JPS63135236A - チエンジカラ−合成樹脂積層シ−ト - Google Patents

チエンジカラ−合成樹脂積層シ−ト

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JPS63135236A
JPS63135236A JP28190886A JP28190886A JPS63135236A JP S63135236 A JPS63135236 A JP S63135236A JP 28190886 A JP28190886 A JP 28190886A JP 28190886 A JP28190886 A JP 28190886A JP S63135236 A JPS63135236 A JP S63135236A
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synthetic resin
layer
colored
thermoplastic synthetic
color
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JP28190886A
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洋司 鈴木
山川 健児
田沼 達夫
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば合成皮革や内装材などとして使用され
、地色に対しエンボス加工を施した凹部面のみが地色と
は異なった色を有する、いわゆるチェンジカラーの合成
樹脂積層シートに関する。
〔従来の技術〕
従来、チェンジカラー合成樹脂積層シートにおいて、例
えば特開昭61−60953号公報に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来のチェンジカラー合成樹脂積層シートSは、第
3図に示すように、透明な表面層01と、耐熱性が比較
的弱(かつ透明着色または不透明着色の中間着色層(本
発明での着色透明層に相当する)02と、耐熱性が比較
的高くかつ前記中間着色層と異なる色の下地着色層(本
発明での着色不透明層に相当する)03と、基布04と
で積層体Saを形成し、この積層体Saに表面層01側
から突出方向に直交する断面積が一定な押型凸部051
を有する通常のエンボスロール(本発明でのエンボス装
置に相当する)05で深いエンボス加工を施すごとによ
り、第4図に示すように、エンボス加工による凸部面s
1には表面層01を通して中間着色1502の色を現出
させる一方、エンボス加工による凹部面S2には前記下
地着色層03の色を現出させたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来のチェンジカラー合成樹脂積層シー
トSは、前記エンボスロール05でエンボス加工を行う
エンボス時に、この押型凸部051は、前記のように突
出方向に直交する断面積が一定なため、第4図に示すよ
うに押し潰されたシート凹部面S2下の中間着色[02
が一気に凸部面sl側に押し上げられ、この凸部面s1
の外周部に肉厚部Sllが形成されてシートSの肌触り
や外観を損ねていた。
また、このとき前記中間着色[02が透明な着色層であ
るときは、前記肉厚部sllの中間着色層02には押し
潰された凹部面S2下の中間着色層020着色剤も入り
込み、その分だけ凸部面S1の他の部分より色濃度が濃
くなり、従ってこの凸部面S1の色濃度が不均一となっ
ていた。
本発明は、このような従来技術の問題点に譜みなされた
もので、エンボス加工によるシート凸部面の外周部に肉
厚部が形成されるのをほぼ防止でき、この凸部面の色濃
度をほぼ均一にできるチェンジカラー合成樹脂積層シー
トを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、少なくとも基布上に、熔融され難
いか高周波加熱され難い熱可塑性合成樹脂製の着色不透
明層と、溶融され易いか高周波加熱され易い熱可塑性合
成樹脂製でかつ前記着色不透明層と異なる色を有する着
色透明層とを順次積層して積層体を形成させ、該積層体
に前記着色透明層側から元部方向へ末広がりの押型凸部
を有するエンボス装置でエンホス加工を施して該エンボ
ス加工による凹部面に前記着色不透明層の色を現出させ
る一方、その凸部面の色濃度を凸部の高さに対応してほ
ぼ均一な濃度となしたことを特徴とするチェンジカラー
合成樹脂積層シートを提供するものである。
本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートに。
使用される基布とは、いわゆる基材シートのことであり
、例えば、織布、編布、不織布などの布帛が使用でき、
またその材質も綿、スフ、ポリエステル繊維、ポリアミ
ド繊維、ビニロン繊維などのどのような繊維であっても
よい。
また、本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートにお
ける着色不透明層とは、前記基布上に積層され、かつ着
色透明層との相対関係において溶融され難いか高周波加
工され難く、かつ着色剤が含有されて不透明な熱可塑性
合成樹脂製の層で、この熱可塑性合成樹脂の1種として
は、塩化ビニル系樹脂があり、これは、例えば塩化ビニ
ル華独重合体くポリ塩化ビニル)、および塩化ビニルと
他のモノマー、例えばエチレン、酢酸ビニル、ビニルエ
ーテル、マレイン酸エステル、(メタ)アクリル酸、(
メタ)アクリル酸エステルなどとの共重合体のほか、塩
化ビニル系樹脂と他のポリマーとの混合物も含むもので
ある。
この熱可塑性合成樹脂の平均重合度は、例えば塩化ビニ
ル系樹脂の場合には、800〜2,000、好ましくは
800〜1,500であり、2.000を超えるとシー
テイング加工に劣ることとなる。
また、この熱可塑性合成樹脂には、可塑剤が含有されて
いてもよく、例えば塩化ビニル系樹脂の場合には、ジブ
チルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジオクチル
フタレート、ジドデシルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ジイソデシルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、ジイソノニルフタレート、ジオクチルアジペート
、ジイソデシルアジペート、ジブチルセバケート、ジオ
クチルセバケート、トリブチルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリク
ロルエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、
ジフェニルクレジルホスフエ−トなどのほか、トリメリ
ット酸エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、ポリエス
テル系高分子可塑剤などが使用できる。
この可塑剤の前記熱可塑性合成樹脂100重量部に対す
る添加量は、一般的に40〜150重量部、特に好まし
くは60〜100重景部であり、40重量部未満ではシ
ーテイングの作業性が悪(なり、150重量部を超える
と軟化点が低くなり作業範囲が狭(なる。
さらに、この着色不透明層に使用される着色剤としては
、例えばフタロシアニングリーン、クロムイエロー、酸
化チタン、カラーカーボンブラックなど一般的に使用さ
れる顔料から適宜選択使用でき、この着色剤の添加量は
、チェンジカラー効果に合わせて適宜調整できる。
なお、そのほかに前記着色不透明層の熱可塑性合成樹脂
に含有される添加剤として、例えば通常の安定剤、充填
剤、防黴剤、および滑剤などが使用できる。
この安定剤としては、例えばジブチルスズラウレートな
どのスズ系安定剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウムなどの金属石鹸などを挙げることができ、その
添加量は、熱可塑性合成樹脂100重量部に対して、好
ましくは2〜7重量部、特に好ましくは2.5〜5重量
部であり、2重量部未満では熱可塑性合成樹脂の熱安定
が悪(なり、一方7重量部を超えるとブルームやブリー
ドなどの品質上の問題を起こしやすくなるばかりでなく
、価格が高くなり好ましくない。
前記充填剤としては、加工温度において溶融、分解など
の物理的、化学的な変化をしないものであればどんな充
填剤でもよいが、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
クレー、タルク、シリカ、ケイ藻土、ケイ砂、軽石粉、
雲母粉、アベスト、水酸化アルミニウム、酸化アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、ガラス球、発泡ガラス球、フライアッシュ球、火山
ガラス中空体(シラスバルーン)などの無機充填剤、粉
末繊維系(セルロースパウダーン、ポリビニルアルコー
ル繊維、コルク粉末、木粉、熱硬化性樹脂粉末、熱硬化
性樹脂中空体などの存機質充填剤などが使用できる。
この充填剤の添加量は、熱可塑性合成樹脂100重量部
に対して、好ましくは0〜70重量部、特に好ましくは
0〜30重量部であり、70重量部を超えるとヘタリ現
象が起こり易くなり、作業範囲が狭くなる傾向が見られ
る。
前記防黴剤としては、熱可塑性合成樹脂を変色させるこ
とのない、例えば10.10’−オキシビスフェノキシ
アルシン、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタ
ルイミド、N−1−リクロロメチルメルカブトー4−シ
クロヘキサンート2−ジカルボキシイミド、2.4,5
.6−チトラクロロイソフタニトリルなどの有機系防黴
剤を熱可望性合成樹脂100重景部に対し、1〜5重量
部、効果持続性が要求される場合には、メタホウ酸バリ
ウムなどの無機系防黴剤を1〜5重量部併用するのが好
