JPS6391397A - マクシロンおよびラクテノシンにおける3−0−デメチルマイシノースの修飾 - Google Patents

マクシロンおよびラクテノシンにおける3−0−デメチルマイシノースの修飾

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JPS6391397A
JPS6391397A JP62245725A JP24572587A JPS6391397A JP S6391397 A JPS6391397 A JP S6391397A JP 62245725 A JP62245725 A JP 62245725A JP 24572587 A JP24572587 A JP 24572587A JP S6391397 A JPS6391397 A JP S6391397A
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alkyl
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JP62245725A
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マニュエル・デボノ
ハーバート・アンドリュー・カースト
ジェイムズ・パトリック・リーズ
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • C07H17/08Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質に関する。より詳細には本発明は
マクロライド抗生物質マクロシンおよびラッテ/シンの
誘導体類およびそれらの酸付加塩に関する。また本発明
は、上記の誘導体およびその薬学上許容し得る酸付加塩
類を含有して成る医薬組成物、およびその組成物を使用
したある種の感染症の処置方法および動物の成長促進方
法に関するものである。
改良された新規抗生物質は絶えず要望されている。また
ヒトの疾病処置に有用な抗生物質だけでなく獣医学の分
野でも改良された抗生物質は必要である。力価の増大、
抗菌スペクトルの拡大、生体内(イン・ビボ)における
効力の増大、および医薬品としての諸性質の改良(経口
吸収の一層の増大、血中および組織内濃度の一層の上昇
、体内半減期の一層の延長、および排泄速度または排泄
経路、代謝速度または代謝パターンの一層の有利性等)
は常に抗生物質改良の目標である。
多数のマクロシンおよび関連マクロライド類の誘導体が
製造されてきた。残念ながらそれらの誘導体の大多数は
その親代合物より有効性が低(、また良好でなかった。
そのC−20アルデヒド基の還元的または保護的な化学
修飾によって1群の優れた誘導体が得られた。
本発明によって、著しい抗生物質活性および経口での効
果を有する別の一連の新規誘導体が提供される。この一
連の化合物は、マクロシンの3″−および/または4″
′−水酸基またはラクテノシンの類似の3″−および/
または4q−水酸基を置換するか、または同時にこれを
除去して得たオレフィン誘導体またはデオキシ誘導体で
ある。
本発明によって、式(1): zは水素、ハClゲン、OR4、SR5、N3まタハN
R’R7、 XおよびYはそれぞれ独立してo、s%N1〜C4H3
、N−フェニルまたはN−ベンジル、 Wは0(C1〜C4−アルキルン、S−フェニルまたは
5−(R−置換フェニル)、 R1aオヨヒR1bハ 1)いずれも水素、 2)ソれぞれ独立してOHまたはo(coRl)、ただ
しR3が水素でなければ、RlaおよびR15はともに
OHとは成り得ない、または 3)一体と成って原子価結合を形成し、またはSを表す
うを形成し、または よく、 r?’ Hyk登 7f=nr  pH−脣m7y−、
、、/−〜C6−アルキルもしくは1〜3個のハロゲン
、C1〜C3−アルコキシ、ヒドロキシ、アセトキシ、
フェニル、R−置換フェニル、フェノキシ、R11−置
換フェノキシ、03〜c6−シクロアルキル、保護基を
有するアミ7基またはNRR置換基を有する01〜C6
アルキル、 REi水L C〜C−アルカノイル、ハロゲン置換C3
〜C5−アルカノイル、またはフェニル環にそれぞれR
11−置換基を有してもよいベンゾイル、フェニルアセ
チルまたはフェニルプロピオニル、R3は水素、ORま
たは CH3 (ミカロシルオキシ) R4はC1〜C4−アルキル;C1〜C4−アルカノイ
ル;シクロヘキシル;それぞれのフェニル環にR11−
a挽茶を有してもよいフェニル、ベンジル、フェネチル
あるいはフエノキシエ千Jし:ナナ−を寸211ジニル
、ピリミジニル、ピリダジニルあるいはピラジニルから
選ばれた複素環式芳香族基、R4tC,〜C4−アルキ
ル;シクロヘキシル;7エ二ル環にそれぞれR11−置
換基を有してもよいフェニル、ベンジルあるいはフェネ
チル;またはピリジニル、テトラゾリル、オキサシリル
あるいはチアゾリルから選ばれた複素環式芳香族基、R
およびRはそれぞれ独立して01〜C8−アルキルまた
は式: %式%() 〔式中、nは0.1または2、Cyc  はc3〜c8
−シクロアルキル、フェニルtf:ハR−置換7工二ル
を表わすか、または隣接する窒素原子とともに一体とな
って5〜16個の環原子からなる単環式の飽和または不
飽和複素環、または8〜20個の環原子からなる2環式
あるいは3環式の飽和または不飽和複素環を形成してい
る(ここで、この環原子の1またはそれ以上はC1〜C
4−アルキル、CN6−アルコキシ、C8〜C4−アル
コキシカルボニル、ヒドロキシ、C1〜C4−アルカ/
イルオキシ、ハロゲン、NRR、フェニルまたはR−f
l!換フェニルで置換されてもよいン〕で示される基、
R8およびRはそれぞれ独立して01〜C4−アルキル
またはCCH2)nccVc)jまたは隣接する窒素原
子とともに一体となって5〜8個の環原子からなる単環
式飽和複素環を形成し、 R10およびRはそれぞれ独立して水素、メチル、フェ
ニル、′メトキシカルボニル、エトキシカルボニルまた
はフェノキシカルボニル、R11はハロゲン、01〜C
3−アルキル、01〜C3−アルコキシ、ニトロまたは
ヒドロキシ、 R12およびRはそれぞれ独立して水素、01〜C4−
アルキル、(CH2)n(Cyc)またはR11−置換
(CH2Jn(Cyc)、または隣接する窒素原子とと
もに一体となって5〜8個の環原子からなる単環式飽和
複素環、または5〜8個の環原子からなるR11−置換
単環式飽和複素環を形成している〕で示される新規マク
ロシンおよびラクテノシン誘導体およびそれらの酸付加
塩が提供される。
本発明の化合物は抗生物質としておよび/または抗生物
質の中間体として有用である。また本発明は、これらの
化合物を含有して成る医薬組成物、ならびにこれらの化
合物または組成物を投与することによって抗生物質効果
を得るか、または動物の成長促進を増強する処置方法に
関する。
本明細書に示した構造には立体化学的な帰属を特に指定
しなかったが、その立体化学は、それらの化合物を製造
した抗生物質、即ちマクロシンおよびラクテノシンの立
体化学と同一である。
「アルキル」なる用語は特定数の炭素原子を有する炭化
水素基を表す。そのような基は直鎖、分枝鎖または環式
の基であり、飽和または不飽和であることができる。「
シクロアルキル」の語は特定数の炭素原子を有する環式
炭化水素基を表し、そのような基も前記と同様に飽和ま
たは不飽和であることができる。不飽和の語は二重結合
または三重結合を有する炭化水素基を表す。
本明細書に用いた「アルカ/イル」の語は、特定数の炭
素原子を有するカルボン酸から誘導され入アシル顛→ル
いう−ハロゲンH漁ふいろ惧介C寸−該アルカノイル基
は1〜3個のハロゲン置換基を有する。アルカノイルま
たはハロゲン置換アルカ/イル基の具体例としては、ア
セチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフ
ルオロアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブ
チリル、n−バレリルおよびインバレリルが挙げられる
[保護基を有するアミノ]の用語はアミ7基が好適な保
護基で置換されていることを表す。そのような基は、マ
クロライド中の他の官能基に適合し、マクロライドの残
り部分を無傷のまま残す条件下で容易に除去されるもの
でなければならない。
好適なアミノ保護基は周知である〔例えば、グリーン(
T、 E、 Greene )、 「プo7クテイブー
 りtv−プス・イン・オーガニック・シンセシス(P
rotective Groups in Organ
ic 5ynthesis ) J、ジョン・ウィリー
・アンド・サンズ(John Wileyand 5o
ns ) 、 = ニーヨーク(New  York)
 、1981年、第7章参照〕。好適なアミ/保護基の
例は、t−ブチルカルバメート(BOC基ン、ペンジル
カルバメート(CBZ基)、メチルカルバメートオヨヒ
2,2.2− )リクロロエチルカルバメートのような
置換エチルカルバメートなどのカルバメート類、ホルム
アミドなどのアミド類、フタルイミドなどのイミド類、
N−ベンジル誘導体などのN−アラルキル誘導体、およ
びN−メトキシメチル誘導体などのアミノアセタール誘
導体等である。
なかでも好適なアミl保護基はBOC基である。
ハロゲンの語はC1,Br、■およびFから成る群の1
員を表す。
2がNR6R’でNR’R7基が環式不飽和である場合
、その代表的な基は1.2.3.6−テトラヒドロピリ
ジン−1−イル、1,2,3.4−テトラヒドロキノリ
ン−1−イル、1,2,3.4−テトラヒドロイソキノ
リン−2−イル、インドール−1−イル、インインドー
ル−2−イル、インドリン−1−イル、インインドリン
−2−イル、2,3,4.5−テトラヒドロ−IH−1
−ベンズアゼピン−1−イル、2゜3、4.5−テトラ
ヒドロ−IH−2−ベンズアゼピン−2−イル、2.3
.4.5−テトラヒドロ−IH−3−ベンズアゼピン−
3−イル、ピロール−1−イル、IH−アゼピン−1−
イル、カルバゾール−9−イル、9.10−ジヒドロア
クリジン−10−イルおよびアクリジン−9−オン−1
0−イルである。
2がNR’R7でNR’R’基が飽和単環式環である場
合、その代表的な基はピロリジン−1−イル、ピペリジ
ン−1−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン
−4−イル、ピペラジン−1−イル、ヘキサヒドロアゼ
ピン−1−イル、オクタヒドロアゾシン−1−イル、オ
クタヒドロ−IH−アデニン−1−イル等である。
2がNRRでNRR基が飽和2環式または3環式環であ
る場合、その代表的な基はデカヒトo4/IJンー1−
イル、デカヒドロイソキノリン−2−イル、デカヒドロ
シクロへブタ(b)ビロール−1−イル、デカヒドロシ
クロへブタ〔C〕ピロール−2−イル、デカヒドロシク
ロペンタ〔c〕アゼピン−2−イル、デカヒドロシクロ
ペンタ(d)アゼピン−3−イル、および3−アザビシ
クロ〔3,2,0)へブタン−3−イルのようなアザト
シクロヘプ・タニル基、6−アザビシクロ(3,2,1
)オクタン−6−イルのようなアザビシクロオクタニル
基、3−アザビシクロ(3,2,2)ノナン−3−イル
のようなアザビシクロノナニル基、4−アザビシクロ[
5,3,0]デカン−4−イルのようなアザビシクロデ
カニル基、2−アザトリシクロ〔6゜2.23・6〕テ
トラデカン−2−イル基またはドデカヒドロカルバゾー
ル−9−イルのようなアザトリシクロ基および1−アザ
スピロ(4,5)デカン−1−イルのようなスピロ縮合
環系である。
NRR基が、1またはそれ以上の炭素原子が置換された
環である場合の代表的な基は、1.3.3−トリメチル
−6−アザビシクロ(3,2,1)オクタン−6−イル
、4−ピペリジノピペリジン−1−イル、3,3.5−
 )ジメチルへキサヒドロアゼピン−1−イル、4−フ
ェニルピペリジン−1−イル、3.5−ジメチルピペリ
ジン−1−イルおよびN−メチルピペラジニル等である
式(1)の誘導体は、マクロシンおよびラクテノシンか
らそれらの化合物のC−20修飾誘導体を経由して製造
される。マクロシンおよびラクテノシンはハミ/L/ 
(Robert L、 Hamill )らによって開
示されている(米国特許第3326756号、1967
