JPS6389428A - 繊維径変動の小さいガラス繊維の製造方法 - Google Patents
繊維径変動の小さいガラス繊維の製造方法Info
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- JPS6389428A JPS6389428A JP23286386A JP23286386A JPS6389428A JP S6389428 A JPS6389428 A JP S6389428A JP 23286386 A JP23286386 A JP 23286386A JP 23286386 A JP23286386 A JP 23286386A JP S6389428 A JPS6389428 A JP S6389428A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
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- C03B37/0203—Cooling non-optical fibres drawn or extruded from bushings, nozzles or orifices
- C03B37/0209—Cooling non-optical fibres drawn or extruded from bushings, nozzles or orifices by means of a solid heat sink, e.g. cooling fins
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- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は繊維径変動の小さいガラス延伸部の製造方法に
係り、特に液晶セルギャップ制御用スペーサ等に好適な
、繊維径変動の小さいガラス単!Ii維を効率良く大量
に製造することが可能な方法に関する。
係り、特に液晶セルギャップ制御用スペーサ等に好適な
、繊維径変動の小さいガラス単!Ii維を効率良く大量
に製造することが可能な方法に関する。
[従来の技術]
近年、液晶表示素子等の液晶応用製品が広く用いられて
いる。液晶表示素子等において液晶物質を封入する液晶
セルとして、2枚のガラス板の間に、ガラス板間隔を保
持するスペーサとして長さ20〜100μm程度に切断
したガラス単繊維を介在させたものが用いられている。
いる。液晶表示素子等において液晶物質を封入する液晶
セルとして、2枚のガラス板の間に、ガラス板間隔を保
持するスペーサとして長さ20〜100μm程度に切断
したガラス単繊維を介在させたものが用いられている。
しかして、例えば複屈折型液晶ではガラス板間隔が狂う
と表示パネルの色ムラの原因となるなどの問題が生じる
ことから、液晶セルのガラス板間隔を所定間隔に安定に
保持することは、その液晶性能に重大な影響を与える要
因となる。このため、従来よりガラス板間隔制御用スペ
ーサに用いられるガラス、!ILia維として、繊維長
さ方向の繊維径変動幅ができるだけ小さいガラスi i
a 維が求められている。
と表示パネルの色ムラの原因となるなどの問題が生じる
ことから、液晶セルのガラス板間隔を所定間隔に安定に
保持することは、その液晶性能に重大な影響を与える要
因となる。このため、従来よりガラス板間隔制御用スペ
ーサに用いられるガラス、!ILia維として、繊維長
さ方向の繊維径変動幅ができるだけ小さいガラスi i
a 維が求められている。
従来、ガラス単繊維の製造方法としては、1個のノズル
チップを有するポット(シングルチップポット)にガラ
スを入れて溶融し、ノズルチップから流出するガラスフ
ィラメント(単繊維)を所定の直径まで延伸しつつ巻き
取る方法があり、ポットへのガラスの供給は、マーブル
投入(マーブルメルト法)あるいは棒状ガラス(ロッド
)の送り込みによってなされている。
チップを有するポット(シングルチップポット)にガラ
スを入れて溶融し、ノズルチップから流出するガラスフ
ィラメント(単繊維)を所定の直径まで延伸しつつ巻き
取る方法があり、ポットへのガラスの供給は、マーブル
投入(マーブルメルト法)あるいは棒状ガラス(ロッド
)の送り込みによってなされている。
[発明が解決しようとする問題点コ
しかしながら、上記従来の方法では、繊維径変動の小さ
いガラス単繊維は得られない。
いガラス単繊維は得られない。
即ち、使用するシングルチップポットは比較的少容量の
ものであるため、マーブル投入の場合には、マーブル投
入毎にポット中の溶融ガラス深さは鋸歯状に変動し、結
果としてノズルチップからのガラス流出量が増減し、繊
維径が変動する。また、マーブルメルト法、ロッド送り
込み法のいずれの場合においても、ポット自体の熱容量
が小さいために、外乱を受は易く、溶融ガラスの温度変
