JPS639351B2 - - Google Patents

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JPS639351B2
JPS639351B2 JP10166283A JP10166283A JPS639351B2 JP S639351 B2 JPS639351 B2 JP S639351B2 JP 10166283 A JP10166283 A JP 10166283A JP 10166283 A JP10166283 A JP 10166283A JP S639351 B2 JPS639351 B2 JP S639351B2
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JP
Japan
Prior art keywords
heating coil
heat
cooling
frequency induction
cooling liquid
Prior art date
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Expired
Application number
JP10166283A
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English (en)
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JPS59228387A (ja
Inventor
Hideo Kurashima
Kazuhisa Ishibashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP10166283A priority Critical patent/JPS59228387A/ja
Publication of JPS59228387A publication Critical patent/JPS59228387A/ja
Publication of JPS639351B2 publication Critical patent/JPS639351B2/ja
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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高周波誘導加熱コイル装置に関し、さ
らに詳しくは容器胴部等の筒状体のフランジ部
に、端部材をヒートシールするための高周波誘導
加熱コイル装置に関する。
従来容器胴部のような筒状体のフランジ部に、
金属箔層を含む端部材(すなわち底部材および/
または蓋部材)をヒートシールする場合の加熱法
として、高速での加熱、冷却が可能であるという
メリツトを有する、高周波誘導加熱法が広く採用
されている。
この場合、高周波誘導加熱コイル(以下加熱コ
イルとよぶ)の過熱を防止し、また加熱コイル消
勢後、つまりヒートシール後の冷却速度を大きく
するため、通常は加熱コイルとして、内部を冷却
水が貫流する、第1図、第2図に示すような水冷
銅パイプ1を使用している。
第1図、第2図において、2は容器胴部であ
り、3は蓋部材であり、容器胴部2の外側フラン
ジ部2aが、蓋部材3の周縁部3aとヒートシー
ルにより接合される。そして図示されないが、フ
ランジ部2aの上層はヒートシール性樹脂(例え
ばポリエチレン等のポリオレフイン)よりなり、
蓋部材3の下層も同様なヒートシール性樹脂より
なり、該下層の上に接着剤層を介して金属箔層
(例えばアルミニウム箔よりなる)が設けられて
いて、加熱コイル1に通電すると、磁速4が誘起
され、この金属箔層が高周波誘導加熱されること
により、前記上層と下層のヒートシール性樹脂が
溶融又は軟化することによりヒートシールが行な
われる。
この場合、加熱コイル1は水5が貫流する水冷
孔1aを有して、比較例厚い(例えば約8〜15
mm)ので、磁速4が蓋部材3の周縁部3aの、熱
容量の小さい内側近傍部3bをも通つて、内側近
傍部3bの下層のヒートシール性樹脂が溶融又は
軟化し易い。そのため内容物6が水を含んでお
り、この内容物6の一部がフランジ部2aの上に
付着した状態でヒートシールを行なつた場合、内
側傍部3bの下層と金属箔層の間に発泡部を生じ
易いという問題を生ずる。
樹脂は溶融又は軟化すると水蒸気の透過度が急
激に増大するため、ヒートシールのさいフランジ
部2a上の上記内容物中の水分が水蒸気となつ
て、溶融又は軟化した下層のヒートシール性樹脂
を透過して内側近傍部3bに達して、水蒸気を含
む発泡部を下層と金属箔層の間に生じ、この発泡
部がヒートシール後の冷却によつて水を含む発泡
部となるものと推測される。この発泡部は外観を
損ずるのみならず、内容物6が酸を含む場合は、
発泡部内の水も酸性となつて、経時につれて発泡
部の金属箔層を腐食し、蓋部材3のガスバリヤー
性損ずる。
さらに加熱コイル1は、その両端部1b,1c
に接続し、加熱コイル本体1dと同様な銅パイプ
よりなり、薄い電気絶縁層8により互に離隔され
た給電体7a,7bを介して、電流および冷却水
の供給および送出を行なわれる。この場合両端部
1b,1cにおいては、給電体7a,7bの存在
のため、本体1dにおけるように、パイプを包囲
する磁速4が形成されず、そのためヒートシール
のさい両端部1b,1cに対向する蓋部材の周縁
