JPS6397823A - 内燃エンジンの冷却方法 - Google Patents

内燃エンジンの冷却方法

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JPS6397823A
JPS6397823A JP24200086A JP24200086A JPS6397823A JP S6397823 A JPS6397823 A JP S6397823A JP 24200086 A JP24200086 A JP 24200086A JP 24200086 A JP24200086 A JP 24200086A JP S6397823 A JPS6397823 A JP S6397823A
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cooling
temperature
passage
cylinder block
cooling water
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JP24200086A
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Masahiko Matsuda
雅彦 松田
Takehiko Katsumoto
勝本 竹彦
Yoshiro Danno
団野 喜朗
Taizo Kitada
泰造 北田
Daisuke Mitsuhayashi
大介 三林
Takashi Dougahara
堂ヶ原 隆
Hidetsugu Kanao
英嗣 金尾
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • F01P7/165Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control characterised by systems with two or more loops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P2003/006Liquid cooling the liquid being oil
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    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
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    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃エンジンの冷却方法に関し、特に、アイド
ル時にあっては低燃費を、走行時にあっては高出力を達
成できる内燃エンジンの冷却方法に関する。
(従来の技術) 自動車のエンジンにおいては潤滑油の焼き付きなどを防
止し、エンジン構成部品の温度を適正に保つために冷却
を行う必要がある。このエンジン冷却方法としては、例
えば、第12図に示すようにエンジンのシリンダへラド
1およびシリンダブロック2に、燃焼室3の周囲を囲繞
して冷却通路、すなわち、ウォータージャケット4を形
成し、このウォータージャケット内に冷却水を通過させ
る、いわゆる水冷式が一般に採用されている。
そして、かかる水冷式では、冷却水はポンプ5によって
圧送され、ウォータージャケット4を通過して高温とな
った水はラジェータ6により冷却されて再びウォーター
ジャケット4に循環供給される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した如きシリンダヘッドおよびシリ
ンダブロックを一括して冷却する方式では、次のような
問題が生じる。すなわち、シリンダヘッド側においては
出力向上のため冷却水温度を比較的低くすることが望ま
しいが、逆に、シリンダブロック側では潤滑油の機能を
充分発揮させ、フリクションを防止して燃費を向上させ
るために冷却水温度は比較的高めに設定することが好ま
しい、したがって、両者の条件を満足するように冷却水