動が大きいことから、やはり繊維径が大きく変動する。
ものであるため、マーブル投入の場合には、マーブル投
入毎にポット中の溶融ガラス深さは鋸歯状に変動し、結
果としてノズルチップからのガラス流出量が増減し、繊
維径が変動する。また、マーブルメルト法、ロッド送り
込み法のいずれの場合においても、ポット自体の熱容量
が小さいために、外乱を受は易く、溶融ガラスの温度変
動が大きいことから、やはり繊維径が大きく変動する。
また従来の方法では、ガラス単繊維を大量生産する場合
、シングルチップポットを多数並設する必要があるが、
各ポット毎にチップ径や延伸速度が微妙に異なり、各ポ
ット毎に繊維径が相違し易くなっていた。
、シングルチップポットを多数並設する必要があるが、
各ポット毎にチップ径や延伸速度が微妙に異なり、各ポ
ット毎に繊維径が相違し易くなっていた。
[問題点を解決するための手段コ
本発明は上記従来の問題点を解決し、繊維径変動の小さ
いガラス繊維を効率的に製造する方法を提供するもので
あり、複数のチップが設けられているブッシングを用い
、各チップから引き出されるフィラメントを集束するこ
となく個々に巻き取るガラス繊維の製造方法であって、
内部又は端部を冷却水が流通するチップ冷却用の帯状体
を各チップ毎に設け、各帯状体のチップとの間隔を個別
に調節することにより、各チップから引き出されるガラ
ス繊維径を調節するものである。
いガラス繊維を効率的に製造する方法を提供するもので
あり、複数のチップが設けられているブッシングを用い
、各チップから引き出されるフィラメントを集束するこ
となく個々に巻き取るガラス繊維の製造方法であって、
内部又は端部を冷却水が流通するチップ冷却用の帯状体
を各チップ毎に設け、各帯状体のチップとの間隔を個別
に調節することにより、各チップから引き出されるガラ
ス繊維径を調節するものである。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の実施に好適なガラス繊維の製造装置を
示す概略的な斜視図、第2図及び第3図は第1図の装置
のチップ及びチップ冷却用帯状体の詳細を示す図であっ
て、第2図はブッシング長手方向の部分断面図、第3図
は同短手力向の部分断面図である。
示す概略的な斜視図、第2図及び第3図は第1図の装置
のチップ及びチップ冷却用帯状体の詳細を示す図であっ
て、第2図はブッシング長手方向の部分断面図、第3図
は同短手力向の部分断面図である。
図示の装置においては、ブッシング1には複数のチップ
2が一列に並列して設けられており、各チップ2から引
き出されるフィラメント4は集束することなくそのまま
巻取装置のワインダーコレット20に巻き取られる。図
中、符号3はチップ2からメニスカス状に垂下するガラ
ス延伸部を示す。
2が一列に並列して設けられており、各チップ2から引
き出されるフィラメント4は集束することなくそのまま
巻取装置のワインダーコレット20に巻き取られる。図
中、符号3はチップ2からメニスカス状に垂下するガラ
ス延伸部を示す。
本発明においては、このような装置のブッシング1の各
チップ2毎に個別に、内部又は端部を冷却媒体が流通す
るチップ冷却用の帯状体(第1〜3図においては、冷却
水が流通するマニホルド6に密若された熱伝導性材料の
細幅板状体5)を設け、チップ2の壁面近傍及びガラス
延伸部3をこの帯状体で冷却することにより、引き出さ
れるカラス織i+iの繊維径を調節可能としている。
チップ2毎に個別に、内部又は端部を冷却媒体が流通す
るチップ冷却用の帯状体(第1〜3図においては、冷却
水が流通するマニホルド6に密若された熱伝導性材料の
細幅板状体5)を設け、チップ2の壁面近傍及びガラス
延伸部3をこの帯状体で冷却することにより、引き出さ
れるカラス織i+iの繊維径を調節可能としている。
第2図に示す如く、細・幅板状体5は、各チップ2の近
傍に位置するように設けられており、この細幅板状体5
は、第3図に示す如く、内部が中空7で、この中空部に
給、排水パイプ8により冷却水が循環されているマニホ
ルド6に鑞付けされ、チップ2の壁面近傍やガラス延伸
部3近傍から、細幅板状体5により吸収した熱を持ち去
って、これを冷却することができるように構成されてい
る。なお、第2図、第3図において、Gは溶融ガラスで
ある。
傍に位置するように設けられており、この細幅板状体5
は、第3図に示す如く、内部が中空7で、この中空部に
給、排水パイプ8により冷却水が循環されているマニホ
ルド6に鑞付けされ、チップ2の壁面近傍やガラス延伸
部3近傍から、細幅板状体5により吸収した熱を持ち去
って、これを冷却することができるように構成されてい
る。なお、第2図、第3図において、Gは溶融ガラスで
ある。
ところで、一般にブッシング1の全体の温度分布は必ず
しも一定ではなく、複数のノズルチップ2を有する場合
