JPS6396129A - 創傷用治療水 - Google Patents

創傷用治療水

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JPS6396129A
JPS6396129A JP61243657A JP24365786A JPS6396129A JP S6396129 A JPS6396129 A JP S6396129A JP 61243657 A JP61243657 A JP 61243657A JP 24365786 A JP24365786 A JP 24365786A JP S6396129 A JPS6396129 A JP S6396129A
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至明 松尾
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仁一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の分野J 本発明は、外傷または外科手術によって生じた創傷部に
おける痛みの除去、止血、感染症の防止、および組織復
元化促進をなし得る外傷治療用および外科手術用等とし
で用いられる治療水に関するものである。
「従来技術およびその問題点」 !alJ傷とは、外傷あるいは外科医の手による手術そ
れ自体によって体組織に異常な状態が引き起こされた現
象を指し、組織の正常な生理的、形態学的な連絡が断た
れて生した病的な状態である。このような状態において
は、痛み、出血があり、また病原菌による感染症をおこ
す危険性のあることから、適切な処置により、早期にあ
ける組織の修復が望まれるところである。
ます、QII傷によつ患者の受ける痛みは、傷害をうけ
た細胞組織の範囲および程度によって様々なものである
。このような疼痛をいたずらにかまんさせることは、治
療上得策ではなく場合によっては悪循環を形成し痛みを
益々増強させることとなる。さて、疼痛を除去する方法
としては、薬剤を使用する方法か最も簡単な方法である
。鎮痛剤としては、麻酔系錆痛薬か一般的であり、今日
では麻酔技術の進歩によ、ってこれらの疼痛の除去には
かなりの成果を上げているか、麻酔の効果は一時的なも
のであり、麻酔の醒めた場合には痛みから解放されるわ
けてはない。また疼痛を除去する他の方法として、疼痛
伝達経路を適当な部位において連断する方法も知られて
おり、局所麻f/?累、神経を破壊する薬剤、あるいは
手術的遮断等によって行なわれでいる。しかしながら、
該方法は、患者に対する負担か大きく、また危険性も高
いものであった。このような面から、患者の精神面への
影響からも事後回復を順調ならしめるために、薬剤によ
る一時的麻酔効果あるいは手術等による疼痛伝達経路の
遮断等の鎮痛法に代る、生体系にあける抑制機序の解析
に暴き痛みの発生源を除去する弊害のない高度の医療技
術の開発が待たれでいる。
外傷または外科的手術における問題として次に、出血が
挙げられている。これには、血管による出血と自然治癒
への機序としで発動される血管壁よりの滲出の2通りが
ある。このような出血に対する止血法、特に手術におけ
る止血法は外科手術の基本的操作として極めて大切なも
ので、止血が確寅でなければその手術の成功を期待し難
く、特に頭蓋内の手術の場合には、死にも直結する。
外傷または手術における太い血管の切断は、適当な手当
によって血管を物理的に閉塞しで止血することができる
か、細小菅の切断による出血は、手術野を血液で満たし
視野をせまくするなど手術の明答要因のひとってあり、
電気メスで焼灼して止血する方法もあるか熱による組織
llI害の虞れがある。ざらに、止血が不完全である場
合には術後においでも血腫、血腫をつくり死腔化して感
染症を招くおそれがある。精微な手術はど細小菅からの
出血を止める手段が必要とされるが、未だ止血の抜本的
技術が開発されていない。
ざらに、術後または治醗経過中にあける大きな問題点の
ひとつに細菌、真菌、ウィルスあるいは原虫などの病原
体による感染症がある。現在においては、化学療法薬、
