JPS639781A - バルブ用弁体 - Google Patents

バルブ用弁体

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JPS639781A
JPS639781A JP15443386A JP15443386A JPS639781A JP S639781 A JPS639781 A JP S639781A JP 15443386 A JP15443386 A JP 15443386A JP 15443386 A JP15443386 A JP 15443386A JP S639781 A JPS639781 A JP S639781A
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fixed valve
carbon
movable valve
lubricant
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Kiyotaka Tsukada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体の通路の連通又はig’lfrを行なう
バルブ用弁体に関し、特に本発明は、セラミックス多孔
質体の開放気孔中に潤滑剤か含浸されてなるバルブ用弁
体に関する。
(従来の技術) ハルツ本体内に収納した固定弁体に対し、移動51体を
操作レバーの操作によって摺接した状態て相対移動させ
ることにより、波体の通路の連通又は遮断、換言すれば
開閉、切換、調節、混合等の制御を行なうようにしたバ
ルブは、既に数多くのものか提案されてきている。
ところで、この種のバルブに対しては、次のような種々
な要望がある。
■固定弁体と移動弁体とが常に[2した状態であっても
、操作レバーによる操作は軽く行なえること。
■操作レバーによる操作か軽いことか長期間1雉持でき
ること。
■各弁体のメンテナンスか簡単で、出来れば全く不要で
あること。
(■当然のことながら、各弁体間の密着性が変化せず、
長期の使用によっても流体の漏れかないこと。
(5)各弁体の製造か簡単であること。
従来既に提案されてきている流体用の各種のバルブ、例
えば湯水混合栓用のバルブにあっては、各弁体間の耐庁
耗性を考慮して、各弁体を例えば酸化アルミニウム焼結
体等の比較的硬い材料によって形成したものか多かった
。このようにすると、各弁体の#摩耗性は向上するが各
弁体間の摺動は円滑にはならず、第4図に示すように湯
水混合栓の操作レバーに掛る摺動トルクか初期において
相当大きくなる。なお、この摺動を円滑に行なうために
、各弁体の表面には潤滑剤か塗布されているが、このよ
うな表面に塗布した潤滑剤は流出し易く、長期間使用し
た場合に、初期の操作特性を維持することか困難である
(発明か解決しようとする問題点) このようにセラミックスそれ自体は高い硬度を有し耐f
fjl性にも優れてはいるものの、一般に自己側滑性に
乏しいものてあり、これを解決してバルブ用弁体として
適用し得る材料としては未だ提案されていなかった。
本発明は以上のような実状に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、長期間使用した場合であっても
、操作レバーによる流体の連通・遮断操作を常に軽くか
つ安定した状態で行なうことのできるバルブ用弁体を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以下1本発明の詳細な説明する。
本発明のバルブ用弁体は、バルブ本体内に固定的に収納
されて流体の流路を形成した固定弁体、またはバルブ本
体の操作レバーによって固定弁体に接触した状態て相対
移動させることにより固定弁体の通路の連通または遮断
を行うようにした移動弁体の少なくともいずれか一方に
使用されるものであり、少なくとも一方のW4接面部分
が開放気孔を有するセラミックスの開放気孔中にフッ化
カーボン、炭素あるいは窒化ホウ素のいずれか少なくと
も一種が充填されてなることを特徴とするバルブ用弁体
である。
ところで、本発明のバルブ用弁体は、出発原料であるセ
ラミックス粉末を任意の形状の生成形体に成形し、この
生成形体中に存在する気孔を閉塞させることなく結合し
てセラミックス多孔質体となし1次いで前記セラミック
