にスピーカ用振動板に必要とされる物理特
性は(1)密度（ρ）が小さいこと、(2)ヤング率(E)が
大きいこと、(3)内部損失（tanσ）が適度に大き
いことであるが、低域、中域、高域など各スピー
カ要求特性に応じて材料が選択されている。 振動板材料のうち、繊維やパイプを主体とした
ものでは密度が小さいが、内部損失やヤング率も
小さく、特性上のバラツキが大きい欠点を有して
いる。また金属ではヤング率が大で、内部損失が
小さいため専ら高域スピーカに用いられている。 一方プラスチツク振動板は密度、ヤング率、内
部損失などの要求特性が充填材の種類や量、繊維
による強化により前述の物性値の操作が容易であ
り、経年変化が少なく、成形性が良く、バラツキ
もないという利点があるため、振動板材料として
製品化しているものが多く見受けられる。 しかしながらプラスチツク材料は、温度により
特にヤング率と内部損失が大きく変化する欠点が
ある。 ポリプロピレンは密度が0.9ｇ／cm3と小さく、
内部損失も0.1程度と比較的大きくヤング率は充
填材で或る程度は可変であるので振動板として優
れた材料である。 ところが、ポリプロピレンもプラスチツクの一
般的な特性である温度特性が悪く使用温度範囲０
〜30℃でのヤング率の変化は1.5倍、内部損失は
1.5倍の変化があり、スピーカの音響特性に重大
な影響を及ぼすものである。 本発明は上記欠点を除去するためにポリプロピ
レンにブチルゴムを混練した組成物により平担な
温度特性を有する優れた振動板材料を提供するも
のである。 本発明の実施例について説明する。 ポリプロピレンに10〜40重量％のタルク及びチ
タン白を混練したマスターバツチを用意する。先
ずＲブチルに軟化剤加硫剤を加え混練してゴム
硬度50程度の生地を作成する。 このゴム生地を前記ポリプロピレンと所望の割
合にて混練し、シーテイングした物性値は第１表
の通りである。 第１表はポリプロピレンに30重量％のタルクと
３重量％のチタン白を含有したマスターバツチを
使用した場合を示す。
レンを主成分としてブチルゴム及び充填材を混練
した組成物をシーテイング後加熱成形したスピー
カ振動板に関するものである。 一般にスピーカ用振動板に必要とされる物理特
性は(1)密度（ρ）が小さいこと、(2)ヤング率(E)が
大きいこと、(3)内部損失（tanσ）が適度に大き
いことであるが、低域、中域、高域など各スピー
カ要求特性に応じて材料が選択されている。 振動板材料のうち、繊維やパイプを主体とした
ものでは密度が小さいが、内部損失やヤング率も
小さく、特性上のバラツキが大きい欠点を有して
いる。また金属ではヤング率が大で、内部損失が
小さいため専ら高域スピーカに用いられている。 一方プラスチツク振動板は密度、ヤング率、内
部損失などの要求特性が充填材の種類や量、繊維
による強化により前述の物性値の操作が容易であ
り、経年変化が少なく、成形性が良く、バラツキ
もないという利点があるため、振動板材料として
製品化しているものが多く見受けられる。 しかしながらプラスチツク材料は、温度により
特にヤング率と内部損失が大きく変化する欠点が
ある。 ポリプロピレンは密度が0.9ｇ／cm3と小さく、
内部損失も0.1程度と比較的大きくヤング率は充
填材で或る程度は可変であるので振動板として優
れた材料である。 ところが、ポリプロピレンもプラスチツクの一
般的な特性である温度特性が悪く使用温度範囲０
〜30℃でのヤング率の変化は1.5倍、内部損失は
1.5倍の変化があり、スピーカの音響特性に重大
な影響を及ぼすものである。 本発明は上記欠点を除去するためにポリプロピ
レンにブチルゴムを混練した組成物により平担な
温度特性を有する優れた振動板材料を提供するも
のである。 本発明の実施例について説明する。 ポリプロピレンに10〜40重量％のタルク及びチ
タン白を混練したマスターバツチを用意する。先
ずＲブチルに軟化剤加硫剤を加え混練してゴム
硬度50程度の生地を作成する。 このゴム生地を前記ポリプロピレンと所望の割
合にて混練し、シーテイングした物性値は第１表
の通りである。 第１表はポリプロピレンに30重量％のタルクと
３重量％のチタン白を含有したマスターバツチを
使用した場合を示す。
【表】
尚No.１の密度は1.15、No.６の密度は1.08であ
る。この実施例においてブチルゴム20重量％以上
ではヤング率が急激に減少しスピーカ振動板とし
て適当でない。 次にポリプロピレンに混入する充填材であるタ
ルクとチタン白の量を０〜50重量％としてブチル
ゴム10重量％一定としたときの物性値は第２表の
通りである。 但しチタン白は３重量％で一定である。
る。この実施例においてブチルゴム20重量％以上
ではヤング率が急激に減少しスピーカ振動板とし
て適当でない。 次にポリプロピレンに混入する充填材であるタ
ルクとチタン白の量を０〜50重量％としてブチル
ゴム10重量％一定としたときの物性値は第２表の