年6月20日発効)。出発抗生物質の構造を式(2)〜
(5)に示す。
H3 (2)マクロシン:CHOO−ミカロシル(3) ラク
テノシン:CHOoH (4)          RO−ミカロシル(5) 
         ROH 化合物(4)〜(5)を製造する第一段階として、先行
技術を利用し化合物(2)〜(3)のC−20位を修飾
する〔例えば、米国特許第4443436号および同第
4440759号;マツバラ(Matsubara )
ら、ケミカル・アンド・ファーマシウテイカ/L/−ビ
ュレテイン(Chem、 Pharm、 Bull、 
)、30(1)、97〜110(19827;オームラ
(Omura )  ラ、ジャーナル・オブ・アンティ
バイオティックス(J、 Antibiotics )
、37(9)、1007〜1015(1984)および
ヨーロッパ特許第0103465号(1986年9月1
0日発効う参照〕。同時係属出願中の特許出願に係るC
−20修飾環式アミ/誘導体は下記の2つの一般的な方
法により製造する。
(方法1) この方法では、まず化合物(2)または(3)のアルデ
ヒド基を還元して対応する20−ジヒドロ化合物とする
。次いでこの化合物のC−20−水酸基を下記の二つの
方法のうちのいずれかにより置換反応に適した脱離基に
変換する。一つの方法でG:IC−20−水酸基をトリ
フルオロメタンスルホニルオキシ(トリフレートン基に
変換し、所望により、これをさらにヨードのような他の
脱離基へと変換する。ラクテノシンの場合に利用可能な
もう一つの方法では、窒素中で20−ジヒドロ誘導体お
よびトリフェニルホスフィンの溶液にヨウ素を添加(ヨ
ウ素はジメチルホルムアミドのような好適な溶媒に溶解
してもよい)することによって直接ヨード誘導体を調製
する。
次いで所望の20−修飾誘導体の生成が完結するまで、
好適な溶媒中(例えばアセトニトリルノで好適なアミン
と反応することにより20位の脱離基(ヨード、トリフ
レート等うを置換する。
(方法2) この方法では、所望の生成物が生成するまで、好適な溶
媒中、好適な還元剤の存在下で化合物(2)または(3
)のアルデヒド基を対応するアミンと直接反応させる。
水素化シアノホウ素ナトリウムまたは水素化ホウ素ナト
リウムは好適な還元剤の例である。またギ酸も還元剤と
して使用することができる。無水メタノールはこの反応
の有用な溶媒である。反応は窒素大気中で実施するのが
よいが、常に必要とは限らない。
また、ラクテノシンのC−20修飾誘導体は、対応スる
マクロシンのC−20修飾誘導体のミカロースを酸性加
水分解することによって製造することができる。ミカロ
ースを酸性加水分解してマクロシンからラクテノシンを
製造する方法は周知である。
式(1)のC−20−修飾誘導体の製造における第2工
程(所望工程夕、またはRがホルミルである式(1)の
化合物の製造における第1工程(所望工程ンは、2′−
1または2′−および4′−位の水酸基を保護すること
である。マクロシンの2′−モノエステルまたはC−2
〇−修飾マクロシン誘導体、およびラクテノシンの2’
、4’−ジエステルまたはC−20−修飾ラッチ/シン
誘導体は、従来技術において充分例証されている標準的
な方法(例えば、米国特許第4443436号を参照相
こより、マクロシン、ラッテ/シンまたはその好適なC
−20−修飾誘導体の特定の水酸基をアシル化剤で処理
してエステル化することによって製造される。
式(1)の化合物製造の次の工程は、デメチルマイシ/
−大部分の4位の水酸基をエステル化することである。
この水酸基はマクロシンでは41ft−位にあるが、ラ
クテノシンでは4″−位にある。2′および4′の水酸
基を保護した場合、デメチルマイシノース部分のC−4
−水酸基は高度に官能化された分子内に残存している最
も反応性に富んだ水酸基となることが判明した。デメチ
ルマイシノース部分のC−3水酸基はそれに次いで高反
応性であり、ときによりC−4−モノアシル誘導体とと
もに少量のC−3−モノアシル誘導体を得ることがある
。このようにアシル化によって通常C−4−モノアシル
誘導体が得られ、アシル化剤をさらに増量して使用する
とC−4、C−3−ジアシル誘導体が得られる。C−3
−モノアシル誘導体を得る一層一般的な経路は、トリク
ロロアセチル基のような除去し易いアシル基でC−4−
水酸基を保護し、C−3位をアシル化した後、常法によ
り保護基を除去することから成る。アシル化剤およびエ
ステル化の方法は従来技術において例証されている標準
的なものであり、上記の方法に類するものである。
最後の工程は、メタノール分解のような常法を使用して
2′および/または4′、および4“または4″′のよ
うな保護した位置の水酸基保護基を選択的に除去し、デ
メチルマイシ/−ス部分のC−3および/またはC−4
の水酸基がアシル化されている所望の式(1)の化合物
を提供することである(好適な条件に関しては、再度米
国特許第4443436号を参照)。当分野で認められ
ているように、例えばシリカゲルを支持体とするクロマ
トグラフィーによる精製中に、もしくはシリカゲルのよ
うな触媒との接触によって、エステル化されている水酸
基からエステル化されていない隣接した水酸基ヘアシル
基の移行が起こることがある。
(アルキルアミノ)アシル誘導体合成の別法として、2
′および/または4′−アシル−(3珀よび/または4
″)−または(3″′および/または4″′ン−ハロゲ
ン化アシル誘導体を中間体として利用する。次いでハロ
ゲン基をアルキルアミ7基で置換し、2′および/また
は4′−アシル−(3tよび/または4″ノーまたは(
3″′および/または4’/′J −(R12R13N
 )−アシル誘導体を得る。最後に、これらの化合物を
上記のように選択的に脱エステル化して所望の(3″お
よび/または4″)−または(3#′および/または4
″′ノー(RRN)−アシル誘導体を得る。これらの各
工程では、標準的なノ10ゲン基の置換法および選択的
な脱エステル化法を用いる。   ・ (第1級または第2級アルキルアミノ)アシル誘導体合
成のもう一つの別法では、2′および/または4′−ア
シル(3″および/または4′つまたは(3″′および
/または4″つ一保護アミノアシル誘導体を中間体とし
て利用する。これらの化合物を、(3″および/または
4″うまたは(3”’および/または4″′)アシル部
分のアミノ保護基を除去し、上記のように選択的な脱エ
ステル化を行うことによって目的生成物へと変換し、(
3″および/または4″)−または(3″′および/ま
たは4″′)−アミノアシル誘導体を得る。当分野でよ
く認められているアミノ保護基の除去法および選択的な
脱エステル化法を用いることができる〔例えば米国特許
第4401660号(1983年8月30日発効)を参
照〕。
式(1)のカーボネートおよびチオカーボネート、即ち
RlaおよびRlbが一体となってび/または4′位を
保護した対応する出発物質を1゜1′−カルボニルジイ
ミダゾールまたは1.1′−チオカルボニルジイミダゾ
ールのようなホスゲン等価物で処理し、次いで上記のよ
うに脱保護することによって製造し、所望の化合物を得
る。
R1aおよびRlbが一体となって原子価結合を形成す
る式(1)の誘導体(オレフィン誘導体)は、3価のり
ん化合物または低原子価の遷移金属錯体のトヘt?ぜ韮
g−田【ハス日φ宇住ガ広セ七rトドtFのトうな脱保
護によって対応するチオカーボネート誘導体から製造す
る。3価のりん化合物の具体例としては、1.3−ジメ
チル−2−フェニル−1,3,2−ジアザホスホリジン
がある。低原子価遷移金属錯体の例としては、ビス(1
,5−シクロオクタジエニルンニッケルが挙げられる。
RおよびRlbがともに水素である式(1)の化a 合物は、C−3およびC−4の二重結合を選択的に還元
するが、それ以外の反応し易い部位には影響を与えない
通常の還元法を使用して二重結合を還元することにより
、対応するオレフィン化合物から製造し、所望の飽和誘
導体を得ることができる。
ケタール誘導体、即ちRlaおよびRlbがは、対応す
る親代合物もしくはその水酸基を保護した化合物をアセ
トンまたはアセトン等価物とp−トルエンスルホン酸ま
たはルイス酸のような酸で処理し、次いで保護基があれ
ばこれを除去することによって製造することができる。
反応条件の選択は、マクロースが加水分解されるか、あ
るいはマクロシンにそのまま残存するか否かによって決
定される。
さらに、ジャーナル・オブ・アンティバイオティックス
(J、 Antibiotics )、34.1381
〜1384(1981,IIにその概要が記載されてい
る方法を使用し、次いで脱保護化を行うことによってラ
クテノシンの2′−(ヒドロキシ保護) −3”。
4″−ヶクール誘導体から4′−デオキシラッテ/シン
を製造することができる。
式(1)の化合物は酸付加塩を生成することができる。
それらの塩も抗生物質として有用であり、本発明の一部
を構成する。またこれらの塩は、例えば誘導体を分離し
、精製するための中間体として有用である。また、これ
らの塩は改善された水溶性を示す。
好適な塩の代表例としては、硫酸、塩酸、りん酸、酢酸
、コハク酸、クエン酸、乳酸、マレイン酸、フマール酸
、バルミチン酸、コール酸、バモ酸、粘液酸、D−グル
タミン酸、d−j、ようのう酸、グルタル酸、グリコー
ル酸、フタル酸、酒石酸、ぎ酸、ラウリン酸、ステアリ
ン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、ケイ皮酸等
のような有機酸および無機酸から選ばれた酸との標準的
な反応によって調製された塩が挙げられる。
薬学的に許容し得る酸付加塩は、本発明の塩のうちで特
に好ましい部類に属する。
式(1)で示される化合物の例を第工表および第■表に
列挙する。
第工表  式(1)の誘導体 I   CHO7セt4シ      OH−r+1−
、vMyca2   //     //      
  //     H//3   〃      〃 
      アセトキシ  でル 〃4    tt 
      tt          tl     
 H/15   〃  イソバレリルオキシ     
OHアセチル  〃6    //       //
           //       H//7 
  〃      〃     インバレリルオキシア
セチル  〃8  −  //       //  
         //       H//9   
〃 フェニルアセトキシ    OHアせ升し 〃l 
Q   tt      //          t
t      )l    N11    II   
    //      フェニルアセトキシアセ升し
 l/12    //       //     
     II       )(l/13   〃 
 フェノキシアセトキシ    OHアセ升し 〃14
   〃      〃         〃    
  H〃15   〃       〃      フ
ェノキシアセトキシ アセチル  〃15    tt
        II            tt 
       )(l/17   〃   アセトキシ
  フェニルアセトキシアセチル 〃13    II
       l/           //   
    )(l119    〃        〃 
      フェノキシアセトヤシ Tせ升し  〃2
0    tl        II        
    II        )(l/21    〃
        〃            oHア徳
す→し OH第工表  (つづき) 22  CHOアセトキシ      oHH0H23
〃      〃       アセトキシ  アセ升
し 〃24    II       II     
     //       )(l/25   〃 
 イソバレリルオキシ    OHアセ升し 〃26 
   //       //           
//       Hl/27   〃       
     イソバレリルオキシア台升し 〃28   
 II       //           //
       )(l/29  〃 フェニルアセトキ
シ    OHアセチル 〃3Q    II    
   II           tl       
Hl/31   〃     oHフェニルアセトキシ
アセ升し 〃32    tl       //  