ス多孔質体の開放気孔中にフッ化カーボン、炭素あるい
は窒化ホウ素から選ばれるいずれか少くとも一種のIN
II滑剤を充填することによって製造される。
前記セラミックス粉末を任意の形状の生成形体に成形し
、この生成形体中に存在する気孔を閉塞させることなく
結合させる方法としては2種々の方法か適用てきるが、
例えば、セラミックス粉末口体を常圧焼結あるいは加圧
焼結して自己焼結させる方法、セラミックス粉末に反応
によってセラミックスを生成する物質を添加して反応焼
結させる方法、セラミックス粉末にCo、Ni、Moな
どの金属あるいはガラスセメントなどの結合剤を配合し
て常圧焼結あるいは加圧焼結して結合させる方法、セラ
ミックス粉末に熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂を結
合剤として配合して結合させる方法を適用することがで
きる。
前記セラミックス多孔質体は、開放気孔率が5〜55容
績%であることか有利である。その理由は、前記開放気
孔率か5容積%より低いと実質的な潤滑剤の含浸量か少
なくなり、潤滑特性を充分に発揮させることか困難だか
らであり、一方55容積%よりも高いと多孔質体の強度
が低く粒子が脱離し易いばかりでなく、潤滑剤か脱離し
易いからである。
前記セラミックス多孔質体の平均気孔径が0.1〜+0
0μmであることか好ましい。その理由は、0.1 g
mよりも小さい平均気孔であると前記潤滑剤の充填が困
難となり、充填しても表面のごく近傍たけとなるため、
長期使用に対して信頼性が少くなる傾向があるためであ
り、1004mよりも大きいと、充填はし易くなるが、
摺接面の凹凸か激しくなり 耐圧爺力か低下する傾向が
あるためてあり、なかても0.5〜50Bmかさらに良
好な結果を与える。
前記潤滑剤は前記セラミ・ンクス多孔質体の気孔中に気
孔容植の少なくとも1υ容恭%充屓されていることか好
ましい、その理由は、10容積%よりも少ないと、前記
潤滑剤の潤滑効果を充分に発揮させることか困難である
からである。
前記セラミックス多孔質体としては、AfLz()3 
、 S s 02 、 Z r Oa 、コージェライ
ト、ムライト、S i C,T i C,TaC,B4
 C,WC、Cr5Ct 、Si3N4.BN、TiN
、AnN 、 T i B 2. Z r B 2 、
Cr B i 、サイアロン、TiO2あるいはこれら
の化合物から選択されるいずれか1種または2種を主と
して含有するセラミックスであることか好ましい。これ
らのセラミックスはいずれも、高い硬度、熱衝撃性を有
し、#摩耗性に優れているからであり、なかでも、An
t Os 、S iC,S is N4.A旦N。
サイアロン、ZrBzあるいはこれらの化合物から選択
されるいずれか少くとも1!iを主として含有すること
がより好適である。
なお、前記セラミックス多孔質体中ヘフッ化カーボン、
炭素あるいは窒化ホウ素を充填する方法とし、前記潤滑
剤を微粉砕し前記多孔質セラミックスに摺り込む方法、
前記微粉末した粉末を溶媒に分散し、有機バインダーあ
るいは無機バインダーを添加し、この液を前記多孔質体
に含浸し、しかる後、前記溶媒を除去し、前記バインダ
ーを熱硬化させてセラミ・ンクスに固着させる方法を使
用することができる。一方、炭素については、熱分解し
て遊:a炭素を残すものてあれば使用することかでき1
例えばフェノール樹脂、リグニンスルホンfl#境、ポ
リビニルアルコール、コンスターチ。
M類、タール・ピッチ類、重質油、不飽和ボッエステル
樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、シアツルフタレート
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂。
キシレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ボ
ッジビニルベンゼン樹脂、芳香族化合物として重質油や
タール・ピッチ類を用いた縮合多環多核芳香族樹脂、ポ
リビニルクロライド等を使用することがてきる。
また、フッ化カーボンについては前記炭素含有のセラミ
ックスをフッ素化合物と反応させフッ化カーボンを合成
することも回部である。同様に窒化ホウ素についても、
酸化ホウ素を含浸した後、窒化反応を起させることもで
きる。