抗生物質、抗菌剤など良好な薬剤が開発され膿瘍炎症性
肉芽等の軽度の外傷や手術においては、よほどのことが
ない限り感染症を誘発することはないかにみえる。しか
しながら高度な手術あるいは重度の外傷においでは感染
症予防のための広域抗生剤の大量投与によりかえって耐
性菌の組織定着を生み難治感染症、例えば日和見感染症
へと進展しかねないものであり、今日ではその症例が増
加の傾向にある。
またξり傷の治癒は、該部位における組織が完全に破壊
された場合を除き自然の治わに関する機序そ待つことが
主流であり、副次的に病原菌の感染を防止するために抗
生物質等を使用して自然治癒の聞書にならないように対
処されでいる。自然治癒の機序において、傷害をうけた
細胞組織のなかで本来維持してきた生活力を失わない死
滅したものは、やがて血管壁から滲出してきた白血球や
組織球あるいは細胞自体のりソゾームの有するタンパク
震溶解作用により分解され、液化吸収の過程をふんで清
浄除去され、新しい細胞組織に再生されるが、傷ついた
細胞の中にはその受傷程度によっては細胞の修復再生機
能によって活性化するものもある。従って、完全に死滅
したもの、DNAのみ残ったもの、あるいは形質膜のみ
(こ暇がついたもの等が混在するために複元を再生の過
程かかなり複雑で、同時進行的に治癒が進行するとは限
らず、また白血球や組織球等がそれぞれの生理的要求に
従い潜出し創傷組織の清浄化に努めるが、一方では、浮
腫状態を形成し、部分的には治癒の阻害要因ともなって
いる。このように修復時間が延びることにより、酸素欠
乏による腫瘍の1死あるいは外圧により局所血管から漏
出した液体成分とともにl1JIヲ形成したつして、み
にくぃ瘉痕を残すことにもなりかねなかった。
「発明の目的」 従って本発明は、外傷または、外科手術によっで主じた
創傷部にあける痛みの除去、止血、感染症の防止および
組繊復元化促進をなし得る外傷治療用および外科手術用
等として用いられる治療水を提供することを目的とする
。本発明はまた、今日、外科的治療分野において未だ確
立されていない分子生化学の導入により、創傷部におけ
る痛みの除去、止血、感染症の防止、ざらに施術より治
療に至る積極加療によってできるだけ瘉痕等をなくし早
期の完癒をはかり得る治療水を提供することを目的とす
る。
「発明の構成」 上記諸口的は、PH5以下、Agイオン濃度0.5〜1
0ppm 、電気伝導度250〜2000 u tJ 
/ cm3であるAg+イオン水からなる本発明の治療
水によって達成されるものである。
また本発明の好ましい実施態様においては、本発明の治
療水は、溶存酸素量12〜30ppmで活性化酸素を含
むものである。
本発明は、生物無機化学の理論を導入することにより、
外傷あるいは手術によって傷害をうけた組織を治療復元
する過程において今日までとられできた様々な治療方法
とは、全く違った治療方法を確立したものである。受信
から完治するまでの治療過程は、複雑にからみ合い関係
して複合効果を表わしたものであり、−概に本発明の治
療水の作用を挙げることは困難であるが、はぼ以下のよ
うにまとめられる。すなわち、■痛みという興奮のイン
パルスの発信源と考えられる傷害を受けた細胞膜内外の
電位差を一定の化学ポテンシャルを強制流入させること
により平衡化させて活動電位を低下させ、あわせて傷つ
いた細胞膜の機能を失活させることによる痛みの発信源
の除去、■活性酸素による破損血管内壁の脂質の過酸化
によりプロスタサイクリンとトロンボキサンチンのアン
バランスを生しせしめ血液凝固機構を作動させることに
よる止血、■創傷部位における[jl tIJ、を酸牲
側に傾けることにより炎症巣を死滅させる一方感染菌体
の形質膜機能をA 9 +イオンの触媒機能により失活
させることによる感染症の防止、および■傷ついた細胞
の細胞膜の機能をAg+イオンの触媒機能により失活さ
せ、死滅した細胞と共に傷ついた細胞も清浄除去し、健
常な細胞群のみで再生を計ることによる治療の促進化で
ある。なお本発明の治療水は、Ag+イオン水のヒト生
体におけるLD5゜/EDa。の安定度である50pp
m %はるかに下回る0、5〜10ppmにおいて極め
て有効なものであり、本発明の治療水投与による生命に
