JPS639683Y2 - - Google Patents

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JPS639683Y2
JPS639683Y2 JP1980115810U JP11581080U JPS639683Y2 JP S639683 Y2 JPS639683 Y2 JP S639683Y2 JP 1980115810 U JP1980115810 U JP 1980115810U JP 11581080 U JP11581080 U JP 11581080U JP S639683 Y2 JPS639683 Y2 JP S639683Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防火伸縮継手、とくに建物躯体におけ
る接合部に設けられている隙間を、防火的にカバ
ーする伸縮継手に関する。
建物の躯体接合部には、天然または人工の震動
や変動ないしは伸縮運動などの影響が一方の躯体
から他方の躯体へ及ぼさないように、50mm前後の
隙間が設けられていて、常時には不必要に見える
この隙間をカバーするために、種々の伸縮継手が
案出され、実用化されるに至つている。しかしそ
のカバー材が金属製である場合には防火上不備で
ある。したがつて、防火力を備えた伸縮継手の出
現が望まれている。
本考案は、このような要望に答えるべくなされ
たものであつて、防火力に優れた防火伸縮継手を
提供することを目的とする。
本考案は、 (a) 隙間Sを形成する建物躯体A,Bに相対向し
て縁材2を固定し、 (b) この縁材2の本体17は、水平部15と垂直
部16とが大略的にL字状に曲成され、 (b1) 水平部15の内端には、上方に突出
した突条2bが形成され、 (b2) 垂直部16の内側には、 (b21) 下向きに開放して突設させられた
鉤状リブ2fと、 (b22) この鉤状リブ2fに対向して水平
部15から上向きに突設させ、鉤状リブ2
fとの間に止着部2cを形成するための垂
直リブ2eとが形成され、 (b3) さらに垂直部16の鉤状リブ2fよ
りも上方で突設させた押縁固装部2dが形成
され、 (c) 押縁固装部2dには、前記突条2bの直上方
に間隔をあけて垂下する防火板押圧部3cを有
する押縁3が、固定され、 (d) 弾性緩衝体13を、押縁2の長手方向に複数
個設け、各弾性緩衝体13は、 (d1) 止着部2cを形成する鉤状リブ2f
と垂直リブ2eとに縁材2の長手方向に間隔
をあけて係止される2つの平板13aと、 (d2) これらの平板13aを連結し、内側
に凸の円弧状である弾力に富む板体13bと
を有し、 (e) 前記突条2bと防火板押圧部3cとによつて
挟持される石綿板や岩綿板などから成る防火板
1の両側面1bを、前記弾力に富む板体13b
によつて押し、 (f) 防火板1は、前記隙間Sを覆い、その前記両
側面1bは、突条2bおよび防火板押圧部3c
よりも外側にあり、 (g) 建物躯体A,B上には、縁材2、押縁3およ
び防火板1などを覆う蓋板4を固定することを
特徴とする防火伸縮継手である。
一対の縁材2は、その本体17の下側から上側
にかけて、止水板係止部2a、防火板支承突条2
b、弾性緩衝体の止着部2c、押縁固装部2dが
設けられている本体部が水平から垂直へと折曲し
た断面L字状の金属押出型材製品である。本例で
は、止水板係止部2aは水平部15の内端(取付
けた状態における隙間側の意、これに対し、躯体
側を外端という。以下同じ)に設けられた溝であ
つて、止承突条2bは、この溝を構成する壁の一
部として示される。緩衝体係止部は、垂直部16
の内側に下向きに突設させた鉤状リブ2fと、こ
れに対向して水平部から上向きに突設させた垂直
リブ2eとの間の巾広い溝部をいゝ、押縁固装部
2dは、垂直部から内側に向けて水平方向に突設
したやゝ巾広いリブである。
弾性緩衝体13は、同じく第1図に示しておい
たように、2枚の方形の平板13a,13aが、
円弧状板体13bで連結した形状をもち、少くと
もその円弧状部は弾力に富む材質、例えばスプリ
ング鋼で作られる。むろん小さな部品であるから
全体を同じ材質としてもよい。
押縁3は、第2図に示した通り、外側に水平方
向の縁材固装部3aを、また内側かつ下側には、
防火板押圧部3cを、内側上側には下向き鉤状の
スプリング板係着溝3bが設けられ、前記固装部
3aと押圧部3cをつなぐ中間部上側にはガスケ
ツト嵌挿溝3dが設けられている。
防火板1は、長方形の長尺な板体であつて、む
ろん隙間Sへの火炎の侵入を防止するためのもの
であるから、その材質は石綿板や岩綿板などから
成る。
止水板6は、隙間内に侵入して来ることのある