なお、本発明においては、セラミックス多孔質体を焼成
する前に前記潤滑剤を混合してから焼成することによっ
ても製造てきる6 (発明の作用) 本発明のバルブ用弁体は、上記のように41成されるこ
とによって、次のような作用かある。
まず、固定弁体または移動弁体の少なくともいずれか一
方の贋接面部分を、セラミックス多孔質体によって形成
することにより、この多孔質体自体が高い硬度を有し、
かつ耐摩耗性に優れていることから、これらの固定弁体
及び移動弁体の耐摩耗性が向上している。
また、固定弁体または移動弁体の少なくともいずれか一
方の摺接面部分を、三次元網目構造の開放気孔を有する
セラミックス多孔質体によって形成するとともに、その
開放気孔中に潤滑剤を含浸ことによって、この潤滑剤か
有する潤滑性により、固定弁体と移動弁体との摺接か長
期間円滑に行なわれるのである。
この実際の潤滑特性を、上記の固定弁体および移動弁体
のうち、固定弁体をアルミナ質燃結体、移動弁体を炭素
か充填された炭化珪素質多孔質体によって構成するとと
もに、これらを内部に組付けた湯水混合栓の場合の実験
結果から考察してみると、第4図の通りであった。この
実験においては固定弁体と移動弁体との摺動面における
潤滑性を見るために、当該湯水混合栓の操作し八−にお
ける摺動トルク変動を計゛訓することによって行なフた
。この実験によると、操作レバーを10万回動かしても
、操作レバーに掛る摺動トルク(第4図中のイ)は、常
に3.2 kgf/cIT+′以下にあった。
そして、摺動トルクの変動幅は、はぼ1.5kgf/C
m″以下であった。すなわち、従来の湯水混合栓におけ
る操作レバーの摺動トルク変動(第4図中の口)と比較
すれば、本発明に係る弁体を使用した場合は、その操作
レバーに掛る摺動トルクが小さいだけでなく、長期間に
わたって使用しても摺動トルク変動は殆んどないのであ
る。
勿論、以上のことは、流体として油、各種洗浄液、各種
溶液等の液体、あるいは各種の気体についても同様であ
る。
また、上記の炭化珪素質多孔質体に代えて他のセラミッ
クス多孔質体すなわち、AMt Oユ、SiO2,Zr
O,、SiC,Tic、TaC。
B、C,WC,CrzC,,5iiN4.BN。
TiN、  AJLN、  TiB2 、  CrB、
、  TaC2、サイアロン、コージェライト、ムライ
ト、Z「B2あるいはこれらの化合物から選択されるい
ずれか1種または2種以上を主として含有するセラミッ
クス多孔質体を使用した場合においても、上記の作用と
ほぼ同様の作用かあるものである。
そして、当該バルブにおいては、その各固定弁体または
移動弁体自体か潤滑剤を充填しているため、従来のよう
に潤滑剤を各弁体に塗布する等のメンテナンスは全く不
必要である。
(実施例) 次に、本発明を、湯水混合栓(10)における固定弁体
(13)または移動弁体(14)に適用した場合につい
て、図面を参照して説明する。第1図には湯水混合栓(
10°)の縦断面図が示してあつ、この湯水混合栓(1
0)はこれに供給された木または熱湯をこれら単独で、
あるいはこれらを適宜混合してその蛇口(18)から導
出するものである。
この湯水混合栓(lO)のバルブ本体(11)内には支
持部材(12)が収納されていて、この支持部材(12
)上に固定弁体(13)が固定的に配置してあり、さら
にこの固定弁体(13)の上には移動弁体(14)が配
置しである。移動弁体(14)の上部には連結部材(1
5)が固定してあり、この連結部材(15)に係合した
作動レバー(16)が操作レバー(17)によって動か
されたとき、移動弁体(14)を固定弁体(13)に対
して高著した状態で前後左右に摺動し得るようになって
いる。勿論、上記の支持部材(12)と固定弁体(13
〕及び移動弁体(14)と連結部材(15)とはそれぞ
れ一体重に形成して実施してもよく、この場合にはこの
一体に形成したもののこの摺接面部分を、後述のように
三次元網目構造の開放気孔を有するセラミックス多孔質
体によって形成するとともに、その開放気孔中に潤滑剤
を含浸して形成すればよい。
固定弁体(13)及び移動弁体(14)は、第2図及び
第3図に示すようなもので、それぞれには−個または複
数の通路(13a)及び通路(14a)かそれぞれ形成
されている。これらの通路(13a)または通路(14
a)は、移動弁体(14)が操作レバー(17)の操作