対する危険性は皆無といえる。
本発明の治療水において、そのPH値は、5以下である
が、さらに望ましくはP旧以下、もっとも望ましくは、
PH3以下である。このように治療水のPH値785以
下とするのは、Ag+イオンのタンパク質への吸着によ
るAg+9+イオンの低下を防止すると共に、創傷部位
を酸゛注側に傾けることによりリソシームを融解し傷つ
いた細胞の吸収清浄化を促進するものである。またAg
+イオン濃度は、0.5〜10ppmであるか、ざらに
望ましくは1〜7ppm 、もっとも望ましくは3〜6
ppmである。このように、LDs。/ED500安全
度である50ppmよりはるかに低い0.5〜10pp
mにおいて、Ag+イオンは、!11傷部位における傷
ついた細胞および感染菌体にのみ作用し、正常な細胞に
i害を与えることなく創傷部を治癒するものである。ざ
らに本発明の治療水においては、電気伝導度が250〜
2000LJtJ/cm3であり、ざらに望ましくはI
 000 u tJ /cm”以上、もっとも望ましく
は1500 u U /cm3以上である。このように
電気伝導度を250〜2000μ■/cm3とすること
により、Ag+イオンの細胞透過注は、良好なものとな
り、Ag+イオンの作用を十分に発現させることか可能
となり、痛みの発信源である傷ついた細胞膜を失活解体
して痛みの除去効果を高める。加えて、本発明の治療水
において、溶存酸素量を12〜3oppmとして活性化
酸素を含むことは、本発明の治療水の止血および治わ促
進を高める上から有効である。
本発明の治療水を、銀コロイドを生しることなく製造す
るには、例えば、本発明者らが、先に見出したように(
昭和61年特許願第123133号)、陽極と陰極とを
有し、陽極に銀が設けられた第1電解貢に、電圧を印加
しつつ疎水を通して銀イオンを溶出させ、次に、陽極と
陰極とを有し、両電極の間に隔膜が形成され、陽極質と
陰極質とに区画された第2電解賃の前記陽極質に、前記
銀イオンを溶出させた疎水を通すことにより好適に行な
い得る。
以下、本発明をさらに、実施態様に暴き詳細に説明する
か、説明の便宜上各部門別に切り灘して説明する。
外傷または外科手術による創傷は、当然に人体に痛みを
与えるものである。受信による痛みは、細胞膜の興奮で
あると考えられ、一般に休止状態から活動状態に移行し
たものであり、細胞膜ての急激な電気的変化、すなわち
活動電位の発生が実体である。より具体的には、神経に
衝撃が与えられると、前シナプス膜にあるアセチルコリ
ンを含む小胞からアセチルコリンが、シナプス間隙に放
出され俊シナプス膜にある特異的な受容体に結合する。
すると後シナプス膜の透過性が大きく変わる。すなわち
0.1 m5ec、以内にNa÷およびに+のイオン伝
導度がともに著しく高まり、多量のNa+が外から細胞
内に入り、これに対して細胞内のに1が少し外に流出す
る。これは、Na+流入による脱分極と呼ばれるが、復
シナプス膜の電位の変化は、それに隣接する静止神経線
組膜に活動電位を誘導する。これがつぎつぎに隣接する
静止膜に波及しNa”の流入、に1の流出をくり返し、
刺激と伝達が起こる。一般的には刺激が持続しているあ
いだ受容器電位も持続しインパルスは反復して発生する
か、本発明者らは、逆に抑制性伝達物質の作用により、
後シナプス膜での興奮発生が抑えられる機序に注目した
。これは、伝達物質の作用により、陰イオンのCI−に
対する透過性の一過性上昇によりC1−の平衡電位に近
すき、ざらに透過性の上昇による膜の電気抵抗が下がる
短絡効果とが重なりあい、活動電位の低下が生し結局興
奮性伝達物質の放出量が下がるというものである。更に
本発明者らは、興奮のインパルスの発信源が傷害をうけ
た細胞膜にあることにも着目した。これらの点から、外
傷又は手術により傷害をうけた細胞中に関与しているC
1− 、Na+に対し一定の電気化学的ポテンシャルを
与え、強性流入させることにより、電位差を平衡化し、
活動電位を低下させて、痛みの発信を停止させることが
できると考え、ざらにまた傷ついた細胞の形質膜の機能
を失活ざすことにより完全に痛みを除去できるものと考
えた。このような考慮に基き、鋭意研究の結果、PH5