部3aの部分3a1の誘導加熱による温度上昇は、
本体1dに対向する周縁部3aの部分に比べて遥
かに小さい。そのため部分3a1において不完全ヒ
ートシール部が生じ易く、これを防止しようとし
て出力を上げると、本体1aに対向する周縁部3
aの部分が過熱して、当該部分の樹脂の劣化を招
き、ヒートシール強度が低下する等の問題を生じ
易い。
本発明は以上に述べた従来技術の問題点の解決
を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は筒状体のフ
ランジ部に端部材をヒートシールするための高周
波誘導加熱コイル装置において、該装置は該フラ
ンジ部に対応する形状のリボン状の高周波誘導加
熱コイルを備えており、該加熱コイルの上面およ
び/または側面に冷却液が接触して流れるよう、
該冷却液を導く冷却孔が該加熱コイルに沿つて形
成されており、該冷却孔に該冷却液を供給および
送出するための冷却液管の冷却孔近傍部が、電気
絶縁性材料よりなつていることを特徴とする高周
波誘導加熱コイル装置を提供するものである。
以下実施例である図面を参照しながら本発明に
ついて説明する。
第3図、第4図、第5図、第6図において、高
周波誘導加熱コイル装置11(以下加熱コイル装
置とよぶ)は、蓋部材3の周縁部3aとヒートシ
ールされるべきフランジ部2aに対応する形状を
有するリボン状の円環状加熱コイル12、磁速密
度を高めるための電気絶縁性高透磁率材料(例え
ばフエライト)よりなる複数の(図面では11個)
方形板状の磁芯13、比較的機械強度が高い電気
絶縁性材料(例えばベークライト)よりなる支承
体14、および支承体14と同様な材料よりなる
比較的薄い(好ましくは約0.5〜3.0mm)底板1
5、および底板15の下面に貼着された耐熱性弾
性薄膜16(例えばシリコンゴムよりなる)を備
えている。
磁芯13は加熱コイル12の上面に、その内側
端13aおよび外側端13bが、若干加熱コイル
12からはみ出るように、貼着されており、各磁
芯13の間には間隙17が形成されている。支承
体14の底部には中央突出部14aが形成されて
おり、その高さは加熱コイル12のおよび磁芯1
3の高さの和に実質的に等しい。そして底板15
は、中央突出部14aの底面および加熱コイル1
2の下面に貼着されている。また中央突出部14
aの直径は、その外周面14a1と磁芯13の内側
端13aの間に周状の孔部18が形成されるよう
に定められている。そして磁芯13は、中央突出
部14aの基部14a2から半径方向に延びる周縁
下面14bに貼着されている。孔部18および間
隙17を通つて、加熱コイル12を冷却するため
の冷却液19が貫流するのであるが、この冷却液
19が間隙17から外方に流出するのを防ぐため
のシール部20(例えばエポキシ樹脂等の接着剤
よりなる)が、間隙17の外端に設けられてい
る。
加熱コイル12は通常厚さ約0.5〜2.0mmの銅リ
ボンよりなり、その両端部12a,12bは薄い
(例えば0.05〜2.0mm)電気絶縁層21を介して隔
離されれており、各端部12aおよび12bより
上方に延びる、円周方向の厚さが、加熱コイル1
2の厚さにほぼ等しい立上り部22aおよび22
bは夫々の給電板23aおよび23bに接続す
る。給電板23aおよび23bは、夫々に螺着さ
れたフイーダ24aおよび24bを介して、図示
されない高周波発振装置に接続する。
孔部18の両端部18a,18b近傍には導孔
25a,25bが開口しており、導孔25aおよ
び25bは夫々、給液管26aおよび送出管26
b(これらの管の加熱コイル装置11近傍の部分
は好ましくは電気絶縁性材料より形成される)に
接続し、給液管26aは、図示されない給液源
(例えば水道管)に接続する。なお27はシール
部である。加熱コイル装置11は支持ロツド28
を介して、図示されない駆動機構により上下動さ
れる。
弾性薄膜16の厚さは、通常0.5〜5.0mm、好ま
しくは1〜3mmであり、フランジ部2aに段差部
(容器胴部2の側面重ね合せ接合部にもとづく;
図示されない)がある場合等に、段差部にヒート
シール後気孔が生成するのを防止するため設けら
れる。フランジ部2aが平坦で、段差部がない容
器胴部2(例えば熱可塑性プラスチツクシートを
真空成形することによつて形成されたカツプ状容
器の)の場合等には、弾性薄膜16は必ずしも設
けられなくてもよい。
第5図は、加熱コイル装置11を用いて、フラ
ンジ部2aと蓋部材3をヒートシールする場合の
例を示したものである。容器胴部2には予め底部
材10がヒートシールされて、容器本体40が形
成され、容器本体40には内容物6が充填されて
いる。
30はヒートシールのさいの押圧力を支えるた
めの支持体であつて、半割片30a,30bより
なり、容器本体40を装入および取外しのさい、
水平駆動軸31により半径方向外方に、支持盤3
2上に沿つて開くようになつている。
ヒートシールは次のようにして行なわれる。先
づフランジ部2a上に、蓋部材の周縁部3aを載
置して、支持体30が若干開いた状態において、
フランジ部2aを支持体30上に載置した後、支
持体30を閉じる。
次に支持ロツド28を降下させて、冷却液19
が貫流している加熱コイル装置11を下降させ
て、フランジ部2aと周縁部3aを所定押圧力
で、支持体30と弾性薄膜16の間で押圧すると
ほぼ同時に、加熱コイル12に通電する。この通
電によつて、加熱コイル12の周りに磁束33が
形成され、周縁部3aにおける金属箔層が誘導加
