JPS6397639A - 同調エンボスシ−トの製造方法 - Google Patents

同調エンボスシ−トの製造方法

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JPS6397639A
JPS6397639A JP61243218A JP24321886A JPS6397639A JP S6397639 A JPS6397639 A JP S6397639A JP 61243218 A JP61243218 A JP 61243218A JP 24321886 A JP24321886 A JP 24321886A JP S6397639 A JPS6397639 A JP S6397639A
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sheet
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foaming
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賢朗 服部
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Achilles Corp
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床材、壁材などの建築材料ならびに車両用シ
ート、靴、袋物、家具などに使用される、印刷意匠と凹
凸意匠とが一致し、かつシート表面に繊細でシャープな
絞意匠を有する装飾性に優れた同調エンボスシートの製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷意匠と凹凸意匠とを一致させた同調エンボス
シートの製造方法としては、発泡性合成樹脂層の表面に
、発泡抑制剤および/または発泡促進剤を含む印刷イン
クを印刷して印刷インク層を積層し、そののち、この発
泡性合成樹脂層を発泡させてシート表面に凹凸意匠を発
現させるケミカルエンボス加工と、エンボスロールを使
用してシートの印刷意匠に合わせてエンボス加工を施す
メカニカルエンボス加工とがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前者のケミカルエンボス加工の場合は、シー
トの印刷意匠と凹凸意匠とを一致させることはできるが
、凹凸の境界がはっきりしないため、繊細でシャープな
凹凸表現は不可能であり、また後者のメカニカルエンボ
ス加工の場合は、使用するエンボスロールの形状により
、シート面への繊細でシャープな凹凸表現は可能である
が、印刷意匠と凹凸意匠とを機械的に合わせるため、シ
ートの伸縮や機械条件などにより両意匠を合わせ難く、
非常に作業性が悪いとともに、不良品の発生が多かった
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、シートの印刷意匠とケミカルエンボス加工によ
るシートの凹凸意匠とを一致させ、かつこのケミカルエ
ンボス加工により隆起したシート表面に繊細でシャープ
な絞意匠の現出を可能にした同調エンボスシートの製造
方法を提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、シート基材に、順次、発泡剤を含
有する合成樹脂組成物層と、発泡促進剤を含む印刷イン
クよりなる柄模様状の印刷インク層と、透明または半透
明の透過性合成樹脂層とを積層して積層シートを形成し
、そののち該積層シートを加熱して前記合成樹脂組成物
層を発泡させて凹凸模様を現出せしめ、次いでその表面
に任意形状の意匠をロール周面に刻設したエンボスロー
ルにより絞模様を形成し、印刷模様と凹凸模様とが一敗
した同調エンボスシートを製造する方法において、前記
発泡剤を含有する合成樹脂組成物層に使用される合成樹
脂の平均重合度を1.200以上、かつ前記透過性合成
樹脂層に使用される合成樹脂の平均重合度を前記合成樹
脂組成物の合成樹脂の平均重合度より100以上高いも
のとなし、しかも前記発泡剤による前記合成樹脂組成物
層の発泡倍率を4倍以下としたことを特徴とする同調エ
ンボスシートの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明すると、前記シート基材の材