以下、Ag÷濃度1〜7ppm、電気伝導度250〜2
000uLl/cm3のAg÷イオン水を与えたところ
膜の活動電位が下がり、−次的に痛みを止めることに成
功した。ざらに傷ついた細胞中に流入したAg+イオ機
能により細胞膜そ構成するリン脂質の不飽和脂肪酸をエ
チレン化することにより膜機能を失活せしの痛みのイン
パルスの発信源を解体して完全なる鎮痛に成功した。
次に外傷または外科手術により血管が破壊され出血が起
こるのは当然である。毛細血管からの出血はいずれ時開
経過と共に血管切断により露出したコラーゲンに血小板
が粘着し、集塊を形成して一次的に出血は止るが、手術
中には止らず施術の聞書要因となっている。また衝接、
創傷部の止血が完全にあこなわれず血腫形成が起き死腔
を創部に残しで回復がおくれることもある。止血の生理
的機序は、血管壁から絶えず放出されている凝固団止物
質であるプロスタサイクリンは血管内皮細胞が損傷する
とその放出が止り、血小板が損傷部に付着してトロンボ
キサンチンの合成を盛んにし血栓形成を促すとういもの
である。これを人為的に迅速に表わすために本発明者ら
は、鋭意研究の結果、未熟児網膜症における血管閉塞に
おいで、プロスタサイクリンとトロンボキサンチンとの
アンバランスが生じるといつ事笑により、血栓形成の機
構は、過酸化反応を伴なうプロスタグランディンの代謝
に原因していることに注目した。そこでAg+イオン水
の溶存酸素濃度を通常水の倍近くである12〜30pp
m近くに増やすと共に活性化せしめ、酸化力を約150
0倍に増大したAg“イオン本を創部に散布したとこと
、破損血管内の脂質の過酸化が進みプロスタサイクリン
が人為的に抑制されトロンボキサンチンを遊離させ、血
小板から遊離したリン脂質タンパクにプロトロンビン−
Ca錨体が付着し、ざらにファクター活性型因子Xaに
より加水分解されたプロトロンビンはトロンビンに変わ
り、リン脂質から離れるといった血液凝固機構が生起し
たと想定され、止血された。これによって外傷の場合に
はたちどころに止血され、手術時には全く血液の滲出が
起こらず手術環境が大きく変わった。
生体の健常な皮膚(よ病原体に対して機械的バリアーの
役目をはたすだけでなく、皮膚分泌物中に含まれるスペ
ルミン、リソチーム等によって化学的バリアーの役目を
果たしている。しかしなから、外傷あるいは手術それ自
体によって傷害をうけた細胞は、組織のなかで本来維持
してきた生活力を失い、感染抵抗力が弱まり、細菌、真
菌、ウィルスまたは原虫などによる炎症をひきおこすこ
とか多くなる。化学療法薬、抗生物質、抗菌剤か開発さ
れる以前は、急性炎症に対する治療は、局所静冷、湿布
、切開などの減圧排膿が、ざらに慢性炎症(こ対しては
、切開排膿、炎症性肉芽の掻破あるいは膿病璧の切除な
どが治療の主体となっていたか、今日では、広域抗生物
質の大量投与により感染予防に効果を上げている。しか
しながらこれがかえって耐牲菌の臓器窓@を生み難治感
染症、例えばいわゆる日和見感染症に進展することか増
えつつある。これは化学薬剤がそれぞれの菌に対応した
効果を求め、ざらにLDso/ED5゜の安全度の虻囲
内で作られ投与されるためにすべての菌の数面滅菌効果
を期待することが不可能なために生した難病である。そ
こで本発明者らは、一連の研究において、創傷部位にお
ける環境をPH5以下、すなわち酸性側に傾けることに
よりPH低下に敏感な顆粒、白血球または傷害を受けた
細胞のライソゾームを融解しそのなかにあるコラ−ゲナ
ーゼ等を遊離して炎症aを死滅させる一方で、ウィルス
から原虫に至るすべての感染源の国体の共通点が形質膜
を有していることであり、この形質膜の機能そ失活させ
ることで菌体を殺菌することが可能であると考え、PH
5以下、Ag+イオン濃度0.5〜10ppm、電気伝
導度250〜2000u U/cm3のAg+9+イオ
ン創面に散布したところ、主体のコラーケナーセの融解
効果と共に、すべての面体においでAg+イオンの電気
化学的ポテンシャルの差に従って菌体内に流入したAg
+イオンの触媒機能により、形質膜を構成しているリン
脂質の疎水部分である脂肪酸基の−CH2−のシス構造