、各ノズルチップの温度を全く同一にするのは困難であ
ると共に、ノズルチップ自体も製作時の誤差等により孔
径、肉厚及び長さが微妙に異なる。従って、複数のノズ
ルチップから同時に同一直径の繊維を紡糸するには、各
ノズルチップ毎にその冷却条件を微調整する必要がある
。このため、本実施例においては、帯状冷却体5を温付
けした水冷マニホルド6は、第3図に示す如くマウント
12にスライドピース1oを上下位置調節ネジ9を介し
て取付け、ネジ9により細幅板状体5の上下位置の調節
を可能として、細幅板状体5とブッシング1のノズルプ
レート1aとの距離(第2図のa)を可変とすると共に
、マウント12を第4図に示すような長孔13aを有す
る取付はベース13にボルト11で取付けることにより
、水平方向の位置調節を可能とし、ノズルチップ2と細
幅板状体5との水平距離(第2図のb)も調節可能とし
ている。
しも一定ではなく、複数のノズルチップ2を有する場合
、各ノズルチップの温度を全く同一にするのは困難であ
ると共に、ノズルチップ自体も製作時の誤差等により孔
径、肉厚及び長さが微妙に異なる。従って、複数のノズ
ルチップから同時に同一直径の繊維を紡糸するには、各
ノズルチップ毎にその冷却条件を微調整する必要がある
。このため、本実施例においては、帯状冷却体5を温付
けした水冷マニホルド6は、第3図に示す如くマウント
12にスライドピース1oを上下位置調節ネジ9を介し
て取付け、ネジ9により細幅板状体5の上下位置の調節
を可能として、細幅板状体5とブッシング1のノズルプ
レート1aとの距離(第2図のa)を可変とすると共に
、マウント12を第4図に示すような長孔13aを有す
る取付はベース13にボルト11で取付けることにより
、水平方向の位置調節を可能とし、ノズルチップ2と細
幅板状体5との水平距離(第2図のb)も調節可能とし
ている。
このような装置において、細幅板状体5は、銅等の熱伝
導性の良い金属で作られたものが好ましく、例えば、厚
さ1〜2mm、幅5〜20mm。
導性の良い金属で作られたものが好ましく、例えば、厚
さ1〜2mm、幅5〜20mm。
望ましくは6〜15mmのリボンに、Ni、Cr等の耐
熱性で酸化し難く、且つブッシングの材料である白金合
金を汚染し難い金属で鍍金等により被覆したものを用い
るのが好ましい。
熱性で酸化し難く、且つブッシングの材料である白金合
金を汚染し難い金属で鍍金等により被覆したものを用い
るのが好ましい。
なお、本発明においてチップ冷却用帯状体り士、第1図
〜第3図に示す細幅板状体に限らず、本発明の要旨を超
えない範囲で、様々なものを採用し得る。例えば、第5
図に示す如く、断面円形ないし長円形(図においては長
円形)の中空体15とし、中空部15aに水等の冷却媒
体を流すように構成したものを用いることもできる。例
えば、中空体15として、直径が5〜10mm、肉厚0
.2〜1.0mmのバイブをそのままあるいは長円形状
に荷重変形させたものを用いることができる。その材料
としては、耐食性の面からステンレス、あるいは白金合
金を用いるのが望ましい。
〜第3図に示す細幅板状体に限らず、本発明の要旨を超
えない範囲で、様々なものを採用し得る。例えば、第5
図に示す如く、断面円形ないし長円形(図においては長
円形)の中空体15とし、中空部15aに水等の冷却媒
体を流すように構成したものを用いることもできる。例
えば、中空体15として、直径が5〜10mm、肉厚0
.2〜1.0mmのバイブをそのままあるいは長円形状
に荷重変形させたものを用いることができる。その材料
としては、耐食性の面からステンレス、あるいは白金合
金を用いるのが望ましい。
また、チップ冷却用帯状体は、第1図〜第3図に示す如
く、各チップに対して1個設けるに限られず、第6図に
示す如く、チップ2を挟むように相対する2枚の板状体
5を1組として設置しても良い。
く、各チップに対して1個設けるに限られず、第6図に
示す如く、チップ2を挟むように相対する2枚の板状体
5を1組として設置しても良い。
これらチップ冷却用帯状体の冷却媒体としては=Sには
水が用いられるが、冷却用空気、窒素等による空冷シス
テムを採用することもできる。
水が用いられるが、冷却用空気、窒素等による空冷シス
テムを採用することもできる。
次に、第1図〜第3図に示すような装置を用いて、本発
明の方法に従って、ガラス繊維を製造する方法について
詳細に説明する。
明の方法に従って、ガラス繊維を製造する方法について
詳細に説明する。
ブッシング1のチップ2からのフィラメント4は、細幅
板状体5により、チップ2及びガラス延伸部3が、各々
の状態に適応して冷却されるため、所望の繊維径のフィ
ラメント4として引き出される。
板状体5により、チップ2及びガラス延伸部3が、各々
の状態に適応して冷却されるため、所望の繊維径のフィ
ラメント4として引き出される。
前述の如く、チップの内径等は、各チップで全く同一と
