JPS639096Y2 - - Google Patents

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JPS639096Y2
JPS639096Y2 JP4906083U JP4906083U JPS639096Y2 JP S639096 Y2 JPS639096 Y2 JP S639096Y2 JP 4906083 U JP4906083 U JP 4906083U JP 4906083 U JP4906083 U JP 4906083U JP S639096 Y2 JPS639096 Y2 JP S639096Y2
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JP
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electrode
hole
current
current limiting
insulating
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JP4906083U
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【考案の詳細な説明】 この考案は限流部材を使用した自己復旧形限流
素子に関するものである。
従来の自己復旧形限流素子の断面図を第1図に
示す。図において、第1の電極1はクロム銅など
の導電性のよい金属でつくられ、中心に長孔2お
よびねじ孔3が貫通している。ピストン4はOリ
ング5で長孔2と間が密封されるとともに摺動可
能である。ねじ穴3には中心に細孔6およびねじ
穴7が貫通したシール端子8が螺合され、第1の
電極1とはOリング9で密封されている。
ねじ穴7には密封用のニードルバルブ10が螺
合されている。シール端子8のねじ11は端子取
付に利用できる。第1の電極1の他端は絶縁筒1
2,13、中間スペーサ14,15および絶縁筒
受スペーサ16を介して第2の電極17に対向し
ている。なお、第2の電極17はステンレスなど
の機械的強度の大きいものでつくられている。第
2の電極17の中心線上には長孔18およびねじ
孔19が貫通しており、端子取付用ねじ20が設
けてある。ねじ孔19には密封用のニードルバル
ブ21が螺合されている。絶縁筒12,13はそ
れぞれ大きさの異なる直径の貫通孔12a,13
aをもつ中空パイプ状のもので、ベリリア磁器ま
たはアルミナ磁器等の熱伝導率のよい、耐熱耐ア
ルカリ性の絶縁物で構成されている。なお、貫通
穴12aが貫通穴13aより大きくしてある。2
2は絶縁体であつて、絶縁筒12,13、中間ス
ペーサ14,15を介して第1の電極1と第2の
電極17とを強固に結合させている。絶縁体22
は、例えばマイカとガラスの粉末を結合すべき部
材と一体に焼結成形するようなものが適当であ
る。第1の電極1は絶縁体22を介して止めねじ
23で絶縁筒12と強固に結合されている。孔
2,12a,13a,18内には例えば、ナトリ
ウムやカリウム等のアルカリ金属からなる限流部
材24が充填されている。なお、中間スペーサ
4,15,16には限流部材が充填できるように
中心線上に孔があいている。ピストン5とシール
端子8との間の長孔2内アルゴンガス等の不活性
ガスが圧力緩衝体25として充填してある。
このように構成された限流素子に過電流が流れ
た場合、先ず、断面積の小さな絶縁筒13の貫通
穴13a内の限流部材24が気化し、引き続いて
他の限流部材24が順次気化してプラズマとな
り、高抵抗となつて過電流をある値以下に限流す
る。そして、気化時に発生する高い蒸気圧は、可
動性のピストン4が圧力緩衝体25を圧縮して緩
衝される。
限流時に第1の電極1と第2の電極17との間
には回路電圧が印加されるが、これに対する絶縁
は絶縁体22で行なわれる。過電流はこの限流素
子により限流された後に、直列に設けた開閉器
(図示せず)で遮断される。その後、限流部材2
4は冷却し、圧力緩衝体25の背圧によつて液化
または固化して常態に復旧する。
このような限流素子において、定常電流が流れ
ている場合には、限流部材24はジユール熱を発
生している。このジユール熱のほとんどは絶縁筒
12,13の貫通孔12a,13aに充填した限
流部材24によるものである。このジユール熱は
第1の電極1または絶縁筒受スペーサ16を介し
て第2の電極17への軸方向への熱伝導、および
絶縁筒12,13、絶縁体22、第2の電極17
を介しての半径方向への熱伝導および熱伝達によ
り放散されて平衡状態となり、温度上昇限度から
通電々流が決定される。特に限流部材24の断面
積の小さな絶縁筒13部の発熱が大きい。しか
し、半径方向の放熱は絶縁体22の熱伝導率が非
常に悪く、また軸方向の放熱も第2の電極17が
機械的強度が強い材質、例えばステンレスである
ので熱伝導率が悪く、大きな通電々流が流せなか
つた。
この考案は発生熱量が最も大きくなる部分の絶
縁筒に熱伝導率の良好な電極を当接することによ
つて、放熱効果をあげて通電電流を大きくできる
自己復旧形限流素子を提供する。
以下、図について説明する。第2図において、
