JPS639111A - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JPS639111A
JPS639111A JP61151716A JP15171686A JPS639111A JP S639111 A JPS639111 A JP S639111A JP 61151716 A JP61151716 A JP 61151716A JP 15171686 A JP15171686 A JP 15171686A JP S639111 A JPS639111 A JP S639111A
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wire
titanium
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電解コンデンサに関し、特にアルミニウムーチ
タン合金を陽極体とする電解コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
従来、アルミニウムーチタン合金を陽極体とする電3¥
コンデンサは、アルミニウム電解コンデンサ並の低価格
性とタンタル電解コンデンサ並の小型性を同時に有する
電解コンデンサとして開発されている(特公昭58−1
1477、特公昭60−48090.特公昭6O−44
822)。また、この種の電解コンデンサにおける陽極
リードワイヤとしては、窒化処理したチタンワイヤが使
用されている(米国特許4517727.特願昭57−
111102)。
このような電解コンデンサでは、陽極リードワイヤとし
ての窒化処理したチタンワイヤは、出発材料として窒化
チタンを使用しながら、そのワイヤ表面組成は最終的に
は陽極体と同一組成のアルミニウムーチタン合金になり
、良好な特性が得られるという優れた特徴を備えている
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の電解コンデンサでは、陽極リードワイヤ
を焼結体本゛体と同一のアルミニウムーチタン合金とし
ているため、チタンがその表面に強固な自然酸化膜を生
成して窒化処理時に窒化むらを生じ易い。このため、焼
結後のワイヤ表面の合金組成が不安定となり、組成むら
が発生して漏れ電流不良が生じ、大量生産時の品質の安
定性に問題が生じることになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電解コンデンサは、以上の問題に鑑み、アルミ
ニウムーチタン合金を陽極体とする電解コンデンサの漏
れ電流不良発生率を低減してその安定性を向上するもの
である。
本発明の電解コンデンサは、アルミニウムとチタンもし
くは水素化チタンの混合粉末のプレス形成体を焼結する
電解コンデンサのリードワイヤに、2400℃以上の融
点を有する高融点金属製のワイヤを使用している。
ここで、高融点金属とは、具体的にはタングステン(W
)、モリブデン(Mo)、タンタル(T a )+ニオ
ブ(Nb)等の金属を指しており、Taのように本来そ
の材料自体の性質として電解コンデンサに必要な良質の
陽極酸化被膜を形成し得る金属は言うに及ばず、W、M
o、Nbのような本来良好な陽極酸化被膜形成性を有し
ていない金属をも含んでいる。
このように、本発明において広い範囲の高融点金属を採
用可能な理由は、次の通りである。
即ち、アルミニウムとチタンもしくは水素化チタンの混
合粉末のプレス成形体を焼結すると、500〜600℃
で合金化反応が起こり、最終焼結温度(1100℃程度
)で均一なAl−Ti合金多孔質焼結体となるが、アル
ミニウムは融点が低く蒸気圧が高い金属なので、この過
程で焼結体近傍にアルミニウム蒸気が発生する。この結
果、高融点金属のリードワイヤ表面全体をアルミニウム
蒸気が覆い、アルミニウム成分が付着する。
一般には、高温でアルミニウムが付着した場合、ワイヤ
材料との合金化拡散反応が進み、ワイヤ表面は最終的に
アルミニウムとワイヤ材料との合金となってしまう。し
かるに、リードワイヤ材質が高融点金属であると、高融
点であるがために物質の拡散、移動が起こり難く、結果
としてワイヤ表面には純アルミニウム層が残されること
になる。
したがって、リードワイヤの出発材料として、陽極酸化
膜形成性に問題があり、そのままでは電解コンデンサ用
リードワイヤとしての使用に耐えない材料を用いながら
、最終的にアルミニウムという良質の陽極酸化膜を形成
し得る材料をリードワイヤに使用したのと同じ効果が得
られることになる。周知のように、アルミニウムはアル
ミ電解コンデンサとして大量に市販されていることから
明らかなように、優れた陽極酸化膜形成性を有している
。つまり、電解コンデンサ材料として使用する場合、特
性発現の上で重要なのは、陽極酸化膜の形成される表面
からの厚さが数μm程度の層の組成であって、これより
内側のリードワイヤの芯部の材質は問題にはならない。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の電解コンデンサの断面図で
あり、同図(a)のようにアルミニウムと水素化チタン
(A RT i Hz )又はアルミニウムとチタン(
Al2−Ti)の混合粉プレス体1に高融点金蓬(タン
グステン)のリードワイヤ2を植設している。そして、
これを焼結することにより、同図(b)のように混合粉
プレス体はA/−Ti合金多孔質焼結体IAとして構成
され、かつリードワイヤ2の表面には純A1層3が形成
され、これが陽極体として構成されることになる。
この電解コンデンサにおいて、上記したように陽極体を
得るために、アルミニウムと水素化チタンの混合粉末に
タングステンワイヤを埋込みプレスして焼結体を温度1
100℃で陽極酸化して試料を作成し、このワイヤ表面
の深さ方向の組成分析を行った結果(オージェ分光分析
)を第2図に示す。図において、縦軸は任意スケールで
の各成分のオージェ信号強度を示し、横軸はイオンスパ
ッタ時間、即ちワイヤ表面から中心方向に向かう深さを
示している。つまり、スパッタ時間零が表面であり、時
間の増加とともにワイヤ中心方向−こ近くなる。
図中、酸素プロファイルの強度が減少して行く部分が陽
極酸化膜と下地金属との界面であり、酸化波y厚の表面