温度を制御することが困難であった。
、このような不都合を解消するために、例えば、シリン
ダヘッドおよびシリンダブロックを互いに独立した2つ
の冷却系によりそれぞれ冷却する方法、いわゆる分離冷
却法が提案されている。この場合、シリンダヘッドおよ
びシリンダブロックの冷却温度をそれぞれに好適な温度
範囲に制御することが可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる分離冷却法においても、なお、エ
ンジンのアイドルなどの低負荷運転時の燃費向上と、上
記低負荷運転時以外の運転時の出力向上とを両立させる
ことは困難であるという問題が存在する。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
シリンダヘッドおよびシリンダブロックを別々の冷却系
により冷却する分離冷却法であって、しかもエンジンの
アイドルなどの低負荷運転時の燃費向上と、それ以外の
運転時、例えば高負荷運転時の出力向上とを両立させる
ことが可能な内燃エンジンの冷却方法を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明者は、シリンダブロ
ック基部を冷却する冷媒の温度を最適範囲、すなわち、
80〜100℃に固定し、シリンダヘッドおよびシリン
ダブロック上部を冷却する冷媒の温度を様々に変化させ
て、この冷媒温度とエンジンの例えばアイドル時の燃費
およびそれ以外の運転時の出力との関係を調べた。その
結果、アイドル時およびそれ以外の運転時のそれぞれに
おける最適な冷媒温度が存在することを見出した。
すなわち、本発明の内燃エンジンの冷却方法は、シリン
ダヘッドおよびシリンダブロック上部と、シリンダブロ
ック基部とを別々の冷却系により分離冷却する内燃エン
ジンの冷却方法において、シリンダブロック基部を冷却
する冷媒の温度を80〜100℃に、シリンダヘッドお
よびシリンダブロック上部を冷却する冷媒の温度をアイ
ドルを含む所定の低負荷運転時には60〜80℃に、前
記所定の低負荷運転時以外の運転時には50〜70℃に
それぞれ制御した構成としたものである。
(作用) 本発明の冷却方法においては、シリンダブロック基部の
冷媒温度を80〜100℃に制御することにより潤滑油
の機能を充分に発揮させてフリクションを防止し、かつ
、シリンダヘッドおよびシリンダブロック上部の温度は
エンジンのアイドルを含む所定の低負荷運転時には60
〜80℃として燃費を向上させ、それ以外の運転時、例
えば高負荷運転時にはそれより低く、50〜70℃に設
定することにより充填効率が高められると共にノックの
発生が抑制され、出力の向上を可能にする。
第7図にはエンジンのアイドル時に、シリンダブロック
基部の冷媒温度を90℃としたときのシリンダヘッドお
よびシリンダブロック上部の冷却水温と燃費向上率(%
)との関係を示した0図中、O印はシリンダブロック基
部の冷媒として水を使用した場合、Δ印は同じく冷媒と
して油を使用した場合である。なお、燃費向上率はシリ
ンダヘッドおよびシリンダブロック上部、並びにシリン
ダブロック基部の冷媒として、共に90℃の水を使用し
た場合の燃費を基準とし、この値に対する上昇率を算出
したものである。
さらに、第8図乃至第11図には、それぞれエンジン回
転数を1000.3500.5000および6000r
p−とし、シリンダブロック基部の冷媒温度を90℃と
したときのシリンダヘッドおよびシリンダブロック上部
の冷却水温と、出力向上率(%)ノック点火時期進角度
および充填率(%)との関係を示した。なお、図中、○
印およびΔ印は上記と同じ意味を存し、各値の算出法も
上記と同様とした。
これらの結果からも明らかなように、シリンダヘッドお
よびシリンダブロック上部の冷却水温をアイドル等の所
定の低負荷運転時には70℃近傍、すなわち60〜80
℃に設定すれば燃費を向上させ、乃至は少なくとも燃費
を現状維持させたまま、且つ出力を向上させることが可
能となり、一方、それ以外の運転時、例えば高負荷運転
時には60℃近傍、すなわち50〜70℃に設定すれば
出力を大幅に増大させることが可能となる。
さらに、シリンダブロック基部の冷却媒体を油としたと