ましい。なお、この防黴剤は、単独でも2種以上を混合
させても使用できる。
前記滑剤としては、例えば高級脂肪酸エステル、低分子
量ポリエチレンなどの、通常、熱可塑性合成樹脂に使用
される滑剤が使用される。
本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートにおける着
色透明層とは、前記着色不透明層上に載置され、かつこ
の着色不透明層との相対関係において熔融され易いか高
周波加工され易く、かつ前記着色不透明層と異なる色を
有する着色剤が含有された透明な熱可塑性合成樹脂製で
ある。この熱可塑性合成樹脂としては、例えば前記着色
不透明層に使用されるものと同種の塩化ビニル系樹脂な
どの熱可塑性合成樹脂が使用でき、その平均重合度は、
塩化ビニル系樹脂の場合、着色不透明層より相対的に低
(することが好ましい。
また、この熱可塑性合成樹脂に含有される可塑剤の量も
着色不透明層より添加量が相対的に多いことが好ましい
さらに、この着色透明層の着色剤としては前記着色不透
明層と同じ素材の着色剤のほかに染料系の着色剤が使用
できるが、その添加量は透明感を出すために着色不透明
層のものより少量となすことが好ましい。
その他の前記熱可塑性合成樹脂に含有される添加剤、例
えば安定剤、充填剤、防黴剤、および滑剤などは、前記
着色不透明層のものとほぼ同じである。
次に、本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートをエ
ンボス加工させるエンボス装置は、元部方向に末広がり
の押型凸部を有する装置で、その形式はエンボスロール
式やエンボス板式などに限定されるものでなく、またこ
のエンボス装置の押型凸部は元部方向へ末広がりであれ
ば山形または波形などどのような形状であってもよく、
しかもこの末広がり部分の押型凸部の全長に対する長さ
は、必ずしも全長に限らず一部であってもよい。
なお、押型凸部の形成は、ミル押しにより形成されたも
の、腐食(エツチング)により形成されたもの、電鋳法
により形成されたもの、シリコン樹脂などの耐熱性合成
樹脂のシート面に任意の凹凸模様を形成させるための意
匠が形成されたものなど、何れのものでも使用できるが
、中でも自然の材料からそのままの表面形状を発現可能
な点で電鋳方式のもの、シリコンなどの合成樹脂製のも
のが好ましく、また耐久性、形状保持性(温度変化によ
る寸法変化や形状変化が少ない性質)、および冷却可能
な点から前記電鋳方式のものが好ましい。
また、このエンボス装置の押型凸部でのエンボス深さは
、前記着色不透明層および着色透明層の厚みや色の濃淡
を出す着色剤の添加量などで変わるが、このチェンジカ
ラー合成樹脂積層シートのシート表面から着色不透明層
の色が見える深さである。
また、本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートには
、基布と着色不透明層との間に熱可塑性合成樹脂製の発
泡層を設けてもよく、かかる発泡層は、主成分の熱可塑
性合成樹脂と、添加剤である可塑剤および発泡剤とを含
有するものである。
この発砲層の熱可塑性合成樹脂は、前記着色不透明層や
着色透明層のものと同じ素材でよい。
また、可塑剤も前記着色不透明層や着色透明層のものと
同し素材でよく、その添加量も同じ範囲で使用できる。
さらに、前記発泡層の熱可塑性合成樹脂に含有される発
泡剤は、例えばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペン
タメチレンテトラミンなどのil常のものが使用できる
が、中でもアゾジカルボンアミドが好ましく、またその
添加量は、熱可塑性合成樹脂100重量部に対し、2〜
7重量部、好ましくは3〜5重量部であり、2重量部未
満では発泡が充分でなく、一方7重量部を超えると発泡
倍率が上がりすぎて加工作業性が低下するほか、セルが
粗くなり発泡不良となり易し;。
なお、この発泡剤による前記熱可塑性合成樹脂組成物の
発泡倍率(発泡前のシート厚と発泡後のシート厚との厚
み変化率)は、好ましくは1.5倍〜2.5倍である。
この熱可塑性合成樹脂には、前記着色不透明層および着
色透明層に含有される添加剤、例えば着色剤、安定剤、
充填剤、防黴、剤、および滑剤などが含有でき、そのほ
か熱可塑性合成樹脂として塩化ビニル系樹脂を使用し、
かつ重合度が高いものを使用する場合には、発泡層特有
の添加剤としてセル調整剤、軟化点向上剤なども含有可
能である。
このセル調整剤は、熱可塑性合成樹脂の組成物の前記発
泡剤による発泡を均一にさせて発泡層表面の肌荒れを防
止するもので、例えばアクリル系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂などが使用できる。
このセル調整剤の添加量は、熱可塑性合成樹脂100重
量部に対して、1〜10重量部、好ましくは2〜8重量
部であることが望ましく、1重量部未満では発泡を均一
にさせて発泡層表面の肌荒れを防止する効果が少なく、