水を排水溝などに導くための一種の樋の役割を果
すためのものであるから、ポリ塩化ビニールなど
の合成樹脂などにより可撓性を有する厚手の長方
形長尺の膜体となし、その左右両側辺に設けた突
条6aを縁材の係止溝2aに挿入止着させること
によつて、中央部6bが自重で垂下して樋状とな
る。
スプリング板5は、次記する蓋板を隙間に摺動
可能な状態で固定するための断面W字状のピース
状のスプリング鋼製品である。
蓋板4は、建物躯体A,A間に跨つて隙間Sを
ふさぎ、上述した本継手の各部品を保護すると共
に、外観化粧効果を与えるためのもので、長方形
長尺な金属押出型材製品である。その中央部は
やゝ厚くしてネジ持部4aとなし、左辺両側辺部
には、下向きにガスケツト保持溝4b,4bが設
けられている。
如上、各部品を主部品とする本考案継手は、第
3図に示したように用いられる。即ち、既述した
ところにより2つの縁材の係止溝2aには止水板
両側辺の突条6aを、また、緩衝体止着部2cに
は、適当間隔で複数個の弾性緩衝体の平板部3a
を夫々嵌挿止着しておき、これをアンカーボルト
9によつて隙間Sをなす両躯体A,Aの上面に対
向固着する。ついで防火板の左・右両側面1b,
1bを緩衝体13,13の表面に当接させて押し
込み、その下面1cの両側縁部を支承突条2b,
2b上に落ちつかせる。ついで、ガスケツト11
を嵌挿溝3dに嵌装させた押縁3を、その固装部
3aにおいて縁材の固装部2dに重ね合わせ、取
付ネジ10を用いて一体に固装する。そうすると
押縁の押圧部3c下端は、防火板上面1aをその
上方から押圧し、支承突条2bとの間に該板を挾
持する。それが済んだら、中央山型部5bにナツ
ト8を挾持させたスプリング板5を、その両端辺
5a,5aを押縁の係着溝3b,3bに係着さ
せ、それから、ガスケツト12をガスケツト保持
溝4b,4bに保持させた蓋板4を隙間S上面か
らかぶせ、取付ビス7を、スプリング板が挾持し
ているナツト8に螺着させる。かくて本考案伸縮
継手の取付は完了した。
上述の縁材2の本体17は、水平部15と垂直
部16とが大略的にL字状に曲成される。垂直部
16の内側には、下向きに開放した鉤状リブ2f
が形成され、水平部15から上向きに突設された
垂直リブ2eは鉤状リブ2fに対向する。押縁固
装部2dに形成された防火板押圧部3cは、突条
2bの直上方に間隔をあけて垂下する。複数の各
弾性緩衝体13は、2つの平板13aと、弾力に
富む板体13bとを有し、平板13aは、止着部
2cを形成する鉤状リブ2fと垂直リブ2eと
に、縁材2の長手方向(第3図の紙面に垂直方
向)に間隔をあけて係止される。板体13bは、
これらの2つの平板13aを連結し、内側(すな
わち隙間S側)に凸の円弧状である。防火板1の
両側面1bは、突条2bおよび防火板押圧部3c
よりも、外側(隙間Sから遠去かる方向)にあ
る。
本考案によれば、次の効果が達成される。
火災などによつて発生した火炎は、防火板1で
阻止され、防災上極めて有効である。この防火板
1は、石綿または岩綿などの板から成るので、安
全である。
弾性緩衝体13は、防火板1の両側面1bを押
し、この両側面1b、したがつて弾性緩衝体13
は、突条2bおよび防火板押圧部3cよりも外側
にあるので、火炎が弾性緩衝体13に接触するこ
とはない。しかも防火板1は、石綿または岩綿な
どであるので、熱伝導率が極めて小さい。したが
つて弾性緩衝体13の弾性が、熱によつて劣化す
る恐れがなく、防火板1を確実に弾力付勢し続け
ることができる。
弾性緩衝体13の2つの平板13aは、止着部
2cにおいて係止される。したがつて長手方向の
防火板1の側面1bに押圧箇所を、均等な圧力で
押すことができるように長手方向に摺動して調整
することができる。
しかも平板13aが、鉤状リブ2fと垂直リブ
2eとに上述のように係止されるので、その弾性
緩衝体13が脱落したり、外れてしまうことがな
い。
さらにまた、弾性緩衝体13の弾力に富む板体
13bは、防火板1の側面1bに面接触するよう
に変形することができ、これによつて弾性緩衝体
13の不所望な局部的変形などを生ぜず、しかも
防火板1の側面1bを確実に押圧することができ
る。
防火板1の上方には、蓋板4を固定し、この蓋
板4は縁材2、押縁3および防火板1などを覆
う。このようにして防火板1は、防火性能を達成
する役目を果たし、縁板4は、いわば化粧板とし
ての機能を果たす役目をする。したがつて各機能
を達成するための材料の選定が容易であり、各機
能を確実に達成することが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は弾性緩衝体を止着させた縁材の部分斜