きに、アイドル時の燃費向上効果はいっそう強められる
(実施例) 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の第1の実施例による内燃エンジンの冷
却方法に使用される冷却装置を示し、シリンダヘッド1
からシリンダブロック2の上部2aに亘るSJl域、す
なわち、吸気弁7および排気弁8の近傍の燃焼室3を囲
繞する領域には第1の冷却通路11が、また、シリンダ
ブロック2の基部2b。
すなわち、燃焼室3の下部およびピストン9の摺動領域
を囲繞する領域には第2の冷却通路12がそれぞれ形成
されている。第1の冷却通路11の入口ボート及び出口
ポートには循環通路13が接続され、この循環通路13
の前記冷却通路11の入口ポート近傍に配設されたポン
プ19により冷媒、例えば冷却水が冷却通路11に供給
され、図に矢印で示した方向に循環する。そして、ポン
プ19の上流側(ポンプ19と前記冷却通路11の出口
ボートとの間)には後述する温度制御手段20が配設さ
れ、該温度制御手段20により、エンジンの運転状態に
応じて冷媒温度が2段階に制御される。なお、このシリ
ンダヘッド1およびシリンダブロック2の上部の冷却系
に使用する冷媒としては、上記した水に限るものではな
い。
一方、第2の冷却通路12には循環通路14が接続され
、この潤滑通路14に配設されたポンプ15により、冷
媒、例えば油が冷却通路12に圧送供給され、図の矢印
方向に循環する。循環通路14のポンプ15の上流(冷
却通路12の出口ボートとポンプ15との間)にはオイ
ルクーラ16およびサーモスタット17がポンプ15側
からこの順に配設され、サーモスタット17にはオイル
クーラ16をバイパス通路18が接続されている。
循環通路13における温度制御手段20の具体的な構成
例としては、例えば第2図に示したようなものが考えら
れ、この温度制御手段20は冷却通路11の出口ボート
下流側に、順次配設されたサーモスタット付二段バルブ
201、ラジェータ202、ならびに二段バルブ201
及びラジェータ202をバイパスするバイパス通路20
6から構成されている。サーモスタット付二段バルブ2
01には並列に通路203及び通路204が配設され、
通路203途中にはアイドル時を含む所定の低負荷運転
時用高温設定バルブ201aが、通路204途中にはそ
れ以外の運転時用低温設定バルブ201−b及びバルブ
205がそれぞれ配設されている。バルブ205は、例
えば図示しないエンジンの吸気通路に配設されたスロッ
トル弁の開度を検知するスロットル開度センサ200か
らの信号により開閉制御される。
以下、かかる冷却装置の作用について説明する。
第1図の冷却装置において、エンジンの始動とともに、
シリンダブロック基部の第2の冷却通路12にポンプ1
5により冷媒、すなわち油が圧送供給され、冷“却通路
12を通過した油は循環通路14を通って再び冷却通路
12に導入される。このサイクルにおいて、油の温度が
80℃未満である場合はサーモスタット17は完全に閉
弁し、油はすべてバイパス通路18を経て循環する。そ
して、油の温度が上昇して80〜100℃の範囲となっ
たときには、サーモスタット17が所定の割合で開弁し
、一部の油はオイルクーラ16を経て、残部はバイパス
通路18を経て循環し、常に温度が上記温度範囲、すな
わち80〜100℃の所定温度となるように調整を行う
、一方、油の温度が100℃を超えて上昇した場合はサ
ーモスタンド17が完全に開弁して、油はすべてオイル
クーラ16を経て循環する。このようにシリンダブロッ
ク基部の冷却系の冷媒を油にすると、エンジンのクラン
ク軸、動弁機構及びピストンとシリンダとの間などの潤
滑に使用される潤滑油と同一Φものを使用できるという
点で存利であるが、冷媒は油に限定されるものではなく
、水を使用することもできる。
一方、シリンダヘッド1およびシリンダブロック上部2
aを冷却する冷却通路11にもポンプ19により冷媒す
なわち冷却水が圧送供給され、冷却通路11を通過した
冷却水は循環通路13を通って再び冷却通路11に導入
される。この冷却サイクルにおいて、冷却水の温度は温
度制御手段20により、アイドルを含む低負荷運転時お