        //       Hl/33   
〃  フェノキシアセトキシ    OHアセチル 〃
34    tl        II       
    II        )(l/35   〃 
     〃     フェノキシアセトキシアセチル
 〃35    /J        II     
       //        )(l/37  
〃    アセトキシ       〃     アセ
チル 〃33    II        //   
        II        Hl/39  
° 〃      OH〃       〃   〃4
0  CH乏OPh  アセトキシ     アセトキ
シ  アセチルアセトキシ41””         
  〃       HOHa M y c =ミカロ
シルオキシ 第■表  式(1)の誘導体 42 (HρPh  原子価結合   アセチル   
アセトキシ43   〃      〃       
 H0H44〃      アセチル   アセトキシ
45  〃      〃        HCH46
CH20Ph    〃      アセチル    
 Myca47   //       tt    
     Htt49   //       II 
        )l         l150  
〃      〃      アセチル    アセト
キシ51   #       N         
H0H52CH20Ph    〃      アセチ
ル   アセトキシ53  〃      〃    
    HOH第■表  (つづきン 55〃N        H0H 56CH20Ph     〃        アセチ
ル   アセトキシ57  〃     〃     
   HCH59〃     〃        H0
H60〃     〃       アセチル    
Myca61   〃      〃        
HN62         〃       アセチル
    アセトキシ53   II      II 
        )i        //aMyc=
ミカロシルオキシ 本発明の誘導体は病原性細菌、特にグラム陽性細菌、マ
イコプラズマ種、およびパスツレラ菌のようなダラム陰
性細菌の発育を阻害する。これらの誘導体は予想外に有
用なイン・ビボ(生体内〕活性を示す。とりわけ予想外
であったことは、これらの誘導体が経口投与により好成
績で感染症を治療し得ることである。
ある種の細菌を阻害する化合物の最小阻害濃度(MIC
)を第■表および第■表に示す。第■表のM I Cは
標準的な寒天希釈検定法によって測定した。第■表のM
ICは通常のブロス希釈ミクロ滴定試験によって得た。
−へ 一ヘー 山  ヘ  ロ、       + 試験微生物基−覧表〔第■表つづき〕 ストレプトコツカス属(5treptococcus 
 group ) D 9960ヘモフイルス・インフ
ルエンゼ(Haemophilus  1nfluen
zae)c、L。
ヘモフィルス・インフルエンゼ(Haemophi l
us  inf Iuenzae ) 76エシエリキ
アー=+す(Escherichia  coli )
 ECI 4クレブシエラ・ニューモニエ(Klebs
iella  pneurri6niae ) X 6
8シユードモナス・アエルギ/−ヂ(Pseudomo
nas  aeruginosa ) X 239aM
ICはmcg/ml  で示した。
b第工〜■表の化合物番号。
Cペニシリン耐性株。
dメチシリン耐性株。
eアンピシリン感受性株。
fアンピシリン耐性株。
gNTは試験しなかったことを表す。
hl 28mcg/m+  (試験した最高濃度)で活
性がなかった。
試験微生物基−覧表〔第■表〕 スタフィロコッカス・アウレウス(5taphyloc
occus  aureus ) 19 Cストレプト
コッカス種(Streptococcus  sp、 
 )19Fパスツレラ・マルトサイダ(Pa5teur
ella  multocidaつ17Eパスツレラ・
マルトサイダ(Pasteurella  multo
cida)60Aパスツレラ・マルトサイダ(Past
eurella  multocidaJ40Gパスツ
レラ・マルトサイダ(Pa5teurel la  m
ultocida ) 22 Aパスツレラ・マルトサ
イダ(Pasteurella  multocida
)68Cパスツレラ・ヘモリチカ(Pa5teurel
la  hemolytica)23Cパスツレラ・ヘ
モリチカ(Pa5teurella  hemolyt
ica ) 41 Dパスツレラ+ヘモリチカ(Pa5
teurel la  hemolyt ica ) 
22 C01) で       の aMICはmc g/m 1  で示した。
5第1〜■表の化合物番号。
0ウシ分離菌。
4トリ分離菌。
e50mcg/ml で活性がない。
fNTは試験しなかったことを表す。
式(1)の化合物は実験動物で実験的に起こした感染症
に対しイン・ビボで抗微生物活性を示した。
ストレプトコッカス・ピオゲネスC?lA3で実験的に
感染させたマウスに試験化合物をそれぞれ2回づつ投与
して観察した活性からED5o値を測定した〔ED5o
値は、試験動物の50%を保護する有効投与量(mg/
kg)である=(ウィック(Warren Wick 
)  ら、ジャーナ/L/−バクテリオロジ−(J、 
Bacteriol、 ) 、81.233〜235(
1961)、参照〕う代表的な化合物で観察されたED
5o値を第7表に示した。
試験化合物  皮下投与、   経口投与55    
   >10         >10053    
     6.1         18.751  
       1.1        > 10049
         1.0         85.6
48      1.53     2843    
    > 10          77.736 
        4.3        > 1003
3         1.9          NT
32         4.4          N
T28         > 6.25       
 21.426         5.37     
   > 2523         6.8    
      NT21         5.5   
       NT17        >10   
        NT15        >10  
         87.113         7
.2        >10010         
1.9         38.87        
>10           71.45      
    9.2         54.31    
      6.6         43.5a■/
に9X2;感染1時間後および4時間後に投与。
5第工〜■表の化合物番号。
また式(1)の化合物の幾つかは、イン・ビボにおいて
ダラム陰性細菌感染に対しても抗微生物活性を示した。
生後1日のニワトリのヒナのパスツレラ感染症に対して
代表的な化合物を評価した試験成績を第7表に示した。
パスツレラ・マルトサイダ菌をヒナに注射(トリ・パス
ツレラ・マルトサイダを20時間ブロス培養して10−
4に希釈した希釈液0.1m/を皮下へ投与)し、その
1時間後および4時間後に化合物30m9/に9を皮下
注射した。これらの試験では、特に指示しない限り、薬
物投与を行わなかった感染ヒナはパスツレラ感染後24
時間以内にすべて死亡した。
の活性8 aFl下投与; 30 ”S’/に9X 2 回。
5第■表の化合物番号。
また本発明は細菌またはマイコプラズマ菌によって引き
起こされる感染症を抑制する方法を提供する。本発明方
法を実施するには、感染したか、または感染しやすい温
面動吻に式(1)の化合物の有効量を非経口的または経
口的((投与する。
感染症抑制に効果的な投与量は感染症の市篤度および動
物の年令1体重、およびその状態によって異なる。しか
しながら感染防御のために必要な非経口投与量の合計は
一般に0.1〜約1001?/時であって、好ましくは
約0.1〜約30■/に9である。経口投与の場合の必
要量は一般に約1〜300■/Kgであって、好ましく
は約1〜約io。
η/Mである。好適な投与処方を計画することができる
これらの化合物を投与するのにしばしば用いられる最も
実際的な方法は餌料または飲料水に組み入れることであ
る。普通の乾燥飼料、液体飼料およびペレット飼料環、
多数の飼料を使用することができる。
本発明のもう一つの態様は、細菌およびマイコプラズマ
菌に起因する感染症の抑制に有用な組成物を提供するこ
とである。これらの組成物は、式(1)の化合物を好適
な媒体とともに含有している。これらの組成物は製薬分
野で周知の方法により非経口または経口投与用として製
剤化することができる。
薬物を動物飼料中に調合する方法はよく知られている。
好ましい方法は、薬物添加飼料の調製に使用される濃厚
薬物プレミックスを製造する方法である。代表的なプレ
ミックスはプレミックス1ボンド当りに薬物量1〜20
0yを含有する。プレミックスは液体調製物でも固体調
製物でもよ(1゜動物または家禽用飼料への最終的な調
合は投与すべき薬物量によってきまる。飼料を調合し、
混合し、ペレット化する一般的な方法を使用して式(1
)の化合物を含有する飼料を調製することができる。
これらの化合物を含有している有効な注射用組成物は懸
濁液または溶液のいずれの形態であってもよい。好適な
製剤の調製に当っては、一般に遊離塩基より酸付加塩の
方がはるかに水溶性が慶っていると言えよう。同様に、
塩基の場合、中性または塩基性の溶液より酸性溶液の方
が一層よく溶解する。
溶液剤形では、化合物は生理学的に許容し得る媒体に溶
解する。そのような媒体は、好適な溶媒と、必要であれ
ばベンジルアルコールのような防腐剤および緩衝剤から
成る。有用な溶媒としては。
例えば水および水性アルコール、グリゴール類およびジ
エチルカルボネートのようなカーボネートエステル類等
が挙げられる。
注射用懸濁液組成物には、媒体として、助剤を含むか、
または含まない液体懸濁媒質が必要である。懸濁媒質と
しては、例えば水性ポリビニルピロリドン、植物油また
は高精製鉱物油のような不活性油頌、または水性カルボ
キシメチルセルロースを使用できる。
化合物を懸濁組成物に懸濁しておくには、好適な生理学
的に許容し得る懸濁助剤が必要である。
懸濁助剤は、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、ゼラチンおよびアルギン酸塩のようなシッ
クナーの中から選ばれる。また多数の界面活性剤も懸濁
剤として有用である。レシチン、アルキルフェノールの
ポリエチレンオキシド付加物、ナフタレンスルホネート
a、アルキルベンゼンスルホネートaおよびポリオキシ
エチレンソルビタンエステル類等は有用な懸濁剤である
注゛射用懸濁製剤の個々の事例に応じてその製造を助け
るため、液体懸濁媒質の親水性、密度および表面張力に
影響を与える多数の物質を使用できス  の1÷ 1−
FSノ II  −+  −・ノ拙灼力1  ソ lレ
ビ・リ Lセ上rド糖類は有用な懸濁剤である。
以下に実施例をあげ、本発明をさらに詳細に説明する。
これらの実施例においてr 20−DHJの略語は「2
0−ジヒドロ」の語を示し、またAcはアセチルを、P
hはフェニルを表す。
製造例1 2:4’−ジ−o−アセチル−20−DH−
20−0−フェニルーラクテノシン 2O−DH−20−0−フェニルーラクテノシン(5,
(1,5,99ミリモル;米国特許第4443436号
記載の方法により製造)および無水酢酸(1,7m/、
3当量)のアセトン溶液(50me’)を室温で1夜放
置した。反応溶液を真空で20meの容量まで濃縮し、
飽和NaHCO3溶液(250me )で希釈し、 C
H2Cl 2 (4X 75 me)で抽出し、乾燥後
(Na2SO4) 、蒸発乾固して表記の化合物5.1
yを白色泡状の固体物質として得た(収率92.7%)
。  ′ UVmax (EtOH): 279 nm(t207
71)。
I R(CHC13): 1744.1714(ショル
ダー)%1676.1592cm  0 1HNMR(CDCI!3) :a 4.93 (dd
、2’−H。
15−耳と重複)、4.76(dd、4’−H)、2.