にが起こり、外部より水分が流入して破裂死滅する効果
があった。なお、Ag+イオンの人体に対するLDso
/EDsoによる安全価は50ppmで2本発明の治僚
水における濃度が0.5〜10ppmとこれに比較して
極めで低いことからも支持されるように、正常な組繊細
胞に対しては、上記Ag+イオン水は何ら損傷を与えな
かった。
さらに、創傷治癒に関する機序をみてみると、自然環境
の中に8いては、一般的には組織が、破壊または損傷を
うけると毛細血管の透過性か先進され、奨液性浸潤が8
こつ、白血球や好中球が遊出し、そしで創局部のPHt
J<酸性側に移動することにより融解されたリソシーム
なかのコラーゲナーセなどが、死滅した細胞および創部
に侵入した細菌を攻撃し融解消化貧食作用をなしそれを
吸収清浄化する一方で、傷ついた細胞を修復することが
行なわれる。受傷後3日後ぐらいには、基質量が増加し
、肉芽組織を形成しながら毛細血管が侵出をはしめ、ざ
ら(こ6〜9日後ぐらいにはコラーゲン(膠原)が増加
しはじめ、膠原繊維の生成がみられ、2〜3週間少ぐら
いには、基質と膠原が減少し、7週目後ぐらいには創縁
から5mm程度の周辺部の基質、膠原か減少し、この周
辺部が関与して生化学反応か活発に営まれる。やがて上
皮か再生され創面の収縮、搬痕組織の形成、剥離、平滑
化等を経て治豹するとみられる。
このような治癒過程を促進するために重要なことは治癒
の明答要因を積極的に取り除き、治癌の行程を早めるこ
とである。このような聞書要因の1つである止血と感染
症については前記したようにして除去できる0本発明者
らはざらに、このような明答要因として損傷細胞の関与
という点に着目した。
細胞の生体膜の構造をいろいろな程度に破壊したところ
、破壊の条件によっては、その本来の構造や機能を再現
できることが明らかとされでいる。すなわちタンパク貢
の場合は、ペプチド結合(−次構造)さえ残っていれば
再ひもとの高次構造(二次、三次、四次構造)が復元さ
れること、またDNAの二重ラセン構造やRNAの高次
構造も、それをつくつ上げているグアニンとシトシンと
アデニンとウリジンもしくはチミンのあいだの水素結合
を切断しでも条件によってはもとの複雑な構造が再び形
成されることが明らかとされでいる。これらの面から考
慮しで、創傷の治癒過程は、傷害の程度によってより複
雑となるばかりか感染抵抗力の弱った細胞をかかえなが
らの修復作業となり、途中で壊死したり、それを分離排
除する等、種々の過程が複雑に入りこみ治癒を遅らすこ
とになっていることが推定される。ざらに血管壁から遊
出する白血球や組織球か創傷組織の死滅組織を融解消化
し、侵食作用によって清浄化する機能は重要であるが反
面浮腫状態をつくり治aをおくうせている面もある。そ
こで本発明者らは死滅した細胞はもちろんのことである
が、傷ついで抵抗力の弱まった細胞のすべて細胞膜の機
能を失活せしめることにより排除し、健常な細胞群のみ
で再生をはかるという今までにない治癒方法を試みた。
またξり傷組織のように増殖新庄の行なわれでいる部位
では酸素も亢進しており正常の4倍もの酸素が必要とな
ると考えられているが、実際には臨界値に近い濃度の酸
素しか供給されていないのでわずか’lc;PJMでも
局所分圧の低下を招く、すなわち毛細血管の数が少なく
血管網の2度もまばらで他方酸素消費率が高まっている
創部においては局所の酸素分圧が低下して治癒の障害と
なっている0本発明者らはこの点をも合せて考慮に入れ
た。
すなわち、創傷にPH5以下、Ag+イオン濃度0.5
〜10ppm 、電気伝導度250〜2000u tJ
/cm’、酸素溶存量12〜30ppmのAg+イオン
水を霧吹でスプレーしながら手術を進めた。この結果、
ヒトの生体におけるLD5゜/ED5oの安全度は50
ppmであるが、はるかに低い0.5〜10ppmのA
g÷イオン濃度においても、傷ついた細胞は抵抗力が弱
いため細胞膜はAg+イオンの触媒機能により失活し、
細胞膜の物質流入制御機構がなくなり、細胞外より水分
が流入しで破裂し、ざらにP)15以下のM柱状態中で
ライソゾームが破裂してコラーゲナーセが遊離し、タン
パク貢を融解した。また合せて、前記したごとく、侵入