質としては、一般にシート基材として使用されている、
例えば天然の動物性または植物性繊維、アスベスト、ガ
ラス繊維、ロックウール、バルブ、合成樹脂繊維などの
無機または有機繊維を、単独もしくは適宜混合し、かつ
必要に応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニ
ウムなどの充填剤や樹脂バインダーを混合した織布、不
織布、編布、紙などの離型性担体が使用でき、これらは
、目的とする製品の用途に応じて自由に、使い分けるこ
とができる。
また、このシート基材としては、合成樹脂の発泡シート
または非発泡シートを前記シート基材の床面側に積層し
たものも使用できる。
さらに、このシート基材の厚みとしては、通常、0.1
〜2龍が好ましく、0.1鰭未満では得られるシートの
強度が弱くなる一方、2鰭を超えるとコスト高となり経
済的でない。
前記合成樹脂組成物層の主成分は、熱可塑性の合成樹脂
および加熱により分解してガスを発生する化学発泡剤な
どを含有するが、そのほか必要に応じて、可塑剤、発泡
剤の分解を促進しない安定剤、充填剤、防黴剤、粘度低
下剤、および着色剤などの添加剤が使用される。
なお、前記熱゛可塑性の合成樹脂としては、塩化ビニル
系樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、
ウレタン樹脂などの一般に使用されている合成樹脂であ
れば、いずれのものであってもよいが、特に加工性およ
び価格などの理由から塩化ビニル系樹脂が好ましい。
また、ここでいう塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、および塩化ビニルと他のモノマー、例エバエチ
レン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、マレイン酸エステ
ル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル
などとの共重合体のほか、ポリ塩化ビニル樹脂と他のポ
リマーとの混合物も含むものであり、使用する熱可塑性
の合成樹脂の平均重合度は1.200以上、好ましくは
1.200〜3,000であることが必要であり、平均
重合度が1.200未満であると、加熱しつつメカニカ
ルエンボスを施す際に、合成樹脂組成物層の溶融粘度が
低くなり、エンボスロールの押圧で発泡セルの破壊によ
る表面荒れを生じ、エンボス加工が難しくなる。
前記合成樹脂組成物層に含有される発泡剤としては、例
えばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレン
テトラミンなどの通常のものが使用できるが、中でもア
ゾジカルボンアミドが好ましく、またその添加量は、熱
可塑性合成樹脂10(重量部に対し、0.5〜5重量部
が好ましく、0.5重量部未満では発泡が充分に生起せ
ず、一方5重量部を超えると発泡倍率を4倍以下に調整
することが難しく、好ましくない。
前記可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジイソブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジドデシルフタ
レート、ブチルベンジルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、ジオクチルフタレート、ジイソノニルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、
ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、トリブチ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリフェ
ニルホスフェート、トリクロルエチルホスフェート、ト
リオクチルホスフェート、ジフェニルクレジルホスフェ
ートなどのほか、トリメリット酸エステル系可塑剤、エ
ポキシ化大豆油や、各種エポキシ樹脂などのエポキシ系
可塑剤、ポリエステル系高分子可塑剤などが使用できる
なお、前記熱可塑性の合成樹脂として、塩化ビ) ニル
系樹脂ペーストを使用する場合には、粘度低下を目的と
して、粘度低下剤、ガソリン、オクタン、ベンゼン、ト
ルエン、ナフサ、ドデシルベンゼン誘導体などの希釈剤
