JPS638870Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS638870Y2
JPS638870Y2 JP3415180U JP3415180U JPS638870Y2 JP S638870 Y2 JPS638870 Y2 JP S638870Y2 JP 3415180 U JP3415180 U JP 3415180U JP 3415180 U JP3415180 U JP 3415180U JP S638870 Y2 JPS638870 Y2 JP S638870Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
lubricating oil
supply hole
supply port
oil supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3415180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56136191U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3415180U priority Critical patent/JPS638870Y2/ja
Publication of JPS56136191U publication Critical patent/JPS56136191U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS638870Y2 publication Critical patent/JPS638870Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は冷媒等の各種の流体を圧縮するため
に使用されるベーン型圧縮機の潤滑装置に関する
ものである。
一般にベーン型圧縮機は、カムリングとその両
側面に設けられたサイドブロツクとにより構成さ
れた室内に、半径方向に伸縮するベーンを有する
ロータを回転自在に設けて、ロータの回転に伴な
つてベーンよりなる圧縮室が拡大又縮小して圧縮
作用が行なわれるものとなつている。
次に、このようなベーン型圧縮機の潤滑が従来
はどのように行なわれているかについて図面によ
り説明する。
第1図乃至第4図において、カムリング1と両
サイドブロツク2a,2bとより構成される室内
にロータ3が配され、このロータ3はその半径方
向に溝4が90度の位相で形成され、該溝4にはベ
ーン5が嵌挿されている。
ロータ3を支えかつ回転駆動力を与える駆動軸
6は、その先端をロータ3に嵌め込まれて固く結
合し、その駆動軸6は、サイドブロツク2aに形
成された軸受部13に回転可能に支承されてい
る。駆動軸6及びロータ3のスラスト方向は、ス
ラストベアリング7a,7bで支えられ、スラス
トベアリング7aは軸受部13と駆動軸6のつば
部6aとの間に、そして、スラストベアリング7
bはサイドブロツク2bとロータ3との間に設け
られており、ロータ3が両サイドブロツク2a,
2bとの間に適正なクリアランスを保つようにし
て、ロータ3と両サイドブロツク2a,2bの一
方へ片ずりがないようにしている。
駆動軸6の外部への突出端には、図示しない電
磁クラツチが取付けられ、この電磁クラツチの作
動を介してエンジン等の原動機からの回転力が伝
えられる。
駆動軸6に回転力が与えられると、ロータ3が
回転し、この回転により発生する遠心力と吐出側
の圧力でベーン5は半径方向に押し出され、カム
リング1に沿つて回転する。
各々のベーン5がカムリング1に形成された流
入口17(吸入口8と連通)を通過するたびに冷
媒を吸い込み次のベーン5との間に冷媒を閉じ込
める。
隣接するベーン5とカムリング1とで形成され
る圧縮室18は、吸入行程では、その容積は最小
から最大に、吐出行程では最大から最小に変化
し、流出口19から吐出弁20を押し開けて加圧
された冷媒が吐出され、この作用が繰返されて圧
縮作用や行なわれ、加圧冷媒は吐出圧室9内に一
時溜められ吐出口11より吐出される。
駆動軸6と軸受部13との潤滑は、吐出圧室9
が吐出圧で高圧となるために、圧力差で吐出圧室
9の下方に溜つている潤滑油がカムリング1とケ
ース10との隙間12を通り導びかれ、更にサイ
ドブロツク2aに形成された供給口14aと第1
の潤滑油給油孔14bを通り軸受部13まで到達
し、駆動軸6を潤滑している。更にこの潤滑油は
駆動軸6と軸受部13との隙間を通つて通路21
に流入し、通路21と通路15を導びかれ軸シー
ル装置16の潤滑を行なう。
一方、サイドブロツク2aとロータ3との潤滑
は、吐出圧室9の下方に溜つている潤滑油がカム
リング1とケース10との隙間12を通り導びか
れ、更にサイドブロツク2aに形成されている供
給口23aと第2の潤滑油給油孔23bを通り潤
滑油吐出孔23cからサイドブロツク2aとロー
タ3との接触面に給油が行なわれ、油膜が形成さ
れるとサイドブロツク2aとロータ3の潤滑、及
び、ベーン5とサイドブロツク2aの潤滑が行な
えるものとなつている。
しかしながら、このような潤滑装置において
は、第4図の拡大図に詳しく示すように、供給口
14aと供給口23aと水平位置を比べた場合に
供給口14aの位置が供給口23aの位置より上
部に設定されているので車両用冷房装置に使用さ
れた場合ベーン圧縮機に急激な負荷変動等(例え
ば車速の変更である加速時)が起つた場合に潤滑
油の液面が低下し例えば液面がH1なる位置の場
合には給油口23aのみ給油され、給油口14a
には給油されないという不具合がある。したがつ
てこの場合には軸6と軸受部13との潤滑が行な
われず焼付きを起こす。このような不具合を解消
する事が本考案の目的である。
この目的は、ロータの軸と軸受部との潤滑を行
なわしめる第1の潤滑油給油孔の供給口の位置
を、サイドブロツクとロータとの潤滑を行なわし
める第2の潤滑油給油孔の供給口の位置より下位
としたことによつて達成される。
即ち、軸と軸受部とが最も焼付が生じやすい所
であり、したがつて潤滑が最優先される必要か
ら、一時的に少なくなつた潤滑油を有効に利用す