一方10重量部を超えるとコストアップや生産性に劣る
ことがある。
また、この軟化点向上剤は、発泡層の耐熱性を強くさせ
る一方、前記基布上に発泡層を、例えばカレンダー加工
などにより積層させた場合の加工作業性を向上させるも
ので、この軟化点向上剤としては、例えばアクリルゴム
、ニトリルゴム、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体、テルアロイ、特殊スチレン共重合体などが使用でき
る。
この軟化点向上剤の添加量は、熱可塑性合成樹脂100
重量部に対して、1〜15重量部、好ましくは2〜IO
重量部であり、1重量部未満では効果が少なく、一方1
5重量部を超えるとコストアンプやシーテイングの加工
性に劣ることがある。
なお、この発泡層は必ずしも設ける必要はない。
さらに、本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートに
は、前記着色透明層の上に透明な熱可塑性合成樹脂製の
表面層を設けてもよい。この表面層は、例えばウレタン
系樹脂、塩化ビニル樹脂系樹脂、アクリル系樹脂などの
熱可塑性合成樹脂からなる透明な層である。
なお、この表面層に使用される熱可塑性合成樹脂は、前
記した発泡層で使用されると同様の、例えば着色剤、安
定剤、充填剤などの添加剤(ただし、いずれも透過性を
有する範囲の含有量であることが必要)を含有するもの
であってもよい。
また、この表面層は前記発泡層と同様に必ずしも必要で
はない。
本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートの前記着色
不透明層、着色透明層、発泡層、および表面層に使用さ
れる熱可塑性合成樹脂組成物は、従来の例えば塩化ビニ
ル系樹脂などの熱可塑性合成樹脂の組成物と同様にして
、混合、混練され、積層シート材料として使用される。
本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートの製造方法
は、例えば基布上に前記着色不透明層をカレンダ加工に
より積層させ、次いで、この着色不透明層上に着色透明
層を同じくカレンダ加工により積層させて積層体を形成
し、次いでこの積層体に前記着色透明層側から前記末広
がりの押型凸部を有するエンボス装置でエンボス加工に
よる凹部面から着色不透明層の色が現出される深さにエ
ンボス加工される。このときエンボス加工により押し潰
れた前記凹部の着色透明層の部分は、前記押型凸部が末
広がりなために、徐々に凸部側へ移行され、従って凸部
面の外周部に肉厚部が形成されたり、この凸部面の色濃
度が極度に不均一になるということがない。この凸部は
、エンボス装置のエンボス形状に対応して、その凸部の
高さが異なる場合があるが、その場合にも凸部の高さに
対応して各凸部上の着色透明層の厚さ、すなわち色濃度
をほぼ均一となすことができる。
また、前記基布と着色不透明との間に発泡層を設ける場
合は、同じ(カレンダ加工により基布上に発泡層を設け
たのち、前記の方法で着色不透明層、着色透明層を積層
させ、加熱により発泡させたのち、前記と同様にエンボ
ス加工して製造するものである。このように発泡層を設
けることで、シートのクッション性、暖かみなどが付加
される。
さらに、前記着色透明層上に表面層を設ける場合は、コ
ーティング加工またはカレンダ加工により着色透明層上
に表面層を積層させ、次シ)でこの表面層上から前記エ
ンボス装置でエンボス加工を施す。このように、表面層
を着色透明層上に設けることでシート表面の艶がより良
好となり高級感がでる。
なお、前記基布上に着色不透明層、着色透明層、発泡層
、および表面層を積層させる方法は、前記カレンダ加工
法やコーティング法に限らずとも、例えば押出法、ラミ
ネート法、転写法などの方法でもよい。
また、エンボス加工法としては、発泡炉と押型凸部が形
成されたエンボスロールなどを有するエンボス装置とが
別に設置された工程に従い、まず発泡炉で加熱発泡させ
たのち、再加熱させてエンボス加工を行う方法(アウト
ライン)と、発泡炉の直後にエンボスロールなどが設置
された装置を使用した発泡直後に加熱させてエンボス加
工を行う方法(インライン)の2通りがあるが、何れの
方法でも適用可能である。なお、このエンボス装置の加
熱ヒータは、例えば電気ヒータ、赤外線もしくは遠赤外
線ヒータ、セラミックスヒータなどが好ましい。ただし
、これらに限定されない。
なお、前記着色不透明層と着色透明層との間に例えば表
面意匠のバラエティ−を持たせるなどのためにプリント
層を設けることもでき、また前記エンボス加工によるシ
ートの凸部面に他のエンボス装置で繊細な凹凸模様を施
したり、この凹凸面にプリント加工を施すこともできる
なお、このチェンジカラー合成樹脂積層シートの用途と
しては、例えば合成皮革や壁材、天井材などの建築用内
装材などとして使用されるほか、自動車のドアトリム、
ヘッドレストなどの車両用内装材をはじめ、オートバイ