によって固定弁体(13)に対して摺接移動することに
より、水及び湯の混合を選択的に行なえるようにその数
及び位置が設定されている。勿論、これらの通路(te
a)または通路(14a)は貫通したものであってもよ
いし、また単なる凹所であってもよい。
また、第5図には、本発明に係る固定弁体(13)及び
移動弁体(14)を使用した単水栓(20)の縦断面図
が示しである。この単水栓(20)にあワては、水の一
次側通路(21)と二次側通路(22)間の隔壁(23
)上にバッキングを介して固定弁体(13)が配置して
あり、さらにこの固定弁体(13)の上に移動弁体(1
4)が配置しである。この移動弁体(14)は、当該単
水栓(20)のバルブ本体(24)上に設けた操作レバ
ー (27)の操作によって固定弁体(13)に密着し
た状態で回動されるものであり、第6図に示したように
、VA定定休体13)の一対の通路(13a)を選択的
に連通させまたはこの連通を遮断する凹所(14b)を
その下面に有している。すなわち、移動弁体(14)の
凹所(+4b)か、固定弁体(13)の各通路(13a
)に対して、第7図に示したような位置関係にある場合
には一次側通路(21)と二次側通路(22)との連通
を遮断でき、また第8図に示したような位置関係にある
場合には一次側通路(21)と二次側通路(22)とを
連通できるようになっているのである。
なお、第9図に示すように、移動弁体(14)の下面に
固定弁体(13)の各通路(13a)を覆蓋し得る遮断
突起部分(14c)を形成し、その周囲を通路(+4d
)となるように形成して、この遮断突起部分(14c)
が固定弁体(1コ)の各通路(13a)に対して、第1
0図の実線にて示すような位置関係にあるときは一次側
通路(21)と二次側通路(22)とを連通させ、また
第1O図の仮想線に示した位置関係にあるときには一次
側通路(21)と二次側通路(22)との連通を遮断す
るようにして実施してもよい。
そして1以上説明したような各固定弁体(13)または
移動弁体(14)の少なくともいずれか一方の贋接面部
分か、=次元網目構造の開放気孔を有するセラミックス
多孔質体によって形成するとともに、前記開放気孔中に
潤滑剤を充填しであるのである。
次に、各固定弁体(13)および移動弁体(14)を、
セラミックスとして炭化珪素を主体としたものを実際に
製造する場合の実施例及び比較例について説明する。
実施例1 出発原料として使用した炭化珪素粉末は、95重量%が
β型結晶であり、0.2LJr屓%の遊離3&素、OA
7mti%(1)m;A、 0.03fRM%(1)鉄
、0.03ffi I %のアルミニウムを主として含
有し、0.28g mの平均粒径な有しており、ホウー
素は検出されなかった。
炭化珪素粉末100重量部に対し、ポリビニルアルコー
ル51暇部、水300重量部を配合し、ボールミル中で
5時間混合した後乾燥した。
この乾燥混合物を適量採取して顆粒化した後。
金属製押し型を用いてl000kg/ c m’の圧力
で成形した。この生成形体の寸法はφ:18x 15m
mで密度2.0g/ am″(62容桔%)であった。
前記生成形体を黒鉛製ルツボに装入し、タンマン型焼成
炉を使用して1気圧の種としてアルゴンガス雰囲気中で
焼成した。昇温過程は、まず450℃1時間で2011
0℃まで昇温し、最高温度2000℃を10分間維持し
た。
得られた多孔質体の密度は2.05 g/ cゴ、開放
気孔率は36容積%であり、生成形体に対する線数量率
はいずれの方向に対しても0.25±0.02%の範囲
内で、多孔質体の寸法精度±0.O5i以内であった6
また、この多孔質体の平均曲げ強度は18.5kg/m
rrr’、平均気孔径は43uLmであった。
この多孔質体を外径か30mm、内径が155m、厚さ
が5重1mのリング状に加工したのち、炭素含有量80
%のタールピッチを400°Cにて真空加圧含浸を行い
、800℃の不活性雰囲気下て炭化させた。この多孔質
一体中に含浸された炭素が開放気孔中に占める割合は約
45容積%であった。
この炭素を充填した多孔質体のステンレス鋼(S U 
S:+04 )に対する乾式摺動試験を500sv/s
ecの摺動速度で摺動させるリングオシリング法でlO
kgf/cゴの端面荷重を負荷して行ったところ、摩擦
係数は0.05〜口、07、また摩耗係数は2.7x、
 In−’as/km(kgf/ c rn’ )であ