いう訳ではなく、製造時の誤差や使用年数によってわず
かではあるが相違する。また、チップの位置によっても
、ブッシング内からのガラスの流れ易さに差異がある。
いう訳ではなく、製造時の誤差や使用年数によってわず
かではあるが相違する。また、チップの位置によっても
、ブッシング内からのガラスの流れ易さに差異がある。
このようなことから、各チップ2から引き出されるフィ
ラメント4は、そのままでは各チップ毎に異なった径の
ものとなり、同一径のフィラメントを同時に並行して製
造することはできない。ところが、本発明においては、
各チップ毎にチップ冷却用の帯状体の位置を調節して冷
却条件を調節するため、各チップから引き出されるフィ
ラメントを所望の直径のものとすることができる。従っ
て、本発明によれば、このチップ冷却用の帯状体の位置
の調節によって、一つのチップから引き出されるフイラ
メントが長手方向にわたって均一径となるようにするこ
とはもちろん、すべてのチップから同一径のフィラメン
トを製造することもできる。また、本発明では、フィラ
メントを複数の群に分け、各群の中ではフィラメントは
同一径であるが、異なる群では繊維径が異なるように製
造することもでとる。
ラメント4は、そのままでは各チップ毎に異なった径の
ものとなり、同一径のフィラメントを同時に並行して製
造することはできない。ところが、本発明においては、
各チップ毎にチップ冷却用の帯状体の位置を調節して冷
却条件を調節するため、各チップから引き出されるフィ
ラメントを所望の直径のものとすることができる。従っ
て、本発明によれば、このチップ冷却用の帯状体の位置
の調節によって、一つのチップから引き出されるフイラ
メントが長手方向にわたって均一径となるようにするこ
とはもちろん、すべてのチップから同一径のフィラメン
トを製造することもできる。また、本発明では、フィラ
メントを複数の群に分け、各群の中ではフィラメントは
同一径であるが、異なる群では繊維径が異なるように製
造することもでとる。
このようにして紡糸したガラス繊維フィラメントは集束
することなくワインダーコレット20に巻き取る。第1
図に示す如く、単一のワインダーコレット20に巻き取
る場合には、フィラメント毎に巻き取り位置を変えて、
隣接するフィラメント同士が重ならないようにして巻き
取る。
することなくワインダーコレット20に巻き取る。第1
図に示す如く、単一のワインダーコレット20に巻き取
る場合には、フィラメント毎に巻き取り位置を変えて、
隣接するフィラメント同士が重ならないようにして巻き
取る。
ところで、巻き取るフィラメント4が繊維径10μm以
下の細繊維であって、潤滑剤を付着させない場合には、
紡糸中にフィラメントに触れることができないので、ワ
インダーコレット20を矢印Xの方向(コレットの軸線
方向)に横動させて、巻き取ったフィラメントが重なら
ないように、コレット20を徐々に移動させて巻き取る
のが好ましい。即ち、例えば、コレット1回転につきフ
ィラメントの直径分だけ矢印X方向にコレットが横動す
るようにコレットを微速度で移動させるのである。具体
的には、7μm径のフィラメントをコレット回転数40
00rpmで紡糸する場合には、 7x10−’mmx4000rpm=28mm/分の速
度で8勤させる。このようにすることにより、フィラメ
ントは重なることなく密に巻各取られ、巻き太りによる
紡糸速度の上昇を防止し、繊維径の変a(減少)を防ぐ
ことができる。なお、この場合、フィラメントが重なら
なければ良く、巻き取られた隣接するフィラメント間に
隙間ができるような速さでコレットを横動させても良い
。
下の細繊維であって、潤滑剤を付着させない場合には、
紡糸中にフィラメントに触れることができないので、ワ
インダーコレット20を矢印Xの方向(コレットの軸線
方向)に横動させて、巻き取ったフィラメントが重なら
ないように、コレット20を徐々に移動させて巻き取る
のが好ましい。即ち、例えば、コレット1回転につきフ
ィラメントの直径分だけ矢印X方向にコレットが横動す
るようにコレットを微速度で移動させるのである。具体
的には、7μm径のフィラメントをコレット回転数40
00rpmで紡糸する場合には、 7x10−’mmx4000rpm=28mm/分の速
度で8勤させる。このようにすることにより、フィラメ
ントは重なることなく密に巻各取られ、巻き太りによる
紡糸速度の上昇を防止し、繊維径の変a(減少)を防ぐ
ことができる。なお、この場合、フィラメントが重なら
なければ良く、巻き取られた隣接するフィラメント間に
隙間ができるような速さでコレットを横動させても良い
。
このような巻取方法を採用した場合、実際には、紡糸速
度変化が0.05%以内、望ましくは0.03%以内に
納まる範囲で巻き重ねが生じるような横動速度で微動さ
せるか、あるいはコレットを往復動させて層状に重ね巻
きしても良い。