もしくは二次可塑剤などが可塑剤と併用される。
この場合、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、可
塑剤の添加量は20〜100重量部、また粘度低下剤は
061〜5重量部、希釈剤および二次可塑剤は1〜20
重量部の範囲が好ましい。
前記発泡剤の分解を促進する作用のない安定剤としては
、使用する発泡剤の種類に応じ選定することが必要であ
るが、発泡剤としてアゾジカルボンアミドを使用する場
合は、スズ系、バリウム系、カルシウム系、バリウム−
亜鉛系で亜鉛含有量の低いもの、カルシウム−亜鉛系で
亜鉛含有量の低いものなどの使用が必要である。
この安定剤の添加量は、熱可塑性合成樹脂100重量部
に対して、0.5〜7重量部の範囲が好ましく、0.5
重量部未満では合成樹脂の熱安定性が悪くなり、一方7
重量部を超えるとブリード、ブルームなどの品質上の問
題を起こし易くなるばかりでなく、価格が高くなり好ま
しくない。
前記充填剤としては、加工温度にて溶融、分解などの物
理的、化学的な変化をしないものであればどんな充填剤
でもよいが、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレ
ー、タルク、シリカ、ケイ藻土、ケイ砂、軽石粉、雲母
粉、アベスト、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム
、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、
ガラス球、発泡ガラス球、フライアッシュ球、火山ガラ
ス中空体(シラスバルーン)などの無機質充填剤、粉末
繊維系(セルロウースパウダー)、ポリビニルアルコー
ル繊維、コルク粉末、木粉、熱硬化性樹脂粉末、熱硬化
性樹脂中空球などの有機質充填剤などが使用できる。
この充填剤の添加量は、熱可塑性合成樹脂100重量部
に対し、5〜400重量部の範囲が好ましい。
前記防黴剤としては、使用する合成樹脂の種類により適
宜選定することが必要であるが、塩化ビニル樹脂を使用
する場合には、変色させたり、発泡促進剤に対する発泡
促進効果を阻害したりすることのない10.10’−オ
キシビスフェノキシアルシン、N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)−フタルイミド、N−トリクロロメチルメ
ルカプト−4−シクロヘキサンート2−ジカルボキシイ
ミド、2.4.5.6−チトラクロロイソフタロニトリ
ルなどの有機系防黴剤を熱可塑性合成樹脂100重量部
に対し0.1〜5重量部、効果持続性が要求される場合
には、メタポウ酸バリウムなどの無機系防黴剤を1〜3
0重量部併用するのが好ましい。
なお、この防黴剤は、単独でも2種以上を混合しても使
用できるものである。
前記印刷インク層に使用される印刷インクの種類は特に
限定されないが、印刷インクの少なくとも一部には、必
ず発泡剤を含有する合成樹脂組成物の発泡を促進し、凸
部を形成するための発泡促進剤を配合することが必要で
ある。
この発泡促進剤としては、使用する発泡剤の種類に応じ
て選択することが必要であるが、例えば発泡剤として、
アゾジカルボンアミドを使用する場合は、オクチル酸亜
鉛、ナフテン酸亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、安
息香酸、亜鉛などの亜鉛化合物、尿素化合物、p−1−
ルエンスルホニルヒドラジド、P、P’−オキシビスベ
ンゼンスルホンニルヒドラジドなどのヒドラジド化合物
などの発泡促進剤が使用できる。
なお、この発泡促進剤の添加量は、目的とする凸部の高
さに応じて調節されるが、印刷インク100重量部に対
し1〜50重量部の範囲が好ましく、1重量部未満では
発泡が充分でなく、一方50重量部を超えると発泡セル
が粗くなり、後工程のエンボスの際、セル破壊による表
面肌荒れを起こし易く好ましくない。
前記透過性合成樹脂層としては、前記発泡剤を含有する
合成樹脂組成物層、に使用される熱可塑性の合成樹脂が
使用でき、特に塩化ビニル系樹脂が好ましい。この透過
性合成樹脂の平均重合度は、前記合成樹脂組成物層の主
成分である熱可塑性合成樹脂より100以上、好ましく
は100〜4.000高いことが必要であり、100未
満であると、メカニカルエンボス加工での絞意匠の形成
および発泡促進剤による発泡促進効果の点では好ましい