り、極めて優れた摺動特性を有していることが認められ
た。
比較例1 多孔質体は実施例1と同様であるが、濶滑剤を含浸する
ことなく摺動試験を行ったところ、摩擦係数は(1,s
 〜t)、7、摩耗係数は1.I X IQ−’w++
*/km(kgf/ cm’)であツタ。
実−施例2 実施例1と同様であるか実施例1の炭化珪素セラミック
スを400°c、F2雰囲気中で1時間反応し、前記充
填した炭素を80モ量%フッ化し、フッ化カーボンを形
成した。この多孔質体を実施例1と同様の方法で摺動特
性を測定したところ、摩擦係数は0.03〜0.[15
、摩耗係数は1.3X10一’am/km(kgr/ 
am″)であり、優れた摺動特性を有していることが認
められた。
実施例3 実施8例1と同様であるが、炭化珪素粉末10000重
量対し、炭化ホウ棄粉末をl重量部、カーボンブラック
粉末を2重量部配合した乾燥物を使用し、焼成温度を1
900°Cに低めて多孔質体を得た。
得られた多孔質体は結晶の平均粒径が約2.フルmで、
三次元網目構造で結合しており、密度は2.86g/c
tn’、平均気孔径は0.8JLm、平均曲げ強度は5
2kgf/ m rn’であったつこの多孔質体を、移
動弁体(14)の形状に加工した後、実施例1と同様に
炭素を多孔質体の開放気孔中に約90容積%充填した。
次いで、この炭素を充填した多孔質体よりなる移動弁体
(4)を第1図に示した如き湯水混合栓に組み付けて耐
久試験を行った。
結果は第4図に示した。
なお、固定弁体(13)としては緻密質のアルミナ焼結
体を使用した。これらの弁体は極めて長期間にわたって
良好な摺動特性を有するものであった。
実施例4 平均粒径か0.4ルmのα型アルミナ粉末11111重
量部に対し、ポリビニルアルコール2重’6: gfl
、ポリエチレングリコールl屯敬部、ステアリン醜0.
5重量部及び水100.重量部を配合して噴霧乾燥した
この乾燥物を適量採取し、金属製押し型を用いて3.O
t/ cゴの圧力で成型し、直径50mm厚さ20I、
密度2.δg/crn’の生成形体を得た。
前記生成形体をアルミナ製ルツボに挿入し。
1450°Cの温度で1時間焼成した。
得られた多孔質体は結晶の平均粒径が約8.5JLm、
平均気孔径が3,2ルmで三次元、網目構造で結合して
おり、密度は:1.2g/ crn3、平均曲げ強度は
28.1 kgf/ mm’てあった。
この多孔質体を外径か30+am、内径ISIIIm、
厚さが5m111のリング状に加工した後、fl、05
gmの窒化ホウ素粉末40重量%、5重量%の水ガラス
を加えた水溶液に浸し、真空加圧含浸を行った。次いで
乾燥し、500℃に加熱した。この窒化ホウ素の前記多
孔質体中の気孔に占める充填率は40重量%てあった。
この窒化ホウ素の充填されたA文20□多孔質体のステ
ンレスr14(SUS304)に対する乾式摺動試験を
500mm/seeの摺動速度で摺動させるリングオシ
リング法で10kgf/cゴの端面荷重を負荷して行っ
たところ、摩擦係数は0,09〜0.12、また彦耗係
数は4.7 x 1G−’n++/km(kgf/c 
rrr’ )てあり、極めて優れた摺動特性を有してい
ることが認められた。
実施例5 実施例4と同様であるが、α型アルミナ粉末に代えて第
1表に示したセラミックス粉末を使用し、焼結して得ら
れた多孔質セラミックスに実施例4と同様に窒化ホウ素
を充填し、摺動試験を試みた結果を表1にまとめた。
害]11! 平均粒径か0.4gmの窒化珪素粉末101)重量部に
対し、ワクウ重量部縫部、ポリエチレングリコール1重
項部、ステアリン酸0.5重品部及びベンゼンtooi
t部を配合し、ボールミル中で5時間混合した後051
霧乾燥した。なお、前記窒化珪素粉末は、m離シリコン
を21.5重量%、酸素を1.7重量%、炭素を1重量
%、鉄を0.07i量%、アルミニウムを0.2重量%
、マグネシウム0.03改i%を含有していた。
この乾燥物を適量採取し、金属製押し型を用いて1.5
 t/cゴの圧力で成形し、直径50m麿、厚さ20m
5.密度1.95g/cm’の生成形体を得た。
前記生成形体を黒鉛製ルツボに装入し、30気圧下の窒
素ガス雰囲気中で1500°Cの温度て1時間焼成した
得られた多孔質体は結晶が三次元網目構造で結合してお
り、その密度は2.3:Ig/ am’、平均気孔径は