した病原体類も同様にAg+イオンの作用により形質膜
の機能が失活され破裂しで死滅したにれらのタンパク貢
高分子素は組織内に融解吸収され、創面は健常細胞のみ
で縫合後直ちに再活゛i化の機序が始まり治癒期間が大
幅に短縮されたばかりでなく、治癒後の痘痕も最少限(
こととめられ時間経過とともにほとんど目立たなくなっ
た。
「発明の実施例」 以下本発明を実施例によりざらに具体的に説明する。
実施例1 (症状)左手親指根元より手首にかけ剃刀状の刃物で裂
4aを負う。創部は深さ5mm 、長さ3.5cmで出
血が多く手首を布で締め緊急止血の状態にあった。
(処り PH3、^9+イオン濃度4ppm、電気伝導
度800 u U /cm3、溶存酸素量20ppmの
Ag◆イオン水によつ創面を洗浄し創口をテーピングし
た。
(治療効果)痛みは3分程度で止り、出血は少しおくれ
で完全に止る。テーピングは2日後にはずし、ll11
部は完全にわ着した。
実施例2 (症状)右人差指第2開節部先端圧裂傷、整形外科にて
手術縫合1週間後も疼痛が止らず不眠症となる。
(処?!1)Pi(3、Ag”イオン濃度4ppm、電
気伝導度1500 LI U /cm3、溶存酸素量2
0ppmである^9+イオン水に5分間浸漬。
(治療効果)疼痛は施術後5分で和らぎ、]○分で痛み
を感じなくなった。
実施例3 (症状)頭部血腫があり、前頭蓋骨をはづし血腫摘出の
ための手術を行なう。
(処M) PH3,5、Ag”イオン濃度4ppm、電
気伝導度1500μ■/cm’、溶存酸素量20ppm
のAg+イオン水を手術時間、1時間30分の間15分
毎にスプレーで散布した。
(効果)細小血管からの出血はスプレー後1分以内に止
血され、15分毎のスプレーによって手術完了まで出血
は全くみられず、術後の経過は極めて良好であった。
実施例4 (症状)右大腿部骨折のため開力手術を行なう。
金央挿添後縫合。
(処置) PH3、Ag”イオンJ度4ppm、電気伝
導度1500 u U /cm3、溶存酸素ii20p
pmのAg十イオン水を手術前に患部に散布ふきとり、
また医師、介添者を同Ag+イオン水にて3分間浸漬に
より消毒した0手術時間45分間中約10分間隔で同A
g+イオン水をスプレーした。また手術完了後向Ag+
イオン水による湿布を12時間行なう。
(効果)麻酔タカ果の切れた後も患者からの痛みに対す
るうったえはなく、手術中小細血管からの出血また血管
壁からの滲出も見られず、治癒速度が早く、24時間少
コラーゲンによると思われる白い新生層か幅5mm <
らいに生成された。2日後に抜糸し、その後も引続き同
Ag+イオン水による湿布をすることにより収縮搬痕は
全くみられなかった。
実施例5 (症状)在村部上腕に至る擦傷、角層から一部基底層に
至るものもあり。Qす部は幅4cm 、長さ20cmぐ
らいであった・ (処i1) PH2,5、Ag+イオン濃度4ppm、
電気伝導m 1600 u U /cm3、溶存酸素量
20ppmのAg+イオン水で洗浄し、その後同Ag+
イオン水による湿布を行なった。
(効果)痛みは3分間程度で停まり、24時間後膜状表
層が出現し、引続き湿布を実施し、更に24時間後に薄
い反収の施皮が形成され、硬化せず3日後に剥離俊@痕
はなく腕の伸縮にも支障はなかった。
「発明の効果J 以上述べたよう1こ本発明は、PH5以下、Ag+イオ
ン濃度0.5〜10ppm 、電気伝導度250〜20
00μ■/cm3であるAg+イオン水からなる治療水
であるから、外傷または外科手術によって主じた創部に
おける痛みの除去、止血、感染症の防止および組繊復元
化促進をなし得、外傷治療用および外科手術用として好
適に用いられることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)PH5以下、Agイオン濃度0.5〜10ppm
    、電気伝導度250〜2000μ■/cm^3であるA
    g^+イオン水からなる治療水。
  2. (2)溶存酸素量12〜30ppmで活性化酸素を含有
    するものである特許請求の範囲第1項に記載の治療水。
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