が、このように平均重合度が100未満であると、発泡
時に発泡剤の分解ガスの影響により合成樹脂組成物層と
透過性合成樹脂層との境面(すなわち、印刷インク層の
表面)で著しく気泡が発生して鮮明な印刷意匠が得られ
ず、また表面平滑性も悪くなり、一方4.000を越え
るとエンボス適性が悪化し、さらに発泡促進効果も著し
く悪くなる場合がある。
なお、この透過性合成樹脂層には、必要に応じて可塑剤
、安定剤、充填剤または艶消剤、防黴剤、粘度低下剤、
着色剤などの添加剤が使用できる。
また、この透過性合成樹脂層に使用される熱可塑性合成
樹脂および添加剤は、前記したように、合成樹脂組成物
層に使用されるものが、例えば同一配合量で使用できる
が、ただし前記充填剤または艶消剤の場合は、熱可塑性
の合成樹脂100重量部に対して0.5〜20重量一部
とするのが好ましく、この配合量が20重量部を越える
と透過性合成樹脂層が不透明となる。
さらに、本発明においては、前記合成樹脂組成物層の発
泡倍率は、4倍以下、好ましくは1.4〜4倍にする必
要があり、4倍を超えるとメカニカルエンボス加工の際
に、発泡層のセル破壊が起こり好ましくない。
本発明の同調エンボスシートは、前記シート基材に合成
樹脂組成物層をカレンダー法、押出法、ラミネート法、
ペーストコーティング法などの方法で形成し、その表面
にグラビア印刷法、フレキソ印刷法、ロータリースクリ
ーン印刷法、シルクスクリーン印刷法などの方法で任意
意匠を印刷し、この任意意匠を印刷した合成樹脂組成物
層の表面に、カレンダー法、押出法、ラミネート法、ペ
ーストコーティング法などの方法で透過性合成樹脂層を
形成したのち、発泡促進剤を含む印刷インク層が形成さ
れた部分に対応する合成樹脂組成物層中の発泡剤の分解
温度以上(好ましくは発泡促進剤を含まない印刷部に対
応する合成樹脂組成物層中の発泡剤の分解温度以下)で
合成樹脂組成物層を加熱発泡して印刷意匠と凹凸意匠と
が一致した積層シートを形成し、そののち任意の絞模様
を施したエンボスロールを使用しそ加熱エンボス(メカ
ニカルエンボス加工)を行うことにより得られるもので
ある。
このエンボス方法としては、発泡炉とエンボス装置が別
に設置された工程に従い、まず発泡炉で加熱発泡(ケミ
カルエンボス加工)したのち、再加熱しメカニカルエン
ボスを行う方法(オフライン)と、発泡炉の直後にエン
ボス装置が設置された装置を用い、発泡(ケミカルエン
ボス加工)直後に、加熱しメカニカルエンボス加工を行
う方法(インライン)の2通りがあるが、何れの方法で
も適用可能である。
オフラインでエンボス加工を行う場合には、形成された
合成樹脂組成物層が完全に冷却されているために、エン
ボスロールの押圧で発泡セルが破壊されず、シート表面
の表面荒れの発生はないが、合成樹脂組成物層に残留し
ている未分解の発泡剤が分解し、これが二次発泡して発
泡セルの破壊を生じることのない加熱条件を適用するこ
とが必要であり、一方インラインにより加熱発泡の直後
にメカニカルエンボス加工を行う場合には、合成樹脂組
成物層が軟化状態であるため、できるだけシート裏面を
冷却し、表面を合成樹脂組成物層に残留する未分解の発
泡剤が2次発泡しない条件で加熱してメカニカルエンボ
ス加工を行うことが必要となる。
また、メカニカルエンボス加工時に、エンボスロールと
ラバーロール(バックアップロール)との間に間隙を設
けた、いわゆるクリアランスエンボスを行うことは、発
泡層の発泡セル破壊を防止する意味で有効である。この
場合のクリテラス(間隙)は、発泡層の発泡倍率と発泡
層を形成する熱可塑性合成樹脂の平均重合度により多少
変化するため、おのおのについて確認したうえで設定す
ることが必要である。例えば、発泡層の発泡倍率が2.
5倍以下で、発泡層を形成する熱可塑性合成樹脂の平均
重合度が1,200以上で、かつ発泡層が2次発泡しな
い程度の加熱条件で加熱し1、エンボスロールの押圧が
2〜3ktr/aJ(ゲージ圧)でメカニカルエンボス
加工することにより、前記のようなりリアランスを設け
なくても発泡セルの破壊などのない、目的とする同訓エ
ンボスシートが容易に得られる。発泡層の発泡倍率が2
.5倍を超える場合には、発泡倍率が高くなるに従い、
クリアランスを設けることが好ましい。
さらに、このメカニカルエンボス加工時に使用するシー
ト加熱用のヒータは、例えば電気ヒータ、赤外線もしく