1.4pm、気孔率は28%、平均曲げ強度は16.5
kgf/mm’てあった。
この多孔質体を実施例4と同様に加工し、実施例1と同
様に炭素を充填し、乾式摺動試験を行ったところ、極め
て良好な摺動特性を有していることが認められた。
(発明の効果) 以上詳述した通り1本発明によれば、固定弁体(!コ)
または移動弁体(14)の少なくともいずれか一方の摺
接面部分を、三次元#I!J構造の開放気孔を有するセ
ラミックス多孔質体によって形成するとともに、前記開
放気孔中に潤滑剤を含浸したことにその特徴があり、こ
れにより、固定弁体(13)と移動弁体(14)とが常
に摺接した状態であっても。
操作レバーによる連通・M断操作を常に軽くかつ安定し
た状態で行なうことのできるバルブを提供することがで
きる。
そして、このように形成した当該バルブにあっては、操
作レバーによる操作を長期間に亙って軽く行なうことが
できるだけでなく、固定弁体(13)と移動弁体(14
)との密着摺動を長期間に亙って維持し流体の漏れを生
ずるようなことがない。
勿論、以上のことは、水や湯以外の流体、例えば油等の
液体、あるいはプロパンガスのような気体等の流体の通
路の連通または遮断を行なうようにしたあらゆる形態の
バルブについても同様である。また、本発明を適用する
にあたっては、その材料としてAnt Os 、5jo
2.ZrOx、SiC,TiC,TaC,B、C,WC
,Cr*Cz 、Si* N4 、BN、TiN、Zr
B*、サイアロン、TiO□、A交N、TiBt、Cr
B5.あるいはこれらの化合物から選択されるいずれか
1種または2種以辷を主として含有するものから自由に
選択することがてきるものである。
また、各固定弁体(13)または移動弁体(14)の全
体を上述したようにして形成して実施する外、少なくと
も各固定弁体(i3)または移動弁体(14)の互いに
摺接する面部分のみを上記のようにして形成して実施し
た場合にも同様な効果を得ることかできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例である湯水混合栓の
縦断面図、第2図は固定弁体と移動弁体との関係を示す
縦断面図、第3図は@2図を上方からみた透視平面図、
第4図は本発明に係る固定弁体と移動弁体間及び従来の
固定弁体と移動弁体との1動トルク変動をそれぞれ比較
して示したグラフである。また、第5図〜第10図は本
発明を単水栓に実施した例を示すもので、第5図はこの
単水栓の縦断面図、第6図は固定弁体と移動弁体の斜視
図、第7図及び第8図は固定弁体と移動弁体との関係を
示す平面図、第9図は移動弁体のさらに他の実施例を示
す斜視図、第1O図はこの場合の固定弁体と移動弁体と
の関係を示す平面図である。 符   号   の   説   明 10−・・湯水混合栓、11・・・バルブ本体、13・
・・固定弁体、14・・・移動弁体、17・・・操作レ
バー、18・・・蛇口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、少なくとも摺接面部分が開放気孔を有するセラミ
    ックス多孔質体の開放気孔中にフッ化カーボン、炭素あ
    るいは窒化ホウ素のいずれか少なくとも一種の潤滑剤が
    充填されてなるバルブ用弁体。 2)、前記セラミックス多孔質体は開放気孔率が5〜5
    5容積%、平均気孔径が0.1〜100μmである特許
    請求の範囲第1項記載のバルブ用弁体。 3)、前記潤滑剤の充填量は前記セラミックス多孔質体
    の気孔容積の少なくとも10容積%である特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のバルブ用弁体。 4)、前記セラミックス多孔質体は、Al_2O_3、
    SiO_2、ZrO_2、コージェライト、ムライト、
    SiC、TiC、TaC、B_4C、WC、Cr_3C
    _2、Si_3N_4、BN、TiN、AlN、TiB
    _2、ZrB_2、CrB_2、サイアロン、TiO_
    2、あるいはこれらの化合物から選択されるいずれか1
    種または2種以上を主として含有する特許請求の範囲第
    1項〜第3項のいずれかに記載のバルブ用弁体。
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