度変化が0.05%以内、望ましくは0.03%以内に
納まる範囲で巻き重ねが生じるような横動速度で微動さ
せるか、あるいはコレットを往復動させて層状に重ね巻
きしても良い。
一般に、重ね巻きはコレット径300mmの時、!a維
径径5μm場合20層、繊維径が10μmの場合10層
程度行なうことができる。
径径5μm場合20層、繊維径が10μmの場合10層
程度行なうことができる。
なお、ワインダーコレットは1個に限られず、設置スペ
ースが許容されれば2個以上設けても良い。ワインダー
コレットを複数設ける場合、一般には、本発明において
は、ワインダーコレットの数はフィラメント数の半分以
下として、1つのワインダーコレットに2本以上の繊維
を巻き取るようにする方が有利である。なお、各ワイン
ダーコレットは同周速で回転しても良く、異なる周速と
しても良い。後者は、各ワインダーコレット毎に異なる
径のフィラメントを巻き取る場合に好適である。
ースが許容されれば2個以上設けても良い。ワインダー
コレットを複数設ける場合、一般には、本発明において
は、ワインダーコレットの数はフィラメント数の半分以
下として、1つのワインダーコレットに2本以上の繊維
を巻き取るようにする方が有利である。なお、各ワイン
ダーコレットは同周速で回転しても良く、異なる周速と
しても良い。後者は、各ワインダーコレット毎に異なる
径のフィラメントを巻き取る場合に好適である。
第1図ないし第3図に示す装置では、ブッシングのチッ
プは一列に配列されたものを示したが、チップ冷却用の
帯状体の設置スペースが確保されるのであれば、チップ
は2列以上並列されたものであっても良い。
プは一列に配列されたものを示したが、チップ冷却用の
帯状体の設置スペースが確保されるのであれば、チップ
は2列以上並列されたものであっても良い。
本発明の方法においては、異なる孔径のチップを設ける
ことにより、同一ブッシングから同一コレット上に同時
に何種類かの直径のフィラメントを巻き取ることもでき
る。
ことにより、同一ブッシングから同一コレット上に同時
に何種類かの直径のフィラメントを巻き取ることもでき
る。
第7図は、このような実施例を示す図であって(ただし
、第7図において、チップ冷却用の帯状体は省略しであ
る。)、異なる孔径のチップ2a及び2bから引き出さ
れた、異なる繊維径のフィラメント4a、4bをそれぞ
れ集束することなく個々に矢印X方向に微横動するワイ
ンダーコレット20に巻き取っている。
、第7図において、チップ冷却用の帯状体は省略しであ
る。)、異なる孔径のチップ2a及び2bから引き出さ
れた、異なる繊維径のフィラメント4a、4bをそれぞ
れ集束することなく個々に矢印X方向に微横動するワイ
ンダーコレット20に巻き取っている。
この場合、チップ孔径は同一延伸速度で異なった直径の
単繊維が得られるよう、同一温度で各直径に見合ったガ
ラス流出量が得られるように決定し、実用上の差はチッ
プ冷却用の帯状体の位置調節によりカバーする。もちろ
ん、前述の如く繊維径の異なるフィラメント毎に複数の
ワインダーコレットを設けて紡糸速度を各々変えるよう
にしても良い。
単繊維が得られるよう、同一温度で各直径に見合ったガ
ラス流出量が得られるように決定し、実用上の差はチッ
プ冷却用の帯状体の位置調節によりカバーする。もちろ
ん、前述の如く繊維径の異なるフィラメント毎に複数の
ワインダーコレットを設けて紡糸速度を各々変えるよう
にしても良い。
本発明において、溶融ガラスの供給はダイレクトメルト
法(DM法)によるのが望ましいが、マーブルメルト法
(MM法)等による再溶融方式でも良い。
法(DM法)によるのが望ましいが、マーブルメルト法
(MM法)等による再溶融方式でも良い。
このような本発明の方法によれば、直径15μm以下、
例えば3〜11μm、特に4〜9μm程度の細径の繊維
であっても、長さ方向の繊維径変動が±0.3μm以下
、特に±0.1μm以下の小さい繊維径変動の繊維とし
て製造することが可能である。
例えば3〜11μm、特に4〜9μm程度の細径の繊維
であっても、長さ方向の繊維径変動が±0.3μm以下
、特に±0.1μm以下の小さい繊維径変動の繊維とし
て製造することが可能である。
[作用]
本発明においては、各チップについて、個別のチップ冷
却用帯状体を設け、この帯状体とチップとの間隔を調節
することにより、冷却条件をチップ毎に調節してガラス
繊維径を調節するので、常に安定して所望の繊維径のガ
ラス繊維を製造することが可能とされる。本発明によれ
ば、このように繊維径変動の少ないガラス繊維を一つの
ブッシングから多数本紡糸することができ、また、繊維
径の異なるガラス繊維を多数本同時に紡糸することがで
き、効率的である。
却用帯状体を設け、この帯状体とチップとの間隔を調節
することにより、冷却条件をチップ毎に調節してガラス
繊維径を調節するので、常に安定して所望の繊維径のガ