は遠赤外線ヒータ、セラミックヒータなどが好ましい。
また、このエンボスロールは、シート表面に任意の絞模
様を形成するための意匠をミル押しで形成したもの、腐
蝕(エツチング)により形成したもの、電鋳法により形
成したもの、シリコン樹脂などの耐熱性合成樹脂にシー
ト表面に任意の絞模様を形成するための意匠を形成した
ものなど、いずれのものも使用できるが、なかでも自然
の材料からそのままの表面形状を発現可能な点で電鋳方
式のエンボスロール、シリコンなどの合成樹脂製エンボ
スロールが好ましく、また耐久性、形状保持性(温度変
化による寸法変化や形状変化が少ない)および冷却可能
な点がら電鋳方式のエンボスロールが好ましい。
〔作用〕
本発明は、シート基材の表面に発泡剤を含む合成樹脂組
成物層を形成し、その表面に発泡促進剤を含む印刷イン
クで任意の柄模様を印刷し、その上に透過性合成樹脂層
を積層して積層シートを形成し、次にこの積層シートを
加熱して前記合成樹脂組成物層を発泡させて凹凸模様を
現出せしめ、そののち任意形状の意匠をロール周面に刻
設したエンボスロールを使用して加熱エンボス方式によ
り、前記発泡により隆起したシート表面に、絞意匠を形
成するメカニカルエンボス加工を施すことにより、印刷
意匠と凹凸意匠とが一致し、かつその表面に繊細でシャ
ープな絞意匠が形成された意匠性に冨む同調エンボスシ
ートを容易にかつ経済的に製造することができる。
また、合成樹脂組成物層に使用する合成樹脂の平均重合
度は1.200以上であり、さらに透過性合成樹脂層に
使用する合成樹脂の平均重合度は、前記合成樹脂組成物
層のものの平均重合度より100以上高いものであり、
さらにまた合成樹脂組成物層の発泡倍率を4倍以下とす
ることにより、エンボスロールを使用してのエンボス加
工の際に加熱されて軟化もしくは溶融状態にある合成樹
脂組成物層のエンボスロールの押圧による発泡セル破壊
とシートの表面の肌荒れなどの支障がなく、目的とする
同調エンボスシートを容易に製造することができる。
さらに、本発明は、印刷インク層を多色の印刷インク層
にすることで、複雑で繊細な装飾性に優れたシートが得
られ、これは、床材、壁材などの建築材料、車両用シー
ト、靴、袋物、家具などへの使用に適したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1〜2、比較例1 本実施例の同調エンボスシートの製造方法は、まず、有
効機械幅450鶴のテストコーターを使用し、ガラス繊
維、バルブ、無機質填料およびバインダを主成分とする
0、95mの厚さの無機填料紙の表面に、第1表に記載
する発泡剤を含む塩化ビニル樹脂ペースト(IF)〜(
IV)をドクターナイフで各々0.45m+の厚みにな
るように塗布し、これを、170℃に設定した加熱炉に
2m/分の速度で通過させ、この塩化ビニル樹脂ペース
ト(II)〜(mV)を加熱してゲル化した。
この表面に木板の板継目の目地を残して発泡促進剤であ
るオクチル酸亜鉛10重量%を含む印刷インクで印刷し
、その表面に通常のインクを使用して木目や目地の印刷
を行い、そののち第1表に記載した透明性塩化ビニル樹
脂ペース) (1)をドクターナイフにて0.3鶴の厚
さとなるように塗布し、170℃に設定した加熱炉を2
m/分の速度で通過させ、この透明性塩化ビニル樹脂ペ
ースト(1)をゲル化した。
そののち、190℃に設定した加熱炉を1.0〜1.4
m/分の速度で通過させ、発泡直後の総厚を2.0〜2
.2鰭とし、加熱直後にインラインで設置されているエ
ンボス装置で、天然木そのままの木目意匠を付した電気
ヒータを内臓する電鋳方式のエンボスロールを使用して
合成樹脂組成物層が2次発泡しない程度の温度に加熱し
てエンボス加工を行った(エンボスロールとバックアッ
プロールとのクリアランスを1.8mに設定、エンボス
ロールの押圧;2kg/aaG)。
その結果を第2表に示す。
第2表からも明らかのように、発泡性塩化ビニル樹脂ペ
ースト組成物に使用する塩化ビニル樹脂の平均重合度が
1.21,0.1.455の配合では、適性なエンボス
加工条件の設定により問題なく加工作業が可能であり、
得られた同調エンボスシートは、天然木に類似した繊細
な相意匠を有し、床材として、好適であった。
第1表 (以下余白) 第1表の2 第2表 実施例3〜41、比較例2〜3 本実施例の同調エンボスシートの製造方法は、まず有効
機械幅450鶴のテストコーターを使用し、ガラス繊維