よびそれ以外の運転時の二段階に制御される。この温度
制御の手順を第2図を参照して説明する。すなわち、冷
却通路11を通過した冷却水は二段バルブ201に導入
される。二段バルブ201では、高温設定バルブ201
aが第1の設定温度、すなわち60〜80℃の所定温度
(例えば70℃)に、そして、低温設定バルブ201b
が第2の設定温度、すなわち、50〜70℃の所定温度
(例えば50℃)に予め設定されている。一方、通路2
04に配設されたバルブ205はスロットル開度センサ
200からの信号によりアイドルを含む所定の低負荷運
転時には通路204を閉塞し、それ以外の運転時には開
放するようになっている。したがって、アイドルを含む
所定の低負荷運転時には、バルブ205は閉成され、ま
た、冷却水温度が第1の設定温度に達するまでは高温設
定バルブ201aも閉成されているので、冷却水はバイ
パス通路206を通って循環する0次に、冷却水温度が
第1の設定温度を超えると、バルブ201aが開成し、
所定割合の冷却水が通路203を通ってラジェータ20
2に導入され、残部はバイパス通路206を通ってそれ
ぞれ冷却通路11に供給される。なお、バイパス通路2
06の通路面積は通路203,204及び通路13の通
路面積に比べて小さいので、バルブ201aが開成した
ときの該通路206の流量は通路203を通る冷却水流
量に比べてがなり少なくする。
一方、上記以外の運転時、例えば高負荷運転時には、ス
ロットル開度センサ200が運転状態を検出し、該セン
サ200がらの信号によりバルブ205が開成する。そ
して、冷却水温度が第2の設定温度、すなわち50〜7
0℃の所定温度(例えば50℃)を超えるとバルブ20
1bが開き、バルブ201aは閉塞されたままである。
したがって、冷却水の大部分は通路204を通ってラジ
ェータ202に導入される。冷却水温度が第2の設定温
度以下の場合にはバルブ201a及び201bはともに
閉成し、冷却水はバイパス通路206を通って循環する
ことになる。このように、バルブ201aの開閉により
冷却水温度は第2の設定温度に保たれる。
次いで、本発明の第2の実施例による内燃エンジンの冷
却方法を第1図および第3図に基づいて説明する。
この第2図の実施例に使用される冷却装置は、・第1図
に示した冷却装置において、シリンダヘッドおよびシリ
ンダブロック上部に対する冷却系として第3図に示した
如き温度制御手段2oを備えたものである。なお、シリ
ンダブロック基部側の冷却系は上記第1の実施例と全く
同様であるため、ここでは、その構成および作用につい
ての説明は省略する。
第3図に示したシリンダヘッドおよびシリンダブロック
上部側冷却系において、冷却水はポンプ19により冷却
通路11に圧送・供給され、循環通路13を図中矢印方
向に循環する。循環通路13には冷却通路11の出口ボ
ート下流側に水温センサ207、電磁弁208およびラ
ジェータ202がこの順に配設され、電磁弁208には
ラジェータ202をバイパスするバイパス通路210が
接続されている。電磁弁208は例えば三方切換弁であ
り、付勢時に循環通路13を開成して冷却水をラジェー
タ202に導びき、消勢時には循環通路13を閉成する
一方、バイパス通路210を開成し、冷却水をバイパス
通路210を介して循環させる。また、水温センサ20
7はコントロールユニット209に電気的に接続され、
コントロールユニット209の出力側は電磁弁208に
接続され、コントロールユニット209の制御信号によ
り当該電磁弁208を例えばオンオフ制御する。
さらに、コントロールユニット209の入力側にはスロ
ットル開度センサ200が接続されている。
以下、かかる構成の冷却系の作用をコントロールユニフ
)209により所定周期で実行される制御プログラム(
第4図)を参照して説明する。
マス、コントロールユニット209は、ステップ30で
スロットル開度センサ200および水温センサ207に
よりそれぞれ検出されたスロットル開度および冷却水温
度を読み取り、次いで、ステップ31でエンジンがアイ
ドルを含む低負荷運転状態(以下、単にアイドルと略称
する)にあるか否かを判別する。エンジンがアイドル状
態にある場合、すなわち、ステップ31の判別結果が肯