07 (s 、 3H)、  2.04 (s 、 3
H)。
MS (FD):mIe 919(M)。
製造例2 20−デオキソ−20−(シス−3゜5−ジ
メチルピペリジン−1−イル)−ラクテノシン シスー3,5−ジメチルピペリジン(8,7me、10
当fil)およびラクテノシン(5,0y、 6.61
ミリモル)のMeOH溶液(100mt’)をN a 
B H3CN (415■、3当量)で処理した。黄色
の溶液を除湿状態で1Σ時間放置し、次いで真空下に濃
縮した。残留物を酢酸エチル(LoornIりで希釈し
0.5Mりん酸緩衝液(pH5,5,2X 50 rn
e )および0.5 M ’)ん酸緩衝液(pH4,5
,3X50ml?)で抽出した。pH4,5の抽出液を
合わせ、そのpHを5’N NaOHでpH8に調節し
た。塩基性の溶液を酢酸エチルで抽出した( 4 X 
50 me )。酢酸エチル抽出液を乾燥しくNa2S
04)、蒸発乾固して。
表記の化合物4.13yを得た(収率73.2%)。
UVmax(EtOH): 283 nm (t 21
911)。
I R(CHCj’3): 1735.1677.15
92cm−一”HNMR(CDC/3):δ0.82 
(d 、 3H,ピペリジンのCH3)、0.48 (
ddd、ピペリジンのアキシアルH)。
M S (F D ) : mIe 855 (M+H
)。
製造例3 2’、4’−ジー0−アセチル−20−デオ
キソ−20−(シス−3,5−ジメチルピペリジン−1
−イル)−ラクテノシン 20−デオキソ−20−(シス−3,5−ジメチルピペ
リジン−1−イル)−ラクテノシン(3,062,3,
58ミリモル)のアセトン溶液(40me>を無水酢酸
(1,02m/、3当量)で処理した。無色の溶液を除
湿状態で1夜室温に放置した。反応溶液を飽和N a 
HCO3溶液(500ml’)で希釈し。
CH2Cl2 で抽出した(4X75me)。CH2C
e2抽出液を合わせ、乾燥(Na 2 SO4)後、蒸
発乾固した。残留物をCH2Cl2→CH2Cl2/M
eOH(9:1)のXta度勾配、次いでCH2Cl 
2 / M eOH(9:1)500mt’を溶出液と
シテ使用スルシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラ
フィーに掛け、表記の化合物1.96yを白色泡状の固
体物質として得た(収率58.3%)。
UVmax (EtOH): 283.nm(t224
53)。
I R(CHC13): 1743.1675.159
2cm−10’HNMR(CDCJ3) :δ4.88
(dd、2’−H115−Hと重複)、4.76 (d
d 、 4’ −H)、2.07 (s 、 3H)、
2.04 (s 、 3H)。
MS (FD): mIe 939(M+H)。
実施例1 2’、4’、3’、4”−テトラ−0−アセ
チル−20−DH−20−〇−フェニルーラクテノシン
(化合物40) 2’、4’−ジー0−7 セチル−20−D H20−
〇−フェニルー ラクテノシン(1,0y% 1.09
ミリモル)をCH2Cl2  (9,0me )に溶解
した。
注射筒を用い、連続的して塩化アセチル(0,23me
、3当量)およびピリジン(1,0m)をこれに添加し
た。反応液を除湿状態で2時間25℃に保ち、次いで飽
和NaHCO3溶液(50me )で希釈IJ−−rの
mA−m’)L(’H−(’l)−Fhh出1.1iY
9F。
mIり、乾燥しくNa25O4)、蒸発乾固した=残留
物をクロマトトロンCChromatotron (商
標)4−mm、シリカゲルプレートコクロマトグラフィ
ーに掛け、酢酸エチルで溶出することによって表記の化
合物565rn9を白色泡状の固体物質として得た(収
率51.8%)。
UVmax(EtOH): 279nm(ε20144
)。
I R(CHC13) :1745.1678.159
3cm−’。
IHNMR(CDC13):δ5.65 (dd 、 
3” −H)、4.88(dd、2’−H)、4.75
(dd、4’−H)、4.54(dd、、4”−H)、
2゜13(s、3H)、2.07(s、3H)、2.0
3 (s 、 3H)、2.01 (s、3H)。
MS (FD): mIe 101003(。
実施例23”、4“−ジーO−アセチル−20−DH−
20・−〇−フェニルーラクテノシン(化合物41) 3LI 、 411 、2 p 、 4 z−テトラ−
0−アセチル−20−DH−20−0−フェニルーラク
テノシン(実施例1で製造、500■、0.5ミリモル
)のメタノール溶液(15me)を50℃で31時間加
温し。
た。溶液を蒸発乾固して表記の化合物を白色泡状の固体
物質として得た。
UVmax(EtOH): 279nm(g 1991
0)。
I R(CHCj’3): 1745.1680.15
96G−1゜”HNMR(CDCI!3) :δ5.6
6 (dd 、 3”−H)。
4.53(dd、4”−H)、2.13(s、3H)、
2.02(s、3H)。
M S (FD> : mee 919 (M)。
実施例3 2O−DH−20−0−フェニル−ラクチン
シン−3″、4“−カーボネート(化合物53)20−
DH−20−0−フェニル−マクロシン(1,0g、1
.02ミリモル)のCH2Cl!2溶液(15mt’)
ヲ1.1 ’−カルボニルジイミダゾール(331■。
2当量)で処理した。得られた溶液を除湿状態で2時間
室温に放置し1次いでこれを飽和NaHCO3溶液−(
50me)に加えた。この混合液をCH2Cl!2で抽
出した( 4 X 25 me )有機層を乾燥しくN
a2S04)、蒸発乾固して白色泡状の固体物質を得た
この残留物をIN H2SO4(25me )で1時間
処理した。次いでこの溶液を飽和N a HCOa 溶
液で注意深く塩基性にしく 125 me ) 、 C
H2Cl!2  で抽出した( 4 X 25 me 
)。CH2Cl2抽出液を乾燥しくNa25O4) 、
蒸発乾固した。残留物をクロマトトロン(4−mmシリ
カゲルプレート)クロマトグラフィーに掛け、CH2C
f2/MeOH(9: 1.250rne、次いで4:
1)で溶出して表記の化合物338■を白色泡状の固体
物質として得た(収率38.4%)。
UVmax (EtOH): 279 nm(ε206
08)。
I R(CHCtl’3): 1814,1714.1
677.1596硼−10 1HNMR(CDC13):δ4.98 (dd 、 
3” −H115−Hと重複)、4.35(dd、4q
−H11′−Hと重複)。
M S (FD) : mee 861 (M)。
実施例4 2O−DH−20−0−フェニルーラクチン
シン−311、4′l−チオカーボネート(化合物20
−DH−20−0−フェニル−マクロシンC5,09,
5,1ミリモル)のCH2Cl!2 溶液(75rne
 )を1,1′−チオカルボニルジイミダゾール(1,
8y、2当量)で処理し、除湿状態で72時間室温で放
置した。溶液を飽和N a HCO3溶液(25〇−)
に加え、混合液をCH2Cl!2で抽出した(3×10
0me)。有機層を乾燥後(Na2SO4)、蒸発乾固
し、黄かっ色名状の固体物質を得た。泡状物質をI N
H2SO4(250rnl)で16時間処理し、次りで
飽和N a HCO3溶液(250n/)および固体N
 a HCOa で注意深くpH8に調節した。
混合液をCH2Cl2で抽出しく4×100me)、乾
燥しくNa25O4)、蒸発乾固した。残留物をEtO
Ac/MeOH(4: 1−2 : 1 )のa度勾配
(IIりで溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマ
トグラフィーに掛け1表記の化合物2.21yを希黄色
泡状の固体物質として得た(収率49.3%)。
U V max  (EtOH)  二 277nm(
ε 22000 ) 。
IR(CFCl2)=1717.1679.1597c
m−’。
IHNMR(CDCI!3):δ5.12(dd 、3
”−H)。
4.54(dd、4“−H)。
MS (FD):mee 877(M)。
実施例5 2’、4’−ジーO−アセチル−2o−DH
−20−0−フェニルーラクチンシン−3“。
4“−チオカーボネート(化合物58)2’、4’−’
)−0−7セチルー2O−DH−20−〇−フェニルー
ラクテノシン(6,0y、6.5ミリモル)のCH2C
l2溶液(75ml’)を1,1′−チオカルボニルジ
イミダゾール(2,6y、2当量)で処理し、除湿状態
で16時間室温に放置した。
この溶液を飽和NaHCO3溶液(500mlりに加え
、この混合液をCH2Cf2で抽出した(3×100m
t’)。有機層を乾燥しくNa25O4)、蒸発乾固し
た。残留物を酢酸エチルを溶出液とするシリカゲルフラ
ッシュカラムクロマトグラフィーに掛け1表記の化合物
5.2yを白色泡状の固体物質として得た(収率82.