、パルプ、無機質填料およびバインダーを主成分とする
0、68鰭の厚みの無機填料紙の表面に、第3表に記載
する発泡剤を含む塩化ビニル樹脂ペースト(D)〜(E
)をドクターナイフで各々0.63鰭の厚みになるよう
に塗布し、そののち、これを165℃に設定した加熱炉
へ2m/分の速度で通過させて、発泡性塩化ビニル樹脂
ベース) (D)〜(E)を加熱ゲル化した。
このゲル化した発泡性塩化ビニル樹脂ペースト(D)〜
(E)の表面に、実施例1と同様の木目模様の多色グラ
ビア印刷を施し、そののち、この印刷面上に第3表に記
載した透明性塩化ビニル樹脂ペースト(A)〜(C)を
、第4表の組み合わせで0.18mの厚みになるよう塗
布し、そののち、これを165℃に設定した加熱炉に2
m/分の速度で通過させて、この透明性塩化ビニル樹脂
ペースト(A)〜(C)を加熱ゲル化して積層シートを
形成した。
次に、この積層シートを195℃に設定した加熱炉内に
1.0〜1.4m/分の速度で通過させ、発泡性塩化ビ
ニル樹脂ペースト(D)〜(E)を発泡させ、この発泡
直後の総厚を1.9〜2.1mとし、加熱炉の直後にイ
ンラインで設置されているエンボス装置で、天然木その
ままの木目意匠を付した電鋳方式によるエンボスロール
を使用して、ヒータ加熱により加熱エンボス加工を行う
た(電気ヒーク:合成樹脂組成物層が2次発泡しない程
度の加熱条件、エンボスロールとバックアップロールと
のクリアランス:Qm、エンボスロールの押圧: 2k
g/aJG)。
その結果を第4表に示す。
(以下余白) 第3表 第3表の2  □ 第4表 第4表の2 第4表からも明らかなように、発泡性塩化ビニル樹脂ペ
ースト組成物に使用する塩化ビニル樹脂の平均重合度が
1.455で、透過性合成樹脂層に使用する塩化ビニル
樹脂の平均重合度が1.570または2.500という
、発泡性塩化ビニル樹脂ペースト組成物に使用する平均
重合度より100以上高いものを使用すると、合成樹脂
組成物層と透過性合成樹脂層との境に気泡が発生するこ
とがな(、シートの透明性および表面平滑性が悪化せず
、また特に発泡倍率を約2倍以下とすることで、エンボ
スロールとバックアップロールとのクリアランスを0と
してもエンボスロールの押圧による発泡セルの破壊もな
く、エンボス作業が可能であり、得られた同調エンボス
シートは、天然木に類似した繊細で、かつシャープな木
目模様を有し、床材として好適であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、シートの印刷意匠とケミカルエンボス
加工によるシートの凹凸意匠とを一致させ、かつこのケ
ミカルエンボス加工により隆起したシート表面に繊細で
シャープな絞意匠の現出を可能にした同調エンボスシー
トを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート基材に、順次、発泡剤を含有する合成樹脂
    組成物層と、発泡促進剤を含む印刷インクよりなる柄模
    様状の印刷インク層と、透明または半透明の透過性合成
    樹脂層とを積層して積層シートを形成し、そののち該積
    層シートを加熱して前記合成樹脂組成物層を発泡させて
    凹凸模様を現出せしめ、次いでその表面に任意形状の意
    匠をロール周面に刻設したエンボスロールにより絞模様
    を形成し、印刷模様と凹凸模様とが一致した同調エンボ
    スシートを製造する方法において、前記発泡剤を含有す
    る合成樹脂組成物層に使用される合成樹脂の平均重合度
    を1,200以上、かつ前記透過性合成樹脂層に使用さ
    れる合成樹脂の平均重合度を前記合成樹脂組成物の合成
    樹脂の平均重合度より100以上高いものとなし、しか
    も前記発泡剤による前記合成樹脂組成物層の発泡倍率を
    4倍以下としたことを特徴とする同調エンボスシートの
    製造方法。
JP61243218A 1986-10-15 1986-10-15 同調エンボスシ−トの製造方法 Granted JPS6397639A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6397639A true JPS6397639A (ja) 1988-04-28
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