視図、第2図は押縁の部分斜視図、第3図は本考
案継手の使用状態を示す断面図である。 1は防火板、2は縁材、3は押縁、4は蓋板、
5はスプリング板、6は止水板、7は取付ネジ、
8はナツト、9はアンカーボルト、10は取付ネ
ジ、11,12はガスケツト、13は弾性緩衝
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 隙間Sを形成する建物躯体A,Bに相対向し
    て縁材2を固定し、 (b) この縁材2の本体17は、水平部15と垂直
    部16とが大略的にL字状に曲成され、 (b1) 水平部15の内端には、上方に突出
    した突条2bが形成され、 (b2) 垂直部16の内側には、 (b21) 下向きに開放して突設させられた
    鉤状リブ2fと、 (b22) この鉤状リブ2fに対向して水平
    部15から上向きに突設させ、鉤状リブ2
    fとの間に止着部2cを形成するための垂
    直リブ2eとが形成され、 (b3) さらに垂直部16の鉤状リブ2fよ
    りも上方で突設させた押縁固装部2dが形成
    され、 (c) 押縁固装部2dには、前記突条2bの直上方
    に間隔をあけて垂下する防火板押圧部3cを有
    する押縁3が、固定され、 (d) 弾性緩衝体13を、押縁2の長手方向に複数
    個設け、各弾性緩衝体13は、 (d1) 止着部2cを形成する鉤状リブ2f
    と垂直リブ2eとに、縁材2の長手方向に間
    隔をあけて係止される2つの平板13aと、 (d2) これらの平板13aを連結し、内側
    に凸の円弧状である弾力に富む板体13bと
    を有し、 (e) 前記突条2bと防火板押圧部3cとによつて
    挟持される石綿板や岩綿板などから成る防火板
    1の両側面1bを、前記弾力に富む板体13b
    によつて押し、 (f) 防火板1は、前記隙間Sを覆い、その前記両
    側面1bは、突条2bおよび防火板押圧部3c
    よりも外側にあり、 (g) 建物躯体A,B上には、縁材2、押縁3およ
    び防火板1などを覆う蓋板4を固定することを
    特徴とする防火伸縮継手。
JP1980115810U 1980-08-14 1980-08-14 Expired JPS639683Y2 (ja)

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JP1980115810U JPS639683Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14

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JPS5738404U JPS5738404U (ja) 1982-03-01
JPS639683Y2 true JPS639683Y2 (ja) 1988-03-23

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ID=29476712

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988114U (ja) * 1982-12-03 1984-06-14 株式会社日本アルミ 建物の防火用伸縮継手装置
JPS59124215U (ja) * 1983-01-13 1984-08-21 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPS59224745A (ja) * 1983-06-01 1984-12-17 株式会社日本アルミ 建物の伸縮継手装置
JPS61196040A (ja) * 1985-02-26 1986-08-30 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPH0627411B2 (ja) * 1990-09-19 1994-04-13 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイント

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5186218A (ja) * 1975-01-25 1976-07-28 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Bantainotaikamejisochi

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