熱されて、周縁部3aの下層とフランジ部上層の
ヒートシール性樹脂が溶融又は軟化してヒートシ
ールが行なわれ、ヒートシール部41が形成され
る。
この場合加熱コイル12はリボン状で薄いの
で、磁束33は蓋部材3の周縁部3aの半径方向
内側は殆んど通らず、従つて内側近傍部3bのヒ
ートシール性樹脂が溶融又は軟化して、発泡部を
生ずるおそれがない。また加熱コイル12は冷却
液19により冷却されているので、比較的大電力
を流しても過熱されることなく、また消勢後のヒ
ートシール部の冷却も速く。従つてごく短時間
(例えば加熱時間2秒以下、消勢後押圧解除まで
の冷却時間2秒以下)のヒートシール作業が可能
となる。
さらに冷却液19の流れる孔部18の端部18
a,18b近傍には、磁束33の形成を妨げる円
周方向の幅の比較的大きい銅パイプ等は存在しな
いため、周縁部3aの円周方向に沿つて実質的に
均一な温度で(加熱コイル12の円周方向の厚さ
が薄い立上り部22a,22bにもづく若干の温
度低下を除いて)誘導加熱が行なわれる。
ヒートシール後、加熱コイル12を消勢し、ヒ
ートシール部41の樹脂が冷却固化した後、加熱
コイル装置11を上昇させて押圧を解除する。
本発明は以上の実施例によつて制約されるもの
でなく、例えば第6図に示されるような、断面U
字状の環状磁芯53の両脚部53aの底面を加熱
コイル52の上面に貼着し、磁芯53の周状の孔
部58に冷却液19を貫流させた加熱コイル装置
51であつてもよい。この場合支承体54の中央
突出部54aの下面と加熱コイル52の下面は同
一平面上に位置し、加熱コイル装置11の底板1
5は必要としない。加熱コイル装置11の場合
は、加熱コイル12の冷却液19の接触は、加熱
コイル12の内外側面と上面に円周方向に沿う1
部(間隙17の部分)において行なわれるが、加
熱コイル装置52の場合は、加熱コイル52の上
面の全円周方向に沿つて行なわれる。
また本発明は容器胴部と底部材のヒートシール
や、容器胴部以外の筒状体(有底のカツプ状体を
含む)と端部材のヒートシールに適用しうること
はいうまでもない。
本発明の加熱コイル装置によれば、フランジ部
に沿つて実質的に均一のヒートシール温度で、端
部材をごく短時間にヒートシールすることが可能
であり、しかもヒートシールのさい、ヒートシー
ル部より半径方向内側の端部材近傍部のヒートシ
ール性樹脂の溶融又は軟化による発泡を防止でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高周波誘導加熱コイルを用いて
ヒートシールを行なつている状態を示す要部縦断
面図、第2図は第1図の―線に沿う横断面
図、第3図は本発明の第1の実施例である加熱コ
イル装置の正面図、第4図は第3図の―線に
沿う横断面図、第5図は第3図の加熱コイル装置
を用いてヒートシールを行つている状態を示す、
加熱コイル装置の部分が第4図の―線に沿い
切断された縦断面図、第6図は第3図の―線
に沿う縦断面図、第7図は本発明の第2の実施例
である加熱コイル装置の縦断面図である。 2……容器胴部(筒状体)、2a……フランジ
部、3……蓋部材(端部材)、11,51……高
周波誘導加熱コイル装置、12,52……高周波
誘導加熱コイル、17……間隙(冷却孔)、18
……周状の孔部(冷却孔)、19……冷却液、2
5a,25b……導孔(冷却液管)、26a……
給液管(冷却液管)、26b……送出管(冷却液
管)、58……孔部(冷却孔)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 筒状体のフランジ部に端部材をヒートシール
    するための高周波誘導加熱コイル装置において、
    該装置は該フランジ部に対応する形状のリボン状
    の高周波誘導加熱コイルを備えており、該加熱コ
    イルの上面および/または側面に冷却液が接触し
    て流れるよう、該冷却液を導く冷却孔が該加熱コ
    イルに沿つて形成されており、該冷却孔に該冷却
    液を供給および送出するための冷却液管の冷却孔
    近傍部が、電気絶縁性材料よりなつていることを
    特徴とする高周波誘導加熱コイル装置。
JP10166283A 1983-06-09 1983-06-09 高周波誘導加熱コイル装置 Granted JPS59228387A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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JP10166283A JPS59228387A (ja) 1983-06-09 1983-06-09 高周波誘導加熱コイル装置

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JPS59228387A JPS59228387A (ja) 1984-12-21
JPS639351B2 true JPS639351B2 (ja) 1988-02-27

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JP10166283A Granted JPS59228387A (ja) 1983-06-09 1983-06-09 高周波誘導加熱コイル装置

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