通りである。 但しチタン白は３重量％で一定である。
【表】
No.８以下の充填材含有量（10重量％）ではヤン
グ率が小さく振動板材料としては不適当であり、
No.11以上の充填材含有率（40重量％）では材料自
体が非常にもろくなり使用に堪えない。 上記の如くポリプロピレンとブチルゴムの割合
はブチルゴム１〜20重量％、充填材としてタルク
及びチタン白は10〜40重量％が最適の範囲であり
温度特性も良好なスピーカ振動板が得られるもの
である。 第１図は本発明の組成物とポリプロピレン及び
ブチルゴムの温度対ヤング率、内部損失を示すも
のである。曲線１はポリプロピレンのヤング率、
曲線２はポリプロピレンの内部損失、曲線３はブ
チルゴムのヤング率、曲線４はブチルゴムの内部
損失であり、斜線部分５は本発明の組成物のヤン
グ率、斜線部分６は本発明の組成物の内部損失で
ある。第１図に示すようにブチルゴムを混入した
ポリプロピレンは内部損失の温度特性が明らかに
改善が見られ本発明の振動板を用いたスピーカは
周囲温度による音質の差は特に僅少であり、その
組成物によるスピーカ振動板としての効果は大で
ある。
グ率が小さく振動板材料としては不適当であり、
No.11以上の充填材含有率（40重量％）では材料自
体が非常にもろくなり使用に堪えない。 上記の如くポリプロピレンとブチルゴムの割合
はブチルゴム１〜20重量％、充填材としてタルク
及びチタン白は10〜40重量％が最適の範囲であり
温度特性も良好なスピーカ振動板が得られるもの
である。 第１図は本発明の組成物とポリプロピレン及び
ブチルゴムの温度対ヤング率、内部損失を示すも
のである。曲線１はポリプロピレンのヤング率、
曲線２はポリプロピレンの内部損失、曲線３はブ
チルゴムのヤング率、曲線４はブチルゴムの内部
損失であり、斜線部分５は本発明の組成物のヤン
グ率、斜線部分６は本発明の組成物の内部損失で
ある。第１図に示すようにブチルゴムを混入した
ポリプロピレンは内部損失の温度特性が明らかに
改善が見られ本発明の振動板を用いたスピーカは
周囲温度による音質の差は特に僅少であり、その
組成物によるスピーカ振動板としての効果は大で
ある。
第１図はポリプロピレン、ブチルゴム及び本発
明の組成物の温度特性を示す図である。
明の組成物の温度特性を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ポリプロピレンを主成分として、ブチルゴム
及び充填材を混入する組成物を加熱成形すること
を特徴とするスピーカ用振動板。 ２ 組成物は密度1.0〜1.25ｇ／cm3である特許請
求範囲第１項記載のスピーカ用振動板。 ３ 上記ブチルゴムはポリプロピレンに対し、１
〜20重量％である特許請求範囲第１項または第２
項記載のスピーカ用振動板。 ４ 上記充填材はタルク及びチタン白であり組成
物総量の10〜40重量％である特許請求範囲第１
項、第２項または第３項記載のスピーカ用振動
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20246181A JPS58104595A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | スピ−カ用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20246181A JPS58104595A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | スピ−カ用振動板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58104595A JPS58104595A (ja) | 1983-06-22 |
| JPS639800B2 true JPS639800B2 (ja) | 1988-03-02 |
Family
ID=16457909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20246181A Granted JPS58104595A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | スピ−カ用振動板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58104595A (ja) |
-
1981
- 1981-12-17 JP JP20246181A patent/JPS58104595A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58104595A (ja) | 1983-06-22 |
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