第1の電極1は絶縁筒12,13、中間スペーサ
14,15を介して第2の電極116に対向して
いる。第2の電極116には長孔118およびね
じ孔119が貫通しており、端子接続用のねじ1
20が設けてある。ねじ孔119には密封用ニー
ドルバルブ121が螺合されている。長孔118
には限流部材24が充填されている。第2の電極
116は例えばステンレスのような機械強度の大
きい外筒117の同心上を貫通して突出してい
る。
このように構成された限流素子に過電流が流れ
た場合、第1図と同様に限流部材24が気化して
内部が高圧力になつてピストン4が移動する。こ
のとき圧力は圧力緩衝体25で緩衝されるが、そ
れでも2000〜3000気圧にはなる。一方、第2の電
極116の受ける内圧面積は絶縁筒13の貫通穴
13aの面積だけであるので、外筒に比較して機
械強度が劣るが、熱伝導率のよい銅あるいは銅合
金でも充分に耐えられる。
過電流が遮断された後は、第1図と同様に圧力
緩衝体25の背圧によつて限流部材は元の状態に
復旧する。
この限流素子に定常電流が流れている場合、限
流部材24に発生するジユール熱は、絶縁筒13
の貫通穴13aの小さな部分が全発生熱量の30〜
40%を占めているため、熱伝導率のよい第2の電
極116を伝導して放散される。従つて、従来と
同一通電々流であれば、限流部材24の温度が低
くなり発生熱量が低下する。逆に限流部材の温度
を従来と同一にすれば通電々流が大きくなること
を意味する。
第1図の従来の構造と第2図のこの考案の構造
とで比較すると、放熱抵抗が約1/2となり通電々
流は約1.4倍になつた。なお、第2の電極116
のねじ部120に放熱フインをつけることによつ
て効果はさらに大きくなる。
以上のようにこの考案は、限流動作時の機械的
強度を外筒にもたせ、絶縁筒に熱伝導および電気
伝導のよい第2の電極を直接接することによつ
て、絶縁筒の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造を示す断面図、第2図はこ
の考案の構造を示す断面図である。図において、
1は第1の電極、12,13は第1および第2の
絶縁筒、12a,13aは貫通穴、24は限流部
材、116は第2の電極および117は外筒であ
る。 なお各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の貫通穴を有する第1の絶縁筒と上記第
    1の貫通穴に接続された第1の貫通穴より断面
    積が小さい第2の貫通穴を有する第2の絶縁筒
    とを外筒の両端に設けた第1の電極と第2の電
    極との間に上記第2の絶縁筒が上記第2の電極
    側になるように配置して、常時は導電性を有し
    過電流によつて気化して限流作用を行う限流部
    材を上記両貫通穴に充填したものにおいて、上
    記第2の電極は熱電導の良好な金属部材で構成
    され、上記第2の絶縁筒と当接していることを
    特徴とする自己復旧形限流素子。 (2) 第2の電極はクロム銅で構成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自
    己復旧形限流素子。
JP4906083U 1983-03-31 1983-03-31 自己復旧形限流素子 Granted JPS59154755U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4906083U JPS59154755U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自己復旧形限流素子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4906083U JPS59154755U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自己復旧形限流素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59154755U JPS59154755U (ja) 1984-10-17
JPS639096Y2 true JPS639096Y2 (ja) 1988-03-17

Family

ID=30179574

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JP4906083U Granted JPS59154755U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 自己復旧形限流素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525761B2 (ja) * 1985-07-19 1996-08-21 三菱電機株式会社 限流装置

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JPS59154755U (ja) 1984-10-17

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