の座席カバー材、ソファ−カバー材、各種のテーブルセ
ンター、コースタ−1各種履物、袋物などの種々の用途
に使用できる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1および比較例1 下記配合処方に従い、発泡層、着色不透明層、着色透明
層を構成する樹脂組成物を調製し、第1図に示すように
、厚さ0.15mの基布10上に、発泡層20をカレン
ダロールを使用して厚さ0.40u+になるように塗工
させ、次いで、この発泡120上に着色不透明層30を
同様にカレンダロールにより塗工させ、さらにこの着色
不透明層30の上に着色透明層40を同様にカレンダロ
ールにより塗工して積層体Saを形成させ、そののち温
度200℃で90秒間加熱して前記発泡層20の樹脂組
成物を発泡させ、次にまたこの着色透明層40の表面に
加熱された押型凸部51を有するエンボスロール(エン
ボス装置)50でエンボス加工を施すことにより、第2
図に示すようなシート表面に凸部面S1と凹部面S2と
を形成させたチェンジカラー積層シートSを形成させた
(実施例1)。この実施例1で得られたシートを観察し
たところ、エンボス加工による凸部面S1の外周部に肉
厚部が形成されず、かつ凸部面S1全体の色濃度が均一
であり、優れた外観を有していた。これに対し、第3図
に示すような従来の平板凸部型エンボスロールを使用す
る以外は、実施例1と同様にしてチェンジカラー積層シ
ートSを作製したところ、エンボス加工による凸部面S
1の外周部に肉厚部ができ、かつこの外周部の肉厚部と
凸部面S1の他の部分との色濃度が不均一であった(比
較例1)。
発泡層配合処方        (重量部)ポリ塩化ビ
ニル(平均重合度)100 (1,300) 可塑剤(ジオクチルフタレート)80 安定剤(Ba−Zn系複合安定剤)2.3発泡剤(アゾ
シカ−ボンアミド)2.5充填剤(炭酸カルシウム)5
0 着色剤(カーボンブラック)      8着色不透明
層配合几方      (重量部)ポリ塩化ビニル(平
均重合度)100 (1,300) 可塑剤(ジオクチルフタレート)80 安定剤(Ca −Z n系複合安定剤)2.9着色剤(
二酸化チタン)20 着色透明層配合部        (重量部)ポリ塩化
ビニル(平均重合度)100 可塑剤(ジオクチルフタレート)80 安定剤(Ca−Zn系複合安定剤)2.5エポキシ系可
塑剤          19色剤(フタロシアニンブ
ルー)    2〔発明の効果〕 本発明によれば、エンボス加工によるシート凸部面の外
周部に肉厚部が形成されるのをほぼ防止でき、この凸部
面の色濃度をほぼ均一にできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のチェンジカラー合成樹脂積層シートの
エンボス加工前の断面図、第2図は本発明のチェンジカ
ラー合成樹脂積層シートのエンボス加工後の断面図、第
3図および第4図は従来のチェンジカラー合成樹脂積層
シートのエンボス加工前後の断面図である。 S:チェンジカラー合成樹脂積層シート lO:基布 
20:発泡層 30:着色不透明層 40:着色透明層
 50:エンボスロール(エンボス装置) 51:押型
凸部 特許出願人   アキレス株式会社 代理人 弁理士  白 井 重 隆 、    第2図 ’13  ¥iJ 第4 図 互

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも基布上に、溶融され難いか高周波加熱
    され難い熱可塑性合成樹脂製の着色不透明層と、溶融さ
    れ易いか高周波加熱され易い熱可塑性合成樹脂製でかつ
    前記着色不透明層と異なる色を有する着色透明層とを順
    次積層して積層体を形成させ、該積層体に前記着色透明
    層側から元部方向へ末広がりの押型凸部を有するエンボ
    ス装置でエンボス加工を施して該エンボス加工による凹
    部面に前記着色不透明層の色を現出させる一方、その凸
    部面の色濃度を凸部の高さに対応してほぼ均一な濃度と
    なしたことを特徴とするチェンジカラー合成樹脂積層シ
    ート。
  2. (2)前記基布と着色不透明層との間に熱可塑性合成樹
    脂製の発泡層を設けてなる特許請求の範囲第1項記載の
    チェンジカラー合成樹脂積層シート。
  3. (3)前記着色透明層の上に透明な熱可塑性合成樹脂製
    の表面層を設けてなる特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のチェンジカラー合成樹脂積層シート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110437A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 積水樹脂株式会社 梱包用バンド
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