9%)。
UVmax (EtOH): 278 nm(ε247
02)。
I R(CHC7?3) : 1745.1680.1
597c+++ ’0”HNMR(CDCI!3) :
 85.14(dd 、3” H)、4.92(dd、
2’−H)、4.75(dd 、4’−H。
1’ 、!−1i1[) 、 4.56 (dd 、 
4’−H) 、2.06(s、3H)、2.03(s、
3H)。
MS (FD): m/e 961 (M)。
実施例6 2’、4’−ジー0−アセチル−a#、4#
−ジ(デヒドロデオキシ)−20−DH−20−O−フ
ェニルーラクテルン(化合物42 )方法A 2’、4’−ジーQ−7−t=チア1.−20−DH−
20−〇−フェニルーラクテノシンーa#、、i#−チ
オカーボネート(3,0y、3.1ミリモル)を1,3
−ジメチル−2−フェニル−1,3,2−ジアザホスホ
リジン(1,7me、3当量)で、乾燥アルゴン気流中
40℃で5時間処理し5次いで1夜放置して室温に戻し
た。油状物を、CH2Cl!2/EtOAc(4:1)
で溶出し、引き続きCH2Cl 2/ E t OA 
C(4: 1’ )−EtOAcの濃度勾配で溶出する
シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーに掛け
、表記の化合物395〜を白色泡状の固体物質として得
た。
UVmax (EtOH): 279 nm(t 25
050)。
I R(CHC/3): 1745.1718 (ショ
ルダー)、1678.1594c+n−’。
”HNMR(CDCl 3 ) :δ5.71 (dd
 、 IH)、5.63 (dd 、 IH) 、 4
.90 (dd 、 2’−H) 。
4.75 (dd 、4’−H)、2.07(S、3)
()。
2.03 (s 、 3H)。
MS (F D ): m/e 885 (M)。
方法B ビス−(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(22
4■、2当量)の乾燥アルゴン飽和DMF(5!nIり
混合物をドライアイス/アセトン浴中で凍結した。この
混合物を2’、 4’−ジー0Ac−20−DH−20
−0−Ph−ラクテノシンー3”、4#−チオカーボネ
ート(391■、0.4ミリモル)のDMF (5m/
)溶液で処理し、得られた固体を空気および湿気の流通
を遮蔽した状態で徐々に室温まで加温した。16時間後
、暗色をした混合物を油浴で1時間40℃で加温した。
混合物を冷却し、次いでこれを飽和NaHCO3溶液(
150mj’)に加えた。得られた溶液をCH2Cl2
で抽出した(3X50m/)。cH2cz2溶液を乾燥
しくNa2S04)、真空下に濃縮した。残留物をCH
2Cl2(50d)に採取した。CH2C/2溶液を脱
イオン水で抽出しく4X50m/)、乾燥しく N a
 2 S O4) 。
蒸発乾固した。残留物をヘキサン/酢酸エチル(1:1
)を溶出液とするシリカゲルフラッシュカラムクロマド
グフィーに掛け、表記の化合物201■を泡状Q固体物
質として得た(収率55,8%)。
実施例7 3”、4”−ジ(デヒドロデオキシ)−20
−DH−20−0−フェニルーラクテノシン(化合物4
3) 2’、4’−ジーO−アセチルー3r24rt−ジ(デ
ヒドロデオキシ)−20−DH−20−0−フェニルー
ラクテノシン(360■、0.41ミリモル)のメタノ
ール溶液(10me)を室温で40時間放置し1次いで
これを蒸発乾固して表記の化合物を無色のガラス状物質
として得た。
UVmax (EtOH): 279nm(t2094
7)。
I R(CHCe、): 1713,1678.159
4m’。
1HNMR(CDCI!3):δ5.72 (dd 、
 IH)。
5.65(dd、IH)。
MS (FD): m/e  801 (M)。
実施例8〜92’−0−アセチル−4”−0−インバレ
リル−マクロシン(化合物5) 2′−〇−アセチルー3”、4”−ジー0−インバレリ
ル−マクロシン(化合物7) 2′−〇−アセチルーマクロシン(5,0y、5.3ミ
リモル)および塩化インバレリル(1,6me。
13.3ミリモル)のピリジン(1mt’)を含有する
CH2C772溶液(15Qme)を室温で2時間攪拌
した。さらに塩化イソバレリル(0,64me、 5.
3ミリモル)を追加して1時間攪拌し1次いでこれを飽
和N a HCO3溶液に注入した。有機層を分取し、
乾燥後(Na2SO4)、蒸発乾固して黄色の油状物質
を得た。この油状物質を、CH2Cl2(400rnり
およびMeOH/CH2Cl2の比が段階的に1:99
(750me)、次いで2:98.3:97゜4:96
,6:94および8:92(それぞれ250me)とな
る溶出液を使用するシリカゲルフラッシュカラムクロマ
ドグフィーに掛けた。各分画はMeOH/CH2Cj’
2/NH40H(10: 89 :1)の溶媒系を使用
するTLCでモニターした。
適切な分画を合わせ、それぞれ2′−〇−アセチルー 
4”−0−インバレリル−マクロシン(1,634y、
収率30%)および2′−〇−アセチルー3″。
41−ジーO−インバレリルーマクロシン(1,092
y、収率18.5%)を白色の泡状物質として得た。
化合物5 UVmax(MeOH): 281 nmCt 860
0)。
I R(CHCl!3): 1734.1724.16
75および1588z−’。
IHNMR(CDC13) : a 5.0(dd 、
2’−H115と重複)、4.55 (d d 、 4
“’−H)、 2.09(S、アセチル・メチル)、〜
1.0(インバレリル・メチル(群)、18.17と重
複)。
MS (FD): m/e  1027 (M)。
化合物7 UVmax (MeOH) : 282 nm(e 2
3312)。
I R(CHCl3): 1742、〜1730.〜1
680および1595cm−1゜ IHN M R(CDC13) :δ5.70 (dd
 、 3”−H)、5.0 (dd 、 2’−H11
5と重複)、4.55(dd 、4”−H,1”−Hと
重複)、2.09(s、アセチル・メチル)、〜1.0
(インバレリル・メチル群、18およヒ17と重複)。
M S (FD) : m/e  1111 (M)。
実施例10 2’−0−アセチル−4“−〇−イソバレ
リルーラクテノシン(化合物25)2′−〇−アセチル
ー4#−〇−インバレリル−マクロシン(1,2y、1
.2ミリモル)をINH2SO4(48me)に溶解し
、溶液を室温で1時間攪拌した。反応混合液を飽和N 
a HCO3溶液で中和した。
生成物をCHCl!3で抽出した( 2 X 150 
me )。
有機層を乾燥しくNa25O4)、蒸発乾固して表記の
化合物を白色の泡状物質として得た(842η、収率7
9%)。
UVmax(MeOH): 282 nm(ε2250
0)。
I R(CHC1!3) : 1737.1724.1
680および1593c7+−10 IHNMR(CDCJ3) :δ4.98(dd、2’
−H,15と唄復’) 、4.54 (dd 、 4”
−H)、2.08(S、アセチル・メチル)、〜0.9
8(イソバレリル・メチル(群)、18.17と重複)
MS (FD): m/e 883(M)。
実施例114“−〇−・インバレリルーラクテノシン(
化合物26) MeOH/H20(4: 1.38rnl)中で2’−
〇−アセチルー4”−0−インバレリルーラクテノシン
(635η、0.72ミリモル)を80℃で1時間攪拌
した。反応溶液を真空で濃縮し、飽和NaHCO3溶液
で希釈し、CHCl3で抽出した(2×150 rne
 )。有機層を乾燥しくNa25O4)、蒸発乾固して
表記の化合物を白色泡状物質として得た(563■、収
率93%)。
UVmax(MeOH): 282 nm(t2175
0)。
I R(CHCI!3): 1723.1680.15
92crn−1゜IHNMR(CDCe3 ) : I
I 4.54 (dd 、4″−H)、〜3.5 (2
’ −H,5”−Hおよび2“−メトキシ、![複)、
〜0.98(イソバレリル・メチル(群)、18.17
と重複)。
M S (FD) : m/e 842 (M+H)。
実施例12 2’−0−アセチル−3“、4“−ジーO
−インバレリルーラクテノシン(化合物27)実施例1
0の方法を用いて、2−0−アセチル−3”、4”−ジ
ーO−インバレリルーマクロシン(850rn9.0.