定(Yes)の場合、ステップ32に進み、検出した冷
却水温度TWが第1の設定温度例えば70℃・を超えて
いるか否かの判別がなされる。この判別結果が肯定(Y
es)であると、ステップ33に進んで電磁弁208を
開成(オン)し、その結果、冷却水はラジェータ202
を通って循環する。そして、冷却水がラジェータ202
で冷却されステップ32の結果が否定になると、ステッ
プ34に進み電磁弁208を閉成(オフ)し、その結果
、冷却水はバイパス通路210を通って循環する。
このようにして、冷却水温度は第1の設定温度に保たれ
る。
一方、上記以外の運転時には、ステップ31における判
別結果が否定(No)となり、ステップ35に進む、ス
テップ35では、冷却水温度Twが第2の設定温度例え
ば50℃を超えているか否かを判別する。そして、この
判別結果が肯定(Yes)の場合は、上記と同様にステ
ップ33に進んで電磁弁208を開成し、否定(NO)
の場合は同じくステップ34に進んで電磁弁208を閉
成して、冷却水温度は第2の設定温度に保たれる。
なお、この実施例では電磁弁207をオンオフ制御する
構成としたが、これに限るものではなく、例えばデユー
ティ比制御してもよい。
さらに、本発明の第3の実施例による内燃エンジンの冷
却方法を第1図および第5図に基づいて説明する。
第3の実施例に使用される冷却装置は第1図に示した冷
却装置において、シリンダヘッドおよびシリンダブロッ
ク上部の冷却系として公知の沸騰冷却装置を用い、第5
図に示した温度制御手段20を備えたものである。この
沸騰冷却装置は冷媒の沸騰時の気化潜熱を利用してシリ
ンダヘッド等を冷却するもので通常のラジェータを使用
する場合に比べて単位冷媒量当たりの伝熱量が大きくな
るためシリンダヘッド1の温度をより低くすることが可
能であり、しかも冷媒温度の制御性が向上するという利
点がある。
第5図に示した冷却装置において、冷媒すなわち、冷却
水はポンプ19により圧送されて、循環通路13を図中
矢印方向に循環する。冷却通路11の出口ボートとポン
プ13間には出口ボート側からコンデンサ211および
ロアタンク212がこの順に配設されており、ロアタン
ク212は通路214によりリザーバタンク213と接
続されている0通路214のロアタンク212とリザー
バタンク213との間には可逆ポンプ215が配設され
ている。一方、コンデンサ211の近傍にはファン21
8が配設され、更に、コンデンサ211には冷却系の圧
力、具体的にはコンデンサ211内の凝縮空間211a
の圧力を検知する圧力センサ216カミ取付けられてい
る。圧力センサ216はコントロールユニット217の
入力側に接続され、コントロールユニット217の出力
側は可逆ポンプ215に接続されている。また、コント
ロールユニット217には実施例1及び2で前述したと
同様のスロットル開度センサ200が接続されている。
なお、符号21は冷却通路11内の圧力を調整するため
のバルブである。
かかる構成の冷却装置において、冷却水は冷却通路11
を通過するときに周囲の熱をうばって気化することによ
り冷却を行い、気化により生じた水莫気はコンデンサ2
11に導入され、凝縮空間211a内で冷却されて水に
還元され、この冷却水はロアタンク215に一旦呼えら
れてポンプ19により再び冷却通路11に供給される。
以下、この冷却装置の作用をコントロールユニット21
7により所定周期で実行される制御ブロダラム(第6図
)を参照して説明する。
まス、コントロールユニット217は、ステップ40で
スロットル開度センサ200および圧力センサ216に
よりそれぞれ検出されたスロットル開度およびコンデン
サ内圧Pを読み取り、次いで、ステップ41でエンジン
がアイドルを含む所定の低負荷運転状!a(以下、単に
アイドルと略称する)にあるか否かを判別する。エンジ
ンがアイドル状態にある場合、すなわち、ステップ41
の判別結果が肯定(Yes)の場合、ステップ42に進
み、検出した内圧Pが第1の設定温度例えば70℃に対
応する圧力値X1より大きいか否かの判別がなされる。
この判別結果が肯定(Yes)であると、冷却水の沸騰
温度が第1の設定温度より高くなっているため、ステッ
プ43に進んで可逆ポンプ215を作動させ冷却系から