から杓415のところ迄タングステン強度は零であり、
実質的に純アルミニウムの酸化被膜(非結晶AIt C
h )となっているのがわかる(酸化膜〜下地金属の界
面は、WとAItの合金の酸化膜となっている)。タン
グステンそのものは、もともと良質の陽極酸化被膜形成
性に乏しい材料であるが、焼結時のアルミニウム蒸気に
より、ワイヤ表面に純アルミニウム層が形成された結果
、良好な陽極酸化特性を示すようになったのである。
ここでは、タングステンの例を示したが、モリブデン、
タンタル、ニオブについても同様にその表面に純アルミ
ニウム層が形成できることが確認された。
なお、融点が2400℃以下の金属については、アルミ
ニウムとの相互拡散が起こり易く、ワイヤ表面が合金化
してしまうので、目的の効果が得られないことになる。
実際に、アルミニウムが54原子%となるように水素化
チタンとアルミニウムの粉末を混合し、表1に示すよう
な直径0.3μmの5種のリードワイヤを埋込みリード
ワイヤとして2 ton/cm2の圧力で加圧成形し、
プレス成形体試料とした。プレス成形体1儒当たりの混
合粉未使用量は40 m gとした。リードワイヤ5種
の内一種(魚5)を比較例として、従来使用してきた窒
化チタンワイヤとした。窒化チタンワイヤの窒化処理条
件は、これまでと同様の条件(例えば、米国特許451
7727或いは特願昭57−111102中に記載され
ているものと同一)とした。
以下、第1表中、リードワイヤ番号をそのまま実験水準
番号(試料番号)として使用する。
タンタル製蓋付き容器中に上記プレス成形体を各水準毎
に2000個づつ入れ、I X 10−”am)Igの
減圧下1100℃で焼結してアルミニウム合金の多孔質
焼結体とした。蓋付き容器を使用するのは、試料(プレ
ス成形体)近傍のアルミニウム蒸気の充満度を上げ、ア
ルミニウム成分がリードワイヤ表面に効率良く付着させ
るためである。
次に、各水準の焼結体2000個をすべてリン酸水溶液
中80Vの陽極酸化を行い、120H!での静電容量(
C12゜)、酸化被膜の誘電損失(tan 6f)及び
16V印加時の漏れ電流(LC)を測定した。C+Z。
、 tan δf測測定30%硫酸水溶液中で行った。
測定試料数は、LCについては全数、C+Z。、 ta
n 6 fについては各水準100個づつとした。
得られたデータを第2表に示す、LCは各水準共0.2
μ八以下の値のものを良品としてその平均値を示し、0
.2μAより大きいものを不良品とし、不良発生率とし
て示した。C1,。、tan 6 fは各水準共測定し
た100個全敗の平均値を示した。
次に、各水準共CI2゜、 tan δf測測定使用し
た100個を除<1900個すべてについて、固体電解
コンデンサ製造に適用される通常の方法、即ち硝酸マン
ガンの含浸、熱分解によるMnO2陰極付けを行い、更
にグラファイト、1!ペースト付け、半田ディツプ、樹
脂外装を行って固体コンデンサとした。
固体化後についても陽極酸化後と同様C+Z。。
tan δf及びLCの測定データを第3表に示す。
但し、ここでのtan δfは、MnO□等外部陰極の
透過直列抵抗(E CR)を含むコンデンサ全体として
の損失を示す。また、LCの良品範囲は0.5μA以下
とし、0.5μAより大きいものを不良品とした。
第2表及び第3表から判るように、陽極酸化後。
固体化後共にCI 2゜、 jan δf、LC良品平
均値には殆ど差がないが、LC不良発生率には大きな差
が生じている。すなわち、比較例として示した従来技術
による試料番号(リードワイヤ、窒化チタンワイヤ)の
場合の不良発生率が陽極酸化後11%、固体化後13%
と大きい。これに対し、本発明による試料番号1,2.
3.4 (リードワイヤが夫々タングステン、モリブデ
ン、タンタル。
ニオブ)の場合は、陽極酸化後2〜3%、固体化後4〜
6%と遥かに小さな値を示しており、漏れ電流の不良発
生率が大幅に低減されていることが判る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、アルミニウムとチタンも
しくは水素化チタンの混合粉末のプレス形成体を焼結す
る電解コンデンサのリードワイヤに、2400℃以上の
融点を有する高融点金属製のワイヤを使用しているので
、漏れ電流不良発生率が低く、品質安定型の良い電解コ
ンデンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、  (b)は本発明の一実施例を示す一
部破断斜視図、第2図はリードワイヤ表面をオージェ分
光法により深さ方向の組成分析を行った結果を示す図で
ある。 1・・・Al−TiH2混合粉プレス体、IA・・・A
l−Ti合金多孔賞焼結体、2・・・高融点金属リード
ワイヤ、3・・・純A1層。 第2図 Aオン・スハ0ツク咬rfl(分) 手続主甫正書(自発) 昭和62年 2月 2日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リードワイヤを植設したアルミニウムとチタンも
    しくは水素化チタンの混合粉末のプレス成形体を焼結し
    て陽極体を構成してなる電解コンデンサにおいて、前記
    リードワイヤに2400℃以上の融点を有する高融点金
    属を用いたことを特徴とする電解コンデンサ。
  2. (2)リードワイヤがタングステンである特許請求の範
    囲第1項記載の電解コンデンサ。
JP61151716A 1986-06-30 1986-06-30 電解コンデンサ Granted JPS639111A (ja)

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JP61151716A JPS639111A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 電解コンデンサ

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JPH0553053B2 JPH0553053B2 (ja) 1993-08-09

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