るために優先順位をつけて焼付きが起こるのを防
ぐようにしたものである。
以下、本考案一実施例について第5図にて説明
する。図において、軸と軸受部との潤滑を行なわ
しめる第1の潤滑油給油孔14bの下部の供給口
14aの位置H2は、サイドブロツクとローター
との潤滑を行なわしめる第2の潤滑油給油孔23
bの下部の供給口23aの位置H3より低く設定
されている。したがつて、何らかの原因で潤滑油
液面が下つた場合にも供給口14aへの供給が無
くなる可能性は少なくなる。よつて潤滑油液面が
多少下つたにしても軸と軸受部との焼付きを起こ
す事が少ないという利点がある。なお供給口23
aに一時的に給油がストツプしてもロータとサイ
ドブロツク間の保持はスラスト軸受を用いること
や、軸受部に送られる潤滑油がベーンが収納され
ている溝4から漏れるために最小限度の潤滑は行
なわれることになり、給油ストツプが長い時間起
らなければロータとサイドブロツクとの焼付きは
起こらない。しかし、軸と軸受部への給油ストツ
プが発生した場合には短かい時間で焼付きを起こ
す。したがつて供給口14aの位置を低くすれば
簡単な構造で焼付きを防ぐことができるものであ
る。
なお、供給口14aと供給口23aの位置関係
が供給口14aが下位にあればどのような形状で
あつても良いことにもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来装置を示す図であり、
第1図は断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は第1図のB−B断面図、第4図は第
3図の一部拡大図、第5図は本考案一実施例を示
す図である。 1……カムリング、2a,2b……サイドブロ
ツク、3……ロータ、14a,23a……供給
口、14b……第1の潤滑油給油孔、23b……
第2の潤滑油給油孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カムリング1とその両面に設けられたサイドブ
    ロツク2a,2bとより成る室内に、多数のベー
    ン5を半径方向に設けたロータ3が配されて、該
    ロータ3が回転することで圧縮作用を行なうベー
    ン型圧縮機において、 前記一方のサイドブロツク2aに吐出圧室9の
    下部と前記ロータ3の軸6との軸受部13に連通
    する第1の潤滑油給油孔14bと、同じく吐出圧
    室9の下部と該サイドブロツク2aと前記ロータ
    3との摺動部に連通する第2の潤滑油給油孔23
    bとを形成すると共に、前記第1の潤滑油給油孔
    14bの供給口14aの位置を、前記第2の潤滑
    油給油孔23bの供給口23aの位置より下位に
    したことを特徴とするベーン型圧縮機の潤滑装
    置。
JP3415180U 1980-03-15 1980-03-15 Expired JPS638870Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3415180U JPS638870Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3415180U JPS638870Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56136191U JPS56136191U (ja) 1981-10-15
JPS638870Y2 true JPS638870Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=29629787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3415180U Expired JPS638870Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS638870Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56136191U (ja) 1981-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2530179B2 (ja) 水平の密封圧縮機
US4637786A (en) Scroll type fluid apparatus with lubrication of rotation preventing mechanism and thrust bearing
JPH0762476B2 (ja) 調整可能な潤滑剤ポンプ
JP7075407B2 (ja) スクロール型圧縮機
US3165066A (en) Unidirectional flow rotary pump
US3456874A (en) Cam driven compressor
US4974562A (en) Oil pump device of an engine
US4795325A (en) Compressor of rotary vane type
JPH0726624B2 (ja) 油回転真空ポンプの軸封装置
JPS638870Y2 (ja)
EP3056736A1 (en) Vacuum pump system
JPS6027834Y2 (ja) 密閉形圧縮機
KR101045672B1 (ko) 가로 배치형 밀폐식 압축기
JP2522459B2 (ja) スクロ―ル形流体機械
JPH0535276B2 (ja)
JPH0652114B2 (ja) 自己潤滑軸受
CN112412792B (zh) 压缩机及具有该压缩机的冷冻循环装置
JPH06221274A (ja) 自動変速機用オイルポンプ
JP2607707B2 (ja) スクロール流体機械
US6048185A (en) Hydraulic pumps
JP3105720B2 (ja) スクロール型流体機械
JPS6036799Y2 (ja) ベ−ン形真空ポンプ
JPH086696B2 (ja) 電動圧縮機
JPH11324944A (ja) スクロール圧縮機
JPH06506519A (ja) 位置に無関係な回転ピストン内燃機関