77ミリモル)をlNH2S04(35d)で処理し、
表記の化合物728 m? (収率98%)を得た。
UVmax(MeOH): 282 nm(ε2075
0)。
I R(CHC1!3) : 1742.1680およ
び1595国−1゜ MS (FD):m/e 967(M)。
実施例13 3”、4”−ジーO−インバレリルーラク
テノシン(化合物28) 実施例11の方法を用いて、2′−〇−アセチルー 3
17 、411−ジー0−インバレリルーラクテノシン
(540m9.0.56ミリモル)をM e OH/ 
H20(4:1.35−)中で処理した。生成物をCH
2Cl2(2sod)、およびM e OH/ CH2
Cl 2の比がそれぞれ2:98.4:96.6:94
,8:92゜1 :9,12:88および16 :84
となる溶出液(各250me)で段階的に溶出するシリ
カゲルフラッシュカラムクロマドグフィーに掛けて精製
し、表記の化合物を白色の泡状物質として得た(197
Tr9、収率38%)。
UVmax (MeOH):281nm(ε6700)
I R(CHC1!3) : 1736.1675およ
び1592σ−1゜ ”HNMR(CDCl 3 ) :δ5.70(dd、
3“−H)、4.58(dd、4“−H,1”−Hと重
複)、〜0.95(インバレリル・メチル(群)。
18.17と重複)。
MS (FD) :m/e 925(M)。
2′−〇−アセチルー4”−0−フェニルアセチル−マ
クロシン(化合物9) 2′−〇−アセチルー3” 、 4”−ジー0−フェニ
ルアセチル−マクロシン(化合物11) 2’、4”−ジー0−アセチル−3#−〇−フェニルア
セチルーマクロシン(化合物17) 実施例8〜9と同様の方法により、CH2Cl2(75
rnりおよびピリジンC0,5rne)中で2′−〇−
アセチルーマクロシン(2,5y、2.7ミリモル)ヲ
塩化フェニルアセチル(1,2mt’、9ミリモル)で
処理し、室温で3時間攪拌した。生成物を実施例8〜9
と同様にCH2Cl2およびM e OH/CH2C1
2で段階的に溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロ
マドグフィーにより分離した。表記の化合物をさらに精
製するには、さらにもう−度シリカゲルフラッシュカラ
ムクロマドグフィーに掛け、MeOH/CH2Cl!2
で段階的に溶出することが必要である。精製した表記の
化合物はいずれも白色の泡状物質であった。
2′−〇−アセチルー4#′−0−フェニルアセチル−
マクロシン(644〜、収率22.5%)UVmax 
(MeOH): 282 nm(ε8800)。
I R(CHC1!3):1744.1724.167
5および、1588σ−10 ”HNMR(CDC1,3): J 7.30(m、芳
香環)、4.98 (dd 、2’−H115−Hと重
複)、4.50(dd、4”−H)、3.68(s、P
hAc・メチレン)、2.06(s、アセチル・メチル
)。
MS (FD):m/e 101061(。
2′−〇−アセチルー37#、4#−ジー0−フェニル
アセチル−マクロシン(672■、収率21.1%)U
Vmax (MeOH): 281 nm(ε8000
)。
I R(CHC13): 1743、〜1724,16
75および1588cm−1゜ IHNMR(CDCl!3):δ7.30(m、芳香環
)、5.70(dd、3”−H)、4.98 (dd 
、 2’ −H。
15−Hと重複)、4.50(dd、4“′−H)、3
.71 、3.69(s、s、フェニルアセチル・メチ
レン)%2.10(s、アセチル・メチル) MS (FD):m/e 1179(M)。
アセチル−マクロシン(291m9、収率9.8%)U
Vmax(MeOH): 281 nm (c 900
0)。
I R(CHC13):1743、〜1725.168
0 および1593(1)−10 1HNMR(CDCI!3):δ7.30(m、芳香環
)。
5.70(dd、3”−H)、4.98 (dd 、2
’ −H。
15と重複) 、 4.50 (dd 、4”’−H)
3.71 (s 、フェニルアセチル・メチレン)、2
.15,2.09(s、s、アセチ/L/ ・メチル(
群))。
MS (FD):m/e1104 (M+H)。
実施例174″ −〇−フェニルアセチルーマクロシン
(化合物10) 実施例11と同様に、2’−0−アセチル−4nr−O
−フェニルアセチル−マクロシン(500mg、0.4
7ミリモル)をMeOH/H20(4: 1,30m/
)中で処理した(反応時間:2時間)。実施例8〜9と
同様にMeOH/CH2Cl2  の濃度勾配で段階的
に溶出するシリカゲルフラッシュクロマドグフィーによ
って生成物を精製し表記の化合物を白色の泡状物質とし
て得た(198”?、収率41%)。
UVmax(MeOH)、: 282 nm(g221
94)。
IR(CHC/3): 1723,1680および15
95aド4 。
IHNMR(CDCI!3):δ7.32(m、芳香環
)、4.52(dd、4#′−H)、3.71(S、フ
ェニルアセチル・メチレン)、3.55(dd。
2 ’−8,2−−OCH3と重複)。
MS (FD):m/e 11020(+H)。
実施例18 2’−0−7−1!チアL/−4” −Q
−7!ニルアセチルーラクテノシン(化合物29)実施
例10と同様に、2’−0−アセチル−4′−〇−フェ
ニルアセチルーマクロシン(400m9゜0.38ミリ
モル)をIN H2SO4(16rne、 45分間反
応)で処理して表記の化合物を白色の泡状物質として得
た(305η、収率87.5%)。
UVmax(MeOH): 282nm(ε18100
)。
I R(CHC1!り): 1742,1724.16
75および1593cm−1゜ IHN M R(CDC13) : a 7.33 (
m、芳香環)。
4.98 (dd 、 2’ −H,15と重複) 、
 4.55(dd、4’−H)%3.71 (s 、フ
ェニルアセチル・メチレン) * 2.09 (s s
アセチル・メチル)。
M S (FD) : m/ e 917 (M)。
−ラクテノシン(化合物30) 3”−0−フェニルアセチルーラクテノシン(化合物3
2) 実施例11と同様に、2’−〇−アセチルー4″−〇−
フェニルアセチルーラクテノシン(225■、0.25
ミリモル)をMeOH/ H2O(4: 1 、15 
ml )中で85℃で処理した。生成物を実施例8〜9
と同様にM e OH/ CH2Cl 2  の濃度勾
配で段階的に溶出するシリカゲルフラッシュクロマドグ
フィーに掛け1表記の化合物をそれぞれ白色の泡状物質
として下記の収量で得た。
η%17%) U V max (MeOH) : 282 nm (
t 21706)。
I R(CHC1!3) : 1722.1680およ
び1593am−to。
IHNMR(CDCj’3):δ7.30 (m 、芳
香環)。
4.50 (dd 、 4”−H)、4.32(dd、
3”−H)、3.70(s、フェニルアセチル・メチレ
ン)。
M S (FD) : m/e 876 (M+H)。
3”−0−フェニルアセチルーラクテノシン(107■
、収率、49%) UVmax(MeOH): 282nm(t21821
)。
I R(CHC13) : 1722.1680および
1593(z−t。
” HNMR(CDCl!3 ) :δ7.30(m、
芳香環)、5.55(dd、3q−H)、3.74 (
s 、フェニルアセチル・メチレン)。
MS (FD) :m/e 876 (M+H)。
ロジン(化合物1) 2’ 、 3”、4”−1−リーO−アセチルーマクロ
シン(化合物3) マクロシンに対する無水酢酸の割合を変化させた効果を
検討するため、4通りの反応を用意した。
ピリジン/CH2Cl2(1:9.15m1’)中にマ
クロシン(900”j、1.0ミリモル)を加え、これ
に無水酢酸を下記の量、即ち、2当量(0,19mt’
、2.0ミリモル)、3当量(0,28me13.0ミ
リモル)、4当量(0,38d、 4.0ミリモル)お
よび5当量(0,47rne、5.0ミリモル)をそれ
ぞれ添加した。反応は25時間行った。この時点で、T
LCにより反応生成物の差異は僅かであることが判明し
たので、4つの反応液をまとめて精製処理した。合わせ
た反応混合物を真空下に蒸発させ、揮発成分を除去した
。得られた残留物をCH2C772に溶解し、飽和N 
a HCO3溶液で抽出した。有機層をとって乾燥しく
Na25O4)、蒸発乾固して淡黄色の泡状物質を得た
。実施例8〜9と同様に。
この物質をM e OH/ CH2Cl 2  の濃度
勾配によって段階的に溶出するシリカゲルフラッシュカ
ラムクロマドグフィーに掛け、表記の化合物をそれぞれ
白色の泡状物質として下記の収量で得た。
2、収率41.5%) UVmax(MeOH)−: 282 nm(g 22
205)。
I R(CHC1!3) : 1744.1723.1
670および1593cm−1゜ IHNMR(CDCl!3 ) :δ4.98(dd、
2’ −H,15−Hと重複)、4.52(dd、4”
−H)、4.34(d、3”−H)、2.12,2.0
6(s。
S、アセチル・メチル(群))。
MS (FD):m/e 985(M)。
2’、3”、4″1−トリー〇−アセチルーマクロシン
(320■、収率7.8%) UVmax(MeOH): 282nm(ε22152
)。
I R(CHCf3): 1746.〜1720,16
70 および1593σ−1゜ IHNMR(CDC13) : a 4.98 (dd
 、 2’ −H,15−Hと重複) 、5.66 (
dd 、 3”−H)、4.50 (dd 、4”−H
)、2.16,2.10゜2.04(slsIstアセ
チル・メチル(群))。
M S (FD) :m/e 1028 (M+H)。
実施例23 2’、4”−ジー0−アセチルーラクテノ
シン(化合物21) 実施例10と同様に 2 / 、 4 ##−ジーO−
アセチルーマクロシン(1,0y、1.0ミリモル)を
lNH2SO4(40mt’、反応時間55分)で処理
して表記の化合物を得た(604η、収率71.8%)
UVmax(MeOH): 282 nm(ε2150
0)。
I R(CHC/3) : 1743.1724,16
70および1593c+++−10 ”HNMR(CDCl3 ) :δ〜5.0(dd 、
2’ −H,15と重複)、4.55(dd、4“−H
)、4.34dd、3” −H,1’と重複)、2.1
5゜2.09(SISIアセチル・メチル(群))。
MS (FD):m/e 841(M)。
実施例24 2’、3“、4”−トリー〇−アセチルー
ラクテノシン(化合物23) 実施例10と同様に、2′、3°、4#−1−リー〇−
アセチルーマクロシン(200mq、0.2ミリモル)
をlNH2SO4(8me、45分間反応)で処理して
表記の化合物を白色の泡状物質として得た(119Ff
f9.収率67.4%)。
UVmax(MeOH): 282rim(ε2100
0)。
I R(CHC1!3) : !745. 〜1725
%1670および1593cm−1゜ IHNMR(CDC13) :δ5.66 (dd 、
 3” −H)〜4.98(dd、2’−H,15と重
複)。
4.55(dd、4”−H)、2.14 、2.08 
2.02(s、s、s、アセチル・メチル(群))。
MS (FD): m/e 883 (M)。
フェノキシアセチル−マクロシン(化合物13)2′−
〇−アセチルー34F、4R’l−ジーO−フェノキシ
アセチル−マクロシン(化合物15)21.411 −
ジー0−アセチル−3”−0−フェノキシアセチル−マ
クロシン(化合物19 )2′−〇−アセチルーマクロ
シン(5,0y、5.3ミリモル)および塩化フェノキ
シアセチル(2,2me、15.9ミリモル)を実施例
8〜9のように処理した(反応時間1.5時間)。生成
物を得るためにはシリカゲルフラッシュカラムクロマド
グフィーを2同実施する7娯があった711回目トルエ
ン/酢酸エチルの濃度勾配(4:1(300+++t’
)。
3 :1 (400rIdり、 2 :1 (300r
nl)、3:2(250me)、1 :1 (400m
/)、  1 :2(6001nり)から酢酸エチル(
400ml’)で溶出した。2回目はMeOH/CH2
C4’2  を用いて実施例10と同様の濃度勾配で行
い表記の化合物をそれぞれ白色の泡状物質として下記の
収量で得た。
−マクロシン(1,297y、22.7%)UVmax
(MeOH): 217 nm(c 4700)および
278 nm(t7700)。
I R(CHC13): 1746.1723.168
0および1591cm−10 IHNMR(CDCf3):δ7.3 、7.0 、6
.94  (m 。
芳香環)、4.98(dd、2’−H,15と重複) 
、 4.70 (フェノキシアセチル・メチレン)、4
.62(dd 、4”−H,1”と重量)、2.08(
s、アセチル・メチル)。
M S (FD) : m/e 1077 (M)。
ジアセチル−マクロシン(1,251?、19.5%)
UVmax(MeOH): 217 nm(g 154
60)および276nm(ε23584)。
I R(CHCj’3): 1746、〜1725,1
680および1591国−10 ”HNMR(CDCj’3): J 7.3.7.0.