冷却水をリザーバタンク213に戻して内圧を低下させ
る。
逆に、ステップ42の判別結果が否定(NQ)であると
、冷却水の沸騰温度が第1の設定温度よりも低くなって
いるためステップ44に進んで可逆ポンプを上記と逆向
きに作動させて冷却水をリザーバタンク213から冷却
系内へ供給して内圧を上昇させる。このようにして、冷
却水の沸騰温度は第1の設定温度に保たれる。
一方、上記以外の運転時には、ステップ41における判
別結果が否定(No)となり、ステップ45に進む、ス
テップ45ではコンデンサ内圧Pが第2の設定温度例え
ば50℃に対応する圧力値X2より大きいか否かを判別
する。そして、この判別結果が肯定(Yes)の場合は
、上記と同様にステップ43に進んで系内の冷却水量を
減少させ、否定(NO)の場合は同じくステップ44に
進んで系内の冷却水量を増加させて冷却水温度は第2の
設定温度に保たれる。
なお、本実施例では、圧力センサ216により系内の圧
力を検出する構成としたが、圧力センサ216に代えて
例えば液面センサを使用して間接的にコンデンサ内圧力
を検出することもできる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、シリンダヘッド
およびシリンダブロック上部と、シリンダブロック基部
とを別々の冷却系により分離冷却する内燃エンジンの冷
却方法におり1て、シリンダブロック基部を冷却する冷
媒の温度を80〜100℃に、シリンダヘッドおよびシ
リンダブロック上部を冷却する冷媒の温度をアイドルを
含む所定の低負荷運転時には60〜80℃に、前記所定
の低負荷運転時以外の運転時には50〜70℃にそれぞ
れ制御したので、アイドルを含む所定の低負荷運転時に
おける燃費の向上と、それ以外の運転時、例えば高負荷
運転時における出力の向上とを両立して達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の内燃エンジンの冷却方法
の第1の実施例に使用する冷却装置の概念図、第3図は
本発明の第2の実施例に使用する冷却装置のシリンダヘ
ッド側冷却系の概念図、第4図は第3図の冷却系におけ
る温度制御方法を示すフローチャート、第5図は本発明
の第3の実施例に使用する冷却装置のシリンダヘッド側
冷却系の概念図、第6図は第5図の冷却系における温度
制御方法を示すフローチャート、第7図はアイドル時の
シリンダヘッドおよびシリンダブロック上部の冷却水温
度を燃費との関係を示した図、第8図乃至第11図はエ
ンジン回転数を種々に変化させた場合のシリンダヘッド
およびシリンダブロック上部の冷却水温度と出力向上率
、ノック点火時期進角度および充填効率との関係を示し
た図、第12図は従来の内燃エンジンの冷却方法を実施
する場合の冷却装置の概念図である。 1・・・シリンダヘッド、2・・・シリンダブロック、
2a・・・シリンダブロック上部、2b・・・シリンダ
ブロック基部、11.12・・・冷却通路、13.14
・・・循環通路、15.19・・・ポンプ、17・・・
サーモスタット、16.202・・・ラジェータ、20
・・・温度制御手段、201・・・サーモスタット付二
段バルブ、208・・・電磁弁、211・・・コンデン
サ、216・・・圧力センサ、209,217・・・コ
ントロールユニット。 ヌグクト 第′2図 第3図 第8図    第9図 第10図     第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダヘッドおよびシリンダブロック上部と、シリン
    ダブロック基部とを別々の冷却系により分離冷却する内
    燃エンジンの冷却方法において、シリンダブロック基部
    を冷却する冷媒の温度を80〜100℃に、シリンダヘ
    ッドおよびシリンダブロック上部を冷却する冷媒の温度
    をアイドルを含む所定の低負荷運転時には60〜80℃
    に、前記所定の低負荷運転時以外の運転時には50〜7
    0℃にそれぞれ制御したことを特徴とする内燃エンジン
    の冷却方法。
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