ラス繊維を製造することが可能とされる。本発明によれ
ば、このように繊維径変動の少ないガラス繊維を一つの
ブッシングから多数本紡糸することができ、また、繊維
径の異なるガラス繊維を多数本同時に紡糸することがで
き、効率的である。
[実施例]
以下、実施例について説明する。
実施例1
第1図に示す装置を用い、本発明の方法に従って、チッ
プ冷却用帯状体にて冷却条件及び流出条件をチップ毎に
調節して、ガラス繊維の製造を行なった。
プ冷却用帯状体にて冷却条件及び流出条件をチップ毎に
調節して、ガラス繊維の製造を行なった。
なお、用いたブッシングは呼径7.0μm、5チツプの
ブッシングであり、また、ガラス繊維の巻取装置のワイ
ンダーコレットは下記のように回転、横動させた。
ブッシングであり、また、ガラス繊維の巻取装置のワイ
ンダーコレットは下記のように回転、横動させた。
ワインダーコレット直径:約300mm回転数:400
0rpm 横動速度:28mm/分 (7x 10−3mmX 4000rpm)得られたガ
ラス単繊維の平均径、最大径、最小径、R値(分布幅)
、σ値(標準偏差)を第1表に示す。
0rpm 横動速度:28mm/分 (7x 10−3mmX 4000rpm)得られたガ
ラス単繊維の平均径、最大径、最小径、R値(分布幅)
、σ値(標準偏差)を第1表に示す。
比較例1
チップ冷却用帯状体を設けなかったこと以外は実施例1
と同様にして、ガラス繊維の製造を行なった。
と同様にして、ガラス繊維の製造を行なった。
得られたガラス繊維について、平均径、最大径、最小径
、R値及びσ値を第1表に示す。
、R値及びσ値を第1表に示す。
第1表
第1表より、本発明の方法によれば、極めて繊維径変動
の小さいガラス繊維が得られることが明らかである。
の小さいガラス繊維が得られることが明らかである。
[発明の効果コ
以上詳述した通り、本発明によれば、極めて繊維径変動
の小さいガラス単繊維を容易かつ安定的に得ることが可
能とされる。本発明によればこのように繊維径変動の少
ないガラス繊維を一つのブッシングから多数本紡糸する
ことができ、また、繊維径の異なるガラス単繊維を多数
本同時に紡糸することもできるため、極めて効率的であ
る。
の小さいガラス単繊維を容易かつ安定的に得ることが可
能とされる。本発明によればこのように繊維径変動の少
ないガラス繊維を一つのブッシングから多数本紡糸する
ことができ、また、繊維径の異なるガラス単繊維を多数
本同時に紡糸することもできるため、極めて効率的であ
る。
第1図〜第3図は本発明の実施に好適なガラス繊維の製
造装置を示す図であって、第1図は斜視図、第2図は第
1図の装置のブッシング長手方向の部分断面図、第3図
は同短手方向の部分断面図である。第4図は取付はベー
スの平面図、第5図及び第6図はチップ冷却用帯状体の
他の例を示す断面図、第7図は本発明の他の実施例を示
す製造装置の正面図である。 1・・・ブッシング、 2.2a、2b・・・ノズルチップ、 3・・・ガラス延伸部、 4.4a、4b・・・フィラメント、 5・・・細幅板状体、 6・・・マニホルド、 20・・・ワインダーコレット。 代理人 弁理士 重 野 剛 第1図 第2図 ===)
造装置を示す図であって、第1図は斜視図、第2図は第
1図の装置のブッシング長手方向の部分断面図、第3図
は同短手方向の部分断面図である。第4図は取付はベー
スの平面図、第5図及び第6図はチップ冷却用帯状体の
他の例を示す断面図、第7図は本発明の他の実施例を示
す製造装置の正面図である。 1・・・ブッシング、 2.2a、2b・・・ノズルチップ、 3・・・ガラス延伸部、 4.4a、4b・・・フィラメント、 5・・・細幅板状体、 6・・・マニホルド、 20・・・ワインダーコレット。 代理人 弁理士 重 野 剛 第1図 第2図 ===)
Claims (9)
- (1)複数のチップが設けられているブッシングを用い
、各チップから引き出されるフィラメントを集束するこ
となく個々に巻き取るガラス繊維の製造方法であって、
内部又は端部を冷却媒体が流通するチップ冷却用の帯状
体を各チップ毎に設け、各帯状体のチップとの間隔を個
別に調節することにより、各チップから引き出されるガ
ラス繊維径を調節することを特徴とする繊維径変動の小
さいガラス繊維の製造方法。 - (2)帯状体は内部に冷却媒体が通水される中空体であ
る特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - (3)帯状体は冷却媒体が流通するマニホルドに密着さ
れた熱伝導性材料の細幅板状体である特許請求の範囲第
1項に記載の方法。 - (4)ブッシングのチップは列状に設けられている特許
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の
方法。 - (5)フィラメントを巻き取る回転ドラムをフィラメン