6.9 (m 、芳香環)、5.75(dd、3”−H
)、5.0(dd、2’−H,15と重複)、4.70
 (s 、フェノキシアセチル・メチレン)、4.65
(dd、4”−H)、2.10 (s 、アセチル・メ
チル)。
M S (FD) :m/e 1211 (M)。
UVmax (MeOH) : 217 nm (g 
3600)および278nm(ε8000)。
I R’ (CHC13) : 1746.1724.
1680および1592cm−10 IHNMR(CDC13) :δ7.3 + 7.0 
、6.9 (m l芳香環)、5.70(dd、3”−
H)、4.98(dd、2’−H,15と重複)、4.
6 (s +フェノキシアセチル・メチレン)、〜 4.65(dd、4”−H%重複)、2.08 、2.
10(s、s、アセチル・メチル(群))。
M S (FD) : m/e 1119 (M)。
実施例28 2’−0−アセチル−4#−〇−フエノキ
シアセチルーラクテノシン(化合物33)実施例10と
同様に、2′−〇−アセチルー41−〇−フェノキシア
セチル−マクロシン(1,0y。
0.93ミリモル)をI N H2SO4(40me 
)で処理して表記の化合物を白色の泡状物質として得た
(762WIg、収率87.8%)。
UVmax(MeOH): 218 nm(t9750
)および280nm(ε22250)。
I R(CHC/3):1743,1722,1680
および1592c+++−10 1HNMR(CDCI!3):δ7.3.7.0.6.
9 (m l芳香環)、 4.98(dd、2’−H,
15と重複)%4.70(S、フェノキシアセチル・メ
チレン)、〜4.65(dd、4” −H。
1“−Hと重複)、2.08.(s、s、アセチル・メ
、チル(群))。
MS (FD) : m/e 933(M)。
ルーラクテノシン(化合物34) 3“−0−フェノキシアセチルーラクテノシン(化合物
39) 実施例11と同様に%2’−〇−アセチルー4“−〇−
フエノキシアセチルーラクテノシンおよび2′−〇−ア
セチルー3″−〇−フェノキシアセチルーラクテノシン
の混合物(〜675mg、0.72ミリモル)をMeO
H/H20(4: 1.50m/)で25分間室温で処
理した。得られた物質を、実施例8〜9の記載と同様に
MeOH/CH2Cl2  の濃度勾配を匝用するシリ
カゲルフラッシュカラムクロマドグフィーによって精製
し1表記の化合物の混合物を得た(297m9、収率4
6%)。その80%は化合物34であり、20%は化合
物31であった。
UVmax(Me(’)T−n: 217nm(t 7
035)bよび281nm(ε21804)。
I R(CH2C12) : 1721.1680およ
び1592σ−10 ”HNMR(CDCj’3): 4“−アシル化物: δ7.3 、7.0 、6.9 (m、芳香環)、〜4
.71 (s 、フェノキシアセチル・メチレン)、4
.6 (dd 、 4”−H1φOAcと重複)。
4.35(dd、3“−H,アシル化されていない)。
δ5.65(dd、3”−Hアシル化)、〜4.76(
s、3”−位のフェノキシアセチル・メチレン)、4”
−Hの非アシル化が認められなかった以外は4″−アシ
ル化物と同じである。
MS (FD):m/e 891 (M)。
実施IPJ31 2’ −〇−T4z’rルー3”、4
”−ジー0−フエノキシアセチルーラクテノシン(化合
物実施例10の一般的な方法を使用し、2’−0−アセ
チル−3”、4”−ジー0−フェノキシアセチル−マク
ロシン(1,0y%0.83ミリモル)ヲ加水分解(I
NH2S04.40m/)して表記の化合物を得た(粗
製物、9051’IP)。
UVmax (MeOH): 217 nm(g 13
500)および276nm(ε21750)。
I R(CHC/3) : 1744.1680および
1591国−10 M5 (FD):m/e1068(M+H)。
実施例32 3”、4”−ジー0−フェノキシアセチル
ーラクテノシン(化合物36) 実施例11と同様に、2’−0−アセチル−3“、4“
−ジー0−フエノキシアセチルーラクテノシン(623
1’9.0.58ミリモル)をMeOH/H20(4:
1,35rnりで処理した。実施例8〜9と同様に、得
られた物質をMeOH/CH2Cl!2  の濃度勾配
で溶出するシリカゲルフラッシュカラムクロマドグフィ
ーで精製し2表記の化合物を白色の泡状物質として得た
(181’Ni、収率30%)。
UVmax(MeOH): 217 nm(g  14
324)および276nm(ε23257)。
I R(CHC/3) : 1770.1745.17
20.1680および1599G−1゜ IHNMR(CDC/3):δ7.3 、7.0 、6
.9(m、芳香Iり、5.77 (dd 、 3” −
H)。
4.7 (S Iフェノキシアセチル・メチレン)、〜
4.62(dd、4”−H,フェノキシアセチル・メチ
レンと重複)。
MS (FD):m/e 1025 (M)。
実施例33 2’、4”−ジー0−アセチル−3″−〇
−フエノキシアセチルーラクテノシン(化合物2’ 、
 4”−ジー0−アセチル−3”−〇−フェノキシアセ
チルーマクロシン(100η、0.09ミリモル)を実
施例10と同様に処理しく I N H2S、9451
nI!、反応蒔間45分間)1表記の化合物を白色の泡
状物質として得た。(70”?、79.8%)。
UVmax (MeOH): 217 nm(t 93
26)および277 nm (ε21123)。
”HNMR(CDC13):δ7.3 、7.0 、6
.9(m、芳香環) 、 5.7 (dd 、3”−H
)、5.0(dd、2’−H,15と重複)%4.65
(4“−Hおよびフェノキシアセチル・メチ レン)%2.12.2.09(s、s、アセチル・メチ
ル(群))。
M S (FD’) : m/e 975 (M)。
実施例344“−0−アセチル−3#−〇−フエノキシ
アセチルーラクテノシン(化合物38)2’、4”−ジ
ー0−アセチル−3“−〇−フェノキシアセチルーラク
テノシン(50W!g、0.05ミリモル)を実施例1
1と同様に処理しくMeOH/H20(4:1)、5m
/、反応時間30分間)、表記の化合物を白色の泡状物
質として得た(、39η、収率83.6%)。
U Vmax (MeOH): 218 nm(g 1
0000)および280 nm (ε21500)。
I R(CHCI3) : 1741.1722.16
80および1593cm−1゜ IHNMR(CDCf3):δ7.3 、7.0 、6
.9(m、芳香環)、5.7 (dd 、 3” −H
)、 4.6(S、フェノキシアセチル・メチレン)。
4.58(dd、4“−H,フェノキシアセチル・メチ
レンと重複)、2.12 (s 、アセチル・メチル)
M S (FD) : m/e 933 (M)。
実施例35 マクロシン−3”、4#′−カーボネート
誘導体(化合物49) マクロシン(2,0y、2.2ミリモル)および1゜1
′−カルボニルジイミダゾール(0,629,3,8ミ
リモル)をCH2Cl2 (25ml )に溶解した。
反応混合物を室温で約3時間攪拌し、次いで実施例8〜
9と同様にシリカゲルフラッシュカラムクロマドグフィ
ーによってff製処理することによって表記の化合物を
白色の泡状物質として得た(532W?、収率26%)
UVmax(MeOH): 281 nm(e 220
64)。
I R(CHC1!3) : 1815.1720.1
680および1593c!n−10 IHNMR(CDC13) :δ5.0 (3#−Hl
l“および15と重複)、4.34 (dd 、4”−
H)。
MS (FD): m/e 928 (M+H)。
実施例36 ラクチンシン−3”、4”−カーボネート
誘導体(化合物51) マクロシン−311、4L’#−カーボネート誘導体(
600■、0.65ミリモル)を実施例10と同様にI
 N H2SO4(25−)で処理した。生成物をヘキ
サン/酢酸エチル(1:1)→酢酸エチルの濃度勾配!
溶出しく2/)、さらに酢酸エチル(2,51)で溶出
するシリカゲルフラッシュカラムクロマドグフィーに掛
けて精製し、表記の化合物を白色の泡状物質として得た
(218η、収率65%)。
UVmax(MeOH): 281 nm(t 217
71)。
I R(CHC/3) : 1814.1721.16
80および1595備−10 IHNMR(CDC13): δ5.0 (3”−H,
15と重複λ4.35(dd、4”−H)。
M S (FD) : m/e 783 (M)。
実施例37 ラクチンシンのs#、、4N−イソプロピ
リデン誘導体(化合物55) マクロシン(3,0y、2.7ミリモル)を4Aシーブ
の存在下でアセトン(50ml)に溶解した。
これにp−)ルエンスルホン酸・1水和物を4回に分け
て〜18時間かかつて添加した(最初50η、45分後
150η、1.5時間後200W9、〜18時間後60
0■二合計1.0y、5.3ミリモル)。
〜22時間後1反応混合物を濾過し、蒸発乾固した。残
留物をCH2Cl2 に溶解し、飽和NaHCO3溶液
で洗浄した。有機層を乾燥後(Na2SO4)、蒸発乾
固してかつ色の泡状物質を得た。この物質を、実施例8
〜9と同様にM e OH/ CH2Cl 2  の濃
度勾配で段階的に溶出するシリカゲルフラッシュカラム
クロマドグフィーに掛け、表記の化合物を白色の泡状物
質として得た(1.221y、収率56.7%)。
UVmax(MeOH): 282nm(t21986
)。
I R(CT(C1’3) : 1720.1670お
よび1592cIn−1。
IHNMR(CDCI!3) :δ4.53(dd、3
“−H)、〜3.5(dd、4“−H)、1.52,1
.40(s。
S、インプロピリデン・メチル(群))。
M S (FD) : m/e 79g (M+H)。
実施例38 2’、4’−ジーO−アセチルー2〇−デ
オキソ−20−(シス−3,5−ジメチルピペリジン−
1−イル)−ラクチンシン−3#、4“−チオカーボネ
ート(化合物62) 実施例5の方法により、2’、4’−ジー0−アセチル
−20−デオキソ−20−(シス−3,5−ジメチルピ
ペリジン−1−イル)−ラクチンシン(1,92y、2
.05ミリモル)を1,1′−チオカルボニルジイミダ
ゾール(729〜、〜2当量)と反応させ表記の化合物
を得た。残留物をウォーターズ・プレグ(商標; W’
aters Prep)  500 L C(シリカゲ
ル)を使用し、酢酸エチルを溶出液とするクロマドグフ
ィーに掛けて、表記の化合物1.40.pを淡黄色泡状
の固体物質として得た(収率69.8%)。
UVmax(EtOH): 283 nm (t228
92)および236nm(ε17707)。
IR(CHC/3): 1742.1681.1596
σ−11HNMR(CDC13) :δ5.10 (d
d 、3” −H)、4.88(2’−H,15−Hと
重複)、4.76(4’ −H,1”−Hと重複)、4
.54(dd。
4”−H)。
MS (FD):m/e 981(M+H)。
実施例39 2’、4’−ジーO−アセチル−3″。
4″−ジー(デヒドロデオキシ)−20−デオキソ−2
0−(シス−3,5−ジメチルピペリジン−1−イル−
ラクチンシン(化合物44)実施例6に記載の方法Bに
より、 2’、4’−ジー0−アセチル−20−デオキ
ソ−20−(シス−3,5−ジメチルピペリジン−1−
イル)−ラクテ/シン−31/、47/−チオカーボネ
ート(833η、0.85ミリモル)をビス−(1,5
−シクロオクタジエン)ニッケル(437■、2当量)
と反応させた。残留物をCH2Cl!2=CH2CI!
2/MeOH(95:5)の濃度勾配(11)に続き、
ざらにCH2Cl2/MeOH(95: 5 )で溶出
するシリカゲルフラッシュカラムクロマドグフィーに掛
け、表記の化合物3751n9を白色泡状の固体物質と
して得た(収率48.8%)。
UVmax(EtOH): 283 nm(e 223
60)。
I R(CHCI!3) : 1742.1678.1
593cm−50IHNMR(CDC/3) :δ5.
71(dd、II()。
5.64(dd、IH)。
MS (FD):m/e 905(M+H)。
実施例40 3”、4”−ジ(デヒドロデオキシ)−2
0−デオキソ−20−(シス−3,5−ジメチルピペリ
ジン−1−イル)−ラクチンシン(化合物45) 2’、4’−ジー0−アセチル−3“、4“−ジ(デヒ
ドロデオキシ)−20−デオキソ−20−(シス−3,
5−ジメチルピペリジン−1−イル)−ラクテ/−z7
(36419,0,4ミリモル)のMeOH溶液(15
d)を室温で5日間放置した。溶液を蒸発乾固して無色
のガラス状物質を得た。このガラス状物質を、CH2C
l 21〜C4H2Cl 2 /M e OH/11N
H40H(90: 10 : 0.5)の濃度勾配(1
4)。
つづいて最後の濃度比の溶出液(750trf)で溶出
するシリカゲルフラッシュカラムクロマドグフィーに掛
け、表記の化合物156”jを得た(収率47.2%)
UVmax(EtOH): 283 nm(t 210
91)。
I R(CHC1!3): 1736.1676.15
92cm−t。
IHNMR(CDCI 3 ) :δ5.70(dd、
IH)。
5.64(dd、IH)。
M S (FD) : m/e 821 (M+H)。
実施例41 2O−DH−20−0−フェニルーラクチ
ンシン−3“、4#−インプロピリデン−ケタール(化
合物57) 20−DH−20−0−フェニルーラクチンシン(1,
0y、1.20ミリモル)およびp−トルエンスルホン
酸・1水和物(228y、1.20ミリモル)のアセト
ン溶液(15d)を4λシーブとともに室温で48時間
放置した。シーブを戸去し。
溶液を飽和N a HCO3溶液(50me)で希釈し
た。
混合液をCH2C/2抽出しく4X25mt’)、乾燥
しくNa25O4)、蒸発乾固した。残留物をCH2C
/2/MeOH(9: 1 )=CH2(J’2/Me
OH(4:1)の濃度勾配を溶出液とするシリカゲルフ
ラッシュカラムクロマドグフィーに掛け1表記の化合物
532m9を泡状の固体物質として得た(収率50.8
%)。
UVmax(EtOH): 279 nm(g 210
52)。
I R(CHC/3): 1710.1678,159
4arm−1゜IHNMR(CDCI!3) :δ4.
55(dd、3’−H)。
1.52 (s 、 3H)、1.39 (s 、 3
H)、M S (FD) : m/e 875 (M)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、RはCHO、CH_2Z、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たはCH(W)_2、 Zは水素、ハロゲン、OR^4、SR^5、N_3また
    はNR^6R^7、 XおよびYはそれぞれ独立してO、S、N−CH_3、
    N−フェニルまたはN−ベンジル、 WはO(C_1−C_4−アルキル)、S−フェニルま
    たはS−(R^1^1−置換フェニル)、 R^1^aおよびR^1^bは 1)いずれも水素、 2)それぞれ独立してOHまたはO(COR^1)、た
    だしR^3が水素でなければ、R^1^aおよびR^1
    ^bはともにOHとは成り得ず、または 3)一体と成つて原子価結合を形成し、 4)一体と成つて▲数式、化学式、表等があります▼基
    (ここでWはO またはSを表す)を形成し、または 5)一体と成つて▲数式、化学式、表等があります▼基
    を形成してもよ く、 R^1は水素、フェニル、R^1^1−置換フェニル、
    C_1〜C_6−アルキルもしくは1〜3個のハロゲン
    、C_1〜C_3−アルコキシ、ヒドロキシ、アセトキ
    シ、フェニル、R^1^1−置換フェニル、フェノキシ
    、R^1^1−置換フェノキシ、C_3〜C_6−シク
    ロアルキル、保護基を有するアミノ基またはNR^1^
    2R^1^3置換基を有するC_1〜C_6−アルキル
    、 R^2は水素、C_1〜C_5−アルカノイル、ハロゲ
    ン置換C_1〜C_5−アルカノイル、またはフェニル
    環にそれぞれR^1^1−置換基を有してもよいベンゾ
    イル、フェニルアセチルまたはフェニルプロピオニル、
    R^3は水素、OR^2またはミカロシルオキシ、R^
    4はC_1〜C_4−アルキル;C_1〜C_4−アル
    カノイル;シクロヘキシル;それぞれのフェニル環にR
    ^1^1−置換基を有してもよいフェニル、ベンジル、
    フェネチルあるいはフェノキシエチル;またはピリジニ
    ル、ピリミジニル、ピリダジニルあるいはピラジニルか
    ら選ばれた複素環式芳香族基、 R^5はC_1〜C_4−アルキル;シクロヘキシル;
    フェニル環にそれぞれR^1^1−置換基を有してもよ
    いフェニル、ベンジルあるいはフェネチル;またはピリ
    ジニル、テトラゾリル、オキサゾリルあるいはチアゾリ
    ルから選ばれた複素環式芳香族基、R^6およびR^7
    はそれぞれ独立してC_1〜C_8−アルキルまたは式
    : (CH_2)_n(Cyc) 〔式中、nは0、1または2、CycはC_3〜C_8
    −シクロアルキル、フェニルまたはR^1^1−置換フ
    ェニルを表わすか、または隣接する窒素原子とともに一
    体となつて5〜16個の環原子からなる単環式の飽和ま
    たは不飽和複素環、または8〜20個の環原子からなる
    2環式あるいは3環式の飽和または不飽和複素環を形成
    している(ここで、この環原子の1またはそれ以上はC
    _1〜C_4−アルキル、C_1〜C_4−アルコキシ
    、C_1〜C_4−アルコキシカルボニル、ヒドロキシ
    、C_1〜C_4−アルカノイルオキシ、ハロゲン、N
    R^8R^9、フェニルまたはR^1^1−置換フェニ
    ルで置換されてもよい)〕で示される基、 R^8およびR^9はそれぞれ独立してC_1〜C_4
    −アルキルまたは(CH_2)_n(Cyc);または
    隣接する窒素原子とともに一体となつて5〜8個の環原
    子からなる単環式飽和複素環を形成し、 R^1^0およびR^1^0^aはそれぞれ独立して水
    素、メチル、フェニル、メトキシカルボニル、エトキシ
    カルボニルまたはフェノキシカルボニル、 R^1^1はハロゲン、C_1〜C_3−アルキル、C
    _1〜C_3−アルコキシ、ニトロまたはヒドロキシ、 R^1^2およびR^1^3はそれぞれ独立して水素、
    C_1〜C_4−アルキル、(CH_2)_n(Cyc
    )またはR^1^1−置換(CH_2)_n(Cyc)
    、または隣接する窒素原子とともに一体となつて5〜8
    個の環原子からなる単環式飽和複素環、または5〜8個
    の環原子からなるR^1^1−置換単環式飽和複素環を
    形成している〕で示される化合物またはその酸付加塩。 2、RがCH_2Zである第1項記載の化合物。 3、RがCHOである第1項記載の化合物。 4、ZがOR^4である第2項記載の化合物。 5、ZがNR^6R^7である第2項記載の化合物。 6、R^6およびR^7が隣接する窒素原子とともに一
    体となつてC_1〜C_4−アルキル、C_1〜C_4
    −アルコキシ、C_1〜C_4−アルコキシカルボニル
    、ヒドロキシ、C_1〜C_4−アルカノイルオキシ、
    ハロゲン、NR^8R^9、フェニルまたはR^1^1
    −置換フェニルで置換されてもよい単環式環を形成する
    第5項記載の化合物。 7、単環式環がピペリジニルまたは置換ピペリジニルで
    ある第6項記載の化合物。 8、第1項〜第7項のいずれかに記載の化合物および好
    適な医薬担体を含有して成る獣医用医薬組成物。 9、R^2が水素以外の基である第1項〜第7項のいず
    れかに記載の化合物を脱保護することからなるR^2が
    水素である第1項〜第7項のいずれかに記載の化合物の
    製造方法。
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