ト巻き取り時に回転軸方向に移動させる特許請求の範囲
第4項に記載の方法。 - (6)回転ドラムをドラム1回転につき繊維の略直径分
移動させる特許請求の範囲第5項に記載の方法。 - (7)すべてのフィラメントの巻き取りを1個の回転ド
ラムで行なう特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
れか1項に記載の方法。 - (8)フィラメントを複数の群に分け、各群毎に別個の
回転ドラムで巻き取りを行なう特許請求の範囲第1項な
いし第7項のいずれか1項に記載の方法。 - (9)巻き取られる繊維の直径が15μm以下である特
許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載
の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23286386A JPS6389428A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 繊維径変動の小さいガラス繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23286386A JPS6389428A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 繊維径変動の小さいガラス繊維の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6389428A true JPS6389428A (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=16946002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23286386A Pending JPS6389428A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 繊維径変動の小さいガラス繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6389428A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002348140A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 連続ガラスフィラメント製造装置 |
JP2010150127A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維製造装置およびガラス繊維製造方法 |
JP2010184858A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-08-26 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維製造装置及びガラス繊維の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP23286386A patent/JPS6389428A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002348140A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 連続ガラスフィラメント製造装置 |
WO2002102731A1 (fr) * | 2001-05-28 | 2002-12-27 | Asahi Fiber Glass Co., Ltd. | Installation de fabrication de filament de verre en continu |
US8720232B2 (en) | 2001-05-28 | 2014-05-13 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Continuous glass filaments manufacturing equipment |
JP2010150127A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維製造装置およびガラス繊維製造方法 |
JP2010184858A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-08-26 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維製造装置及びガラス繊維の製造方法 |
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